JP2016190020A - 医療用リーク検査装置 - Google Patents

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直人 宮城
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Abstract

【課題】視認用窓部を介した良好な視野を確保することが可能な構造の医療用リーク検査装置を提供する。【解決手段】医療用リーク検査装置1は、筒状部11と視認用窓部12とを有する本体部13と、バルーン部材14と、注液用配管15と、排気用配管16を備えている。注液用配管15は、視認用窓部12の前方の空間への注液を行うためのものである。排気用配管16は、視認用窓部12の前方の空間からの排気を行うためのものである。バルーン部材14が膨張することにより形成される膨張部19が筒状部11の前端よりも前方に張り出すように、医療用リーク検査装置1は構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、医療用リーク検査装置に関する。
特許文献1、2には、動脈弁の機能が正常かどうかを検査するための動脈弁検査装置が記載されている。これらの文献に記載された動脈弁検査装置は、筒状部と、筒状部の前端部又は後端部を閉塞している視認用窓部と、筒状部の外周面に沿って設けられたバルーン部材と、を備えている。
検査の際には、先ず、動脈弁検査装置を動脈弁の下流側に配置した状態でバルーン部材を膨張させることによって、動脈弁検査装置を動脈に対して固定する。次に、動脈弁検査装置と動脈弁との間の空間からの排気を行いながら、当該空間に液体を注入し、当該空間に液体を満たす。その後、当該空間の液圧または液量をモニターしたり、視認用窓部を介して動脈弁を目視観察したりすることにより、動脈弁の機能を検査する。
登録実用新案第3130152号公報 特開2010−240386号公報
ところで、動脈弁検査装置と動脈弁との間の空間に液体を注入する際に、当該空間内の気体を十分に排気できず、バルーン部材と動脈の内壁面との間隙などに気泡が残留していると、その後の検査時に生じる僅かな振動などによって気泡が流動し、この気泡が目視観察の視野を妨げてしまう可能性がある。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、動脈弁などの検査に用いられる医療用リーク検査装置であって、視認用窓部を介した良好な視野を確保することが可能な構造の医療用リーク検査装置を提供するものである。
本発明によれば、筒状部と、前記筒状部を閉塞している視認用窓部と、を有する本体部と、前記筒状部の外周面に沿って設けられ、前記筒状部との間に流体が導入されることにより、前記筒状部の外方に向けて膨張するバルーン部材と、前記視認用窓部の前方の空間への注液を行うための注液用配管と、前記視認用窓部の前方の前記空間からの排気を行うための排気用配管と、を備え、前記バルーン部材が膨張することにより形成される膨張部が前記筒状部の前端よりも前方に張り出すように構成されている医療用リーク検査装置が提供される。
本発明の医療用リーク検査装置によれば、視認用窓部を介した良好な視野を確保することが可能である。
第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置の全体図である。 第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部を示す図であり、このうち図2(a)は側断面図、図2(b)は側面図である。 図2(a)のA部を拡大して示す切断端面図である。 図4(a)は図2(b)のB−B線に沿った矢視断面図であり、図4(b)は図2(b)の矢印C方向から見た正面図である。 第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部を示す側断面図であり、バルーン部材が膨張していない状態を示す。 第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置の使用例を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。 第3の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。 第4の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。 第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。 第6の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部を示す正面図である。 第7の実施形態に係る医療用リーク検査装置を説明するための図であり、このうち図12(a)は先端部の側断面図、図12(b)は図12(a)のD部の拡大図である。 第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置を説明するための図であり、このうち図13(a)は先端部の側面図、図13(b)は図13(a)のB−B線に沿った断面図である。 第9の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の側面図である。 第10の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の側面図である。 第11の実施形態に係る医療用リーク検査装置の先端部の側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
本明細書では、医療用リーク検査装置の操作者側に近い側が基端(後端)、当該操作者から遠い側が先端(前端)であるものとして説明を行う。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の全体図である。
図2は第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部を示す図であり、このうち図2(a)は側断面図、図2(b)は側面図である。
図3は図2(a)のA部を拡大して示す切断端面図である。
図4(a)は図2(b)のB−B線に沿った矢視断面図であり、図4(b)は図2(b)の矢印C方向から見た正面図である。なお、図4各図においては、バルーン部材14、バルーン用配管22、バルーン用コネクタ24、注液用コネクタ25及び排気用コネクタ26の図示を省略している。
図5は第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部を示す側断面図であり、バルーン部材14が膨張していない状態を示す。
図6は第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の使用例を説明するための断面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、筒状部11と筒状部11を閉塞している視認用窓部12とを有する本体部13と、バルーン部材14と、注液用配管15と、排気用配管16と、を備えている。バルーン部材14は、筒状部11の外周面17に沿って設けられ、筒状部11との間に流体が導入されることにより、筒状部11の外方に向けて膨張するようになっている。注液用配管15は、視認用窓部12の前方の空間18(図6)への注液を行うためのものである。排気用配管16は、視認用窓部12の前方の空間18からの排気を行うためのものである。
バルーン部材14が膨張することにより形成される膨張部19が筒状部11の前端よりも前方に張り出すように、医療用リーク検査装置1は構成されている。すなわち、図2及び図3に示すように、膨張部19の前部が筒状部11の前端よりも前方に突出した状態にバルーン部材14が膨張するようになっている。
これにより、バルーン部材14の前部(膨張部19の前部)と、動脈等の体腔の内壁面との間の間隙の体積を抑制することができる。また、バルーン部材14の前部(膨張部19の前部)と筒状部11の外周面17との間隙の体積も抑制することができる。よって、それらの間隙に滞留する気泡に起因して観察視野が不良となってしまうことを抑制することができる。
以下、詳細に説明する。
図1に示すように、医療用リーク検査装置1は、例えば、バルーン部材14が設けられた本体部13の他、バルーン用配管22と、管状体23と、を備えている。
バルーン用配管22は、その先端部が本体部13に固定され、当該バルーン用配管22の基端側が本体部13の後方に延びている。バルーン用配管22の基端には、バルーン用コネクタ24が設けられている。
管状体23は、その内部に排気用配管16と注液用配管15とを収容し、これら排気用配管16と注液用配管15とを束ねて保持している。管状体23の先端部は本体部13に固定され、当該管状体23の基端側は本体部13の後方に延びている。
例えば、注液用配管15及び排気用配管16の各々の基端側部分は、管状体23の基端側の開口から導出されている。注液用配管15の基端には注液用コネクタ25が設けられ、排気用配管16の基端には排気用コネクタ26が設けられている。
本実施形態の場合、管状体23の先端は開口している。
管状体23は、例えば、排気用配管16及び注液用配管15よりも高剛性のものである。このため、排気用配管16及び注液用配管15の長手方向において、管状体23に収容されている部分は、管状体23によって補強されている。
図2及び図4に示すように、筒状部11は、例えば円筒状のものである。本実施形態の場合、視認用窓部12は、筒状部11の後端部を閉塞している。例えば、視認用窓部12は、板状のものであり、その板面が筒状部11の軸心に対して直交している。
筒状部11と視認用窓部12を含む本体部13は、例えば、その全体が一体形成されている。本体部13は、例えば、ポリカーボネートなどの硬質且つ透明な樹脂材料により構成されている。
筒状部11の軸方向における長さ(図2における左右方向の長さ)は、筒状部11の直径よりも短いことが好ましい。このようにすることによって、視認用窓部12を観察対象部位(例えば大動脈弁など)に対してより接近させて医療用リーク検査装置1を用いることができるため、観察対象部位の視認性を向上させることができる。
バルーン部材14は、シリコンゴム等の伸縮性に優れた材料により形成された筒形状のものである。バルーン部材14は、筒状部11の外周面17の周囲に外挿され、且つ、その先端部(前端部)と基端部(後端部)とがそれぞれ筒状部11に固定されている。バルーン部材14の先端部及び基端部を筒状部11に固定する方法は、特に限定されないが、例えば、接着固定とすることができる。
図2に示すように、本実施形態の場合、バルーン部材14の前側の端部(以下、前端部という場合がある)は、後方に折り返された折り返し部27となっていて、折り返し部27が筒状部11の外周面17に固定されている。
一方、バルーン部材14の後側の端部(以下、後端部28)は、膨張部19の後端から後方に向けて延びて、筒状部11の外周面17に固定されている。換言すれば、バルーン部材14の前端部は折り返されているのに対し、バルーン部材14の後端部28は折り返されることなく、後方に延出している。
また、折り返し部27において、筒状部11の外周面17に対して固定(接着)されている部位の前端位置は、外周面17の前端位置と揃っていることが好ましい。このようにすることにより、膨張部19が筒状部11の前端よりも前方に張り出す構造を容易に実現できる。そして、バルーン部材14の前部(膨張部19の前部)と筒状部11の外周面17との間隙を抑制でき、例えば、実質的に間隙が存在しないようにすることが可能となる。
バルーン部材14が膨らむ前の状態においても、バルーン部材14の一部分が筒状部11の前端よりも前方に突出していることが好ましい。
本実施形態の場合、図5に示すように、バルーン部材14における折り返し部27以外の部分において、折り返し部27に隣接する部分が、バルーン部材14が膨らむ前の状態において筒状部11の前端よりも前方に突出した突出部14aとなっている。
このような構造により、医療用リーク検査装置1を血管等の体腔内に挿入する際に、筒状部11と比べて柔らかいバルーン部材14の突出部14aが、筒状部11の先端よりも先に組織に接触するようにできるため、被験体(被験者等)にとって優しくなる(低侵襲となる)。つまり、バルーン部材14の突出部14aによって、被験体の組織を筒状部11の先端から保護することができる。
図2及び図3に示すように、膨張部19は、例えば、筒状部11の外方に向けてだけでなく、前方に向けても弧状に膨らんだ形状となることが挙げられる。
なお、図3に示すように、膨張部19において膨らみが最大の部分(最大膨張部20)は、例えば、当該膨張部19の前後方向における中心位置21と一致するようになっている。膨張部19の前後方向における長さをLとすると、膨張部19の前端からの距離と後端からの距離とがいずれもL/2となる位置が、中心位置21である。図3の例では、前後方向における最大膨張部20の位置は、中心位置21と一致している。ただし、最大膨張部20は、中心位置21に対して前後方向に若干ずれていても良い。
バルーン用配管22は、バルーン部材14と筒状部11との間の間隙への流体の供給と、当該間隙からの流体の排出と、を行うための配管である。バルーン用配管22の先端部は、後端部28と筒状部11の外周面17との間を介して、バルーン部材14の内部空間(バルーン部材14と筒状部11の外周面17との間の間隙)に差し込まれている。
バルーン部材14と筒状部11との間の間隙に供給される流体は、液体であっても良いし、気体であっても良い。
バルーン用コネクタ24が図示しない給排液装置又は給排気装置と接続された状態で、バルーン用コネクタ24及びバルーン用配管22を介して、バルーン部材14と筒状部11との間の間隙に流体が供給されることにより、バルーン部材14が膨張し、膨張部19が形成されるようになっている(図2、図3)。
一方、膨張部19内の流体を、バルーン用配管22、バルーン用コネクタ24及び排液装置又は排気装置を介して排出することにより、膨張部19がしぼむようになっている(図5)。なお、排液装置又は排気装置としては、シリンジを用いることができる。
なお、医療用リーク検査装置1は、バルーン用配管として、バルーン部材14と筒状部11との間の間隙への流体の供給用の第1バルーン用配管と、バルーン部材14と筒状部11との間の間隙からの流体の排出用の第2バルーン用配管と、を別個に備えていても良い。
管状体23の先端部は、視認用窓部12を前後に貫通するように当該視認用窓部12に形成された貫通孔29を介して、視認用窓部12の前方に突出している。管状体23の先端は、筒状部11の内部空間に位置しており、筒状部11の先端より前方には突出していない。
図2(a)に示すように、注液用配管15及び排気用配管16の先端部は、まとめて管状体23内に収容されている。
例えば、注液用配管15の先端30は管状体23の先端32に達しており、例えば、注液用配管15の先端30と管状体23の先端32とが面一となっている。
一方、排気用配管16の先端31は、管状体23の先端32に達していても良いし、図示するように管状体23の先端32に達していなくても良い(図示のように、先端31は先端32よりも後方に位置していても良い)。
排気用配管16は、その先端31が閉塞しているとともに、当該排気用配管16の先端部の周面33には排気吸入口34が開口している。排気用配管16は、排気吸入口34を介して、視認用窓部12の前方の空間18の気体を吸入する。すなわち、排気用コネクタ26が図示しない排気装置に接続された状態では、排気吸入口34、排気用配管16及び排気用コネクタ26を介した排気が可能である。
注液用配管15の先端30には、視認用窓部12の前方の空間18への注液を行うための注液口39が形成されている。注液用コネクタ25が図示しない注液装置に接続された状態では、注液用コネクタ25、注液用配管15及びその注液口39を介した注液が可能である。
なお、視認用窓部12の前方の空間18(図6)は、筒状部11の内部空間と、筒状部11又は膨張部19よりも前方の空間と、を含む。
上記のように、医療用リーク検査装置1は、排気用配管16と注液用配管15とを束ねて保持している管状体23を有している。
管状体23の管壁には、当該管壁を貫通する排気孔38が形成されている。
図4に示すように、管状体23は、当該管状体23の軸心方向が筒状部11の軸心方向に沿うとともに、当該管状体23が筒状部11に対して偏心した状態(例えば、管状体23が筒状部11に内接する状態)で、筒状部11に固定されている。
ここで、管状体23及び筒状部11をそれらの軸心方向に対して直交する平面で切断した断面において、筒状部11に対する管状体23の最近接点(例えば内接点35)と管状体23の中心36とを通る直線と管状体23の外形線との交点のうち、最近接点(例えば内接点35)でない方を対向点37と称することとする。
排気孔38は、管状体23の外周面において、対向点37よりも最近接点(例えば内接点35)の近くに開口している。
図4(a)に示すように、排気孔38は排気吸入口34と対応する位置に配置されていることが好ましい。この場合、排気孔38は、注液用配管15の先端30の注液口39よりも後方に位置する。換言すれば、注液口39は排気孔38よりも遠位側に位置する。これにより、注液口39からの液体の注入と排気孔38を介した排気とを好適に並行して行うことができる。しかも、後述するように注液口39よりも排気孔38が上方に位置する姿勢で医療用リーク検査装置1を用いることにより、空間18内における気体の残留を極力抑制することができる。
例えば、管状体23には一対の排気孔38が形成されており、排気用配管16には一対の排気吸入口34が形成されている。
また、図2に示すように、排気孔38及び排気吸入口34は、視認用窓部12の近傍に配置されていることが好ましい。
ここで、管状体23は、視認用窓部12を貫通して、視認用窓部12よりも前方に突出している。そして、排気孔38は、管状体23の管壁において視認用窓部12よりも前方の位置に形成されている。そして、視認用窓部12から排気孔38までの距離は、例えば、排気孔38の開口径以下となっている。このような構成とすることにより、排気孔38を視認用窓部12の近傍に配置することができる。よって、図6に示すような医療用リーク検査装置1の使用時において、空間18からの排気を好適に行うことができる。
バルーン部材14の表面は、粗面化されていても良い。
例えば、バルーン部材14の外表面を粗面化することにより、血管等の体腔の内周壁面に対するバルーン部材14の摩擦力を増大させることができ(滑りを抑制でき)、医療用リーク検査装置1を体腔に対して安定的に固定することが可能となる。
一方、バルーン部材14の内面を粗面化することにより、筒状部11の外周面17に対するバルーン部材14のタッキング(貼り付き)を抑制できる。図5に示すように、バルーン部材14が膨らむ前の状態では、バルーン部材14の内面は筒状部11の外周面17に密着した状態となっているが、このような状態から、バルーン部材14が外周面17から容易に剥離できるようになる。よって、バルーン部材14をスムーズに膨張させることが容易となる。
次に、本実施形態に係る医療用リーク検査装置1の使用例を説明する。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、例えば、大動脈弁形成術後、且つ、大動脈54の縫合前の段階で、大動脈弁52(図6)の弁機能が正常となったかどうかの検査に用いることができる。
先ず、図6に示すように、医療用リーク検査装置1の先端部の筒状部11を、大動脈54において大動脈弁52よりも下流側の部位(以下、下流部51)の内部、且つ、大動脈弁52の近傍の位置に配置する。
ここで、バルーン部材14が膨らむ前の状態においても、バルーン部材14の一部分が筒状部11の前端よりも前方に突出しているので、医療用リーク検査装置1の先端部を大動脈54の下流部51に挿入する際に、筒状部11と比べて柔らかいバルーン部材14の突出部14aが、筒状部11の先端よりも先に組織に接触する。よって、被験体(被験者等)の負担を低減することができる。
次に、バルーン部材14を膨張させることによって、本体部13を大動脈弁52の下流側に固定する。これにより、医療用リーク検査装置1の本体部13及びバルーン部材14と、大動脈弁52と、の間の空間18は、閉空間となる。ただし、この空間は、左右一対の冠動脈53には繋がっている。
次に、図6に示すように、管状体23の基端側を持ち上げることにより、管状体23の延在方向を略鉛直方向とし、本体部13の下方に大動脈弁52を配置する。
なお、以下の施術中においても、管状体23を一定位置に保持することによって、医療用リーク検査装置1の本体部13及びバルーン部材14の固定を補助する。
次に、注液用配管15を介して空間18に心筋保護液を注入する。すなわち、注液用配管15は、例えば、心筋保護液を注入するためのものである。ここで、空間18に心筋保護液を注入するのと並行して、空間18からの排気を行う。
ここで、視認用窓部12から排気孔38までの距離が排気孔38の開口径以下とするなど、排気孔38を視認用窓部12の近傍に配置することにより、空間18からの排気を好適に行うことができ、空間18内(特に筒状部11内)における気体の残留をより好適に抑制することができる。
空間18の心筋保護液が所定の圧力に達するとともに当該空間18からの排気が完了したら、空間18内の心筋保護液の圧力のモニター(以下、単に圧力モニターと称する)や、視認用窓部12を介した大動脈弁52の目視観察などを行うことによって、弁機能を判断する。圧力モニターは、液圧検知用のトランスデューサー等の圧力検知部を用いて行うことができる。圧力検知部は、例えば、排気用配管16及び排気用コネクタ26と排気装置とを接続する配管に設けることができる。例えば、空間18からの排気が完了した後で当該配管と排気装置との間を遮断することにより、圧力検知部による圧力モニターが可能となる。圧力モニターにより空間18内の圧力低下を確認することによって、弁機能に異常があることが分かる。また、目視観察では、大動脈弁52の閉まり具合などを観察する。
ここで、本実施形態においては、膨張部19が筒状部11の前端よりも前方に張り出すように医療用リーク検査装置1が構成されている。これにより、膨張部19の前面と大動脈54の下流部51の内周壁面との間隙55をより小さくすることができ、当該間隙55における気泡の残留を抑制することができる。また、膨張部19の前面と筒状部11の外周面17との間隙も抑制でき、例えば、当該間隙が実質的に存在しないようにもできる。よって、それらの間隙に滞留する気泡が検査時の僅かな振動などにより流動して目視観察の視野を妨げてしまうといった現象が発生しにくくなるので、視認用窓部12を介した良好な視野を確保することができる。
膨張部19が筒状部11の前端よりも前方に張り出す構成は、バルーン部材14の前端部が後方に折り返された折り返し部27となっていて、折り返し部27が筒状部11の外周面17に固定されている構造を採用することにより、好適に実現することができる。
また、排気吸入口34は排気用配管16の先端(図6の状態で下端)には位置しておらず、排気用配管16の下端よりも上方に位置している。さらに、排気孔38は排気吸入口34と対応する位置に配置されている。よって、未だ空間18内(特に筒状部11内)に気体が残留している状態で、排気吸入口34を介して、あるいは、排気孔38及び排気吸入口34を介して、心筋保護液が吸引されてしまうことを抑制できる。よって、空間18内(特に筒状部11内)における気体の残留をより好適に抑制することができる。
ここで、管状体23の外周面と筒状部11の内周面との間隙は、内接点35の近傍において狭くなっている。したがって、内接点35の近傍においては、気体(気泡)が滞留しやすく排出されにくい(図4(a)参照)。このような事情に対し、本実施形態では、排気孔38は、管状体23の外周面において、対向点37よりも内接点35の近くに開口しているので、内接点35の近傍の気体を容易に排出することができる。よって、内接点35の近傍の気体(気泡)が検査時の僅かな振動などにより流動して目視観察の視野を妨げてしまうといった現象が発生しにくくなるので、視認用窓部12を介した良好な視野を確保することができる。
〔第2の実施形態〕
図7は第2の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、バルーン部材14に突起40が形成されている点で、上記の第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図7に示すように、バルーン部材14における折り返し部27と折り返し部27以外の部分との境界部には、膨張部19の内部空間側となる面に、突起40が形成されている。
本実施形態の場合、突起40は折り返し部27の基端部に形成されている。
突起40は、例えば、バルーン部材14の周方向に沿って形成されている環状リブである。ここで、環状リブすなわち突起40は 無端の円環形状に形成されていても良いし、C環状の形状に形成されていても良いし、円周に沿って間欠的に配置された複数の弧状の突起の集合体であっても良い。
図7に示すように、膨張部19が形成された状態では、突起40に沿ってバルーン部材14が折り返された状態となるようになっている。
筒状部11の軸心に沿って切断した突起40の断面形状は、例えば、円形、楕円形、長円形などのオーバルな形状とすることができる。突起40の断面形状は、矩形状、多角形状などの、オーバルな形状以外の形状であっても良い。
本実施形態の場合、医療用リーク検査装置1の製造時において、バルーン部材14を本体部13に固定する際には、バルーン部材14において突起40が形成されている部位を目安として、バルーン部材14を本体部13に対して容易に位置合わせすることができる。よって、医療用リーク検査装置1の製造容易性ならびに製造安定性を向上させることができる。
〔第3の実施形態〕
図8は第3の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、バルーン部材14における突起40の配置が、上記の第2の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第2の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
すなわち、第2の実施形態では、突起40が折り返し部27の基端部に形成されているのに対し、本実施形態では、突起40がバルーン部材14における折り返し部以外の部分の先端部に形成されている。
この場合も、図8に示すように、膨張部19が形成された状態では、突起40に沿ってバルーン部材14が折り返された状態となる。
第3の実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第4の実施形態〕
図9は第4の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、バルーン部材14の前側部が、後方に折り返された折り返し部27となっている点は、第1の実施形態と同様である。ただし、折り返し部27は、筒状部11の外周面17ではなく、内周面43に固定されている。
バルーン部材14において、筒状部11の先端面44に沿って配置されている部分は、当該先端面44に固定されていても良いし、単に先端面44に接触しているだけでも良い。
図9の例では、バルーン部材14において、筒状部11の先端面44に沿って配置されている部分、先端面44に固定されている。
先端面44は、例えば、筒状部11の軸心方向に対して直交している。なお、先端面44において、筒状部11の内周側の部分、および、筒状部11の外周側の部分は、面取りされていても良い。
本実施形態の場合、バルーン部材14において、先端面44に沿って配置されている部分が、バルーン部材14が膨らむ前の状態において筒状部11の前端よりも前方に突出している部分である。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる他、筒状部11の先端がバルーン部材14により覆われているため、被験体の組織に対する筒状部11の先端の接触を抑制できる。よって、被験体に対してより低侵襲とすることができる。
〔第5の実施形態〕
図10は第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の一部分を側面視したときの切断端面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第4の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第4の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
第4の実施形態に係る医療用リーク検査装置1のバルーン部材14は折り返し部27を有しているのに対し、本実施形態に係る医療用リーク検査装置1のバルーン部材14は折り返し部27を有していない。
本実施形態に係るバルーン部材14の先端部41は、筒状部11の先端面44に沿って配置され、且つ、当該先端面44に固定されている。
本実施形態によっても、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第6の実施形態〕
図11は第6の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部を示す正面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第1乃至第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、管状体23の先端が閉塞している。すなわち、管状体23の先端には壁状の閉塞部42が形成されている。閉塞部42において注液用配管15の先端の注液口39と対応する位置には、貫通孔45が形成されている。
したがって、注液用配管15を介して心筋保護液等の液体を供給する際には、この液体は、注液口39及び貫通孔45を介して管状体23の先端より導出される。
また、排気用配管16を介して排気を行った後に、管状体23の内部の間隙に気体(気泡等)が残留していたとしても、この気体が管状体23の先端から外部に漏洩してしまうことが抑制される。このため、検査時の僅かな振動などにより気体が管状体23の外部に漏洩し、目視観察の視野を妨げてしまうといった現象が発生しにくくなる。よって、視認用窓部12を介した良好な視野を確保することができる。
〔第7の実施形態〕
図12は第7の実施形態に係る医療用リーク検査装置1を説明するための図であり、このうち図12(a)は先端部の側断面図、図12(b)は図12(a)のD部の拡大図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第1乃至第5の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、視認用窓部12は、筒状部11の前端部を閉塞している。
管状体23の先端32が視認用窓部12の前面(筒状部11の前端でもある)に達しており、より具体的には、例えば、先端32と視認用窓部12の前面とが面一になっている。
図12(b)に示すように、排気用配管16の先端31は、例えば、管状体23の先端32よりも基端側に後退している。ただし、排気用配管16の先端31は先端32と面一に配置されていても良い。
そして、排気用配管16の先端31には、例えば、網目状の排気吸入口34が開口している。すなわち、排気用配管16の先端31は、排気用配管16の軸心に対して直交する板状の閉塞部46によって閉塞されているが、閉塞部46には、当該閉塞部46を貫通する複数の孔34aが形成され、これら孔34aによって排気吸入口34が構成されている。
このように、排気用配管16の先端31が先端32よりも基端側に位置し、且つ、排気吸入口34が複数の微小な孔34aにより構成されていることによって、孔34aの開口面積の合計(以下、総開口面積)が、孔34aの外方の空間47の開口面積よりも小さくなる。これにより、空間47から孔34aへと流体が移動する際に圧損が生じるようになる。よって、排気用配管16を介した排気時において、気体に比べて重量物である液体が孔34aへと流入してしまうことを抑制することができる。なお、排気用配管16の先端31に開口する孔の数が1つであっても、その開口面積(上記総開口面積に相当)が空間47の開口面積よりも小さければ、同様の効果が得られる。
〔第8の実施形態〕
図13は第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1を説明するための図であり、このうち図13(a)は先端部の側面図、図13(b)は図13(a)のB−B線に沿った断面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第1乃至第7の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第1乃至第7の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、バルーン部材14の外表面に凸部(突条、ドット状の突起など)又は凹部(凹溝、ドット状の凹部など)の少なくとも一方が形成されている。バルーン部材14の外表面に凸部又は凹部が形成されていることにより、この凸部又は凹部が滑り止めとして機能するので、大動脈または人工血管に対するバルーン部材14のグリップ性が向上し、バルーン部材14を大動脈または人工血管に対して良好に固定することができる。
この凸部又は凹部の少なくとも一部分は、筒状部11(図2、図5等参照)の先端面よりも前方に配置されていることが好ましく、これにより、筒状部11よりも先端側の位置においても、バルーン部材14を大動脈または人工血管に対して良好に固定することができる。
より詳細には、本実施形態の場合、図13(a)及び(b)に示すように、バルーン部材14の外表面に凸部56が形成されている。
この凸部56は、少なくとも、バルーン部材14が膨張した状態で、バルーン部材14の外表面における凸部56以外の部分に比して突起した状態となるようになっている。一例として、凸部56は、バルーン部材14が膨張していない状態においても、バルーン部材14の外表面における凸部56以外の部分から突起した状態となっている。
なお、バルーン部材14は、凸部56も含めてシリコンゴム等により構成されている。
本実施形態の場合、凸部56は突条(リブ)である。すなわち、凸部56は突条を含む。凸部56は、例えば、バルーン部材14の周方向(筒状部11の軸線に対して直交する周方向)に沿って環状に形成されている。
バルーン部材14の周方向に沿って環状に形成された凸部56は、必ずしも、バルーン部材14の外表面を連続的に周回していなくても良く、周方向において間欠的に複数の凸部56(突条)が配置されていても良い。
本実施形態の場合、凸部56は、例えば、バルーン部材14の外表面を周回している。更に詳細には、凸部56は、筒状部11の軸方向に対して直交する方向から視てジグザグ状に形成されている。
より具体的には、ジグザグ状の環状のリブである凸部56が、互いに離間して複数列設けられている。一例として、各凸部56の折れ曲がり箇所は、筒状部11の軸方向において並んでおり、各凸部56は互いに並列に延在している。換言すれば、ジグザグ状のリブである凸部56どうしの間隔は、バルーン部材14の周方向に亘って均一になっている。
ただし、本発明は、環状のリブである凸部56の数が複数列である例に限らず、環状のリブである凸部56が1列であってもよい。
このような凸部56がバルーン部材14に形成されていることにより、バルーン部材14を大動脈(血管)または人工血管内で膨張させた際に、凸部56が滑り止めとして機能する。よって、大動脈または人工血管からのバルーン部材14の脱落や、大動脈または人工血管に対するバルーン部材14の位置ずれを抑制でき、バルーン部材14をより確実に大動脈または人工血管に対して固定することができる。
また、凸部56が筒状部11の軸線に対して直交する周方向に延在しているとともにジグザグ状に形成されているため、凸部56に対して筒状部11の軸方向における応力がかかりにくいため、バルーン部材14の膨張時においても凸部56の高さ(突出長)を十分に維持できるため、周方向及び軸方向において、バルーン部材14が大動脈または人工血管に対して位置ずれしてしまうことを抑制できる。
また、複数列の凸部56が互いに離間して設けられている(密集していたり、または隣り合って接していたりするのではない)ため、バルーン部材14を膨張させるために要する圧力を小さくすることができ、すなわち、大動脈又は人工血管に対するバルーン部材14の内圧を小さくすることができる。よって、大動脈又は人工血管に対して過度の力をかけることを抑制でき、より安全にバルーン部材14を大動脈又は人工血管に対して固定することができる。また、複数列の凸部56が互いに離間して設けられていることにより、周方向全周において、バルーン部材14の外表面においてジグザグ状の凸部56の形成領域と非形成領域との双方が大動脈又は人工血管の内壁に対して確実に接触するようにできるため、より良好に滑り止め効果を奏することができる。複数列の凸部56どうしの間隔は、例えば、0.5mm以上3mm以下、好ましくは1mm以上2mm以下とすることができる。
図13(b)に示すように、凸部56の断面形状は、例えば、突出方向先端に向けて幅狭になる台形状となっている。
凸部56の高さHは、バルーン部材14の収縮時の状態で、例えば0.2mm以上0.5mm以下、好ましくは0.3mm以上0.4mm以下とすることができる。また、凸部56(リブ)の頂部の幅W1および底部の幅W2は、バルーン部材14の収縮時の状態で、例えば0.15mm以上0.6mm以下、好ましくは0.2mm以上0.5mm以下とすることができる。
ジグザグ状の凸部56の列数は、例えば、2列から8列とすることができる。また、ジグザグ状の凸部56どうしの間隔は、バルーン部材14の収縮時の状態でほぼ同一(等間隔)であることが好ましい。
バルーン部材14の製造方法は、例えば、圧縮成形において、金型のコアピンの周方向全周に亘り、かつ軸線方向において互いに離間して配置されているジグザグ形状の溝を複数列彫り、圧縮成形後、バルーン部材14の表裏を反転させることによって作製することができる。こうすることにより、ジグザグ形状の凸部56を外表面に有するバルーン部材14を成形することができる。
バルーン部材14の肉厚は、バルーン部材14が収縮時の状態で、例えば0.2mm以上0.6mm以下、好ましくは0.3mm以上0.5mm以下とすることができる。こうすることにより、バルーンを膨張させるための十分な耐圧を得ることができる。また、バルーンの有効長、すなわちバルーン部材14が膨張した際の、筒状部11の軸方向におけるバルーン部材14の長さは、例えば、5mm以上30mm以下、好ましくは6mm以上20mm以下とすることができる。こうすることにより、バルーン部材14を血管内に留置固定するために、バルーン部材14を十分な大きさに膨張させることができる。バルーン部材14の収縮時の状態の外径は、例えば、2mm以上8mm以下とすることができる。
〔第9の実施形態〕
図14は第9の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の側面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、環状の突条(リブ)である凸部56は、ジグザグ状ではなく、筒状部11の軸方向に対して直交する方向から視て直線状に形成されている。より詳細には、凸部56は、筒状部11の軸方向に対して直交する方向に延在している。なお、凸部56どうしの間隔及び凸部56の断面形状は第8の実施形態と同様である。すなわち、図14のB−B線に沿った断面図は、図13(b)のようになる。
本実施形態によっても、バルーン部材14を大動脈(血管)または人工血管内で膨張させた際に、凸部56が滑り止めとして機能する。また、凸部56が直線状であるため、筒状部11の軸方向において極めて良好な滑り止め効果を得ることができる。よって、筒状部11の軸方向においてバルーン部材14が大動脈または人工血管に対して位置ずれしてしまうことを好適に抑制することが可能である。
〔第10の実施形態〕
図15は第10の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の側面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、突条(リブ)である凸部56が格子状に形成されている。なお、凸部56どうしの間隔及び凸部56の断面形状は第8の実施形態と同様である。すなわち、図15のB−B線に沿った断面図は、図13(b)のようになる。
本実施形態によっても、バルーン部材14を大動脈(血管)または人工血管内で膨張させた際に、凸部56が滑り止めとして機能する。また、凸部56が格子状であるため、様々な方向における滑り止め効果が得られるため、バルーン部材14を大動脈または人工血管に対してより安定的に固定することができる。
〔第11の実施形態〕
図16は第11の実施形態に係る医療用リーク検査装置1の先端部の側面図である。
本実施形態に係る医療用リーク検査装置1は、以下に説明する点で、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と相違し、その他の点では、上記の第8の実施形態に係る医療用リーク検査装置1と同様に構成されている。
本実施形態の場合、凸部56は突条(リブ)ではなく、ドット状の突起である。すなわち、バルーン部材14の外表面に凸部56が形成されており、凸部56は、ドット状の突起を含む。より詳細には、ドット状の突起である複数の凸部56がバルーン部材14の外表面に形成されている。
更に詳細には、各々複数の凸部56を含む凸部の列が、バルーン部材14の外表面に複数列に形成されている。各列における凸部56の並び方向は、バルーン部材14の周方向である。例えば、複数の凸部56は、千鳥状に配置されている。そして、バルーン部材14の外表面に、複数の凸部56が均等に分散した配置で形成されている。凸部56の形状は特に限定されないが、楕円形又は円形などであることが挙げられる。
本実施形態によっても、バルーン部材14を大動脈(血管)または人工血管内で膨張させた際に、凸部56が滑り止めとして機能する。また、凸部56が千鳥状に配置されていることにより、様々な方向における滑り止め効果が均一に得られるため、バルーン部材14を大動脈または人工血管に対してより安定的に固定することができる。
なお、ここでは、ドット状の突起である凸部56が複数形成されている例を説明したが、ドット状の突起である単数の(1個の)凸部56がバルーン部材14の外表面に形成されていても良い。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。各実施形態において説明された事項は適宜、他の実施形態に適用することが可能である。
また、上記の各実施形態では、バルーン部材14と筒状部11との間への流体の導入は、バルーン部材14と筒状部11との間に差し込まれたバルーン用配管22を介して行う例を説明したが、本発明は、この例に限定されない。
例えば、図2等のように筒状部11の後端部を視認用窓部12が閉塞している場合には、バルーン用配管22が視認用窓部12を後方から前方に向けて貫通して筒状部11内に導入され、さらに該バルーン用配管22が筒状部11の周壁を貫通した構造となっていることにより、バルーン用配管22を介した流体の導入が可能となっていても良い。
また、図12のように筒状部11の前端部を視認用窓部12が閉塞している場合には、バルーン用配管22が筒状部11の後方から筒状部11内に導入され、さらに該バルーン用配管22が筒状部11の周壁を貫通した構造となっていることにより、バルーン用配管22を介した流体の導入が可能となっていても良い。
医療用リーク検査装置1をリーク検査に用いる対象は、被験者などの生体の大動脈(血管)の弁に限らない。さらには、腸閉塞や血栓(梗塞)の判定などに医療用リーク検査装置1を用いても良い。
上記においては、注液用配管15及び排気用配管16が管状体23に収容されることにより補強されている例を説明した。ただし、注液用配管15及び排気用配管16が棒状部材(シャフト)に沿って配置されるとともに当該棒状部材に対して固定されていることにより、注液用配管15及び排気用配管16が補強されていても良い。この場合、棒状部材は、その長手方向に沿って延在する補強用のワイヤが内部に挿通されたものであることが好ましい。
本発明の医療用リーク検査装置1の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)筒状部と、前記筒状部を閉塞している視認用窓部と、を有する本体部と、
前記筒状部の外周面に沿って設けられ、前記筒状部との間に流体が導入されることにより、前記筒状部の外方に向けて膨張するバルーン部材と、
前記視認用窓部の前方の空間への注液を行うための注液用配管と、
前記視認用窓部の前方の前記空間からの排気を行うための排気用配管と、
を備え、
前記バルーン部材が膨張することにより形成される膨張部が前記筒状部の前端よりも前方に張り出すように構成されている医療用リーク検査装置。
(2)前記バルーン部材が膨らむ前の状態においても、前記バルーン部材の一部分が前記筒状部の前端よりも前方に突出している上記(1)に記載の医療用リーク検査装置。
(3)前記バルーン部材の前側の端部は、後方に折り返された折り返し部となっていて、
前記折り返し部が前記筒状部の前記外周面又は前記筒状部の内周面に固定されている上記(1)又は(2)に記載の医療用リーク検査装置。
(4)前記バルーン部材の後側の端部は、前記膨張部の後端から後方に向けて延びて、前記筒状部の前記外周面に固定されている上記(3)に記載の医療用リーク検査装置。
(5)前記バルーン部材における前記折り返し部と前記折り返し部以外の部分との境界部には、前記膨張部の内部空間側となる面に、突起が形成されている上記(3)又は(4)に記載の医療用リーク検査装置。
(6)前記突起は、前記バルーン部材の周方向に沿って形成されている環状リブである上記(5)に記載の医療用リーク検査装置。
(7)前記排気用配管の先端が閉塞しているとともに、当該排気用配管の先端部の周面には排気吸入口が開口しており、
前記排気用配管は、前記排気吸入口を介して、前記視認用窓部の前方の前記空間の気体を吸入する上記(1)から(6)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
(8)前記排気用配管と前記注液用配管とを束ねて保持している管状体を有し、
前記管状体の管壁には、当該管壁を貫通する排気孔が形成され、
前記管状体は、当該管状体の軸心方向が前記筒状部の軸心方向に沿うとともに、当該管状体が前記筒状部に対して偏心した状態で、前記筒状部に固定されており、
前記管状体及び前記筒状部をそれらの前記軸心方向に対して直交する平面で切断した断面において、前記筒状部に対する前記管状体の最近接点と前記管状体の中心とを通る直線と前記管状体の外形線との交点のうち、前記最近接点でない方を対向点と称すると、
前記排気孔は、前記管状体の外周面において、前記対向点よりも前記最近接点の近くに開口している上記(1)から(7)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
(9)前記視認用窓部は、前記筒状部の後端部を閉塞している上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
(10)前記排気用配管と前記注液用配管とを束ねて保持している管状体を有し、
前記管状体は、前記視認用窓部を貫通して、前記視認用窓部よりも前方に突出しており、
前記管状体の管壁において前記視認用窓部よりも前方の位置には、当該管壁を貫通する排気孔が形成され、
前記視認用窓部から前記排気孔までの距離は、前記排気孔の開口径以下である上記(9)に記載の医療用リーク検査装置。
(11)前記注液用配管は、心筋保護液を注入するためのものである上記(1)から(10)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
(12)前記バルーン部材の外表面に凸部又は凹部の少なくとも一方が形成されている上記(1)から(11)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
(13)前記バルーン部材の外表面に前記凸部が形成されており、前記凸部は突条を含む上記(12)に記載の医療用リーク検査装置。
(14)前記突条は前記バルーン部材の周方向に沿って環状に形成されている上記(13)に記載の医療用リーク検査装置。
(15)前記突条は、前記筒状部の軸方向に対して直交する方向から視てジグザグ状に形成されている上記(14)に記載の医療用リーク検査装置。
(16)前記突条は、前記筒状部の軸方向に対して直交する方向から視て直線状に形成されている上記(14)に記載の医療用リーク検査装置。
(17)前記突条は、格子状に形成されている上記(13)に記載の医療用リーク検査装置。
(18)前記バルーン部材の外表面に前記凸部が形成されており、前記凸部は、ドット状の突起を含む上記(12)から(17)のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
1 医療用リーク検査装置
11 筒状部
12 視認用窓部
13 本体部
14 バルーン部材
14a 突出部
15 注液用配管
16 排気用配管
17 外周面
18 空間
19 膨張部
20 最大膨張部
21 中心位置
22 バルーン用配管
23 管状体
24 バルーン用コネクタ
25 注液用コネクタ
26 排気用コネクタ
27 折り返し部
28 後端部
29 貫通孔
30 先端
31 先端
32 先端
33 周面
34 排気吸入口
34a 孔
35 内接点(最近接点)
36 中心
37 対向点
38 排気孔
39 注液口
40 突起
41 先端部
42 閉塞部
43 内周面
44 先端面
45 貫通孔
46 閉塞部
47 空間
51 下流部
52 大動脈弁
53 冠動脈
54 大動脈
55 間隙
56 凸部

Claims (18)

  1. 筒状部と、前記筒状部を閉塞している視認用窓部と、を有する本体部と、
    前記筒状部の外周面に沿って設けられ、前記筒状部との間に流体が導入されることにより、前記筒状部の外方に向けて膨張するバルーン部材と、
    前記視認用窓部の前方の空間への注液を行うための注液用配管と、
    前記視認用窓部の前方の前記空間からの排気を行うための排気用配管と、
    を備え、
    前記バルーン部材が膨張することにより形成される膨張部が前記筒状部の前端よりも前方に張り出すように構成されている医療用リーク検査装置。
  2. 前記バルーン部材が膨らむ前の状態においても、前記バルーン部材の一部分が前記筒状部の前端よりも前方に突出している請求項1に記載の医療用リーク検査装置。
  3. 前記バルーン部材の前側の端部は、後方に折り返された折り返し部となっていて、
    前記折り返し部が前記筒状部の前記外周面又は前記筒状部の内周面に固定されている請求項1又は2に記載の医療用リーク検査装置。
  4. 前記バルーン部材の後側の端部は、前記膨張部の後端から後方に向けて延びて、前記筒状部の前記外周面に固定されている請求項3に記載の医療用リーク検査装置。
  5. 前記バルーン部材における前記折り返し部と前記折り返し部以外の部分との境界部には、前記膨張部の内部空間側となる面に、突起が形成されている請求項3又は4に記載の医療用リーク検査装置。
  6. 前記突起は、前記バルーン部材の周方向に沿って形成されている環状リブである請求項5に記載の医療用リーク検査装置。
  7. 前記排気用配管の先端が閉塞しているとともに、当該排気用配管の先端部の周面には排気吸入口が開口しており、
    前記排気用配管は、前記排気吸入口を介して、前記視認用窓部の前方の前記空間の気体を吸入する請求項1から6のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
  8. 前記排気用配管と前記注液用配管とを束ねて保持している管状体を有し、
    前記管状体の管壁には、当該管壁を貫通する排気孔が形成され、
    前記管状体は、当該管状体の軸心方向が前記筒状部の軸心方向に沿うとともに、当該管状体が前記筒状部に対して偏心した状態で、前記筒状部に固定されており、
    前記管状体及び前記筒状部をそれらの前記軸心方向に対して直交する平面で切断した断面において、前記筒状部に対する前記管状体の最近接点と前記管状体の中心とを通る直線と前記管状体の外形線との交点のうち、前記最近接点でない方を対向点と称すると、
    前記排気孔は、前記管状体の外周面において、前記対向点よりも前記最近接点の近くに開口している請求項1から7のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
  9. 前記視認用窓部は、前記筒状部の後端部を閉塞している請求項1から8のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
  10. 前記排気用配管と前記注液用配管とを束ねて保持している管状体を有し、
    前記管状体は、前記視認用窓部を貫通して、前記視認用窓部よりも前方に突出しており、
    前記管状体の管壁において前記視認用窓部よりも前方の位置には、当該管壁を貫通する排気孔が形成され、
    前記視認用窓部から前記排気孔までの距離は、前記排気孔の開口径以下である請求項9に記載の医療用リーク検査装置。
  11. 前記注液用配管は、心筋保護液を注入するためのものである請求項1から10のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
  12. 前記バルーン部材の外表面に凸部又は凹部の少なくとも一方が形成されている請求項1から11のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
  13. 前記バルーン部材の外表面に前記凸部が形成されており、
    前記凸部は突条を含む請求項12に記載の医療用リーク検査装置。
  14. 前記突条は前記バルーン部材の周方向に沿って環状に形成されている請求項13に記載の医療用リーク検査装置。
  15. 前記突条は、前記筒状部の軸方向に対して直交する方向から視てジグザグ状に形成されている請求項14に記載の医療用リーク検査装置。
  16. 前記突条は、前記筒状部の軸方向に対して直交する方向から視て直線状に形成されている請求項14に記載の医療用リーク検査装置。
  17. 前記突条は、格子状に形成されている請求項13に記載の医療用リーク検査装置。
  18. 前記バルーン部材の外表面に前記凸部が形成されており、
    前記凸部は、ドット状の突起を含む請求項12から17のいずれか一項に記載の医療用リーク検査装置。
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