JP2002198552A - 積層型太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

積層型太陽電池及びその製造方法

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JP2002198552A JP2000398428A JP2000398428A JP2002198552A JP 2002198552 A JP2002198552 A JP 2002198552A JP 2000398428 A JP2000398428 A JP 2000398428A JP 2000398428 A JP2000398428 A JP 2000398428A JP 2002198552 A JP2002198552 A JP 2002198552A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層される光電変換ユニットの中間層を改善
することにより、高い光電変換効率を有し、製造工程が
簡略化された積層型太陽電池及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 少なくともエネルギーギャップが互いに
異なる複数の光電変換ユニットを積層してなる積層型太
陽電池において、第一光電変換ユニットのp 型半導体
層と受光面側の第二光電変換ユニットのn型半導体層と
の間に、ボロンガラス層が中間層として介在しているこ
とを特徴とする積層型太陽電池およびその製造方法が提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型太陽電池に
関し、特にエネルギーギャップが互いに異なる複数の光
電変換ユニットを積層してなる積層型太陽電池及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】広い波長範囲の光を電気エネルギーに有
効に変換し、高い変換効率を得るために、エネルギーギ
ャップの異なる二つ以上の光電変換ユニットを積層させ
た積層型太陽電池の研究開発が広く行われている。光電
変換ユニットを積層させるにあたっては、光を有効に吸
収するよう、エネルギーギャップが最も小さい光電変換
ユニットを第一光電変換ユニットとして光照射側の背面
に配置させ、光照射側にエネルギーギャップの大きい第
二光電変換ユニットを配置させる。
【0003】シリコン系太陽電池では、上記の第一光電
変換ユニットには、非晶質シリコン薄膜、微結晶シリコ
ン薄膜、シリコンゲルマニウム薄膜または結晶質シリコ
ン基板などを構成要素として含んだ光電変換ユニットが
主に用いられ、上記の第二光電変換ユニットには、非晶
質シリコンカーバイド薄膜あるいは非晶質シリコン薄膜
を構成要素として含んだ光電変換ユニットが主に用いら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、シリコン太陽
電池のpin 単位構造を光電変換ユニットとして単純に積
層するだけでは、pin 単位構造相互の接合部において逆
方向の太陽電池が形成されるので、十分な太陽電池特性
は得られない。そこで、pin 単位構造相互の接合部をオ
ーミック接合にするために、電極として作用する中間層
を接合部に形成する必要がある。
【0005】図7は、従来の積層型太陽電池の一般的な
構造を示す概略図である。タンデム型太陽電池300
は、第一光電変換ユニット1および第二光電変換ユニッ
ト2を、中間層20を介して積層される。第一光電変換
ユニット1は、n型結晶系シリコン基板11上にp型結
晶質シリコン層12を積層してなる。また、第二光電変
換ユニット2は、前記中間層20上にn型半導体層2
1、i型半導体層22、p型半導体層23をこの順に積
層してなる。n型結晶系シリコン基板11の裏面には裏
面電極10が、第二光電変換ユニット2のp型半導体層
23の表面には透明電極30および集電極40が、それ
ぞれ形成されている。
【0006】このような中間層を接合部に用いる方法
は、例えば、特開平11-284213 号公報に開示されてい
る。上記公報では、第一と第二光電変換層が隣接する逆
接合領域のp型半導体層とn型半導体層の界面部分に、
p型およびn型半導体層を形成する各ドーパントを、逆
接合領域のp型半導体層、n型半導体層のドーパント濃
度よりもそれぞれ高濃度で含んだ中間電極層が形成され
ている。しかし、上記の従来技術では、複数のpin 単位
構造を形成する工程に加えて特殊な中間層を形成する工
程が別途必要になり、より高い光電変換効率を得るため
には、各層をプラズマCVD 装置の別々のチャンバで形成
する必要があることから、チャンバ数の増大等に伴う高
コスト化を避けることができない。
【0007】また、特公平6-44638 号公報には、結晶系
半導体とヘテロ接合された非晶質系半導体の結晶系単位
セルに、非晶質系半導体からなる非晶質系単位セルを積
層することにより、界面部における起電力の相殺を回避
する技術が開示されている。上記技術は、結晶系光起電
力素子の単位セルと非晶質系光起電力素子の単位セルと
を単に積層しただけでは、両単位素子の起電力が両単位
素子の界面部に形成されるpn接合の内部電位によって相
殺されるという問題点を考慮したものである。しかし、
上記の特公平6-44638 号公報に記載の技術では、結晶系
光起電力素子の形成方法として確立されてきた拡散プロ
セスを用いることができず、拡散プロセスで形成した結
晶系光起電力素子の効率を上回る結晶系光起電力素子を
形成することが困難である。また、界面部分の接合特性
が改善できたとしても、トータルとして十分に高い変換
効率を有する積層型太陽電池としては実用化が難しい状
況にある。
【0008】この発明は、前記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、積層される光電変換ユニットの中間層を
改善することにより、高い光電変換効率を有し、製造工
程が簡略化された積層型太陽電池及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、少な
くともエネルギーギャップが互いに異なる複数の光電変
換ユニットを積層してなる積層型太陽電池において、第
一光電変換ユニットのp型半導体層と受光面側の第二光
電変換ユニットのn型半導体層との間に、ボロンガラス
層が中間層として介在していることを特徴とする積層型
太陽電池が提供される。
【0010】この発明の別の観点によれば、エネルギー
ギャップが互いに異なる複数の光電変換ユニットを受光
面側に向かって順次積層するに際し、n型結晶質シリコ
ン基板上に第一光電変換ユニットとして高温下でボロン
を拡散してp型半導体層とその表面のボロンガラス層を
形成し、次いで、前記ボロンガラス層の上に第二光電変
換ユニットをn型半導体層から順次積層する工程を含む
ことを特徴とする積層型太 陽電池の製造方法が提供さ
れる。
【0011】すなわち、本発明の発明者等は、積層型太
陽電池における光電変換ユニットどうしの積層界面とな
る中間電極層(以下、中間層と称する)の構成について
度重なる実験を行った結果、第一光電変換ユニットとし
て、n型結晶質シリコン基板にボロンを拡散してp型半
導体層を形成するに際し、ボロンが拡散された表面にボ
ロンガラス層をp型半導体層の表面に積極的に形成し、
形成されたボロンガラス層を前記p型半導体層との中間
層として利用する技術を見出し本発明に至った。
【0012】上記ボロンは従来、p型ドーパントとして
シリコン基板に拡散していたものであり、ボロンの拡散
後にシリコン基板の表面に残存するボロンガラス層は、
太陽電池の特性を低下させるものとして除去されてい
た。本発明は、従来、不要とされてきたボロンガラス層
を中間層として積極的に利用することにある。したがっ
て、中間層を形成するのに別途の工程、あるいは別途の
装置を用いる必要がなくなり、低コストかつ簡略化され
た工程で積層型太陽電池を形成することができる。
【0013】本発明の積層型太陽電池の中間層として利
用されるボロンガラス層は、第一光電変換ユニットのp
型半導体層と第二光電変換ユニットのn型半導体層との
接合部分で、逆方向太陽電池の形成を阻止する効果を有
する。さらに、上記ボロンガラス層は、自然酸化膜や従
来の中間層に比べ、ボロンが存在することによって第一
光電変換ユニットのp型半導体層との間の電気的障壁を
低減することができる。これらの効果によって、本発明
の積層型太陽電池は、良好な電気的接合特性をもつ高効
率な積層型太陽電池となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の積層型太陽電池の
実施の形態を説明するが、これらによって本発明が限定
されるものではなく、種々の変更が可能である。この発
明における積層型太陽電池には、光電変換ユニットを2
つ重ねたタンデム型太陽電池あるいは3つ以上重ねた多
積層型の太陽電池が含まれる。
【0015】この発明における積層型太陽電池は、光照
射面の裏側(光照射の反対側)に第一光電変換ユニット
を形成し、第一光電変換ユニットの光照射側に第二、あ
るいはさらに第三の光電変換ユニットを順に形成した積
層体である。前記の多積層型太陽電池における第一およ
び第二光電変換ユニットの積層位置は特に限定されな
い。この発明における積層型太陽電池は、少なくともエ
ネルギーギャップが互いに異なる複数の光電変換ユニッ
トを積層してなり、これらの光電変換ユニットは、pn
またはpin接合を有する単位構造からなり、この発明
の積層型太陽電池では、光電変換ユニットどうしの接合
部となる中間層の少なくとも1つに、本発明のボロンガ
ラス層が形成されていればよい。したがって、以下で
は、第一光電変換ユニットと第二光電変換ユニットの中
間層に前記ボロンガラス層が形成されたタンデム型太陽
電池を例として説明する。第一および第二光電変換ユニ
ットのエネルギーギャップは、0.6〜0.8eV程度
の差があることが好ましい。
【0016】この発明における第一光電変換ユニット
は、n型結晶系シリコン基板上に形成される。シリコン
基板は、単結晶シリコン基板でもよいし、多結晶シリコ
ン基板でもよい。n型ドーパントとしては、燐、砒素、
アンチモンが挙げられる。
【0017】第一光電変換ユニットのp型半導体層は、
前記のn型ドーパントが拡散されたn型結晶質シリコン
基板上に形成される。このp型半導体層は、ボロンをp
型ドーパントとして従来の拡散手法により形成される。
ボロンの拡散源としては、B2H6(気体)、BBr3(液
体)、B2O3(固体)等が用いられる。拡散方法は、従来
の開管法、閉管法、真空法等が用いられる。この発明に
おけるボロンガラス層とは、B(ボロン)の酸化物であ
るB2O3をSiO2に添加したSiO2膜であり、上記のp型半導
体層の形成時にp型半導体層とともに形成される。以下
に、ボロンガラス層の形成工程を例示によって説明す
る。例えば、液体拡散源(BBr3)を用いた開管法では、
まず、上記拡散源と同時に流す酸素ガスによってn型結
晶質シリコン基板の表面を酸化し、ボロンの酸化物をシ
リコン表面に付着させる。その後、シリコン基板表面に
形成されたボロン酸化膜層から、2B2O3 +3Si →4B+3S
iO2 の還元反応により、ボロン原子をシリコン基板中に
導入する。
【0018】ここで、酸化膜中のボロン濃度が、1019
cm-3以上に極めて高くなった場合には、ボロン酸化膜
の融点が1000℃以下まで下がり、ボロン濃度の低い
下地の酸化膜を溶かし込んでいく、いわゆる「メルトス
ルー現象」が起こる。このメルトスルー現象にともな
い、ボロンの拡散が急速に進行し、同時に、拡散雰囲気
中に存在する酸素、水素、窒素、炭素、臭素、塩素、フ
ッ素等が膜中に混入される。これにより、ボロン、シリ
コンおよび酸素を主成分とするボロンガラス層が形成さ
れる。
【0019】ボロンガラス層は、第一光電変換ユニット
のp型半導体層をボロンの拡散により形成し、第一光電
変換ユニットの表面に残存したボロンガラス層が1nm
〜50nmとなるように形成される。ボロンガラス層が
形成される前記のボロンガラス層の膜厚について、図2
および図3を参照しながら説明する。図2は積層型太陽
電池の開放電圧を示し、図3は積層型太陽電池のフィル
ファクターを示す。
【0020】ボロンガラス層の膜厚が50nm以下であ
れば、積層型太陽電池の開放電圧は、図2に示すよう
に、第一と第二光電変換ユニットの間に特別な中間層を
形成しなくても、最大値に対して97%以上の特性を保
つことができる。また、上記膜厚が50nm以下であれ
ば、積層型太陽電池のフィルファクターも図3に示すよ
うに良好な状態を保つことができる。これは、第一光電
変換ユニットの表面およびボロンガラス層内における光
キャリア密度が十分に高く、第二光電変換ユニットとの
間に電気的な障壁が生じないことに起因すると考えられ
る。すなわち、50nm以下のボロンガラス層を中間層
として用いることにより、第一光電変換ユニットのp型
半導体層と中間層との障壁が、ボロンガラス層の存在に
よって低減されると考えられる。
【0021】一方、ボロンガラス層を構成するシリコ
ン、ボロン、酸素原子は1nm程度の大きさをもつた
め、ボロンガラス層の膜厚が1nm以下になると、均一
なボロンガラス層を形成することが困難となる。また、
実際に1nm以下の膜厚を測定することも事実上困難で
ある。
【0022】このように、第一光電変換ユニットの受光
面側に形成したp型半導体層上のボロンガラス層の膜厚
が1nm〜50nmであれば、開放電圧、フィルファク
ターともに最大値の97%以上の特性を安定して得るこ
とができ、中間電極層を用いることなく、低コストで安
定して高効率な積層型太陽電池を得ることができるので
ある。さらに、ボロンガラス層の膜厚が1nm〜20n
mであれば、開放電圧は最大値の98%以上の特性を安
定して得ることができる。
【0023】ボロンガラス層のボロン濃度は、5×10
19cm-3〜2×1022cm-3に制御することが好まし
く、より好ましくは、1×1020cm-3〜1×1022
-3である。これにより、積層型太陽電池の効率を高く
保ちつつ、ボロンガラス層の膜厚や不純物濃度を適度に
制御することが容易になる。すなわち、通常、ボロンが
含まれたシリコンは非常に活性な状態となり、不純物が
取り込まれやすく、ボロンガラス層の膜厚や不純物濃度
の制御が困難となるが、ボロン濃度を2×1022cm-3
以下に抑えることで、第一光電変換ユニット表面の安定
性を向上させることができる。一方、ボロン濃度が5×
1019cm-3以下になると、第一光電変換ユニットのp
n接合部分での電位の傾きが十分に得られず、第一光電
変換ユニットにおける変換効率が低下する。
【0024】さらに、ボロンガラス層にハロゲン元素を
含有させることで、ハロゲン元素がボロンガラス層内の
酸素サイトに置換されることでキャリアが発生し、ハロ
ゲン元素が存在しないときよりも、ボロンガラス層での
接触抵抗が低減され、積層型太陽電池のフィルファクタ
ーを向上させることができる。このようなハロゲン元素
としては、臭素、塩素が例示される。ボロンガラス層に
おけるハロゲン元素の濃度は、1×1017cm-3〜1×
10 19cm-3が好ましい。
【0025】ボロンガラス層が表面に形成された第一光
電変換ユニットに積層される第二光電変換ユニットは、
非晶質シリコンからなる。非晶質シリコンは、結晶シリ
コンよりも光学的バンドギャップが高く、さらに結晶シ
リコンから構成される第一光電変換ユニットと同種の材
料であることから、接合特性が向上する。したがって、
より高い開放電圧を得ることが可能となり、高効率化を
実現することができる。
【0026】ボロンガラス層上に形成される第二光電変
換ユニットのn型半導体層は、n型ドーパントを従来の
拡散手法を用いて拡散することにより形成される。n型
ドーパントとしては、燐、砒素、アンチモンが挙げられ
る。拡散方法としては、従来の開管法、閉管法、真空法
等が用いられる。
【0027】なお、この発明のボロンガラス層は、ボロ
ンガラス層のp型ドーパントであるボロンの濃度が、第
一光電変換ユニットのp型半導体層のボロンの濃度より
も高いが、ボロンガラス層のn型ドーパント(例えば、
燐)の濃度が、第二光電変換ユニットのn型半導体層の
n型ドーパントの濃度よりも低くなるよう形成される。
これは、前記の特開平11-284213 号公報に開示された高
濃度ドーパント介在層とは全く異なるものである。
【0028】
【実施例】以下、本発明の積層型太陽電池の製造方法を
採用した実施例について、具体的に説明する。なお、以
下の実施例は一例にすぎず、種々の変更が可能である。
【0029】<実施例1>図1は、本発明の積層型太陽
電池の構造を示す概略図である。タンデム型の積層型太
陽電池50は、ボロンガラス層13を中間層として第一
光電変換ユニット1および第二光電変換ユニット2を積
層してなる。第一光電変換ユニット1は、n型結晶系シ
リコン基板11上にp型結晶質シリコン層12を積層し
てなる。第二光電変換ユニット2は、前記ボロンガラス
層13上にn型半導体層21、i型半導体層22、p型
半導体層23をこの順に積層してなる。n型結晶系シリ
コン基板11の裏面には裏面電極10が、第二光電変換
ユニット2のp型半導体層23の表面には透明電極30
が、それぞれ形成されている。
【0030】タンデム型太陽電池50の製造に際し、第
一光電変換ユニット1の基板として、単結晶シリコン基
板をn型結晶系シリコン基板11に用いた。まず、n型
結晶質シリコン基板11をRCA 洗浄後、10% 水酸化ナト
リウム水溶液を用いてシリコン基板11の厚さが400 μ
m になるまでエッチングを行い、混酸により350 μm ま
でエッチングを行った。p型結晶質シリコン層12は、
BBr3を用いたボロンの拡散によって形成した。ボロン拡
散時のシリコン層12の拡散温度は950 ℃であった。
【0031】このとき、ボロンが拡散されたシリコン基
板11の表面にはボロンガラス層13が形成された。そ
の後、シリコン基板11の側面と裏面側の不要なp型結
晶質シリコン層およびボロンガラス層を除去した。表面
側に残存するボロンガラス層13の膜厚は約50nmで
あった。また、ボロンガラス層13上から四探針法によ
って面抵抗を測定した結果、面抵抗は40Ω/ □であっ
た。
【0032】次いで、ボロンが拡散されたp型結晶質シ
リコン層12の上に酸化シリコン膜を保護膜として形成
し、POCl3 を用いたリン拡散を行い、裏面側にn +型拡
散層による裏面電界(BSF) 層を形成した。その後、側面
のn +型拡散層をダイサー切断により除去して第一光電
変換ユニット1を形成した。次いで、表面の酸化シリコ
ン膜をフッ化水素酸により除去した後、裏面にTi/Pd/Ag
からなる裏面電極10を蒸着法により形成した。
【0033】次に、第二光電変換ユニット2の形成方法
を説明する。第二光電変換ユニット2を構成する各半導
体層21〜23は、平行平板型プラズマCVD装置を用
いて形成した。上記形成にあたっては、基板となる第一
光電変換ユニット1を加熱したのち、第一光電変換ユニ
ット1とカソードの間に高周波電力を印加し、プラズマ
を発生させることにより目的とする非晶質シリコン薄膜
を得た。具体的な形成条件を以下の表に示す。
【0034】
【表1】
【0035】以上の方法により形成した積層型太陽電池
のVoc は、1.45 Vに達し、特別な中間層を用いることな
く、積層型太陽電池として十分な出力電圧を得ることが
できた。
【0036】<比較例1>この例では、第一光電変換ユ
ニット1のp型結晶質シリコン層12を形成する際に表
面に形成されたボロンガラス層を完全に除去して作製し
た積層型太陽電池を実施例1の積層型太陽電池と比較し
た。実施例1の方法で形成されたボロンガラス層13を
完全に除去した積層型太陽電池100の構造概略図を図
5に示す。なお、積層型太陽電池100は、ボロンガラ
ス層13が存在しないこと以外は、図1の積層型太陽電
池50と共通する構造を有するので、説明は省略する。
【0037】積層型太陽電池100の製造においては、
ボロン拡散を行った後に形成された前記ボロンガラス層
に850 ℃の熱酸化処理を行い、ボロンガラス層を完全に
酸化させた後、フッ化水素酸洗浄により酸化膜を除去す
ることでボロンガラス層を完全に除去した。なお、一般
的にボロンガラス層の残存は好ましくないと考えられて
おり、従来、ボロンガラス層はエッチングなどの方法に
より完全に除去されていた。次いで、ボロンガラス層を
完全に除去した第一光電変換ユニット1の上に、透明導
電膜や高濃度不純物層など特別な中間電極層を設けるこ
となく、第二光電変換ユニット2を形成した。
【0038】形成された積層型太陽電池100の太陽電
池特性と、実施例1の本発明における積層型太陽電池5
0との太陽電池特性の相対比較を以下の表2に示す。な
お、表2では、各特性を比較例1の値を基準値として表
示する。
【0039】
【表2】
【0040】ボロンガラス層を完全に除去した比較例1
の積層型太陽電池100では、二つの光電変換ユニット
の相互接触部分において逆方向の太陽電池が形成されて
しまい、積層型太陽電池の特性である高い開放電圧値を
得ることができなかったが、ボロンガラス層13を有す
る実施例1の積層型太陽電池50では、開放電圧を40%
以上改善することができた。
【0041】<比較例2>この例では、第一光電変換ユ
ニット1にp型結晶質シリコン基板を用いて作製した積
層型太陽電池を実施例1の積層型太陽電池50と比較し
た。第一光電変換ユニット1にp型結晶質シリコン基板
を用いて作製した積層型太陽電池200の構造概略図を
図6に示す。積層型太陽電池200では、第一光電変換
ユニット1が、p型結晶質シリコン基板12上にn型結
晶質シリコン層11を積層してなる。また、第二光電変
換ユニット2は、前記n型結晶質シリコン層11にp型
半導体層23、i型半導体層22、n型半導体層21を
この順に積層してなる。
【0042】積層型太陽電池200は、p型とn型の積
層順序が比較例1の積層型太陽電池100と逆である
が、基本的な作製方法は同様であるため、作製方法の説
明は省略する。なお、n型結晶質シリコン層11は、p
型結晶質シリコン基板12上に燐を拡散させて形成し
た。形成された積層型太陽電池200の太陽電池特性
と、実施例1の本発明における積層型太陽電池50との
太陽電池特性の相対比較を以下の表3に示す。なお、表
3では、各特性を比較例2の値を基準値として表示す
る。
【0043】
【表3】
【0044】比較例2の場合、第一光電変換ユニット1
はp型結晶質シリコン基板12上に燐を拡散させて形成
したが、燐はSi/SiO2 界面において、Si中に再拡散しや
すいという特徴を有し、積層型太陽電池の中間層に利用
できるほど十分なリン濃度を有するリンガラス層を形成
することは困難である。もちろん、拡散表面にボロンガ
ラス層は形成されない。そのため、透明導電膜や高濃度
不純物層などの特別な中間電極層を形成しないかぎり、
二つの光電変換素子の相互接触部分において逆方向の太
陽電池が形成されてしまう。したがって、積層型太陽電
池として機能せず、高い開放電圧を得ることはできなか
った。
【0045】実施例1、比較例1および比較例2から明
らかなように、ボロン拡散工程により第一光電変換ユニ
ットの表面に形成されるボロンガラス層を中間層として
用いることで、積層型太陽電池の諸特性を高めることが
できる。
【0046】<実施例2>この例では、第一光電変換ユ
ニット1のn型結晶質シリコン層11にボロン拡散を施
した後、シリコン層11の側面および裏面側の不要なボ
ロン拡散層およびボロンガラス層を除去する際、シリコ
ン層11の表面側のボロンガラス層13も同時にエッチ
ングを行うことにより、ボロンガラス層13の膜厚を変
化させ、膜厚の異なる数種類の積層型太陽電池50を得
た。このようにして得られた積層型太陽電池50の開放
電圧とボロンガラス層13の膜厚との相関関係を図2に
示す。なお、図2において、開放電圧は最大値を基準値
(1)として表示する。
【0047】図2から明らかなように、ボロンガラス層
13の膜厚が50nm以下であれば、開放電圧は最大値
に対して、97%以上の特性を保つことができることが
分かる。これは、第一光電変換ユニット1の表面におけ
る光キャリア密度が十分に高く、第二光電変換ユニット
2との間の電気的な障壁が低減されるためと考えられ
る。
【0048】また、得られた積層型太陽電池50のフィ
ルファクター(FF)と、第一光電変換ユニット1の表
面の面抵抗との相関関係を図3に示す。なお、FFは最
大値を基準値(1)として表示する。図3から明らかな
ように、ボロンガラス層13の膜厚が50nm以下であ
れば、FFも良好な状態を保つことができる。
【0049】<実施例3>この例では、第一光電変換ユ
ニット1のp型半導体層12をボロンの拡散により作製
する際、ボロン拡散時のシリコン層12の拡散温度を10
00℃としてボロンガラス層13中のボロン濃度が高いサ
ンプルを作製した点で実施例1と異なる(実施例1の拡
散温度は950 ℃) 。このように作製した積層型太陽電池
51と実験例1の積層型太陽電池50とを、2次イオン
質量分析法(SIMS)によるボロンガラス層13中の
不純物濃度測定結果で比較した。実施例1および実施例
3のサンプルについてボロン濃度と酸素濃度に関するS
IMS分析を行った結果を図4に示す。
【0050】図4において、ボロンガラス層13と第二
光電変換ユニット2との界面を深さ方向の原点として表
示した。なお、実施例3の積層型太陽電池の特性を、実
施例1の特性を基準値(1)として表示する。前記積層
型太陽電池51は、積層型太陽電池50に比較して、開
放電圧は0.95倍、FFは0.59倍であった。
【0051】図4に示すように、実施例1のサンプルに
おけるボロンガラス層13中のボロン濃度は1×1022
cm-3であり、ボロンガラス層13の膜厚は約50nm
であることが分かる。一方、実施例3のサンプルにおい
ては、ボロンガラス層中のボロン濃度が2×1022cm
-3に達し、ボロンガラス層の膜厚も100nm程度に達
していた。これは、ボロン濃度の増加とともにシリコン
の反応性が高まり、ボロンガラス層がより形成されやす
くなり、それにともなって制御が困難になったことを意
味する。
【0052】以上の結果から、第一光電変換ユニット1
の表面であるボロンガラス層13のボロン濃度を2×1
22cm-3以下に制御することによって、積層型太陽電
池の効率を高く保ちつつ、ボロンガラス層の膜厚や不純
物濃度を適度に制御することが容易となる。より好まし
くは、ボロンガラス層13内のボロン濃度を1×1022
cm-3以下に制御することが好ましい。
【0053】<比較例3>比較例3では、ボロンガラス
層中のハロゲン元素の有無による特性を実施例1と比較
した。比較例3における積層型太陽電池では、第一光電
変換ユニットのボロン拡散層およびボロンガラス層をBB
r3の拡散により形成するのではなく、ボロンイオン打ち
込み法により形成した。具体的には、実施例1と同様の
方法で洗浄したn型シリコン基板に、まず、BSF 層をPO
Cl3 拡散法により形成した後、表面側、側面側のn+層を
フッ化水素酸洗浄により除去した。
【0054】次いで、BSF 層が形成されたシリコン基板
を真空チャンバ内に設置し、室温下で、加速電圧50k
eVのボロンイオンを9×1015cm2 で基板表側から
注入した後、950 ℃で熱処理を行い、第一光電変換ユニ
ットを形成した。この時点で、形成された第一光電変換
ユニットのSIMS測定を行った。SIMS測定結果で
は、実施例1と同レベルの膜厚、ボロン濃度を有するボ
ロンガラス層が形成されていたが、臭素や塩素は検出限
界(約1015cm-3)以下であった。
【0055】次いで、第二光電変換ユニットを実施例1
と同条件で積層して積層型太陽電池を形成した。比較例
4と実施例1の特性の相対比較を表4に示す。
【0056】
【表4】
【0057】比較例3における積層型太陽電池では、実
施例1の積層型太陽電池に比べてフィルファクターが約
13%低下し、変換効率も同様に低下していた。実施例
1の積層型太陽電池におけるボロンガラス層では、SIMS
測定により10 18cm-3オーダーの塩素および臭素が検
出されており、ボロンガラス層中のハロゲン元素が、特
性を向上させているものと考えられる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、第一光電変換ユニット
の受光面側に形成したp型半導体層上のボロンガラス層
を中間層として、その上から第二光電変換ユニットをn
型半導体層から順次積層して第二光電変換ユニットを構
成することによって、ボロンガラス層が、第一光電変換
ユニットのp型半導体層と第二光電変換ユニットのn型
半導体層との接合部分で逆方向太陽電池の形成を阻止す
る効果を有し、なおかつ、ボロンガラス層が自然酸化膜
や一般の中間電極層に比べて第一光電変換ユニットのp
型半導体層との間の電気的障壁を低減する効果を有する
ため、高効率な積層型太陽電池を得ることができる。
【0059】前記のボロンガラス層は、ボロンを拡散し
た後の拡散残存表面層を利用することで、第一と第二光
電変換ユニットの間に接続のための中間電極層を特別に
設ける工程あるいは装置を必要とせず、高効率化に適し
た拡散プロセスを利用できるため、中間層を製造するコ
ストが削減される。
【0060】第二光電変換ユニットが非晶質シリコン層
を含むことにより、第一光電変換ユニットと同種の材料
であることから、接合特性が良好である上に、非晶質シ
リコンは結晶シリコンよりも光学的バンドギャップが高
いことから、積層型太陽電池としてより高い開放電圧を
得ることが可能となり、高効率化を実現することができ
る。膜厚が1nm〜50nmであるようなボロンガラス
層の上に、第二光電変換ユニットを積層することによ
り、安定して高効率な積層型太陽電池を得ることができ
る。
【0061】ボロンガラス層のボロン濃度を、5×10
19cm-3〜2×1022cm-3に制御することによって、
積層型太陽電池の効率を高く保ちつつ、ボロンガラス層
の膜厚や不純物濃度を適度に制御することが可能とな
る。ボロンガラス層内にハロゲン元素を含有させること
で、ボロンガラス層部分での接触抵抗が低減され、積層
型太陽電池のFFを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における積層型太陽電池の基
本構造を示す概略図である。
【図2】本発明の積層型太陽電池における開放電圧とボ
ロンガラス層の膜厚との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の積層型太陽電池におけるフィルファク
ターとボロンガラス層の膜厚との関係を示すグラフであ
る。
【図4】本発明の実施例3における積層型太陽電池のS
IMS分析の結果である。
【図5】本発明の比較例1における積層型太陽電池の基
本構造を示す概略図である。
【図6】本発明の比較例2における積層型太陽電池の基
本構造を示す概略図である。
【図7】従来の中間層を用いた積層型太陽電池の基本構
造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第一光電変換ユニット 2 第二光電変換ユニット 10 裏面電極 11 n型結晶質シリコン 12 p型結晶質シリコン層 13 ボロンガラス層 20 中間電極層 21 n型半導体層 22 i型半導体層 23 p型半導体層 30 透明電極層 40 集電極 50 積層型太陽電池 51 積層型太陽電池

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともエネルギーギャップが互いに
    異なる複数の光電変換ユニットを積層してなる積層型太
    陽電池において、第一光電変換ユニットのp型半導体層
    と受光面側の第二光電変換ユニットのn型半導体層との
    間に、ボロンガラス層が中間層として介在していること
    を特徴とする積層型太陽電池。
  2. 【請求項2】 ボロンガラス層の膜厚が、1nm〜50
    nmである請求項1に記載の積層型太陽電池。
  3. 【請求項3】 ボロンガラス層のボロン濃度が、5×1
    19cm-3〜2×10 22cm-3である請求項1または2
    に記載の積層型太陽電池。
  4. 【請求項4】 ボロンガラス層が、ハロゲン元素を含有
    する請求項1から3のいずれか1つに記載の積層型太陽
    電池。
  5. 【請求項5】 第二光電変換ユニットが、非晶質シリコ
    ン層を含む請求項1から4のいずれか1つに記載の積層
    型太陽電池。
  6. 【請求項6】 エネルギーギャップが互いに異なる複数
    の光電変換ユニットを受光面側に向かって順次積層する
    に際し、n型結晶質シリコン基板上に第一光電変換ユニ
    ットとして高温下でボロンを拡散してp型半導体層とそ
    の表面のボロンガラス層を形成し、次いで、前記ボロン
    ガラス層の上に第二光電変換ユニットをn型半導体層か
    ら順次積層する工程を含むことを特徴とする積層型太
    陽電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 ボロンガラス層のn型ドーパントの濃度
    が、第二光電変換ユニットのn型ドーパントの濃度より
    も低くなるように両層を形成する請求項6に記載の積層
    型太陽電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011155225A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 太陽電池評価装置および太陽電池評価方法
JP2011216586A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sharp Corp 積層型光電変換装置および積層型光電変換装置の製造方法
JP2015138959A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 三菱電機株式会社 光起電力装置および光起電力装置の製造方法

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