JP2016188740A - 給湯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S1で使用制限制御がONであれば、S3で、マイコンは、バーナの累積燃焼時間tをカウントして記録する。そして、S4の判別で、記録された累積燃焼時間tが予め設定された警告報知時間Tに達すると、S5で、リモコンの表示部に警告表示を行わせて燃焼禁止状態とする。この警告表示後、S6で、リモコンによる仮リセット操作が行われると、S7〜S8によって一定時間が経過するまで燃焼禁止が解除される。そして、施工業者等が器具内の洗浄を行った後、S9で、基板上での本リセット操作を行ったことが確認されると、S10では、リモコンの警告表示をOFFすると共に、累積燃焼時間tをリセットする。
【選択図】図2
Description
このような給湯器においては、水の硬度が高い地域で使用すると、熱交換器の伝熱管の内部にスケールが付着しやすく、スケールが堆積すると伝熱管の損傷等に繋がることから、スケールの堆積を検出してスケールの除去作業を行う必要がある。そこで、特許文献1には、給湯運転停止後に出湯温度センサで検出湯温を観測し、当該検出湯温が所定時間内に所定の高温設定温度以上に達した場合には、伝熱阻害要因(スケールの堆積)が発生したと判断して給湯運転を禁止し、ユーザに報知(リモコンへのエラーコードの表示)するようにした発明が開示されている。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、バーナと、給水管と出湯管とが接続されてバーナに加熱される熱交換器と、出湯管に設けられる給湯栓と、給湯栓の開栓によってバーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、制御手段は、炎検出手段を用いてバーナの累積燃焼時間をカウントし、累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、リモコンの表示部に警告表示を行うと共に、給湯栓の開栓にかかわらずバーナの燃焼を禁止することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、制御手段は、表示部への警告表示後、予め設定された所定時間の経過後にバーナの燃焼を禁止することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、バーナと、給水管と出湯管とが接続されてバーナに加熱される熱交換器と、出湯管に設けられる給湯栓と、給湯栓の開栓によってバーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、制御手段は、炎検出手段を用いてバーナの累積燃焼時間をカウントし、累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、リモコンの表示部に警告表示を行うと共に、警告表示後は出湯温度がリモコンにより設定される設定温度よりも低くなるようにバーナの燃焼を制御することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、バーナと、給水管と出湯管とが接続されてバーナに加熱される熱交換器と、出湯管に設けられる給湯栓と、給湯栓の開栓によってバーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、制御手段は、炎検出手段を用いてバーナの累積燃焼時間をカウントし、累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、リモコンの表示部に警告表示を行うと共に、警告表示後は出湯温度がリモコンにより設定される設定温度に対して変動するようにバーナの燃焼を制御することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、バーナと、給水管と出湯管とが接続されてバーナに加熱される熱交換器と、出湯管に設けられる給湯栓と、給湯栓の開栓によってバーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、通水量を制御する水量制御手段と、バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、制御手段は、炎検知手段を用いてバーナの累積燃焼時間をカウントし、累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、リモコンの表示部に警告表示を行うと共に、警告表示後は水量制御手段によって出湯管からの出湯量を警告表示前よりも減少させることを特徴とするものである。
[形態1]
図1は、給湯器の一例を示す概略図で、給湯器1は、器具本体内に、給気ファン3を備えた燃焼室2を形成して、燃焼室2の内部に、燃料ガスと給気ファン3からの一次空気との混合ガスを燃焼させるバーナ4を備えると共に、バーナ4の燃焼によって加熱され、給水管6と出湯管7とを接続した熱交換器5を設けている。バーナ4へのガス管8には、上流側から、元電磁弁9、メイン電磁弁10、比例弁11がそれぞれ設けられて、各弁が制御手段としてのコントローラ12によって制御可能となっている。13はイグナイタ、14は点火電極、15はバーナ4の炎を検出する炎検出手段としてのフレームロッドである。
さらに、給水管6と出湯管7とには、手動の三方弁21,22がそれぞれ設けられて、通常の使用状態では、三方弁21は上水道からの水が給水管6へ流れるポジション、三方弁22は出湯管7の湯が給湯栓19へ流れるポジションとなっている。
一方、使用制限制御がONであれば、S3で、マイコンは、バーナ4の累積燃焼時間(ここではフレームロッド15から得られる炎電流の検出時間の累計)tをカウントして図示しないメモリに記録する。そして、S4の判別で、記録された累積燃焼時間tが予め設定された警告報知時間Tに達すると、S5で、リモコン20の表示部20aに警告表示(例えばエラーコードの表示)を行わせて燃焼禁止状態(給湯栓19を開栓しても元電磁弁9等が開弁せずバーナ4が燃焼しない状態)とする。
[形態2]
図4に示すように、形態2の給湯器1では、S5において警告表示を行って燃焼禁止状態とした後は、仮リセット操作による一時的な使用を許容せず、S6で本リセット操作を行わない限り燃焼禁止が解除されないようにしたものである。この場合、S6で本リセット操作が行われれば、マイコンは、S7でリモコン20の警告表示をOFFして燃焼禁止を解除すると共に、累積燃焼時間tをリセットする。
図5に示すように、形態3の給湯器1では、S5において警告表示を行った後は、直ちに燃焼禁止状態に移行せず、S6で所定時間の経過を判別し、所定時間経過したらS7で燃焼禁止状態に移行するようにしたものである。この場合もS8で本リセット操作が行われれば、S9でリモコン20の警告表示がOFFして燃焼禁止が解除されると共に、累積燃焼時間tがリセットされる。
図6に示すように、形態4の給湯器1では、S5において警告表示を行った後は、燃焼禁止状態に移行せず、使用を許容する。但し、S6において、出湯温度をリモコン20で設定される設定温度より所定温度(例えば10℃)低くして出湯させるようにしている。この場合、S7で本リセット操作が行われれば、S8で警告表示がOFFされると共にS6の低出湯制御が解除され、累積燃焼時間tが0となる。
図7に示すように、形態5の給湯器1では、S5において警告表示を行った後は、燃焼禁止状態に移行せず、使用を許容する。但し、S6において、出湯温度をリモコンで設定される設定温度に対して変動させる(例えば入水温度と設定温度との間を所定の周期で変動させる)ゆらぎ制御を行う。この場合、S7で本リセット操作が行われれば、S8で警告表示がOFFされると共にゆらぎ制御が解除され、累積燃焼時間tが0となる。
図8に示すように、形態6の給湯器1では、S5において警告表示を行った後は、燃焼禁止状態に移行せず、使用を許容する。但し、S6において、水量サーボ17の制御により出湯量を通常よりも減少させる絞り制御を行う。この場合、S7で本リセット操作が行われれば、S8で警告表示がOFFされると共に絞り制御が解除され、累積燃焼時間tが0となる。
さらに、給水管と出湯管との間にバイパス管を接続したバイパスミキシング式の給湯器であっても本発明は適用可能である。
そして、各形態を組み合わせて使用制限制御を行うことも考えられる。例えば形態1及び形態3における警告表示後の一時的な使用の際に、形態4のように出湯温度を設定温度より低くしたり、形態5のように出湯温度を変動させたり、形態6のように出湯量を絞ったりすれば、あくまで暫定的な使用であることをユーザに意識させることができる。また、形態4〜6の制御を所定時間毎に順番に行うことも可能である。
Claims (6)
- バーナと、給水管と出湯管とが接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記出湯管に設けられる給湯栓と、前記給湯栓の開栓によって前記バーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、前記バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、
前記制御手段は、前記炎検出手段を用いて前記バーナの累積燃焼時間をカウントし、前記累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、前記リモコンの前記表示部に警告表示を行うと共に、前記給湯栓の開栓にかかわらず前記バーナの燃焼を禁止する一方、
前記リモコンで所定のリセット操作がなされると、前記制御手段は、予め設定された所定時間に限り前記バーナの燃焼禁止を解除することを特徴とする給湯器。 - バーナと、給水管と出湯管とが接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記出湯管に設けられる給湯栓と、前記給湯栓の開栓によって前記バーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、前記バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、
前記制御手段は、前記炎検出手段を用いて前記バーナの累積燃焼時間をカウントし、前記累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、前記リモコンの前記表示部に警告表示を行うと共に、前記給湯栓の開栓にかかわらず前記バーナの燃焼を禁止することを特徴とする給湯器。 - 前記制御手段は、前記表示部への警告表示後、予め設定された所定時間の経過後に前記バーナの燃焼を禁止することを特徴とする請求項2に記載の給湯器。
- バーナと、給水管と出湯管とが接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記出湯管に設けられる給湯栓と、前記給湯栓の開栓によって前記バーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、前記バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、
前記制御手段は、前記炎検出手段を用いて前記バーナの累積燃焼時間をカウントし、前記累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、前記リモコンの前記表示部に警告表示を行うと共に、前記警告表示後は出湯温度が前記リモコンにより設定される設定温度よりも低くなるように前記バーナの燃焼を制御することを特徴とする給湯器。 - バーナと、給水管と出湯管とが接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記出湯管に設けられる給湯栓と、前記給湯栓の開栓によって前記バーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、前記バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、
前記制御手段は、前記炎検出手段を用いて前記バーナの累積燃焼時間をカウントし、前記累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、前記リモコンの前記表示部に警告表示を行うと共に、前記警告表示後は出湯温度が前記リモコンにより設定される設定温度に対して変動するように前記バーナの燃焼を制御することを特徴とする給湯器。 - バーナと、給水管と出湯管とが接続されて前記バーナに加熱される熱交換器と、前記出湯管に設けられる給湯栓と、前記給湯栓の開栓によって前記バーナを燃焼させる制御手段と、表示部を有するリモコンと、通水量を制御する水量制御手段と、前記バーナの炎を検出する炎検出手段とを備えた給湯器であって、
前記制御手段は、前記炎検知手段を用いて前記バーナの累積燃焼時間をカウントし、前記累積燃焼時間が予め設定された警告表示時間に達したら、前記リモコンの前記表示部に警告表示を行うと共に、前記警告表示後は前記水量制御手段によって前記出湯管からの出湯量を前記警告表示前よりも減少させることを特徴とする給湯器。
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