JP2016187152A - 発振器の製造方法、発振器、電子機器及び移動体 - Google Patents

発振器の製造方法、発振器、電子機器及び移動体 Download PDF

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卓弥 大脇
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Abstract

【課題】温度補償型の発振器の周波数安定性を従来よりも向上させることが可能な発振器の製造方法を提供すること。
【解決手段】振動素子3と、発振回路10と、温度補償回路40とを含む発振器1の製造方法であって、複数の温度で周波数を測定し、測定した周波数に基づいて第1温度補償データを生成する第1温度補償調整工程(S51,S52)と、第1温度補償調整工程の後に、温度補償回路40により第1温度補償データに基づいて温度補償された周波数を複数の温度で測定し、測定した周波数に基づいて第2温度補償データを生成する第2温度補償調整工程(S53,S54)と、を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、発振器の製造方法、発振器、電子機器及び移動体に関する。
温度補償型水晶発振器(TCXO:Temperature Compensated CrystalOscillator)は、水晶振動子と当該水晶振動子を発振させるための集積回路(IC:Integrated Circuit)を有し、当該ICが所定の温度範囲で水晶振動子の発振周波数の所望の周波数(公称周波数)からのずれ(周波数偏差)を補償(温度補償)することにより、高い周波数精度が得られる。このような温度補償型水晶発振器(TCXO)は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
温度補償型水晶発振器(TCXO)の振動子としては、ATカット振動子が利用される。ATカット振動子は、周波数温度特性が3次曲線を呈するため、他のカットの振動子と比べて、広い温度範囲で安定した周波数が得られるという利点がある。
特開2014−107862号公報 特開2010−103802号公報
一般に、温度補償調整工程では、複数の温度で発振器の周波数を測定し、測定した周波数に基づいて、基準温度(例えば、25℃)での周波数偏差を小さくするような温度補償データが生成される。そのため、例えば、温度補償範囲を−40℃から+85℃とした場合、温度補償範囲内と温度補償範囲外との境界の温度(温度補償範囲の端の温度)である−40℃及び+85℃は基準温度との差が最も大きいため、−40℃及び+85℃の少なくとも一方において周波数が急峻に変化しやすくなる。そうすると、この温度付近でわずかに温度が変化しただけでも温度補償型発振器の周波数が大きく変動するため、周波数安定性が悪いという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、温度補償型の発振器の周波数安定性を従来よりも向上させることが可能な発振器の製造方法を提供することができる。本発明のいくつかの態様によれば、従来よりも周波数安定性を向上させた温度補償型の発振器を提供することができる。また、本発明のいくつかの態様によれば、当該発振器を用いた電子機器及び移動体を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る発振器の製造方法は、振動素子と、発振回路と、温度補償回路とを含む発振器の製造方法であって、複数の温度で周波数を測定し、測定した周波数に基づいて第1温度補償データを生成する第1温度補償調整工程と、前記第1温度補償調整工程の後に、前記温度補償回路により前記第1温度補償データに基づいて温度補償された周波数を複
数の温度で測定し、測定した周波数に基づいて第2温度補償データを生成する第2温度補償調整工程と、を含む。
振動素子と発振回路とにより、例えば、ピアース発振回路、インバーター型発振回路、コルピッツ発振回路、ハートレー発振回路などの種々の発振回路が構成されてもよい。
本適用例に係る発振器の製造方法によれば、第1温度補償データに基づいて温度補償された周波数が温度補償範囲の端の温度で急峻に変化している場合でも、第1温度補償データに基づいて温度補償された周波数を加味して、温度補償範囲の端の温度での周波数変化がより緩やかになるような第2温度補償データを生成することができる。従って、本適用例に係る発振器の製造方法によれば、温度補償型の発振器の周波数安定性を従来よりも向上させることが可能である。
[適用例2]
上記適用例に係る発振器の製造方法は、前記第2温度補償調整工程において、前記温度補償回路による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下となるように、前記第2温度補償データを生成してもよい。
本実施形態の発振器の製造方法によれば、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きを従来よりも小さくすることにより、従来よりも周波数安定性を向上させた温度補償型の発振器を提供することができる。
[適用例3]
上記適用例に係る発振器の製造方法は、前記第2温度補償調整工程において、前記端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下となるように、前記第2温度補償データを生成してもよい。
本実施形態の発振器の製造方法によれば、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きをさらに小さくすることにより、周波数安定性をさらに向上させた温度補償型の発振器を提供することができる。
[適用例4]
上記適用例に係る発振器の製造方法は、前記温度補償回路による温度補償範囲において、前記第2温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値が、前記第1温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値よりも小さくてもよい。
本実施形態の発振器の製造方法によれば、温度補償範囲の各温度での周波数安定度が良好な温度補償型の発振器を提供することができる。
[適用例5]
本適用例に係る発振器は、振動素子と、発振回路と、温度補償回路と、を含み、前記温度補償回路による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下である。
本実施形態の発振器によれば、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが従来よりも小さいので、従来よりも周波数安定性を向上させることができる。
[適用例6]
上記適用例に係る発振器は、前記端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以
上+10ppb/℃以下であってもよい。
本実施形態の発振器によれば、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きがさらに小さいので、周波数安定性をさらに向上させることができる。
[適用例7]
本適用例に係る電子機器は、上記のいずれかの発振器を備えている。
[適用例8]
本適用例に係る移動体は、上記のいずれかの発振器を備えている。
これらの適用例によれば、従来よりも周波数安定性を向上させた温度補償型の発振器を用いるので、例えば、信頼性の高い電子機器及び移動体を実現することも可能である。
本実施形態の発振器の斜視図。 図2(A)は本実施形態の発振器の断面図、図2(B)は本実施形態の発振器の上面図、図2(C)は発振器の底面図。 本実施形態の発振器の機能ブロック図。 発振器の製造方法の手順の一例を示すフローチャート図。 従来の温度補償型発振器の周波数偏差の傾きの一例を示す図。 本実施形態における温度補償調整工程の手順の一例を示すフローチャート図。 本実施形態の発振器の周波数偏差の傾きの一例を示す図。 振動素子の周波数偏差についての説明図。 本実施形態の電子機器の構成の一例を示す機能ブロック図。 本実施形態の電子機器の外観の一例を示す図。 本実施形態の移動体の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.発振器
[発振器の構成]
図1及び図2は、本実施形態の発振器の構造の一例を示す図である。図1は、発振器の斜視図であり、図2(A)は図1のA−A’断面図である。また、図2(B)は、発振器の上面図であり、図2(C)は、発振器の底面図である。ただし、図2(B)は、図2(A)のリッド5が無い状態で図示されている。
図1及び図2(A)に示すように、本実施形態の発振器1は、半導体装置である集積回路(IC:Integrated Circuit)2、振動素子(振動片)3、パッケージ4、リッド(蓋)5、外部端子(外部電極)6を含んで構成されている。
振動素子3としては、例えば、水晶振動素子、SAW(Surface Acoustic Wave)共振素子、その他の圧電振動素子やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動素子などを用いることができる。振動素子3の基板材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料、又はシリコン半導体材料等を用いることができる。振動素子3の励振手段とし
ては、圧電効果によるものを用いてもよいし、クーロン力による静電駆動を用いてもよい。
パッケージ4は、集積回路(IC)2と振動素子3とを同一空間内に収容する。具体的には、パッケージ4には、凹部が設けられており、リッド5で凹部を覆うことによって集積回路(IC)2と振動素子3とを収容する。パッケージ4の内部又は凹部の表面には、集積回路(IC)2の2つの端子(後述する図3のXO端子及びXI端子)と振動素子3の2つの端子(励振電極3a及び3b)とをそれぞれ電気的に接続するための不図示の配線が設けられている。また、パッケージ4の内部又は凹部の表面には、各外部端子6と電気的に接続された不図示の配線が設けられており、各配線と集積回路(IC)2の各端子とは金等のボンディングワイヤー7でボンディングされている。
図2(C)に示すように、発振器1は底面(パッケージ4の裏面)に、電源端子である外部端子VDD1,接地端子である外部端子VSS1、周波数制御用の信号が入力される端子である外部端子VC1及び出力端子である外部端子OUT1の4個の外部端子6が設けられている。外部端子VDD1には電源電圧が供給され、外部端子VSS1は接地される。
振動素子3は、その表面及び裏面にそれぞれ金属の励振電極3a及び3bを有しており、励振電極3a及び3bを含む振動素子3の質量に応じた所望の周波数(発振器1に要求される周波数)で発振する。
本実施形態では、振動素子3は、パッケージ(容器)8に収容されている(振動素子3は、ベース8a上に配置されている電極パッド11と導電性接着材等の接続部材12にて固定されている)。パッケージ8は、ベース8aとベース8aを封止しているリッド(蓋)8bとを含み、ベース8aは、リジン等の接着部材9によってパッケージ4に接合されている。また、集積回路(IC)2は、接着部材9によってリッド8bに接合されている。
すなわち、図2(B)に示すように、発振器1を上面から視た平面視で、集積回路(IC)2とパッケージ8(振動素子3)とは重なっており、振動素子3を収容するパッケージ8のリッド8bに集積回路(IC)2が直付けされている。これにより、集積回路(IC)2の発熱が振動素子3に短時間で伝導するため、集積回路(IC)2と振動素子3の温度差が小さくなり、後述する温度補償回路40による温度補償の誤差が小さい。従って、図2(A)〜図2(C)に示す発振器1の構造は、周波数精度を向上させるためにより有効である。なお、リッド8bの材料は熱伝導率が高い金属であることが望ましい。
図3は発振器1の機能ブロック図である。図3に示すように、発振器1は、振動素子3と振動素子3を発振させるための集積回路(IC)2とを含む発振器であり、集積回路(IC)2と振動素子3はパッケージ4に収容されている。
集積回路(IC)2は、電源端子であるVDD端子、接地端子であるVSS端子、出力端子であるOUT端子、周波数を制御する信号が入力される端子であるVC端子、振動素子3との接続端子であるXI端子及びXO端子が設けられている。VDD端子、VSS端子、OUT端子及びVC端子は、集積回路(IC)2の表面に露出しており、それぞれ、パッケージ4に設けられた外部端子VDD1,VSS1,OUT1,VC1と接続されている。また、XI端子は振動素子3の一端(一方の端子)と接続され、XO端子は振動素子3の他端(他方の端子)と接続される。
本実施形態では、集積回路(IC)2は、発振回路10、出力回路20、周波数調整回
路30、AFC(Automatic Frequency Control)回路32、温度補償回路40、温度センサー50、レギュレーター回路60、記憶部70、及びシリアルインターフェース(I/F)回路80を含んで構成されている。なお、集積回路(IC)2は、これらの要素の一部を省略又は変更し、あるいは他の要素を追加した構成としてもよい。
レギュレーター回路60は、VDD端子から供給される電源電圧VDD(正の電圧)に基づき、発振回路10、周波数調整回路30、AFC回路32、温度補償回路40、出力回路20の一部又は全部の電源電圧または基準電圧となる一定電圧を生成する。
記憶部70は、不揮発性メモリー72とレジスター74とを有しており、外部端子から、シリアルインターフェース回路80を介して、不揮発性メモリー72又はレジスター74に対するリード/ライトが可能に構成されている。本実施形態では、発振器1の外部端子と接続される集積回路(IC)2の端子はVDD,VSS,OUT,VCの4つしかないため、シリアルインターフェース回路80は、例えば、VDD端子の電圧が閾値よりも高い時に、VC端子から入力されるクロック信号とOUT端子から入力されるデータ信号を受け付け、不揮発性メモリー72あるいはレジスター74に対してデータのリード/ライトを行う。
不揮発性メモリー72は、各種の制御データを記憶するための記憶部であり、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリーなどの書き換え可能な種々の不揮発性メモリーであってもよいし、ワンタイムPROM(One Time Programmable Read Only Memory)のような書き換え不可能な種々の不揮発性メモリーであってもよい。
不揮発性メモリー72には、周波数調整回路30を制御するための周波数調整データや、温度補償回路40を制御するための温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)が記憶される。さらに、不揮発性メモリー72には、出力回路20やAFC回路32をそれぞれ制御するためのデータ(不図示)も記憶される。
周波数調整データは、発振器1の周波数を調整するためのデータであり、発振器1の周波数が所望の周波数からずれていた場合に、周波数調整データを書き換えることで、発振器1の周波数が所望の周波数に近づくように微調整することができる。
温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)は、発振器1の温度補償調整工程において算出される、発振器1の周波数温度特性の補正用のデータであり、例えば、振動素子3の周波数温度特性の各次数成分に応じた1次〜n次の係数値であってもよい。ここで、温度補償データの最大次数nとしては、振動素子3の周波数温度特性を打ち消し、さらに、集積回路(IC)2の温度特性の影響も補正可能な値が選択される。例えば、nは振動素子3の周波数温度特性の主要な次数よりも大きい整数値であってもよい。例えば、振動素子3がATカット水晶振動素子であれば、周波数温度特性は3次曲線を呈し、その主要な次数は3であるので、nとして3よりも大きい整数値(例えば、5又は6)が選択されてもよい。なお、温度補償データは、1次〜n次のすべての次数の補償データを含んでもよいし、1次〜n次のうちの一部の次数の補償データのみを含んでもよい。
不揮発性メモリー72に記憶されている各データは、集積回路(IC)2の電源投入時(VDD端子の電圧が0Vから所望の電圧まで立ち上がる時)に不揮発性メモリー72からレジスター74に転送され、レジスター74に保持される。そして、周波数調整回路30にはレジスター74に保持される周波数調整データが入力され、温度補償回路40にはレジスター74に保持される温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)が入力され、出力回路20やAFC回路32にもレジスター74に保持される各制御用
のデータが入力される。
不揮発性メモリー72が書き換え不可能である場合には、発振器1の検査時において、外部端子からシリアルインターフェース回路80を介して、不揮発性メモリー72から転送される各データが保持されるレジスター74の各ビットに直接各データが書き込まれて発振器1が所望の特性を満たすように調整・選択され、調整・選択された各データが最終的に不揮発性メモリー72に書き込まれる。また、不揮発性メモリー72が書き換え可能である場合には、発振器1の検査時において、外部端子からシリアルインターフェース回路80を介して、不揮発性メモリー72に各データが書き込まれるようにしてもよい。ただし、不揮発性メモリー72への書き込みは一般に時間がかかるため、発振器1の検査時には、検査時間を短縮するために、外部端子からシリアルインターフェース回路80を介してレジスター74の各ビットに直接各データが書き込まれ、調整・選択された各データが最終的に不揮発性メモリー72に書き込まれるようにしてもよい。
発振回路10は、振動素子3の出力信号を増幅して振動素子3にフィードバックすることで、振動素子3を発振させ、振動素子3の発振に基づく発振信号を出力する。例えば、レジスター74に保持された制御データによって、発振回路10の発振段電流が制御されてもよい。
周波数調整回路30は、レジスター74に保持された周波数調整データに応じた電圧を発生させて、発振回路10の負荷容量として機能する可変容量素子(不図示)の一端に印加する。これにより、所定の温度(例えば、25℃)かつVC端子の電圧が所定の電圧(例えば、VDD/2)となる条件下での発振回路10の発振周波数(基準周波数)がほぼ所望の周波数となるように制御(微調整)される。
AFC回路32は、VC端子の電圧に応じた電圧を発生させて、発振回路10の負荷容量として機能する可変容量素子(不図示)の一端に印加する。これにより、発振回路10の発振周波数(振動素子3の発振周波数)が、VC端子の電圧値に基づき制御される。例えば、レジスター74に保持された制御データによって、AFC回路32のゲインが制御されてもよい。
温度センサー50は、その周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力する感温素子である。温度センサー50は、温度が高いほど出力電圧が高い正極性のものであってもよいし、温度が高いほど出力電圧が低い負極性のものであってもよい。なお、温度センサー50としては、発振器1の動作が保証される所望の温度範囲において、温度変化に対して出力電圧ができるだけ線形に変化するものが望ましい。
温度補償回路40は、温度センサー50からの出力信号が入力され、振動素子3の周波数温度特性を補償するための電圧(温度補償電圧)を発生させて、発振回路10の負荷容量として機能する可変容量素子(不図示)の一端に印加する。これにより、発振回路10の発振周波数が、温度によらずほぼ一定になるように制御される。本実施形態では、温度補償回路40は、1次電圧発生回路41−1〜n次電圧発生回路41−n及び加算回路42を含んで構成されている。
1次電圧発生回路41−1〜n次電圧発生回路41−nは、それぞれ、温度センサー50からの出力信号が入力され、レジスター74に保持された1次補償データ〜n次補償データに応じて、周波数温度特性の1次成分からn次成分を補償するための1次補償電圧〜n次補償電圧を発生させる。
加算回路42は、1次電圧発生回路41−1〜n次電圧発生回路41−nがそれぞれ発
生させる1次補償電圧〜n次補償電圧を加算して出力する。この加算回路42の出力電圧が温度補償回路40の出力電圧(温度補償電圧)となる。
出力回路20は、発振回路10が出力する発振信号が入力され、外部出力用の発振信号を生成し、OUT端子を介して外部に出力する。例えば、レジスター74に保持された制御データによって、出力回路20における発振信号の分周比や出力レベルが制御されてもよい。
このように構成された発振器1は、所望の温度範囲において、温度によらず、外部端子VC1の電圧に応じた一定の周波数の発振信号を出力する電圧制御型の温度補償型発振器(振動素子3が水晶振動素子であればVC−TCXO(Voltage Controlled Temperature
Compensated Crystal Oscillator))として機能する。
[発振器の製造方法]
図4は、本実施形態の発振器1の製造方法の手順の一例を示すフローチャート図である。図4の工程S10〜S70の一部を省略又は変更し、あるいは、他の工程を追加してもよい。また、可能な範囲で、各工程の順番を適宜変更してもよい。
図4の例では、まず、パッケージ4に集積回路(IC)2と振動素子3(振動素子3を収容したパッケージ8)を搭載する(S10)。工程S10により、集積回路(IC)2と振動素子3は、パッケージ4の内部又は凹部の表面に設けられた配線によって接続され、集積回路(IC)2に電源を供給すると集積回路(IC)2と振動素子3とが電気的に接続される状態になる。
次に、リッド5によりパッケージ4を封止し、熱処理を行ってリッド5をパッケージ4に接着させる(S20)。この工程S20により、発振器1の組み立てが完了する。
次に、発振器1の基準周波数(基準温度T0(例えば、25℃)での周波数)を調整する(S30)。この工程S30では、基準温度T0で発振器1を発振させて周波数を測定し、周波数偏差が0に近づくように周波数調整データを決定する。
次に、発振器1のVC感度を調整する(S40)。この工程S40では、基準温度T0において、外部端子VC1に所定の電圧(例えば、0VやVDD)を印加した状態で発振器1を発振させて周波数を測定し、所望のVC感度が得られるように、AFC回路32の調整データを決定する。
次に、発振器1の温度補償調整を行う(S50)。この温度補償調整工程S50の詳細は後述する。
次に、記憶部70の不揮発性メモリー72に、工程S30、S40及びS50で得られた各データを記憶させる(S60)。
最後に、発振器1の周波数温度特性を測定し、良否を判定する(S70)。この工程S70では、温度を徐々に変化させながら発振器1の周波数を測定し、所望の温度範囲(例えば、−40℃以上85℃以下)において周波数偏差が所定範囲内にあるか否かを評価し、周波数偏差が所定範囲内にあれば良品、所定範囲内になければ不良品と判定する。
[発振器の周波数温度特性]
一般的には、温度補償調整工程では、所望の温度範囲(例えば、−40℃以上85℃以下)において、複数の温度で発振器1の周波数を測定し、測定結果を用いて、発振器の周
波数温度特性を、温度(温度センサーの出力電圧)を変数とするn次の式で近似し、基準温度T0における周波数偏差を0とし、かつ、所望の温度範囲での周波数偏差の幅を小さくするような温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)を生成する。
図5は、一般的な温度補償調整工程により得られた温度補償データを用いて温度補償する従来の温度補償型発振器の4つのサンプルについて、周波数偏差の傾き(周波数偏差の温度に対する傾きであり、周波数偏差を温度で微分(差分)したもの)の一例を示す図である。図5において、横軸は温度(単位:℃)であり、縦軸は周波数偏差(単位:ppm)である。図5に示すように、いずれのサンプルでも、周波数偏差の傾き(絶対値)は、温度補償範囲内(−40℃以上85℃以下)と温度補償範囲外との境界の温度(温度補償範囲の端の温度)である−40℃で最大になっており、±0.025ppm/℃(=±25ppb/℃)を越えている。すなわち、基準温度T0(例えば、25℃)における周波数偏差を0にすることで、基準温度T0との差が最も大きい温度補償範囲の端の温度付近では、温度変化に対する発振器の周波数変化量が最も大きくなってしまう。
従って、温度補償範囲において発振器の周波数偏差が所定の範囲内であっても、温度補償範囲の端の温度では温度変化に対する周波数変動が大きく、周波数安定度の評価指標として用いられる、ADEV(Allan Deviation)、TDEV(Time Deviation)、MTIE(Maximum Time Interval Error)などの特性が悪い。
そこで、本実施形態では、図4の温度補償調整工程S50において、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きを小さくするような温度補償データを生成する。図6は、本実施形態における温度補償調整工程(図4のS50)の手順の一例を示すフローチャート図である。なお、図6のフローチャートの開始時において、レジスター74には、図4の工程S30及びS40で得られた各データが記憶されているものとする。
図6の例では、まず、所望の温度範囲(例えば、−40℃以上85℃以下の温度範囲)に含まれる複数の温度で発振器1の周波数を測定し(S51)、工程S51で測定した周波数に基づいて、第1温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)を生成する(S52)。工程S51では、温度補償されていない発振器1の周波数温度特性を取得する。工程S52では、例えば、温度補償データの算出プログラムが、工程S51で測定した発振器1の周波数温度特性を、温度(温度センサー50の出力電圧)を変数とするn次の式で近似し、基準温度T0における周波数偏差を0とし、かつ、所望の温度範囲での周波数偏差の幅を小さくするような第1温度補償データを生成する。この工程S51及びS52(第1温度補償調整工程)は、上述した一般的な温度補償調整工程と同様である。
次に、発振器1の周波数を複数の温度で測定することにより得られた第1温度補償データを不揮発性メモリー72に記憶させることなく、当該第1温度補償データに基づいて温度補償回路40により温度補償された発振器1の周波数を複数の温度で測定し(S53)、工程S53で測定した周波数に基づいて第2温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)を生成する(S54)。工程S53では、工程S52で生成された第1温度補償データに基づいて温度補償された発振器1の周波数を工程S51よりも、例えば多くの温度で測定し、発振器1の周波数温度特性を取得する。工程S54では、例えば、温度補償データの算出プログラムが、工程S53で測定した発振器1の周波数温度特性を、温度(温度センサー50の出力電圧)を変数とするn次の式で近似し、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きを小さくするような第2温度補償データを生成する。例えば、工程S54において、温度補償データの算出プログラムが、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差を0に近づけ(その結果、周波数偏差の傾きが小さくなり)、かつ、所望の温度範囲での周波数偏差の幅が所定の範囲内となるような第2温度補償データを生成
してもよい。この工程S53及びS54(第2温度補償調整工程)において、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下となるように、第2温度補償データを生成してもよい。
そして、工程S54で得られた第2温度補償データは、上述した温度補償データ(1次補償データ、・・・、n次補償データ)として、図6の工程S60により不揮発性メモリー72に記憶される。
そして、必要に応じて不揮発性メモリー72に記憶されたデータによって、温度補償回路40を機能させて発振器1の周波数温度特性を確認する。
図7は、本実施形態の発振器1の周波数偏差の傾き(周波数偏差を温度で微分(差分)したもの)の一例を示す図である。図7において、横軸は温度(単位:℃)であり、縦軸は周波数偏差(単位:ppm)である。図7では、図6の工程S51及びS52(第1温度補償調整工程)で得られた第1温度補償データに基づいて温度補償した場合と図6の工程S53及びS54(第2温度補償調整工程)で得られた第2温度補償データに基づいて温度補償した場合の各々について、周波数偏差の傾きのグラフが示されている。
図7に示すように、温度補償範囲(−40℃以上85℃以下)の端の温度である−40℃において、第1温度補償データに基づいて温度補償した場合の周波数偏差の傾きは+0.03ppm/℃(=+30ppb/℃)を越えているが、第2温度補償データに基づいて温度補償した場合の周波数偏差の傾きは+0.02ppm/℃(=+20ppb/℃)以下に改善されている。従って、第2温度補償データに基づいて温度補償する本実施形態の発振器1は、第1温度補償データに基づいて温度補償する一般的な発振器と比較して、温度補償範囲(−40℃以上85℃以下)の端の温度である−40℃での周波数安定度が向上していると言える。
また、図7の例では、第2温度補償データに基づいて温度補償した場合は、第1温度補償データに基づいて温度補償した場合と比較して、基準温度(25℃)付近での周波数偏差の傾きは大きくなっているが、温度補償範囲(−40℃以上85℃以下)における周波数偏差の傾きの範囲は、−0.025ppm/℃(=−25ppb/℃)以上+0.025ppm/℃(=+25ppb/℃)以下にまで小さくなっている。すなわち、温度補償範囲において、第2温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値(0.025ppm/℃以下の値である)は、1温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値(0.03ppm/℃以上の値である)よりも小さい。従って、第2温度補償データを用いて温度補償する本実施形態の発振器1は、第1温度補償データを用いて温度補償する一般的な発振器と比較して、温度補償範囲(−40℃以上85℃以下)の各温度での周波数安定度が良好であると言える。
なお、この工程S53及びS54(第2温度補償調整工程)において、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下となるように、第2温度補償データを生成してもよい。図7の例では、第2温度補償データを用いて温度補償した場合の−40℃での周波数偏差の傾きは+0.01ppm/℃(=+10ppb/℃)よりも少し大きい程度であるから、例えば、温度補償範囲(−40℃以上85℃以下)における周波数偏差の傾きの範囲を少し大きくすれば、+0.01ppm/℃(=+10ppb/℃)以下にすることも可能である。
[効果]
以上に説明したように、本実施形態では、第2温度補償調整工程(図6のS53及びS54)において、第1温度補償調整工程(図6のS51及びS52)で得られた第1周波数データに基づいて温度補償された発振器1の周波数を複数の温度で測定し、測定した周
波数に基づいて第2温度補償データを生成する。従って、第1温度補償データに基づいて温度補償された発振器1の周波数が温度補償範囲の端の温度で急峻に変化している場合でも、第1温度補償データに基づいて温度補償された発振器1の周波数を加味して、温度補償範囲の端の温度での周波数変化がより緩やかになるような第2温度補償データを生成することができる。特に、第2温度補償調整工程において、温度補償回路40による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下となるように第2温度補償データを生成することにより、複数回書き換えすることができるメモリーを用いずに、不揮発性メモリー72などの所謂1回だけデータの書き換えが可能なメモリー(ワンタイムプログラマブルメモリー)を用いたものであっても、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが従来よりも小さく(−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下)、従来よりも周波数安定性(ADEV、TDEV、MTIEなどの特性)を向上させた温度補償型の発振器1を提供することができる。
また、第2温度補償調整工程において、温度補償回路40による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下となるように第2温度補償データを生成することにより、温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きがさらに小さく(−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下)、周波数安定性をさらに向上させた温度補償型の発振器1を提供することができる。
また、温度補償回路40による温度補償範囲において、第2温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値を、第1温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値よりも小さくすることにより、温度補償範囲の各温度での周波数安定度が良好な温度補償型の発振器1を提供することができる。
なお、図4の温度補償調整工程S50において、発振器1の周波数温度特性(振動素子3の周波数温度特性と集積回路(IC)2の温度特性を含む)をより正確に近似することが望ましい。ここで、発振器1の周波数温度特性において振動素子3の周波数温度特性が支配的であるため、振動素子3の周波数温度特性をより正確に近似すること、言い換えれば、振動素子3の周波数温度特性の近似式に対する周波数偏差が小さいことが望ましい。
例えば、振動素子3がATカット振動素子であれば、図8に示すように、その周波数温度特性(図8の実線)は3次曲線を呈する(主要な次数が3である)ので、振動素子3の周波数温度特性の3次以上の近似式(図8の破線)に対する振動素子3の周波数偏差dF/Fができるだけ小さいことが望ましい。このようにすれば、温度補償調整工程S50において、集積回路(IC)2の温度特性のばらつきを考慮しても、温度補償範囲(例えば、−40℃以上+85℃以下)で周波数偏差が小さい発振器1を実現するための第2温度補償データを生成しやすくなる。その結果、図4の工程S70において、周波数偏差が所定範囲内か否かを評価すると良品となる確率が高くなるので、歩留りを向上させることができる。
振動素子3の周波数温度特性は、励振電極3a、3bの位置や形状、振動素子3の形状や寸法などのパラメーターによって変化するため、振動素子3の設計段階において、例えば、量産時における特性ばらつきの上限や下限でも周波数温度特性にディップが生じないようにパラメーター値を決定することで、周波数偏差dF/Fが小さい振動素子3を実現可能である。
さらに、温度補償調整工程S50において、生成される第2温度補償データに、集積回路(IC)2の温度特性をより反映させるために、発振器1の周波数温度特性をより高次の式で近似することも有効である。例えば、振動素子3がATカット振動素子であれば、発振器1の周波数温度特性を5次以上の式で近似するのが望ましい。このようにすれば、
温度補償調整工程において、集積回路(IC)2の温度特性も加味して、温度補償範囲における周波数偏差が小さい発振器1を実現するための第2温度補償データを生成しやすくなる。その結果、歩留りをさらに向上させることができる。
なお、上述した本実施形態の発振器1は、温度補償機能と電圧制御機能(周波数制御機能)を有する発振器(VC−TCXO等)であるが、電圧制御機能(周波数制御機能)を有さない温度補償型発振器(TCXO等)であってもよい。
2.電子機器
図9は、本実施形態の電子機器の構成の一例を示す機能ブロック図である。また、図10は、本実施形態の電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。
本実施形態の電子機器300は、発振器310、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図9の構成要素(各部)の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
発振器310は、集積回路(IC)312と振動素子313とを備えている。集積回路(IC)312は、振動素子313を発振させて発振信号を発生させる。この発振信号は発振器310の外部端子からCPU320に出力される。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、発振器310から入力される発振信号をクロック信号として各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部装置とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部370には操作部330として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。
発振器310として例えば上述した本実施形態の発振器1を適用することにより、信頼性の高い電子機器を実現することができる。
このような電子機器300としては種々の電子機器が考えられ、例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナ
ルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、スマートフォンや携帯電話機などの移動体端末、ディジタルカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、リアルタイムクロック装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
本実施形態の電子機器300の一例として、上述した発振器310を基準信号源、あるいは電圧可変型発振器(VCO)等として用いて、例えば、端末と有線または無線で通信を行う端末基地局用装置等として機能する伝送装置が挙げられる。発振器310として、例えば上述した本実施形態の発振器1を適用することにより、例えば通信基地局などに利用可能な、周波数精度の高い、高性能、高信頼性を所望される電子機器300を従来よりも低コストで実現することも可能である。
また、本実施形態の電子機器300の他の一例として、通信部360が外部クロック信号を受信し、CPU320(処理部)が、当該外部クロック信号と発振器310の出力信号(内部クロック信号)とに基づいて、発振器310の周波数を制御する周波数制御部と、を含む、通信装置であってもよい。この通信装置は、例えば、ストレータム3などの基幹系ネットワーク機器やフェムトセルに使用される通信機器であってもよい。
ネットワーク機器は、時刻同期網を張り巡らせているので正確な時刻を得ている。時刻同期網の末端に位置するネットワーク機器ほど同期切れや時刻ゆらぎ(時刻ずれ)が生じやすい。本実施形態の発振器310は、0.1ppm以下の極めて高精度な周波数温度特性を実現可能であるため、この時刻ゆらぎを補正し、同期切れの時に代わりのクロック源として好適である。例えば、ストレータム3規格に対応した発振器310を備えることにより、同期イーサーネットの通信方法などを規定するSyncE(Synchronous Ethernet)規格に定められているジッター、ワンダー及びホールドオーバー等の条件を満たすことが可能なネットワーク機器を実現することができる。
また、フェムトセルとは、携帯電話基地局(セル)のうち、オフィスや家庭内に設置することが想定された極めて小規模な基地局のことであり、フェムトセルがカバーする電波出力範囲は半径数十メートル程度である。フェムトセルは、ブロードバンド回線を通じて携帯電話網に接続する。ビルに囲まれたオフィス空間のような、従来の仕組みでは十分な電波状況が確保できなかった場所でも、フェムトセルを設置することによって通話を確保することができる。また、固定通信回線を利用して解体電話を固定電話と融合するサービスであるFMC(Fixed Mobile Convergence)の導入が可能になるという観点からもフェムトセルは注目を集めている。
3.移動体
図11は、本実施形態の移動体の一例を示す図(上面図)である。図11に示す移動体400は、発振器410、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420,430,440、バッテリー450、バックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態の移動体は、図11の構成要素(各部)の一部を省略し、あるいは、他の構成要素を付加した構成
としてもよい。
発振器410は、不図示の集積回路(IC)と振動素子とを備えており、集積回路(IC)は振動素子を発振させて発振信号を発生させる。この発振信号は発振器410の外部端子からコントローラー420,430,440に出力され、例えばクロック信号として用いられる。
バッテリー450は、発振器410及びコントローラー420,430,440に電力を供給する。バックアップ用バッテリー460は、バッテリー450の出力電圧が閾値よりも低下した時、発振器410及びコントローラー420,430,440に電力を供給する。
発振器410として例えば上述した本実施形態の発振器1を適用することにより、信頼性の高い移動体を実現することができる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 発振器、2 集積回路(IC)、3 振動素子、3a,3b 励振電極、4 パッケージ、5 リッド、6 外部端子(外部電極)、7 ボンディングワイヤー、8 パッケージ、8a ベース、8b リッド、9 接着部材、10 発振回路、11 電極パッド、12 接続部材、20 出力回路、30 周波数調整回路、32 AFC回路、40 温度補償回路、41−1 1次電圧発生回路、41−n n次電圧発生回路、42 加算回路、50 温度センサー、60 レギュレーター回路、70 記憶部、72 不揮発性メモリー、74 レジスター、80 シリアルインターフェース(I/F)回路、300
電子機器、310 発振器、312 集積回路(IC)、313 振動素子、320 CPU、330 操作部、340 ROM、350 RAM、360 通信部、370 表示部、400 移動体、410 発振器、420,430,440 コントローラー、450 バッテリー、460 バックアップ用バッテリー

Claims (8)

  1. 振動素子と、発振回路と、温度補償回路とを含む発振器の製造方法であって、
    複数の温度で周波数を測定し、測定した周波数に基づいて第1温度補償データを生成する第1温度補償調整工程と、
    前記第1温度補償調整工程の後に、前記温度補償回路により前記第1温度補償データに基づいて温度補償された周波数を複数の温度で測定し、測定した周波数に基づいて第2温度補償データを生成する第2温度補償調整工程と、を含む、発振器の製造方法。
  2. 前記第2温度補償調整工程において、
    前記温度補償回路による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下となるように、前記第2温度補償データを生成する、請求項1に記載の発振器の製造方法。
  3. 前記第2温度補償調整工程において、
    前記端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下となるように、前記第2温度補償データを生成する、請求項2に記載の発振器の製造方法。
  4. 前記温度補償回路による温度補償範囲において、前記第2温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値が、前記第1温度補償データに基づいて温度補償された場合の周波数偏差の傾きの最大値よりも小さい、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発振器の製造方法。
  5. 振動素子と、
    発振回路と、
    温度補償回路と、を含み、
    前記温度補償回路による温度補償範囲の端の温度での周波数偏差の傾きが−20ppb/℃以上+20ppb/℃以下である、発振器。
  6. 前記端の温度での周波数偏差の傾きが−10ppb/℃以上+10ppb/℃以下である、請求項5に記載の発振器。
  7. 請求項5又は6に記載の発振器を備えている、電子機器。
  8. 請求項5又は6に記載の発振器を備えている、移動体。
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