JP2016184257A - 圧力調整弁 - Google Patents

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昌弘 小林
秀行 福田
Hideyuki Fukuda
秀行 福田
勝之 畑
Katsuyuki Hata
勝之 畑
中村 和弘
Kazuhiro Nakamura
和弘 中村
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Abstract

【課題】シール性能を低下させることなく、容易に調圧値の設定を行うことができる圧力調整弁を提供すること。
【解決手段】調圧室21内に配置されるピストン24と、ピストン24とともに軸方向に移動可能な弁体241と、弁体241の端部が配置される弁室22と、弁体241が当接・離間する樹脂製の弁座26と、弁体241が弁座部26から離間する方向へピストン24を付勢するコイルばね25と、弁体241及び弁座26を収容するボデー部材7とを有する圧力調整弁10において、弁体241は、軸方向に延びる中空円筒形状をなしており、弁座26から離間したときに弁室22と調圧室21とを連通させ、弁座26は、軸方向に移動可能に配置されており、弁座26を移動させて弁体241との当接位置を外部から調整する調整ねじ28を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧の気体燃料の圧力を減圧して所望の圧力に調整する圧力調整弁に関するものである。
気体燃料の圧力を調整する圧力調整弁として、軸方向に移動可能な弁体と、その弁体が当接・離間する弁座部材とを備え、弁体と弁座部材とを収容するボデー部材に形成された開口を、シール部材が設けられた蓋部材によって塞いでいるものがある。この種の圧力調整弁では、例えば、弁座部材が蓋部材に形成された凹部に嵌合されており、そのような蓋部材がボデー部材に対して、蓋部材の外壁に形成されたネジ溝がボデー部材の内壁に形成されたネジ溝に螺合することにより、組み付けられている。そして、蓋部材を移動(回転)させることにより、弁座部材の位置を調整して調圧値を設定するようになっている(特許文献1参照)。
特開昭60−54025号公報
しかしながら、上記の圧力調整弁では、調圧値を設定する際、弁座部材の位置を調整するために、弁座部材が嵌合された蓋部材を移動(回転)させる必要がある。そのため、蓋部材に設けたシール部材を摩耗、変形させて、シール性能を低下させるおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、シール性能を低下させることなく、容易に調圧値の設定を行うことができる圧力調整弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、調圧室内に配置されるピストンと、前記ピストンとともに軸方向に移動可能な弁体と、前記弁体の端部が配置される弁室と、前記弁体が当接・離間する樹脂製の弁座部材と、前記弁体が前記弁座部材から離間する方向へ前記ピストンを付勢する付勢部材と、前記弁体及び前記弁座部材を収容するボデー部材とを有する圧力調整弁において、前記弁体は、軸方向に延びる中空円筒形状をなしており、前記弁座部材から離間したときに前記弁室と前記調圧室とを連通させ、前記弁座部材は、軸方向に移動可能に配置されており、前記弁座部材を移動させて前記弁体との当接位置を外部から調整する調整部材を備えることを特徴とする。
この圧力調整弁では、弁室(又は調圧室)に圧力をかけた状態で、調整部材によって、軸方向に移動可能に配置された弁座部材の位置の調整が行われて、調圧室内が所望の調圧値(最終圧力)となるように設定される。つまり、調圧室内が所望の調圧値(最終圧力)となったときに、弁体が弁座部材に当接するように弁座部材の位置(弁体との当接位置が調整される。このように調圧値を設定する際、弁座部材を保持している部材を移動(回転)させることなく、調整部材によって弁座部材の位置を調整することができる。これにより、シール部材を摩耗、変形させることがないため、シール性能を低下させることなく、弁座部材の位置を調整して調圧値を設定することができる。
そして、上記した圧力調整弁において、前記ボデー部材の端部に形成された開口を塞ぐとともに前記弁室を区画する蓋部材を備え、前記蓋部材には、前記弁座部材を軸方向に移動可能に収容して保持する凹部と、前記凹部に連通して調整部材が螺合するねじ穴とが形成されていれば良い。
このような構成にすることにより、蓋部材に弁座部材を設けても、調圧値を設定する際、蓋部材を移動(回転)させることなく、調整部材によって弁座部材の位置を調整することができる。従って、蓋部材に設けるシール部材を摩耗、変形させることがないため、シール性能を低下させることなく、弁座部材の位置を調整して調圧値を設定することができる。
上記した圧力調整弁において、前記弁座部材と前記調整部材との間に金属板が配置されていることが望ましい。
このような構成にすることにより、樹脂製の弁座部材が調整部材と当接する部分で変形することを確実に防止することができる。これにより、調整後の弁座部材の位置が変化しなくなるため、調圧値がずれることを防止することができる。そのため、調圧室の圧力を精度良く所望の最終圧力(調圧値)に維持することができる。
上記した圧力調整弁において、前記弁体の軸方向への移動をガイドする軸受部を備えていると良い。
このような構成にすることにより、軸方向に延びる中空円筒形状をなす弁体が傾くことを防止することができる。これにより、弁座部材を小さく(弁座径を小さく)することができるため、弁座部材の受圧面積を小さくすることができる。その結果、調圧値を設定する際、弁座位置を調整するときに弁座部材に作用する差圧力が小さくなるため、弁座部材の位置調整を小さな力で行うことができる。従って、調圧値の設定が非常に容易となり生産性を向上させることができる。
また、上記した圧力調整弁において、前記軸受部は樹脂により形成されていることが好ましい。
このような構成にすることにより、軸受部の摺動性が向上するため、軸受部が摩耗することを防止することができる。これにより、長期にわたって安定して弁体のガイドを行うことができる。
さらに、上記した圧力調整弁において、前記弁体の外周縁と摺接して前記弁室をシールするシール部材を備え、前記軸受部は、前記シール部材よりも前記弁座部材側に配置されていると良い。
このような構成にすることにより、弁体をガイドするために設けた軸受部によって、弁体に設けられたシール部材のずれを防止することができ、そのシール部材からの漏れを防止することができる。
本発明に係る圧力調整弁によれば、シール性能を低下させることなく、弁座部材の位置を調整することができる。
本実施形態に係る圧力調整弁の断面図である。
本発明に係る実施形態である圧力調整弁について、図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る圧力調整弁の断面図である。
<圧力調整弁の全体構造>
図1に示すように、本実施形態に係る圧力調整弁10は、上流に位置する上流圧力調整弁1と、下流に位置する下流圧力調整弁2と、上流圧力調整弁1による減圧後であって下流圧力調整弁2による減圧前の燃料ガスGが通過する中通路3と、当該中通路3に接続された逆止弁4とをボデー部材7に備え、燃料ガスGを多段階に減圧しながら所望の圧力に調整する多段圧力調整弁である。本圧力調整弁10は、アルミ合金製のボデー部材7の内部に、上流圧力調整弁1、下流圧力調整弁2、中通路3、逆止弁4等が形成されている。上流圧力調整弁1と下流圧力調整弁2とは、直列に接続されている。
なお、燃料ガスGは、例えば、車両用燃料電池(FC)に供給される水素ガスであり、本圧力調整弁10の上流側には、燃料タンクに貯留された燃料ガスGを供給又は停止する主止弁が接続され、本圧力調整弁10の下流側には、所望の圧力に調圧された燃料ガスGを燃料電池に供給するインジェクタが接続されている(図示しない)。燃料タンクに貯留される燃料ガスGは、充填設備によっては約80〜90MPa程度の圧力で充填される場合がある。一方、本圧力調整弁10からインジェクタに供給される燃料ガスGの圧力は、1.0〜1.5MPa程度の圧力まで減圧される。したがって、本圧力調整弁10は、例えば、上流圧力調整弁1にて約80〜90MPa程度から約3.0〜2.5MPa程度まで減圧し、下流圧力調整弁2にて約3.0〜2.5MPa程度から約1.0〜1.5MPa程度まで減圧する。
ボデー部材7の左上端には、上方へ突設された円筒状凸部73が形成されている。円筒状凸部73には、六角柱状に形成された端子ブロック74が上方から螺子止めされている。端子ブロック74には、上方に開口し主止弁と接続される入口端子8が形成されている。また、ボデー部材7の上右端には、右方へ開口しインジェクタに接続される出口端子6が形成されている。
(上流圧力調整弁)
上流圧力調整弁1は、入口端子8と連通される弁室12と、弁室12内を上下動する弁体13と、弁室12の下端に形成され弁体13と当接、離間する弁座14と、弁座14の下方に位置し弁体13が上方へ移動したとき弁室12と連通される調圧室11と、調圧室11内を上下動するピストン15と、ピストン15を上方へ付勢するコイルばね16と、コイルばね16の下端に当接してコイルばね16を保持する保持部材17と、保持部材17を高さ調整可能にボデー部材7に螺子止する止め部材18とを備えている。なお、ピストン15は、弁体13に対して弁ばね133の付勢方向の先に配置されている。
入口端子8と弁室12との間には、入口端子通路81が垂直状に形成されている。弁室12と弁体13との間には、弁体13を下方(弁座14側の方向)へ付勢する弁ばね133(付勢部材)が介装されている。弁体13には、弁ばね133が装着された本体部134の下方に弁座14と当接するテーパ部132が形成されている。テーパ部132の下方には、ニードル部131が形成されている。ニードル部131は、弁座14に形成された通孔を貫通して調圧室11まで延伸されている。ニードル部131の下端は、ピストン15の本体部上端に突設された軸突部153の先端面に当接している。
ピストン15の本体部外周縁には、調圧室11の内周縁と摺接して調圧室11をシールする環状シール部材151が嵌装されている。環状シール部材151は、上方へV字状に開くリップ状断面を有する。ピストン15の下端には、コイルばね16を保持するばね受座154が凹形成されている。ばね受座154は、水平状に形成され、コイルばね16のコイル端部161と当接している。ばね受座154の外周壁には、フッ素系樹脂製の摺動部材152が装着されている。コイルばね16の下端に当接する保持部材17には、通気口171が形成され、止め部材18には、通気口171を通して導入される外気に対するフィルタ部材19が係止されている。調圧室11は、後述するように中通路3(31、32、33)を介して下流圧力調整弁2の弁室22と連通されている。
(下流圧力調整弁)
下流圧力調整弁2は、出口端子6と連通される調圧室21と、調圧室21内を上下動するピストン24と、ピストン24を上方へ付勢するコイルばね25と、調圧室21の下方に形成された弁室22と、ピストン24の軸部に沿って弁室22まで延設された略円筒状の弁体241と、弁室22の下端に形成され弁体241の下端部が当接、離間する樹脂製の弁座26と、弁座26が内嵌されボデー部材7の右下端において開口7cを塞ぐともに、弁室22を区画する蓋部材27とを備えている。弁室22は、蓋部材27の上方で略円筒状に形成されており、弁体241の下端部が配置されている。なお、本実施形態では、蓋部材27は、ボデー部材7に対して螺子止めされているが、圧入等によりボデー部材に固定することもできる。
蓋部材27は、凹部27aと、凹部27aの下方に形成されたねじ穴27bが形成されている。凹部27aには、弁座26が軸方向に移動可能に収容されている。これにより、凹部27a内の弁座26は、その上面に圧力が作用すると下方へ移動するようになっている。ねじ穴27bには、調整ねじ28が螺合している。そして、弁座26と調整ねじ28との間に、金属板29が配置されている。これにより、調整ねじ28を回転させることにより、金属板29を介して弁座26の高さ位置を調整することができるようになっている。また、蓋部材27には、ボデー部材7の開口7cをシールするシール部材271が設けられている。
調圧室21は、ボデー部材7の右上端から嵌装される蓋部材23によってシールされている。蓋部材23の軸下方には、ピストン24の上端部に当接して、ピストン24の上方への移動を規制する円柱状凸部が形成されている。円柱状凸部がピストン24の上端部に当接した時には、調圧室21には円環状空間が形成される。なお、圧力調整弁10に圧力がかかっていない状態では、ピストン24の上端面が蓋部材23の円柱状凸部に当接した状態となる。そして、調圧室21と出口端子6との間には、両者を連通させる出口端子通路61が水平状に形成されている。
ピストン24及び弁体241の軸中心には、円柱状の貫通孔2411がピストン24の上端部から弁体の下端部まで形成されている。つまり、弁体241は、軸方向に延びる中空円筒形状をなしている。このような形状の弁体241(貫通孔2411)により、弁体241が弁座26から離間したときに、調圧室21と弁室22とが連通するようになっている。ピストン24の本体部外周縁には、調圧室21の内周縁と摺接して調圧室21をシールする環状シール部材242が嵌装されている。環状シール部材242は、上方へV字状に開くリップ状断面を有する。ピストン24の下端には、コイルばね25を保持するばね受座246が凹形成されている。コイルばね25は、円筒状の圧縮ばねである。コイルばね25の下端は、ボデー部材7と一体に形成された保持部247によって位置規制されている。
保持部247の下方には、弁体241の外周縁と摺接して弁室22をシールする環状シール部材243が嵌装されている。環状シール部材243は、下方(弁室側)へV字状に開くリップ状断面を有する。環状シール部材243の下方には、弁体241の軸方向への移動(上下動)をガイドするための軸受部245が装着されている。軸受部245は、樹脂により形成されている。これにより、軸受部245の摺動性が向上するため、軸受部245が摩耗することを防止することができ、長期にわたって安定して弁体241のガイドを行うことができる。そして、この軸受部245は、環状シール部材243の下方に配置されるため、環状シール部材243のずれ(落下)を防止している。これにより、環状シール部材243からの漏れを防止することができる。
ここで、圧力調整弁10の調圧値(調圧室21の最終圧力)の設定について説明する。調圧値の設定は、製造工場において、弁室22(調圧室21)に調圧値の圧力をかけて、ピストン24に作用する圧力とコイルばね25のばね力とが釣り合う状態にする。つまり、ピストン24の上端部が蓋部材23の円柱状凸部に当接せず、かつ弁体241が弁座26に当接しない状態にする。そして、その状態で、調整ねじ28により弁座26を移動させて弁体241に当接させる。これにより、調圧室21の圧力が調圧値になると、弁体241が弁座26に当接して弁室22と調圧室21との連通が遮断され、調圧室21の圧力が調圧値より小さくなると、ピストン24が上昇し弁体241が弁座26から離間して弁室22と調圧室21とが連通するため、調圧室21の圧力を調圧値に維持することができる。
調整ねじ28により弁座26を移動させるとき、弁座26には差圧力(調圧値の圧力と大気圧との差圧)が作用している。しかしながら、本実施形態では、軸受部245によって軸状の弁体241が傾くことが防止されているため、弁座26を小さく(弁座径を小さく)することができる。そのため、弁座26の受圧面積を小さくすることができる。その結果として、調圧値を設定する際、弁座26の位置を調整するときに弁座26に作用する差圧力が小さくなるため、調整ねじ28による弁座26の位置調整を小さな力で行うことができる。従って、調圧値の設定が非常に容易となり生産性を向上させることができる。
(中通路)
中通路3は、上流圧力調整弁1の調圧室11から水平状に形成された第1中通路31と、下流圧力調整弁2の弁室22から水平状に形成された第2中通路32と、第1中通路31と第2中通路32とを上下方向に連通する第3中通路33とを備えている。ボデー部材7には、第1中通路31を加工するための中通路用加工孔72と、第2中通路32を加工するための中通路用加工孔72が形成されている。ボデー部材7の外壁面71には、各中通路用加工孔72、72を封止する封止部材9、9が締結されている。第3中通路33の上方には、後述する逆止弁4が配設されている。逆止弁4の入口部42と第3中通路33との間には、両者を連通させる逆止弁入口通路52が上下方向に形成されている。
(逆止弁)
逆止弁4は、内気逆止弁であって、弁室41と、弁室41の入口部42と、弁室41内に収容され入口部42と当接、離間するボール弁43と、ボール弁43を入口部42へ付勢する押圧ばね44と、押圧ばね44を保持するとともに弁室41をボデー部材7に対して封止する封止部材46と、弁室41の出口部47とを備えている。そして、出口部47と下流圧力調整弁2の調圧室21との間には、両者を連通させる逆止弁出口通路51が水平状に形成されている。逆止弁出口通路51は、出口端子通路61と同軸上に形成されている。
<圧力調整弁の動作方法>
次に、本実施形態に係る圧力調整弁の動作方法を、図1を用いて説明する。
図1に示すように、例えば、車両用の燃料電池への燃料ガスGの供給が開始され、出口端子6から燃料ガスGが矢印の方向へ流出すると、下流圧力調整弁2の調圧室21内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下する。調圧室21内の燃料ガスGの圧力が低下するとピストン24が上昇し、ピストン24及び弁体241に形成された貫通孔2411を経由して、弁室22内の燃料ガスGが調圧室21内に供給され、調圧室21内の圧力を上昇させる。調圧室21内の圧力が所望の圧力に到達すると、ピストン24がコイルばね25を押し下げて、弁体241の下端部を弁座26に当接させ、弁室22内からの燃料ガスGの供給が、停止する。
かくして、調圧室21の圧力が、上記のように調整ねじ28によって設定された調圧値に維持される。そして、調整ねじ28の先端は、金属板29を介して弁座26に接触している。そのため、樹脂製の弁座26が調整ねじ28の先端と直接、当接しないため、弁座26が変形することを確実に防止することができる。従って、調圧値を設定した後の弁座26の位置が変化しなくなるため、調圧値がずれることを防止することができる。これにより、調圧室21の圧力を所望の調圧値に精度良く維持することができる。つまり、圧力調整弁10によれば、調圧値の調整を非常に容易に行うことができる上、所望の調圧値に精度良く調圧することができる。
弁室22内の燃料ガスGの圧力が低下すると、下流圧力調整弁2の弁室22と上流圧力調整弁1の調圧室11とは、中通路3(31、32、33)によって連通されているので、上流圧力調整弁1の調圧室11内に貯留された燃料ガスGが矢印の方向に流入して、下流圧力調整弁2の弁室22内の圧力を上昇させる。このとき、上流圧力調整弁1の調圧室11内の圧力が低下するので、ピストン15を付勢するコイルばね16の付勢力によって、上流圧力調整弁1の弁体13が上方へ移動する。弁体13が上方へ移動して弁座14と離間すると、燃料タンクから入口端子8に供給される高圧の燃料ガスGが、入口端子通路81、弁室12を経由して、調圧室11内に供給される。これによって、調圧室11内の燃料ガスGの圧力は、所定の値(中間圧力)に維持される。なお、予め、止め部材18のねじ込み量を調整することによって、調圧室11内の圧力を所定の値(中間圧力)に設定する。
ここで、燃料電池への燃料ガスGの供給が停止すると、下流圧力調整弁2の調圧室21内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下しない。そのため、上流圧力調整弁1から中通路3(31、32、33)へ漏れ出た燃料ガスGの逃げ場がなくなり、中通路3内の圧力が上昇する。中通路3内の燃料ガスGの圧力が既定値以上になると、逆止弁4のボール弁43が入口部42から離間して、逆止弁4が作動する。このとき、第3中通路33から逆止弁入口通路52を経由して、逆止弁4の弁室41内に燃料ガスGが放出される。そのため、中通路3(31、32、33)に面した上流圧力調整弁1の調圧室11をシールする環状シール部材151や下流圧力調整弁2の弁室22をシールする環状シール部材243に対する燃料ガスGの過負荷を回避させることができる。なお、逆止弁4の弁室41内に放出された燃料ガスGは、下流圧力調整弁2の調圧室21、出口端子通路61を経由して出口端子6に供給される。そのため、燃料ガスGの外部への放出による無駄を低減できる。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る圧力調整弁10によれば、弁座26が蓋部材27の凹部27aに上下動可能に収容・保持されており、調圧室21内が所望の調圧値(最終圧力)になるときに、弁体241が弁座26に当接するように、弁座26の位置(弁体241との当接位置)が、調整ねじ28により調整される。そのため、弁座26を保持している蓋部材27を移動(回転)させることなく、調整ねじ28によって弁座26の位置を調整することができる。従って、シール部材271を摩耗、変形させることがないため、シール性能を低下させることなく、弁座26の位置を調整して調圧値を設定することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 上流圧力調整弁
2 下流圧力調整弁
7 ボデー部材
7c 開口
10 圧力調整弁
21 調圧室
22 弁室
24 ピストン
25 コイルばね
26 弁座
27 蓋部材
27a 凹部
27b ねじ穴
28 調整ねじ
29 金属板
241 弁体
243 環状シール部材
245 軸受部
271 シール部材

Claims (6)

  1. 調圧室内に配置されるピストンと、前記ピストンとともに軸方向に移動可能な弁体と、前記弁体の端部が配置される弁室と、前記弁体が当接・離間する樹脂製の弁座部材と、前記弁体が前記弁座部材から離間する方向へ前記ピストンを付勢する付勢部材と、前記弁体及び前記弁座部材を収容するボデー部材とを有する圧力調整弁において、
    前記弁体は、軸方向に延びる中空円筒形状をなしており、前記弁座部材から離間したときに前記弁室と前記調圧室とを連通させ、
    前記弁座部材は、軸方向に移動可能に配置されており、
    前記弁座部材を移動させて前記弁体との当接位置を外部から調整する調整部材を備える
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  2. 請求項1に記載する圧力調整弁において、
    前記ボデー部材の端部に形成された開口を塞ぐとともに前記弁室を区画する蓋部材を備え、
    前記蓋部材には、
    前記弁座部材を軸方向に移動可能に収容して保持する凹部と、
    前記凹部に連通して調整部材が螺合するねじ穴とが形成されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する圧力調整弁において、
    前記弁座部材と前記調整部材との間に金属板が配置されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  4. 請求項1から請求項3に記載するいずれか1つの圧力調整弁において、
    前記弁体の軸方向への移動をガイドする軸受部を備えている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  5. 請求項4に記載する圧力調整弁において、
    前記軸受部は樹脂により形成されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  6. 請求項4又は請求項5に記載する圧力調整弁において、
    前記弁体の外周縁と摺接して前記弁室をシールするシール部材を備え、
    前記軸受部は、前記シール部材よりも前記弁座部材側に配置されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
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