JP2008117652A - 燃料電池発電用脱硫器 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱硫剤の有効利用を可能にして脱硫器のメンテナンス周期を延長できる燃料電池発電用脱硫器を提供する。
【解決手段】燃料ガスに含まれる硫黄化合物を吸着するための脱硫剤40が充填されかつ燃料ガスFGが流通するガス流通路SPを備える脱硫器本体21、ガス流通路SP内に設けられて脱硫剤40に接触する接触壁面51a〜51hを備える仕切板50等から構成され、脱硫剤40が充填されたガス流通路SPを流通する燃料ガスFGの流れの偏りを抑制する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池発電用脱硫器に関する。
燃料電池発電装置は、燃料ガスを水蒸気改質して水素を取り出し、取り出した水素と空気中の酸素とを化学反応させることにより発電する。上記のような燃料ガスには、液化された天然ガスを家庭用に調整しガス化した都市ガスや、LPG(液化石油ガス)等の燃料ガスが用いられる。都市ガス、LPG等の燃料ガスには、着臭剤として、ジメチルサルファイド、ターシャリーブチルメルカプタンなどの硫黄化合物が添加されており、これらの硫黄化合物は、水素を生成するための改質触媒の被毒物質となる。このため、燃料ガスを水蒸気改質する前に、脱硫器を通じて燃料ガスに含まれる硫黄化合物を脱硫器を用いて、予め除去する必要がある。
燃料ガスの脱硫方法は、種々提案されているが、例えば、特許文献1及び特許文献2は、燃料ガス中の硫黄化合物の常温で除去する技術を開示している。具体的には、活性炭、金属酸化物、ゼオライト等の脱硫剤(吸着剤)に燃料ガスを通すことで硫黄化合物を吸着させて除去する方法である。吸着剤による方法では、加熱することにより吸着能力を増加させる方法もあるが、常温で吸着させるほうが装置構成を簡素化でき、特に、家庭用の固体高分子形燃料電池(PEFC)の燃料として用いる改質ガスの生成に用いる燃料ガス中の硫黄化合物の除去に適用するのに好適である。また、活性炭、金属酸化物、ゼオライト等の吸着剤を用いて燃料ガス中の硫黄化合物を除去する方法では、吸着剤がこれに吸着された硫黄化合物で飽和してしまうと燃料ガス中の硫黄化合物を除去できなくなるので、脱硫剤の再生や交換が必要である。
特開2003−20489号公報 特開2004−99826号公報
ところで、家庭用の燃料電池発電装置に上記したような吸着剤を用いた脱硫器を適用する場合、簡易な構造で低コストであることが要求される。
簡易な構造で低コストな脱硫器として、例えば、円筒状の容器に吸着剤を充填し、燃料ガスを充填した吸着剤の中を流通させる構造のものが知られている。
しかしながら、脱硫器として、円筒状容器に吸着剤を充填した構造を採用した場合、円筒状容器の内壁面付近では内壁面の影響により燃料ガスが通過し得る空隙が円筒状容器の内部に存在する空隙よりも大きいため、円筒状容器の内壁面付近に燃料ガスの流れが偏る現象(壁面側に燃料ガスが多く流れる現象であり、以下、壁面効果と呼ぶ)が発生し、円筒状容器の中心部にいくほど燃料ガスが流通しにくくなる。このため、円筒状容器の中心領域を含む内部領域に存在する吸着剤が有効に利用されず、内部領域に存在する吸着剤が吸着余力を残したまま、脱硫器の出口の燃料ガスに含有される硫黄化合物の濃度が所定濃度を超えてしまうことがあった。すなわち、吸着剤の充填量に相応した硫黄化合物の吸着能力が得られないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、簡易な構造で低コストを実現しつつ、硫黄化合物の吸着能力が向上した燃料電池発電用脱硫器を提供することにある。
本発明に係る燃料電池発電用脱硫器は、燃料ガスに含まれる硫黄化合物を吸着するための脱硫剤が充填されかつ燃料ガスが流通するガス流通路を備える脱硫器であって、脱硫剤が充填されたガス流通路を流通する燃料ガスの流れの偏りを抑制する偏流抑制機構をガス流通路内に備えることを特徴としている。
この構成によれば、偏流抑制機構により燃料ガスの流れの偏り(偏流)が抑制されることにより、ガス流通路の内壁面近傍だけでなく内部領域に存在する脱硫剤が有効利用される。
上記構成において、偏流抑制機構は、ガス流通路内の燃料ガスの流通方向に沿って設けられた脱硫剤に接触する接触壁面を備える壁面部材を有する構成を採用できる。
この構成によれば、壁面部材をガス流通路に設けることにより、燃料ガスの流量がガス流通路の内壁面側だけでなく、新たに設けた壁面部材の壁面効果により、接触壁面側でも増えるので、その結果、燃料ガスの流れがガス流通路の内壁面側に偏るのを抑制できる。
上記構成において、壁面部材は、ガス流通路を複数に仕切る仕切部材からなる構成を採用でき、また、仕切部材は、板状体又は筒状体からなる構成を採用できる。
この構成によれば、接触壁面による壁面効果に加えて、ガス流通路が複数に仕切られるので、燃料ガスの流れがさらに分散化され、燃料ガスの流れの偏りが一層抑制される。
上記構成において、壁面部材は、棒状体からなり、かつ、ガス流通路の中心領域に配置されている構成を採用できる。
この構成によれば、棒状体の接触壁面の存在により燃料ガスの流れの偏りを抑制できると共に、棒状体をガス流通路の中心領域に配置することにより燃料ガスの流れにくい中心領域には脱硫剤が存在しなくなるので、燃料ガスの流れの偏りを抑制できる。
上記構成において、偏流抑制機構は、ガス流通路の燃料ガス供給側の隔壁からガス流通路へ向けて突出して燃料ガスを供給する燃料ガス供給部を有する構成を採用でき、また、燃料ガス供給部は、ガス流通路の中心領域に配置されている、構成を採用でき、さらに、燃料ガス供給部は、先端部が閉塞した筒状に形成され、かつ、少なくともその側壁部に燃料ガスを供給するための複数の通気孔が形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、ガス流通路に充填された脱硫剤の内部領域、特に、中心領域に燃料ガスが直接的に供給されるので、ガス流通路に充填された脱硫剤の中心領域に燃料ガスが流通しやすくなり、燃料ガスの流れの偏りを抑制できる。
本発明によれば、簡易な構造で低コストを実現しつつ、燃料ガスに含まれる硫黄化合物の吸着能力が向上した燃料電池発電用脱硫器が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る燃料電池発電用脱硫器(以下、脱硫器という)を示す図であって、図1は透視図であり、図2は流通方向Cを横断する向きの断面図である。
脱硫器20は、燃料ガスFGが流通するガス流通路SPを備える容器21、容器21のガス流通路SP内に設けられた壁面部材及び仕切部材としての仕切板50、容器21のガス流通路SPに充填された脱硫剤40等から構成されている。尚、仕切板50が偏流抑制機構を構成している。
この脱硫器20は、容器21の底部から上部に向かう流通方向Cに燃料ガスFGが流通するいわゆるアップフロータイプの脱硫器であり、例えば、家庭用の固体高分子形燃料電池発電装置に適用される。
また、燃料ガスFGには、都市ガス、LPガス等が用いられる。都市ガスやLPガス等の燃料ガスには、漏洩保安を目的とする着臭剤として、サルファイド類、チオフェン類、メルカプタン類等の硫黄化合物が含まれている。
容器21は、円筒状に形成されてその円筒状の内壁面21aによりガス流通路SPを画定していると共に、燃料ガスFGを供給するためのガス供給管25が接続されていると共に底部を閉塞する底板22、脱硫処理後の燃料ガスFGを図示しない改質器へ導くためのガス排出管26が接続されていると共に上部を閉塞する上板23、ガス流通路SP内に底板22に対向して設けられて脱硫剤40を充填する充填空間の下側を画定すると共に脱硫剤40を支持する下部隔壁30A、ガス流通路SP内に上板23に対向して設けられて脱硫剤40を充填する充填空間の上側を画定する上部隔壁30B等を備えている。
容器21は、その直径をD、流通方向Cの脱硫剤40の充填距離をLとすると、L/Dが、ガス流通路SPを流れる燃料ガスFGの流れの偏りと線速度とを考慮して最適化されており、例えば、L/Dが1〜5程度になるように設計される。
下部隔壁30A及び上部隔壁30Bは、図1に示すように、燃料ガスFGを流通させるための多数の通気孔31が形成されている。この通気孔31は、脱硫剤40の粒径よりも小さい径の孔で形成されており、通気孔31を通じてガス流通路SPへの燃料ガスFGの供給及びガス流通路SPからの燃料ガスFGの排出が行われる。
底板22及び上板23は、それぞれ下部隔壁30A及び上部隔壁30Bと協働して拡散空間SP1及び拡散空間SP2を形成している。この拡散空間SP1,SP2は、ガス流通路SPを流通方向Cに流通する燃料ガスFGの流れに偏りが発生するのを抑制するために設けられている。
仕切板50は、図2に示すように、ガス流通路SPの断面を中心軸線に関して略4等分する十文字状に配置された板状体で形成されている。この仕切板50は、下部隔壁30Aから上部隔壁30Bまで伸びており、ガス流通路SP内に充填された脱硫剤40に接触する接触する複数(8つ)の接触壁面51a〜51hを備えており、これら接触壁面51a〜51hは、ガス流通路SPの中心部から放射状に伸びて容器21の内壁面21aまで達している。
脱硫剤40としては、例えば、活性炭、金属酸化物、ゼオライト等の、硫黄化合物を常温にて吸着可能な吸着剤が用いられる。脱硫剤40は、所定範囲の粒径の粒状に形成されており、粒間や粒と壁面間に形成される空隙を燃料ガスFGを流通し、その際に、燃料ガスFGに含まれる硫黄化合物を吸着する。また、脱硫剤40は、これに吸着された硫黄化合物で飽和してしまうと燃料ガスFG中の硫黄化合物を除去できなくなるため、一定量の硫黄化合物を吸着した後には交換又は再生の必要がある。
上記構成の脱硫器20では、燃料ガスFGが所定の線速度、例えば、15cm/s以内となるようにガス供給管25から供給される。供給された燃料ガスFGは、図1に示した拡散空間SP1において拡散し、下部隔壁30Aに形成された多数の通気孔31を通過して、充填された脱硫剤40中に流れ込む。
脱硫剤40中に流れ込んだ燃料ガスFGは、図2に示したように、仕切板50で4分割されたガス流通路SPに略均等な量が流れ込み、脱硫剤40中を移動し、壁面効果により容器21の内壁面21aに加えて接触壁面51a〜51h付近にも多く流れるようになる。
接触壁面51a〜51hは、ガス流通路SPの中心部から内壁面21aにかけて存在するので、ガス流通路SPの内部、特に、中心領域に存在する脱硫剤40にも燃料ガスFGが流通しやすくなる。この結果、ガス流通路SPに充填された脱硫剤40が内壁面21a付近だけではなく内部領域においても有効に使用され、脱硫器20の硫黄化合物の吸着能力が向上する。
図3は、脱硫器20の硫黄化合物の吸着能力の試験結果を示すグラフであり、
図3において、縦軸は脱硫器を通過した燃料ガスに含有する硫黄化合物の平均濃度を示しており、横軸は脱硫器の出口の硫黄化合物の平均濃度が所定値を越える状態となるのに要する時間を相対的に表した相対時間である。また、比較例は、脱硫器20と同じ容積をもち、かつ、仕切板50を備えていない脱硫器ついての試験結果である。
図3から分かるように、本実施形態の脱硫器20を通過した燃料ガスに含まれる硫黄化合物の濃度が所定値を超えるまでに要する相対時間は、仕切板50を備えていない脱硫器と比較して25%程度長くなっている。すなわち、仕切板50を備えることにより、仕切板50が無い場合に比べて、脱硫器20が長寿命化されたのが分かる。
図4及び図5は本発明に係る脱硫器の他の実施形態を示す図であって、図4は脱硫器の構造を示す透視図、及び図5はガス流通路を横切る向きの断面図である。尚、図4及び図5において、上記した脱硫器20と同一構成部分については同一の符号を使用している。
脱硫器20Aは、仕切部材及び壁面部材として、仕切板50の代わりに仕切筒60を備えた点で上記した脱硫器20と異なり、その他の構成は同じである。尚、仕切筒60は偏流抑制機構を構成している。
仕切筒60は、円筒状に形成されており、ガス流通路SPの中心領域に設けられている。
また、仕切筒60は、図4に示すように、下部隔壁30Aから上部隔壁30Bまで伸びており、図5に示すように、容器21の内壁面21aで画定されるガス流通路を断面形状が環状のガス流通路SPAとこのガス流通路SPAの内側に位置する断面形状が円形のガス流通路SPBとに分割している。
さらに、仕切筒60は、ガス流通路SPAとガス流通路SPBとに充填された脱硫剤40とそれぞれ接触する、外周面からなる接触壁面61aと内周面からなる接触壁面61bとを備えている。
脱硫器20Aでは、ガス流通路がガス流通路SPAとガス流通路SPBとに分割されているため、拡散空間SP1を通じて供給された燃料ガスFGは、ガス流通路SPAとガス流通路SPBとに分けられる。そして、ガス流通路SPAとガス流通路SPBに導入された燃料ガスFGは、内壁面21aに加えて、仕切筒60の接触壁面61a,61bの壁面効果により、接触壁面61a,61bの近傍にも多く流れるようになる。これにより、内壁面21aの近傍だけでなく、中心領域を含む内部領域に存在する脱硫剤40にも燃料ガスFGが流通しやすくなる。この結果、脱硫器20Aの硫黄化合物の吸着能力が向上する。
図6は本発明に係る脱硫器のさらに他の実施形態を示す断面図である。尚、図6において、上記の脱硫器20Aと同一構成部分については同一符号を使用している。
図6に示す脱硫器20Bは、上記した脱硫器20Aの仕切筒60に代えて、ガス流通路SPの中心領域に配置された断面形状が円形の棒状体からなる心棒70を備えている。この、心棒70の存在により、脱硫器20Bのガス流通路SPの断面形状は環状とると共に、ガス流通路SPの中心領域には脱硫剤40が存在しない。
脱硫器20Bでは、心棒70の外周面からなる接触壁面71の壁面効果により、内壁面21aに加えて、接触壁面71側にも燃料ガスFGが多く流れるようになる。この結果、内壁面21aの近傍だけでなく、ガス流通路SPの内部領域に存在する脱硫剤40にも燃料ガスFGが流通しやすくなる。また、ガス流通路SPの中心領域には脱硫剤40が存在しないので、燃料ガスFGの流れの偏りをより一層抑制できる。
尚、本実施形態では、棒状体として断面形状が円形の心棒70を例に挙げて説明したが、これ以外にも、棒状体として断面形状が四角形等の角棒を用いることも可能である。
図7及び図8は本発明に係る脱硫器のさらに他の実施形態を示す図であって、図7は脱硫器の構造を示す透視図、及び図8は図7に示す脱硫器の中心軸線方向の要部断面図である。尚、図7及び図8において、図1及び図2において説明した脱硫器20と同一構成部分については同一の符号を使用している。
この脱硫器20Cは、上記した下部隔壁30Aに代えて脱硫剤40を支持する下部隔壁30Cと、この下部隔壁30Cから脱硫剤40が充填されたガス流通路SPへ向けて突出して燃料ガスFGを供給する燃料ガス供給部80とを備える点で上記した脱硫器20と異なる。尚、燃料ガス供給部80が偏流抑制機構を構成している。
下部隔壁30Cは、円盤状の板材からなり、図8に示すように、拡散空間SP1に供給された燃料ガスFGを脱硫剤40側へ導くためのガス導入孔32がその中心部に形成されている。
燃料ガス供給部80は、円筒状に形成された側壁部83、側壁部83の先端部を閉塞する閉塞部81、及び側壁部83に形成された多数の通気孔84を備えており、下部隔壁30Cのガス導入孔32に側壁部83が接続される。
ガス導入孔32を通じて燃料ガス供給部80に流入した燃料ガスFGは、通気孔84から脱硫剤40へ向けて供給される。燃料ガス供給部80は、ガス流通路SPの中心領域に設けられているため、ガス流通路SPの内部領域の脱硫剤40にも燃料ガスFGが供給されやすくなり、内壁面21a側に燃料ガスFGの流れが偏るのを抑制できる。
また、側壁部83に多数の通気孔84を形成して燃料ガスFGをガス流通路SPの中心領域から内壁面21aに向かう方向に供給することにより、ガス流通路SPに充填された脱硫剤40全体に燃料ガスFGを満遍なく行き渡らせることができる。
尚、側壁部83に多数の通気孔84を形成する場合について説明したが、閉塞部81にも通気孔を形成して燃料ガスFGを上向きに供給することも可能である。また、燃料ガス供給部80の高さ、通気孔84の径及び数等は、燃料ガスFGの流れ等に応じて適宜変更できる。
上記実施形態では、仕切板50によりガス流通路SPを4分割した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるわけではなく、分割数は適宜増減できる。
また、仕切板50は、中心部から容器21の内壁面21aに達する場合について説明したが、仕切板50が内壁面21aと離隔していてもその壁面効果による燃料ガスの偏流抑制効果は得られる。
上記実施形態の仕切板50は、板状体を放射状に配置した場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、板状体を並列に配置したり、格子状に配置することも可能であり、壁面効果が得られる態様であれば採用可能である。
上記実施形態では、単一の仕切筒60を設けた場合を例に挙げて説明したが、例えば、径の異なる仕切筒を同心状に複数設けることも可能である。
上記実施形態では、アップフロータイプの脱硫器を例に挙げて説明したが、本発明は上側から下側に向けて燃料ガスを流すいわゆるダウンフロータイプの脱硫器にも適用できる。
上記実施形態では、脱硫剤として、常温において脱硫可能なものを例に挙げたが、これに限定されるわけではなく、加熱することにより吸着能力を増加させることができるものを使用することも可能である。
上記実施形態では、単一の燃料ガス供給部80を設けた場合について説明したが、複数の燃料ガス供給部をガス流通路SPに突出して設けることも可能である。
本発明の一実施形態に係る脱硫器の構造を示す透視図である。 図1に示す脱硫器のガス流通路を横切る向きの断面図である。 図1に示す脱硫器による脱硫性能の向上を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る脱硫器の構造を示す透視図である。 図4に示す脱硫器のガス流通路を横切る向きの断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る脱硫器の構造を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る脱硫器の構造を示す透視図である。 図7に示す脱硫器の要部の構造を示す断面図である。
符号の説明
20,20A,20B,20C…脱硫器
21…容器
21a…内壁面
30A、30C…下部隔壁
30B…上部隔壁
40…脱硫剤
50…仕切板(壁面部材、仕切部材)
51a〜51h…接触壁面
60…仕切筒(壁面部材、仕切部材)
61a,61b…接触壁面
70…心棒
71…接触壁面
80…燃料ガス供給部
FG…燃料ガス
C…流通方向
SP、SPA,SPB…ガス流通路
SP1,SP2…拡散空間

Claims (8)

  1. 燃料ガスに含まれる硫黄化合物を吸着するための脱硫剤が充填されかつ燃料ガスが流通するガス流通路を有する脱硫器であって、
    前記脱硫剤が充填された前記ガス流通路を流通する燃料ガスの流れの偏りを抑制する偏流抑制機構を前記ガス流通路内に備えることを特徴とする燃料電池発電用脱硫器。
  2. 前記偏流抑制機構は、前記ガス流通路内の燃料ガスの流通方向に沿って設けられた前記脱硫剤に接触する接触壁面を備える壁面部材を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  3. 前記壁面部材は、前記ガス流通路を複数に仕切る仕切部材からなることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  4. 前記仕切部材は、板状体又は筒状体からなることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  5. 前記壁面部材は、棒状体からなり、かつ、前記ガス流通路の中心領域に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  6. 前記偏流抑制機構は、前記ガス流通路の燃料ガス供給側の隔壁から前記ガス流通路へ向けて突出して燃料ガスを供給する燃料ガス供給部を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  7. 前記燃料ガス供給部は、前記ガス流通路の中心領域に配置されている、ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池発電用脱硫器。
  8. 前記燃料ガス供給部は、先端部が閉塞された筒状に形成され、かつ、少なくともその側壁部に燃料ガスを供給するための複数の通気孔が形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池発電用脱硫器。
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