JP2016180983A - 感光体ドラム用伝達装置 - Google Patents

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修一 池田
洋平 松岡
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Abstract

【課題】従来よりも中間部材、ギア部材、伝達ユニットを柔軟に取り付けることができる伝達装置を提供する。
【解決手段】ギア部材と、ギア部材に着脱可能に取り付けられ、案内溝を備えた中間部材と、軸を備え、該軸には軸から半径方向外側に延びる少なくとも1つの突起が設けられている伝達ユニットと、を有し、案内溝は突起が案内溝に沿って軸方向に移動可能であり、案内溝に対し回転可能に形成されている、伝達装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、感光体ドラム用の伝達装置に関する。
画像形成装置として、複写機、レーザープリンター等が挙げられる。
通常、画像形成装置には、該画像形成装置の本体(以下、「装置本体」と記載することがある。)に対して着脱可能にプロセスカートリッジが備えられている。例えば、プロセスカートリッジは感光体ドラムと、現像装置、帯電装置、クリーニング装置のうち少なくとも1つとを一体としてカートリッジの中に備えることで具備される。
現在のプロセスカートリッジとしては、感光体ドラム、現像装置、帯電装置、及びクリーニング装置を一体としてカートリッジ中に備えるタイプ、感光体ドラム及び帯電装置を一体としてカートリッジ中に備えるタイプ、感光体ドラム、及び帯電装置とクリーニング装置とからなる2つの現像ユニットを一体としてカートリッジ中に備えるタイプが挙げられる。
上記したプロセスカートリッジは、使用者によって装置本体に着脱可能に取り付けることができ、業者に依頼する必要がない。そのため、画像形成装置のメンテナンスに関する使用者の操作性は向上している。上述した従来のプロセスカートリッジにおける、感光体ドラムを回転させるために装置本体から受ける回転駆動力のメカニズムを以下に示す。
本体側に、モーターの駆動力を伝達する回転部材と、該回転部材の中央部に位置し、回転部材と一体に回転可能な断面を備えた非円形のねじれ孔とが備えられている。回転部材と一体に回転可能な断面を備えた非円形のねじれ孔を含む部位は、複数の角を備えている。
プロセスカートリッジ側には、非円形のねじれ突起があり、該ねじれ突起は感光体ドラムの長手方向端部のいずれかに備えられ、複数の角がある断面を備える。プロセスカートリッジが装置本体に取り付けられ、回転部材が突起と孔の間に係合した状態で回転すると、回転部材の回転駆動力は感光体ドラムに伝達される。その結果、感光体ドラムを駆動させる回転力が装置本体から感光体ドラムへ伝達される。また、別の公知のメカニズムとして、感光体ドラムに固定されたギアを係合させることで感光体ドラムを駆動させ、それにより感光体ドラムを構成するプロセスカートリッジを駆動させることが挙げられる。
特許文献1〜3に記載された発明では、感光体ドラムの駆動部品の従来の配置が開示されている。これらの駆動部品は、後に示すように、感光体ドラムを装置本体に連結し、回転力を装置本体から伝達する。
図40には駆動部品1を有する感光体ドラム10の1つの形態が示されている。駆動部品1(または伝達装置)は感光体ドラム10のドラム本体20の一端に固定されている。ドラム本体20にはその周面に感光層が設けられている。駆動部品1はプリンターの駆動機構から回転駆動力を受け、該回転駆動力をドラム本体20に伝達するために用いられる。ドラム本体20は回転駆動力のもと、軸周りを回転する。
図41〜図43には駆動部品1の基本的な構造が示されている。駆動部品1は主に、ギア2、回転駆動力受け部材3、規制スライダー4、溝部5、回転制限ピン6、中央シャフト部9、位置制限ピン7、及び圧縮コイルバネ8を備えている。ギア2はドラム本体20の一端に固定されている。ギア2の軸はドラム本体の軸線と一致している。回転駆動力受け部材3は、回転制限ピン6により規制スライダー4と連結している。回転駆動力受け部材3は、規制スライダー4に対し一定の角度範囲で軸線周りを正逆回転することができる。
溝部5は円筒であり、その上端には半径方向に貫通する上部シュートがあり、下端には半径方向に貫通する下部シュートがある。規制スライダー4の基部は溝部5に対し上部シュート内を半径方向に沿って往復スライドすることができる。中央シャフト部9の頭部は溝部5に対し下部シュート内を半径方向に沿って往復スライドすることができる。
ギア2は空洞の中に位置決め台座を備えている。位置決め台座にはドラム型の穴があいている。ドラム型の穴の大きさや形は、中央シャフト部9の棒部分の断面の大きさや形と概ね同じとされている。そのため、中央シャフト部9は一度取りつけられると、ギア2のドラム型の穴の中で長手方向にのみ動くことができる。
圧縮コイルバネ8は、ギア2に取り付けられる前に中央シャフト部9に配置される。中央シャフト部9は、その棒部分をギア2内のドラム型の穴に通し、位置制限ピン7を挿入することにより、ギア2内に取り付けられる。
長手方向規制部材11は、回転駆動力受け部材3、規制スライダー4、回転制限ピン6、溝部5、及び中央シャフト部9を備えている。図44(a)〜図44(d)からわかるように、長手方向規制部材11は、圧縮コイルばね8の圧縮力により、ギア2に対して、ギア2の長手方向Zに沿って、長手方向往復の並進運動を規制することができる。圧縮力は圧縮コイルばね8からの外力を失った力であり、長手方向の位置は位置制限ピン7により制限されている。
図44(a)〜図44(d)は駆動部品1(感光体ドラムの端部のみ図示)に取り付けられたプロセスカートリッジがプリンター内に係合される際の工程を示す概略図である。プロセスカートリッジは、感光体ドラムの軸に垂直な方向Xaに沿ってプリンター内に係合される。プリンターの駆動部材13が最初に回転駆動力受け部材3から延びる爪の1つに触れた場合、プリンターの駆動軸13が、Zaの方向に沿って全体的に動くよう駆動部品1を押しつつ、回転駆動力受け部材3を押し、プリンターの駆動軸13が爪の間の部分を通過するまで軸の周りを一定の角度回転する。
プリンターの駆動部材13が最初に爪の間の部分のうちのどこかに触れた場合、プリンターの駆動軸13は回転することなく駆動部品1をZaの方向に沿って全体的に移動させる。
全体的にZaの方向に沿った駆動部品1内の長手方向規制部材11の動きのずれはプロセスカートリッジがXaの方向に動くにつれ徐々に増加する。プリンターの駆動軸13が回転駆動力受け部材3の受け面の周面の端に触れた後、駆動部材1内の長手方向規制部材11はプリンターの駆動軸13の上部が球面と概ね一致するまで全体的にZbの方向に沿って移動する。
別の形態では、図45に示されているように、回転駆動力受け部材3から延びる爪42は回転可能となっている。そのため、プリンターの駆動軸13が爪42のうち1つに接触すると、爪42は回転し、プリンターの駆動軸13が爪42を過ぎて駆動力受け部材3の中央開口417へ入るための空間を作る。プリンターの駆動軸13が爪42を過ぎた後、爪42はばね44により直立の位置に戻る。
プリンターが作動すると、プリンターの駆動軸13は自動的に回転駆動力受け部材3と連結し、プリンターから回転駆動力を受け感光体ドラムのドラム本体20を回転させる。
米国特許第8、615、184号明細書 国際公開第2012/113299号 国際公開第2012/113289号 米国特許出願番号第14/617、473号明細書 米国特許出願番号第13/965、856号明細書 米国特許出願番号第14/310、615号明細書 米国特許出願番号第14/461、011号明細書
従来の伝達装置においては、ギアと感光体ドラムの本体が固定されており、ギア部材と伝達ユニットとの取り付けは柔軟に行うことができなかった。そこで本発明は、かかる観点に鑑み、ギア部材と伝達ユニットとの取り付けを容易に行うことができる感光体ドラム用の伝達装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、ギア部材と、ギア部材に着脱可能に取り付けられ、案内溝を備えた中間部材と、軸を備え、該軸には軸から半径方向外側に延びる少なくとも1つの突起が設けられている伝達ユニットと、を有し、案内溝は軸の突起が案内溝に沿って軸方向に移動可能であり、案内溝に対し回転可能に形成されている、伝達装置である。
請求項2に記載の発明は、中間部材には頂面に導入溝と、案内溝を形成する少なくとも1つの保持部材とが備えられ、中間部材の頂面に備えられた導入溝は、伝達ユニットが中間部材に取り付けられる際に軸の突起が導入溝を通過できるような大きさとされている、請求項1に記載の伝達装置である。
請求項3に記載の発明は、案内溝には、伝達ユニットが中間部材に取り付けられる際に軸の突起が導入溝を通過するための開口が備えられている、請求項2に記載の伝達装置である。
請求項4に記載の発明は、ギア部材の内面には少なくとも1つの内壁面突起と少なくとも1つの受け部材とが備えられ、中間部材には少なくとも1つの半径方向外側に延びる突起が備えられ、ギア部材の受け部材には中間部材の突起を受けるための開口が備えられている、請求項1に記載の伝達装置である。
請求項5に記載の発明は、中間部材がギア部材に軸方向に挿入され、中間部材の突起が受け部材の開口部に位置するまでギア部材が回転することにより、ギア部材内に着脱可能に取り付けられるよう、ギア部材の受け部材の開口は配置されている、請求項4に記載の伝達装置である。
請求項6に記載の発明は、中間部材の少なくとも1つの保持部材には、第1の保持部材と、第1の保持部材から離れて、第1の保持部材との間に間隙を形成するように設けられた第2の保持部材と、が備えられ、間隙は、伝達ユニットが中間部材に取り付けられる際に、軸の突起が導入溝を通過した後に間隙を通過できるような大きさとされている、請求項1に記載の伝達装置である。
伝達装置はプリンターから回転駆動力を受け、感光体ドラムを回転させる。ここに記載する形態では、伝達装置はギア部材、ギア部材に配置される中間部材、及び中間部材に取り付けられプリンターからの駆動力を伝達する伝達ユニットを備える。本発明によれば、従来の伝達装置よりも中間部材、ギア部材、伝達ユニットを柔軟に取り付けることができる。
ギアから中間部材が取り外せるということは、例えばどちらかの部品を修理したり交換したりする点で好都合である。
ドラム装置(ユニット)の1つの形態を模式的に示す斜視図である。 図2(a)はドラム装置に用いられている伝達装置の1つの形態を示す分解斜視図、図2(b)はドラム装置に用いられている伝達装置の別の形態を示す分解斜視図である。 図3(a)、図3(b)は伝達装置に用いられている保持部材の1つの形態を示す斜視図である。 図4(a)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの1つの形態を示す一部の斜視図、図4(b)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの1つの形態を示す一部の上面図である。 図5(a)〜図5(d)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの係合ブロックの1つの形態を示す斜視図である。 図6(a)〜図6(f)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの1つの形態の取りつけ工程を示す図である。 図7(a)〜図7(c)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの1つの形態を部分的に示す図である。 図8(a)〜図8(d)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの係合ブロックの1つの形態を示す斜視図である。 図9(a)〜図9(c)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図10(a)〜図10(f)は伝達装置に用いられている伝達ユニットの取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図11(a)〜図11(c)は感光体ドラム用の伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図12(a)、図12(b)は感光体ドラム用の伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図13(a)〜図13(d)は感光体ドラム用の伝達装置に用いられているギア部材と中間部材の1つの形態を示す図である。 図14は感光体ドラム用の伝達装置に用いられているピンの1つの形態を示す図である。 図15は伝達装置に用いられている弾性部材の1つの形態を示す図である。 図16(a)〜図16(c)は伝達装置の組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図17は伝達装置の1つの形態を示す分解斜視図である。 図18(a)〜図18(d)は伝達ユニットとその組み立て工程の1つの形態を示す分解斜視図である。 図19(a)〜図19(d)は伝達ユニットとその組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図20(a)〜図20(d)は伝達ユニットと保持部材の取り付け工程の1つの形態を示す図である。 図21(a)〜図21(d)は伝達装置の組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図22(a)〜図22(c)は伝達装置とその組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図23(a)〜図23(d)は伝達装置に用いられているギア部材の1つの形態を示す図である。 図24(a)〜図24(d)は伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図25(a)〜図25(c)は伝達装置の中間部材と伝達ユニットの取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図26(a)〜図26(d)は伝達装置の中間部材と伝達ユニットの取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図27(a)〜図27(c)は伝達装置とその組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図28(a)、図28(b)は伝達装置とその組み立て工程の1つの形態を示す図である。 図29(a)、図29(b)は伝達装置の中間部材と伝達ユニットの取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図30は伝達装置1つの形態を示す断面図である。 図31は伝達装置に用いられているギア部材の1つの形態を示す図である。 図32(a)、図32(b)は伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図33(a)〜図33(c)は伝達装置に用いられているギア部材の1つの形態を示す図である。 図34(a)、図34(b)は伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図35(a)〜図35(c)は伝達装置に用いられている中間部材とギア部材の取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図36は伝達装置に用いられているギア部材の1つの形態を示す図である。 図37は伝達装置に用いられている中間部材の1つの形態を示す図である。 図38(a)、図38(b)は伝達装置に用いられている中間部材とギア部材の取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図39(a)〜図39(c)は伝達装置に用いられている中間部材とギア部材、及びその取りつけ工程の1つの形態を示す図である。 図40は感光体ドラムの1つの形態を示す斜視図である。 図41は図40の感光体ドラムの伝達装置を示す斜視図である。 図42は図41の伝達装置の断面図である。 図43は図41の伝達装置の分解図である。 図44(a)〜図44(d)は図40の感光体ドラムがプリンターに係合される場面を示す図である。 図45は感光体ドラムがプリンターに係合される工程を示す図である。
以下本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら形態に限定されるものではない。以下に述べるいくつかの形態においては、中間部材はギア部材に着脱可能に取り付けられている。例えば、中間部材はスナップフィット、摩擦、締まりばめ、超音波溶接により留めることができる。また、中間部材と着脱可能に取り付けられた伝達ユニットは自由に中間部材と関連して回転、移動が可能である。伝達ユニットは、中間部材がギア部材に取り付けられる前でも後でも取り付けることができる。一例として、伝達装置はギア部材、ギア部材に着脱可能に取り付けられた、案内溝を備える中間部材、軸と該軸から半径方向外側へと延びる1以上の突起とを備える伝達ユニット、を具備する。案内溝は、突起が案内溝内部を軸方向に移動可能で、案内溝に対し回転可能に形成されている。
図1は、引用文献4に記載されているドラムユニット(装置)の1つの形態を模式的に示す斜視図である。
ドラムユニットはドラム軸線Lを持つ感光体ドラム10と、ドラム軸線Lと同軸に感光体ドラム10に着脱可能に取り付けられた駆動部品(伝達装置1)とを備える。伝達装置1は画像形成装置の駆動機構から回転駆動力を受けて感光体ドラム10へ回転駆動力を伝達するために用いられる。感光体ドラム10はこの回転駆動力により、軸線Lの周りに回転する。
本形態では、伝達装置1はドラム軸線Lと同軸に感光体ドラム10の一端に着脱可能に取り付けられている外郭60、ドラム軸線Lと同軸に外郭60と連結している中間部材30、及びドラム軸線Lと同軸に中間部材に配置されている伝達ユニット20を備える。一つの形態において、中間部材30はドラム軸Lと同軸に外郭60と一体化して形成されている。
伝達ユニット20は軸70、基部81、及び少なくとも2つの係合ブロック82を備える。軸70は中間部材30に対しドラム軸線Lの周りを回転可能で、中間部材30に対しドラム軸線Lに沿って移動可能である。基部81は、軸70と一体とされており、軸70の一端から延びている。少なくとも2つの係合ブロック82は、基部81の両側に設けられた回転軸の周りを回転可能にドラム軸線Lから離れて基部81の両側から延びる。係合ブロック82の回転軸はドラム軸線Lと垂直な軸である。以下に伝達装置の様々な形態について述べる。
図2(a)は伝達装置100の1つの形態を示している。伝達装置100は伝達ユニット20、中間部材30、弾性部材50、及びギア部材(外郭)60を備えている。図2(b)に伝達装置の別の形態である伝達装置200を示した。伝達装置200は、図2(a)の伝達装置100と基本的には同じだが、伝達装置100に用いられている弾性リング89と伝達装置200に用いられている弾性リング89’との形状が異なる(図3(a)、図3(b)参照)。
図2(a)、図2(b)、図4〜図10に表れているように、伝達ユニット20は軸70と係合構造80を備える。軸70は円筒状の軸本体74と、該円筒状の軸本体74の半径方向に沿って延びる少なくとも1つの突起75と、を備える。軸本体74はドラム軸線Lに沿って延びる長い部品であり、第1方向D1に面する第1端部71、第1方向D1と反対方向である第2方向D2に面する第2端部72、及び軸本体74の半径方向に沿って軸本体74の本体部を貫通する開口73を備える。一つの形態においては、組み立ての際ピン40が開口73に挿入される。ピン40の一部である突起75は、その際開口73から突出する。
係合構造80は、軸70の第一端部71と一体とされ第一端部71から延びる基部81と、基部81のうち切り欠かれた受け部811とを備える。基部81は2組の切り欠かれた受け部811と、連通する孔812とを備える。
図4(a)、4(b)、図7(a)〜図7(c)に表れているように、切り欠かれた受け部811は基部81の両側に対称的に設けられた2つの開口部811aと2つの溝811bとを備える。溝811bは図7(a)〜7(c)に表れているように、基部81と軸70の第1端部71にそれぞれ設けられており、それぞれ2つの開口部811aと連通している。各溝811bの幅はN1であり、各開口部811aの幅はN2である。溝811bの幅N1は開口部811aの幅N2より狭い。一つの形態では、図7(a)〜7(c)に表れているように、切り欠かれた受け部811には壁部818が備えられている。壁部818は、作動時に係合ブロック82がドラム軸線Lの方へ回転しすぎるのを防ぐため設けられている。また、図4(a)、図4(b)に表れているように、2つの溝811bは1つの溝として形成され、基部81を2つの部分81aと81bに分けてもよい。
図5(a)〜図5(d)に表れているように、係合構造80は2つの係合ブロック82も備えている。本形態では、係合ブロック82はL型をしている。他の種類や形の係合ブロック(例えば、直線形、U型、C型、J型等)も本発明の実施に用いることができる。
図5(a)〜図5(d)、図8(a)〜図8(d)に表れているように、各係合ブロック82は底部部材829と係合爪820を備える。底部部材829はフック826を形成する第1端部829aと、反対側に第2端部829bとを備える。係合爪820は底部部材829の第2端部829bから上方に(または鉛直に)延びている。2つの係合ブロック82は、回動可能にそれぞれ切り欠かれた受け部811の両側で受けられる。それにより、係合ブロック82は底部部材829の第2端部829bにおけるドラム軸線Lと垂直の回転軸の周りを回転可能であり、通常の状態で底部部材829の第1端部829aはドラム軸線Lの方を向き、係合爪820はらせん状に第1方向D1を向いている。2つの係合部材82により、その間に画像形成装置の駆動部材(駆動機構)を受けるための受け空間86が形成される。
図5(a)〜図5(d)、図8(a)〜図8(d)に表れているように、各係合ブロック82はドラム軸線Lに徐々に近づいて第1方向D1へ延びる外表面825、受け空間86に面している内表面824、外表面825と内表面824との接点における傾斜した頂面822、外表面825と内表面824との別の接点における係合凹面823、及び傾斜した頂面822と係合凹面823の間に位置する頭頂821を備える。傾斜した頂面822の延長方向とドラム軸線Lの角度は約30度〜80度である。係合ブロック82の係合凹面823は概ね反対方向に向かって開口しており、画像形成装置の駆動部材の柱92が係合凹面823の開口を通り係合凹面823に入ることができるようになっている。各係合凹面823はアーチ型のくぼみ823aと、くぼみ823aと頭頂821の間に位置し、概ね頭頂821から傾斜した頂面822へと傾斜する制限面823bと、を備える。係合ブロック82の係合凹面823は概ね反対方向に向かって開口している。
図5(a)〜図5(d)、図8(a)〜図8(d)に表れているように、各係合ブロック82の底部部材829の第1端部829a、第2端部829bの幅はそれぞれ第1幅W1、第2幅W2である。第1幅W1は第2幅W2より狭い。
いくつかの形態においては、各係合ブロック82のフック826はT型フックである。また、図5(a)〜図5(d)、図8(a)〜図8(d)に表れているように、各係合ブロック82には底部部材829の第2端部829bに貫通孔827を備える。貫通孔827は回転軸に一致している。
さらに、各係合ブロック82には回転制御部材828が備えられている。回転制御部材828は底部部材829の第2端部829bに形成されており、底部部材829の第1端部829aの方を向いている。一つの形態においては、図5(a)〜図5(d)に表れているように、回転制御部材828は底部部材829の第2端部829bの一方から他方へ延びており、その幅は底部部材829の第2端部829bの幅と同じ(W2)である。しかし、別の形態においては、図8(a)〜図8(d)に表れているように、回転制御部材828’は底部部材829の第2端部829bの中心から延びており、その幅は底部部材829の第1端部829aの幅と基本的には同じ(W1)であり、底部部材829の第2端部829bの幅(W2)よりも狭くなっている。
さらに、係合構造80は各係合ブロック82の底部部材829のフック826と係合する保持部材89を備える。保持部材89は弾性リング、磁石、またはばねでよい。本形態においては、図3(a)にあるように、保持部材は弾性リング89である。弾性リング89はプラスチックまたはシリコンを含む弾性素材により形成されている。本形態においては、2つの係合ブロック82の底部部材829のフック826は、弾性リング89に留められている。他の形態においては、図3(b)に示されているように、弾性リング89’は弾性リング89’の両側に形成されている2つの耳リング891を備える。これにより、2つの係合ブロック82の底部部材829のフック826は弾性リング89’の耳リング891に留められている。あるいは、2つの係合ブロック82の底部部材829のフック826を連結するために、ばねが使用されてもよい。また、2つの係合ブロック82を通常の状態にしておくために磁力を用いてもよい。
上記したように、ここに記載されている伝達ユニットに他のタイプの係合ブロックを用いてもよい。例えば、係合爪820は軸線方向に対し付勢されている必要はなく、軸線方向に延びる突起であってもよい。係合爪は画像形成装置の駆動部材に係合されていれば、どのような形であってもよい。他の形態においては、上述した弾性リングを係合ブロックの一部である張力装置で代用してもよい。例えば、ブロックが回転するピンに、ばねなどの全体が弾性である部材を備え、それにより係合爪820が上向きの位置に戻るよう係合ブロック82を付勢することもできる。他の形態においては、弾性リングを備えず、代わりに各係合ブロック82の底部部材829は、画像形成装置の駆動部材が各係合ブロック82の底部部材829に接触して係合爪820を上向きの位置に戻すように、切り欠かれた受け部811から上方に突出している。
伝達ユニット20の組み立て工程は非常に単純である。図6(a)〜図6(f)、図9(a)〜図9(c)、図10(a)〜図10(f)に表れているように、2つの係合ブロック82は切り欠かれた受け部811に受け取られ、2つのピン83により回動可能に基部81に固定されている。例えば、図6(a)〜図6(f)にあるように、各係合ブロック82は開口811aと溝811bのそれぞれに配置され、ピン83は係合ブロック82の貫通孔827と基部81のそれぞれの孔812を通過して挿入され、回動可能に係合ブロック82を基部81に取り付け、それにより保持部材(弾性リング)89が配置され2つの係合ブロック82のフック826に留められる。
あるいは、図9(a)〜図9(c)、図10(a)〜図10(f)にあるように、まず軸70が弾性リング89’に挿入され、耳リング891を溝811bに配置する。そして、各係合ブロックは開口811aと溝811bにそれぞれ配置され、2つの係合ブロック82のフック826は弾性リング89’の耳リング891の中に挿入され、ピン83は係合ブロック82の孔827と基部81の孔812を通過して、係合ブロック82を回動可能に基部81に取り付ける。
これにより、各係合ブロック82の底部部材829の第2端部829bは各開口811aに受け取られ、各係合ブロック82の底部部材829の第1端部829aは各溝811bに受け取られ、各係合ブロック81はその回転軸、例えば対応するピン83の周りを回転することができる。係合ブロック82はそれぞれ図2(a)、図2(b)の基部81のおよそ上側と下側である両側から、ドラム軸線Lから離れて第1方向D1へとらせん状に延びる。弾性リング89(89’)により2つの係合ブロック82のフック826に対して働く牽引力で、図6(f)、図19(d)に表れているように、通常の状態で、係合ブロック82は上向きの姿勢で各係合爪820に配置される。
伝達ユニット20を備える伝達装置100、200はさらに中間部材30、ギア部材(外郭)60、及び弾性部材50を備えている。
図2(a)、図2(b)、図11(a)〜図11(c)、図12(a)、図12(b)、特に図11(a)〜図11(c)と図12(a)、図12(b)を参照すると、中間部材30は本体32、ドラム軸線Lに沿って本体32を貫通する軸孔322、本体32に形成され軸孔322と連通する2つの案内溝324、及び本体32から突出し、突起として機能する2つの柱34を備える。図には案内溝324のうち1つだけが示されており、もう1つの案内溝324は図示されている案内溝324の反対側に位置している。
図11(a)〜図11(c)に表れている形態においては、各案内溝324は長方形をしており、その底辺はドラム軸線Lと概ね垂角である。2つの横の辺はそれぞれ底辺の端から第1方向D1に向かって延び、上辺は2つの横の辺とつながっており底辺と並行である。図12(a)、図12(b)に表れている形態においては、上辺に傾斜部及び底辺と並行に延びる部分を備える。当業者なら他のタイプの溝もまた本発明の実施に用いることができることを理解するであろう。例えば、中間部材の他の例として、伝達ユニット20が軸方向に移動、回転できるようピン40が案内溝を移動できるような形であれば、図11(a)〜図11(c)、図12(a)、図12(b)とは異なる形、例えば三角形、楕円、円、四角形などの案内溝であってもよい。伝達ユニット20が画像形成装置の駆動部材により駆動されると、ピン40は中間部材30の案内溝324の端に接触し、中間部材30によってギア部材60へ回転を伝達する。
組み立てられると、伝達ユニット20の軸70は軸孔322内に配置され、中間部材30に対しドラム軸線Lの周りを回転し、中間部材30に対しドラム軸線Lに沿って移動することができる。ピン40は、伝達ユニット20の軸70が該軸70の半径方向に沿って延びる2つの突起75を備えるように、伝達ユニット20の開口73内に挿入される。突起75は、開口73の外に突出しているピン40の2つの部分により形成されており、それぞれ案内溝324に移動可能に受け入れられる。
伝達ユニット20の開口73が軸70を貫通することなく設けられてもよいことについて当業者なら理解できるであろう。例えば、伝達ユニット20の軸70には突起75が1つだけ備えられ、中間部材30には案内溝324が1つだけ備えられてもよい。また、軸70の突起75は開口73に挿入されたピン40により形成されるようには限定されない。例えば、突起75は軸本体と一体に形成されてもよい。その場合は、案内溝324には開口が備えられ、突起75がその開口を通過して案内溝に入ることができるようになっている。そして案内溝324は軸70等に供えられた環状のキャップにより塞がれる。
図2(a)、図2(b)、図13(a)〜図13(d)を参照すると、ギア部材60は感光体ドラムと係合するよう構成されており、ギア部材60には上部66、ドラム軸線Lに沿って上部66から第2方向D2へと延びるギア部67、ドラム軸線Lに沿ってギア部67から第2方向D2へと延びる底部68、上部66側に設けられた上壁64、及び底部68側に設けられた底壁65、を備える。また、ギア部材60の上部66は少なくとも1つの切欠き部69を備えていてもよい。ギア部材60の周辺構造は従来と同様である。ギア部材60内には、中間部材30の本体32を受けるための収容部62がドラム軸線Lに沿って設けられている。これにより、中間部材30はドラム軸線Lの周りを回転できないようにギア部材60と連結される。いくつかの形態においては、中間部材30はギア部材60内に成形されている。
いくつかの形態においては、ギア部材60は上壁64に設けられた取り付け導入溝と、互いに連通する2つの制御くぼみと、を備えている。収容部61はドラム軸線Lに沿って延び、上壁64で開口している。取り付け導入溝は収容部61から収容部61の両側の半径方向に向かって延び、上壁64で開口している。制御くぼみは取りつけ導入溝に隣り合って位置し、ドラム軸線Lと並行に延びて上壁64で開口していない。中間部材30はさらに本体32から突出する2つの柱34を備えていてもよい。組み立ての際、中間部材30の2つの柱34は取り付け導入溝を通過して収容部61内に挿入され、これにより中間部材30は柱34が制御くぼみに入ることで中間部材30がギア部材60内に収められるよう向きを変える。このような形態の詳細は特許文献5〜特許文献7に開示されており、ここでは繰り返さない。
伝達装置の組み立て工程は非常に単純である。図16(a)に表れているように、まず、弾性部材50が中間部材30の軸孔322内に配置される。中間部材30の軸孔322はギア部材60の収容部61と連通している。そして、図16(b)に表れているように、伝達ユニット20の軸70が中間部材30の軸孔322内に挿入される。次に、図16(c)に表れているように、ピン40が、ギア部材60の切欠き部69と中間部材30の案内溝324を通過して伝達ユニット20の軸70の開口73内に挿入される。これにより、ピン40の2つの端部(例えば突起75)は案内溝324内に保持されて移動可能に制限され、弾性部材50の2つの端はそれぞれギア部材の底壁65と伝達ユニット20の軸70の第2端部72と隣り合い、弾性部材50で生じた力がドラム軸線Lに沿って伝達ユニット20の軸70の第2端部72に働く。これにより軸70のピン40(例えば突起75)は、伝達装置の通常の状態で中間部材30の案内溝324の上側もしくは頭頂に合わせた位置に配置される。
図17に伝達装置300の1つの形態を示す。伝達装置300は基本的には図2(b)の伝達装置200と同じだが、伝達装置300に用いられている伝達ユニット20’は伝達装置200の伝達ユニット(20)とは異なっている。図18(a)〜図18(d)に軸、基部、及び2つの係合ブロックを備えた本形態における伝達ユニット20’を示す。
図17、図18(a)〜図18(d)を参照すると、本形態における軸70は第1部分70a及び第2部分70bを備えている。第1部分70aは半円筒体701aを備え、第2部分70bは半円筒体701bを備える。基部81も2つの部分である基部部位81a、81bを備え、それぞれが半円筒体701a、701bの一端から延びている。第1部分70aと第2部分70bの半円筒体701a、701bは互いに着脱可能とされている。
本形態においては、半円筒体701a、701bはそれぞれドラム軸線Lに平行な細長い平面と、細長い平面から突出する少なくとも1つの突起702aと、細長い平面からくぼんだ少なくとも1つのくぼみ703aと、を備える。これにより、組み立てられる際、第1部分70aの半円筒体701aの1以上の突起702aが第2部分70bの半円筒体701bの少なくとも1つのくぼみ703bに受け止められ、第2部分70bの半円筒体701bの少なくとも1つの突起702bが第1部分70aの半円筒体701aの少なくとも1つのくぼみ703aに受け止められる。つまり、軸70の第1部分70a、第2部分70bの半円筒体701a、701bは互いに着脱可能に留められている。
他の形態においては、異なる形(例えば、円形、三角形など)の突起とくぼみ、及び/または異なる数(1つずつ、3つずつなど)の突起とくぼみが用いられ、軸70の第1部分70a、第2部分70bの半円筒体701a、701bに、スナップフィット構造により着脱可能に取り付けられている。または、突起とくぼみは半円筒体701a、701bとフリクションフィット構造により着脱可能に連結されるような大きさとされてもよい。
本形態においては、基部81には2つの基部部位81a、81bが備えられている。基部部位81a、81bには、2以上の切り欠かれた受け部811に向かって延びるそれぞれ2つのピン812aが設けられており、組み立てられると各ピン812aは回転軸と一致する。
本形態においては、各係合ブロック82は基本的には図8(a)〜図8(d)に示されているものと同じだが、貫通孔のかわりに2つの孔827aが底部部材の両側に設けられている。これにより、組み立てられたときに、基部部位81aと81bのピン812aは係合ブロック82の2つの孔827aによって受け止められる。よって、各係合ブロック82は底部部材829の第2端部829bにおいて回転軸の周りを回転可能である。
図19(a)〜19(d)は他の形態である伝達ユニット20’’を示している。伝達ユニット20’’は図18(a)〜18(d)の伝達ユニット20’と基本的には同じだが、伝達ユニット20’’に用いられている基部と係合ブロックが伝達ユニット20’のそれと異なっている。本形態においては、各基部部位81’a、81’bはそれぞれ2以上の切り欠かれた受け部811に対向する2つの孔812’を備え、組み立てられると各孔812’aは回転軸と一致する。また、各係合ブロック82’は底部部材から反対方向に突出した2つのピン827’aを備える。これにより、組み立ての際各係合ブロック82’の2つのピン827’aは対応する基部部位81’a、81’bの孔812’a内に受け止められる。よって、各係合ブロック82’は回転軸の周りを回転可能とされている。
図20(a)〜図20(d)は、図9(a)〜図9(c)と同じ形態にかかる伝達ユニット20’(もしくは20’’)の保持部材89’への取りつけ工程を示している。本形態では、弾性リング89’は弾性リング89’の両側に形成された2つの耳リングを備える。このため、2つの係合ブロック82の底部部材829のフック826は弾性リング89’の耳リング891により留められる。または、2つの係合ブロック82の底部部材829のフック826を連結するためにばねを用いてもよい。
上述した伝達ユニット20、20’、20’ ’はそれぞれ2つの係合ブロック82を備える。他の形態では、係合ブロックの数は2つでなくてもよい(例えば、1つ、3つ、4つなど)。
図21(a)〜図21(d)は伝達装置300の組み立て工程を示している。この工程は図16(a)〜図16(c)の伝達装置100と同じである。最初に、図21(a)に示すように弾性部材50が中間部材30の軸孔内に配置される。中間部材30の軸孔はギア部材(外郭)60の収容部と連通している。そして、図21(b)に示すように伝達ユニット20’の軸が中間部材30の軸孔内に挿入される。次に、図21(c)に示すようにピン40がギア部材60の貫通導入溝と中間部材30の案内溝を通って伝達ユニット20’の軸の開口の中に挿入される。これにより、ピン40の2つの端部(例えば、突起)は保持され移動可能に案内溝に収められ、弾性部材50の2つの端部はギア部材60の底壁と伝達ユニット20’の軸の第2端部に隣接し、弾性部材50で生じた力がドラム軸線Lに沿って伝達ユニット20’の軸の第2端部で働く。これにより、軸のピン40(例えば突起)は伝達部材300の通常の状態において、中間部材30の案内溝の上側若しくは頭頂に位置する。
別の形態では、ピン40の代わりに、半円筒体701a、701bと一体とされそこから延びる突起75が使用される。このような突起75は半円筒体701a、701bとともに形成されてよい。
図22(a)〜図22(c)は他の形態である伝達装置400を示している。伝達装置400はギア部材(外郭)460、中間部材430、伝達ユニット420を備える。これらの部材は、下記に述べる点を除きそれぞれ上述した形態と同じである。
図23(a)〜図23(d)からわかるように、ギア部材460はギア部材460の底壁から軸方向に上方に延びる中央突出部462と、中央突出部462の半径方向外側に位置する1以上の周辺突出部464とを備える。図23(a)〜図23(d)に示す形態では、2つの周辺突出部464を備えている。しかし、周辺突出部464は1つであってもいいし、3つ以上備えられてもよい。
ギア部材460はさらに、その内面に内壁面突起466と、内壁面突起466上または内壁面突起466と隣り合う1以上の受け部材468とを備える。内壁面突起466はギア部材460の内面の周で連続的に延び、1以上の受け部材468を内壁面突起466上に備えてよい。もしくは、内壁面突起466はギア部材460の内面の周に連続的に延びていない1以上の片を備え、1以上の受け部材468は内壁面突起466の片と隣り合って配置されていてもよい。
図24(a)〜図24(d)に示されているように、中間部材430は円筒体432を備える。円筒体432からは、1以上の突起434が半径方向外側に延びている。中間部材430はまたその頂面に導入溝436を備える。1つの形態においては、導入溝は伝達ユニット420の軸70の突起が導入溝436を通ることができるような大きさとされている。そのため、分離しているピン40の代わりに、伝達ユニットと一体化した突起、例えば軸の成形された部分などを中間部材と共に用いることができる。他の形態では、導入溝は突起より小さく、そのため突起は軸が中間部材内に配置された後に伝達ユニットの軸内に挿入される必要がある。
図24(c)、図24(d)は円筒体432の一部、中間部材430の伝達ユニット保持部材438を露出させるため外された頂面とともに中間部材430を示している。図示されている中間部材430の形態は、互いに同一で中間部材430の底から軸方向に上向きに延びる2つの保持部材438を備えている。あるいは、保持部材438は中間部材430の中央に向かって半径方向内側に延びるように、円筒体432の内面に形成されるか取り付けられていてもよい。
保持部材438はそれぞれ、上部を連結片438cにより連結された2つの隔壁438a、438bを備える。隔壁438aは隔壁438bよりもさらに円筒体432の底面に向かって延びている。保持部材438は互いに離れて配置され間隙を有する。
中間部材430と円筒体432の全体を示す図25(a)〜図25(c)、中間部材430と、一部が除かれた円筒体432を示す図26(a)〜図26(c)を参照し、伝達ユニット420の中間部材430への取りつけ工程を説明する。伝達ユニット420は、上記した2つの部材から構成される伝達ユニット20’と似ている。しかし、他の伝達ユニットも中間部材430とギア部材60と共に用いることができる。例えば、本願に記載されているように係合ブロック82の数と形を変更することができる。
伝達ユニット420の軸70は、ピン40が導入溝436を通るように、中間部材430の上面にある導入溝436と一直線となり軸方向に挿入される。伝達ユニット420にさらに中間部材430内へ軸方向に移動されているので、各保持部材438の隔壁438a、438bによって伝達ユニット420が中間部材430に対して回転するのを防ぐように、ピン40は隔壁438a、438bよってはね上げられる。
伝達ユニット420は、ピン40が短い隔壁438bの底を通過するのに十分な程度、軸方向に徐々に遠方に移動する。この時点で、伝達ユニット420は中間部材430に対して回転することができる。伝達ユニット420の回転は、図25(a)〜図25(c)、図26(a)〜図26(c)の形態においては、反時計回りの方向である。しかし、1つの形態では回転は隔壁438a、438bの位置が反転するのに従い、時計回りでもよい。
ピン40が短い隔壁438bの底を通過し回転した後、ピン40は上側で案内溝324と呼ばれる場所に入る。図26(d)に示されているように、伝達ユニット420が中間部材430に挿入される前にピンが伝達ユニット420に取り付けられる(または一体となっている)ように部分的に開いている点で、中間部材430の案内溝324は上述したそれとは異なっている。案内溝324が部分的に開いていても、後に述べるように、伝達ユニット420はばねなどの弾性部材50によって軸方向に付勢され、ピン40は案内溝324内に保持される。
図26(d)に表れているように、各保持部材438により形成された案内溝324は図12に示された形態と似たような形をしている。特に、案内溝324の形は傾斜した部分と、底辺と並行に延びる部分とを上辺に備え、短い隔壁438bが長方形の底まで延びていないため左辺に開口を備える以外は長方形である。各保持部材438により形成された案内溝324は、ピンが案内溝324に入り、伝達ユニット420が軸方向に自由に動いて回転している間案内溝324がピン40を保持することができる形であれば、長方形、四角形、楕円、円、三角形等他の形をしていてもよい。
ギア部材460に中間部材430を取りつける工程について説明する。中間部材430は、中間部材430にすでに取り付けられた伝達ユニット420と一緒にでも、別々にでもギア部材460に取り付けることができる。図27(a)〜図27(c)は伝達ユニット420が中間部材430に取り付けられた後にギア部材460に取り付けられている中間部材430の様子を示す。図27(a)〜図27(c)は図22(a)〜図22(c)と同様の取りつけ工程を示しているが、円筒体432の一部は外されている。
弾性部材50はギア部材460内に挿入され、中央突出部462と周辺突出部464の間で保持される。次に、中間部材430は突起434までギア部材460内を軸方向に挿入される。図22(b)からわかるように、突起434は中間部材430の円筒体432から半径方向外側へ延び、ギア部材460の内壁面突起466と接触している。そして、図22(c)に示されるように、中間部材430は突起434が受け部材468に接触するまで回転する。受け部材468はそれぞれ開口を備え、突起434がスナップフィットにより開口で固定されるようにされている。このスナップフィットにより、スナップフィットを解除するのに十分な力が与えられない限り、突起434が受け部材468から後ろへ出ることを防ぐ。また、突起434は摩擦により開口で保持されていてもよいし、突起は開口からの抵抗なく自由に移動可能で開口から出ていてもよい。
突起434が受け部材468により受け止められると、ギア部材460は中間部材430に取り付けられる。上記したように、伝達ユニット420は中間部材430がギア部材460に取り付けられる前に中間部材430に取り付けられることができる。この場合、中間部材430はギア部材460内に軸方向に挿入されるので、弾性部材50は中間部材430の底にある開口を通過し伝達ユニット420の軸70と接触して伝達ユニット420を中間部材430の底から遠ざけるよう付勢する。これにより、軸70のピン40は案内溝324の上側に向かって、また案内溝324の開口から遠ざかるように付勢され、それにより案内溝324内にピン40を保持することができる。よって、伝達ユニット420は中間部材430に取り付けられたままである。
伝達ユニット420を中間部材430から外すためには、バネ50による付勢の力を上回るのに充分な軸方向の力を伝達ユニット420にかけ、それにより伝達ユニット420を中間部材430の底に向かって軸方向に移動させる。そして、伝達ユニット420はピン40が短い隔壁438bの底の下を通過するように回転する。ピン40が隔壁438bの底の下を通過した後、ピン40が保持部材438の間の間隙を通過する間に、伝達ユニット420は、伝達ユニット420を軸方向に移動させ中間部材430の底から離すことにより、自由に中間部材430から離れ、導入溝436の外に出ることができる。
中間部材430がギア部材460に取り付けられる後まで中間部材430が伝達ユニット420に取り付けられない場合は、中間部材430は上記したように伝達ユニット420に取り付けられるが、ばね50により付勢の力が生じ、その力は伝達ユニット420を中間部材430の底へ軸方向に移動させ、ピン40が短い隔壁438bの底の下を通って案内溝324に入るように伝達ユニット420が回転するために克服される。
伝達装置の他の形態を図28(a)〜図32(b)に参照記号500で示す。伝達装置500はギア部材(外郭)560、中間部材530、及び伝達ユニット520を備える。これら部材の各々は伝達装置400において上記に説明した通りであるが、以下に違いを記載する。
図31に示されているように、ギア部材560はその底面の中央に、中央突出部462に代わるくぼみ562を備える。また、1以上の受け部材468のかわりに1以上の受け部材568が備えられ、下記により詳しく述べるように、中間部材430の突起434を受けて保持する代わりに中間部材530のクリップ534を受けて保持する。
図31に示されている形態のギア部材560は、3つの内壁面突起により隔離されている3つの受け部材568を備える。しかし、ギア部材560は、1つ、2つ、4つ、それ以上の受け部材568を備えていてもよい。好ましくは、受け部材568の数は中間部材530のクリップ534の数と同じである。
上記したように、中間部材530は突起434に代わるクリップ534を備える。そのため、図28(a)、図28(b)に示されているように、クリップ534を受け部材568と一直線に並べ、中間部材530を軸方向にギア部材560へ押し込むことにより、中間部材530はギア部材560に取り付けられることができる。はじめにクリップ534は受け部材568と接触し、半径方向内側に曲がって中間部材530がギア部材560の中に押し込まれ続けるようにする。中間部材530が軸方向に十分な距離だけ移動したら、クリップ534は受け部材568を通過して弾性的に元の姿勢に戻る。図30に示されているように、取り付けの位置において、各クリップ534は内壁面突起を備えている。使用者が中間部材530をギア部材560から外そうとすると、内壁面突起は受け部材568と接触し、中間部材530がギア部材560から外れるのを防ぐ。このため、中間部材530は、軸方向に挿入され回転する代わりに、クリップ534が受け部材568と一直線となり、クリップ534が受け部材568を通過するまで中間部材530を軸方向に移動させることによって、ギア部材560に取り付けられる。
別の形態では、中間部材530がギア部材560内に完全に挿入されたとしても、クリップ534が受け部材568と接触するように、受け部材は軸方向に延ばされている。そのため、クリップ534は曲げられたままで、クリップ534間の接触により生じた摩擦により、受け部材568はギア部材560内で中間部材530を保持する。
図29(a)に示されている、中間部材530とギア部材560が付いている伝達ユニット520は、伝達ユニット420と似ているが、軸70が径の細められた部位570を備える点で異なっている。中間部材530と伝達ユニット520を組み立てるために、弾性部材50は軸70の径の細められた部位570の周りに配置される。そして、伝達ユニット520の軸70は導入溝436内に挿入され、軸方向に移動して回転する。こうして、図29(a)、図30からわかるように、弾性部材50は中間部材530内に配置される。この弾性部材は中間部材530の底に接触し、伝達ユニット520に対し付勢の力が生じる。
伝達ユニット520が軸方向に動くと、ギア部材560のくぼみ562により、軸70が軸方向に移動するためのさらなる空間が生まれる。あるいは、くぼみ562の代わりに、軸をギア部材560に通すための孔を備えてもよい。
伝達装置400と同様に、中間部材530は中間部材530がギア部材560に取り付けられる前でも後でも伝達ユニット520に取り付けることができる。
伝達装置500の他の形態においては、図33(a)〜図35(c)に示されているように、ギア部材560のかわりにギア部材660を用い、中間部材530の代わりに中間部材630を用いてもよい。以下に述べる違いを除いて、ギア部材660はギア部材560と同じであり、中間部材630は中間部材530と同じである。
図33(a)〜図33(c)からわかるように、ギア部材660は上記した受け部材568に代わる受け部材668を備える。各受け部材668は受け部材668の底面から延びる突出部668aを備える。
図34(a)、34(b)からわかるように、中間部材630は円筒体から半径方向外側へ延びる突起634を備える。各突起634は突起の上面からくぼんでいる溝634aを備える。溝634aは突起634の一端から延び、突起634の上面から溝よりもくぼんでいる陥没部634bで終わっている。また、陥没部634bの代わりに貫通孔が用いられてもよい。
図35(a)〜図35(c)からわかるように、中間部材630は、中間部材630がギア部材660内に軸方向に挿入され、突起634が内壁面突起466に接触するまで隣り合う受け部材668の間を通るように突起634を一直線に並べることで、ギア部材660に取り付けることができる。突起634が内壁面突起466に接触した後、中間部材630は各突起634が対応する受け部材668の下を通過すよう、ギア部材660に応じて第一の方向(図35(b)〜図35(c)より、反時計回り)に回転する。中間部材630が回転すると、突出部668aは溝634b内を移動する。本形態においては、突出部668aは中間部材630が回転すると溝634bに接触する。
中間部材630がさらに回転すると、突出部668aは陥没部634bに入り、突出部668aはその内部に、スナップフィット、摩擦、若しくは締まりばめにより保持される。弾性部材50が中間部材630とギア部材660との間に位置する1つの形態においては、弾性部材は突出部668aを陥没部634bへと付勢し、突出部668aが陥没部634b内に維持されるのを助ける。
伝達装置500の他の形態においては、図36〜図38(b)に示すように、ギア部材560の代わりにギア部材760を用い、中間部材530の代わりに中間部材730を用いてもよい。以下に示す違いを除き、ギア部材760はギア部材560と同じであり、中間部材730は中間部材530と同じである。
図36に示されているように、ギア部材760は上記した受け部材568の代わりに受け部材768を備える。各受け部材768は内壁面突起466の上面から延びる突起である。この形態では、受け部768は内壁面突起466から延びる軸に位置する球形の部材である。しかし、他の形を用いてもよい。
図37からわかるように、中間部材730は円筒体から半径方向外側に延びる突起734を備える。図示の形態では、円筒体の1つの突起が備えられている。あるいは、円周の周りに連側的に延びていない1以上の突起を用いてもよい。突起734は複数の開口734aを備える。
図38(a)、図38(b)からわかるように、開口734aと受け部材768とを一直線に並べて、受け部材768が開口734aを通過するように中間部材730をギア部材760上で軸方向に押すことにより、中間部材730はギア部材760に取り付けられる。開口734aの径は、中間部材730がギア部材760にスナップフィットにより取り付けられるように、受け部材768より少し小さくてよい。
他の形態においては、図39(a)〜図39(c)に示されているように、受け部材768’は円筒で、開口734aの径は受け部材768’の径と同じである。このため、受け部材768’と開口734a’はフリクションフィットで噛み合っており、中間部材730をギア部材760に保持している。
他の形態においては、開口734aの代わりに、受け部材と同じ形で突起734の底面から延びる突起を用いてもよい。ギア部材760の内壁面突起466は中間部材730から突起を受け取るための開口を備えていてもよい。
伝達ユニット420、伝達ユニット520のような伝達ユニットは上記したギア部材660、760、中間部材630、730と共に用いられてよい。または、中間部材630、730は必要に応じ変更され、本出願の背景技術の所で説明した伝達部材を含む、別の伝達部材とともに使用されてもよい。例えば、中間部材430、530、630、730は円筒体が案内溝324を覆わないように変更されてもよい。このため、ピン40は、伝達ユニットが中間部材に取り付けられた後に中間部材に挿入され所定の位置に伝達ユニットを保持してもよい。
伝達装置の他の形態では、中間部材はギア部材に、例えば超音波溶接により、溶接されてもよい。ギア部材と中間部材が組み立てられた後は、互いに係合している各部材の表面を超音波溶接により接合する。例えば、超音波溶接は、図39(a)〜図39(c)に示されている形態において受け部材768’と開口734a’の間で行うことができる。伝達装置とギア部材の取り付けをより長持ちさせるため、そして伝達装置の正しい向きを保障するため、超音波溶接は、上記したフリクションフィットやスナップフィットの形態と組み合わされてもよい。ピンや、結合部の対応するくぼみと連通する隆起部などによっても適切な配列を保障することができる。このような突起とくぼみの大きさや形は重要ではない。
上記した、伝達ユニット、中間部材、ギア部材を含む構造は、それぞれ金属及び/またはプラスチックにより形成することができる。1つの形態においては、ギア部材と中間部材は2つの部分からなる1つの部材で、ギア部材と中間部材がそれぞれ亜鉛ダイカスト部であり、中間部材がギア部材からはずれないようにインサート成型により結合されている。他の形態では、ギア部材と中間部材はそれぞれ樹脂製で、インサート成形を用いず上記した方法で組み立てられてもよい。このため、中間部材はギア部材から、必要に応じいずれかの部分が交換できるように取り外すことができる。伝達ユニットもまた、必要に応じ中間部材とギア部材から取り外し、交換することができる。
ここに述べた伝達装置のいずれかが用いられる場合、外郭はトナーカートリッジに設置される感光体ドラムに締め付けられ、伝達ユニットの係合構造がトナーカートリッジの一端から突き出る。使用者が画像形成装置の収容部にトナーカートリッジを取り付ける際、画像形成装置の駆動部材の一部が受け空間で受け取られ、係合凹部が画像装置の駆動部材の2つの柱に受け取られて係合することで、伝達ユニットの係合構造は収容部に配置されている画像形成装置の駆動部材と係合する。これにより、画像形成装置の駆動部材が感光体ドラムを回転させる。
ここで記載されている伝達装置の形態は、構造の点で従来より単純であり、伝達装置の画像形成装置との連結方法、取り外しの方法は従来と異なっている。伝達ユニットがドラム軸Lに沿って移動可能であり、同時にドラム軸Lに沿って回転可能であるという特徴、また伝達ユニットの係合ブロックの特徴ある形状により、伝達装置がどのような角度で画像形成装置の収容部に取り付けられ、また取り外されても、伝達ユニットはしっかりと駆動部材に取り付けられ、またスムーズに駆動部材から取り外される。
伝達装置がどのように駆動部材に連結され、また取り外されるかの詳細は特許文献7に開示されており、ここでは詳述しない。
前述の形態の記載は実例と説明のためのみに用いられたものであり、本発明を網羅すること、また本発明を開示した詳細な形態により制限することを意図したものではない。上記載を踏まえ多くの変更やバリエーションが可能である。
前述の形態は、本発明の原理と実用的な適用を説明することで、当業者が本発明と様々な形態を、予定される使途に合う変更とともに用いることができるよう選択され記載されたものである。当業者により、本発明の精神と範囲から逸脱することなく他の形態も明らかにされる。本発明の範囲は前述の記載や形態ではなく別記のクレームにより規定される。
1 駆動部品(伝達部材)
10 感光体ドラム
20、20’、20’’ 伝達ユニット
30、430、530、630、730 中間部材
40 ピン
50、89、89’ 弾性部材
60 ギア部材(外郭)
70 軸
75 突起
81 基部
82 係合ブロック
100、200、300、500 伝達装置
820 係合爪

Claims (6)

  1. ギア部材と、
    前記ギア部材に着脱可能に取り付けられ、案内溝を備えた中間部材と、
    軸を備え、該軸には軸から半径方向外側に延びる少なくとも1つの突起が設けられている伝達ユニットと、を有し、
    前記案内溝は前記突起が前記案内溝に沿って軸方向に移動可能であり、前記案内溝に対し回転可能に形成されている、伝達装置。
  2. 前記中間部材には頂面に導入溝と、前記案内溝を形成する少なくとも1つの保持部材とが備えられ、
    前記中間部材の頂面に備えられた前記導入溝は、前記伝達ユニットが前記中間部材に取り付けられる際に前記軸の前記突起が前記導入溝を通過できるような大きさとされている、請求項1に記載の伝達装置。
  3. 前記案内溝には、前記伝達ユニットが前記中間部材に取り付けられる際に前記軸の前記突起が前記導入溝を通過するための開口が備えられている、請求項2に記載の伝達装置。
  4. 前記ギア部材の内面には少なくとも1つの内壁面突起と少なくとも1つの受け部材とが備えられ、
    前記中間部材には少なくとも1つの半径方向外側に延びる突起が備えられ、
    前記ギア部材の前記受け部材には前記中間部材の前記突起を受けるための開口が備えられている、請求項1に記載の伝達装置。
  5. 前記中間部材が前記ギア部材に軸方向に挿入され、前記中間部材の前記突起が前記受け部材の前記開口部に位置するまで前記ギア部材が回転することにより、前記ギア部材内に着脱可能に取り付けられるよう、前記ギア部材の前記受け部材の前記開口は配置されている、請求項4に記載の伝達装置。
  6. 前記中間部材の前記少なくとも1つの保持部材には、第1の保持部材と、前記第1の保持部材から離れて、前記第1の保持部材との間に間隙を形成するように設けられた第2の保持部材と、が備えられ、
    前記間隙は、前記伝達ユニットが前記中間部材に取り付けられる際に、前記軸の前記突起が前記導入溝を通過した後に前記間隙を通過できるような大きさとされている、請求項1に記載の伝達装置。
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