JP2016181834A - オーディオ信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グループに属するチャンネルをチャンネルストリップに展開するにあたって、チャンネルストリップを柔軟に指定できるようにする。
【解決手段】ミキサ10は、操作対象を割り当て変更可能な複数のCHストリップ30を有し、そのメモリ12には、CHストリップ30毎の操作対象としてチャンネル又はグループを指定するか、若しくは、そのCHストリップを或るグループに属する各チャンネルを個別に展開するための展開用CHストリップに指定する情報からなるレイヤデータ1を記憶する。レイヤデータ1に基づく操作対象を複数のCHストリップ30それぞれに割り当てるとき、展開用のCHストリップ30には、CH又はグループ割り当てず、展開用の旨を設定する。或るグループ展開指示に応じて展開用CHストリップ30に、該グループに属する各チャンネルを展開する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、操作パネル上に設けられた複数のチャンネルストリップそれぞれに任意のチャンネル又はチャンネルグループを割り当てるように構成されたオーディオ信号処理装置に関し、詳しくは、チャンネルグループに属する各チャンネルを個別にチャンネルストリップに割り当てる技術の改良に関する。
デジタルオーディオミキシングコンソール(以下単に「ミキサ」とも言う)は、周知の通り、操作パネル上に、フェーダ、エンコーダ及び各種ボタンなど複数の操作子を備えたチャンネルストリップを複数備え、各チャンネルストリップに対して、例えば1つのチャンネルなど任意の操作対象を割り当て、そのチャンネルストリップの操作子を用いて、該割り当てられ操作対象のパラメータの値を調整するように構成される。例えば、下記非特許文献1に記載されたミキサは、複数のチャンネルストリップに割り当てる操作対象を一括して切り替えるレイヤ機能を備え、限られた数のチャンネルストリップで多くの操作対象を効率的に制御できるようになっている(非特許文献1の第32、33頁、第4章インプット系チャンネルの基本操作)。なお、以下、では「チャンネル」という語を「CH」とも表記する。
また、従来、複数のチャンネルをグループ化し、そのチャンネルグループ(以下単に「グループ」とも言う)に属する各チャンネルを一括制御するグループ化機能が知られる(例えば、非特許文献1,2を参照)。例えば、1つのグループに属する各チャンネルについて、1つのグループ用フェーダ操作子で一括してレベルを調整したり、一括してミュートのオン/オフを行ったりすることができる(非特許文献1の第92〜98頁の第7章DCAグループ/ミュートグループ、非特許文献2の第113〜121頁の第11章グルーピング/リンク)。さらに、非特許文献2の第120,121頁には、グループに属する複数のチャンネルの所望のパラメータを連動(リンク)させるチャンネルリンク機能が開示されている。
上述したように複数チャンネルを1つのグループにまとめて、そのグループに属する複数チャンネルを1つの操作子で操作するグループ化機能は便利であるが、その一方で、そのグループ内の複数のチャンネルを個別に操作したい場合もある。そこで、グループを構成する個々のチャンネルを、所定の操作でCHストリップへ展開できるデジタルミキサが知られている。展開先のCHストリップを柔軟に指定する工夫として、下記特許文献1は、操作パネル上の複数のCHストリップを複数のブロックに分け、ブロックを展開先として指定する構成により、指定されたブロックに属する複数のチャンネルストリップに対してグループを構成する個々のチャンネルを展開することを開示している。
しかし、前記特許文献1に記載の展開機能は、複数チャンネルストリップをまとめたブロックが展開先として指定される構成であり、操作パネル上に複数のブロックを有する大型ミキサを前提としている。そのため、この方法を適用するには、ミキサの物理的構成条件への制約が多い。例えば、操作パネルのCHストリップの数が少ない小型ミキサなど、CHストリップを複数のブロックに分けて管理することのできない又はCHストリップを複数のブロックに分けて管理することには適さないミキサには、この方法は、不向きである。
また、前記特許文献1の展開機能では、何れのブロックを展開先として指定するかは、管理者により予め固定的に設定される。その設定内容は、複数のブロックに対して個別に、どのブロックをどの順に展開先として使用するか、又は、展開先として使用しない旨を指定するというものである。ユーザが展開先に使用したいブロックは、例えばミキサの使用場面に応じて異なり得る。しかし、従来の技術では、展開先となるブロックを変更したい場合、例えば使用場面が代わる毎に都度、展開用のブロック指定をやり直さなければならず、また、その作業を複数のブロックに対して、それぞれ個別に行わなければならず、面倒である。
また、前記特許文献1の展開機能では、展開先として指定されたブロックの各CHストリップには、ユーザが展開指示を行う以前は、何らかのチャンネル又はグループが操作対象として割り当てられている可能性がある。その場合、ユーザは単にグループの展開を指示しただけにも関わらず、展開先のブロックの各CHストリップに元々割り当てられていたチャンネル又はグループが操作パネル上から消えてしまう。このことが、ユーザを困惑させる、或いは、ユーザの意に反することがある。
特開2011−066863号公報
「YAMAHA DIGITAL MIXING CONSOLE PM5D/PM5DRH取扱説明書」、[online]、ヤマハ株式会社、2004年、[平成27年3月10日検索]、インターネット〈URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/cs1d_ja_om_r21.pdf?_ga=1.189649067.145683692.1426226024〉 「DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL、取扱説明書」、[online]、ヤマハ株式会社、2005年、[平成27年3月10日検索]、インターネット〈URL: http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/m7cl_ja_om_e0.pdf?_ga=1.261478797.145683692.1426226024〉
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、或るグループに属する各チャンネルをチャンネルストリップに展開するにあたって、展開先となるチャンネルストリップを柔軟に指定できるようにしたオーディオ信号処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、複数のチャンネルに入力されたオーディオ信号の信号処理を行うオーディオ信号処理装置であって、それぞれ操作対象として割り当てられた1つの前記チャンネル、又は、複数の前記チャンネルからなる1つのグループに対する信号処理のパラメータ値を調整するための操作子を有する複数のチャンネルストリップと、前記複数のチャンネルストリップそれぞれに割り当てるべき前記操作対象を指定する操作対象指定情報であって、前記チャンネルストリップ毎に、操作対象として前記チャンネル又は前記グループを指定するか、若しくは、そのチャンネルストリップを前記グループに属する各チャンネルを個別に展開するための展開用チャンネルストリップに指定する操作対象指定情報を記憶する記憶部と、前記操作対象指定情報に基づいて前記複数のチャンネルストリップに対して操作対象を割り当てる第1割当部であって、前記展開用チャンネルストリップに指定されたチャンネルストリップには、チャンネル及びグループの何れも割り当てず、展開用チャンネルストリップとして使用する旨を設定する前記第1割当部と、或る1つのグループの展開指示に応じて、前記操作対象指定情報により前記展開用チャンネルストリップに指定された各チャンネルストリップに対して、該展開指示されたグループに属する各チャンネルを割り当てる第2割当部を備えることを特徴とするオーディオ信号処理装置である。
操作対象指定情報は、何れのチャンネルストリップを展開用チャンネルストリップとして使用するかを指定する情報を含んでおり、操作対象指定情報に基づいて複数チャンネルストリップに操作対象を割り当てるとき、展開用チャンネルストリップに指定されたチャンネルストリップには、展開用として用いる旨を設定し、チャンネル又はグループの何れも割り当てないで空けておく。これにより、展開先のチャンネルストリップを確保する。そして、グループ展開指示があったとき展開用チャンネルストリップに指定された各チャンネルストリップに、該グループに属する各チャンネルを割り当てる。グループ展開先をチャンネルストリップ毎に指定する構成により、例えば複数チャンネルストリップからなるブロック毎にグループ展開先を指定する構成に比べて、より柔軟にグループ展開先となるチャンネルストリップの選択又は指定を行うことができる。また、例えば複数のチャンネルストリップをブロック分けしない小型ミキサにも、グループ展開機能を実装できるなど、グループ展開機能を実装するミキサの物理的構成条件に制約が少ない。また、展開用チャンネルストリップは、チャンネル又はグループを割り当てずに明けたまま確保されているので、グループ展開時に、現在操作中のチャンネル又はグループが消えてしまう等の不都合又は不測の事態が生じることはない。したがって、グループ展開に伴い、ユーザが困惑すること、或いは、操作対象割り当て状態がユーザの意に反して変更されることを防止できる。
一実施形態に係るオーディオ信号処理装置において、前記記憶部は複数の操作対象指定情報を記憶し、前記割当制御部は、前記複数の操作対象指定情報うち選択された1つの操作対象指定情報に基づいて、前記複数のチャンネルストリップに操作対象を割り当てるように構成されてよい。複数の操作対象指定情報を記憶する構成により、操作対象指定情報を切り替えるだけで簡単に、グループ展開先として指定される1又は複数のチャンネルストリップを変更できる。また、別の一実施形態に係るオーディオ信号処理装置は、前記操作対象指定情報により指定されるチャンネルストリップ毎の操作対象を可変設定する編集部を更に備え、前記記憶部が、前記編集部により可変設定された操作対象指定情報を記憶するように構成されてよい。チャンネルストリップ毎に個別に展開用チャンネルストリップに指定するかどうかを可変設定できる。したがって、グループ展開先となるチャンネルストリップの選択又は指定を柔軟に行うことができる。
この発明に係るオーディオ信号処理装置によれば、グループに属するチャンネルをチャンネルストリップに展開するにあたって、展開先となるチャンネルストリップを柔軟に指定できるという優れた効果を奏する。
本発明に係るオーディオ信号処理装置を適用したミキシングコンソールに備わる記憶部に記憶されるレイヤデータの構成例を説明する図。 本発明に係るオーディオ信号処理装置を適用したミキシングコンソールの電気的ハードウェア構成例を示すブロック図。 図2に示すミキシングコンソールの信号処理構成例を示すブロック図。 図2に示すミキシングコンソールの操作パネル構成例を示す図。 操作対象割り当て処理例を示すフローチャート。 グループ展開処理例を示すフローチャート。 レイヤデータ編集画面の一例を示す図。 レイヤデータ編集処理例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、この発明に係るオーディオ信号処理装置をミキシングコンソールに適用した一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び図面において「チャンネル」という語を「CH」とも表記する。
図1は、この発明に係るオーディオ信号処理装置を適用したミキシングコンソール(以下、「ミキサ」とも言う)に備わる記憶部(図2の符号12)に記憶されるレイヤデータの構成例を説明する図である。レイヤデータは、ミキサ(図2の符号10)に備わるチャンネルストリップ(図4の符号30、以下「CHストリップ」という)それぞれに割り当てるべき操作対象を指定するための操作対象指定情報である。「CHストリップ」とは、割当てられた操作対象に関する信号処理のパラメータ値を調整する操作子のまとまりである。CHストリップには、操作対象として1つのチャンネルか、又は、1つのグループが割り当てられる。1つのグループは複数のチャンネルで構成される。ユーザは、何れか1つのレイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・を選択することで、該選択されたレイヤデータに基づいて、複数のCHストリップの操作対象を一括して切り替えることができる。このようなレイヤデータ1に基づく複数のCHストリップの操作対象の一括切り替え自体は、周知である。また、この明細書では、複数個の或る構成要素を個々に区別する場合、例えば「1a」や「1b」等のようにアルファベットを添えた符号を参照符号として用いるが、当該構成要素を個々に区別する必要の無い場合は、例えば「1」のように数字のみの符号を参照符号として用いる。
1つのレイヤデータ1は、複数のCHストリップ(図1では「CHストリップ1」〜「CHストリップ16」の16本)それぞれに対して、その操作対象としてチャンネル又はグループ(図1において「入力CH1」、「入力CH2」、「モニタ出力CH」、及び「グループ3」)を指定するか、若しくは、そのチャンネルを前記グループに属する各チャンネルを個別に展開するための展開用CHストリップ(図1において「展開用」)に指定する情報からなる。この明細書では、グループに属する複数のCHを個別にCHストリップに割り当てることを、「展開する」と言う。詳しくは後述する通り、レイヤデータ1には、何れのCHストリップを展開用チャンネルストリップとして使用するかを指定する情報が含まれているので、レイヤデータ1に基づいて複数CHストリップに操作対象を割り当てるとき、展開用チャンネルストリップに指定されたCHストリップには「展開用」として使用する旨を設定し、チャンネル又はグループの何れも割り当てないで空けておくことができる。そして、グループ展開指示があったときに、展開用チャンネルストリップに指定された各チャンネルストリップに、該グループに属する各チャンネルを割り当てることができる。
図2は、この発明に係るオーディオ信号処理装置を適用したミキサの電気的ハードウェア構成例を示す。ミキサ10は、中央処理装置(CPU)11、メモリ12、表示部13、操作部14、信号処理部15(MIX部)、オーディオインターフェース(オーディオI/O)16を備える。各部11〜16は、通信バス17を介して接続され、CPU11と各部12〜16との間で各種制御信号を通信できる。また、MIX部15はオーディオI/O16を介してマイクロフォンや再生装置等の入力機器、あるいはアンプやスピーカ等の出力機器との間でアナログオーディオ信号あるいはデジタルオーディオ信号を入力または出力できる。更に、ミキサ10は、例えばUSBインターフェース等、その他インターフェース(その他I/O)18を備えてよい。
CPU11は、メモリ12に記憶された各種のプログラムを実行して、ミキサ10の全体動作を制御する。メモリ12は、CPU11が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを不揮発に格納するほか、CPU11が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用される。メモリ12のワーク領域には、ミキサ10に備わる複数のチャンネルのそれぞれに対応して、チャンネル毎の信号処理の動作を規定する複数のパラメータの現在値を記憶する。パラメータの現在値は、MIX部15が実行する信号処理で現在使われる値である。メモリ12は、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリあるいはハードディスク等の各種メモリ装置を適宜組み合わせ構成してよい。このメモリ12が、図1に示す複数のレイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・を記憶する記憶部に相当する。
表示部13は、ディスプレイ(図4の符号36)および関連するインターフェース回路等であり、CPU11から与えられた表示制御信号に基づく各種情報を、各種画像や文字列等により表示する。操作部14は、複数のCHストリップ毎(図4の符号30)に設けられたフェーダ操作子を含む操作子群やレイヤスイッチなど各種操作子(図4の符号31〜35)および関連するインターフェース回路等である。オペレータは、操作部14の各種操作子を用いて各種パラメータの設定や変更のための操作を行う。CPU11は、オペレータによる操作部14の操作に応じた検出信号を取得して、検出信号に基づいてミキサ10の動作を制御する。
MIX部15は、例えばDSP(Digital Signal Processor)や、CPU11およびメモリ12に記憶されたソフトウェアにより仮想的に実現された信号処理装置で構成する。MIX部15は、信号処理用のプログラムを実行することにより、オーディオI/O16を介して図示しない入力機器から供給された1又は複数系統のオーディオ信号を信号処理して、該処理したオーディオ信号を、オーディオI/O16を介して図示しない出力機器へ出力する。MIX部15が実行する信号処理は、複数系統のオーディオ信号を混合するミキシング処理を含む。この信号処理は、メモリ12に記憶された複数のパラメータの現在値に基づいて制御される。なお、MIX部15は、ミキサ10に内蔵されたものに限らず、例えばその他I/O18を介して外部接続されたものであってもよい。
図3は、ミキサ10の信号処理機能の構成を説明するブロック図を示す。図3に示す各要素の動作は、専らMIX部15によるデジタル信号処理により実行される。ミキサ10は、複数の入力CH20(図3の例では「入力CH1」〜「入力CH128」の128本、便宜上「入力CH1」にのみ符号を付ける)を具備している。各入力CH20は、それぞれ対応付けられた入力ポート(図示略)からのオーディオ信号を受け取って、入力CH20の各種パラメータの値に基づく信号処理を行い、該処理済みのオーディオ信号を複数のMIXバス22(図4の例ではバス番号「1」〜「96」の96本、便宜上、バス番号「1」にのみ符号を付ける)に出力する。処理済みオーディオ信号は、各入力CH20からすべてのバス22に出力されてもよいし、一部のバス22に選択的に出力されてもよい。また、ミキサ10は、複数の出力CH24(図4の例では「出力CH1」〜「出力CH96」の96本、便宜上「出力CH1」にのみ符号を付ける)を具備しており、各出力CH24は何れか1つのMIXバス22に対応付けられている。各出力CH24は、対応付けられたバス22から出力されたオーディオ信号に対して、CH毎の各種パラメータの値に基づく信号処理を行う。また、各入力CH20及び各出力CH24は、図示外のCUE/モニタバスを介してモニタ出力CH26に接続され、オーディオ信号を選択的にモニタ出力CH26に供給し得る。図3においては、便宜上、1つの入力CH20からモニタ出力CH26への信号経路のみ描く。モニタ出力CH26は、供給されたオーディオ信号に対して各種パラメータの値に基づく信号処理を行う。各CH20、24及び26の行う各種信号処理は、例えば、メモリ12に記憶された各種パラメータの現在値に従った音量レベルの調整、イコライジング、パン、各種エフェクト等である。
図4は、ミキサ10の操作パネルの構成例を示す。ミキサ10の操作パネルには、複数(図の例では16本)のCHストリップ30a〜30pと、ディスプレイ36(図2の表示部13)が備わる。16本のCHストリップ30a〜30pは、図1のレイヤデータ1に示す「CHストリップ1」〜「CHストリップ16」に対応しており、それぞれ固有のCHストリップ番号により特定される。1本のCHストリップ30は、音量レベル調整用のフェーダ操作子31、CUE/モニタバスへの出力のオンオフを切り替えるCUEスイッチ32、CH選択(SEL)オンオフを切り替えるSELスイッチ33、及び、制御対象の割り当て変更可能なノブ型操作子34を備える。なお、図4では、1つのCHストリップ30aに設けられた操作子群に対してのみ符号を付与する。
16本のCHストリップ30a〜30pは、それぞれの操作対象を、操作対象切り替え指示に応じて一括して切り替えられるようになっている。すなわち、ミキサ10のCHストリップ30a〜30pはブロック分けされていない。この実施例では、図4において操作パネル上の右端に備えられている複数のレイヤスイッチ35a〜35dにより、各CHストリップ30a〜30pの操作対象の切り替え指示を行う。前述の通り、16本のCHストリップ30a〜30pに割り当てる操作対象は、メモリ12に記憶されたレイヤデータ1(図1参照)に基づいて指定される。各レイヤスイッチ35a〜35dは、レイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・の1つに対応付けられている。一例として、メモリ12には、4つのレイヤスイッチ35a〜35dそれぞれに固定的に対応する4つのレイヤデータ1a、1b、1c、1dを記憶する。別の例として、メモリ12は、1又は複数のレイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・を記憶しており、ユーザが各レイヤスイッチ35a〜35dに対して任意の1つのレイヤデータ1を対応付ける。
図5は、レイヤスイッチ35の操作に応じてCPU11が実行する操作対象割り当て処理例を示すフローチャートである。レイヤスイッチ35a〜35dは、何れか1つが排他的に選択される(オンになる)。CPU11は、選択された1つのレイヤスイッチ35に対応するレイヤデータ1をメモリ12から読み出し、該読み出されたレイヤデータ1に基づいて、各CHストリップ30a〜30pにチャンネル又はグループを割り当てる。このステップS1において、CPU11は、該読み出されたレイヤデータ1により展開用CHストリップに指定されたCHストリップ30に、チャンネル又はグループを割り当てず、展開用CHストリップとして使用する旨を設定する。すなわち、CPU11は、該ステップS1において、各CHストリップ30a〜30pの操作対象を示す情報として、レイヤデータ1により指定されたチャンネル又はグループを示す情報、又は、そのCHストリップ30が「展開用」として使用される旨を、メモリ12に記憶された割当情報に書き込む。割当情報は、各CHストリップ30a〜30pに現在割り当てられている操作対象を特定する情報である。「展開用」に指定されたCHストリップ30を「展開用CHストリップ」と呼ぶ。
例えば、図1のレイヤデータ1aに対応するレイヤスイッチ35がオン状態である場合、図1に示すレイヤデータ1aの内容通り、「CHストリップ1」には「入力CH1」が割り当てられ、「CHストリップ2」には「入力CH2」が割り当てられ、「CHストリップ3」には「展開用」の旨が設定され、「CHストリップ4」には「モニタ出力CH」が割り当てられ、「CHストリップ5」には「展開用」の旨が設定され、「CHストリップ6」には「展開用」の旨が設定され・・・「CHストリップ16」には「グループ3」が割り当てられる。CHストリップ30に「展開用」の旨を設定し、何れのチャンネル又はグループも割り当てないことで、展開指示に応じて展開すべき各チャンネルの割り当て先が確保される。
各レイヤスイッチ35a〜35dに対応するレイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・それぞれで異なる1又は複数のCHストリップ30を、開用CHストリップとして使用するように設定しておけば、レイヤスイッチ35a〜35dの操作に応じた操作対象一括切り替え処理(図5のステップS1)を行うだけで簡単に、展開用CHストリップとして使用するCHストリップ30を変更できる。CPU11と、図5のステップS1の処理が、「前記操作対象指定情報に基づいて、前記複数のチャンネルストリップに対して操作対象を割り当てる第1割当部であって、前記展開用チャンネルストリップに指定されたチャンネルストリップには、チャンネル及びグループの何れも割り当てず、展開用チャンネルストリップとして使用する旨を設定する前記第1割当部」に相当する。
ユーザは、各CHストリップ30a〜30pの操作子31〜34を用いて、各CHストリップ30a〜30pの操作対象として割り当てられたチャンネル又はグループに対する信号処理のパラメータ値を変更できる。例えば、「入力CH1」が割り当てられたCHストリップ30(例えば図4において左端のCHストリップ30a)にてフェーダ操作子31が操作された場合、CPU11は、メモリ12に記憶されたパラメータ値のうち、該CHストリップ30aに割り当てられた「入力CH1」の音量レベルのパラメータ値を、該操作に応じた内容の分だけ変更する。
また、「展開用」に設定されたCHストリップ30の操作子31〜34が操作された場合、そのCHストリップ30に対して未だグループに属するチャンネルが展開されていなければ、その操作は無視される。すなわち、CPU11は、何れのチャンネルの何れのパラメータ値も変更しない。「展開用」に設定されたCHストリップ30には、後述の展開指示によってグループに属するチャンネルが展開されない限り、何れのチャンネル又はグループも操作対象として割り当てられないからである。
一方、或るグループが割り当てられたCHストリップ30の操作子が操作された場合、CPU11は、そのグループに属する各チャンネルにおける、該操作された操作子に対応するパラメータ値を一括して連動制御する。このような複数チャンネルをグループ化し一括して連動制御する機能は、グループ化機能として周知である。グループ化機能について簡単に説明する。ユーザは、任意の複数の入力CH20又は複数の出力CH24を選択し、該選択されたチャンネルからなるグループを作成できる。メモリ12には、複数のグループを特定する情報が記憶され得る。個々のグループは、例えば「グループ1」、「グループ2」、「グループ3」・・・等のようなグループ番号又はグループ名により特定され得る。
操作対象として或るグループが割り当てられたCHストリップ30の操作子31〜34の操作に応じて、CPU11は、メモリ12に記憶されたパラメータ値のうち、そのCHストリップ30に割り当てられたグループに属する各チャンネルを特定し、該特定された各チャンネルの信号処理に関するパラメータ値のうち、該操作された操作子に対応するパラメータ値を一括して、該操作に応じた内容の分だけ変更する。例えば、「CHストリップ16」に割り当てられた「グループ3」に属する各チャンネルが入力CH9〜入力CH16の8つのCHとすると、「CHストリップ16」のフェーダ操作子31が操作された場合、「入力CH9」〜「入力CH16」の音量レベル値が一括して、1つのフェーダ操作子31の操作に応じて変更される。この場合、グループに属する各チャンネルのパラメータ値を、相互のレベル差を一定に保ったまま、1つのフェーダ操作子31で一括して連動制御できる。
このような複数CHをグループ化して連動制御する機能は便利なものであるが、一方で、グループを構成する複数CHを個々のCH毎に個別に操作したい場合がある。そのため、ミキサ10には、グループに属する各チャンネルを個々のCHストリップ30に展開して個別に操作できるようにする展開機能が設けられている。
一例として、ミキサ10は、CHストリップ30a〜30pの操作対象に割り当てられている各グループについて展開指示を受け付けるように構成される。例えば、ユーザは、或るグループが割り当てられたCHストリップ30a〜30pのSELスイッチ33の操作により、そのグループの展開指示を入力できる。図6は、展開指示に応じてCPU11が実行する展開処理例を示すフローチャートである。ステップS2において、CPU11は、メモリ12に記憶された割当情報に基づき、CHストリップ30a〜30pのうちに未使用の展開用CHストリップ30があるかどうか確認する。未使用の展開用CHストリップ30とは、未だグループに属する各チャンネルの展開先として使用されていない、何れのチャンネルも割り当てられていない展開用CHストリップ30である。
展開用CHストリップ30がある場合(ステップS3のYES)、CPU11は、ステップS4において、今回展開指示されたグループに属する各チャンネルを、各展開用CHストリップ30に順次割り当てる。一例として、CPU11は、前記ステップS2において、展開指示されたグループを構成するチャンネル数分の未使用の展開用CHストリップ30があるかどうかを確認し、該グループを構成する全チャンネル分の未使用の展開用CHストリップ30がある場合(ステップS3のYES)に、ステップS4の処理を行う。割り当て順は、例えばCH番号の若いチャンネルから順に、CHストリップ番号の若いCHストリップ30に割り当てるなど、適宜の順番であってよい。また、ユーザが、展開用CHストリップ30毎に割り当て順を設定してもよい。前記ステップS4の後、CPU11は処理を終了する。展開用CHストリップ30は展開先として使用される以前は空のまま確保されているので、展開指示を行うことに伴いCHストリップ30で操作中だったチャンネル又はグループが消えてしまう等の不都合又は不測の事態が生じることはない。CPU11と、前記ステップS4の処理が「或る1つのグループの展開指示に応じて、前記操作対象指定情報により前記展開用チャンネルストリップに指定された各チャンネルストリップに対して、該展開指示されたグループに属する各チャンネルを割り当てる第2割当部」に相当する。
一方、展開用CHストリップ30がない場合(ステップS3のNO)、CPU11は処理を終了する。このとき、CPU11は、例えば展開できない旨をディスプレイ36の表示等によりユーザに通知してよい。一例として、未使用の展開用CHストリップ30の数が不足している場合は、ステップS3をNOに分岐して、ステップS4の処理を行わない。別の例として、CPU11は、未使用の展開用CHストリップ30の数が不足している場合であっても、グループに属するチャンネルの一部のみを、未使用の展開用CHストリップ30に割り当てる処理(前記ステップS4)を行うようにしてもよい。
前記ステップS4により、展開指示されたグループに属する複数のチャンネルがそれぞれ展開用CHストリップ30に割り当てられた場合、それら展開用CHストリップ30にのうち何れかにおける操作子31〜34の操作に応じて、CPU11は、その展開用CHストリップ30に展開されているチャンネルに関する信号処理のパラメータ値を変更できる。例えば、或るグループに属するチャンネルが展開された展開用CHストリップ30にてフェーダ操作子31が操作された場合、CPU11は、メモリ12に記憶されたパラメータ値のうち、該展開用CHストリップ30に割り当てられたチャンネルの音量レベルのパラメータ値を、該操作に応じた内容の分だけ変更する。
ユーザは、メモリ12に記憶された各レイヤデータ1の内容、すなわち各CHストリップ30の操作対象として何を割り当てるか、を任意に編集できる。図7は、レイヤデータ1を編集する方法の一例として、ディスプレイ36に表示されるレイヤデータ編集画面例を示す。ユーザは、複数のレイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・のうち、任意の1つを編集処理対象として選択し、編集指示を入力する。該編集指示に応じて、CPU11は、ユーザに編集処理対象として選択されたレイヤデータ1に関するレイヤデータ編集画面60を、ディスプレイ36に表示する。
レイヤデータ編集画面60において、画面中央に並べられた複数のCHストリップ選択ボタン61a〜61p(図において「CHストリップ1」〜「CHストリップ16」)は、操作パネルに備わるCHストリップ30a〜30p(図4参照)それぞれに対応しており、対応するCHストリップ30を編集対象として選択するボタン画像である。
CHストリップ選択ボタン61a〜61pの左隣には、CHストリップ30の操作対象を選択するためのボタン画像として、入力CH20を指定するボタン62a、62b、62c・・・(図において「入力CH1」〜「入力CH16」)、CHストリップ30の操作対象として出力CH24を指定するボタン(図示略)、CHストリップ30の操作対象としてグループを指定するボタン63a、63b、63c・・・(図において「DCA1」〜「DCA5」)、CHストリップ30の操作対象としてモニタ出力CH26を指定するボタン64(図において「モニタ」)、CHストリップ30を展開用CHストリップに指定するボタン65(図において「展開」)、及び、CHストリップ30に何も割り当てないことを指示するボタン66(図に「なし」)が表示される。
操作対象表示欄67には、CHストリップ選択ボタン61に対応付けて、各CHストリップ30に割り当てられた操作対象を表示する。図7の例では、操作対象表示欄67は、各CHストリップの操作対象として、図1に示すレイヤデータ1aに基づく内容を表示している。
ユーザは、表示されたレイヤデータ編集画面60において、CHストリップ選択ボタン61a〜61pにより何れか1つのCHストリップ30を編集対象として選択し、且つ、ボタン62〜66により1つの操作対象を選択する。図8は、レイヤデータ編集画面60におけるユーザのレイヤデータ編集操作に応じてCPU11が実行するレイヤデータ編集処理例を示すフローチャートである。
CPU11は、ステップS5において、ユーザにより選択されたCHストリップ30を特定し、ステップS6において、ユーザにより選択された操作対象を特定する。そして、CPU11は、ステップS7において、特定された操作対象を特定されたCHストリップ30に割り当てる旨のデータを作成し、ステップS8において、該作成されたデータを編集処理対象として選択されたレイヤデータ1に上書きする。これにより、メモリ12に記憶された該編集処理対象のレイヤデータ1の内容が、レイヤデータ編集画面60での編集操作に応じて更新される。例えば、レイヤデータ1aに関するレイヤデータ編集画面60において、ユーザが「CHストリップ1」のボタン61aを選択して、「展開」ボタン65を選択した場合、レイヤデータ1aは、「CHストリップ1」を「展開用」に指定する内容に更新される。このように、レイヤデータ1毎のレイヤデータ編集画面60にて編集操作を行うだけで、個々のレイヤデータ1において展開用に指定する1又は複数のCHストリップ30を簡単に変更できる。
以上説明したとおり、この実施例に係る展開機能によれば、レイヤデータ1a、1b、1c、1d・・・によりグループ展開先をCHストリップ30毎に指定する構成により、例えば複数CHストリップからなるブロック毎にグループ展開先を指定する構成に比べて、より柔軟にグループ展開先となるCHストリップ30の選択又は指定を行うことができる。複数のCHストリップ30をブロック分けしない小型ミキサ10にも、グループ展開機能を実装できるなど、ミキサ10の物理的構成条件に制約が少ない。また、レイヤスイッチ35a〜35dの操作によりCHストリップ30の操作対象を一括切り替えするだけで簡単に、展開用CHストリップとして使用するCHストリップ30を変更できる。
この発明にかかる展開機能の使用例を説明する。例えば、或る1つのレイヤデータ1aでは、「CHストリップ1」〜「CHストリップ8」のそれぞれの操作対象にグループを指定し、「CHストリップ9」〜「CHストリップ16」を展開用に指定しておく。レイヤデータ1aを選択している状態では、各「CHストリップ1」〜「CHストリップ8」のSELスイッチ33を押すだけで、対応するグループに属する各チャンネルを「CHストリップ9」〜「CHストリップ16」の何れかに展開できる。また、別のレイヤデータ1bでは、「CHストリップ1」〜「CHストリップ8」にそれぞれの操作対象にレイヤデータ1aとは別のグループを指定して、「CHストリップ9」〜「CHストリップ16」を展開用に指定しておくとする。レイヤデータ1bに切り替えるだけで、各「CHストリップ1」〜「CHストリップ8」のSELスイッチ33を押すだけで、対応する該別のグループに属する各チャンネルを、「CHストリップ9」〜「CHストリップ16」の何れかに展開できるようになる。また、別のレイヤデータ1cでは、「CHストリップ1」〜「CHストリップ16」それぞれの操作対象に入力CH20を指定する。レイヤデータ1cに切り替えるだけで、各「CHストリップ1」〜「CHストリップ16」で入力CH20のパラメータ値を調整できるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、複数のCHストリップ30の一括操作対象切り替え指示は、操作パネルに設けられたレイヤスイッチ35を用いる方法に限らず、例えばディスプレイ36に表示された操作対象指定画面等から行うなど、その他のどのような方法でもよい。
また、グループ化機能に係るグループには、グループに属する各チャンネルの全てのパラメータ値を連動制御するグループ、グループに属する各CHの一部のパラメータを連動制御するグループ、グループに属する各CHのミュートパラメータのみを一括制御するグループなど、複数種類のグループが存在してよい。なお、グループの具体的な登録方法は、周知のどのような方法でもよい。
また、この発明に係るオーディオ信号処理装置は、ハードウェアのミキサ10に限らず、例えばパーソナルコンピュータにおいて、ソフトプログラムにより仮想的に実現されたミキサに適用されてもよい。また、オーディオミキサに限らず、例えば多チャンネル録音装置など、どのようなオーディオ信号処理装置に適用されてもよい。
1 レイヤデータ、10 ミキサ、11 CPU、12 メモリ、13 表示部、14 操作部、15 信号処理部、16 オーディオI/O、30 チャンネルストリップ、35 レイヤスイッチ、60 レイヤデータ編集画面

Claims (3)

  1. 複数のチャンネルに入力されたオーディオ信号の信号処理を行うオーディオ信号処理装置であって、
    それぞれ操作対象として割り当てられた1つの前記チャンネル、又は、複数の前記チャンネルからなる1つのグループに対する信号処理のパラメータ値を調整するための操作子を有する複数のチャンネルストリップと、
    前記複数のチャンネルストリップそれぞれに割り当てるべき前記操作対象を指定する操作対象指定情報であって、前記チャンネルストリップ毎に、操作対象として前記チャンネル又は前記グループを指定するか、若しくは、そのチャンネルストリップを前記グループに属する各チャンネルを個別に展開するための展開用チャンネルストリップに指定する操作対象指定情報を記憶する記憶部と、
    前記操作対象指定情報に基づいて前記複数のチャンネルストリップに対して操作対象を割り当てる第1割当部であって、前記展開用チャンネルストリップに指定されたチャンネルストリップには、チャンネル及びグループの何れも割り当てず、展開用チャンネルストリップとして使用する旨を設定する前記第1割当部と、
    或る1つのグループの展開指示に応じて、前記操作対象指定情報により前記展開用チャンネルストリップに指定された各チャンネルストリップに対して、該展開指示されたグループに属する各チャンネルを割り当てる第2割当部
    を備えることを特徴とするオーディオ信号処理装置。
  2. 前記記憶部は複数の操作対象指定情報を記憶し、
    前記割当制御部は、前記複数の操作対象指定情報うち選択された1つの操作対象指定情報に基づいて、前記複数のチャンネルストリップに操作対象を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号処理装置。
  3. 前記操作対象指定情報により指定されるチャンネルストリップ毎の操作対象を可変設定する編集部を更に備え、
    前記記憶部は、前記編集部により設定された操作対象指定情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオ信号処理装置。
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