JP5519988B2 - 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法 - Google Patents

弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5519988B2
JP5519988B2 JP2009225586A JP2009225586A JP5519988B2 JP 5519988 B2 JP5519988 B2 JP 5519988B2 JP 2009225586 A JP2009225586 A JP 2009225586A JP 2009225586 A JP2009225586 A JP 2009225586A JP 5519988 B2 JP5519988 B2 JP 5519988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
slit
insertion hole
dilator
introducer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009225586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011072435A (ja
Inventor
勝紀 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2009225586A priority Critical patent/JP5519988B2/ja
Publication of JP2011072435A publication Critical patent/JP2011072435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519988B2 publication Critical patent/JP5519988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法に関する。
ダイレータ、カテーテルやガイドワイヤ等のような医療に用いられる長尺部材(「ダイレータ」を代表的に挙げる)を生体内へ導入するときには、イントロデューサが使用されている。このイントロデューサとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載されたイントロデューサは、筒状をなすハブと、ハブの先端部に接続されたシースチューブとを有している。また、ハブの基端部には、弾性材料で構成された弁体が装着されている。この弁体は、膜状をなし、その厚さ方向に貫通する複数のスリットを有している。イントロデューサにダイレータを挿入する際には、弁体のスリットを介して、その挿入操作を行なう。そして、このイントロデューサにダイレータが挿入されて組み立てられた組立状態のイントロデューサ組立体を生体内へ導入する。
ところで、イントロデューサやダイレータは、滅菌処理を施す必要がある。しかしながら、組立状態で例えばオートクレーブ滅菌を施した場合、弁体によって高圧蒸気がイントロデューサ内に流入するのが阻止されるおそれがある。このため、高圧蒸気が、ハブの内腔部や、ダイレータのイントロデューサに挿入されている部分等にまで行き渡るのが困難となり、これらの部分が充分に滅菌されないと言う問題があった。また、弁体にダイレータを挿通した状態で滅菌すると、弁体が傷んでしまう(劣化する)ことも知られている。
特公平2−948号公報
本発明の目的は、医療用具に長尺部材を挿入した状態で滅菌処理を施しても、その滅菌処理が医療用具の内部にまで確実に及ぶように当該医療用具に装着される弁体、かかる弁体を備えるイントロデューサシース、および、かかるイントロデューサを備えるイントロデューサ組立体を製造する方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 長尺部材を生体内に導入する際に用いられる医療用具に装着して用いられ、弾性材料で構成された板状または柱状をなす弁体であって、
一方の面から他方の面に到達するように形成され、前記長尺部材が挿通する挿通孔と、
側面から前記挿通孔まで到達するように形成され、該挿通孔と連通する側面スリットとを有し、
前記側面スリットは、前記弁体の側面視で当該弁体の中心軸に対し傾斜して形成され、かつ、前記弁体の側面視で前記一方の面から前記他方の面に到達するように直線状に形成されており、
前記側面スリットを介して前記挿通孔に前記長尺部材を位置させ得ることを特徴とする弁体。
(2) 前記側面スリットは、その前記一方の面を切り込んでいる部分と、前記他方の面を切り込んでいる部分とが、平面視で前記挿通孔を介して互いに反対側に位置している上記(1)に記載の弁体。
(3) 当該弁体は、その中心軸方向に圧縮されているかまたは中心軸に向かって圧縮された状態で、前記医療用具に装着される上記(1)または(2)に記載の弁体。
(4) 前記挿通孔は、小孔で構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の弁体。
(5) 前記挿通孔は、小孔と、該小孔から放射状に延びる複数のスリットとで構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の弁体。
(6) 前記挿通孔は、その内径が一方側に向かって漸増したテーパ部を有する上記(4)または(5)に記載の弁体。
(7) 前記挿通孔は、少なくとも1本のスリットで構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の弁体。
(8) 前記挿通孔は、前記一方の面にのみ到達する第1のスリットと、前記他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとで構成され、
前記側面スリットは、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの交差部に繋がっている上記(7)に記載の弁体。
(9) 前記挿通孔は、前記一方の面から前記他方の面に到達し、互いに交差する第1のスリットおよび第2のスリットで構成され、
前記側面スリットは、前記第1のスリットおよび前記第2のスリットのうちの少なくとも一方に繋がっている上記(7)に記載の弁体。
(10) 前記長尺部材は、ダイレータ、カテーテルまたはガイドワイヤである上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の弁体。
(11) 上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の弁体と、
管状をなし、その内腔部に前記弁体が装着されるハブと、
前記ハブの先端部に固定され、前記ハブの内腔部に連通するシースチューブとを備えることを特徴とするイントロデューサシース。
(12) 上記(11)に記載のイントロデューサシースと、該イントロデューサシースに挿入して組み立てられるダイレータとを備えるイントロデューサ組立体を製造する方法であって、
前記ハブに前記弁体が未だ装着されていない状態で、前記ハブと前記シースチューブとに前記ダイレータを一括して挿通して仮組立状態とする仮組立工程と、
前記仮組立状態で、前記ハブ、前記シースチューブおよび前記ダイレータを滅菌する滅菌工程と、
前記側面スリットを介して前記ダイレータを前記挿通孔に位置させて、前記ダイレータが前記挿通孔を挿通した状態とし、前記弁体を前記ハブに装着する弁体装着工程とを有することを特徴とするイントロデューサ組立体の製造方法。
本発明によれば、弁体を未だ装着しない状態の医療用具に長尺部材を挿入することができる。この状態で滅菌処理を施した際、その滅菌処理が医療用具の内部にまで確実に及ぶ。そして、滅菌された医療用具に弁体を装着することができる。
また、側面スリットが弁体の中心軸と平行に形成されている場合や弁体の中心軸に対し傾斜して形成されている場合には、側面スリットを介して反対方向に弁体を引張るという簡単な操作で側面スリットを広げることができ、よって、当該広がった側面スリットを介して挿通孔に長尺部材を容易に位置させることができる。これにより、弁体が未だ装着されていない状態の医療用具に対して弁体を装着する際、その装着操作を迅速に行なうことができる。
本発明のイントロデューサ(弁体)を備えるイントロデューサ組立体を示す部分縦断面図である。 本発明の弁体の第1実施形態を示す斜視図である。 図2に示す弁体をイントロデューサに装着した状態を示す平面図である。 本発明の弁体の第2実施形態を示す斜視図である。 図4に示す弁体をイントロデューサに装着した状態を示す側面図である。 図4に示す弁体の平面図である。 本発明の弁体の第3実施形態を示す側面図である。 本発明の弁体の第4実施形態を示す平面図である。 本発明の弁体の第5実施形態を示す平面図である。 本発明の弁体の第6実施形態を示す斜視図である。 本発明の弁体の第7実施形態を示す斜視図である。 図1に示すイントロデューサ組立体を製造する工程を順に示す図である。 図1に示すイントロデューサ組立体を製造する工程を順に示す図である。 図1に示すイントロデューサ組立体を製造する工程を順に示す図である。 図1に示すイントロデューサ組立体を製造する工程を順に示す図である。
以下、本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のイントロデューサ(弁体)を備えるイントロデューサ組立体を示す部分縦断面図、図2は、本発明の弁体の第1実施形態を示す斜視図、図3は、図2に示す弁体をイントロデューサに装着した状態を示す平面図、図12〜図15は、それぞれ、図1に示すイントロデューサ組立体を製造する工程を順に示す図である。なお、以下では、説明の都合上、図1、図2および図12〜図15中(図4、図5、図7、図10および図11についても同様)の上側を「基端」、「上」または「上方」、下側を「先端」、「下」または「下方」と言う。
図1に示すイントロデューサ組立体(イントロデューサキット)100は、イントロデューサ(イントロデューサシース)1と、ダイレータ(拡張管)10とを備え、イントロデューサ1にダイレータ10を挿入して組み立てたものである。以下、この図1に示す状態を「組立状態」と言う。
イントロデューサ1は、ダイレータ10の他、例えばガイドワイヤやカテーテル11等のような医療に用いられる長尺部材を生体内(例えば、血管等)に導入するのに使用される医療用具である。また、ダイレータ10は、イントロデューサ1のシースチューブ4を生体内への導入を容易にするためシースチューブ4に挿入して使用されるものである。
ダイレータ10は、可撓性を有する管体(チューブ)で構成されたダイレータ本体103を有している。このダイレータ10は、イントロデューサ1に挿入され、イントロデューサ1に固定された状態で生体内へ挿入(導入)される。また、ダイレータ10は、例えば血管への導入を容易にするため、ダイレータ10の先端部101が先端方向に向かって縮径している。このようなダイレータ10は、ダイレータ本体103がシースチューブ4ごと生体(血管)内に挿入された後、イントロデューサ1から抜去される。その後、ハブ2の貫通孔253からカテーテル11あるいはガイドワイヤが挿入される。
イントロデューサ1は、ハブ2と、ハブ2の先端側に固定された管状のシースチューブ4と、ハブ2の内側に装着された弁体6Aとを備えている。
ハブ2は、管体で構成されたハブ本体24と、ハブ本体24の基端部に装着されるキャップ25とで構成されている。
ハブ本体24の外周部には、その長手方向の途中に、側方に突出するサイドポート(接続部)21が設けられている。サイドポート21は、管状をなしており、その中空部(内部)211がハブ本体24の内腔部241と連通している。このサイドポート21には、例えばポリ塩化ビニル製の可撓性を有するチューブ8の一端部が液密に接続される。
また、ハブ本体24の基端外周部には、その周方向に沿って凹部(溝)22が形成されている。
キャップ25は、天板251と、天板251の縁部から立設した壁部252とを有している。
天板251には、その中心部に厚さ方向に貫通する貫通孔253が形成されている。この貫通孔253を介して、ダイレータ10等の長尺部材をイントロデューサ1に挿入することができる。
壁部252の内周部には、その周方向に沿ってリング状の突部254が形成されている。突部254は、キャップ25がハブ本体24に装着された際、ハブ本体24の凹部22に挿入される。これにより、キャップ25がハブ本体24から離脱するのを防止することができる。
また、キャップ25がハブ本体24に装着された状態では、キャップ25とハブ本体24との間に空隙(内腔部)が形成され、この空隙に弁体6Aを設置することができる。設置された弁体6Aは、キャップ25の天板251とハブ本体24の基端面23との間で挟持され、よって、ハブ2に対し確実に固定される。
ハブ2の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチレン等が挙げられる。
ハブ2の先端側には、シースチューブ4が配置されている。シースチューブ4は、生体内に導入される部材であり、薄肉の管状部材で構成されている。このシースチューブ4は、その基端部がハブ2の先端部に嵌入され、ハブ2(ハブ本体24)の内腔部241に連通している。
シースチューブ4の構成材料としては、例えば、比較的剛性の高い樹脂材料を用いることができるが、特に、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ナイロン66のようなポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレートのようなポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を主とするものが好ましい。
ハブ2の基端部には、弁体6Aが装着されている。図2に示すように、弁体6Aは、円板状(膜状)をなす弾性体で構成されている。なお、弁体6Aの構成する弾性材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、またはイソプレンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等の各種合成ゴム、ポリアミド系、ポリエステル系等の各種熱可塑性エラストマー等の弾性材料が挙げられる。
図2、図3に示すように、弁体6Aは、その中心部に形成された挿通孔61Aと、側面67に形成された側面スリット66Aとを有している。
挿通孔61Aは、弁体6Aの上面(一方の面)68から下面(他方の面)69に到達するように形成された小孔(ピンホール)で構成されている。この挿通孔61Aは、組立状態でダイレータ10が挿通する部分である。
挿通孔61Aは、外力を付与しない自然状態で、内径が例えばダイレータ10のダイレータ本体103の最大外径とほぼ同じまたはそれよりも若干小さく設定されている。そして、弁体6Aをハブ2に装着した状態では、当該弁体6Aがその中心軸Oに向かって圧縮され(図3参照)、挿通孔61Aが閉じる。これにより、ハブ2の貫通孔253が液密に封止され、よって、例えば、ハブ2の内腔部241の滅菌状態を維持することができたり、イントロデューサ組立体100を生体に留置した際にシースチューブ4を介して逆流してくる血液の漏出を防止することができる。
また、組立状態では、挿通孔61Aが開状態となるが、自身の復元力(弾性力)とハブ2からの圧縮力との相乗効果により、挿通孔61Aの内周面611がダイレータ10のダイレータ本体103の外周面102に液密に密着する。これにより、挿通孔61Aが閉状態のときと同様に、滅菌状態の維持や血液の漏出防止がなされる。
このように、挿通孔61Aは、ダイレータ10の挿入・抜去に伴って開閉することができる。
図2(図3も同様)に示すように、側面スリット66Aは、側面67から挿通孔61Aまで到達するように形成されている。また、側面スリット66Aは、上面68を切り込んでおり、上側切り込み部662を有し、下面69を切り込んでおり、下側切り込み部663を有する。このように形成された側面スリット66Aは、挿通孔61Aと連通したものとなる。
本実施形態では、側面スリット66Aは、側面視で弁体6Aの中心軸Oと平行に、すなわち、側面67と挿通孔61Aとの距離が最短となる線と一致するように形成されている。また、自然状態では、側面スリット66Aの互いに対向する内面661同士は、当接して(密着して)いる。これにより、側面スリット66Aが閉状態となる。
図14に示すように、内面661同士が互いに離間する方向(図中の矢印A方向)に弁体6Aを引張ると、側面スリット66Aが開状態となる。この開状態の側面スリット66Aを介して、ダイレータ10を挿通孔61Aに位置させることができる。そして、弁体6Aに対する前記引張力を解除すると、ダイレータ10が挿通孔61Aを挿通した状態、すなわち、ダイレータ10のダイレータ本体103の外周部に弁体6Aが装着された状態とすることができる(図15参照)。後述するイントロデューサ組立体100の製造方法では、弁体6Aがダイレータ本体103に装着された仮装着状態を経ることとなる。この仮装着状態とする際には、前述したように側面スリット66Aを強制的に開いて、弁体6Aをダイレータ10に向かって押し込むという簡単な操作で、その装着操作を容易に行なうことができる。
また、前述したように、弁体6Aは、その中心軸Oに向かって圧縮された状態でハブ2に装着されている(図3参照)。これにより、側面スリット66Aの内面661同士が強固に液密に密着し、よって、側面スリット66Aが確実に閉状態となる。これにより、側面スリット66Aから血液が漏出するのを防止することができる。
次に、イントロデューサ組立体100を製造する方法について、図12〜15を参照しつつ、説明する。このイントロデューサ組立体100の製造方法は、準備工程と、仮組立工程と、滅菌工程と、弁体装着工程とを有している。
[1] 準備工程
まず、図12に示すように、イントロデューサ1とダイレータ10とをそれぞれ用意する。イントロデューサ1では、ハブ2は、ハブ本体24からキャップ25が外され、さらに、弁体6Aも未だ装着されていない状態となっている。以下、この状態のイントロデューサ1を「弁体未装着イントロデューサ1’」と言う。
[2] 仮組立工程
図12に示すように、弁体未装着イントロデューサ1’のハブ本体24に、その基端側からダイレータ10を挿入する。この挿入操作は、ダイレータ10の先端部101が弁体未装着イントロデューサ1’のシースチューブ4から突出するまで行われる。
このような操作により、弁体未装着イントロデューサ1’のハブ本体24とシースチューブ4とにダイレータ10が一括して挿通した仮組立状態となる(図13参照)。
[3] 滅菌工程
次に、図13に示す仮組立状態で、弁体未装着イントロデューサ1’(ハブ本体24およびシースチューブ4)と、ダイレータ10とに対して滅菌処理を施す。このとき、ハブ本体24に装着されるキャップ25、弁体6Aに対しても同様に滅菌処理を施す。なお、滅菌方法としては、例えば、オートクレーブ滅菌を用いる。オートクレーブ滅菌では、高圧蒸気により滅菌を行なうことができる。これらは、各々、個別の包装体に入った状態で滅菌される。
弁体未装着イントロデューサ1’は、弁体6Aでハブ2の基端部が封止されていないため、その内部を先端から基端まで、高圧蒸気が通過可能となっている。これにより、仮組立状態で(ダイレータ10を挿入したまま)滅菌処理を施しても、高圧蒸気が弁体未装着イントロデューサ1’の内部全体に行き渡り(及び)、よって、当該内部と、そこに挿入されているダイレータ10とを十分かつ確実に滅菌することができる。
一方、キャップ25および弁体6Aは、それぞれ、個別に(独立して)滅菌されるため、その滅菌の程度が十分なものとなる。また、弁体6Aにダイレータ10を挿通した状態で滅菌した場合、弁体6Aが傷んでしまう(劣化する)ことも知られているが、本製造方法では、このような不具合も解消することができる。
[4] 弁体装着工程
滅菌終了後、無菌環境下のアイソレータ(図示せず)内に、仮組立状態の弁体未装着イントロデューサ1’、キャップ25および弁体6Aを移す。
図14に示すように、弁体未装着イントロデューサ1’に挿入されているダイレータ10に対し、弁体6Aを装着する。これにより、仮装着状態となる。この操作は、前述したように側面スリット66Aを強制的に開いて、弁体6Aをダイレータ10に向かって押し込むことにより行われる。
そして、図15に示すように、弁体6Aの下面69をハブ本体24の基端面23に当接させて、当該ハブ本体24にキャップ25を装着する。これにより、イントロデューサ1は、弁体6Aがハブ2に固定された(装着された)ものとなる。また、このイントロデューサ1にダイレータ10が挿入されたままとなっているため、組立状態となったイントロデューサ組立体100が完成する。
手技では、このイントロデューサ組立体100を組立状態のまま使用することができる。これにより、患者に対し迅速な手技(処置)を施すことができる。
なお、滅菌工程での滅菌方法としては、オートクレーブ滅菌の他、例えば、過酸化水素やEOG(エチレンオキサイドガス)のような滅菌ガスを用いたガス滅菌、γ線や電子放射線のような放射線照射による放射線滅菌等を用いることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の弁体の第2実施形態を示す斜視図、図5は、図4に示す弁体をイントロデューサに装着した状態を示す側面図、図6は、図4に示す弁体の平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、側面スリットの形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図4、図5に示す弁体6Bでは、側面スリット66Bは、側面視で弁体6Bの中心軸Oに対し傾斜して形成されている。
この弁体6Bをダイレータ10のダイレータ本体103の外周部に装着する仮装着状態とするには、まず、側面スリット66Bを介して互いに反対方向(例えば図5中の上下方向)に弁体6Bを引張り、内面661同士を互いに離間させる。これにより、側面スリット66Bが開状態となる。そして、ダイレータ10のダイレータ本体103を側面スリット66Bと同方向に傾斜させた状態で、当該ダイレータ本体103を側面スリット66Bに挿入する。ダイレータ本体103が挿通孔61Aに接近するに従って、ダイレータ本体103を中心軸Oと平行となるように姿勢を変化させる。これにより、ダイレータ本体103が挿通孔61Aに位置し、仮装着状態となる。
また、側面スリット66Bは、弁体6Bの側面67の半周を占めている。このため、図6に示す平面視で、側面スリット66Bは、その上面68を切り込んでいる上側切り込み部662と、下面69を切り込んでいる下側切り込み部663とのなす角度θが180°となっている。換言すれば、図6に示す平面視で、側面スリット66Bは、上側切り込み部662と下側切り込み部663とが挿通孔61Aを介して互いに反対側に位置している。
このように形成された側面スリット66Bでは、仮装着状態とする際に、側面スリット66Bを十分に開状態とすることができ、よって、その仮装着操作を容易に行なうことができる。
なお、角度θは、本実施形態では180°であるが、これに限定されず、例えば、0〜180°までのいずれの角度であってもよい。また、ダイレータ本体103(ダイレータ10)の中心軸に対する側面スリット66Bの角度は、ダイレータ本体103が側面スリット66Bに挿入され得る限り、例えば、0°より大きく、90°より小さいが、好ましくは、60〜70°である。
また、図5に示すように、弁体6Bをハブ2に装着した状態では、弁体6Bは、前述したようにハブ本体24とキャップ25との間で挟持されるため、中心軸O方向に圧縮される。これにより、側面スリット66Bの内面661同士が強固に液密に密着し、よって、側面スリット66Bが確実に閉状態となる。これにより、側面スリット66Bから血液が漏出するのを防止することができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明の弁体の第3実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、挿通孔の形状が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図7に示す弁体6Cでは、挿通孔61Cの上部に、内径が上方に向かって漸増したテーパ状の拡径部(テーパ部)612が形成されている。拡径部612の最大内径は、例えば、カテーテル11の先端111の外径よりも大きいのが好ましい。
拡径部612が形成されていることにより、ダイレータ10が抜去された弁体6Cにカテーテル11を挿入する際、カテーテル11の先端111が拡径部612に案内され(図7参照)、当該カテーテル11が挿通孔61Cに容易かつ確実に挿入される。
なお、拡径部612は、その内径が漸増したものに限定されず、例えば、内径が一定のものであってもよい。
<第4実施形態>
図8は、本発明の弁体の第4実施形態を示す平面図である。
以下、この図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、挿通孔の構成(形状)が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図8に示す弁体6Dでは、挿通孔61Dに、平面視で放射状に延びる補助スリット(スリット)613a、613b、613cが形成されている。これらの補助スリット613a〜613cは、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。また、各補助スリット613a〜613cは、それぞれ、弁体6Dの上面68から下面69までを貫通している。
弁体6Dでは、補助スリット613a〜613cが形成されている分、挿通孔61Dが開き易いものとなる。これにより、カテーテル11やガイドワイヤを挿入する際に、その操作を容易に行なうことができたり、仮装着状態とする際に、ダイレータ10を挿通孔61Dに容易に位置させることができる。
なお、補助スリット613a〜613cの長さは、図示の構成では互いに同じであるが、これに限定されず、互いに異なっていてもよい。
また、補助スリットの形成数は、図示の構成では3本であるが、これに限定されず、例えば、2本、または、4本以上であってもよい。
<第5実施形態>
図9は、本発明の弁体の第5実施形態を示す平面図である。
以下、この図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、補助スリットの形成数が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
図9に示す弁体6Eでは、挿通孔61Eに、平面視で放射状に延びる補助スリット614a、614b、615a、615bが形成されている。
補助スリット614a、614bは、それぞれ、弁体6Eの内部から上面68にのみ到達したスリットである。補助スリット614aと補助スリット614bとは、中心軸Oを介して互いに反対側に配置されている。
補助スリット615a、615bは、それぞれ、弁体6Eの内部から下面69にのみ到達したスリットである。補助スリット615aと補助スリット615bとは、中心軸Oを介して互いに反対側に配置されている。
また、補助スリット614a、614b、615a、615bは、平面視で中心軸O回りに交互に配置されている。すなわち、弁体6Eでは、中心軸Oを中心とした時計回りに、補助スリット614a、615a、614b、615bの順に配置されている。
このような構成の弁体6Eでは、補助スリット614a、614b、615a、615bが形成されている分、挿通孔61Eが開き易いものとなる。
なお、補助スリット614a、614b、615a、615bの深さは、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、上面68にのみ到達したスリットの形成数と、下面69にのみ到達したスリットの形成数とは、図示の構成では同じであるが、これに限定されず、異なっていてもよい。形成数が互いに異なっている場合、上面68にのみ到達したスリットの形成数が下面69にのみ到達したスリットの形成数よりも多いのが好ましい。
<第6実施形態>
図10は、本発明の弁体の第6実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、挿通孔の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示す弁体6Fでは、挿通孔61Fは、平面視で一文字状をなす第1のスリット62aおよび第2のスリット63aで構成されている。
第1のスリット62aは、上面68にのみ到達したスリットである。また、第2のスリット63aは、下面69にのみ到達したスリットである。この第2のスリット63aは、弁体6Fの内部において部分的に第1のスリット62aと交差している。図10に示す構成では、第1のスリット62aと第2のスリット63aとは、十文字状に交差している、すなわち、両スリット62a、63aの交差角度は、90°となっているが、この交差角度は、90°に限定されない。
このような構成の弁体6Fでは、例えば、ダイレータ10を弁体6F(イントロデューサ1)から抜去したときには、第1のスリット62a、第2のスリット63aは、自己閉塞性により、すなわち、その弾性により瞬時に元の形状に復元して、確実に閉じる。これにより、弁体6Fの液密性が発揮されて、血液の漏出が防止される。
また、側面スリット66Aは、第1のスリット62aと第2のスリット63aとの交差部64に繋がっている。これにより、仮装着状態とする際に、側面スリット66Aから挿入したダイレータ10を挿通孔61Fに迅速に位置させることができる。
挿通孔61Fを構成するスリットの形成数は、2本であるが、これに限定されず、例えば、1本または3本以上であってもよい。
<第7実施形態>
図11は、本発明の弁体の第7実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法の第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1のスリットおよび第2のスリットの形成状態が異なること以外は前記第6実施形態と同様である。
図11に示す弁体6Gでは、挿通孔61Gは、弁体6Gの上面68から下面69までを貫通する(上面68から下面69に到達する)第1のスリット62bおよび第2のスリット63bで構成されている。
側面スリット66Aは、第1のスリット62bの途中に繋がっている。これにより、例えば、側面スリット66Aの長さを、前記第5実施形態の側面スリット66Aの長さよりも短くすることができ、よって、その分、側面スリット66Aを形成する時間を短縮することができる。
なお、側面スリット66Aは、図示の構成では第1のスリット62bの途中に繋がっているが、これに限定されず、例えば、第1のスリット62bの端部に繋がっていてもよい。
また、側面スリット66Aは、図示の構成では第1のスリット62bおよび第2のスリット63bのうちの一方に繋がっているが、これに限定されず、例えば、交差部64に繋がっていてもよい。
以上、本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、弁体およびイントロデューサシースを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、弁体は、前記各実施形態では板状をなすものであったが、これに限定されず、例えば、柱状(円柱状や角柱状)をなすものであってもよい。
また、イントロデューサでは、ハブ本体に装着されるキャップの天板に(内側に)弾性材料で構成された板状部材が設置されていてもよい。キャップをハブ本体に装着した際、当該板状部材が弁体に重なって、弁体がより強固に挟持される。これにより、弁体がより液密にハブに装着されることとなる。
100 イントロデューサ組立体(イントロデューサキット)
1 イントロデューサ(イントロデューサシース)
1’ 弁体未装着イントロデューサ
2 ハブ
21 サイドポート
211 中空部
22 凹部(溝)
23 基端面
24 ハブ本体
241 内腔部
25 キャップ
251 天板
252 壁部
253 貫通孔
254 突部
4 シースチューブ
6A、6B、6C、6D、6E、6F、6G 弁体
61A、61C、61D、61E、61F、61G 挿通孔
611 内周面
612 拡径部(テーパ部)
613a、613b、613c、614a、614b、615a、615b 補助スリット(スリット)
62a、62b 第1のスリット
63a、63b 第2のスリット
64 交差部
66A、66B 側面スリット
661 内面
662 上側切り込み部
663 下側切り込み部
67 側面
68 上面(一方の面)
69 下面(他方の面)
8 チューブ
10 ダイレータ(拡張管)
101 先端部
102 外周面
103 ダイレータ本体
11 カテーテル
111 先端
O 中心軸
θ 角度

Claims (12)

  1. 長尺部材を生体内に導入する際に用いられる医療用具に装着して用いられ、弾性材料で構成された板状または柱状をなす弁体であって、
    一方の面から他方の面に到達するように形成され、前記長尺部材が挿通する挿通孔と、
    側面から前記挿通孔まで到達するように形成され、該挿通孔と連通する側面スリットとを有し、
    前記側面スリットは、前記弁体の側面視で当該弁体の中心軸に対し傾斜して形成され、かつ、前記弁体の側面視で前記一方の面から前記他方の面に到達するように直線状に形成されており、
    前記側面スリットを介して前記挿通孔に前記長尺部材を位置させ得ることを特徴とする弁体。
  2. 前記側面スリットは、その前記一方の面を切り込んでいる部分と、前記他方の面を切り込んでいる部分とが、平面視で前記挿通孔を介して互いに反対側に位置している請求項1に記載の弁体。
  3. 当該弁体は、その中心軸方向に圧縮されているかまたは中心軸に向かって圧縮された状態で、前記医療用具に装着される請求項1または2に記載の弁体。
  4. 前記挿通孔は、小孔で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の弁体。
  5. 前記挿通孔は、小孔と、該小孔から放射状に延びる複数のスリットとで構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の弁体。
  6. 前記挿通孔は、その内径が一方側に向かって漸増したテーパ部を有する請求項またはに記載の弁体。
  7. 前記挿通孔は、少なくとも1本のスリットで構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の弁体。
  8. 前記挿通孔は、前記一方の面にのみ到達する第1のスリットと、前記他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとで構成され、
    前記側面スリットは、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの交差部に繋がっている請求項に記載の弁体。
  9. 前記挿通孔は、前記一方の面から前記他方の面に到達し、互いに交差する第1のスリットおよび第2のスリットで構成され、
    前記側面スリットは、前記第1のスリットおよび前記第2のスリットのうちの少なくとも一方に繋がっている請求項に記載の弁体。
  10. 前記長尺部材は、ダイレータ、カテーテルまたはガイドワイヤである請求項1ないしのいずれかに記載の弁体。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の弁体と、
    管状をなし、その内腔部に前記弁体が装着されるハブと、
    前記ハブの先端部に固定され、前記ハブの内腔部に連通するシースチューブとを備えることを特徴とするイントロデューサシース。
  12. 請求項11に記載のイントロデューサシースと、該イントロデューサシースに挿入して組み立てられるダイレータとを備えるイントロデューサ組立体を製造する方法であって、
    前記ハブに前記弁体が未だ装着されていない状態で、前記ハブと前記シースチューブとに前記ダイレータを一括して挿通して仮組立状態とする仮組立工程と、
    前記仮組立状態で、前記ハブ、前記シースチューブおよび前記ダイレータを滅菌する滅菌工程と、
    前記側面スリットを介して前記ダイレータを前記挿通孔に位置させて、前記ダイレータが前記挿通孔を挿通した状態とし、前記弁体を前記ハブに装着する弁体装着工程とを有することを特徴とするイントロデューサ組立体の製造方法。
JP2009225586A 2009-09-29 2009-09-29 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法 Active JP5519988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009225586A JP5519988B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009225586A JP5519988B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011072435A JP2011072435A (ja) 2011-04-14
JP5519988B2 true JP5519988B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44017097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009225586A Active JP5519988B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5519988B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013134421A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-12 Pfm Medical, Inc. Antimicrobial introducer and needle
JP3206339U (ja) * 2013-04-01 2016-09-15 テルモ株式会社 ガイディングカテーテル組立体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5312355A (en) * 1991-07-09 1994-05-17 H L Medical Inventions, Inc. Splittable hemostatic valve and sheath and the method for using the same
JP3941022B2 (ja) * 1997-10-31 2007-07-04 日本シャーウッド株式会社 カテーテルイントロデューサー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011072435A (ja) 2011-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6499667B2 (ja) ニードルアセンブリ及び製造方法
JP5248196B2 (ja) リブ付きシールを備えるアクセスアセンブリ
JP4887810B2 (ja) カテーテル挿入具およびカテーテル挿入具セット
WO2011115048A1 (ja) イントロデューサー組立体
JP6746503B2 (ja) ガイドワイヤ
EP0784961A1 (en) Trocar with improved universal seal
US20040199121A1 (en) Apparatus and method for providing percutaneous access and medicament to a target surgical site
US20100268163A1 (en) Modular introducer and exchange sheath
EP2238923B1 (en) Access portal including silicone foam three layer seal
JP2010240422A (ja) スポンジ材を含むアクセスポータル
US20120245527A1 (en) Introducer valve
US20140343512A1 (en) Large bore sheath assembly
US20130085450A1 (en) Valves and hubs for tubular devices and methods for making and using them
JP5519988B2 (ja) 弁体、イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体の製造方法
US8974420B2 (en) Large french size hemostatic valve configuration
EP3782692A1 (en) Hemostasis valve assembly and method for assembling a hemostasis valve
JP5492680B2 (ja) イントロデューサー組立体
WO2013140967A1 (ja) イントロデューサー用シース
JP2018029953A (ja) 凹部にはめ込まれたシールを有する腹腔鏡器具
JP6739087B2 (ja) カテーテル及びカテーテルプロテクター
JP5877944B2 (ja) イントロデューサー組立体
US11260146B2 (en) Seal-healing valve for a medical instrument
JP2011067558A (ja) イントロデューサシースおよびイントロデューサ組立体
JPH11276595A (ja) 医療用弁体および医療用挿入補助具
JP2023110184A (ja) 接続部材、医療用組立体、およびシースイントロデューサー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250