JP4666197B2 - 複合燃焼機器の燃焼制御装置 - Google Patents

複合燃焼機器の燃焼制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4666197B2
JP4666197B2 JP2001214616A JP2001214616A JP4666197B2 JP 4666197 B2 JP4666197 B2 JP 4666197B2 JP 2001214616 A JP2001214616 A JP 2001214616A JP 2001214616 A JP2001214616 A JP 2001214616A JP 4666197 B2 JP4666197 B2 JP 4666197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
correction
combustor
state
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001214616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003028417A (ja
Inventor
栄一 辻
靖隆 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2001214616A priority Critical patent/JP4666197B2/ja
Publication of JP2003028417A publication Critical patent/JP2003028417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4666197B2 publication Critical patent/JP4666197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個別に燃焼制御される少なくとも2台の燃焼器が同じ器具内に配設された複合燃焼機器において、同時燃焼している内の一の燃焼器に対する補正が必要になった場合に同時燃焼している全数の燃焼器の燃焼作動を適正に行わせるように燃焼補正するために用いられる燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複合燃焼機器として給湯器付き風呂釜や給湯器付き温水暖房装置等が知られている。例えば給湯器付き風呂釜では、給湯用燃焼缶体と、風呂の追い焚き用燃焼缶体との2つの燃焼缶体が同じ1つの器具ハウジング内に配設されている。上記各燃焼缶体には燃焼器と、これに燃焼用空気を供給する送風ファンと、上記燃焼器の燃焼熱により熱交換加熱される熱交換器とが個別に配設されている。
そして、給湯用燃焼缶体における燃焼加熱作動が給湯制御により実行される一方、追い焚き用燃焼缶体における燃焼加熱作動が追い焚き制御により実行されるというように、個別の燃焼開始条件の成立により個別に燃焼作動されるようになっている。各制御での燃焼制御では、共に、熱交換器を通る湯又は水を設定温度まで熱交換加熱し得るように各燃焼器で燃料が燃焼されると共に、所定の空燃比になるように送風ファンの回転数が比例制御されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記熱交換器は、通常、多数のフィンを有するフィンチューブにより構成されているため、経年変化等によりいわゆるフィン詰まり傾向になる結果、所定の回転数で送風ファンを作動させても上記フィン詰まり傾向に起因する排気抵抗を受けて所定の空気供給量が確保し得ない事態に至ることがある。このため、このような場合には送風ファンの回転数を増加する補正を行うことにより、正常燃焼状態を維持させるようにすることが考えられる。
【0004】
しかしながら、2台の燃焼器が同時に燃焼作動しているときに一方の燃焼器に対する空気供給量を変動させると、その変動の影響が他の燃焼器側に及ぶ結果、それまで正常燃焼していた他の燃焼器の燃焼状態が悪化するおそれがある。
【0005】
例えば、2つの燃焼缶体からの燃焼排気が集合されて集合排気筒を通して器具ハウジングから外部に導出されるようになっている場合には、一方の燃焼缶体への空気供給量を増加させると、その燃焼缶体からの燃焼排気も増加して排気圧が高まる結果、他方の燃焼缶体からの燃焼排気の導出が阻害されてこの他方の燃焼缶体への空気供給量が低下するおそれがある。また、送風ファンの吸気側においても、1台の器具ハウジング内に2台の送風ファンが比較的近接して配設されているため、一方の送風ファンの回転数を増大させると、その吸引力が高まる結果、他方の送風ファンの吸気が阻害されて他方の送風ファンから燃焼缶体への空気供給量を低下させてしまうおそれが生じることになる。このような一方を変動させる結果、他方も変動させてしまうことになるという傾向は、一方の空気供給量を低下させる場合においても同様に生じると考えられる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1台の複合燃焼機器内に配設された少なくとも2台の燃焼器が同時燃焼状態にあるときに、一方の燃焼器に燃焼不良が生じて燃焼補正の必要が生じた場合に全ての燃焼器の燃焼作動が適正に維持されるように補正し得る燃焼制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置を対象として以下の特定事項を備えるようにした。すなわち、上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動及び各燃焼器の作動の内の少なくとも一方を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備えるようにする。そして、上記燃焼補正手段として、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したとき、その一の燃焼器の空燃比を正常燃焼側に変更補正する一方、この変更補正に連係して他の燃焼器の空燃比を上記一の燃焼器の空燃比の変更に伴う影響分だけ変更補正する構成とし、かつ、上記燃焼補正手段として、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行うように構成とした
【0008】
上記請求項1によれば、同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥った場合、その一の燃焼器の空燃比が正常燃焼側に変更補正されると同時に、他の燃焼器もその変更補正による影響分だけ変更補正される。例えば一の燃焼器の空燃比を増大補正するならば他の燃焼器も所定量だけ同傾向の変更補正を行い、空燃比を低減補正するならば他の燃焼器も所定量だけ同傾向の変更補正を行う。これにより、同時燃焼時において、一の燃焼器に対する燃焼補正をして正常燃焼させるようにした場合に他の燃焼器もその補正に対応する分の燃焼補正が行われて共に正常燃焼させることが可能になる。その上で、所定の制御タイミング毎に、燃焼状態の判定と、この判定に基づく燃焼補正とが全ての燃焼器について同期して行われることになる。すなわち、同時燃焼時に一の燃焼器に対する燃焼補正が必要になった場合には、その一の燃焼器に対する燃焼補正と、他の燃焼器に対する燃焼補正とが同期して実行されることになる。これにより、同時燃焼時に一の燃焼器と他の燃焼器との燃焼補正が非同期で実行される場合に生じるおそれのある相互変動による混乱を回避して、全ての燃焼作動を的確かつ容易に所定の正常燃焼状態に維持させることが可能になる。このような「制御タイミング」としては、例えば上記の変更補正後の燃焼条件が実際の燃焼に表れるまでの時間値〜燃焼不良状態をあまりに長く継続させない程度の時間値の範囲で選択した時間値を採用すればよい。例えば10秒程度〜60秒未満程度とすればよく、好ましくは20〜30秒とすればよい。
【0009】
ここで、上記の「空気供給手段」は燃焼器毎に個別に付設してその作動を個別に制御するようにしてもよいし、1つの空気供給手段を複数の燃焼器のそれぞれに対し空気供給量を可変とし得る可変機構を介して接続し各可変機構を個別に制御するようにしてもよい(以下の各請求項において同じ)。また、各燃焼器で燃焼させる燃料としては気体燃料及び液体燃料の別を問わない。さらに、空燃比の変更補正は、燃料量もしくは空気量の少なくとも一方を変更補正することにより行うようにすればよい。
【0010】
また、請求項2に係る発明では、互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置を対象として、以下の特定事項を備えるようにした。すなわち、上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備えるようにする。そして、上記燃焼補正手段として、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したとき、その一の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正する一方、この変更補正に連係して他の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を上記一の燃焼器に対する空気供給量の変更に伴う影響分だけ変更補正する構成とし、かつ、上記燃焼補正手段として、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行う構成とした。
【0011】
上記請求項2によれば、同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥った場合、その一の燃焼器に対する空気供給量が正常燃焼側に変更補正されると同時に、他の燃焼器もその変更補正による影響分だけ変更補正される。例えば一の燃焼器が空気不足に起因する燃焼不良状態に陥った場合であれば、その一の燃焼器への空気供給量を増大補正すると同時に他の燃焼器も所定量だけ同傾向の変更補正を行い、上記一の燃焼器が空気過多に起因する燃焼不良状態に陥った場合であれば、その一の燃焼器への空気供給量を低減補正すると同時に他の燃焼器も所定量だけ同傾向の変更補正を行う。これにより、請求項1の場合と同様に、同時燃焼時において、一の燃焼器に対する燃焼補正をして正常燃焼させるようにした場合に他の燃焼器もその補正に対応する分の燃焼補正が行われて共に正常燃焼させることが可能になる。その上で、所定の制御タイミング毎に、燃焼状態の判定と、この判定に基づく燃焼補正とが全ての燃焼器について同期して行われることになる。すなわち、同時燃焼時に一の燃焼器に対する燃焼補正が必要になった場合には、その一の燃焼器に対する燃焼補正と、他の燃焼器に対する燃焼補正とが同期して実行されることになる。これにより、同時燃焼時に一の燃焼器と他の燃焼器との燃焼補正が非同期で実行される場合に生じるおそれのある相互変動による混乱を回避して、全ての燃焼作動を的確かつ容易に所定の正常燃焼状態に維持させることが可能になる。このような「制御タイミング」としては、例えば上記の変更補正後の燃焼条件が実際の燃焼に表れるまでの時間値〜燃焼不良状態をあまりに長く継続させない程度の時間値の範囲で選択した時間値を採用すればよい。例えば10秒程度〜60秒未満程度とすればよく、好ましくは20〜30秒とすればよい。
【0012】
さらに、請求項3に係る発明では、互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置を対象として以下の特定事項を備えるようにした。すなわち、上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備えるようにする。そして、上記燃焼補正手段として、いずれかの燃焼器の単独燃焼時にその燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したときその燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正する単独燃焼補正部と、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したときその一の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正しかつこの変更補正に連係して他の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を上記一の燃焼器に対する空気供給量の変更に伴う影響分だけ変更補正する同時燃焼補正部とを備えるようにする。加えて、上記燃焼補正手段として、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行う構成とした。
【0013】
上記請求項3によれば、少なくともの2台の燃焼器の内、いずれかの燃焼器の単独燃焼時においては、その燃焼器が燃焼不良状態に陥れば上記単独燃焼補正部により単独燃焼している燃焼器に対する空気供給量が正常燃焼側に変更補正される。一方、同時燃焼時においては、一の燃焼器が燃焼不良状態に陥れば上記同時燃焼補正部によりその一の燃焼器に対する空気供給量が正常燃焼側に変更補正されると同時に、他の燃焼器に対する空気供給量も影響分だけ変更補正される。これにより、単独燃焼時であっても同時燃焼時であっても、上記単独燃焼補正部及び同時燃焼補正部による補正処理によって常に正常燃焼状態に保持させることが可能になる。その上で、所定の制御タイミング毎に、燃焼状態の判定と、この判定に基づく燃焼補正とが全ての燃焼器について同期して行われることになる。すなわち、同時燃焼時に一の燃焼器に対する燃焼補正が必要になった場合には、その一の燃焼器に対する燃焼補正と、他の燃焼器に対する燃焼補正とが同期して実行されることになる。これにより、同時燃焼時に一の燃焼器と他の燃焼器との燃焼補正が非同期で実行される場合に生じるおそれのある相互変動による混乱を回避して、全ての燃焼作動を的確かつ容易に所定の正常燃焼状態に維持させることが可能になる。このような「制御タイミング」としては、例えば上記の変更補正後の燃焼条件が実際の燃焼に表れるまでの時間値〜燃焼不良状態をあまりに長く継続させない程度の時間値の範囲で選択した時間値を採用すればよい。例えば10秒程度〜60秒未満程度とすればよく、好ましくは20〜30秒とすればよい。
【0014】
なお、特許請求の範囲には含まれないが、この請求項3の場合において、燃焼補正手段から変更補正に関する情報の出力を受けて燃焼器の燃焼作動についての燃焼診断を行う燃焼診断手段をさらに備えるようにし、この燃焼診断手段として、同時燃焼時における変更補正に関する情報は用いずに単独燃焼時における変更補正に関する情報に基づいて燃焼診断を行う構成とすることができ。この場合には、上記の燃焼診断、つまり複合燃焼機器における各燃焼機能についての自己診断機能を正確に行わせることが可能になる。すなわち、同時燃焼時には他の燃焼器が正常燃焼していても一の燃焼器が燃焼不良であれば上記他の燃焼器の燃焼作動も変更補正がなされるため、このような同時燃焼時の変更補正を診断情報から除外して燃焼診断を行うことにより個別の燃焼器での燃焼機能についての自己診断機能を正確に実現させることが可能になる。
【0016】
以上の請求項1〜請求項3のいずれかにおける燃焼補正手段に対し、さらに、前回の制御タイミングから今回の制御タイミングまでの間に燃焼不良状態が所定時間継続していることを条件に燃焼不良状態に陥ったと判定する構成を付加するようにしてもよい(請求項)。このようにすることにより、例えば燃焼排気筒側からの逆風の流入等の外乱に起因する一時的又は突発的な燃焼不良を排除して、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定の確実化を図ることが可能となり、この判定に基づく燃焼補正の確実化をも図ることが可能になる。ここで、上記の燃焼不良状態の所定時間継続とは、前回と今回との両制御タイミング間のいずれかで所定時間連続していること、あるいは、今回の制御タイミング時点を含んでそれまで所定時間連続していることを条件とすればよい。
【0017】
また、以上の請求項1〜請求項3のいずれかにおける燃焼補正手段に対し、正常燃焼側への変更補正を制御タイミング毎に所定量ずつ実行する構成を付加するようにしてもよい(請求項)。このようにすることにより、燃焼状態の急変動を回避しつつ、確実に適正な変更補正量までの変更補正を行うことが可能になる。
【0018】
なお、特許請求の範囲には含まれないが、以上のいずれかの複合燃焼機器の燃焼制御装置においては、空気供給手段を送風ファンにより構成し、空気供給量の変更補正が上記送風ファンのファン回転数を変更補正することにより実行される構成を採用してもよ。この場合には、燃焼排気側の閉塞傾向又は吸気側の吸気不足傾向等に起因する燃焼不良の発生に対する空気供給量の変更補正を回転数の増減補正により簡易にかつ的確に実現させることが可能になる。
【0019】
さらに、以上の請求項1〜請求項のいずれかの複合燃焼機器の燃焼制御装置における燃焼状態検出手段としては、例えばCO濃度を検出するCOセンサ又はO2濃度を検出するO2センサ等を用いてもよいが、好ましくは、燃焼状態検出手段として燃焼器に形成される燃焼炎の炎温度を検出するものとし、燃焼補正手段として上記検出炎温度が所定温度範囲よりも高いときに空気不足に起因する燃焼不良状態であると判定する一方、上記検出炎温度が所定温度範囲よりも低いときに空気過多に起因する燃焼不良状態であると判定する構成を採用するようにすればよい(請求項)。この場合には、COセンサ等を用いる場合よりも簡易にかつ的確に燃焼状態、特に、燃焼不良状態の発生を検出・判定することが可能になる。すなわち、炎温度はガス種に応じて正常燃焼時の温度範囲が所定のものに特定され、この炎温度を検出しその検出炎温度が上記温度範囲内か否かによって正常燃焼状態か、空気不足又は空気過多に起因する燃焼不良状態かの判定を容易に行い得る。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1〜請求項3のいずれかの複合燃焼機器の燃焼制御装置によれば、同時燃焼時において、一の燃焼器において空気不足又は空気過多に起因する燃焼不良が発生したとしても、その一の燃焼器に対する燃焼補正により正常燃焼させると同時に他の燃焼器もその補正に対応する分の燃焼補正を行うようにしているため、同時燃焼している全ての燃焼器において正常燃焼させることができるようになる。特に、請求項3によれば、単独燃焼時であっても同時燃焼時であっても、単独燃焼補正部及び同時燃焼補正部による補正処理によって常に正常燃焼状態に保持させることができる。
【0022】
特に、所定の制御タイミング毎に、燃焼状態の判定と判定に基づく燃焼補正とを全ての燃焼器について同期させて行うことで、同時燃焼時に一の燃焼器と他の燃焼器との燃焼補正が非同期で実行される場合に生じるおそれのある相互変動による混乱を回避することができ、全ての燃焼作動を的確かつ容易に所定の正常燃焼状態に維持させることができる。
【0023】
請求項によれば、前回の制御タイミングから今回の制御タイミングまでの間に燃焼不良状態が所定時間継続していることを条件に燃焼不良状態に陥ったと判定することにより、一時的又は突発的な外乱に起因する燃焼不良を排除することができ、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定の確実化を図ることができ、ひいてはその判定に基づく燃焼補正の確実化をも図ることができるようになる。
【0024】
請求項によれば、正常燃焼側への変更補正を制御タイミング毎に所定量ずつ実行することにより、燃焼状態の急変動を回避しつつ、確実に適正な変更補正量までの変更補正を行うことができるようになる。
【0026】
さらに、請求項によれば、請求項1〜請求項のいずれかにおいて、燃焼状態検出手段としてCOセンサ等を用いる場合よりも簡易にかつ的確に燃焼状態、特に、燃焼不良状態の発生を検出・判定することができ、検出炎温度と所定の温度範囲との比較によって正常燃焼状態か、空気不足又は空気過多に起因する燃焼不良状態かの判定を容易にかつ確実に行うことができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施形態に係る燃焼制御装置が適用される複合燃焼機器としての給湯器付き風呂釜200を示したものである。
【0029】
この給湯器付き風呂釜200は、給湯機能を実現する給湯回路2と、強制循環式の追い焚き機能を実現する追い焚き回路3と、湯張り機能を実現する注湯回路4とを備えたものであり、給湯用燃焼缶体2aと追い焚き用燃焼缶体3aとの独立した2つの燃焼缶体を備えたものである。
【0030】
上記給湯回路2は、水道管に接続された給水管路21から給湯側熱交換器22に導入される水を給湯側燃焼器としての燃焼バーナ23の燃焼熱により加熱し、加熱後の湯水を出湯管路24を通して下流端の給湯栓25まで給湯させるようになっている。上記給水管路21と出湯管路24との間にはバイパス管路26が設けられて、調整弁27による水の混合調節により温度調整が行われるようになっている。上記燃焼バーナ23は複数の能力切換弁の開閉設定により燃焼能力が多段(図例のものは3段)切換可能となっている。
【0031】
上記給水管路21には入水流量センサ28と、入水温度センサ29とが配設されている一方、上記出湯管路24には水量調整弁30と、上記給湯栓25もしくは注湯回路4に供給される湯水の温度を検出する給湯温度センサ31とが配設されている。また、上記燃焼バーナ23の上方の所定位置には燃焼炎の温度を検出する燃焼状態検出手段としてのバーナセンサ23aが配設されている。このバーナセンサ23aとしては、熱電対(サーモカップル)、サーミスタ、赤外線放射温度計あるいは光学式(蛍光緩和式)温度計等の種々のものが採用可能であるが、一般には熱電対を使用すればよい。
【0032】
上記追い焚き回路3は、それぞれ浴槽100に連通接続された戻り管路32及び往き管路36からなる循環配管を備え、上記戻り管路32から循環ポンプ33の作動により追い焚き用熱交換器34に戻される浴槽100内の湯水を風呂側燃焼器としての燃焼バーナ35の燃焼熱により加熱し、加熱後の湯水を往き管路36を通して再び上記浴槽100内に供給して追い焚きさせるようになっている。上記燃焼バーナ35は給湯側のもの23と同様に燃焼能力が多段(図例のものは2段)切換可能となっている。
【0033】
上記戻り管路32には、循環湯水の循環方向上流側から順に、上記循環ポンプ33と、循環流の通過によりフラップが開いて循環判定のON指令が出力される水流スイッチ38と、浴槽100内から風呂側熱交換器34に戻される循環湯水の温度を検出する戻り温度センサ39とが配設されている。この戻り温度センサ39により検出される戻り温度によって、追い焚き時における浴槽100内の湯水温度が把握されることになる。また、後述の注湯管路41には水圧検出により浴槽100の水位を検出する水位センサ37が配設されている。さらに、上記燃焼バーナ35の上方の所定位置には、給湯側のバーナセンサ23aと同様構成の燃焼状態検出手段としてのバーナセンサ35aが配設されている。
【0034】
上記注湯回路4は、上流端が上記出湯管路24の下流側から分岐し、途中で二つに分岐して一方の下流端が上記循環ポンプ33の吐出側の戻り管路32に連通する第1注湯管路41と、他方の下流端が上記往き管路36に連通する第2注湯管路42とを備えており、これらの注湯管路41,42を通して上記給湯回路2からの注湯湯水を追い焚き回路3の上記戻り管路32及び往き管路36の双方に流入させて浴槽100に注湯し得るようになっている。上記注湯回路4の上流端側位置には注湯流量を検出する注湯量センサ43が介装され、各注湯管路41,42には開閉制御により注湯の切換を行う注湯電磁弁44,45が配設され、また、各注湯電磁弁44,45の下流側位置には二段配置の逆止弁46,47が配設されている。これにより、追い焚き回路3側からの循環湯水の給湯回路2側への逆流入を阻止するようになっている。
【0035】
そして、図1において、61は給湯側燃焼バーナ23に対し燃焼用空気を供給する空気供給手段としての送風ファン,62は風呂側燃焼バーナ35に対し燃焼用空気を供給する空気供給手段としての送風ファンであり、通常時には予め定められた回転数と空気供給量との関係に基づいて所定の空気供給量になるように回転数の制御が行われるようになっている。また、63は燃料ガスを供給するガス供給管であり、このガス供給管63は元ガス電磁弁64及び電磁比例弁65を介して上記の両燃焼バーナ23,35のそれぞれに燃料ガスを供給するようになっている。
【0036】
また、下部に上記送風ファン61が付設され燃焼バーナ23と熱交換器22とを内蔵した給湯側燃焼缶体2aの頂部と、下部に上記送風ファン62が付設され燃焼バーナ35と熱交換器34とを内蔵した風呂側燃焼缶体3aの頂部とが集合排気筒20により互いに連通され、この集合排気筒20を通して両燃焼缶体2a,3aからの燃焼排気が集合されて外部に排出されるようになっている。
【0037】
上記の給湯器付き風呂釜200はMPU及びメモリ等を備えたコントローラ5によって、給湯制御と、湯張り制御及び追い焚き制御からなる風呂制御と、燃焼補正制御と、自己診断制御との各制御がリモコン50等からの出力及び上記の各種センサからの出力等に基づいて行われるようになっている。
【0038】
上記コントローラ5は、図2に主要部分を抜き出して示すように、給湯制御を行う給湯制御部51と、湯張り制御及び追い焚き制御を行う風呂制御部52と、各燃焼缶体2a,3aでの燃焼作動に伴い必要に応じて空気供給量についての変更補正を行う燃焼補正部53と、この燃焼補正部53による変更補正の発生頻度に基づいて次回の燃焼開始の回転数初期値を増減補正する初期風量補正部54と、この初期風量補正部54による初期風量補正量の大小に基づいて燃焼機能(例えば燃焼耐久性もしくは熱交換器22,34のフィン詰まり)についての自己診断を行う燃焼診断部55とを備えている。
【0039】
給湯制御部51による給湯制御は、ユーザにより給湯栓25が開かれて最低作動流量以上の入水流量が入水流量センサ28により検出されると、燃焼バーナ23の燃焼を開始させ、この燃焼開始情報を燃焼補正部53に出力する。そして、入水温度センサ29及び出湯温度センサ31からの各検出温度と、リモコン50にユーザが設定した設定出湯温度とに基づいてまずFF制御が行われ、次いでFB制御が行われて設定出湯温度の湯が給湯栓25から出湯されるようにされる。この際、燃焼バーナ23での燃焼が所定の最適空燃比になるように送風ファン61の回転数が比例制御される。上記給湯栓25がユーザにより閉じられて最低作動流量未満になると、上記の燃焼作動が停止される。
【0040】
上記風呂制御部52による湯張り制御は、リモコン50の湯張りスイッチがON操作されると、各注湯電磁弁44,45を開いて燃焼バーナ23の燃焼を開始し、この燃焼開始情報を燃焼補正部53に出力する。そして、上記リモコン50に設定された所定温度の湯水が給湯回路2から注湯回路4及び追い焚き回路3を通して浴槽100に落とし込まれる。水位センサ37による検出水位が所定水位に到達するか、もしくは注湯流量センサ43による積算湯量が所定湯量に到達すると上記注湯電磁弁44,45を閉じ燃焼バーナ23の燃焼作動を停止して終了する。次いで、リモコン50の追い焚きスイッチもしくは風呂自動スイッチがON操作されると、追い焚き制御が開始される。すなわち、循環ポンプ33を作動させて燃焼バーナ35の燃焼を開始し、この燃焼開始情報を燃焼補正部53に出力する。これにより、浴槽100内の湯水が戻り管路32を経て熱交換器34に戻され、この熱交換器34において加熱された後の湯水が往き管路36を通して浴槽100に戻されて繰り返し循環される。そして、戻り温度センサ39による検出温度がリモコン50に設定された温度に到達すると、上記の燃焼バーナ35の燃焼及び循環ポンプ33の作動が共に停止されて終了する。
【0041】
上記燃焼補正部53は、各バーナセンサ23a,35aからの検出炎温度の出力に基づいて該当する送風ファン61,62の回転数を変更補正するものである。具体的には、給湯側の燃焼バーナ23の単独燃焼時に適用される単独燃焼補正部としての給湯側単独補正部531と、風呂側の燃焼バーナ35の単独燃焼時に適用される単独燃焼補正部としての風呂側単独補正部532と、両燃焼バーナ23,35の同時燃焼時に適用される同時燃焼補正部としての同時補正部533と、補正の制御タイミングtc(例えば30秒間隔)を出力する主タイマ534とを備えている。
【0042】
上記給湯側及び風呂側の各単独補正部531,532と、上記同時補正部533とは、それぞれ燃焼不良状態の発生によりスタートする判定用タイマの上記制御タイミングtc時点における経過時間値が所定の設定継続時間値(例えば20秒)以上であれば燃焼不良状態に陥っていると判定し、空気不足か空気過多かに応じて送風ファン61,62の回転数を所定量だけ増減補正するようになっている。つまり、給湯側及び風呂側のそれぞれのバーナセンサ23a,35aからの出力を受ける判定用タイマと、この判定用タイマの経過時間値によって燃焼不良状態に陥ったか否かを判定する判定部とを個別に備え、この各判定部は検出炎温度が正常燃焼時の温度範囲を高温側もしくは低温側に外れる燃焼不良状態の発生が上記設定継続時間値以上になれば燃焼不良状態に陥っていると判定するようになっている。
【0043】
以下、各制御の内容をフローチャートに基づいて説明する。まず、図3に基づいて概略の全体の流れを説明すると、給湯制御部51では上記の最低作動流量の検出という燃焼開始条件が成立すれば、給湯側の燃焼バーナ23の燃焼制御(給湯燃焼制御)を開始する(ステップSA1でYES、ステップSA2)。一方、この給湯燃焼制御とは独立した平行処理により風呂制御部53では上記所定のスイッチ操作に基づく指令が出力されたことという燃焼開始条件が成立すれば、追い焚きのために風呂側の燃焼バーナ35の燃焼制御(風呂燃焼制御)を開始する(ステップSB1でYES、ステップSB2)。
【0044】
次に、燃焼補正部53では給湯制御部51又は風呂制御部52から出力される情報に基づき上記各燃焼バーナ23,35が同時燃焼状態か単独燃焼状態かを判定し、給湯側燃焼バーナ23の単独燃焼状態であれば給湯側単独補正部531により制御タイミングtc毎に燃焼不良状態に陥っているか否かの判定と、燃焼不良状態に陥っていると判定したときの給湯側送風ファン61に対する回転数の増減補正とを実行する(ステップSA4)。同様に、風呂側燃焼バーナ35の単独燃焼状態であれば風呂側単独補正部532により制御タイミングtc毎に燃焼不良状態に陥っているか否かの判定と、燃焼不良状態に陥っていると判定したときの風呂側送風ファン62に対する回転数の増減補正とを実行する(ステップSB4)。また、同時燃焼状態であれば、同時補正部533により制御タイミングtc毎に燃焼不良状態に陥っているか否かの判定と、いずれかもしくは双方の燃焼バーナ23,35が燃焼不良状態に陥っていると判定したときの両送風ファン61,62に対する回転数の増減補正とを実行してリターンする(ステップSC4)。
【0045】
そして、単独補正部531又は532により個別の回転数の変更補正が行われた場合には、その変更補正の回数を補正カウンタ(補正回数記憶部)に積算し、その補正カウンタの記憶値が所定の回数に到達すれば次回の燃焼作動では当初から所定分だけ回転数を増減するという初期風量補正部54による補正処理を行う(ステップSA5,ステップSB5)。加えて、この初期風量補正部54による初期風量補正量の大小に基づき自己診断を行うという燃焼診断部55による処理を行う(ステップSA6,ステップSB6)。そして、リターンする。つまり、上記の初期風量補正部54及び燃焼診断部55においては、ステップSC4の同時補正部533による変更補正情報は用いずに単独補正部531,532による変更補正情報のみを用いて各処理を行うようになっている。
【0046】
次に、給湯側についての具体的な処理を図4の例に基づいてより詳細に説明する。なお、風呂側についても同様に図8に示すが、この場合には図4の後述のステップS2が図8では追い焚きスイッチONか否かによる燃焼開始条件の成立判定を行うステップS2′に置き換わり、図4のステップSA4が図8ではステップSB4に置き換わる点でのみ異なり、他の処理は図4と同様である。
【0047】
まず、それまでの燃焼作動により初期風量補正部54により設定された初期風量補正量が所定の判定値(例えば「+10%」)に到達していないことを確認して給湯栓25が開かれて最低作動流量以上の入水流量があることの燃焼開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS1でNO、ステップS2)。
【0048】
燃焼開始条件が成立していれば(ステップS2でYES)、上記初期風量補正部54に蓄積された補正カウンタの内のアップカウンタ値が所定の増加側の初期風量補正条件値(例えば「+200」)には至っていないこと(ステップS3でNO)、及び、ダウンカウンタ値が所定の減少側の初期風量補正条件値(例えば「+40」)には至っていないこと(ステップS4でNO)をそれぞれ確認した上で給湯側燃焼バーナ23の給湯燃焼制御に入る(ステップSA2)。そして、上述のステップSA3(図3も併せて参照)の同時燃焼状態か否かの判定を行い(ステップSA3)、単独燃焼状態であれば上述のステップSA4での給湯側単独補正部531による送風ファン61に対する個別の風量補正を行う一方、同時燃焼状態であれば上述のステップSC4での同時補正部533による両送風ファン61,62に対する同時風量補正を行い、それぞれリターンする。この際、変更補正が実行された場合には、その変更補正情報(回転数の増減補正情報)が補正メモリに記憶される。
【0049】
そして、ステップS1に戻りステップS2で給湯栓25が閉じられて燃焼開始条件が不成立であれば(ステップS2でNO)、それまでの前回燃焼は同時燃焼か否かを判定し、単独燃焼であれば補正カウンタの積算を行う(ステップS5でNO)。上記補正メモリの記憶内容がプラス側(回転数の増側)であれば、補正カウンタの内のアップカウンタに所定の加算カウント値(例えば「+4」)を積算しかつダウンカウンタの内容をクリア(リセット)し(ステップS6でプラス側、ステップS7)、逆にマイナス側(回転数の減側)であれば、補正カウンタの内のダウンカウンタに所定の加算カウント値(例えば「+4」)を積算しかつアップカウンタ値をクリア(リセット)する(ステップS6でマイナス側、ステップS8)。また、補正メモリに変更補正情報がなければ、上記のアップカウンタ及びダウンカウンタに共に減算カウント値(例えば「−1」)を積算する(ステップS6でプラスマイナスゼロ、ステップS9)。いずれの積算の場合も、積算後、補正メモリの内容をクリア(リセット)してリターンする(ステップS10)。一方、上記ステップS5で前回燃焼が同時燃焼であった場合には(ステップS5でYES)、補正メモリの記憶内容をクリアしてリターンする(ステップS11)。つまり、同時燃焼時に行われた変更補正は補正カウンタには積算しないで、補正メモリの記憶内容をキャンセルするようになっている。
【0050】
このようにしてアップカウンタ及びダウンカウンタからなる補正カウンタに積算され、そのカウンタ値が所定の初期風量補正条件値まで増加すると、毎回の燃焼時に風量補正を加えるのではなくて、燃焼初期の風量制御値(送風ファン61,62の回転数の初期制御値)を予め増減させる処理が行われる。すなわち、上記のステップS3でアップカウンタ値が「+200」に到達すれば、増側の初期風量補正(例えば初期設定回転数の+2%増加を1回)を行い、併せて上記アップカウンタをクリアする(ステップS3でYES、ステップS12)。また、上記ステップS4でダウンカウンタ値が「+40」に到達すれば、減側の初期風量補正(例えば初期設定回転数の−2%減少を1回)を行い、併せて上記ダウンカウンタをクリアする(ステップS4でYES、ステップS13)。
【0051】
そして、上記のような初期風量補正が繰り返された結果、初期風量補正量が判定値(+10%)以上になると(ステップS1でYES)、その初期風量補正量が「+16%」までの間はリモコン50に対し表示又は音声案内により警告表示を行い熱交換器22が閉塞状態となり交換時期に近づいてる旨をユーザに対し報知してリターンする(ステップS14でNO、ステップS15)。そして、初期風量補正量が「+16%」を超えると安全動作(燃焼バーナ23の強制停止)を行い、その旨を上記と同様にリモコン50を通してユーザに報知して終了する(ステップS14でYES、ステップS16)。
【0052】
次に、上記の図3及び図4のステップSA4又はステップSB4での単独補正部531,532による個別の風量補正(送風ファン61又は62の回転数増減補正)について、図5に基づいて説明する。
【0053】
主タイマ534から出力される制御タイミングtc(例えば30秒)毎に、バーナセンサ23a,35aからの出力に基づき燃焼不良状態に陥っているか否かの判定を行う(ステップS41でYES、ステップS42又はステップS47)。
【0054】
空気不足に起因する燃焼不良状態に陥っているか否かの判定、及び、空気不足に基づく燃焼不良状態に陥っていると判定されたときの空気供給量の増補正は次のようにして行う。すなわち、バーナセンサ23a,35aの検出炎温度(バーナ温度)Thが正常燃焼温度範囲の上限温度(例えば650℃)を超え、その超えた状態の経過時間(判定用タイマによるカウント)が設定継続時間(例えば10〜20秒)以上であるか否かの判定を行う(ステップS42)。650℃を超えた状態が20秒以上継続しているときには、定常風量補正として送風ファン61又は62の回転数を一定量(例えば+2%)ずつアップ補正する(ステップS43)。そして、この制御タイミング毎のアップ補正量の積算値が+16%に達すれば(ステップS44でYES)、さらにバーナ温度Thが750℃以上か否かを見て、750℃以上であれば器具の耐久限界に近いため燃焼バーナ23又は35ヲ強制停止させる安全動作及びリモコン50によるその旨の報知(表示、音声)を行って終了し(ステップS45でYES、ステップS46)、750℃未満であればリターンする(ステップS45でNO)。上記ステップS44で積算補正量が+16%未満であれば、後述のステップS47に進む。
【0055】
空気過多に起因する燃焼不良状態に陥っているか否かの判定、及び、空気過多に基づく燃焼不良状態に陥っていると判定されたときの空気供給量の減補正は次のようにして行う。すなわち、バーナセンサ23a,35aの検出炎温度(バーナ温度)Thが正常燃焼温度範囲の下限温度(例えば300℃)以下となり、その300℃以下の状態の経過時間(判定用タイマによるカウント)が設定継続時間(例えば10〜20秒)以上であるか否かの判定を行う(ステップS47)。300℃以下の状態が20秒以上継続しているときには、積算補正量が[初期風量補正量−2%]ではないことを確認した上で(ステップS48でNO)、定常風量補正として送風ファン61又は62の回転数を一定量(例えば−2%)ずつダウン補正してリターンする(ステップS49)。但し、このダウン補正はその積算補正量で「−6%」を最大限度とする。
【0056】
次に、上記の図3及び図4のステップSC4での同時補正部533による同時風量補正(送風ファン61及び62の回転数増減補正)について、図6を参照しつつ説明する。
【0057】
まず、上記の制御タイミングtc毎に燃焼不良状態に陥ったか否かの判定を上記のステップSA4又はステップSB4の場合と同様に行う。但し、この場合には、バーナセンサ23a,35aからの給湯側及び風呂側の2種類のバーナ温度Th,Thと2種類の判定用タイマとに基づき、給湯側及び風呂側の2つの燃焼バーナ23,35について上記制御タイミングtc毎に同時に行う。次に、給湯側と風呂側との2つの燃焼バーナ23,35の一方又は双方が燃焼不良状態に陥ったときの送風ファン61,62の回転数補正を図6に示す補正マップに基づいて行う。
【0058】
上記の補正マップは、給湯側での3種類の現象と、風呂側で3種類の現象とをかけ合わせた9パターンの給湯側及び風呂側の両送風ファン61,62の回転数増減補正量について特定したものである。ここで、上記現象としては、給湯側においては燃焼バーナ23が空気不足に起因する燃焼不良状態に陥ったときに送風ファン61の回転数のアップ補正が必要になる場合と、正常燃焼温度範囲での燃焼をしているときに送風ファン61の回転数を保持する場合と、上記燃焼バーナ23が空気過多に起因する燃焼不良状態に陥ったときに送風ファン61の回転数のダウン補正が必要になる場合との3種類である。また、風呂側においては上記と同様に燃焼バーナ35が空気不足に起因する燃焼不良状態に陥ったときに送風ファン62の回転数のアップ補正が必要になる場合と、正常燃焼温度範囲での燃焼をしているときに送風ファン62の回転数を保持する場合と、上記燃焼バーナ35が空気過多に起因する燃焼不良状態に陥ったときに送風ファン62の回転数のダウン補正が必要になる場合との3種類である。
【0059】
そして、給湯側及び風呂側の両燃焼バーナ23,35が共に空気不足に起因する燃焼不良状態に陥ったとき(両バーナ温度Thが共に650℃以上で20秒継続のとき)、給湯側及び風呂側の両送風ファン61,62の回転数を共に+2%ずつアップ補正し、逆に上記両燃焼バーナ23,35が共に空気過多に起因する燃焼不良状態に陥ったとき(両バーナ温度Thが共に300℃以下で20秒継続のとき)、給湯側及び風呂側の両送風ファン61,62の回転数を共に−2%ずつダウン補正する。また、上記両燃焼バーナ23,35が共に正常燃焼しているとき(両バーナ温度Thが共に300℃よりも高く650℃よりも低い正常燃焼温度範囲にあるとき)、給湯側及び風呂側の両送風ファン61,62の回転数を共に現状のまま保持する。
【0060】
一方、上記両燃焼バーナ23,35の一方が燃焼不良状態に陥り、他方が正常燃焼しているときには、その一方の側の送風ファンに対する回転数補正のみならず、その回転数補正に伴う他方の側に対する空気供給環境の変動影響分だけ他方の送風ファンに対し回転数補正を行う。
【0061】
すなわち、給湯側の燃焼バーナ23が空気不足に起因する燃焼不良状態に陥り風呂側の燃焼バーナ35が正常燃焼状態を保持しているとき、給湯側の送風ファン61の回転数を+2%アップ補正すると共に、同期して風呂側の送風ファン62の回転数も+1%アップ補正する。これによって、給湯側の回転数アップにより給湯側燃焼バーナ23への空気不足が解消され燃焼状態が正常燃焼に是正される一方、この回転数アップに伴い集合排気筒20内で給湯側燃焼缶体2aからの燃焼排気圧が高まっても、風呂側も所定量回転数アップされるため、風呂側燃焼バーナ35の燃焼状態は正常燃焼を維持し得る。また、上記燃焼バーナ23が空気過多に起因する燃焼不良状態に陥り風呂側の燃焼バーナ35が正常燃焼を保持しているとき、給湯側の送風ファン61の回転数を−2%ダウン補正すると共に、同期して風呂側の送風ファン62の回転数も−1%ダウン補正する。これによって、給湯側の回転数ダウンにより給湯側燃焼バーナ23への空気過多が解消され燃焼状態が正常燃焼に是正される一方、この回転数ダウンに伴い集合排気筒20内で給湯側燃焼缶体2aからの燃焼排気圧が弱まり風呂側燃焼缶体3aからの燃焼排気が増加傾向になっても、風呂側も所定量回転数ダウンされるため、風呂側燃焼バーナ35の燃焼状態は正常燃焼を維持し得る。
【0062】
上記とは逆に燃焼不良状態に陥ったのが風呂側燃焼バーナ35であっても、上記と同様の補正により両燃焼バーナ35,23を共に正常燃焼させることができる。すなわち、風呂側の燃焼バーナ35が空気不足に起因する燃焼不良状態に陥り給湯側の燃焼バーナ23が正常燃焼を保持しているとき、風呂側の送風ファン62の回転数を+2%アップ補正すると共に、同期して給湯側の送風ファン61の回転数も+1%アップ補正する。また、上記燃焼バーナ35が空気過多に起因する燃焼不良状態に陥り給湯側の燃焼バーナ23が正常燃焼を保持しているとき、風呂側の送風ファン62の回転数を−2%ダウン補正すると共に、同期して給湯側の送風ファン61の回転数も−1%ダウン補正する。
【0063】
以上の同時燃焼時の補正を図7に示す例に基づいてさらに説明すると、1回目の制御タイミングtc時点では給湯側及び風呂側の両バーナ温度が共に300℃〜650℃の正常燃焼温度範囲内にあったのが、その後、給湯側のバーナ温度が650℃を超え2回目の制御タイミングtc時点において20秒以上継続したため、給湯側送風ファン61の回転数を+2%、風呂側送風ファン62の回転数を+1%のアップ補正が行われる。このアップ補正により給湯側バーナ温度は低下傾向となるものの、3回目の制御タイミングtc時点では依然として650℃を超えているため、再度上記と同様のアップ補正が行われる。これにより、給湯側バーナ温度は650℃よりも低くなって給湯側及び風呂側の双方が正常燃焼温度範囲となる。また、6回目の制御タイミングtc時点の前に給湯側バーナ温度が650℃を超えた状態がたとえ20秒以上継続したとしても、上記6回目の制御タイミングtc時点では低下して風呂側バーナ温度と共に正常燃焼温度範囲に入っている場合には、補正は行わずそれまでの回転数を保持する。
【0064】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態で使用している補正マップ(図6参照)のアップ補正及びダウン補正の各数値は複合燃焼機器の燃焼排気の条件及び吸気側の条件等に応じて変更設定すればよい。すなわち、燃焼排気側の条件(排気バリエーション)としては、集合排気筒による集合排気であるか個別排気筒による個別排気であるかの違い、これらの排気筒による排気が自然排気であるか強制排気であるかの違い、上記排気筒の先端排出口の向きが前方か後方か上方かの違い、あるいは、上記排気筒の延長寸法の違い等があり、これらの違いにより燃焼排気の排気抵抗や相互干渉に基づく影響度合も変化するため、これらに応じて上記各数値を変更設定すればよい。また、吸気側の条件としては、両送風ファン61,62の吸気口が近接しているかある程度離隔されているかの違い等があり、この違いに応じても上記各数値を変更設定すればよい。
【0065】
上記実施形態では、給湯用燃焼缶体2aと風呂用燃焼缶体3aとの組み合わせからなる給湯器付き風呂釜を複合燃焼機器として示したが、これに限らず、複合燃焼機器として給湯用燃焼缶体と温水暖房用燃焼缶体との組み合わせからなる給湯器付き温水暖房装置に本発明を適用するようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、空気供給量を変更補正する場合を示したが、これに限らず、燃料供給量を変更補正する、あるいは、空気供給量及び燃料供給量の双方を変更補正するようにしてもよい。例えば、燃料供給量を変更補正する場合には、空気供給量の変更補正とは逆に、空気不足に起因する燃焼不良状態に陥ったとき燃料供給量を所定量減少し、空気過多に起因する燃焼不良状態に陥ったとき燃料供給量を所定量増加する変更補正を行うようにすればよい。つまり、各制御タイミング時点において空燃比が正常燃焼側になるように変更補正を行うようにすればよい。また、空気供給量と燃料供給量との双方を変更補正する場合には、空気供給量の増補正と燃料供給量の減補正とを同時に、又は、空気供給量の減補正と燃料供給量の増補正とを同時にそれぞれ行うようにしてもよいし、あるいは、まず空気供給量又は燃料供給量の一方を増又は減補正し、次に、この増又は減補正の結果に応じ補正の不足分もしくは過剰分について他方を減又は増補正するようにしてもよい。このようにすることにより、補正幅の拡大や補正精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される給湯器付き風呂釜の模式図である。
【図2】コントローラを示すブロック図である。
【図3】基本制御の概略を示すフローチャートである。
【図4】給湯側の詳細制御の例を示すフローチャートである。
【図5】単独燃焼時の補正制御を示すフローチャートである。
【図6】同時燃焼時の補正制御に用いる補正マップである。
【図7】給湯側及び風呂側の両バーナ温度の変化と補正との関係を示す図である。
【図8】風呂側の詳細制御の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
23 給湯側燃焼バーナ(燃焼器)
23a 給湯側バーナセンサ(燃焼状態検出手段)
35 風呂側燃焼バーナ(燃焼器)
35a 風呂側バーナセンサ(燃焼状態検出手段)
53 燃焼補正部(燃焼補正手段)
55 燃焼診断部(燃焼診断手段)
61,62 送風ファン(空気供給手段)
531,532 単独補正部(単独燃焼補正部)
533 同時補正部(同時燃焼補正部)
534 制御タイミング用主タイマ

Claims (6)

  1. 互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、
    この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動及び各燃焼器の作動の内の少なくとも一方を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備え、
    上記燃焼補正手段は、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したとき、その一の燃焼器の空燃比を正常燃焼側に変更補正する一方、この変更補正に連係して他の燃焼器の空燃比を上記一の燃焼器の空燃比の変更に伴う影響分だけ変更補正するように構成され、かつ、
    上記燃焼補正手段は、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行うように構成されている、
    ことを特徴とする複合燃焼機器器の燃焼制御装置。
  2. 互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、
    この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備え、
    上記燃焼補正手段は、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したとき、その一の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正する一方、この変更補正に連係して他の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を上記一の燃焼器に対する空気供給量の変更に伴う影響分だけ変更補正するように構成され、かつ、
    上記燃焼補正手段は、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行うように構成されている、
    ことを特徴とする複合燃焼機器の燃焼制御装置。
  3. 互いに異なる対象を個別に加熱するために独立して配設された少なくとも2台の燃焼器と、各燃焼器に対し個別に燃焼用空気を供給するための空気供給手段とを備えた複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    上記各燃焼器での燃焼状態を表すパラメータを個別に検出する燃焼状態検出手段と、
    この燃焼状態検出手段からの出力に基づいて燃焼状態を判定し、この判定結果に応じて上記空気供給手段の作動を制御することにより燃焼状態の補正を行う燃焼補正手段とを備え、
    上記燃焼補正手段は、いずれかの燃焼器の単独燃焼時にその燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したときその燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正する単独燃焼補正部と、上記各燃焼器の同時燃焼時に一の燃焼器が燃焼不良状態に陥ったと判定したときその一の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を正常燃焼側に変更補正しかつこの変更補正に連係して他の燃焼器に対する空気供給手段による空気供給量を上記一の燃焼器に対する空気供給量の変更に伴う影響分だけ変更補正する同時燃焼補正部とを備え、
    上記燃焼補正手段は、少なくとも同時燃焼状態の期間中は、燃焼不良状態に陥ったか否かの判定と、燃焼不良状態に陥った場合の変更補正とを所定の制御タイミング毎に燃焼作動中の全数の燃焼器について同時に行うように構成されている、
    ことを特徴とする複合燃焼機器の燃焼制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    燃焼補正手段は、前回の制御タイミングから今回の制御タイミングまでの間に燃焼不良状態が所定時間継続していることを条件に燃焼不良状態に陥ったと判定するように構成されている、複合燃焼機器の燃焼制御装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    燃焼補正手段は、正常燃焼側への変更補正を制御タイミング毎に所定量ずつ実行するように構成されている、複合燃焼機器の燃焼制御装置。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の複合燃焼機器の燃焼制御装置であって、
    燃焼状態検出手段は燃焼器に形成される燃焼炎の炎温度を検出するものであり、
    燃焼補正手段は上記検出炎温度が所定温度範囲よりも高いときに空気不足に起因する燃焼不良状態であると判定する一方、上記検出炎温度が所定温度範囲よりも低いときに空気過多に起因する燃焼不良状態であると判定するように構成されている、複合燃焼機器の燃焼制御装置。
JP2001214616A 2001-07-16 2001-07-16 複合燃焼機器の燃焼制御装置 Expired - Fee Related JP4666197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214616A JP4666197B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 複合燃焼機器の燃焼制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214616A JP4666197B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 複合燃焼機器の燃焼制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003028417A JP2003028417A (ja) 2003-01-29
JP4666197B2 true JP4666197B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=19049396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001214616A Expired - Fee Related JP4666197B2 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 複合燃焼機器の燃焼制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4666197B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5715789B2 (ja) * 2010-09-30 2015-05-13 リンナイ株式会社 複合熱源機
JP5525670B2 (ja) * 2010-10-04 2014-06-18 リンナイ株式会社 一缶式複合熱源機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003028417A (ja) 2003-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253006B2 (ja) 循環型給湯装置
JP5018200B2 (ja) 燃焼装置
JP4666197B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼制御装置
JP4217989B2 (ja) 燃焼装置
JP3683400B2 (ja) 複合給湯装置
JP5127795B2 (ja) 燃焼装置
JP7335586B2 (ja) 給湯器
JP6896273B2 (ja) 給湯器
JP2639253B2 (ja) 給湯器の燃焼制御回路
JP5224593B2 (ja) 給湯装置
JP6079403B2 (ja) 給湯装置および給湯装置の制御方法
JP3738063B2 (ja) 給湯器
JP4110665B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼改善方法
JP4735165B2 (ja) 加熱装置
JP2000320891A (ja) 風呂装置
JP3834352B2 (ja) 複合給湯器
JP3436177B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼改善方法及び燃焼改善装置
JPS59212639A (ja) 湯沸器の制御装置
JP2021001712A (ja) 給湯装置及び給湯システム
JP6735572B2 (ja) 給湯装置
JP2589237Y2 (ja) 一缶二回路式の給湯機
JPH07180908A (ja) 給湯器の再出湯湯温制御方法およびその装置
JP4750756B2 (ja) 給湯器
JPH08210637A (ja) 燃焼装置
JP2004108743A (ja) ガス燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101229

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees