JP2016187865A - 電動工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充電式グラインダ1は、スピンドル7と、スピンドル7を回転させるブラシレスモータ6と、ブラシレスモータ6が収容される筒状の収容部と、ブラシレスモータ6の後方でスイッチ46が収容され、収容部よりも細径となる筒状のグリップと、グリップの後方でバッテリーパック5が装着されるバッテリー装着部4とを備える本体ハウジング2と、グリップの下側に配置されてスイッチ46を操作可能なスイッチレバー66と、を含んでなる。
【選択図】図3
Description
ブラシレスモータが収容される筒状の収容部と、ブラシレスモータの後方でスイッチが収容され、収容部よりも細径となる筒状のグリップと、グリップの後方でバッテリーパックが装着されるバッテリー装着部とを備える本体ハウジングと、
グリップの下側に配置されてスイッチを操作可能なスイッチレバーと、を含んでなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、スイッチレバーは、ブラシレスモータの外側まで延びていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、スイッチの後方に、ブラシレスモータを制御するコントローラが配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、スイッチレバーの後方に、ブラシレスモータを制御するコントローラが配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、スイッチレバーは、前端に回動支点を有して上下方向へ揺動可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、スイッチレバーには、常態ではスイッチレバーの操作を規制するロック位置にあり、スイッチレバーの操作規制を解除するロック解除位置に移動操作可能なロックオフ部材が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、グリップが、収容部の軸線よりも上方へ偏心した位置に配置され、本体ハウジングの下面には、スイッチレバーの後部が納まる窪み部が形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れかの構成において、バッテリー装着部は、バッテリーパックの端子を備えた結合部を上方から受け入れる開口部を有し、バッテリーパックは、結合部を前にした縦向き姿勢でバッテリー装着部の上方からスライド装着されるものであって、そのスライド装着状態で、バッテリーパックはバッテリー装着部よりも下方へ突出しないことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れかの構成において、バッテリーパックが本体ハウジングと直交姿勢でバッテリー装着部に装着されて、バッテリーパックを下にして本体ハウジングを縦置きできることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10に記載の発明は、下向きに突出するスピンドルと、スピンドルを回転させるブラシレスモータと、
ブラシレスモータが収容される筒状の収容部と、ブラシレスモータの後方でスイッチが収容され、収容部よりも細径となる筒状のグリップと、グリップの後方でバッテリーパックが装着されるバッテリー装着部とを備える本体ハウジングと、
グリップの下側に配置されてスイッチを操作可能なスイッチレバーと、を含んでなることを特徴とする。
図1,2は、電動工具の一例である充電式グラインダの斜視図、図3はその縦断面図である。充電式グラインダ(以下単に「グラインダ」という。)1は、前部にブラシレスモータ6を収容する筒状の本体ハウジング2の前方に、スピンドル7を下向きに突出させたギヤハウジング3を連結し、本体ハウジング2の後端に形成したバッテリー装着部4に、電源となるバッテリーパック5を装着してなる。本体ハウジング2は、左右一対の半割ハウジング2a,2bをネジ8,8・・によって組み付けて形成され、ブラシレスモータ6の収容部は、最も太い円筒部9となり、その後方は、円筒部9よりも細くなって後述する2つのスイッチを収容する細筒部10となっている。この細筒部10は、作業者の指4本がおける長さを有して使用時に把持するグリップとして使用される。すなわち、ブラシレスモータ6よりも後方に握りやすい細径のグリップが形成されている。円筒部9及び細筒部10の側面には、前後に長い左右一対の滑り止め凹部9a,10aがそれぞれ形成されて、本体ハウジング2を把持した際の手指の引っ掛かりを良くしている。この滑り止め凹部は、後述するスイッチレバー66の下面にも、左右一対の滑り止め凹部66a,66a、66b,66bとして前後に形成されており、前側の滑り止め凹部66aが円筒部9の滑り止め凹部9aと同一断面上(同一円周上)に、後側の滑り止め凹部66bが細筒部10の滑り止め凹部10aと同一断面上にそれぞれ位置している。
センサ回路基板17は、ロータ12に設けた永久磁石20の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子(図示略)を搭載し、各保持部15aの内側に収まる外径を有するドーナツ状で、回転検出素子の信号線21は、センサ回路基板17の下部から引き出される。
なお、短絡部材18とセンサ回路基板17とは一体に形成されてもよいし、コイル16はいわゆるY結線としてもよい。また、後述する回路基板93のFETをセンサ回路基板17に設けてもよい。
回転軸26は、本体ハウジング2とギヤハウジング3との間に介在される仕切板28に保持された軸受29に軸支されて、先端をギヤハウジング3内に突出させている。仕切板28の後方で回転軸26には遠心ファン30が取り付けられ、遠心ファン30が収容される本体ハウジング2の前端内面は、後方へ行くに従って窄まるすり鉢状に形成されて、遠心ファン30から放射方向に生じる空気流を前方へ案内可能としている。仕切板28には、図示しない透孔が設けられて、遠心ファン30からの空気流をギヤハウジング3内へ送出可能となっている。
さらに、ロータ12において、ロータコア27と遠心ファン30との間には、前ストッパ33が設けられている。この前ストッパ33は、真鍮製でロータコア27と同じ外径を有する円板で、ロータコア27と同軸で回転軸26に固着されている。一方、ロータコア27と後側の軸受32との間には、後ストッパ34が設けられている。この後ストッパ34は、真鍮製でロータコア27よりも小さい外径を有する円板で、ロータコア27と同軸で回転軸26に固着されている。但し、後ストッパ34の外径は、4つの永久磁石20で囲まれる内側円よりも大径となって、各永久磁石20の後方に後ストッパ34が位置するようになっている。
回路基板93の上端側には、図示しないLEDが複数搭載されて、バッテリー装着部4の上側でコントローラ92の傾斜と略同じ方向で形成された傾斜部100に設けた窓101に臨ませている。この窓101内には、各LED間を仕切る遮蔽板103と、遮蔽板103の表面を覆う表示板104とが設けられて、外部から視認可能なバッテリー残容量の表示部102を形成している。ここでは表示部102が上下及び前後方向へ延びるために、表示部102の視認性が向上する(図3)。このため、電源線88aが表示部102と干渉することがなく、コンパクトにハウジングを形成できる。また、表示部102が、上方へ突出するバッテリー装着部4によって本体ハウジング2の根元上側に形成される凹み部2c(図3)内に位置するため、表示部102と他のものとの接触を少なくすることができる。
図1,2に示す106は、吸気口105の位置でバッテリー装着部4の側面にそれぞれ取り付けられる吸気口カバーで、吸気口105よりも一回り大きい三角形状のゴム製の枠107内に、金網108を設けてなり、枠107の裏面で各頂点部に突設した図示しない係止ピンを、バッテリー装着部4の側面に設けた図示しない係止孔に挿入することで、金網108で吸気口105を覆った状態で取り付けられる。この吸気口カバー106により、吸気口105への通気は許容しつつ、異物の侵入を防ぐことができる。
そして、グラインダ1を使用する場合は、指でロックオフレバー76の操作部81を後退させてロックオフレバー76を回転させると、図7のようにロック部79が前方へ退避して横向き姿勢となるため、スイッチレバー66の押し込みが可能となる。このとき、操作部81の後面は曲面となっているので、操作部81とスイッチレバー66との間で指をはさむおそれはない。
よって、図8に示すように押圧板75がプランジャ47を押し込んでメインスイッチ46をON動作させ、これによりバッテリーパック5からの電源がコントローラ92の回路基板93に供給される。この状態でロックオフレバー76のロック部79の突起80はマイクロスイッチ53のボタン部59を押圧しない。
また、グラインダ1の使用中は、LEDの点灯によって表示部102がバッテリーの残容量を知らせることになるが、コントローラ92の傾斜姿勢によって表示部102の視認性が良好となっている。なお、このようにコントローラ92を傾斜姿勢としても、バッテリーパック5は本体ハウジング2と直交姿勢で装着されるため、バッテリーパック5を下にしてグラインダ1を縦置き(自立)させることは可能である。さらに、グラインダ1の全長が延びることもない。
同様に、スイッチレバー66の支点部69とロックオフレバー76との間にマイクロスイッチ53を配したことでも、スイッチレバー66の撓み等による誤動作のおそれをなくすことができる。
また、機械的接点となるメインスイッチ46と電気的接点となるマイクロスイッチ53との2つのスイッチを用いて両スイッチをスイッチレバー66でON動作させないとブラシレスモータ6に通電しないので、誤動作の防止に有効となるのは勿論、コンパクトなメインスイッチ46を採用できて細筒部10の小径化が可能となる。また、それぞれ防水性を有するスイッチを使用できるので、工具自体の防水性も高めることができる。
また、メインスイッチとマイクロスイッチとが別体のものに限らず、防水性を有する一体型のものであってもよい。一体型であればより省スペースでコンパクトとなる。
さらに、ロックオフレバーの形状も適宜変更であるが、スイッチ操作部としてはロックオフレバーに限らず、メインスイッチ又はマイクロスイッチの何れかをON動作させる専用のスイッチ操作部を、スイッチレバーと一体又は別体に設けることも可能である。スイッチレバーも、ハウジングの形状によっては直線状に形成する等、適宜変更可能である。
また、吸気口はバッテリー装着部の左右両側に限らず、何れか一方側にのみ設けることもできる。
Claims (10)
- スピンドルと、
前記スピンドルを回転させるブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータが収容される筒状の収容部と、前記ブラシレスモータの後方でスイッチが収容され、前記収容部よりも細径となる筒状のグリップと、前記グリップの後方でバッテリーパックが装着されるバッテリー装着部とを備える本体ハウジングと、
前記グリップの下側に配置されて前記スイッチを操作可能なスイッチレバーと、を含んでなることを特徴とする電動工具。 - 前記スイッチレバーは、前記ブラシレスモータの外側まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
- 前記スイッチの後方に、前記ブラシレスモータを制御するコントローラが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
- 前記スイッチレバーの後方に、前記ブラシレスモータを制御するコントローラが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
- 前記スイッチレバーは、前端に回動支点を有して上下方向へ揺動可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電動工具。
- 前記スイッチレバーには、常態では前記スイッチレバーの操作を規制するロック位置にあり、前記スイッチレバーの操作規制を解除するロック解除位置に移動操作可能なロックオフ部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電動工具。
- 前記グリップが、前記収容部の軸線よりも上方へ偏心した位置に配置され、前記本体ハウジングの下面には、前記スイッチレバーの後部が納まる窪み部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の電動工具。
- 前記バッテリー装着部は、前記バッテリーパックの端子を備えた結合部を上方から受け入れる開口部を有し、前記バッテリーパックは、前記結合部を前にした縦向き姿勢で前記バッテリー装着部の上方からスライド装着されるものであって、そのスライド装着状態で、前記バッテリーパックは前記バッテリー装着部よりも下方へ突出しないことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電動工具。
- 前記バッテリーパックが前記本体ハウジングと直交姿勢で前記バッテリー装着部に装着されて、前記バッテリーパックを下にして前記本体ハウジングを縦置きできることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の電動工具。
- 下向きに突出するスピンドルと、
前記スピンドルを回転させるブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータが収容される筒状の収容部と、前記ブラシレスモータの後方でスイッチが収容され、前記収容部よりも細径となる筒状のグリップと、前記グリップの後方でバッテリーパックが装着されるバッテリー装着部とを備える本体ハウジングと、
前記グリップの下側に配置されて前記スイッチを操作可能なスイッチレバーと、を含んでなることを特徴とするグラインダ。
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