JP3923550B2 - 内視鏡用注射具 - Google Patents

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輝雄 大内
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通されて患者の体腔内に注射をするための内視鏡用注射具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用注射具は一般に、先端側に注射針を有して基端側に薬液注入口を有する一本の通液管を外套管内に進退自在に挿通配置して、薬液注入口は外套管の基端から引き出し、注射針は外套管の先端から突没させることができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
内視鏡用注射具は、食道その他の消化管内の止血治療を行うために用いられることがあるが、止血処置を行うためには、隣接する複数箇所に止血剤を注射する必要のあることが少なくない。また、穿刺箇所が不適切なために、近くの別の位置に穿刺をし直すケースも少なくない。そのような場合、上述のような従来の内視鏡用注射具では、一度穿刺した注射針を抜いて穿刺をやり直す必要がある。
【0004】
しかし、一度穿刺した注射針を抜くと、針で穿けられた孔からの出血により周囲が真っ赤になって、内視鏡による患部周辺の観察が不可能になってしまうので、血液を洗浄水等で洗い流してからやり直しをする等、余分な処置に長時間を要する場合が少なくない。
【0005】
そこで本発明は、すでに穿刺した注射針を抜くことなく、その近くの位置に改めて注射をすることができる内視鏡用注射具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用注射具は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通される外套管と、上記外套管内に進退自在に全長にわたって挿通されて、先端側には上記外套管の先端から突没される注射針を有し、基端側には上記外套管の基端から引き出された薬液注入口を有する複数の通液管とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面を参照して実施の形態を説明する。
図1は内視鏡用注射具を示しており、1は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通自在な外套管であって、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂チューブのような可撓性のあるチューブによって形成されている。
【0008】
外套管1内には、2本の通液管2(2a,2b)が軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されている。各通液管2は、例えばポリイミド樹脂チューブ、ポリウレタン樹脂チューブ又はPTFEチューブのような少々硬めの可撓性のあるチューブによって形成されている。
【0009】
各通液管2の先端には、外套管1の先端近傍において、注射針3が接続固定されている。注射針3は金属製でもよいし、合成樹脂で通液管2と一体に形成してもよい。また、注射針3の長さや太さは、使用目的に応じて選択すればよい。
【0010】
各通液管2の基端側は、外套管1の基端から例えば30〜50cm程度外方に引き出されていて、その端部には、図示されていない注射器を接続可能な注射器受け口金4が接続されている。
【0011】
また、外套管1の基端側口元に固着された口元口金5には、2本の通液管2を、少し間隔をあけて並べた状態で各々軽く締めつけるように、例えば独立発泡のスポンジ等からなるパッキング6が取りつけられている。このパッキング6によって、外套管1内を逆流してくる汚物等の噴出が阻止される。
【0012】
通液管2は、各々パッキング6によって軽く締めつけられているので、外部に露出する基端側の部分を手で摘んで押し引きすれば、外套管1内で進退して、先端の注射針3が外套管1の先端から突没する。そして、通液管2から手を離せば、パッキング6の締めつけ力によって、通液管2が自由に動かない程度に軽く保持される。
【0013】
図2は、上述の内視鏡用注射具が内視鏡10の処置具挿通チャンネル11内に挿通された使用状態を示しており、外套管1の先端が内視鏡の挿入部12の先端から突出され、外套管1の基端側は、処置具挿通チャンネル11の入口部分から手元側に突出している。13は、処置具挿通チャンネル11の入口口元に取りつけられた鉗子栓である。
【0014】
このような内視鏡用注射具を用いて、図3に示されるように、第1の通液管2aを外套管1から押し出して、その先端の注射針3を体腔内壁に穿刺したとき、その穿刺位置が患部100からずれてしまったら、患部100に対して正しく穿刺をし直す必要がある。
【0015】
その場合には、図4に示されるように、体腔内壁に穿刺した注射針3を抜くことなく、第2の通液管2bを外套管1から押し出して、その先端の注射針3を患部100に穿刺すればよい。
【0016】
その際に、内視鏡10の挿入部12の先端の向きを少し変化させる必要があるが、第1の通液管2aがたわむので、何ら問題なく挿入部12の向きを変えることができる。
【0017】
図5は、本発明の第2の実施の形態を示しており、内視鏡用注射具の口元口金5を、内視鏡10の処置具挿通チャンネル11の入口口元部分に固定できるようにしたものである。このようにすることによって、内視鏡10を操作する術者自身が内視鏡用注射具の操作も行うことができる。
【0018】
この場合には、内視鏡10の挿入部12の先端からの外套管1の突出長さLは、使用目的に応じて設定すればよい。また、外套管1に対する口元口金5の固定位置を調整可能にしてもよい。
【0019】
図6は、本発明の第3の実施の形態を示しており、外套管1として、2本の通液管2を互いに独立して挿通するための2つの孔1a,1bが軸線方向に全長にわたって形成されたいわゆるマルチルーメンチューブを用いたものである。このようにすると2本の通液管2の途中交差等が防止されて、各注射針3を目的部位に正確に穿刺することができる。
【0020】
また、第2の通液管2の先端の注射針3で穿刺する際に、外套管1を口元口金5側において軸回りに回動させることにより、2番目に穿刺する注射針3を目的部位に正確に穿刺することができる。
【0021】
この実施の形態では2本の通液管2が外套管1内を全長にわたって独立して挿通されるように孔1a,1bが形成されているが、外套管1の断面内での各通液管2の位置関係を保持できる構造であれば、通液管2を保持しない部分が部分的にあってもよい。
【0022】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば外套管1内に挿通する通液管2の数は3本以上であってもよい。この場合、図6に示したような、外套管1の断面内での位置関係を保持させるための孔1a,1bは、必ずしも全部のチューブに対して独立して形成しなくてもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、先端側に注射針を有して基端側に薬液注入口を有する複数の通液管を外套管内に進退自在に挿通配置して、薬液注入口は外套管の基端から引き出し、注射針は外套管の先端から突没させることができるようにしたことにより、すでに穿刺した注射針を抜くことなく、その近くの位置に改めて別の注射をすることができるので、注射針を抜いた孔からの出血等がない状態で、安全且つ確実に目的部位に対する経内視鏡的注射を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用注射具の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の注射具が内視鏡に通された状態の略示図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の使用状態の穿刺部分の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の使用状態の穿刺部分の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の注射具が内視鏡に通された状態の略示図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の内視鏡用注射具の先端部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 外套管
2 通液管
3 注射針
4 注射器受け口金

Claims (1)

  1. 管軸と平行な内部通路が先端面に真っ直ぐに開口する形状に形成されて内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通される外套管と、
    上記外套管の内部通路内に各々が独立して軸線方向に進退自在に全長にわたって緩く挿通されて、先端側には上記外套管の先端開口から前方に向かって突没される注射針が形成されると共に、基端側には上記外套管の基端から引き出された薬液注入口を有する複数の通液管とを設け、
    上記複数の通液管を各々基端側から進退操作することにより、各通液管の先端の注射針を各々独立して上記外套管の先端開口から前方に突没させることができるようにすると共に、
    上記外套管の基端部分に、上記複数の通液管を各々独立して軸線方向に進退させることができる程度に締め付けて上記外套管内から逆流してくる液の噴出を阻止し、且つ上記各通液管を各々独立して任意の進退位置において保持することができる保持部材を設けたことを特徴とする内視鏡用注射具。
JP17458295A 1995-06-07 1995-07-11 内視鏡用注射具 Expired - Lifetime JP3923550B2 (ja)

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