JP2016188488A - 給水管 - Google Patents

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Abstract

【課題】破損率が低く、容易に施工可能な給水管を提供する。【解決手段】端部3A,3Bに接続部5が形成された配管3と、配管3を被覆し、矢印R1方向の一部に矢印R2方向に延びるスリット部14を有するフレキシブル保護管11,13と、を備え、配管3がスリット部14を介してフレキシブル保護管11,13の内部に着脱自在とされている。また、複数のフレキシブル保護管11,13が配管3の矢印R1方向におけるスリット部14,14の位置を互いに異ならせて配管3を被覆している。【選択図】図4

Description

本発明は、給水管に関する。
一般に、下水道工事に伴う水道管路変更、老朽管の入れ替え、建物の建築工事等では、多くの水道管の仮設工事が行われている。このような仮設工事では、水道仮設管や水道本管及び建物に適宜接続可能な給水管が用いられている。該給水管は、例えばステンレス鋼管や硬質塩化ビニル管等の硬質の材料から形成された配管を備えており、ソケット等の継手を用いて相互に繋がれて屈曲しつつ地中に複数配管されている。
例えば、特許文献1には、地面から立ち上がる支持部材と、前記支持部材に対して着脱可能に連結可能な連結部材と、前記連結部材に保持される給水栓と、前記給水栓に一端で接続されるとともに、地中に埋設される量水器に他端で接続される可撓性の給水管と、を備えた仮設給水構造が開示されている。該仮設給水構造は、地中から給水管を掘り出すと共に地面から支持部材を抜いた後、支持部材を地面の所望の位置に再び打ち込んで突き立てると共に給水管を埋設し直すことによって、建築工事の状況に応じて、容易に移設可能とされている。
特開2013−249633号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の仮設給水構造の施工時において、給水管を水道仮設管や水道本管の継手に着脱する、或いは地中から給水管を掘り出す際に、給水管に対して局所的に負荷がかかることにより、給水管が損傷する、或いは破損する場合があった。また、地中から給水管を掘り出す際に、地中を掘削する重機が給水管に接触することにより、給水管が損傷する場合があった。そして、給水管の破損率がかなり高くなると共に、給水管の寿命が短くなることで交換の頻度が高まり、施工作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、損傷率が低く、容易に施工可能な給水管を提供する。
本発明に係る給水管は、水道仮設管から給水を行う仮設給水構造に用いられる給水管であって、両端に接続部が形成された配管と、前記配管の両端部に配置され、一方が前記水道仮設管と接続される接続部と、前記配管を被覆し、周方向の一部に軸線方向に延びるスリット部を有するフレキシブル保護管と、を備え、前記フレキシブル保護管が前記スリット部を拡開させて前記配管に着脱自在とされていることを特徴とする。
上記給水管によれば、配管にフレキシブル保護管が被覆されているため、ある程度の負荷や重機等からの衝撃が加わっても配管の損傷が防止される。また、上記給水管では、フレキシブル保護管の周方向の一部に軸線方向に延びるスリット部が形成され、拡開したスリット部から、フレキシブル保護管を配管に容易に被覆することができ、フレキシブル保護管の内部から配管を容易に取り出すことができる。従って、給水管の組立作業の効率化が図られると共に、給水管が簡便に設置可能となる。
本発明に係る給水管では、複数の前記フレキシブル保護管が前記配管の周方向における前記スリット部の位置を互いに異ならせて前記配管を被覆していることが好ましい。
上記給水管によれば、配管の外周面が複数のフレキシブル保護管によって被覆されるため、配管の外周面がより強力に保護され、給水管の剛性が向上すると共に、配管への地中の土や泥の付着も防止することができる。また、配管の周方向におけるスリット部の位置が互いに異なるため、スリット部を形成する端部を融着しなくても複数のフレキシブル保護管でスリット部を閉口することができる。
また、本発明に係る給水管では、前記フレキシブル保護管がポリエチレン、ポリプロピレン、ゴム、塩化ビニル樹脂のうちの何れか一種を含んで構成されていることが好ましい。
上記給水管によれば、ポリエチレンをはじめとする上記素材は地中に存在するバクテリアに強く、軽量且つ弾性に優れ、切断具によって容易に切断可能であるため、給水管の保護性及び加工性が向上する。従って、給水管の組立作業及び設置作業の効率化が促進される。
また、本発明に係る給水管では、前記フレキシブル保護管の外周面にすべり止め構造が設けられていることが好ましい。
上記給水管によれば、フレキシブル保護管の外周面に設けられたすべり止め構造により、地中への埋設時又は地中からの掘り出し時等に周囲の地中との摩擦が生じるため、給水管の鋭角な屈曲、或いは許容範囲を超える延伸が生じない。また、複数のフレキシブル保護管が配管に被覆されている場合には、すべり止め構造によりフレキシブル保護管の周方向の回転が抑制されるため、周方向におけるスリット部の相対的な位置が被覆時から確実に維持され、周方向におけるスリット部の重なりが生じ難くなる。従って、給水管の損傷又は破損がより一層防止され、給水管の耐性が向上する。
本発明によれば、破損率が低く、容易に施工可能な給水管が提供される。
仮設給水構造を示す断面図である。 本発明の第一実施形態である給水管を示す側面図である。 本発明の第一実施形態である給水管の組立方法を説明するための斜視図である。 本発明の第二実施形態である給水管を示す側面図である。 本発明の第二実施形態である給水管の組立方法を説明するための斜視図である。
以下、本発明を適用した実施形態である給水管について、図1〜図5を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
図1は、本発明を適用した給水管1を用いた仮設給水構造を示す断面図である。図1に示すように、地中Uには例えば地面Gから1〜1.5mの位置に水道本管T1が埋設されている。水道本管T1にはサドル継手等の継手Qを介して給水管20の一端が接続され、給水管20の他端は家屋等の建物(図示略)に接続されている。なお、図1では、給水管20の接続部の図示は省略する。仮設工事の際には、水道本管T1よりも浅い例えば地面Gから深さ約50cmの地中Uに所定の間隔をあけて水道仮設管T2が埋設される。水道仮設管T2には例えば分水栓P、サドル継手等の継手Q、及び接続部5を介して給水管1の一端が接続される。なお、仮設管T2と接続部5との間の構成は特に限定されない。給水管1の他端は別の給水管1に連結されてもよく、前記建物に接続されてもよい。
(第一実施形態)
図2は本発明を適用した第一実施形態(以下、単に「第一実施形態」という)の給水管1Aを示す側面図である。
図2に示すように、給水管1Aは、配管3と、配管3を被覆するフレキシブル保護管11と、を備えている。
配管3は、可撓性を有する管体である。管体の両端(即ち、配管3の端部3A,3B)には、一般的な継手の受け口や給水管1A同士を接続可能とする接続部5が設けられている。
第一実施形態の配管3には、ステンレス製のユニオン型フレキシブルチューブ(或いはフレキシブルメタルホースと呼ばれる部材で、以下、「ユニオン型フレキ管」という)が用いられている。ユニオン型フレキ管の両端部には、接続部5として、金属製のナット15を備えた挿入部16からなる接続部5A,5Bが具備されている。ナット15の内周面にはネジ部が形成されている。従って、図1に示す水道仮設管T2に接続された継手Qの受け口に挿入部16を挿入し、ナット15で固定することにより、継手Qと接続部5Aとが接続され、配管3の内部と水道仮設管T2の内部とが連通する。給水管1Aの接続部5Bは、直接又は別の給水管1(図示略)を介して一般家庭等の前記建物に接続可能とされている。
図2に示すように、接続部5A,5Bを除く配管3の外周面3Rには、固定保護層7が貼着されている。固定保護層7の素材としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)或いは合成ゴムが挙げられるが、特に限定されない。固定保護層7が設けられていることにより、配管3の外周面3Rが補助的に保護されている。
配管3を構成する素材としては、上記説明したユニオン型フレキ管と同様にステンレスが挙げられるが、特に限定されない。
フレキシブル保護管11は、弾性変形可能な薄肉の管材から構成され、配管3の固定保護層7の外周面7Rに被覆されている。また、フレキシブル保護管11は、矢印R1方向(周方向)の一部に、矢印R2方向(軸線方向)に延びるスリット部14を有する。スリット部14を形成するフレキシブル保護管11の端部11C,11Cは、超音波ウェルダーや超音波ホッチキス(登録商標)等を用いる一般的な方法で接合されていることが好ましい。これにより、フレキシブル保護管11が配管3から離脱せず、配管3が確実に保護される。また、必要に応じて接合部分を切断することで、スリット部14が容易に再形成される。
第一実施形態では、フレキシブル保護管11の内径は、配管3に被覆されている固定保護層7の外径より僅かに大きく設定されていることが好ましい。これにより、給水管1Aにおいて固定保護層7とフレキシブル保護管11との間に隙間が生じ、フレキシブル保護管11の外方からの衝撃がフレキシブル保護管11及び前記隙間に吸収され、配管3に伝達され難くなる。
また、フレキシブル保護管11の長さは、接続部5A,5Bのナット15,15の配管3側の端面間の長さに合わせて設定されていることが好ましい。これにより、ナット15の螺合が円滑且つ容易になる。
また、フレキシブル保護管11の外周面11Rには、すべり止め構造18が設けられている。第一実施形態では、フレキシブル保護管11は所謂蛇腹管であって、フレキシブル保護管11の外周面11Rには矢印R2方向に複数の凹凸が形成されている。
フレキシブル保護管11を構成する素材としては、弾性変形可能な材質であればよく、例えばPE、PP、ゴム等の可撓性樹脂やこれらの積層体、さらには塩化ビニル樹脂を積層したものが挙げられる。第一実施形態では、フレキシブル保護管11はPEから構成されている。PEは地中Uに存在するバクテリアに極めて強いため、給水管1Aの耐久性が向上する。また、PEは軽量であり、適度な弾性を有すると共に、ハサミ等の切断具を用いて容易に切断可能であるため、フレキシブル保護管11の外周面11Rにスリット部14を形成し易く、給水管1Aの加工性が向上する。また、後述する給水管1Aの組立作業や地中Uへの設置作業の効率化が図られる。
図3は、図2に示す給水管1Aの組立方法を説明するための概略図である。
給水管1Aを組み立てる際には、先ず上記説明した配管3及びフレキシブル保護管11をそれぞれ用意する。次いで、フレキシブル保護管11の周方向の端部11C,11C同士の間隔を広げ、フレキシブル保護管11を弾性変形させることでスリット部14を周方向(即ち、図3に示す矢印R1方向)に拡開させる。そして、図3に示すように、拡開させたスリット部14からフレキシブル保護管11の内部に配管3を挿入し、フレキシブル保護管11を弾性復帰させる。この後、超音波ウェルダーや超音波ホッチキス(登録商標)等を用いてフレキシブル保護管11の端部11C,11C同士を接合してもよい。
上記工程により、給水管1Aが組み立てられる。
上記説明した第一実施形態の給水管1Aによれば、配管3に固定保護層7を介してフレキシブル保護管11が被覆されている。これにより、給水管1Aが地中Uから掘り出される際等に、給水管1Aに対してある程度の負荷や地面Gを採掘する重機等の衝撃が加わっても、それらの負荷や衝撃がフレキシブル保護管11に吸収され、配管3の損傷或いは破損が防止される。また、給水管1Aでは、フレキシブル保護管11の矢印R1方向の一部に矢印R2方向に延びるスリット部14が形成され、スリット部14を介して配管3がフレキシブル保護管11の内部に着脱自在とされている。これにより、矢印R1方向に拡開したスリット部14から、配管3にフレキシブル保護管11を容易に被覆することができ、フレキシブル保護管11の内部からも配管3を容易に取り出すことができる。従って、給水管1Aの組立作業の効率化を図り、給水管1Aの地中Uへの埋設、及び地中Uからの掘り出しを容易に行うことができる。従って、水道仮設管T2に関する仮設工事において、給水管1Aの設置作業及び交換作業の効率化を図ることができる。
また、配管3にフレキシブル保護管11を被覆しているため、給水管1Aが急な角度で曲がり難くなっている。従って、接続部5の近傍で給水管1Aを鉛直方向下方に曲げようとする傾向があるが、これを防止することができる。
また、第一実施形態の給水管1Aによれば、フレキシブル保護管11がPEから構成されていることにより、フレキシブル保護管11に地中Uのバクテリアに対する耐性及び適度な弾性が付与される。また、フレキシブル保護管11が軽量化され、スリット部14が容易に形成可能とされる。従って、給水管1Aの保護性及び加工性を高めることができる。また、給水管1Aの組立作業及び設置作業の効率化をより促進することができる。
なお、接続部5の構成は、上記説明したような図2に示すナット15を備えた挿入部16からなる構成に限定されず、継手Qの受け口や給水管1Aの設置環境に合わせて変更可能である。例えば配管3の端部3A,3Bにフランジが設けられていてもよい。その場合、継手Qの受け口に挿入部16を挿入し、前記フランジに継手Qの受け口を係止させた状態でナット15を螺合させて固定することにより、給水管1Aは接続部5A又は5Bを介して継手Q及び水道仮設管T2、或いは別の給水管1(図示略)の接続部5B又は5Aに接続可能となる。
(第二実施形態)
次いで、本発明を適用した第二実施形態(以下、単に「第二実施形態」という)の給水管1Bについて、図4及び図5を参照し、説明する。なお、図4及び図5に示す給水管1Bの構成要素のうち、図2及び図3に示す第一実施形態の給水管1Aと同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、第二実施形態の給水管1Bおける作用効果のうち、第一実施形態の給水管1Aにおける作用効果と同様の作用効果については、その説明を省略する。
図4は第二実施形態の給水管1Bを示す側面図である。
図4に示すように、給水管1Bでは、二つのフレキシブル保護管11,13が配管3に対する矢印R1方向におけるスリット部14の位置を互いに異ならせて配管3に被覆されている。即ち、給水管1Bは、第一実施形態の給水管1Aのフレキシブル保護管11のスリット部14とは矢印R1方向における位置を異ならせてスリット部14が配置されるように、フレキシブル保護管11の外周面11Rにフレキシブル保護管13を被覆したものである。
フレキシブル保護管13は、フレキシブル保護管11より拡径して形成されている以外は、フレキシブル保護管11と同様の構成を備え、フレキシブル保護管11と同様にPEから形成されている。フレキシブル保護管13の内径がフレキシブル保護管11の外径より拡径していることが好ましい。これにより、給水管1Bにおいてフレキシブル保護管11と13との間に隙間が生じ、フレキシブル保護管13の外方からの衝撃がフレキシブル保護管11,13間の隙間、フレキシブル保護管11及びフレキシブル保護管11と固定保護層7との間の隙間に吸収され、配管3に伝達され難くなる。
なお、第二実施形態では、フレキシブル保護管11のスリット部14がフレキシブル保護管13の周壁部により被覆されフレキシブル保護管13のスリット部14には、フレキシブル保護管11の周壁部が位置しているため、フレキシブル保護管11の端部11C,11C及びフレキシブル保護管13の端部13C,13Cは接合せずとも、閉口されている。
図5は、図4に示す給水管1Bの組立方法を説明するための概略図である。
給水管1Bを組み立てる際には、先ず配管3及びフレキシブル保護管11,13をそれぞれ用意し、第一実施形態の給水管1Aの組立方法と同様の工程を行い、フレキシブル保護管11が被覆された配管3を組み立てる。
次いで、フレキシブル保護管13のスリット部14を形成する端部13C,13C同士の間隔を広げ、フレキシブル保護管13を弾性変形させることでスリット部14を矢印R1方向に拡開させる。そして、図5に示すように、配管3の周方向(即ち、図5に示す矢印R1方向)におけるフレキシブル保護管11、13の各スリット部14,14の位置を互いに異ならせた状態で、フレキシブル保護管11が被覆された配管3にフレキシブル保護管13を被覆し、フレキシブル保護管13を弾性復帰させる。
上記工程により、給水管1Bが組み立てられる。
上記説明した第二実施形態の給水管1Bによれば、配管3の外周面3Rが複数のフレキシブル保護管11,13によって被覆されるため、給水管1Bに対してより大きな負荷や地面Gから掘り下げられる重機等からの衝撃が加わっても、それらの負荷や衝撃がフレキシブル保護管11,13に吸収される。これにより、配管3の外周面3Rがより強力に保護され、給水管1Bの剛性が向上すると共に、地中の土や泥の付着も極めて少なくなる。また、配管3の矢印R1方向におけるスリット部14の位置が互いに異なるため、フレキシブル保護管11のスリット部14、フレキシブル保護管13のスリット部14をそれぞれ接合しなくてもフレキシブル保護管11,13が互いにスリット部14を閉口し合うことができる。よって、給水管1Bの組み立てがより容易となる。
また、第二実施形態の給水管1Bによれば、フレキシブル保護管11,13のそれぞれの外周面11R,13Rに設けられたすべり止め構造18によりフレキシブル保護管11,13の矢印R1方向の回転が抑制されるため、矢印R1方向におけるスリット部14の相対的な位置が被覆時から確実に維持され、矢印R1方向におけるスリット部14の重なりを確実に回避することができる。これにより、外方からの負荷や衝撃がフレキシブル保護管11,13のうち一方のスリット部14に局所的に加わっても、フレキシブル保護管11,13のうち他方によって吸収される。従って、給水管1Bの損傷又は破損をより一層防止し、給水管1Bの耐性を高めて、長期間での使用を可能とすることができる。
なお、第二実施形態の給水管1Bでは、上述のように二つのフレキシブル保護管11,13が矢印R1方向におけるスリット部14の位置を互いに異ならせて配管3に被覆されているが、配管3に被覆されるフレキシブル保護管の数は特に限定されない。即ち、矢印R1方向におけるスリット部14の位置を互いに異ならせて三以上のフレキシブル保護管が配管3に被覆されていてもよい。しかしながら、配管3を被覆するフレキシブル保護管の数を増やす程、給水管1Bのコストが高くなるため、給水管1Bの破損率を低く維持すると共に、簡便に設置可能とし、且つ製造コストを抑える観点から、配管3には二つ又は三つのフレキシブル保護管が矢印R1方向におけるスリット部14の位置を互いに異ならせて被覆されていることが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上記説明した給水管1A,1Bでは、フレキシブル保護管11,13の外周面11R,13Rにすべり止め構造18が設けられているため、給水管1A,1Bの鋭角な屈曲、或いは許容範囲を超える延伸等の急激な形状の変化が生じ難くなる。従って、給水管1Aの損傷又は破損がより一層抑えられる。そして、給水管1Aの耐性が向上し、長期間での使用が可能となる。このような作用効果を奏するすべり止め18として、例えば、フレキシブル保護管11,13の外周面11R,13Rにはシボ加工等が施されていてもよい。
1,1A,1B…給水管、3…配管、3A,3B…端部(両端)、5,5A,5B…接続部、11,13…フレキシブル保護管、11R,13R…外周面、14…スリット部、18…すべり止め構造、R1…方向(周方向)、R2…方向(軸線方向)

Claims (4)

  1. 水道仮設管から給水を行う仮設給水構造に用いられる給水管であって、
    両端に接続部が形成された配管と、
    前記配管の両端部に配置され、一方が前記水道仮設管と接続される接続部と、
    前記配管を被覆し、周方向の一部に軸線方向に延びるスリット部を有するフレキシブル保護管と、
    を備え、
    前記フレキシブル保護管は前記スリット部を拡開させて配管に着脱自在とされている給水管。
  2. 複数の前記フレキシブル保護管が前記配管の周方向における前記スリット部の位置を互いに異ならせて前記配管を被覆している請求項1に記載の給水管。
  3. 前記フレキシブル保護管がポリエチレン、ポリプロピレン、ゴム、塩化ビニル樹脂のうちの何れか一種を含んで構成されている請求項1又は2に記載の給水管。
  4. 前記フレキシブル保護管の外周面にすべり止め構造が設けられている請求項1〜3のうち何れか一項に記載の給水管。

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