JP2016189249A - 脱硫装置および燃料電池システム - Google Patents

脱硫装置および燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016189249A
JP2016189249A JP2015068237A JP2015068237A JP2016189249A JP 2016189249 A JP2016189249 A JP 2016189249A JP 2015068237 A JP2015068237 A JP 2015068237A JP 2015068237 A JP2015068237 A JP 2015068237A JP 2016189249 A JP2016189249 A JP 2016189249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desulfurization
raw material
gas
material gas
moisture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015068237A
Other languages
English (en)
Inventor
久田 浩二
Koji Hisada
浩二 久田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Gas Co Ltd filed Critical Toho Gas Co Ltd
Priority to JP2015068237A priority Critical patent/JP2016189249A/ja
Publication of JP2016189249A publication Critical patent/JP2016189249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池システムに供給される原料ガス中の硫黄成分を除去する脱硫装置において、原料ガス中の水分量に変動があっても、水分量の積算量を見積もることができ、また脱硫剤の水分による劣化や、それに起因する下流の燃料電池システムの構成部材の劣化を抑制することができる脱硫装置を簡素な構成で提供すること、そして、そのような脱硫装置を備えた燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】燃料電池システムに供給される硫黄化合物を含んだ原料ガスG0から硫黄成分を除去する脱硫装置10において、硫黄成分を原料ガスG0中から除去する脱硫剤15が充填された脱硫部12と、原料ガスG0の流路に沿って脱硫部12よりも上流に設けられ、体積の膨張を伴って水分を吸収または吸着する乾燥剤14が充填された乾燥部11と、を設ける。乾燥部11の後流側には、内部を流れる原料ガスの圧力を計測する圧力計16を設けることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、脱硫装置および燃料電池システムに関し、さらに詳しくは、都市ガス等の原料ガスから硫黄成分を除去する脱硫装置と、そのような脱硫装置で処理された原料ガスを利用して発電を行う燃料電池システムに関する。
都市ガスや液化石油ガス(LPガス)を原料ガスとして発電を行う燃料電池システムにおいては、改質器を用いて、水素を含む燃料ガスに原料ガスを変換し、燃料電池セルスタックの燃料極に供給する。都市ガスやLPガスには付臭成分として硫黄化合物が添加されているが、硫黄化合物は、改質器を構成する改質触媒や燃料電池を構成する燃料極等と反応して、不可逆的な劣化をもたらす可能性があるため、通常は、改質器の上流に、硫黄成分を除去する脱硫剤を充填した脱硫装置が設けられる。
都市ガスやLPガスには不可避的に水分が含有されるが、ゼオライト等よりなる脱硫剤は、水も吸着するため、水分を含んだ原料ガスを脱硫装置に供給すれば、脱硫剤の性能の低下につながる可能性がある。都市ガスやLPガスにおいては、通常は付臭成分の量はよく制御されており、濃度の変動がほとんど見られないが、水分量に関しては、ガス導管への水分の混入や、ガス導管における局所的な高露点箇所の存在等を原因として、しばしば変動することが知られている。ガス導管の破損事故や地震等の災害発生も水分量変動の原因となる。燃料電池システムの脱硫装置においては、硫黄化合物の吸着速度等に基づいて、耐用期間を予測して見積もっており、その耐用期間が経過すると、脱硫剤の交換や活性化等のメンテナンスが行われる。しかし、原料ガス中の水分量が変動すると、見積もられた耐用期間が経過する前に、脱硫剤の脱硫性能が想定外に劣化する可能性がある。すると、脱硫装置における脱硫効率の低下だけでなく、改質器や燃料電池セルスタックの性能低下や不可逆的な劣化にもつながりうる。
原料ガス中の水分による脱硫剤への影響を回避するために、露点計を用いて原料ガスの露点をモニターする技術が公知である。例えば特許文献1においては、脱硫剤に供給される原料ガスの露点が設定温度よりも高いとき脱硫剤を加熱することが開示されている。また、特許文献2においては、高温環境に設置され、水蒸気に相対的に強い第1脱硫器と、常温環境に設置され、水蒸気に相対的に弱い第2脱硫器とを設け、露点計で計測した原料ガスの露点に基づいて、水蒸気量が少なくて低露点の原料ガスを脱硫させる時には、第2脱硫器を用い、水蒸気量が多く、高露点の原料ガスを脱硫させるときには、第1脱硫器を用いるように、原料ガスの流路を切り替えることが開示されている(特許文献2中実施形態4参照)。
あるいは、原料ガスに対して見積もられる露点よりも高い露点を想定し、この想定した高い露点に基づいて、脱硫剤の温度や耐用期間を設定するという方法も公知である。このように、見積もりよりも高い露点を想定しておくことで、脱硫剤の水分による劣化の予測において、余裕をもって安全性を見越すことができる。
特開2011−184630号公報 特開2012−169046号公報
脱硫剤を原料ガス中の水分量変動の影響から保護するために、特許文献1,2に示されるように、原料ガスの露点を直接的な指標として用いることができる。しかし、露点を計測する露点計として一般的な、高分子材料等を用いた静電容量式の露点計は、高価な計測器である。このような露点計を燃料電池システムに組み込むとすれば、燃料電池システム全体の製造コストが高くなってしまう。
また、見積もりよりも高い露点を想定して、脱硫剤の温度や耐用期間を設定する方法を採用する場合には、短期間であっても、何らかの原因で想定値より高露点のガスが通過することがあれば、脱硫剤の水分劣化の予測に対する信頼性が低くなってしまう。そもそも、想定値よりも高露点のガスが通過したとしても、管理者等がそれを知ることができず、脱硫剤の耐用期間や水分の積算量を把握すること、さらにそれらの情報に基づいて適時にメンテナンスを行い、脱硫剤の水分による劣化を回避することは困難である。脱硫剤が劣化した状態のまま燃料電池システムを運転し続ければ、硫黄成分が十分に除去されないことにより、下流の改質器や燃料電池を劣化させてしまう可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、燃料電池システムに供給される原料ガス中の硫黄成分を除去する脱硫装置において、原料ガス中の水分量に変動があっても、水分量の積算量を見積もることができ、また脱硫剤の水分による劣化や、それに起因する下流の燃料電池システムの構成部材の劣化を抑制することができる脱硫装置を簡素な構成で提供すること、そして、そのような脱硫装置を備えた燃料電池システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる脱硫装置は、燃料電池システムに供給される硫黄化合物を含んだ原料ガスから硫黄成分を除去する脱硫装置において、前記硫黄成分を前記原料ガス中から除去する脱硫剤が充填された脱硫部と、前記原料ガスの流路に沿って前記脱硫部よりも上流に設けられ、体積の膨張を伴って水分を吸収または吸着する乾燥剤が充填された乾燥部とを有することを要旨とする。
ここで、前記乾燥部には、内部を流れる前記原料ガスの圧力を計測する圧力計が設けられているとよい。また、前記乾燥剤は、水分の吸収または吸着によって発熱し、前記乾燥部には、前記乾燥剤の発熱を検知する温度計が設けられていてもよい。そして、前記乾燥剤は、酸化カルシウムを含むものであるとよい。
また、前記脱硫装置は、前記原料ガスが流入される経路に対して並列に、第一ガス処理部と第二ガス処理部と、を有し、前記第一ガス処理部は、第一脱硫剤が充填された第一脱硫部と、前記原料ガスの流路に沿って前記第一脱硫部よりも上流に設けられた前記乾燥部と、を有し、前記第二ガス処理部は、前記第一脱硫剤よりも前記硫黄成分の除去において水分の影響を受けにくい第二脱硫剤が充填された第二脱硫部を有し、前記第二脱硫部においては、前記第一脱硫部よりも内部を流れる前記原料ガスの圧力損失が高くなっている構成とすることもできる。
本発明にかかる燃料電池システムは、上記のような脱硫装置と、前記脱硫装置を通過した原料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成する改質器と、前記改質器で生成された燃料ガスを用いて発電を行う燃料電池と、を有することを要旨とする。
上記発明にかかる脱硫装置においては、脱硫部の上流に、体積の膨張を伴って水分を吸収または吸着する乾燥剤が充填された乾燥部が設けられている。この脱硫装置に水分を含んだ原料ガスが導入されると、乾燥剤が原料ガス中の水分を吸収または吸着し、体積膨張が進行する。すると、乾燥部を通過する原料ガスに圧力損失を与えるようになり、原料ガスが乾燥部を通過しにくくなる。すると、乾燥部の下流の脱硫部に、水分を含んだ原料ガスが流れにくくなり、脱硫剤が水分による劣化から保護される。また、脱硫装置の下流に設けられる装置、例えば改質器や燃料電池への硫黄化合物を含んだ原料ガスの供給も起こりにくくなるので、これらの装置を硫黄化合物による劣化から保護することができる。さらに、これらの装置への原料ガスの供給が滞ることで、これらの装置の出力が低下または停止するので、燃料電池システムの管理者等が、脱硫装置の乾燥部で圧力損失が進行しているのを知ることができ、原料ガス中に含まれる水分量に変動があったとしても、それまでに乾燥剤で吸収または吸着した水分の積算量を推定することができる。このような保護機能を、露点計のような高価な計測器によらず、乾燥剤の充填という簡素な構成のみによって達成することができる。
ここで、乾燥部に、内部を流れる原料ガスの圧力を計測する圧力計が設けられている場合には、圧力計によって計測される圧力の低下を検知することで、乾燥剤が原料ガス中の水分を吸収または吸着して膨張し、圧力損失が起こっているのを検知することができる。これにより、原料ガスに含まれる水分の積算量を推定することができる。そして、その情報に基づいて、乾燥剤や脱硫剤の交換、活性化等のメンテナンスを行うことができる。圧力計は、露点計より安価に利用することができる。
また、乾燥剤が、水分の吸収または吸着によって発熱し、乾燥部に、乾燥剤の発熱を検知する温度計が設けられている場合には、温度計によって計測される温度の上昇を検知することで、乾燥剤により原料ガス中の水分が吸収または吸着されたことを検知することができる。これによっても、原料ガスに含まれる水分の積算量を推定することができる。そして、その情報に基づいて、乾燥剤や脱硫剤の交換、活性化等のメンテナンスを行うことができる。温度計も、露点計より安価に利用することができる。
そして、乾燥剤が、酸化カルシウムを含むものである場合には、比較的低湿度でも吸湿容量が大きく、膨張率や発熱量も大きいので、乾燥部に圧力損失や発熱を高効率で発生させることができる。また、非常に安価で利用することができる。
また、脱硫装置が、原料ガスが流入される経路に対して並列に、上記のような第一ガス処理部と第二ガス処理部と、を有する場合には、脱硫装置に乾燥した原料ガスが供給されている間は、原料ガスが第一ガス処理部を優先的に通過して、低湿度の環境で使用するのに適した第一脱硫剤によって脱硫を受ける。一方、水分を多く含有した原料ガスが通過することで第一ガス処理部の乾燥部における圧力損失が大きくなると、原料ガスが第二ガス処理部を優先的に通過するようになり、高湿度の環境でも使用できる第二脱硫剤によって脱硫を受けるようになる。このように、露点計のような計測器やバルブのような流路切り替え手段を用いて原料ガスの流路を制御しなくても、簡便な構成で、原料ガス中の水分量に応じて適した脱硫剤を自動的に選択して使用することが可能となる。
上記発明にかかる燃料電池システムは、上記のような脱硫装置を有することにより、簡素な構成により、脱硫剤の水分による劣化、およびそれに起因した改質器および燃料電池の硫黄化合物による劣化を受けにくくなっている。また、原料ガス中の水分量に変動があっても、原料ガス中の水分量の積算量を見積もることができ、適時にメンテナンスを行うことができる。
本発明の第一の実施形態にかかる脱硫装置の概略を示す図である。 本発明の第二の実施形態にかかる脱硫装置の概略を示す図である。 石灰系乾燥剤の写真であり、左が未使用の状態、右が脱硫装置にて使用後の状態である。 本発明の一実施形態にかかる燃料電池システムの概略を示す図である。
以下に、本発明の実施形態にかかる脱硫装置および燃料電池システムについて、図面を参照しながら説明する。
[脱硫装置]
まず、本発明の実施形態にかかる脱硫装置について説明する。脱硫装置は、都市ガス、LPガス等、炭化水素ガスを主成分とし、チオール類やスルフィド類、チオフェン類等の硫黄化合物が付臭成分として添加されてなる原料ガスG0から、硫黄成分の少なくとも一部を除去し、脱硫ガスG1として外部に供給するものである。
(1)第一の実施形態
図1に、本発明の第一の実施形態にかかる脱硫装置10の概要を示す。
脱硫装置10は、中空の筒状部を有してなり、筒状部の一端には、筒状部の内部と連通した流入口17が設けられ、他端には、同様に筒状部の内部と連通した流出口18が設けられている。筒状部の内部は、区画部材13によって、流入口17から流出口18へ向かう方向に沿って、2つの空間に区画されている。流入口17側の空間が乾燥部11、流出口18側の空間が脱硫部12となっている。
乾燥部11には、乾燥剤14が充填されている。この乾燥剤14は、水分を含んだ気体と接触した際に、その水分を吸収または吸着(以下単に、吸収と称する場合がある)する粒状体よりなる。そして、乾燥剤14は、水分を吸収することで、体積の膨張を起こすものである。このような乾燥剤14としては石灰系乾燥剤を例示することができる。乾燥剤14は、水分を吸収した際に、体積の膨張に加え、発熱、つまり水との反応熱により温度上昇するものであることが好ましい。石灰系乾燥剤は、水分を吸収した際に発熱を起こす。
脱硫部12には、脱硫剤15が充填されている。この脱硫剤15は、チオール類やスルフィド類、チオフェン類等の硫黄化合物を含んだ気体と接触した際に、吸着、吸収、分解等によって、硫黄成分、つまり硫黄化合物自体または硫黄化合物中の硫黄原子を除去することができる粒状体よりなる。脱硫装置10を簡便に構成する等の観点から、脱硫剤15は、常温で硫黄化合物を吸着させることができる常温吸着型のものであることが好ましい。この種の脱硫剤15としては、ゼオライトそのものや遷移金属を担持したゼオライト等のゼオライト系化合物、活性炭、アルミナ系化合物、セリア系化合物、マンガンや銅等の金属酸化物等を挙げることができる。
乾燥剤14および脱硫剤15の充填密度は、それぞれ乾燥部11および脱硫部12を気体が通過可能な範囲に調整されている。また、区画部材13は、メッシュ材、不織布等、気体は通過することができるが、乾燥剤14および脱硫剤15の粒子は実質的に通過することができない材料よりなっている。これにより、流入口17から気体を流入させると、乾燥部11と脱硫部12を通過し、流出口18から流出することになる。なお、本実施形態においては、乾燥剤14と脱硫剤15が区画部材13に区画されて同一の充填筒内に充填されているが、乾燥剤14が前流側、脱硫剤15が後流側に配置されてさえいれば、別の充填筒に充填されていてもかまわない。
さらに、本脱硫装置10においては、乾燥部11に、乾燥部11の中の気体の圧力を計測する圧力計16が設けられている。圧力計16は、乾燥部11において圧力損失が起こり、内部を通過する気体の圧力が下がった際に、その圧力変化を検知するのに用いられる。乾燥部11内の乾燥剤14の状態変化に起因する圧力変化を高感度に検知する観点から、圧力計16は、乾燥部11の出口またはその近傍の位置に設けることが好ましい。なお、乾燥部11に充填した乾燥剤14が、水分を吸収した際に発熱するものである場合には、圧力計16の代わりに、あるいは圧力計16とともに、乾燥部11の中の温度を計測する温度計(不図示)を設けて、乾燥剤14の発熱を検知するようにしてもよい。また、乾燥部11および脱硫部12には、それぞれ、乾燥剤14および脱硫剤15を加熱できる加熱装置(不図示)を適宜設けてもよい。
次に、本脱硫装置10の流入口1から原料ガスG0を供給した際の挙動について説明する。実質的に乾燥剤14に水分が吸収されず、脱硫剤15に硫黄化合物も水も吸着等されていない初期状態から、水分の含有量が少ない原料ガスG0を供給すると、原料ガスG0は、乾燥部11を通過し、さらに乾燥部12を通過する。原料ガスG0が脱硫部12を通過する間に、脱硫剤15によって硫黄成分の少なくとも一部が除去され、硫黄成分の含有量が低下した脱硫ガスG1が流出口18から流出される。また、原料ガスG0中に含まれる水分の少なくとも一部が、乾燥部11の乾燥剤14によって吸収される。水分の吸収に伴って乾燥剤14は体積の膨張を起こすが、水分の積算量が少ないうちは、体積の膨張が原料ガスG0にほとんど圧力損失を与えない状態が維持される。
脱硫装置10の積算使用時間が長くなると、乾燥部11の乾燥剤14の体積膨張が徐々に進行する。あるいは、原料ガスG0中の水分量の変動により、一時的に水分量の多い原料ガスG0が流入されると、乾燥剤14の体積膨張が急激に進行する。すると、乾燥剤14の体積が膨張し、乾燥部11内での充填状態が緻密化することで、圧力損失が起こり、乾燥部11内を通過する原料ガスG0の圧力が低下する。その結果、脱硫部12に流れ込む原料ガスG0の流量が減少し、ついには脱硫部12に原料ガスG0が流れ込まなくなる。そして、圧力計16では、乾燥部11内の圧力の減少が検出される。乾燥部11に温度計が設けられている場合には、温度計によって、乾燥部11内の温度上昇が検出される。
本脱硫装置10においては、上記のように、導入された原料ガスG0に含まれる水分の積算量が多くなった場合や、一時的に水分量の多い原料ガスG0が導入された際に、脱硫部12の上流に設けられた乾燥部11において、乾燥剤14の体積が膨張し、圧力損失を与えることで、乾燥部11を通過して脱硫部12に流入する原料ガスG0の量を制限し、最終的には脱硫部12への原料ガスG0の供給を実質的に遮断する。このため、原料ガスG0中の水分が脱硫剤15に吸着されて硫黄化合物の吸着を阻害する等して、脱硫剤15の硫黄成分を除去する性能が低下するのが、抑制される。特に、脱硫剤15が常温で硫黄化合物を吸着する常温吸着型のもので、脱硫部12が常温で使用される場合には、脱硫部12に水分の多い原料ガスG0が流入すると、脱硫剤15への水分の吸着が起こりやすいが、このように乾燥剤14を用いて水分を含んだ原料ガスG0の脱硫部12への流入を抑制することで、脱硫剤15を水の影響による劣化から効果的に保護することができる。さらには、後述する燃料電池システム1の改質器20や燃料電池セルスタック30等、下流に設けた装置へのガスの供給が制限または遮断されることになるので、これらの装置に硫黄化合物を含んだ原料ガスG0が供給され、構成部材を劣化させることも抑制される。加えて、特に脱硫装置10の使用初期の、流入された原料ガスG0中の水分の積算量が少ない期間においては、乾燥部11の乾燥剤14が原料ガスG0中の水分を除去し、脱硫部12に導入される水分の量を低減すること自体によっても、脱硫剤15の水分からの保護が達成される。具体的に水分の積算量がどの程度になった時点で脱硫部12への原料ガスG0の流入を遮断するようにするかは、乾燥剤14の種類の選択のみならず、乾燥剤14の充填密度や使用温度によって制御することができる。
そして、本脱硫装置10においては、乾燥剤14の体積が膨張することで、後述する燃料電池システム1の改質器20や燃料電池セルスタック30等、下流に設けられた装置への原料ガスG0またはそれに由来するガスの供給が停滞し、さらには停止するので、それらの装置の出力(改質器20の場合には燃料ガスG2の生成、燃料電セルスタック30の場合は発電)が低下し、さらには停止することになる。すると、脱硫装置10および下流の装置の管理者等は、これらの出力の低下や停止を認識することで、水分の吸収によって乾燥剤14の体積が膨張していることを知ることができる。また、乾燥剤14がどの程度水分を吸収すれば下流の装置の出力の低下や停止が起こるのかを事前の試験によって評価しておけば、原料ガスG0中の水分量に変動がある場合にも、脱硫装置10に導入された原料ガスG0に含まれる水分の積算量を見積もることができる。そして、それら情報をもとに、乾燥剤14および脱硫剤15に対して、交換、加熱による活性化等のメンテナンスを行うことができる。乾燥剤14における水分の吸収が可逆過程である場合には、加熱によって水分を除去することができる。上記のような乾燥部11における圧力損失の効果が十分に大きければ、脱硫剤15は水分を含んだ原料ガスG0にほとんど接触しておらず、脱硫作用における活性を失っていないことも多いが、脱硫剤15において硫黄化合物や水の吸着がある程度進行している場合には、乾燥剤14と同様、加熱によってそれらを除去すればよい。
このように、本脱硫装置10においては、例えば露点計のような計測器を設けて、原料ガスG0中の水分量またはそれと相関を有する物理量を計測しなくても、乾燥剤14の体積膨張という物理現象のみを利用して、脱硫剤15の水分による劣化およびそれによる下流への影響を低減し、また水分の積算量の見積もりを行うことができる。ただし、上記のように乾燥部11に圧力計16や温度計のような計測器を設けてもよく、それら計測器の出力値をモニターすれば、乾燥剤14の体積膨張による圧力損失の程度や、水分の吸収による発熱の程度を知ることができ、原料ガスG0に含まれる水分の積算量を簡便に見積もることが可能となる。また、圧力損失や発熱量が予め定めておいた下限値を上回った際に、警報表示等によって管理者や使用者に通知するようにしておけば、乾燥部11における圧力損失に起因した下流の装置の出力低下が顕著になる前に、管理者が脱硫装置10のメンテナンスを行い、脱硫装置10および下流の装置を通常の運転状態に戻すことができる。これにより、脱硫装置10を含んだシステムを安定に運転することができる。圧力計16や温度計は、露点計に比べて、安価に利用することができる。
上記のように、乾燥剤14としては、石灰系乾燥剤を用いることが好ましい。石灰系乾燥剤の主成分である酸化カルシウム(CaO)は、水と反応して水酸化物(Ca(OH))を生成することにより、吸湿作用を有するが、この吸湿反応は雰囲気中の水蒸気圧(相対湿度)と無関係に起こり、自重の約30%の吸収能力を示す。つまり、相対的に低湿度での吸湿容量が大きいため、効果的かつ経済的に原料ガスG0中の水分を吸収することができる。また、酸化カルシウムは、吸湿により、体積が2〜2.5倍となる。この体積変化に伴って、乾燥部11内に圧力変化が起こる。特に、顆粒状の酸化カルシウムを用いれば、顆粒よりも粒子径の小さい粉末状への変化を伴って、緻密な充填状態をとるようになる。そのため、水分の吸収が乾燥部11における圧力変化として特に敏感に反映される。この観点から、当初から粒子径が小さく、吸湿しても実質的に粒子径の小さい粉末状の酸化カルシウムよりも、吸湿によって細粒化を起こす顆粒状、または錠剤状など顆粒よりも大きい形状をとっている酸化カルシウムを用いることが好ましい。図3の写真は、未使用の顆粒状の石灰系乾燥剤を左側に、脱硫装置10の乾燥剤14として使用し、水分を吸収した後の状態を右側に示している。これを見ると、吸湿によって乾燥剤が細粒化し、充填状態が緻密化するのが分かる。また、酸化カルシウムと水の反応は発熱反応であり、体積膨張による圧力損失だけでなく、温度上昇によっても、水の吸収を敏感に検知することができる。そして、この反応は可逆反応であるので、加熱によって、使用後の乾燥剤を容易に活性化することができる。石灰系乾燥剤は、食品分野で広く用いられており、安価に利用することができる。
(2)第二の実施形態
次に、上記第一の実施形態にかかる脱硫装置10をさらに発展させたものとして、本発明の第二の実施形態にかかる脱硫装置について説明する。図2に本発明の第二の実施形態にかかる脱硫装置50の概略を示す。
本脱硫装置50においては、原料ガスG0が流入される共通の流入部51から並列に分岐して、第一ガス処理部10’と第二ガス処理部60とが、配置されている。第一ガス処理部10’は、上記で説明した本発明の第一の実施形態にかかる脱硫装置10と同様の構成を有している。つまり、区画部材13に区画されて、上流側から乾燥部11と脱硫部12とを有する。本第二の実施形態においては、第一ガス処理部10’に設けられる脱硫部12を、第一脱硫部12と称し、そこに充填される脱硫剤15を第一脱硫剤15と称する。第二ガス処理部60も、第一ガス処理部10’と同様の中空の筒状部を有しているが、その内部は区画されておらず、全体が第二脱硫部61とされて、第二脱硫剤62が充填されている。
第二脱硫部61に充填されている第二脱硫剤62は、第一ガス処理部10’の第一脱硫部12に充填された第一脱硫剤15よりも、硫黄化合物の吸着において湿度の影響を受けにくい脱硫剤とされている。つまり、第二脱硫剤62の方が、第一脱硫剤15よりも、水分の存在によって脱硫性能の低下を起こしにくい。具体的には、第二脱硫剤62として、水の吸着確率に対する硫黄化合物の吸着確率の比が、第一脱硫剤15よりも高い物質を用いるようにすればよい。例えば、第一吸着剤としてゼオライト系脱硫剤を用い、第二吸着剤として疎水性ハイシリカゼオライト系脱硫剤等、疎水性脱硫剤を用いる場合を例示することができる。
さらに、第二脱硫部61においては、第一脱硫部12におけるよりも、内部を流れる気体の圧力損失が高くなっている。つまり、第一脱硫部12と第二脱硫部61に、同じ圧力の気体を流入させた場合に、第二脱硫部61の方が、内部をその気体が通過しにくくなっている。例えば、第二脱硫部61における第二脱硫剤62の充填の嵩密度を、第一脱硫部12における第一脱硫剤15の充填の嵩密度よりも高くしておくことで、圧力損失にこのような差を設けることができる。さらに、次に述べる原料ガスG0中の水分量に応じた脱硫部12,61の選択を効果的に進める観点から、乾燥部11は、乾燥剤14が実質的に水分を吸収していない状態においては、第二脱硫部61よりも低い圧力損失を有し、乾燥剤14が水分を吸収した状態においては、第二脱硫部61よりも高い圧力損失を有することが好ましい。
このような構成を有する本脱硫装置50は、以下のような挙動を示す。つまり、乾燥剤14および第一脱硫剤15、第二脱硫剤62に水や硫黄化合物が実質的に吸着、吸収等されていない初期状態から、水分含有量の少ない原料ガスG0が共通の流入部51に流入されると、乾燥部11における圧力損失が大きくなっておらず、また第二脱硫部61よりも第一脱硫部12の圧力損失が低く設定されていることから、原料ガスG0が第一脱硫部12を優先的に通過し、第一脱硫剤15によって硫黄成分の除去を受ける。一方、脱硫装置50の積算使用時間が長くなると、あるいは、一時的に水分量の多い原料ガスG0が流入部51に流入されると、第一ガス処理部10’の乾燥剤14の体積膨張が進行する。すると、第一ガス処理部10’全体としての圧力損失が、第二ガス処理部60におけるよりも大きくなり、流入部51から流入された原料ガスG0が第二ガス処理部60を優先的に通過し、第二脱硫剤62によって脱硫を受けるようになる。つまり、水分含有量の少ない原料ガスG0のみが流入されている間は、比較的水分の影響を受けやすい第一脱硫剤15によって脱硫を受けるが、水分含有量の多い原料ガスG0が流入すると、比較的水分の影響を受けにくく水分含有量の多い原料ガスG0に対しても脱硫作用を示す第二脱硫剤62によって脱硫を受ける。
このように、本脱硫装置50によっては、露点計のような計測器や、バルブのような流路切り替え手段を用いない簡素な構成で、原料ガスG0中に含まれる水分量に応じて、適合する脱硫剤を自動的に選択して使用することが可能となっている。また、水分量が多い状態でも使用できる第二脱硫部61を備えていることで、上記第一の実施形態にかかる脱硫装置10の場合に比べ、原料ガスG0に含まれる水分量の積算量が多くなっても、脱硫装置50の使用を継続することができるので、脱硫装置50の耐用期間を長く設定することができる。第一ガス処理部10’の乾燥部11には、特に圧力計16や温度計を設けなくてもよいが、これらを設けておき、上記第一の実施形態で説明したのと同様、これらから出力される情報に基づいて、乾燥剤14(および脱硫剤15,62)のメンテナンスを行う時期を判定するようにしてもよい。
本実施形態においては、相対的に湿度の影響を受けにくく、圧力損失の大きい第二脱硫剤62を充填した第二ガス処理部60には、乾燥剤を充填した乾燥部を設けなかったが、第二脱硫剤62を水分の影響から保護する観点から、第二脱硫部61の上流に、第一ガス処理部10’の乾燥部11よりも圧力損失が大きい状態で乾燥剤を充填した乾燥部を設けておいてもよい。また、ここでは、2種のガス処理部のみを設けたが、ガス処理部の数をさらに多くし、相対的に湿度の影響を受けにくい脱硫剤を充填したガス処理部において、相対的に圧力損失が大きくなるように脱硫剤および乾燥剤を充填するようにすれば、各脱硫剤が好適に機能できる湿度領域に応じて、複数の脱硫剤を自動的に選択して用いることができる。その結果、脱硫装置全体として、効果的な脱硫を行い、また長い耐用期間を達成することができる。
[燃料電池システム]
次に、本発明の一実施形態にかかる燃料電池システムについて簡単に説明する。
図4に、本発明の一実施形態にかかる燃料電池システム1の概略を示す。燃料電池システム1は、原料ガスG0および原料ガスG0に由来するガスの流路に沿って、上流側から、上記で説明した本発明の実施形態にかかる脱硫装置10(または50、以下同様)、改質器20、燃料電池セルスタック30を有している。
脱硫装置10は、ガス導管等のガス源から、都市ガス、LPガス等の原料ガスG0を導入され、上記のように、原料ガスG0中の硫黄成分を除去して、脱硫ガスG1として供給する。改質器20は、燃料電池システムに設けられる改質器として公知のものであり、炭化水素ガスから水素ガスを生成する改質触媒を備えている。改質器20は、脱硫装置10から脱硫ガスG1を供給され、水素を含んだ燃料ガスG2へと改質する。燃料電池セルスタック30は、燃料ガスG2を用いて発電を行う公知の燃料電池よりなる。例えば、固体酸化物よりなる電解質に燃料極および空気極を接合した固体酸化物形燃料電池(SOFC)の単セルを、セパレータ等を介して複数積層したものが、燃料電池セルスタック30として用いられる。
本燃料電池システム1は、上記のような脱硫装置10を備えることにより、ガス配管の破損事故や地震等の災害発生時を含めた水分量の変動等の要因で、水分を多く含んだ原料ガスG0がガス源から供給された場合でも、乾燥部11における圧力損失が大きくなることで、脱硫装置10中の脱硫剤15の水分による劣化が起こりにくくなっている。また、硫黄成分を十分に除去されないガスが改質器20や燃料電池セルスタック30に供給されにくくなっているので、改質器20の改質触媒や燃料電池セルスタック30の構成部材、特に燃料極を構成する材料が、硫黄化合物によって劣化を受けることが抑制される。さらに、改質器20および燃料電池セルスタック30の出力の低下または停止、あるいは圧力計16または温度計による計測値の出力をモニターすることで、管理者等が、脱硫装置10に流入された原料ガスG0中の水分の積算量が所定の上限に達したことを知り、適時に脱硫装置10のメンテナンスを行うことができるので、燃料電池システム1全体を安定に運転することができる。
本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 燃料電池システム
10 脱硫装置
10’ 第一ガス処理部
11 乾燥部
12 (第一)脱硫部
13 区画部材
14 乾燥剤
15 (第一)脱硫剤
16 圧力計
17 流入口
18 流出口
50 脱硫装置
60 第二ガス処理部
61 第二脱硫部
62 第二脱硫剤
G0 原料ガス
G1 脱硫ガス
G2 燃料ガス

Claims (6)

  1. 燃料電池システムに供給される硫黄化合物を含んだ原料ガスから硫黄成分を除去する脱硫装置において、
    前記硫黄成分を前記原料ガス中から除去する脱硫剤が充填された脱硫部と、
    前記原料ガスの流路に沿って前記脱硫部よりも上流に設けられ、体積の膨張を伴って水分を吸収または吸着する乾燥剤が充填された乾燥部とを有することを特徴とする脱硫装置。
  2. 前記乾燥部には、内部を流れる前記原料ガスの圧力を計測する圧力計が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の脱硫装置。
  3. 前記乾燥剤は、水分の吸収または吸着によって発熱し、
    前記乾燥部には、前記乾燥剤の発熱を検知する温度計が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の脱硫装置。
  4. 前記乾燥剤は、酸化カルシウムを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の脱硫装置。
  5. 前記脱硫装置は、前記原料ガスが流入される経路に対して並列に、第一ガス処理部と第二ガス処理部と、を有し、
    前記第一ガス処理部は、第一脱硫剤が充填された第一脱硫部と、前記原料ガスの流路に沿って前記第一脱硫部よりも上流に設けられた前記乾燥部と、を有し、
    前記第二ガス処理部は、前記第一脱硫剤よりも前記硫黄成分の除去において水分の影響を受けにくい第二脱硫剤が充填された第二脱硫部を有し、前記第二脱硫部においては、前記第一脱硫部よりも内部を流れる前記原料ガスの圧力損失が高くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の脱硫装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の脱硫装置と、
    前記脱硫装置を通過した原料ガスを改質して、水素を含む燃料ガスを生成する改質器と、
    前記改質器で生成された燃料ガスを用いて発電を行う燃料電池と、を有することを特徴とする燃料電池システム。
JP2015068237A 2015-03-30 2015-03-30 脱硫装置および燃料電池システム Pending JP2016189249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068237A JP2016189249A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 脱硫装置および燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068237A JP2016189249A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 脱硫装置および燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016189249A true JP2016189249A (ja) 2016-11-04

Family

ID=57239904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015068237A Pending JP2016189249A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 脱硫装置および燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016189249A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109758891A (zh) * 2017-11-09 2019-05-17 张家港贸安贸易有限公司 一种新型脱硫塔

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738191U (ja) * 1980-08-14 1982-03-01
JPH0338054A (ja) * 1989-07-05 1991-02-19 Hitachi Ltd 水分除去装置
US6074459A (en) * 1998-01-05 2000-06-13 Uop Llc Ultra pure gases: removal of halocarbons, fluorocarbons, and sulfur compounds from gas streams
JP2001314758A (ja) * 2000-02-29 2001-11-13 Yahashi Kogyo Kk 乾燥剤及びその製造方法
JP2007066559A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Toshiba Corp 燃料電池
JP2008277300A (ja) * 2007-04-30 2008-11-13 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池用脱硫装置および燃料電池システム
JP2012141099A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738191U (ja) * 1980-08-14 1982-03-01
JPH0338054A (ja) * 1989-07-05 1991-02-19 Hitachi Ltd 水分除去装置
US6074459A (en) * 1998-01-05 2000-06-13 Uop Llc Ultra pure gases: removal of halocarbons, fluorocarbons, and sulfur compounds from gas streams
JP2001314758A (ja) * 2000-02-29 2001-11-13 Yahashi Kogyo Kk 乾燥剤及びその製造方法
JP2007066559A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Toshiba Corp 燃料電池
JP2008277300A (ja) * 2007-04-30 2008-11-13 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池用脱硫装置および燃料電池システム
JP2012141099A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109758891A (zh) * 2017-11-09 2019-05-17 张家港贸安贸易有限公司 一种新型脱硫塔

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5947804B2 (ja) 燃料電池システムで使用するための硫黄漏出検出構体及び硫黄漏出検出方法
KR100929721B1 (ko) 온도-기반 파과 탐지 그리고 압력 변동 흡착 시스템 및이를 포함하는 연료 처리 시스템
JP4795950B2 (ja) 燃料電池用の燃料処理システム及び燃料処理方法
US9108149B2 (en) Air dehydrating breather assembly for providing dehumidified air to electrical devices, and related method
JP3875193B2 (ja) 固体高分子形燃料電池システム及びその運転方法
JP5595110B2 (ja) ヨウ素フィルタのリーク試験方法、リーク試験装置及びフッ素含有試薬
JP2006008459A (ja) 水素生成装置、および燃料電池システム
JP2008117652A (ja) 燃料電池発電用脱硫器
EP3108960A1 (en) Halogen compound absorbent and method of producing syngas using same
JP2013013895A (ja) 急速サイクル圧力スイング吸着装置のための防護層
JP2016189249A (ja) 脱硫装置および燃料電池システム
JP2011096400A (ja) 燃料電池発電システム及び脱硫装置
EP2584639B1 (en) Fuel cell system
US20090252663A1 (en) Method and system for the removal of an elemental trace contaminant from a fluid stream
JP5576151B2 (ja) 脱硫方法および脱硫装置および燃料電池発電システム
JP2015191728A (ja) 燃料電池用空気の脱硫方法、及び燃料電池
JP5861300B2 (ja) 燃料電池システム
CN100400143C (zh) 从氨中除去水的方法
JP6219852B2 (ja) 脱硫装置及び燃料電池システム
JP2005068337A (ja) 液化石油ガスの脱硫装置及び硫化カルボニル分解触媒
CN105980034A (zh) 压缩空气干燥装置
KR101095666B1 (ko) 흡착식 탈황기
JP2014172780A (ja) 水素生成装置および燃料電池システム
JP5636079B2 (ja) 燃料電池発電システム
JP2017193673A (ja) 脱硫方法及び脱硫器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181016