JP2016186980A - 電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体 - Google Patents

電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品を覆う蓋部材内に浸水してきた液体を所定の位置に効率よく誘導することができる電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体を提供する。【解決手段】電子機器の蓋部材120Pは、蓋部材120Pにおける電子部品との対向面121Pから突出し、第一の辺に対応する部分に形成され、対向面121Pの面方向に沿って、電子部品に対応する所定領域121Fと反対側へ膨らんで形成された集水部150Qを備え、対向面121Pは、対向面121Pを上方に向けた状態で、第一の辺の中央X0側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜するとともに、第二の辺側及び第四の辺側において、第一の辺側の方が、第三の辺側よりも下方に位置することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体に関する。
一般に、ノートブック型コンピュータ等の電子機器では、内蔵された電子部品が液体に触れないように、電子部品の周りにパッキンが配置された防水構造が採用されている(下記特許文献1参照)。
また、キーボード内に浸水してきた液体を外部に排出する構成も知られている。例えば、キーボードの上にこぼれた液体は、キーボード・アセンブリに入り、切欠き部を経由してキーボードベースの縁部に設けられたスリット開口に排水される(下記特許文献2参照)。
特開2006−99551号公報 特開2009−169569号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようにパッキンを設けた構成であっても、パッキン間の隙間等から電子部品側に液体が浸水してきてしまう可能性がある。特許文献2に記載の電子機器では、キーボードが設けられる取付部に入ってきた液体を排水するものであって、電子部品側等液体の浸水が防止された部分に、液体が誤って入ってきてしまった場合には、入ってきた液体を排水することはできないという問題点がある。また、液体が電子部品側に長く留まると、電子部品に影響を及ぼすため効率良く排水することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電子部品を覆う蓋部材内に浸水してきた液体を所定の位置に効率よく誘導することができる電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る電子機器の蓋部材は、電子部品の一方の面側に配置される蓋体とともに、前記電子部品の前記一方の面と反対側の他方の面を覆い、第一の辺、該第一の辺と交差する第二の辺、前記第一の辺と対向するとともに前記第二の辺と交差する第三の辺及び前記第一の辺及び前記第三の辺と交差するとともに前記第二の辺と対向する第四の辺で矩形状に形成された電子機器の蓋部材であって、該蓋部材における前記電子部品との対向面から突出し、前記第一の辺に対応する部分に形成され、前記対向面の面方向に沿って、前記電子部品の領域に対応する所定領域と反対側へ膨らんで形成された集水部を備え、前記対向面は、該対向面を上方に向けた状態で、前記第一の辺の中央側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜するとともに、前記第二の辺側及び前記第四の辺側において、前記第一の辺側の方が、前記第三の辺側よりも下方に位置することを特徴としている。
また、本発明に係る電子機器の筐体は、上記に記載の蓋部材と、前記蓋部材と一体化され、前記電子部品の前記一方の面を覆う蓋体と、を備え、前記蓋体は、該蓋体における前記電子部品と対向する所定領域を囲み、前記蓋体の表面から突出するリブを有することを特徴としている。
本発明に係る電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体によれば、電子部品を覆う蓋部材内に浸水してきた液体を所定の位置に効率よく誘導することができる。
本発明の電子機器の蓋部材の最小構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を下方に向けている状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を開いた状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を上方に向けている状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器を表示部側の蓋体(窓枠側カバー部材)の内面側から見た図である。 図5をA−A断面で切断した斜視図である。 図6のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の蓋部材(背面側カバー部材)を内面側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の蓋部材の内面において、高低差を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の蓋部材の斜視図である。 図2の表示部におけるC−C断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係る電子機器の集水部の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による電子機器の蓋部材を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の電子機器の蓋部材の最小構成を示す概略構成図である。図1では、蓋部材を水平面に沿って配置した状態において、高い位置程黒く示し、低い位置程白く示している。
図1に示すように、電子機器の蓋部材120Pは、電子部品(不図示。以下同じ。)の一方の面に配置される蓋体(不図示。以下同じ。)とともに、電子部品の一方の面と反対側の他方の面を覆う。蓋部材120Pは、少なくとも集水部150Qを備えていればよい。
蓋部材120Pは、第一の辺121S、第一の辺121Sと交差する第二の辺121T、第一の辺121Sと対向するとともに第二の辺121Tと交差する第三の辺121U及び第一の辺121S及び第三の辺121Uと交差するとともに第二の辺121Tと対向する第四の辺121Vで矩形状に形成されている。
集水部150Qは、蓋部材120Pにおける電子部品との対向面121Pから突出して形成されている。集水部150Qは、第一の辺121Sに対応する部分に形成されている。集水部150Qは、対向面121Pの面方向に沿って、電子部品の領域に対応する所定領域121Fと反対側へ膨らんで形成されている。なお、図1において、集水部150Qは第一の辺121Sの中央X0側に配置されているが、本発明はこれに限られるものではない。
対向面121Pは、対向面121Pを上方に向けた状態で、第一の辺121Sの中央X0側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜するとともに、第二の辺121T側及び第四の辺121V側において、第一の辺121S側の方が、第三の辺121U側よりも下方に位置している。
このように構成された電子機器の蓋部材120Pでは、対向面121Pを上方に向けるようにして電子機器を配置した状態において、対向面121Pは、第一の辺121Sの中央X0側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜している。よって、万が一液体が所定領域121F内に入ってくると、この状態で、液体は、第一の辺121Sの中央X0側から離間する方向に誘導される。また、第二の辺121T側及び第四の辺121V側において、第一の辺121S側の方が、第三の辺121U側よりも下方に位置している。よって、液体は、第二の辺121T側及び第四の辺121V側では、第一の辺121S側に誘導される。このように、液体を所定領域121Fの縁部側に誘導し、電子部品から遠ざけることができる。例えば、集水部150Qが第一の辺121Sの端部側に配置されている場合には、誘導された液体を集水部150Qに集水することができる。
また、対向面121Pを下方に向けるようにして電子機器を配置した状態において、対向面121Pは、第一の辺121Sの中央X0側から離間するにしたがって次第に上方に向かって傾斜、つまり第一の辺121Sの中央X0側に近接するにしたがって次第に下方に向かって傾斜している。よって、液体は、第一の辺121Sの中央X0側に誘導され、液体を所定領域の縁部側に誘導し、電子部品から遠ざけることができる。例えば、集水部150Qが第一の辺121Sの中央X0側に配置されている場合には、誘導された液体を集水部150Qに集水することができる。また、第二の辺121T側及び第四の辺121V側において、第三の辺121U側の方が、第一の辺121S側よりも下方に位置している。よって、液体は、第二の辺121T側及び第四の辺121V側では、第三の辺121U側に誘導される。このように、液体を所定領域の縁部側に誘導し、電子部品から遠ざけることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る電子機器の一例として、ノート型パソコンを例に挙げて、主に図2〜図11を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図2は、本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を下方に向けている状態の斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を開いた状態の斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る電子機器の表示部を上方に向けている状態の斜視図である。
図2から図4に示すように、ノート型パソコン100は、キーボード(不図示)等が設けられたコンピュータ本体1と、液晶ディスプレイ等が設けられた表示部2と、を備えている。
コンピュータ本体1と表示部2とは、ヒンジ(不図示)等により連結されている。また、表示部2は、水平方向のうち表示部2の幅方向に沿って設けられた回動軸(不図示。以下同じ。)を中心として回動可能である。これにより、表示部2の表面2A(図3参照)がコンピュータ本体1に対向するように下方を向けている状態A(図2参照)から、表示部2が回動軸を中心に回動してコンピュータ本体1から離間し開いた状態B(図3参照)まで、状態移行が可能とされている。さらに、表示部2が、鉛直方向に沿って設けられた回動軸(不図示。以下同じ。)を中心として180°回動し、表示部2の背面2Z(図2参照)がコンピュータ本体1に対向し、表面2Aが上方を向いている状態C(図4参照)へと状態移行が可能とされている。
利用者がノート型パソコン100を使用する状態が、状態B、状態Cとされている。利用者が電子機器を使用しない状態が、状態Aとされている。
表示部2は、液晶ディスプレイ(LCD)モジュール(電子部品)Mと、表面2A側に設けられた窓枠側カバー部材(蓋体)20と、背面2Z側に設けられた背面側カバー部材(蓋部材)120と、を有している。
(窓枠側カバー部材)
図5は、ノート型パソコン100を窓枠側カバー部材20の内面側から見た図である。図6は、図5をA−A断面で切断した斜視図である。
図5、図6に示すように、窓枠側カバー部材20は、液晶ディスプレイモジュールMの外周に沿って配置される窓枠側カバー本体21と、窓枠側カバー本体21の内面(背面側カバー部材120(図3参照)と対向する対向面)21Iの縁部側から突出する第一側壁部23及び第二側壁部25と、を有している。
ここで、窓枠側カバー部材20の幅方向をX方向とし、図5に示す状態(状態A)において、紙面左側を−X側とし、紙面右側を+X側とする。また、窓枠側カバー部材20の縦方向をY方向とし、図5に示す状態において、紙面上側を+Y側とし、紙面下側を−Y側とする。
窓枠側カバー本体21は、辺21A,21B,21C,21Dにより、平面視(図2に示す状態Aにおいて上方から見て)において略矩形状に形成されるとともに、中央側に平面視略矩形状の開口部21K(図3参照。以下同じ。)が形成されている。この開口部21Kには、液晶ディスプレイモジュールM(図3参照。以下同じ。)が配置されている。
図6に示すように、窓枠側カバー本体21の内面21Iは、後述するリブ30により囲まれた部分において、窓枠側カバー部材20の幅方向外側から中央側に向かうにしたがって次第に外面(内面と反対側の面)21E側に向かうように傾斜している。
換言すると、図6に示すように、窓枠側カバー本体21の外面21Eを水平面に沿って載置した状態(状態A)において、窓枠側カバー本体21の内面21Iの+X側及び−X側が最も高く、窓枠側カバー部材20の内面21Iの幅方向中央側が最も低くなっている。
第一側壁部23は、窓枠側カバー本体21の縁部に沿って、四方枠状に配置されている。第二側壁部25は、平面視において、第一側壁部23よりも内側であって開口部21Kよりも外側に、四方枠状に配置されている。
さらに、窓枠側カバー部材20は、平面視において、窓枠側カバー本体21における第二側壁部25よりも内側であって開口部21Kよりも外側に設けられたリブ30を有している。リブ30は、窓枠側カバー本体21の内面21Iから突出するように形成されている。
図7は、図6のB−B断面図である。
図7に示すように、リブ30は、窓枠側カバー本体21の内面21Iにおける第一側壁部23側から突出する外壁部31と、窓枠側カバー本体21の内面21Iにおける液晶ディスプレイモジュールM側から突出する内壁部(突出壁部)32と、外壁部31の端部と内壁部32の端部とを連結する上壁部33と、を有している。外壁部31、内壁部32及び上壁部33は、一体に形成されている。
内壁部32は、上壁部33側から窓枠側カバー本体21の内面21I側に向かうにしたがって次第に平面視(状態Aにおいて上方から見て)中央側に向かうように傾斜している。
窓枠側カバー本体21の内面21Iにおいて、内壁部32の下部には、リブ30に沿って延びる溝部35が形成されている。溝部35は、リブ30を挟んで第二側壁部25と反対側に形成されている。
図5に示すように、リブ30は、開口部21Kの−X側でY方向に沿って延びる第一リブ41、開口部21Kの+Y側でX方向に沿って延びる第二リブ42、開口部21Kの+X側でY方向に沿って延びる第三リブ43及び開口部21Kの−Y側でX方向に沿って延びる第四リブ44で構成されている。換言すると、第一リブ41は窓枠側カバー本体21の辺21Aに対応する部分に設けられ、第二リブ42は窓枠側カバー本体21の辺21Bに対応する部分に設けられ、第三リブ43は窓枠側カバー本体21の辺21Cに対応する部分に設けられ、第四リブ44は窓枠側カバー本体21の辺21Dに対応する部分に設けられている。
これら第一リブ41、第二リブ42、第三リブ43及び第四リブ44は、液晶ディスプレイモジュールMに対応する領域S1を連続して囲んでいる。なお、第一リブ41、第二リブ42、第三リブ43及び第四リブ44は、所定領域S1を連続して囲んでいることが好ましいが、不連続であってもよい。例えば、第一リブ41等の一辺のリブの途中部分が途切れていたり、または第四リブ44等一辺のリブだけがあり、第一リブ41、第二リブ42及び第三リブ43等の三辺のリブが無くてもよい。
第一リブ41及び第三リブ43は、+Y側から−Y側に向かうにしたがって次第に窓枠側カバー部材20の幅方向中央側に向かうように、Y方向に対して傾斜している。
第二リブ42は、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側から−X側及び+X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
第四リブ44は、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側から−X側、+X側にそれぞれ延びる中央リブ部44A,44Bと、中央リブ部44Aから−X側に延びる端リブ部44Cと、中央リブ部44Bから+X側に延びる端リブ部44Dと、を有している。
中央リブ部44Aは、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側から−X側に向かうにしたがって次第に+Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。中央リブ部44Bは、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側から+X側に向かうにしたがって次第に+Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
中央リブ部44Aの+X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部51が設けられている。中央リブ部44Bの−X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部52が設けられている。これら屈曲壁部51,52同士は、連結壁部53により連結されている。
これら屈曲壁部51,52及び連結壁部53により、中央集水部50Zが形成されている。換言すると、中央集水部50Zは、第四リブ44から窓枠側カバー本体21の内面21Iの面方向に沿って、領域S1と反対側へ膨らんでいる。ここで、窓枠側カバー本体21の内面21Iの面方向とは、内面21Iに沿った方向であり、本実施形態ではXY平面に沿った方向に相当する。
端リブ部44Cは、中央リブ部44A側から−X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
中央リブ部44Aと端リブ部44Cとの境界部分では、窓枠側カバー本体21の内面21Iからの突出端から内面21Iに向かって切り欠かれた切欠き部44Fが形成されている。換言すると、切欠き部44Fは、第四リブ44を窓枠側カバー本体21の内面21Iの面方向に沿って貫通するように形成されている。切欠き部44Fには、液晶ディスプレイモジュールMのコネクタ等の接続部M1が配置されている。
端リブ部44Cの+X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部61Aが設けられている。中央リブ部44Aの−X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部62Aが設けられている。これら屈曲壁部61A,62A同士は、連結壁部63Aにより連結されている。
これら屈曲壁部61A,62A及び連結壁部63Aにより、接続部M1を収容する接続収容部60Aが形成されている。接続収容部60Aは、切欠き部44Fに連通している。
端リブ部44Dは、中央リブ部44B側から+X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
第四リブ44の+X側においても同様に、中央リブ部44Bと端リブ部44Dとの境界部分では、窓枠側カバー本体21の内面21Iからの突出端から内面21Iに向かって切り欠かれた切欠き部44Gが形成されている。切欠き部44Gには、接続部M1が配置されている。
また、屈曲壁部61B,62B及び連結壁部63Bにより、接続収容部60Bが形成されている。接続収容部60Bは、切欠き部44Gに連通している。
端リブ部44Cの−X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部56Aが設けられている。第一リブ41の−Y側の端部と、屈曲壁部56Aの−Y側の端部とは連結壁部57Aにより連結されている。これら第一リブ41の−Y側の端部、屈曲壁部56A及び連結壁部57Aにより、端集水部50Aが形成されている。端集水部50Aは、第四リブ44から窓枠側カバー本体21の内面21Iの面方向に沿って、領域S1と反対側へ膨らんでいる。
端リブ部44Dの+X側の端部側にも同様に、第三リブ43の−Y側の端部、屈曲壁部56B及び連結壁部57Bにより、端集水部50Bが形成されている。
(背面側カバー部材)
図8は、ノート型パソコン100の背面側カバー部材120を内面側から見た図である。図9は、ノート型パソコン100の背面側カバー部材120の内面において、高低差を示す図である。図10は、ノート型パソコン100の背面側カバー部材120の斜視図である。
図8、図9、図10に示すように、背面側カバー部材120は、液晶ディスプレイモジュールMの背面を覆う背面側カバー本体121と、背面側カバー本体121の内面(窓枠側カバー部材20(図3参照)及び液晶ディスプレイモジュールMと対向する対向面)121Iの縁部側から突出する第一側壁部123及び第二側壁部125と、を有している。
背面側カバー本体121は、辺121A(第四の辺)、辺121Aと交差する辺121B(第三の辺)、辺121Aと対向するとともに辺121Bと交差する121C(第二の辺)及び121A及び121Cと交差するとともに121Bと対向する辺121D(第一の辺)で平面視(状態Cにおいて上方から見て)略矩形状に形成されている。背面側カバー本体121の内面121Iには、溝121Mが形成されている。
図9では、背面側カバー部材120を水平面に沿って配置した状態において、高い位置程黒く示し、低い位置程白く示している。
図9、図10に示すように、背面側カバー本体121の内面は、後述するリブ130により囲まれて部分において、次のように形成されている。背面側カバー部材120の幅方向中央側から外側に向かうにしたがって次第に外面(内面と反対側の面)121E側に向かうように傾斜している。また、背面側カバー部材120の幅方向中央側では、−Y側から+Y側に向かうにしたがって次第に外面121E側に向かうように傾斜している。一方、背面側カバー部材120の幅方向外側では、+Y側から−Y側に向かうにしたがって次第に外面121E側に向かうように傾斜している。
換言すると、背面側カバー本体121の外面121Eを水平面に沿って載置した状態(状態C)において、背面側カバー部材120の幅方向中央側且つ−Y側が最も高く、背面側カバー本体121の幅方向外側且つ−Y側が最も低くなっている。また、背面側カバー本体121の内面121Iにおける辺121D側では、辺121Dの−X,+X側の端部の方が、辺121DのX方向中央側よりも下方に位置している。また、内面121Iにおける辺121A側及び辺121C側では、辺121D側(−Y側)の方が、辺121B側(+Y側)よりも下方に位置している。
また、状態Cにおいて、内面121Iは、辺121DのX方向中央側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜している。換言すると、背面側カバー本体121の内面121Iを下方に向けた状態(状態A)において、内面121Iは、辺121DのX方向中央側(−Y側且つX方向中央側)に近接するにしたがって次第に下方に向かうように傾斜している。
図8に示すように、第一側壁部123は、背面側カバー本体121の縁部に沿って、四方枠状に配置されている。第二側壁部125は、平面視において、第一側壁部123よりも内側に、四方枠状に配置されている。
さらに、背面側カバー部材120は、平面視において、背面側カバー本体121における第二側壁部125よりも内側に設けられたリブ130を有している。リブ130は、背面側カバー本体121の内面121Iから突出するように形成されている。
背面側カバー部材120に設けられたリブ130は、窓枠側カバー部材20に設けられたリブ30と同様の構成とされている。つまり、図7に示すように、リブ130は、外壁部31と、内壁部32と、上壁部33と、を有している。外壁部31、内壁部32及び上壁部33は、一体に形成されている。内壁部32は、上壁部33側から背面側カバー本体121の内面121I側に向かうにしたがって次第に平面視(状態Cにおいて上方から見て)中央側に向かうように傾斜している。また、内壁部32の下部には、溝部35が形成されている。
リブ130は、背面側カバー本体121の辺121Aに対応する部分に設けられた第一リブ141と、背面側カバー本体121の辺121Bに対応する部分に設けられた第二リブ142と、背面側カバー本体121の辺121Cに対応する部分に設けられた第三リブ143と、背面側カバー本体121の辺121Dに対応する部分に設けられた第四リブ144と、を有している。これら第一リブ141、第二リブ142、第三リブ143及び第四リブ144は、液晶ディスプレイモジュールMに対応する領域(所定領域)S2を連続して囲んでいる。なお、第一リブ141、第二リブ142、第三リブ143及び第四リブ144は、所定領域S2を連続して囲んでいることが好ましいが、不連続であってもよい。例えば、第一リブ141等の一辺のリブの途中部分が途切れていたり、または第四リブ144等一辺のリブだけがあり、第一リブ141、第二リブ142及び第三リブ143等の三辺のリブが無くてもよい。
第一リブ141及び第三リブ143は、+Y側から−Y側に向かうにしたがって次第に背面側カバー部材120の幅方向中央側に向かうように、Y方向に対して傾斜している。
第二リブ142は、背面側カバー部材120の幅方向中央側から−X側及び+X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
第四リブ144は、背面側カバー部材120の幅方向中央側から−X側、+X側にそれぞれ延びる中央リブ部144A,144Bと、中央リブ部144Aから−X側に延びる端リブ部144Cと、中央リブ部144Bから+X側に延びる端リブ部144Dと、を有している。
中央リブ部144Aは、背面側カバー部材120の幅方向中央側から−X側に向かうにしたがって次第に+Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。中央リブ部144Bは、背面側カバー部材120の幅方向中央側から+X側に向かうにしたがって次第に+Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
中央リブ部144Aの+X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部151が設けられている。中央リブ部144Bの−X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部152が設けられている。これら屈曲壁部151,152同士は、連結壁部153により連結されている。
これら屈曲壁部151,152及び連結壁部153により、中央集水部150Zが形成されている。換言すると、中央集水部150Zは、背面側カバー本体121の辺121DのX方向中央部に設けられ、第四リブ144から背面側カバー本体121の内面121Iの面方向に沿って、領域S2と反対側へ膨らんでいる。ここで、背面側カバー本体121の内面121Iの面方向とは、内面121Iに沿った方向であり、本実施形態ではXY平面に沿った方向に相当する。
端リブ部144Cは、中央リブ部144A側から−X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。端リブ部144Dは、中央リブ部144B側から+X側に向かうにしたがって次第に−Y側に向かうように、X方向に対して傾斜している。
端リブ部144Cの−X側の端部には、−Y側に向かって屈曲された屈曲壁部156Aが設けられている。第一リブ141の−Y側の端部と、屈曲壁部156Aの−Y側の端部とは連結壁部157Aにより連結されている。これら第一リブ141の−Y側の端部、屈曲壁部156A及び連結壁部157Aにより、端集水部150Aが形成されている。端集水部150Aは、背面側カバー本体121の辺121Dの−X側の端部に設けられ、第四リブ144から内面121Iの面方向に沿って、領域S2と反対側へ膨らんでいる。
端リブ部144Dの+X側の端部側にも同様に、第三リブ143の−Y側の端部、屈曲壁部156B及び連結壁部157Bにより、端集水部150Bが形成されている。端集水部150Bは、背面側カバー本体121の辺121Dの+X側の端部に設けられている。
図11は、図2の表示部2におけるC−C断面図である。なお、図11において、液晶ディスプレイモジュールMの図示は省略している。
図5、図8、図11に示すように、これら窓枠側カバー部材20と背面側カバー部材120とが組み付けられた状態において、窓枠側カバー部材20の第一側壁部23と背面側カバー部材120の第一側壁部123とは、窓枠側カバー部材20の第二側壁部25と背面側カバー部材120の第二側壁部125とは、窓枠側カバー部材20のリブ30と背面側カバー部材120のリブ130とは、それぞれ対応する位置に配置されている。また、第二側壁部25と第二側壁部125との間には、パッキン等の防水材Pが設けられている。これにより、第二側壁部25と第二側壁部125よりも内側(リブ30,130側)には、液体が入りにくい防水構成とされている。
次に、上記のように構成されたノート型パソコン100において、万が一領域S1,S2に液体が入りこんでしまった場合について、状態A,B,Cのぞれぞれの排水構成について説明する。
図2に示す状態Aでは、窓枠側カバー部材20は表示部2の表面2Aを下方に向けて配置されている。窓枠側カバー部材20側では、液体は窓枠側カバー本体21の内面21Iに沿って移動する。窓枠側カバー本体21の内面21Iでは、窓枠側カバー部材20の幅方向外側(+X側及び−X側)が最も高く、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側が最も低くなっているため、液体は幅方向中央側に誘導される。そして、液体は、窓枠側カバー部材20の−Y側において、中央集水部50Zに集水される。
一方、背面側カバー部材120は背面側カバー本体121の内面121Iを下方に向けて配置されている。背面側カバー部材120側では、液体は背面側カバー本体121の内面121Iに沿って移動する。図11に示すように、内面121Iを下方に向けた状態において、背面側カバー本体121の内面121Iでは、+X側、−X側且つ−Y側が最も高く、背面側カバー部材120の幅方向中央側且つ−Y側が最も低くなっているため、液体は幅方向中央側且つ−Y側に誘導される。そして、液体は、背面側カバー部材120の−Y側において、中央集水部150Zに集水される。
また、図3に示す状態Bでは、中央集水部50Z,150Z及び端集水部50A,50B,150A,150Bが下方(下位)に配置されている。窓枠側カバー部材20側及び背面側カバー部材120側では、液体は窓枠側カバー本体21の内面21I及び背面側カバー本体121の内面121Iに沿って移動する。第一リブ41,141及び第三リブ43,143は、下方(−Y側)に向かうにしたがって次第に窓枠側カバー部材20及び背面側カバー部材120の幅方向中央側に向かうように形成されているため、液体は第一リブ141及び第三リブ143の溝部35に沿って流れやすい。流れた液体は、第一リブ41,141及び第三リブ43,143の下方(−Y側)に配置された端集水部50A,50B,150A,150Bを中心に集水される。
また、窓枠側カバー部材20において、接続部M1の幅方向内側では、中央リブ部44A,44Bは、切欠き部44F,44G側から中央集水部50Z側に向かうにしたがって次第に内面21Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、中央集水部50Zに集水される。また、接続部M1の幅方向外側では、端リブ部44C,44Dは、切欠き部44F,44G側から端集水部50A,50B側に向かうにしたがって次第に内面21Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、端集水部50A,50Bに集水される。
また、背面側カバー部材120において、中央リブ部144A,144Bは、中央集水部150Z側に向かうにしたがって次第に内面121Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、中央集水部150Zに集水される。また、端リブ部144C,144Dは、端集水部150A,150B側に向かうにしたがって次第に内面121Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、端集水部150A,150Bに集水される。
また、図4に示す状態Cでは、窓枠側カバー部材20は内面21Iを下方に向けて配置されている。窓枠側カバー部材20側では、液体は窓枠側カバー本体21の内面21Iに沿って移動する。また、内面21Iを下方に向けた状態において、窓枠側カバー本体21の内面21Iでは、窓枠側カバー部材20の幅方向中央側が最も高く(上位)、+X側及び−X側が最も低く(下位)になっているため、液体は幅方向外側に誘導される。そして、液体は、窓枠側カバー部材20の−Y側において、端集水部50A,50Bに集水される。
一方、背面側カバー部材120は内面121Iを上方に向けて配置されている。背面側カバー部材120側では、液体は背面側カバー本体121の内面121Iに沿って移動する。また、背面側カバー本体121の内面121Iでは、背面側カバー部材120の幅方向中央側且つ−Y側が最も高く(上位)、+X側、−X側且つ−Y側が最も低く(下位)になっているため、液体は幅方向外側に誘導される。そして、液体は、背面側カバー部材120の−Y側において、端集水部150A,150Bに集水される。
このように構成されたノート型パソコン100では、状態Aでは、背面側カバー部材120の内面121Iは、背面側カバー部材120の辺121DのX方向中央側に近接するにしたがって次第に下方に向かうように傾斜している。よって、万が一液体が領域S2内に入ってくると、領域S2内に入ってきた液体は、この状態で、辺121DのX方向中央側に配置された中央集水部150Zに集水される。
また、第一リブ141及び第三リブ143は、+Y側から−Y側に向かうにしたがって次第に背面側カバー部材120のX方向中央側に向かうように、Y方向に対して傾斜している。よって、状態Bでは、領域S2内に入ってきた液体は、第一リブ141及び第三リブ143に沿って+Y側から−Y側に誘導され、辺121Dの−X,+X側の端部に配置された端集水部150A,150Bに集水される。
また、状態Cでは、背面側カバー部材120の内面121Iの辺121D側では、辺121Dの−X,+X側の端部の方が、辺121DのX方向中央側よりも下方に位置している。よって、領域S2内に入ってきた液体は、この状態で、辺121D側では背面側カバー部材120の内面121Iに沿って上方から下方へ、つまり辺121Dの中央側から端部側へ誘導され、辺121Dの端部側に配置された端集水部150A,150Bに集水される。また、状態Cでは、背面側カバー部材120の内面121Iの辺121C側及び辺121A側では、+Y側の方が、−Y側よりも下方に位置している。よって、領域S2内に入ってきた液体は、この状態で、辺121C側及び辺121A側では、背面側カバー部材120の内面121Iに沿って上方から下方へ、つまり+Y側から−Y側へ誘導され、辺121Dの−X,+X側の端部に配置された端集水部150A,150Bに集水される。
上記に示す通り、万が一領域S1,S2内に入ってきた液体は、状態Aでは中央集水部50Z,150Zに集水され、状態Bでは端集水部50A,50B,150A,150Bを中心に、中央集水部50Z,150Zにも集水され、状態Cでは端集水部50A,50B,150A,150Bに集水される。よって、液体を所定の位置に集水することができる。これにより、液体は、液晶ディスプレイモジュールM及び接続部M1から遠ざけられる。
また、状態Bでは、窓枠側カバー部材20において、接続部M1の幅方向内側では、中央リブ部44A,44Bは、切欠き部44F,44G側から中央集水部50Z側に向かうにしたがって次第に内面21Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、中央集水部50Zに集水される。また、接続部M1の幅方向外側では、端リブ部44C,44Dは、切欠き部44F,44G側から端集水部50A,50B側に向かうにしたがって次第に内面21Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、端集水部50A,50Bに集水される。また、背面側カバー部材120において、中央リブ部144A,144Bは、中央集水部150Z側に向かうにしたがって次第に内面121Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、中央集水部150Zに集水される。また、端リブ部144C,144Dは、端集水部150A,150B側に向かうにしたがって次第に内面121Iの面方向外側に傾斜している。よって、液体は、端集水部150A,150Bに集水される。
また、溝部35,135が内面21I,121Iから凹んでいるため、領域S1,S2内で溝部35,135に入り込んだ液体は、状態A,B,Cへと形態がかわる途中段階において、当該溝部35,135内に留まりやすい。よって、液体が溝部35,135から出て液晶ディスプレイモジュールM及び接続部M1に浸入することが抑制される。
また、窓枠側カバー部材20のリブ30と背面側カバー部材120のリブ130とは、それぞれ対応する位置に配置されている。よって、状態Aから状態Bへの移行段階、及び状態Bから状態Cへの移行段階では、液体がリブ30,130のそれぞれの内壁部32を伝って溝部35と溝部135との間に移動したり、集水部50Aと集水部150Aとの間、集水部50Bと集水部150Bとの間及び集水部50Zと集水部150Zとの間をそれぞれ移動しやすい。よって、液体がこれら溝部35,135、集水部50A,50B,50Z,150A,150B,150Zから出て液晶ディスプレイモジュールM及び接続部M1に浸入することが抑制される。
また、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、中央集水部50Z等の集水部に、吸水部材を設けてもよい。この場合には、集水部に集水された液体が、吸水部材に吸水され、他の箇所へ再び移動することがない。また、集水部には、ノート型パソコン100の外部又は、所定領域S1,S2の外部へ液体を排出する排出路(不図示。以下同じ。)を設けてもよい。この排出路は、集水部の全部に設けてもよく、適宜必要な集水部にのみ設けてもよい。排出路の構成は、排出と逆方向の流通を防止できる形状や、領域S1,S2内の液体を水蒸気として排出し外部からの液体の直接的に通過させない防水透湿性のある素材で排出路の開口を塞ぐ等の構成が好ましい。集水部は、状態Aにおいて平面視矩形状に限られず、集水部から移動しにくいように、図12(a)に示すような円弧状をなす集水部50Rであってもよい。集水部50Rを構成する壁部51Rは、開口52R側から−Y方向に向かうにしたがって次第に−X,+X方向に離間した後近接するような円弧状をなしている。また、図12(b)に示すように、集水部50Sの壁部51Sには、外方に突出する複数の凸部52S,52S…が設けられていてもよい。また、集水部及び排出路へ液体を誘導できるように、集水部の周辺や、リブ30,130の周辺等に撥水加工を施してもよい。また、リブ30,130の内壁部32の上壁部33側に撥水加工を施して、溝部35,135に液体を誘導する構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態においては、リブ30,130は、水の浸入を防止する領域S1,S2の周囲に設けられているが、本発明はこれに限られない。本発明のリブを水が浸入しても影響の少ない領域(不図示)の周りに設けてもよい。または、本発明の領域S1,S2を囲むリブ30,130の外側に、さらにリブ30,130を設けてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、溝部35,135は、リブ30,130を挟んで第二側壁部25と反対側にのみ形成されているが、本発明はこれに限られない。溝部(不図示。以下同じ。)を、リブ30,130の第二側壁部25側にも設けてもよい。この場合には、当該溝部(リブ30の第二側壁部25側の溝部)は、第二側壁部25,125とリブ30,130との間に入りこんだ液体を所定の箇所に誘導する効果がある。
また、上記に示す実施形態においては、第二側壁部25と第二側壁部125との間には、パッキン等の防水材Pが設けられていて、リブ30,130間には防水材Pが設けられていないが、本発明はこれに限られない。
例えば、窓枠側カバー部材20及び背面側カバー部材120に、それぞれ第二側壁部25,125を設けなくてもよい。この場合には、リブ30,130により液体が集水部50Z,150Z等に誘導される。当該構成は、第一側壁部23,123と液晶ディスプレイモジュールMとの間の空間が小さく、防水のための第二側壁部25,125を設けることが難しい場合に特に有効である。この場合には、リブ30,130間に防水材を設けた方が好ましい。
また、第二側壁部25,125間に防水材を設けなくてもよい。この場合には、リブ30,130により防水効果が得られる。
また、防水材Pは、第二側壁部25,125間に加えて、リブ30,130間にも設けてもよい。この場合には、外部からの液体を、第二側壁部25,125間及びリブ30,130間の二重壁でより効果的に防水することができる。
100…ノート型パソコン
1…コンピュータ本体
2…表示部
M…液晶ディスプレイモジュール
20…窓枠側カバー部材
21…窓枠側カバー本体
30,130…リブ
41,141…第一リブ
42,142…第二リブ
43,143…第三リブ
44,144…第四リブ
44F,44G…切欠き部
50Z,150Z…中央集水部
50A,50B,150A,150B…端集水部
120…背面側カバー部材
121…背面側カバー本体

Claims (6)

  1. 電子部品の一方の面側に配置される蓋体とともに、前記電子部品の前記一方の面と反対側の他方の面を覆い、第一の辺、該第一の辺と交差する第二の辺、前記第一の辺と対向するとともに前記第二の辺と交差する第三の辺及び前記第一の辺及び前記第三の辺と交差するとともに前記第二の辺と対向する第四の辺で矩形状に形成された電子機器の蓋部材であって、
    該蓋部材における前記電子部品との対向面から突出し、前記第一の辺に対応する部分に形成され、前記対向面の面方向に沿って、前記電子部品の領域に対応する所定領域と反対側へ膨らんで形成された集水部を備え、
    前記対向面は、該対向面を上方に向けた状態で、
    前記第一の辺の中央側から離間するにしたがって次第に下方に向かって傾斜するとともに、前記第二の辺側及び前記第四の辺側において、前記第一の辺側の方が、前記第三の辺側よりも下方に位置することを特徴とする電子機器の蓋部材。
  2. 前記集水部は、前記一の辺に対応する部分の中央側及び端部側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の蓋部材。
  3. 該蓋部材における前記電子部品との対向面から突出し、前記所定領域を囲むとともに前記集水部に接続されるリブを、さらに備え、
    該リブのうち前記集水部に接続される部分は、該集水部に向かうにしたがって、前記面方向外側に傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器の蓋部材。
  4. 前記リブのうち前記第二の辺及び前記第四の辺に対応する部分は、前記第三の辺側から前記第一の辺側に向かうにしたがって、次第にそれぞれ対向する前記第四の辺及び前記第二の辺に近接するように傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器の蓋部材。
  5. 前記リブは、前記蓋部材の前記対向面と交差する方向に突出する突出壁部を有し、
    該突出壁部は、前記リブの頂点側から前記蓋部材の前記対向面側に向かうにしたがって、次第に前記所定領域の外側から内側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器の蓋部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の蓋部材と、
    前記蓋部材と一体化され、前記電子部品の前記一方の面を覆う蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、該蓋体における前記電子部品と対向する所定領域を囲み、前記蓋体の表面から突出するリブを有する電子機器の筐体。
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