JP2015132305A - 減圧弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次圧力が設定値になると一次ポートから二次ポートへ流れる圧力流体を遮断し、一次圧力が変動しても二次圧力が変動せず、二次圧力を設定値に保持する減圧弁を提供する。【解決手段】弁本体11と、弁本体11に嵌挿された段付円筒形状のスリーブ16と、アダプタ12と、スリーブ16に形成される一次圧力室17と、アダプタ12に形成される二次圧力室34と、一次圧力室17と二次圧力室34の境界部に形成される減圧弁座19と、一次圧力室17に略同軸上に設けられる減圧部材21と、第一弾性体33と、リング部材28と、ネジ部材30と、減圧部材21に形成される貫通孔26aと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は圧力制御弁、特にリリーフ弁により設定されて、入口孔(一次ポート)から減圧弁室(一次圧力室)へ導入された流体圧力(以下、一次圧力という。)を減圧して、受圧作動室(二次圧力室)を通って出口孔(二次ポート)から油圧機器に出力する流体圧力(以下、二次圧力という。)を一次圧力より低い設定値に制御する減圧弁に関する。
従来から、二次圧力の設定値の精度を高めるために、受圧作動室17(特許文献1の図2に記載符号、以下同じ。)、ロッド孔16、減圧弁座15及び減圧弁室14を略同軸上に設け、さらに、減圧弁室14に減圧部材19、閉弁バネ21、入口側フィルタ22を備えるネジ部材を略同軸上に設け、入口側フィルタ22と減圧部材19の間に閉弁バネ21が設けられて、閉弁バネ21の弾性力により減圧部材19を閉弁方向へ付勢する減圧弁6が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている減圧弁6では、減圧部材19の外周に流路20が設けられているので、減圧弁室14に閉弁バネ21を設ける容積が狭くなってしまう。さらに、閉弁バネ21と入口側フィルタ22が当接しているため、閉弁バネ21の弾性力が負荷となって入口側フィルタ22が損傷する恐れがある。
これにより、閉弁バネ21に大きな弾性力を付すことができないため閉弁方向に働く付勢力が小さくなって、閉弁時の応答時間が遅くなり、二次圧力が設定値以上に昇圧する恐れがある。
この解決方法として、フィルタ8(特許文献2のFIG.1に記載符号、以下同じ。)をスプリング7の端部ではなく外周部に設けて、スプリング7とフィルタ8を当接させない減圧弁Dが開示されている。
実開平7−36209号公報 欧州特許出願公開第829794号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている減圧弁Dでは、スプリング7の外周部に入口を設けているため、特許文献1と同様にスプリング7の周りに流路を確保しており、該スプリング7を設ける容積が狭くなってしまう。そのため、スプリング7に大きな弾性力を付すことは容易ではなく、閉弁時の応答時間が遅くなり、二次圧力が設定値以上に昇圧する恐れがある。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、二次圧力が設定値になると一次ポートから二次ポートへ流れる圧力流体を瞬時に遮断し、一次圧力が変動しても二次圧力が変動せず、二次圧力の設定値を高精度に保持する減圧弁を提供することを目的とする。
本発明では、弁本体と、前記弁本体に嵌設され一次ポートから二次ポートへ流れる流体を通すように設けられたスリーブと、前記スリーブに結合して前記一次ポートと前記二次ポートが連通するように設けられたアダプタと、前記スリーブ内に形成された一次圧力室と、前記一次圧力室に略同軸上に嵌設された減圧部材、第一弾性体、リング部材、ネジ部材と、前記減圧部材に形成された貫通孔と、前記減圧部材に嵌め込まれた弁体と、前記ネジ部材に形成された外周端面凸部と、前記ネジ部材に設けられたフィルタと、前記アダプタに形成された二次圧力室と、前記二次圧力室に設けられた押圧手段と、前記一次圧力室と前記二次圧力室を連通するように形成された穿孔と、前記穿孔と前記一次圧力室の境界部に形成された減圧弁座と、を備え、前記減圧弁座に対して、前記第一弾性体の弾性力が作用して前記減圧部材が前記弁体を閉弁方向へ付勢し、前記押圧手段を構成する第二弾性体の弾性力が作用して前記弁体を開弁方向へ付勢して、前記一次ポートに導入された一次圧力を減圧して前記二次ポートから二次圧力として出力する減圧弁において、前記リング部材の一端は前記第一弾性体と当接しており、前記リング部材の他端は前記外周端面凸部と当接しており、前記減圧部材の内部に形成された前記貫通孔が流路とされていることを特徴とする。
本発明によれば、減圧部材の内部に設けた貫通孔を流路とすることにより、減圧部材の外周に流路を設ける必要がないので、第一弾性体を設ける容積をスリーブ内に十分に確保することができる。また、外周端面凸部及びフィルタを有するネジ部材と第一弾性体との間にリング部材を設けて、リング部材に第一弾性体及びネジ部材の外周端面凸部を当接させるので、第一弾性体とフィルタが接触することがない。そのために、弾性力が負荷となってフィルタが損傷する恐れがない。これらにより、従来品より弾性力の大きな第一弾性体を使用できるので、二次圧力が設定値になったときに一次圧力室から二次圧力室への流体の流れを遮断するまでの応答時間が短くなるように閉弁方向の付勢力を大きくすることが可能である。
また、請求項2に記載の発明においては、前記減圧部材は軸芯に略平行方向に内周面から伸びるように内径凸部が形成されており、前記リング部材は前記リング部材の内周面から伸びるように端面凸部が形成されており、前記第一弾性体の内周部に前記内径凸部及び前記端面凸部が内接していることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁とした。
本発明によれば、減圧部材に形成された内径凸部とリング部材に形成された端面凸部を第一弾性体の内周部に内接させて、第一弾性体を径方向に動かないように支持することで、略同軸上において第一弾性体と減圧部材を動作させることができる。そのため、閉弁時において第一弾性体の弾性力を減圧部材に効率良く伝えることができる。
また、請求項3に記載の発明においては、前記減圧部材に形成された大径凸部の外周面と前記スリーブの内周面が摺接しており、前記大径凸部の内周面には前記第一弾性体が内接していることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁とした。
本発明によれば、減圧部材の大径部に大径凸部を形成して、大径凸部の内周面に第一弾性体を内接させることにより大径凸部が第一弾性体をガイドする機能を有する。さらに、減圧部材の大径部に大径凸部を形成することで、減圧部材がスリーブの内周面に摺接する面積が広くなるので、大径凸部が減圧部材の摺動動作をガイドする機能も有する。これにより、減圧弁座の内径中心と減圧部材の軸芯を略同軸上とすることができるので、弁体と減圧弁座が隙間なく当接して一次圧力室と二次圧力室の流れを確実に遮断する。さらに、流体の漏れも防止することができるので、一次圧力が変動しても二次圧力が変動せず、二次圧力を設定値に保持することができる。
本発明は、従来と同寸法の減圧弁において、第一弾性体を設ける容積を一次圧力室内に十分に確保することができるので、より大きな弾性力を付した第一弾性体を使用できる。これにより、減圧弁座と弁体が当接する時に、従来よりも弁体を減圧弁座に強く押し当てることができるので、隙間からの流体の漏れを防ぐことができて、圧力損失が小さくなるのでコンパクト化することができる。また、弾性力が大きくなることで、閉弁時の応答性も向上させることができる。さらに、減圧弁座にて圧力流体の流路を確実に遮断することができるので、一次圧力が変動しても二次圧力が変動せず、二次圧力を設定値に保持することができる。
さらに、例えば、二次圧力が設定値より高くなったとしても、閉弁方向の応答速度が速いので二次圧力室へ高圧流体が大量に流れ込むことを防ぐことができるため、二次圧力の急激な昇圧がない。これにより、実機使用上において故障・トラブル等による工程遅延の減少や省エネルギー化に貢献できる。
本発明の実施の形態の一例である減圧弁10の略縦断面図である。 図1のスリーブ16内の変形例の略縦断面拡大図であって、(a)は第一の形態、(b)は第二の形態である。 図1のスリーブ16内の略縦断面拡大図である。
本発明の減圧弁10につき、好適な実施の形態を挙げ添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の減圧弁10は、基本的には段付円筒形状の弁本体11と、弁本体11に穿設されて圧力流体を導入する入口孔(一次ポート)13と、導入した圧力流体を出力する出口孔(二次ポート)15と、入口孔13と出口孔15が連通するように弁本体11内の段付穴14に嵌挿された段付円筒形状のスリーブ16と、段付穴35に押圧手段が設けられたアダプタ12(12a、12b)と、入口孔13と隣接するスリーブ16内に形成された減圧弁室(一次圧力室)17と、出口孔15と隣接するアダプタ12b内に形成された受圧作動室(二次圧力室)34と、減圧弁室17と受圧作動室34が連通するようにスリーブ16に形成された穿孔20と、穿孔20と減圧弁室17の境界部に形成された減圧弁座19と、を備える。
また、図示しないリリーフ弁等から弁本体11の端面(図1で下面)に形成された入口孔13に導入され一次圧力に保持された圧力流体は、二次圧力に減圧されて弁本体11の側面(図1で右面)に形成された出口孔15を通って図示しない工作機等へ供給される。この場合、入口孔13及び出口孔15は一つでも良いが、圧力流体の流量や圧力などのバランスを良くするために二つ以上を対称位置に設けるほうが望ましい。
図1の略縦断面図においては、受圧作動室34と出口孔15を連通する流路(貫通孔)26cがアダプタ12(12a、12b)に形成されている。また、アダプタ12はアダプタ12aとアダプタ12bに分けて図示しているが、アダプタ12aとアダプタ12bは一体的に構成している。そして、アダプタ12aは第二リテーナ部材44が設けられている部分から歯止め部37までを指し、アダプタ12bは歯止め部37からスリーブ16とネジ結合している部分までを指している。
スリーブ16にネジ結合して弁本体11に嵌挿された段付円筒形状のアダプタ12aは、その一端(図1で上端)に螺着したキャップ45と、キャップ45に螺着した調整ネジ部材46と、調整ネジ部材46にネジ結合したロックナット47は、当接する第二リテーナ部材44を介して調整ネジ部材46により二次圧力設定バネ部材(第二弾性体)43が負荷する弾性力を調整する。
アダプタ12a内に形成された受圧作動室34には、鋼球(弁体)27がピストン38に押圧されて該鋼球27を開弁させる押圧手段が設けられている。押圧手段は予め設定された弾性力を付した二次圧力設定バネ部材43と、二次圧力設定バネ部材43の一端(図1で下端)に係合する第一リテーナ部材42と、二次圧力設定バネ部材43の他端(図1で上端)に係合する第二リテーナ部材44と、第一リテーナ部材42と係合部41で係合する円筒形状のピストン38と、から構成されており、略同軸上に嵌挿されている。
二次圧力設定バネ部材43の弾性力を受けて該二次圧力設定バネ部材43の伸縮動作に同調してピストン38は受圧作動室34を摺動する。また、ピストン38の摺動抵抗を小さくするためにアダプタ12aに摺接するOリング51にはキャップシール等を付すほうがよい。さらに、二次圧力設定バネ部材43には圧縮コイルバネを使用するほうが好ましいが、必要に応じて皿バネ等を用いても良い。さらにまた、アダプタ12aの側面(図1で左面及び右面)に半径方向の大気通気孔36が穿設されており、ピストン38の摺動動作によって、体積が変化することによるアダプタ12a内の空気の圧縮及び膨張を防止することができる。
円筒形状のピストン38には拡大径の段付き部40と先端小径の押圧部39が形成され、受圧作動室34には歯止め部37が形成されており、段付き部40が歯止め部37に当接して、ピストン38の閉弁方向(図1の上方向)の摺動可能範囲を制限することができる。また、減圧部材21の先端部25(図1で上端)に嵌着された鋼球27はピストン38に押圧されて該鋼球27を開弁(図1の下方向)させており、開弁時は圧力流体が減圧弁室17から受圧作動室34へ流れ込む。さらに、流れ込んだ圧力流体が段付き部40に負荷(図1の上方向)して、二次圧力設定バネ部材43が圧縮されることで押圧部39が鋼球27と離れて、二次圧力が設定値になると鋼球27が閉弁する。
スリーブ16内に形成された減圧弁室17には、鋼球27が当接して圧力流体を遮断する減圧弁座19と、鋼球27が嵌着された減圧部材21と、該減圧部材21内に嵌挿されて閉弁方向(図1の上方向)に弾性力を負荷する閉弁バネ部材(第一弾性体)33と、閉弁バネ部材33とネジ部材30及びフィルタ32が接触しないようにスリーブ16の四段付穴18に設けられたリング部材28と、スリーブ16の四段付穴18に嵌挿されて円形状に外周端面凸部31が形成されたネジ部材30と、該ネジ部材30の先端(図1で上端)に設けられたフィルタ32と、が略同軸上に嵌挿されている。
減圧部材21の先端部25には直径方向(図1の左右方向)に流路(貫通孔)26aが穿設されている。また、流路26aと流路26bは直交している。さらに、流路26aと流路26bが直交する部分において、減圧部材21に嵌着された鋼球27の一部は流路26a、26bを覗いており、流路26bから流路26aへと流れる圧力流体は鋼球27と接している。
また、減圧部材21はスリーブ16内の四段付穴18に摺動自在に嵌挿されており、閉弁バネ部材33の弾性力を受けて閉弁方向(図1で上方向)に指向する。さらに、減圧部材21の大径部24は四段付穴18と摺動可能に接しており、大径部24がガイド機能を有するので鋼球27が減圧弁座19に隙間なく当接して、圧力流体の流れを遮断することができる。
閉弁バネ部材33は閉弁時において、従来品よりも減圧部材21に大きな付勢力を作用させるだけでなく、曲げやひねり等の外力に対する剛性を高くすることも可能である。これにより、剛性を高くすることで圧力流体の流量が大きくなるスリーブ16内中心部分の流路26bに閉弁バネ部材33を設けても減圧弁座19で遮断する性能に与える影響は小さい。さらにまた、圧力流体の流路26bに閉弁バネ部材33を設けて、減圧部材21の先端部25に流路26aと流路26bを直交するように形成することで、流路面積を大きく取れるので圧力損失を小さくすることができ、従来の減圧弁10よりもコンパクト化することができる。
円筒形状のネジ部材30にフィルタ32が設けられることにより、入口孔13から導入される圧力流体に含まれるコンタミ等が、スリーブ16の内部へ侵入することを防止できるので、減圧弁座19に傷が付く可能性が低くなる。これにより、鋼球27と減圧弁座19のシート性能が低下しない。なお、減圧弁座19には樹脂等を用いず金属面を用いることで耐久性を向上させることができる。
また、閉弁バネ部材33に接触して、フィルタ32が損傷することがないように、リング部材28を閉弁バネ部材33とネジ部材30の間に設けている。リング部材28の一端(図1の上面)と閉弁バネ部材33が当接しており、リング部材28の他端(図1の下面)と外周端面凸部31が当接している。
本発明の実施の形態に係る減圧弁10は基本的には以上のように構成されるものであり、次に動作について説明する。図1において、入口孔13から流入した圧力流体は、ネジ部材30、リング部材28、減圧部材21の内側中心部に略同軸上に形成された流路26bを流れる。圧力流体は流路26b、流路26a、穿孔20の順に通って受圧作動室34に至る。そして、受圧作動室34から流路26cを通って出口孔15へ流れて、出口孔15から目的の設定値に減圧された圧力流体が図示しない工作機等へ供給される。
減圧弁10は出口孔15から出力される流体圧力(二次圧力)を、入口孔13から導入される流体圧力(一次圧力)よりも低く設定する。二次圧力の設定値は二次圧力設定バネ部材43に予め設定された弾性力により決定される。二次圧力が設定値よりも低い場合は、二次圧力設定バネ部材43に押されたピストン38の押圧部39が鋼球27と当接して開弁しているので、減圧弁室17から受圧作動室34へ圧力流体が流れて、二次圧力は昇圧する。
二次圧力が上昇すると、ピストン38に形成された段付き部40に二次圧力が作用して、二次圧力設定バネ部材43に予め設定された弾性力に抗ってピストン38は閉弁方向(図1の上方向)に摺動する。また、二次圧力が設定値に達すると、ピストン38はさらに閉弁方向(図1の上方向)に摺動して、押圧部39と鋼球27は離れる。そして、減圧部材21に閉弁バネ部材33の弾性力が作用して、鋼球27と減圧弁座19が当接して入口孔13から出口孔15への流れは遮断される。これにより、二次圧力はこれ以上昇圧することがない。
入口孔13と出口孔15が遮断された状態で二次圧力が設定値よりも低下すると、二次圧力設定バネ部材43にピストン38が押され(図1の下方向)、押圧部39が鋼球27に当接し、押圧して開弁する。これにより、入口孔13から出口孔15へ圧力流体は自由に流れるので再び二次圧力は設定値まで昇圧する。減圧弁10は、上記の昇圧、遮断、低下を何度も繰り返すことで二次圧力が絶えず設定値になるよう制御している。
図2(a)及び(b)は、本発明のスリーブ16内に形成された減圧弁室17の減圧部材21及びリング部材28の変形例の第一の形態(図2(a))及び第二の形態(図2(b))を示し、図2(a)及び(b)中、図1の構成要件と同一の構成要件は同一符号を付して詳細な説明を省略する。以下、同様とする。
図2(a)に示すように第一の形態は、減圧部材21の内部に流路26a、26bを設けて圧力流体を通すことで、減圧部材21の外周に流路を設ける必要がないので、スリーブ16内に閉弁バネ部材33を設ける容積を十分に確保することができる。また、閉弁バネ部材33と外周端面凸部31が形成されたネジ部材30との間にリング部材28を設けることで、閉弁バネ部材33がネジ部材30及びフィルタ32に直に接触しない。そのため、閉弁バネ部材33がフィルタ32に直に接触して弾性力が負荷することによる損傷を防止することができる。
また、図2(b)に示すように第二の形態は、第一の形態の減圧部材21において、減圧部材21の流路26bの内周面から伸びるように内径凸部22が形成されており、リング部材28においては、リング部材28の流路26bの内周面から伸びるように端面凸部29が形成されており、閉弁バネ部材33の内周部に内径凸部22及び端面凸部29が内接している。
これにより、閉弁バネ部材33を傾かないように支持することができるので、減圧部材21に閉弁方向(図1の上方向)の付勢力を効率良く伝えることができる。また、内径凸部22及び端面凸部29を閉弁バネ部材33で繋ぐことにより、減圧部材21とリング部材28を一体化させることで、圧力流体の流れが安定するので圧力損失を低減できる。
さらに、図3に示すように図1の形態は、第一の形態の減圧部材21の大径部24に大径凸部23が形成されており、大径凸部23の外周面はスリーブ16の四段付穴18の内周面に沿うように摺接しており、大径凸部23の内周面には閉弁バネ部材33が内接している。
これにより、大径凸部23が閉弁バネ部材33をガイドする機能が向上するので、閉弁バネ部材33を傾かないように支持することができる。また、減圧部材21の大径部24に大径凸部23を形成することで、減圧部材21がスリーブ16の内周面に当接する面積が大きくなるので、減圧部材21を摺動方向にガイドする機能も向上する。これにより、穿孔20と減圧部材21を略同軸上とすることができて、鋼球27が減圧弁座19に隙間なく当接して圧力流体の流れを確実に遮断して漏れを防止することができる。さらに、一次圧力が変動しても二次圧力が変動せずに二次圧力を設定値に保持することができる。
また、図1に示すように、減圧弁10は外部から大気通気孔36を通ってアダプタ12aの内部へゴミ等を混入しないようにする為のOリング48と、流体の外部漏れを防止する為のOリング49と、入口孔13からスリーブ16と弁本体11の間を通って出口孔15に圧力流体が漏れないようにする為のOリング50と、受圧作動室34からアダプタ12a内を通って外部に流体が漏れないようにする為のOリング51を備えるのがよい。
10 減圧弁
11 弁本体
12(12a、12b) アダプタ
13 入口孔(一次ポート)
15 出口孔(二次ポート)
16 スリーブ
17 減圧弁室(一次圧力室)
19 減圧弁座
20 穿孔
21 減圧部材
22 内径凸部
23 大径凸部
25 先端部
26a 流路(貫通孔)
26b 流路
27 鋼球(弁体)
28 リング部材
29 端面凸部
30 ネジ部材
31 外周端面凸部
32 フィルタ
33 閉弁バネ部材(第一弾性体)
34 受圧作動室(二次圧力室)
38 ピストン(押圧手段)
42 第一リテーナ部材(押圧手段)
43 二次圧設定バネ部材(第二弾性体、押圧手段)
44 第二リテーナ部材(押圧手段)

Claims (3)

  1. 弁本体と、前記弁本体に嵌設され一次ポートから二次ポートへ流れる流体を通すように設けられたスリーブと、前記スリーブに結合して前記一次ポートと前記二次ポートが連通するように設けられたアダプタと、前記スリーブ内に形成された一次圧力室と、前記一次圧力室に略同軸上に嵌設された減圧部材、第一弾性体、リング部材、ネジ部材と、前記減圧部材に形成された貫通孔と、前記減圧部材に嵌め込まれた弁体と、前記ネジ部材に形成された外周端面凸部と、前記ネジ部材に設けられたフィルタと、前記アダプタに形成された二次圧力室と、前記二次圧力室に設けられた押圧手段と、前記一次圧力室と前記二次圧力室を連通するように形成された穿孔と、前記穿孔と前記一次圧力室の境界部に形成された減圧弁座と、を備え、前記減圧弁座に対して、前記第一弾性体の弾性力が作用して前記減圧部材が前記弁体を閉弁方向へ付勢し、前記押圧手段を構成する第二弾性体の弾性力が作用して前記弁体を開弁方向へ付勢して、前記一次ポートに導入された一次圧力を減圧して前記二次ポートから二次圧力として出力する減圧弁において、前記リング部材の一端は前記第一弾性体と当接しており、前記リング部材の他端は前記外周端面凸部と当接しており、前記減圧部材の内部に形成された前記貫通孔が流路とされていることを特徴とする減圧弁。
  2. 前記減圧部材は軸芯に略平行方向に内周面から伸びるように内径凸部が形成されており、前記リング部材は前記リング部材の内周面から伸びるように端面凸部が形成されており、前記第一弾性体の内周部に前記内径凸部及び前記端面凸部が内接していることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  3. 前記減圧部材に形成された大径凸部の外周面と前記スリーブの内周面が摺接しており、前記大径凸部の内周面には前記第一弾性体が内接していることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
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