JPH0970438A - 血管内留置送血用バルーンカテーテル - Google Patents

血管内留置送血用バルーンカテーテル

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JPH0970438A
JPH0970438A JP8125671A JP12567196A JPH0970438A JP H0970438 A JPH0970438 A JP H0970438A JP 8125671 A JP8125671 A JP 8125671A JP 12567196 A JP12567196 A JP 12567196A JP H0970438 A JPH0970438 A JP H0970438A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 術野を妨げる心配がなく、留置位置から滑り
出す恐れがない血管内留置送血用バルーンカテーテルを
提供すること。 【構成】 大動脈瘤手術などに用いられるものであっ
て、全体がフレキシブルに形成された所定長さからなる
カテーテル本体2と、このカテーテル本体の先端部に取
り付けられたバルーン6とを有している。バルーン6の
周辺から後端側のカテーテル本体に前端が閉塞され、か
つ後端が開口した内腔10を形成し、この内腔と連通する
送血用の側孔12をバルーンの後端部近くのカテーテル本
体に設け、この側孔を閉塞するようにカテーテル本体の
内腔にスタイレット14を該カテーテル本体の後端開口部
から着脱可能に嵌入し、かつバルーンの外面に留置固定
用のリブ7を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大動脈瘤手術などに
用いられる血管内留置送血用バルーンカテーテルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大動脈瘤手術の中でも弓部大動脈を含む
動脈瘤手術は現在なお手技的に困難性が高い。手術は弓
部大動脈の血流を完全に遮断した上で行われる。弓部大
動脈の血流を完全に遮断する方法は、常用の心停止方法
により心臓を停止させ、弓部大動脈への血流を停止する
ことにより達成される。しかしながら、この操作によっ
て弓部大動脈を経由して血液供給がなされている脳、お
よび胸部以下の諸臓器(肝臓、腎臓、腸など)への血液
供給も同時に停止されてしまい、臓器阻血により各臓器
組織は死滅してしまう。そこで、弓部大動脈瘤手術に際
しては、特別な脳保護の方法、および胸部以下の諸臓器
(肝臓、腎臓、腸など)の保護法が必要となる。臓器保
護方法には、超低体温循環停止法と、臓器灌流法が
ある。は手技上簡便であるが時間的制約が強く、は
十分な臓器保護が得られるが送血ラインが多くなり煩雑
さを伴う。いずれも一長一短があるが、近年臓器灌流法
が主流である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弓部動脈操
作中の胸部以下の諸臓器の罐流法は、従来、主として図
8に示すように術野すなわち弓部大動脈瘤切開部イの内
側から大動脈閉塞用バルーンカテーテル01を末梢側に向
けて挿入し、バルーン02を膨らませて下行大動脈を内腔
から閉塞する一方で、大腿動脈ロから送血カニューレ03
を挿入し、これにより酸素化血を送り込むといった2操
作により胸部以下の諸臓器(肝臓、腎臓、腸など)の灌
流を行っている。この従来のバルーンカテーテル01は塩
化ビニル樹脂製のシングルルーメンのシャフト04にバル
ーン02が取り付けられた構成からなっているものである
が、術野すなわち弓部大動脈瘤切開部イの内側から挿入
されるためにバルーンカテーテル01そのもの自体がかな
り術野の妨げとなり、動脈瘤の手術がやり難いという問
題があった。また、従来のバルーンカテーテル01は下行
大動脈を内腔上方から閉塞するため大動脈下方からの血
液の灌流により押し上げられ、留置位置から滑り出し易
いという問題があった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を排除し、術野を妨げる心配がなく、留置位置から
滑り出す恐れがない血管内留置送血用バルーンカテーテ
ルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明のバルーンカテーテルは、大動脈瘤
手術などに用いられる血管内留置送血用バルーンカテー
テルであって、全体がフレキシブルに形成された所定長
さからなるカテーテル本体と、このカテーテル本体の先
端部に取り付けられたバルーンとを有し、このバルーン
の周辺から後端側のカテーテル本体に前端が閉塞され、
かつ後端が開口した内腔が形成され、この内腔と連通す
る送血用の側孔がバルーンの後端部近くのカテーテル本
体に設けられ、この側孔を閉塞するようにカテーテル本
体の内腔にスタイレットが該カテーテル本体の後端開口
部から着脱可能に嵌入され、かつバルーンの外面に留置
固定用のリブが設けられている。
【0006】請求項2の発明のバルーンカテーテルは、
リブがバルーンの外面全体にカテーテル本体の中心軸線
に対して直交することのない網状に設けられている。請
求項3の発明のバルーンカテーテルは、請求項2におい
て、リブがカテーテル本体の中心軸線に対して先端側に
鋭角状に傾斜して所定間隔をおいて複数配置される第1
部分と、これら第1部分とそれぞれ交叉するようにカテ
ーテル本体の中心軸線に対して先端側に鈍角状に傾斜し
て所定間隔をおいて複数配置される第2部分からなって
いる。
【0007】請求項4の発明のバルーンカテーテルは、
請求項1ないし3のいずれかにおいて、側孔がカテーテ
ル本体の軸方向に所定間隔をおいて複数個穿設されてい
る。請求項5の発明のバルーンカテーテルは、請求項1
ないし4のいずれかにおいて、スタイレットにガイドワ
イヤを挿通可能な軸方向孔が設けられているとともに、
カテーテル本体の内腔が形成されていない先端側にガイ
ドワイヤを挿通可能な軸方向孔が前記スタイレットの軸
方向孔と連通して同一軸線上に設けられている。請求項
6の発明のバルーンカテーテルは、請求項1ないし5の
いずれかにおいて、カテーテル本体が造影性を有してい
る。請求項7の発明のバルーンカテーテルは、請求項1
ないし6のいずれかにおいて、カテーテル本体に血流圧
測定用の側孔が設けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施の形態を
示す血管内留置送血用バルーンカテーテルの一部破断、
かつ軸方向の長さを一部省略した正面図、図2は図1の
A−A線に沿う拡大断面図である。
【0009】1はバルーンカテーテルで、全体がフレキ
シブルに形成された所定長さからなるポリ塩化ビニル樹
脂、ポリウレタン樹脂、シリコーンゴム等のいずれかか
ら製作されたカテーテル本体2を有している。このカテ
ーテル本体2は適宜の材質により造影性あるものに形成
されている。カテーテル本体2の先端部には径小部5が
形成され、該径小部にはシリコーンゴムから製作された
バルーン6が取り付けられている。7はバルーン6の外
面に設けられた留置固定用のリブで、小突起状のものを
多数設けてもよいし、突条のようなものを縦横に交叉し
て設けてもよい。
【0010】突条のようなものを縦横に交叉して設けた
リブ7の一例を図3,4に示す。このリブ7はバルーン
6の外面全体にカテーテル本体2の中心軸線Cに対して
直交することがないように網状に設けられている。すな
わち、リブ7はカテーテル本体2の中心軸線Cに対して
先端側に所定角度θ1、鋭角状に傾斜して所定間隔をお
いて複数配置される第1部分7aと、これら第1部分7
aとそれぞれ交叉するようにカテーテル本体2の中心軸
線Cに対して先端側と反対側に所定角度θ2、鈍角状に
傾斜して所定間隔をおいて複数配置される第2部分7b
からなっている。両部分7a,7bのカテーテル本体2
の中心軸線Cに対する傾斜角度はその交叉部を中心とす
ると左右対称の同角度となっており、この交叉部により
バルーン6の軸方向回りの力に対して抵抗となるととも
に、前記傾斜角度に基づく両部分7a,7bの、バルー
ン6の円周方向の長さをより長くして血管内壁との接触
摩擦抵抗を増大せしめることが可能になっている。
【0011】そしてこれら部分7a,7bの断面形状は
略方形となっている。両部分7a,7bの大きさはその
一方である部分7aを図4に示すように、バルーン6が
膨らんでいない状態で幅Wが0.1mm〜3.0mm、好ましくは
0.2mm〜0.7mm、高さHが0.1mm〜2.0mm、好ましくは0.2m
m〜0.5mmとするのが望ましい。またバルーン6の外面が
凸凹した粗面を有している場合の凸と凹の差は0.1mm〜
2.0mm、好ましくは0.2mm〜0.5mmとするのが望ましい。
そしてまた、両部分7a,7bの断面形状は図示のよう
にエッジがある角ばった方形の断面形状である方が血管
内壁との接触摩擦抵抗を増すことができるので都合がよ
いが、必ずしもこのような断面形状に限るものではな
い。
【0012】前記のようなリブ7を外面に有するバルー
ン6は、例えばバルーン6をプレス成形するときに図示
省略の金型の中子ピンとしてその表面に網状凹部を形成
した中子ピンを用い、シリコーンゴムにてプレス成形し
た後、プレス金型よりバルーン6を取り出しバルーン6
の内面と外面を反転させることにより得られる。そして
またこのような成形方法とは別に、バルーン6のプレス
金型のバルーン成形部の表面に同様の細い網状の凹部を
形成することにより、同様にプレスによりリブ7を外面
に有するバルーン6を得ることができる。この場合は勿
論バルーンを反転させる必要はない。
【0013】図1において8は径小部5の先端に形成さ
れた球面部である。また、バルーン6より後端側のカテ
ーテル本体2にはバルーン6近くで前端が閉塞され、か
つ後端が開口した内腔10が形成されている。バルーン6
近くのカテーテル本体2には内腔10と連通する側孔12が
その軸方向に所定間隔をおいて複数個穿設されている。
この側孔12は送血用のものであるが、必ずしも複数個で
ある必要はなく、1個であってもよい。カテーテル本体
2の内腔10にはポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエチレン樹脂等のいずれかから製作され、カテ
ーテル本体2に腰をつけるためのスタイレット14がその
外面で側孔12を閉塞するようにカテーテル本体2の後端
開口部から着脱可能に嵌入されている。スタイレット14
にはガイドワイヤ16が挿通可能な軸方向孔18が設けられ
ている。またカテーテル本体2の内腔10が形成されてい
ない径小部5および球面部8を含む先端側にもガイドワ
イヤ16が挿通可能な軸方向孔20がスタイレット14の軸方
向孔18と連通して同一軸線上に設けられている。
【0014】22はバルーン6膨張用ルーメンで、該ルー
メンには外部において一方弁24付きバルーン6膨張用枝
チューブ25が連通して接続されている。26はカテーテル
本体2の後端部に設けられた径大のコネクタで、図示し
ない送血用チューブを接続するための接続部27が設けら
れている。28は送血時にエアを抜くエアーベントであ
る。30はカテーテル本体2に設けられた血流圧測定用の
側孔で、血流圧測定用ルーメン31と連通しており、かつ
該ルーメンには外部においてキャップ32付きルアーコネ
クタ33を有する血流圧測定用枝チューブ35が連通して接
続されている。36はこれらチューブ35,25の接続部を保
護するカバーチューブである。37は球面部8近くの軸方
向孔20の先端部にこれを塞ぐように設けられたシリコー
ンゴム製止血弁で、円板状に形成された本体38の中央部
には図5(A)に示すようにガイドワイヤ16を通すスリッ
ト39が形成されている。図5(B),(C)はスリット39の
変形例を示すものである。この止血弁37は軸方向孔20の
先端から血流が漏れるのを防止する。
【0015】この実施例の作用を図6により説明する。
手術部近くの下行大動脈にバルーン6が位置するように
バルーンカテーテル1を留置するには、内腔10にスタイ
レット14を嵌入させたカテーテル本体2を大腿動脈ロに
開けた切開部ハからその先端側より従来とは全く逆にい
わゆる逆行的に、予め挿入したガイドワイヤ16に沿って
挿入してやり、所定位置に到達したところでバルーン6
を膨らませることにより固定する。これにより下行大動
脈は内腔から閉塞され、バルーンカテーテル1は図6の
ように留置固定された状態となる。この状態ではバルー
ン6の外面に設けたリブ7が血管内壁に対する接触摩擦
抵抗力が増大して下行大動脈の内面に食い込み、バルー
ンカテーテル1は留置位置から滑脱しにくいものとな
る。
【0016】留置固定後、カテーテル本体2の内腔10か
らスタイレット14を引き抜くとともに、コネクタ26の接
続部27に前記送血用チューブを接続して、接続に際し発
生した送血ライン内のエアーをエアーベント28から完全
に外部へ排出した後、送血すると、血液は送血用チュー
ブからカテーテル本体2の内腔10に入り、さらに該内腔
から側孔12を経てカテーテル本体2の外側の下行大動脈
へと流れて大腿動脈を含む胸部以下の諸臓器への動脈に
送血される。
【0017】前記のように従来は大動脈閉塞用バルーン
カテーテル01と送血カニューレ03という2つの器具を別
々の個所から挿入しなければならなかったが、このバル
ーンカテーテル1は1ヵ所からの挿入だけでよく、術野
から従来のバルーンカテーテル01がなくなり、術野を妨
げる心配がなくなるので、弓部近傍の大動脈瘤の手術が
きわめて容易となる。
【0018】前記のようにバルーンカテーテル1の留置
固定に際して、膨らまされたバルーン6上に設けられた
リブ7が血管内壁に対する接触摩擦抵抗力が増大して下
行大動脈の内面に食い込み、バルーンカテーテル1が留
置位置から滑脱しにくいものとなるが、この滑脱し難さ
について以下に示す実験例を基に説明する。
【0019】実験台の上に14Frのバルーンカテーテル1
のバルーン6を、死後1〜2時間の死体から取り出した
一方が固定してある内径約8mmの頸動脈部の動脈に約3
cm挿入した後、バルーン膨張用一方弁24から滅菌水を約
2mlシリンジにて注入し、バルーン内圧を400mmHgにし
てバルーン6を膨らませてバルーンカテーテルを血管内
に固定留置した。そしてこのバルーンカテーテルのコネ
クタ26に図示しないテンションゲージ(200g用)の一
方を取り付けた後、該テンションゲージの他方を指で持
ち静かに引っ張り、バルーン6が血管より滑脱する寸前
の最大荷重を3回同じ条件で繰返し測定して平均値を出
した。一方、このバルーンカテーテル1と同サイズの従
来のバルーンカテーテル(バルーンの外面に部分的に線
状となったリブを設けた線状タイプ、又は多数の点状の
リブを設けた点状タイプがある)を用い同様の試験を行
い、それぞれの最大荷重を測定して平均値を出した。そ
の結果は次の表に示す通りであった。
【0020】
【表1】 以上のように明らかにこの発明が採用した網状タイプの
リブ7を有するバルーンカテーテル1は血管内壁より滑
脱する危険性が少なく、安全に血管内に留置することが
可能であることがわかる。これの理由は定かではない
が、想像するところによると、このバルーンカテーテル
1の場合は両部分7a,7bにより形成されるバルーン
6の円周方向の長さが、従来の線状タイプ又は点状タイ
プのバルーンカテーテルの該当部の長さのように直交す
るものでなく、傾斜してより全体が長くなっており、か
つ両部分7a,7bの交叉部がバルーン6の軸方向回り
の力に対しても抵抗となること、等が総体的に接触摩擦
抵抗力を増大させるためであると思われる。
【0021】図7はこの発明の別の実施の形態であり、
この実施の形態のバルーンカテーテル51は内腔60の前端
がカテーテル本体52の先端近くにまで延びていること、
この内腔60内にスタイレット62が嵌入されていること、
等において前記実施の形態と相違し、その他の構成はほ
ぼ同様となっている。したがって、同様の部分には同一
符号を付して説明を省略する。この実施の形態のバルー
ンカテーテル51も前記実施の形態のバルーンカテーテル
1と同様な作用を期待できる。
【0022】
【発明の効果】この発明は前記のような構成からなり、
1ヵ所からの挿入だけでよいので、従来起こっていた術
野を妨げる心配を解決することができる。また、バルー
ンの外面に設けたリブにより留置位置から滑り出すこと
を解決することができる。この場合にリブが網状となっ
ている態様の場合には、バルーンと血管内壁との接触摩
擦抵抗力を増すことができる。したがって、バルーンを
血管内から滑脱しにくく強固な固定を確保することがで
き、安心して手術を行うことができるのに加え、大動脈
瘤の手術の容易化を図ることができる。しかも、スタイ
レットとカテーテル本体の先端側にガイドワイヤを挿通
可能な軸方向孔を設けた態様の場合には、さらにカテー
テル本体をガイドワイヤに沿って挿入することも可能と
なり、挿入作業も容易となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す血管内留置送血
用バルーンカテーテルの一部破断、かつ軸方向の長さを
一部省略した正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】膨張前のバルーンの一部を拡大して示す部分図
である。
【図4】図3のB−B線に沿う拡大部分断面図である。
【図5】(A),(B),(C)はそれぞれ止血弁のスリット
形状を示す側面図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】この発明の別の実施の形態を示す血管内留置送
血用バルーンカテーテルの一部破断、かつ軸方向の長さ
を一部省略した正面図である。
【図8】従来のものを示す作用説明図である。
【符号の説明】
1,51 血管内留置送血用バルーンカテーテル 2,52 カテーテル本体 6 バルーン 7 リブ 7a 第1部分 7b 第2部分 10,60 内腔 12 側孔 14 スタイレット 16 ガイドワイヤ 18,20 軸方向孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大動脈瘤手術などに用いられる血管内留
    置送血用バルーンカテーテルであって、全体がフレキシ
    ブルに形成された所定長さからなるカテーテル本体と、
    このカテーテル本体の先端部に取り付けられたバルーン
    とを有し、このバルーンの周辺から後端側のカテーテル
    本体に前端が閉塞され、かつ後端が開口した内腔が形成
    され、この内腔と連通する送血用の側孔がバルーンの後
    端部近くのカテーテル本体に設けられ、この側孔を閉塞
    するようにカテーテル本体の内腔にスタイレットが該カ
    テーテル本体の後端開口部から着脱可能に嵌入され、か
    つ前記バルーンの外面に留置固定用のリブが設けられて
    いることを特徴とする血管内留置送血用バルーンカテー
    テル。
  2. 【請求項2】 リブがバルーンの外面全体にカテーテル
    本体の中心軸線に対して直交することのない網状に設け
    られている請求項1記載の血管内留置送血用バルーンカ
    テーテル。
  3. 【請求項3】 リブがカテーテル本体の中心軸線に対し
    て先端側に鋭角状に傾斜して所定間隔をおいて複数配置
    される第1部分と、これら第1部分とそれぞれ交叉する
    ようにカテーテル本体の中心軸線に対して先端側に鈍角
    状に傾斜して所定間隔をおいて複数配置される第2部分
    からなっている請求項2記載の血管内留置送血用バルー
    ンカテーテル。
  4. 【請求項4】 側孔がカテーテル本体の軸方向に所定間
    隔をおいて複数個穿設されている請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の血管内留置送血用バルーンカテーテル。
  5. 【請求項5】 スタイレットにガイドワイヤを挿通可能
    な軸方向孔が設けられているとともに、カテーテル本体
    の内腔が形成されていない先端側にガイドワイヤを挿通
    可能な軸方向孔が前記スタイレットの軸方向孔と連通し
    て同一軸線上に設けられている請求項1ないし4のいず
    れかに記載の血管内留置送血用バルーンカテーテル。
  6. 【請求項6】 カテーテル本体が造影性を有している請
    求項1ないし5のいずれかに記載の血管内留置送血用バ
    ルーンカテーテル。
  7. 【請求項7】 カテーテル本体に血流圧測定用の側孔が
    設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の血
    管内留置送血用バルーンカテーテル。
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