JP2016187787A - 水素分離膜及びアンモニアの生成方法 - Google Patents

水素分離膜及びアンモニアの生成方法 Download PDF

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智憲 南部
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Abstract

【課題】水素の透過能に優れ、アンモニアの生成に用いる場合に、アンモニアを低温かつ温和な圧力条件下で効率的に生成することができる水素分離膜を提供する。
【解決手段】バナジウム、ニオブ及びタンタルからなる群より選択される5A族金属からなる金属膜ならびに前記5A族金属及び前記5A族金属以外の元素成分からなる合金膜のいずれか一方である5A族金属膜を備え、前記5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部は、パラジウム、又はパラジウムとパラジウム以外の元素成分とからなるパラジウム合金で被覆されている水素分離膜。
【選択図】なし

Description

本発明は、水素分離膜及びアンモニアの生成方法に関する。
水素を含有するガスから水素を選択的に透過して分離する水素分離膜として、パラジウム(Pd)系合金膜がある。このPd合金膜は、工業用水素の精製等にて既に実用化されているが、コストが高いという問題がある。そのため、Pd合金膜に代わる水素分離膜が検討されている。
Pd合金膜に代わる水素分離膜としては、例えば、V、Nb、Taなどの5A族元素を用いた水素分離膜が挙げられる。この5A族元素を用いた水素分離膜は、水素によって脆化しやすいという短所はあるものの、Pd合金膜と比較して安価であり、かつ水素透過性能が高く、将来的な実用化が期待されている。5A族元素を用いた水素分離膜としては、例えば、以下のような膜が提案されている。
5A族金属又はその合金よりなる水素分離膜であって、表面にPd又はPd合金の表面層を有しない水素分離膜が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、V合金膜の両面(プロセス側、透過側の両面)にPd又はPd合金よりなる表面触媒層が形成された水素分離膜が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、Pd合金膜などの水素分離膜を用いたアンモニアの合成も検討されており、例えば、以下のようなアンモニアの製造方法が提案されている。
Pd膜又はPd合金膜である水素原子透過膜の両面に水素を含む水素含有ガスを供給し、水素原子透過膜に水素を吸蔵させた後、水素で飽和された水素原子透過膜を介して触媒層に水素を供給するとともに触媒層に窒素を供給してアンモニアを合成する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、金属水素化物を含む水素原子透過膜(Pd合金膜)で構成される陰極を用いて電解質物質に電流を流し、電解質物質を電気分解して陰極の電解質物質に接する表面に水素を発生させ、陰極の電解質物質に接触した面と反対側の面上に担持した触媒材料に供給された窒素と、陰極を透過した水素と、を反応させてアンモニアを合成するアンモニア製造方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2013−215717号公報 国際公開第2012/039283号 特開2005−314151号公報 特開2006−45652号公報
上記特許文献3、4では、水素分離膜として主にPd合金膜を使用してアンモニアを生成しているが、より低温で効率的にアンモニアを生成可能な水素分離膜及びアンモニアの生成方法が求められている。
また、上記特許文献1、2に記載の水素分離膜もアンモニアの生成に使用できるが、アンモニアの生成量が十分でないという問題がある。
本発明は、水素の透過能に優れ、アンモニアの生成に用いる場合に、アンモニアを低温かつ温和な圧力条件下で効率的に生成することができる水素分離膜を提供すること及びこの水素分離膜を用いたアンモニアの生成方法を提供することを目的とする。
上記課題は以下の手段により解決される。
<1> バナジウム、ニオブ及びタンタルからなる群より選択される5A族金属からなる金属膜ならびに前記5A族金属及び前記5A族金属以外の元素成分からなる合金膜のいずれか一方である5A族金属膜を備え、前記5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部は、パラジウム、又はパラジウムとパラジウム以外の元素成分とからなるパラジウム合金で被覆されている水素分離膜。
<2> 前記5A族金属膜の一方の表面の一部が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆され、前記5A族金属膜の他方の表面の全体が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されている<1>に記載の水素分離膜。
<3> 前記5A族金属は、バナジウムである<1>又は<2>に記載の水素分離膜。
<4> 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された前記表面の被覆部分の面積は、前記5A族金属膜の表面の面積に対して20%〜80%である<1>〜<3>のいずれか1つに記載の水素分離膜。
<5> 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された表面は、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された被覆部分と、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されていない露出部分と、が交互に位置している<1>〜<4>のいずれか1つに記載の水素分離膜。
<6> 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された表面は、前記パラジウム又は前記パラジウム合金によって格子状に被覆されている<1>〜<5>のいずれか1つに記載の水素分離膜。
<7> <1>〜<6>のいずれか1つに記載の水素分離膜を用いてアンモニアを生成するアンモニアの生成方法であって、前記5A族金属膜の、一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された一方の表面側に窒素を供給する窒素供給工程と、窒素が供給されていない前記5A族金属膜の他方の表面側に水素を供給する水素供給工程と、前記水素供給工程にて供給された水素は前記水素分離膜を透過し、透過した水素は前記窒素供給工程にて供給された窒素と反応してアンモニアを生成するアンモニア生成工程と、を含むアンモニアの生成方法。
<8> 前記5A族金属膜の一方の表面の一部が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆され、前記5A族金属膜の他方の表面の全体が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されており、前記水素供給工程は、全体が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されている前記他方の表面側に水素を供給する工程である<7>に記載のアンモニアの生成方法。
本発明によれば、水素の透過能に優れ、アンモニアの生成に用いる場合に、アンモニアを低温かつ温和な圧力条件下で効率的に生成することができる水素分離膜を提供することができる。
V膜の表面に550℃の空気を流通させた後の、V膜の表面からの深さ方向における組成を示すグラフである。 Pd合金により格子状に被覆されたV合金膜表面の拡大写真図である。 本実施形態に係るアンモニア生成方法にて用いるアンモニア生成装置を示す概略構成図である。
本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
〔水素分離膜〕
本発明の一実施形態に係る水素分離膜は、バナジウム、ニオブ及びタンタルからなる群より選択される5A族金属からなる金属膜ならびに前記5A族金属及び前記5A族金属以外の元素成分からなる合金膜のいずれか一方である5A族金属膜を備え、前記5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部は、パラジウム、又はパラジウムとパラジウム以外の元素成分とからなるパラジウム合金で被覆されている。
本実施形態に係る水素分離膜は、5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部が、パラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている。つまり、5A族金属膜の少なくとも一方の表面が部分的にパラジウム又はパラジウム合金で被覆されており、それ以外の部分は、5A族金属膜が露出している。
一般的に、水素分離膜では、水素分子は水素分離膜の水素供給側の表面で水素原子に解離され、原子状態となった水素は水素分離膜内に拡散して水素透過側に供給される。水素分離膜の水素透過側の表面で水素原子は再度結合して水素分子となり脱離する。さらに、パラジウム又はパラジウム合金は、水素を原子化するあるいは、水素原子を再結合させて分子化する活性が高いという性質を有する。
そのため、本実施形態に係る水素分離膜では、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている5A族金属膜の表面を水素透過側とし、他方の表面を水素供給側としたときに、水素供給側では水素分子が解離し、原子状態となった水素は水素分離膜内に拡散して水素透過側に供給される。
本実施形態に係る水素分離膜では、5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部が、パラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていればよい。これにより、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている表面を水素透過側としたときに、水素原子が効率よく透過し、原子状態となった水素を水素透過側に供給させることができる。なお、5A族金属膜の他方の表面は、パラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていなくてもよく、また、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている、あるいは、後述するように全体がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていてもよい。5A族金属膜の他方の表面がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていない場合であっても、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている表面を水素透過側とすることで、水素原子を効率よく透過させることができる。
ここで、5A族金属は、非常に酸化されやすく、特に水蒸気、酸素などを含む水素含有ガスから水素を分離する場合、5A族金属が酸化されるおそれがある。そのため、スパッタリングなどの方法によって5A族金属の表面を、パラジウム、又はパラジウム合金で被覆することで5A族金属の酸化を抑制できる。
次に、5A族金属膜は、窒素分子を解離する活性が高い5A族金属からなる膜であるため、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている表面側、すなわち、5A族金属膜が一部露出している表面側に、窒素を供給することで、窒素分子が効率よく解離されて窒素原子となる。そして、窒素原子は、一部露出している5A族金属膜の表面にて5A族金属と結合し、固定されていると推測される。
そして、前述のように、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている表面を水素透過側としたときに、水素原子を効率よく透過させることができる。そのため、水素透過側に窒素を供給することで、水素分離膜を透過して供給された水素原子と、一部露出している5A族金属膜の表面に存在する窒素原子とが反応してアンモニアが生成される。これにより、アンモニアを効率的に生成することができる。
一方、パラジウム又はパラジウム合金は、窒化物を形成せず、従って窒素分子を解離する活性が低い。このため、表面の全体がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている水素分離膜では、この表面を水素透過側とし、さらに窒素を供給した場合に、表面の全体がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていることから、5A族金属と結合される窒素原子は少なく、本実施形態に係る水素分離膜に対してアンモニア生成効率が劣ると推測される。
また、パラジウム、又はパラジウム合金で被覆されていない表面を水素透過側とし、さらに窒素を供給した場合に、この表面は、透過した水素原子を再結合する活性が弱いため、この表面上に存在する水素原子を遊離させることができず、そして、水素の透過量が少ないため、アンモニアもほとんど生成されないものと推測される。また、水素透過側の表面に窒素を供給することにより窒化物の層が形成され、この窒化物層が水素透過を阻害する可能性も考えられる。
なお、本実施形態に係る水素分離膜は、例えば、5A族金属膜の一方の表面の一部が、パラジウム又はパラジウム合金で被覆され、5A族金属膜の他方の表面の全体が、パラジウム又はパラジウム合金で被覆されていることが好ましい。これにより、5A族金属からなる5A族金属膜の酸化を抑制でき、かつ、全体がパラジウム又はパラジウム合金で被覆されている表面を水素供給側としたときに、水素分離膜は水素分子をより原子化する活性が高くなり、より効率的に水素原子を透過させることができる。そして、水素分離膜がより効率的に水素原子を透過させるため、水素透過側に窒素を供給することで、より効率的にアンモニアが生成される。
(5A族金属膜)
本実施形態に係る水素分離膜は、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)及びタンタル(Ta)からなる群より選択される5A族金属からなる金属膜ならびに前記5A族金属及び前記5A族金属以外の元素成分からなる合金膜のいずれか一方である5A族金属膜を備える。
バナジウム(V)、ニオブ(Nb)及びタンタル(Ta)からなる群より選択される5A族金属からなる金属膜は、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)及びタンタル(Ta)の少なくとも一つからなる金属膜であればよく、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)及びタンタル(Ta)のうち二種以上の5A族金属からなる金属膜であってもよい。
なお、金属膜としては、5A族金属以外の成分を含まない膜だけでなく、本発明の効果を妨げない程度において、5A族金属とともに他の元素を含む膜も含まれる。
また、5A族金属としては、窒素分子を解離する活性が高く、アンモニア生成がより効率的に行なうことができるため、バナジウムであることが好ましい。
5A族金属及び5A族金属以外の元素成分からなる合金膜は、5A族金属に5A族金属以外の元素成分を添加して生成される合金膜である。5A族金属以外の元素成分としては、W、Mo、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Pt、Ti、Zr、Hf、Al、Snなどが挙げられ、これらの2種以上を元素成分としてもよい。
5A族金属以外の元素成分の含有量は、添加元素の種類によって最適な量が異なるものの、合金膜の全質量に対して概ね30質量%以下であることが好ましい。
5A族金属膜の厚さとしては、特に限定されず、例えば、1μm〜600μmであることが好ましく、1μm〜100μmであることがより好ましい。5A族金属膜は、例えば、5A族金属又はその合金を溶製し、これを好ましくは厚さ1μm〜600μm、より好ましくは20μm〜100μmに圧延して製造してもよい。なお、圧延以外の手段で5A族金属膜を製造してもよく、5A族金属膜は、スパッタリング、CVD、めっきなどの成膜方法によって厚さ1μm〜100μm、より好ましくは1μm〜20μm程度に形成されたものであってもよい。
5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部が、パラジウム(Pd)、又はパラジウムとパラジウム以外の元素成分とからなるパラジウム合金で被覆されている。つまり、5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部には、パラジウム又はパラジウム合金の被覆層が形成されている。
5A族金属膜の表面の一部を、パラジウム又はパラジウム合金により被覆する方法としては、スパッタリングにより、5A族金属膜の表面をパラジウム又はパラジウム合金を被覆する方法が挙げられる。このとき、格子状のメッシュなどをスパッタリング用のマスクとして5A族金属膜の表面上に配置することにより、5A族金属膜の表面の一部をパラジウム又はパラジウム合金により被覆することができ、5A族金属膜の表面の所望の領域をパラジウム又はパラジウム合金により被覆することができる。なお、5A族金属膜の表面が露出している露出部分に、スパッタリング時に用いたパラジウム又はパラジウム合金が少量含まれていてもよい。
Pd合金に含まれるパラジウム以外の元素成分としては、例えば、金属元素、非金属元素が挙げられる。
金属元素としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、スズ(Sn)、タングステン(W)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)、希土類元素、VIII族元素(8族元素〜10族元素)が挙げられる。
非金属元素としては、例えば、ホウ素(B)、炭素(C)、硫黄(S)、ゲルマニウム(Ge)が挙げられる。
なお、Pd合金に含まれる元素成分としては、Pd以外の元素成分1種であってもよく、2種以上であってもよい。
5A族金属膜の表面の一部を被覆するパラジウム又はパラジウム合金の被覆層の厚さは、特に限定されず、例えば、1nm〜5μmであることが好ましく、10nm〜500nmであることがより好ましい。
本実施形態に係る水素分離膜では、一部がパラジウム又はパラジウム合金で被覆された表面の被覆部分の面積は、5A族金属膜の表面の面積に対して20%〜80%であることが好ましく、30%〜70%であることが好ましい。これにより、本実施形態に係る水素分離膜は、一部が5A族金属膜のパラジウム又はパラジウム合金で被覆された表面において、パラジウム又はパラジウム合金で被覆された被覆部分から透過する水素原子と、パラジウム又はパラジウム合金で被覆されていない露出部分に固定された窒素原子とが好適に反応し、アンモニアをより効率的に生成することができる。
また、本実施形態に係る水素分離膜は、アンモニアをより効率的に生成するため、一部がパラジウム又はパラジウム合金で被覆された表面において、パラジウム又はパラジウム合金で被覆された被覆部分と、パラジウム又はパラジウム合金で被覆されていない露出部分と、が交互に位置していることが好ましい。
一部がパラジウム又はパラジウム合金で被覆された表面は、アンモニアをさらに効率的に生成するため、パラジウム又はパラジウム合金によって格子状に被覆されていることがより好ましい。なお、一部が5A族金属膜のパラジウム又はパラジウム合金で被覆された表面は、格子状のほか、同心円状、縞状などに被覆されていてもよい。
Pd合金に含まれるPd以外の元素成分の含有量は、Pd合金の全質量に対して5質量%〜35質量%であることが好ましく、10質量%〜35質量%以下であることがより好ましい。
Pd以外の元素成分がAgである場合、Agの含有量は、Pd合金の全質量に対して、15質量%〜35質量%であることが好ましく、20質量%〜30質量%であることがより好ましい。また、Pd合金の耐被毒性を向上させるため、Pd以外の元素成分としてAuを選択してもよい。この場合、Auの含有量は、Pd合金の全質量に対して、1質量%〜30質量%であることが好ましく、2質量%〜20質量%であることがより好ましい。
以下、本発明の一実施形態に係るアンモニアの生成方法について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係るアンモニア生成方法にて用いるアンモニア生成装置を示す概略構成図である。図3に示すアンモニア生成装置100は、水素分離膜4を備え、水素分離膜4は、5A族金属膜3の表面Aの全体がパラジウム又はパラジウム合金(被膜11)で被覆され、5A族金属膜3の表面Bの一部がパラジウム又はパラジウム合金(被膜12)で被覆された膜である。そして、水素供給経路1を通じて水素が表面A側に供給され(水素供給工程)、窒素供給経路2を通じて窒素が表面B側に供給される(窒素供給工程)。なお、表面Aは、パラジウム又はパラジウム合金で被覆されていなくてもよい。
表面A側(水素供給側)に供給された水素は、水素原子に解離された後に水素分離膜4を透過し、透過した水素原子は、表面B側(水素透過側)に供給された窒素(窒素分子)が解離されてなる窒素原子と反応してアンモニアが生成される(アンモニア生成工程)。生成されたアンモニアは、水素分離膜4を透過した未反応の水素及び窒素を含むガスとともに排出経路6を通じて取り出すことができる。また、表面A側に供給された水素のうち、水素分離膜4を透過しなかった水素は、排出経路5を通じて排出される。
このように、一部がパラジウム、又はパラジウム合金で被覆されている5A族金属膜3の表面B側を水素透過側としたときに、水素原子を効率よく透過させることができ、さらに、表面B側に、窒素を供給することで、窒素分子が効率よく解離されて窒素原子となり、一部露出している表面Bにて5A族金属と結合し、固定されている。そのため、水素分離膜4を透過した水素原子が、一部露出している表面Bにて5A族金属と結合している窒素原子と反応し、アンモニアが生成される。これにより、アンモニアを効率的に生成することができる。
アンモニア生成装置100の表面A側に供給される水素は、水素含有ガスに含まれるものであってもよく、水素含有ガスとしては、例えば、不純物を含む工業用純水素、水素と炭化水素ガス(都市ガス、LPガスなど)とを混合したガス、炭化水素の水蒸気改質ガス、燃料電池の燃料オフガス、水素を含むバイオガス、バイオマスガス化炉からの発生ガスが挙げられる。
アンモニア生成装置100の表面A側(1次側)の圧力Pは、装置の耐圧強度、また高圧ガス保安法の規制の観点から1100kPa以下であることが好ましく、50kPa〜1100kPaであることがより好ましく、100〜1100kPaであることがさらに好ましい。また、アンモニア生成装置100の表面B側(2次側)の圧力Pは、400kPa以下が好ましく、真空〜400kPaがより好ましく、100kPa〜400kPaがさらに好ましい。2次側の圧力Pが大気圧又は大気圧以上の圧力である場合、2次側を減圧するためのポンプが不要であるため、100kPa以上であることが好ましい。1次側の圧力Pと2次側の圧力Pとの比P/Pは、大きいほど水素分離膜を透過する水素量が大きくなるため好ましく、具体的には1.1以上であることが好ましく、1.1〜200であることがより好ましく、1.4〜10であることがさらに好ましく、2.5〜10であることが特に好ましい。
アンモニア生成装置100は、水素分離膜4を400℃以下の温度、好ましくは200℃〜400℃、より好ましくは250℃〜350℃に加熱して水素を分離し、かつアンモニアを生成する加熱手段を備える。加熱手段としては、水素分離膜4の温度を一定に保つことができれば特に限定されず、ヒーター等があげられる。
また、アンモニア生成装置100の表面B側(2次側)には、アンモニアの生成反応を促進するための触媒を配置してもよく、このような触媒としては、例えば、鉄、ルテニウム、オスニウム等の金属、あるいは粒子状の前記金属を坦持した酸化物が挙げられる。
以下に実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって制限されるものではない。
<空気流通時のV膜表層部の組成>
パラジウム又はパラジウム合金の被覆がないV膜(バナジウム膜)を、純度99.9%、膜厚100μmの市販の薄膜から切り出した。そして、このV膜の表面に550℃の空気を流通した後の、V膜の組成について調べた。具体的には、真空引きした上でV膜を550℃まで昇温し、0.5NL/分で1分間大気圧の空気流通、真空引き、400kPaの純水素ガスを0.5NL/分で1分間流通、真空引きを順に2回繰り返した。
V膜の表面に550℃の空気を流通させた後の、V膜の表面からの深さ方向における組成は図1に示すとおりである。
図1に示すように、V膜の表面に1μm程度の酸化物層(V)が形成されており、さらに、V膜の表面から1μm程度の深さから0.6μm程度に亘って酸素及び窒素を含む層が形成されていた。この結果から、V膜の表層付近に酸化物が生成されるだけでなく、窒素を含む層が検出されることが見出され、安定な不活性ガスである窒素の三重結合が切れて解離され、V膜表面のバナジウムと窒素原子とが反応し、窒素原子がV膜表面に固定されていることが分かった。また、V膜の最表面が酸化物層に被われていることから、バナジウム窒化物はバナジウム酸化物よりも不安定であることが分った。
<アンモニア生成実験>
以下のようにしてアンモニアの生成実験を行なった。なお、水素分離膜として、実施例1では、V合金膜の一方の表面の一部がパラジウム合金によって格子状に被覆され、V合金膜の他方の表面の全体がパラジウム合金で被覆された水素分離膜を用い、比較例1では、Pd−23質量%Ag水素分離膜を用い、比較例2では、V合金膜の一方の表面のみが全面に亘ってパラジウム合金で被覆された水素分離膜を用い、比較例3では、V合金膜の両面が全面に亘ってパラジウム合金で被覆された水素分離膜を用いた。
[実施例1]
トリアーク溶解炉を用いてV合金のボタンインゴットを作製し、放電加工により直径12mm、厚さ約0.65mmのディスク状に加工した。得られたディスクの表面をアルミナ研磨紙で磨いた後、バフ研磨により約0.5mmの厚さの試料(V合金膜)を得た。その後、V合金膜の一方の表面にスパッタリングにより、厚さ200nmであるPd−27質量%AgのPd合金被覆を形成し、V合金膜の他方の表面にメッシュ(φ100μm、ピッチ250μm、開口率64%)を配置した後、スパッタリングにより、メッシュの開口部に、厚さ36nmであるPd−27質量%AgのPd合金被覆を形成した。これにより、図2に示すように、V合金膜の一方の表面(表面B)の一部がパラジウム合金によって格子状に被覆され、V合金膜の他方の表面(表面A)の全体がパラジウム合金で被覆された水素分離膜を得た。図2は、Pd合金によって格子状に被覆されたV合金膜表面(表面B)の拡大写真図である。
そして、水素が供給される1次側に表面Aが位置し、窒素が供給される2次側に表面Bが位置するように、この水素分離膜を1/4インチVCRメタルシールによってアンモニア生成装置にセットした。このときの有効膜面積は約0.396cmである。
水素分離膜をアンモニア生成装置100にセットした後、水素分離膜を350℃に保持した状態で、1次側に400kPaの水素圧を負荷したところ、水素透過流束は約2.5mL/cm/分であった。その後、2次側に前述の水素透過流束と同量の窒素ガスを供給した。このとき、1次側の圧力は、400kPaであり、2次側の圧力は、100kPaであった。1次側に供給された水素は、水素分離膜を透過し、透過した水素は、2次側に供給された窒素と反応してアンモニアが生成される。生成されたアンモニアは、2次側の下流でバブリングにより水に吸収させ、アンモニアと反応すると透明から褐色に変化するネスラー試薬を用いて、アンモニア生成量を評価した。
[比較例1]
Pd77質量%、Ag23質量%の組成の合金溶湯からインゴットを得て、これを圧延して厚さ30μm、直径12mmのPd−23質量%Ag水素分離膜を製造した。この水素分離膜をアンモニア生成装置にセットした後、実施例1と同様の方法によりアンモニア生成量を評価した。
[比較例2]
比較例2にて製造したV合金膜の一方の表面のみに、スパッタリングにより、厚さ200nmであるPd−27質量%AgのPd合金被覆を形成し、V合金膜の一方の表面(表面A)のみが全面に亘ってパラジウム合金で被覆された水素分離膜を得た。そして、水素が供給される1次側に、表面Aが位置し、窒素が供給される2次側にV合金膜の表面が位置するように、この水素分離膜をアンモニア生成装置にセットした。その後、実施例1のように、水素分離膜を350℃に保持した状態で、1次側に400kPaの水素圧を負荷したところ、水素透過流束は観察されなかった。この状態で2次側に、2.5mL/cm/分の窒素ガスを供給したが、アンモニアの生成は確認できなかった。
[比較例3]
比較例3にて製造したV合金膜の片側(表面A)にスパッタリングにより、厚さ200nmであるPd−27質量%AgのPd合金被覆を全面形成し、他方の表面(表面B)にスパッタリングにより、厚さ36nmであるPd−27質量%AgのPd合金被覆を全面形成した。これにより、V合金膜の両面が全面に亘ってパラジウム合金で被覆された水素分離膜を得た。そして、表面Aが水素供給側、表面Bが水素透過側になるように、この水素分離膜をアンモニア生成装置にセットした後、実施例1と同様の方法によりアンモニア生成量を評価した。
[アンモニア生成量]
実施例1、比較例1、3についてアンモニアと反応すると透明から褐色に変化するネスラー試薬を用いて、アンモニア生成量を評価した。実施例1では、ネスラー試薬の変色が見られたが、比較例1では、ネスラー試薬がわずかに変色するに留まり、比較例3では、ネスラー試薬はほとんど変色しなかった。したがって、実施例1のように、V合金膜の一方の表面の一部がパラジウム合金に格子状に被覆され、V合金膜の他方の表面の全体がパラジウム合金で被覆され水素分離膜を用いることで、低温かつ温和な圧力条件下で効率よくアンモニアを生成できることが見出された。
1 水素供給経路
2 窒素供給経路
3 5A族金属膜
A、B 表面
4 水素分離膜
5、6 排出経路
11、12 被膜
100 アンモニア生成装置

Claims (8)

  1. バナジウム、ニオブ及びタンタルからなる群より選択される5A族金属からなる金属膜ならびに前記5A族金属及び前記5A族金属以外の元素成分からなる合金膜のいずれか一方である5A族金属膜を備え、
    前記5A族金属膜の少なくとも一方の表面の一部は、パラジウム、又はパラジウムとパラジウム以外の元素成分とからなるパラジウム合金で被覆されている水素分離膜。
  2. 前記5A族金属膜の一方の表面の一部が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆され、
    前記5A族金属膜の他方の表面の全体が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されている請求項1に記載の水素分離膜。
  3. 前記5A族金属は、バナジウムである請求項1又は請求項2に記載の水素分離膜。
  4. 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された前記表面の被覆部分の面積は、前記5A族金属膜の表面の面積に対して20%〜80%である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の水素分離膜。
  5. 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された表面は、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された被覆部分と、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されていない露出部分と、が交互に位置している請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の水素分離膜。
  6. 一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された表面は、前記パラジウム又は前記パラジウム合金によって格子状に被覆されている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の水素分離膜。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の水素分離膜を用いてアンモニアを生成するアンモニアの生成方法であって、
    前記5A族金属膜の、一部が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆された一方の表面側に窒素を供給する窒素供給工程と、
    窒素が供給されていない前記5A族金属膜の他方の表面側に水素を供給する水素供給工程と、
    前記水素供給工程にて供給された水素は前記水素分離膜を透過し、透過した水素は前記窒素供給工程にて供給された窒素と反応してアンモニアを生成するアンモニア生成工程と、を含むアンモニアの生成方法。
  8. 前記5A族金属膜の一方の表面の一部が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆され、前記5A族金属膜の他方の表面の全体が、前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されており、
    前記水素供給工程は、全体が前記パラジウム又は前記パラジウム合金で被覆されている前記他方の表面側に水素を供給する工程である請求項7に記載のアンモニアの生成方法。
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