JP2016180651A - 堆積物状態推定装置、堆積物状態推定方法および堆積物状態推定システム - Google Patents

堆積物状態推定装置、堆積物状態推定方法および堆積物状態推定システム Download PDF

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Abstract

【課題】ダイアフラムの受圧面に堆積された堆積物の状態を推定できるようにする。【解決手段】堆積物(PM)が堆積されていない初期状態のダイアフラム(32)が共振する初期電源周波数(rf1)と、堆積物(PM)が堆積された後のダイアフラム(32)が共振する電源周波数(rf2)に基づいて堆積物(PM)の状態を推定することができるので、ダイアフラム(32)に堆積物(PM)が僅かに堆積されただけの零点シフトが生じない段階であっても、堆積物(PM)の状態を推定することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、堆積物状態推定装置、堆積物状態推定方法および堆積物状態推定システムに関し、特に、被測定流体の圧力を受けて撓むセンサダイアフラム(隔膜)の変化を静電容量の変化として検出する静電容量型圧力センサに関するものである。
従来、被測定流体の圧力を受けて撓むセンサダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出する静電容量型圧力センサは広く知られている。例えば、半導体製造装置などにおける薄膜形成プロセス中の真空状態の圧力を計測するために静電容量型圧力センサが利用されており、この真空状態の圧力を計測するための静電容量型圧力センサを隔膜真空計と呼んでいる。
この隔膜真空計は、被測定流体の導入部を有するハウジングと、このハウジングの内部に設けられハウジングの導入部を通して導かれる被測定流体の圧力を受けて撓むセンサダイアフラムと、このセンサダイアフラムが撓んだときの変化を静電容量の変化として検出し、この静電容量の変化を電圧値に変換して出力するセンサユニットと、このセンサユニットを内側に収納したハウジングを覆うセンサケースとを備えている(例えば特許文献1を参照)。ここで、センサダイアフラムとは、ハウジングの導入部を通して導かれる被測定流体の圧力をその表面で受けたことにより撓んで変形する隔膜である。
このような隔膜真空計では、センサダイアフラムの表面にプロセス対象の薄膜と同じ物質やその副生成物等が堆積する。以下、センサダイアフラムの表面に堆積する物質を「堆積物」と呼ぶ。この堆積物がダイアフラムの表面に堆積されると、堆積物の状態に応じて圧縮応力または引張応力等の内部応力が発生する。
この応力の発生に伴い、被測定流体と接触する側のセンサダイアフラムの面が引っ張られ、または圧縮されて、センサダイアフラムの厚さ方向での力のバランスが崩れる。これにより、センサダイアフラムの被測定流体側の面が凸状もしくは凹状となるように撓むことになる。
このようにセンサダイアフラムへの堆積物の付着によって当該センサダイアフラムが撓んでしまうと、実際にはセンサダイアフラムの被測定流体側の面および被測定流体側とは反対側の面の両側で圧力差が無い状態でも、圧力差があるかのように検出することになり、零点誤差を生じるようになる。このような現象は、零点シフトと呼ばれている。零点シフトが起きると、隔膜真空計による圧力測定に誤差が生じてしまい、当該隔膜真空計を交換しなくてはならなくなる(例えば特許文献2を参照。)。
特開2014−1265021号公報 特開2014−109484号公報
ところで、センサダイアフラムの被測定流体側の面に堆積物が堆積されているか否かは、隔膜真空計を分解して当該センサダイアフラムの表面を調査したり、零点シフトに基づいて推測することにより判断していた。
しかし、隔膜真空計に対する分解調査により、センサダイアフラムの表面に堆積物が堆積しているか否かを判断する場合には、分解に伴う作業の手間が生じる。また、分解調査により、堆積物が堆積していると判断した場合には、堆積物の状態に拘らず、隔膜真空計を新しい製品に交換しなければならないという問題があった。
また、零点シフトに基づいてセンサダイアフラムの表面に堆積物が堆積しているか否かを所定の推定装置が自動的に判断する場合には、実際に零点シフトが起きてからでないと堆積物の有無を判断することはできない。
ここで、センサダイアフラムの表面に堆積物が僅かに付着した程度の段階では、内部応力が極めて小さい状態であり、この段階では隔膜真空計による被測定流体の圧力測定に誤差が生じない。このため、多くの堆積物の付着によりセンサダイアフラムの撓む零点シフトが起きる程度の状態にならないとセンサダイアフラムの表面に堆積物が付着しているか否かを判断できないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためのものであり、ダイアフラムに堆積された堆積物の状態を推定することのできる堆積物状態推定装置、堆積物状態推定方法および堆積物状態推定システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、ダイアフラム(32)と、このダイアフラム(32)と対向して配置されたセンサ台座(33)と、前記ダイアフラム(32)に形成された可動電極(32b、32c)と、前記センサ台座(33)に形成され前記可動電極(32b、32c)と対向する固定電極(33b、33c)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)との間に交流電源の電圧を印加するための端子(35、36、41、45、46、)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)とによって形成される容量に応じた信号(Su)を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニット(30)の前記ダイアフラム(32)に堆積される堆積物(PM)の状態を推定する堆積物状態推定装置であって、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を変更する電源周波数変更部(210)と、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラム(32)が共振する前記電源周波数(rf2)を検出する検出部(220)と、前記ダイアフラム(32)に前記堆積物(PM)が堆積していない初期状態において前記ダイアフラム(32)が共振する初期電源周波数(rf1)を記憶する初期状態記憶部(230)と、前記検出部(220)によって検出された前記電源周波数(rf2)と前記初期状態記憶部(230)に記憶された前記初期電源周波数(rf1)とに基づいて、前記ダイアフラム(32)に堆積された前記堆積物(PM)の状態を推定する推定部(250)とを備えるようにする。
本発明において、前記堆積物状態推定装置(200)は、前記堆積物(PM)の状態を表す情報(Se1〜Se3)を外部へ出力する出力部(260)とを更に備えるようにする。
本発明において、前記推定部(250)は、前記電源周波数(rf2)と前記初期電源周波数(rf1)との差(rfΔ)と比較する複数の閾値(thΔ1〜thΔ3)を有し、前記差(rfΔ)と前記複数の閾値(thΔ1〜thΔ3)とを比較することにより複数段階のレベルに分けた前記堆積物(PM)の状態を推定するようにする。
本発明において、ダイアフラム(32)と、このダイアフラム(32)と対向して配置されたセンサ台座(33)と、前記ダイアフラム(32)に形成された可動電極(32b、32c)と、前記センサ台座(33)に形成され前記可動電極(32b、32c)と対向する固定電極(33b、33c)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)との間に交流電源の電圧を印加するための端子(35、36、41、45、46、)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)とによって形成される容量に応じた信号(Su)を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニット(30)の前記ダイアフラム(32)に堆積される堆積物(PM)の状態を推定する堆積物状態推定方法であって、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を電源周波数変更部(210)により変更する電源周波数変更ステップと、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラム(32)が共振する前記電源周波数(rf2)を検出部(220)により検出する検出ステップと、前記ダイアフラム(32)に前記堆積物(PM)が堆積していない初期状態において初期状態記憶部(230)に記憶された前記ダイアフラム(32)が共振する初期電源周波数(rf1)と、前記検出部(220)によって検出された前記電源周波数(rf2)とに基づいて、前記ダイアフラム(32)に堆積された前記堆積物(PM)の状態を推定部(250)により推定する推定ステップとを有するようにする。
本発明において、堆積物状態推定システム(1)は、ダイアフラム(32)と、このダイアフラム(32)と対向して配置されたセンサ台座(33)と、前記ダイアフラム(32)に形成された可動電極(32b、32c)と、前記センサ台座(33)に形成され前記可動電極(32b、32c)と対向する固定電極(33b、33c)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)との間に交流電源の電圧を印加するための端子(35、36、41、45、46、)と、前記可動電極(32b、32c)と前記固定電極(33b、33c)とによって形成される容量に応じた信号(Su)を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニット(30)と、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を変更する電源周波数変更部(210)と、前記端子(35、36、41、45、46、)に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラム(32)が共振する前記電源周波数(rf2)を検出する検出部(220)と、前記ダイアフラム(32)に前記堆積物(PM)が堆積していない初期状態において前記ダイアフラム(32)が共振する初期電源周波数(rf1)を記憶する初期状態記憶部(230)と、前記検出部(220)によって検出された前記電源周波数(rf2)と前記初期状態記憶部(230)に記憶された前記初期電源周波数(rf1)とに基づいて、前記ダイアフラム(32)に堆積された前記堆積物(PM)の状態を推定する推定部(250)とを備えるようにする。
本発明によれば、堆積物(PM)が堆積されていない初期状態のダイアフラム(32)が共振する初期電源周波数(rf1)と、堆積物(PM)が堆積された後のダイアフラム(32)が共振する電源周波数(rf2)に基づいて堆積物(PM)の状態を推定することができるので、ダイアフラム(32)に堆積物(PM)が僅かに堆積されただけの零点シフトが生じない段階であっても、堆積物(PM)の状態を推定することができる。
本発明によれば、電源周波数(rf2)と前記初期電源周波数(rf1)との差(rfΔ)と複数の閾値(thΔ1〜thΔ3)とに基づいて複数段階にレベル分けした堆積物(PM)の状態を推定することができるので、初期の段階から堆積物(PM)の状態をオペレータに認識させることが可能となる。
本実施の形態における堆積物状態推定システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態における静電容量型圧力センサ(隔膜真空計)の要部を示す縦断面図である。 本実施の形態におけるセンサユニットのセンサダイアフラムの受圧面に堆積物が堆積された状態を示す斜視図である。 本実施の形態において堆積物が堆積される前のセンサダイアフラムが共振したときの電源周波数と、堆積物が堆積された後のセンサダイアフラムが共振したときの電源周波数との差を示した図である。 本実施の形態における閾値と堆積物の状態(進行度)とを対応付けたテーブルを示す図である。 本実施の形態における初期電源周波数を記憶しておく処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態における堆積物の状態を推定する処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明するが、その前に本願発明の原理を説明する。
<原理>
本願発明は、半導体製造装置のプロセスにおいて使用される静電容量型圧力センサの圧力センサユニットのダイアフラムの受圧面に堆積物が堆積された場合、その堆積物の量に応じてダイアフラムのヤング率(縦弾性係数)が見かけ上変化し、ダイアフラムの固有振動数が変化することに着目した。
したがって、本願発明は、ダイアフラムと、このダイアフラムと対向して配置されたセンサ台座と、ダイアフラムに形成された可動電極と、センサ台座に形成され可動電極と対向する固定電極と、可動電極と固定電極との間に交流電源の電圧を印加するための端子と、可動電極と固定電極とによって形成される容量に応じた信号を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニットのダイアフラムに堆積される堆積物の状態を推定するに際し、端子に印加する交流電源の電源周波数を変更し、端子に印加する交流電源の電源周波数を変更したときにダイアフラムが共振する前記電源周波数を検出し、ダイアフラムに堆積物が堆積していない初期状態においてダイアフラムが共振する初期電源周波数と、検出された電源周波数との差に基づいて、ダイアフラムに堆積された堆積物の状態を推定することを特徴とするものである。
<堆積物状態推定システムの全体構成>
図1に示すように、堆積物状態推定システム1は、隔膜真空計100と、この隔膜真空計100の内部に設けられた圧力センサユニット30のセンサダイアフラム(後述する)に堆積される堆積物の状態(進行度)を推定する推定装置200とを備えている。
<隔膜真空計の構成>
この隔膜真空計100は、ハウジング10と、ハウジング10内に収容された台座プレート20と、同じくハウジング10内に収容され台座プレート20の上面に接合された圧力センサユニット30と、ハウジング10に直接取付けられハウジング10内外を導通接続する2つの電極リード部40とを備えている。
ハウジング10は、ロアハウジング11、アッパーハウジング12、および、カバー13を備えている。なお、ロアハウジング11、アッパーハウジング12、および、カバー13は、耐食性の金属であるインコネルからなり、それぞれ溶接により接合されている。
ロアハウジング11は、径の異なる円筒体の大径部11aと小径部11bとが連結された形状を有している。大径部11aは、支持ダイアフラム50の下面との接合部を有し、小径部11bは被測定流体が流入する導入部10Aを構成している。
アッパーハウジング12は略円筒体形状を有し、カバー13、支持ダイアフラム50、台座プレート20、及び圧力センサユニット30を介してハウジング10内に独立した真空の基準真空室10Bを形成している。なお、基準真空室10Bにはいわゆるゲッター(図示せず)と呼ばれる気体吸着物質が備わり、室内の真空度を維持している。
また、アッパーハウジング12の内周面における支持ダイアフラム50の近傍には、ストッパ12aが突出形成されている。なお、このストッパ12aは、被測定流体の急激な圧力上昇により台座プレート20が過度に変移するのを規制する役割を果たしている。
また、カバー13は円形のプレートからなり、カバー13の所定位置には電極リード挿通孔13aが形成されている。カバー13の電極リード挿通孔13aには、ハーメチックシール60を介して電極リード部40が埋め込まれ、ハーメチックシール60により電極リード部40が埋め込まれた部分のシール性が確保されている。
台座プレート20は、第1のプレート部材21と第2のプレート部材22とから構成されている。この台座プレート20は、ハウジング10の内周面から隔間されており、支持ダイアフラム50のみを介してハウジング10に支持されている。
支持ダイアフラム50は、ハウジング10の形状に合わせた外形形状を有するインコネルの薄板から形成されている。この支持ダイアフラム50は、第1のプレート部材21と第2のプレート部材22との間に挟まれた状態で、その外周部(周囲縁部)が上述したアッパーハウジング11とロアハウジング12の縁部に挟まれて溶接等により接合されている。
なお、支持ダイアフラム50の厚さは、例えば本実施の形態の場合、数十ミクロンであって、各プレート部材21、22よりも充分薄い厚さとなっている。また、台座プレート20(21、22)および支持ダイアフラム50の中央部分には、圧力センサユニット30に被測定流体を導くための導入孔50aが形成されている。
第1のプレート部材21および第2のプレート部材22は、酸化アルミニウムの単結晶体であるサファイアからなり、第1のプレート部材21はハウジング10の内面から離間された状態で支持ダイアフラム50の下面に接合され、第2のプレート部材22はハウジング10の内面から離間された状態で支持ダイアフラム50の上面に接合されている。
なお、第1のプレート部材21、および、第2のプレート部材22は、支持ダイアフラム50の厚さに対して上述の通り十分に厚く形成されており、かつ支持ダイアフラム50をサンドイッチ状に挟み込む構造を有している。これによって、支持ダイアフラム50と台座プレート20の熱膨張率の違いによって発生する熱応力でこの部分が反るのを防止している。
また、第2のプレート部材22の上面には、酸化アルミニウムの単結晶体であるサファイアでできた上面視矩形状の圧力センサユニット30が酸化アルミニウムベースの接合材を介して接合されている。
圧力センサユニット30は、上面視で1cm角以下の大きさを有し、四角形型の中央部に貫通孔が形成された薄板からなるスペーサ31と、スペーサ31に接合されたシリコンからなるセンサダイアフラム32と、センサダイアフラム32に対向して配置された状態で接合されるセンサ台座33とを有している。
センサ台座33は、スペーサ31と同様に四角形型の薄板からなり、当該スペーサ31と同様の大きさを有している。また、センサ台座33は、その中央部分に平面視矩形状の凹部33aが形成されている。
センサダイアフラム32とセンサ台座33とが接合された結果、凹部33aが容量室30Aとして形成される。この容量室30Aおよび基準真空室10Bは、センサ台座33の適所に穿設された図示しない連通孔を介して共に同一の真空度を保っている。
なお、スペーサ31、センサダイアフラム32、及びセンサ台座33はいわゆる直接接合によって互いに接合され、一体化した圧力センサユニット30を構成している。この圧力センサユニット30の構成要素とされるセンサダイアフラム32が本発明でいうダイアフラムに相当する。
圧力センサユニット30の容量室30Aには、センサ台座33の凹部33aの底面に金又は白金等の導体でできた固定電極33b、33cが形成されている。この固定電極33b、33cと対向するセンサダイアフラム32の表面上には、金又は白金等の導体でできた可動電極32b、32cが形成されている。
また、圧力センサユニット30の上面には金又は白金からなるコンタクトパッド35、36が形成され、固定電極33b、33cと可動電極32b、32cはコンタクトパッド35、36と図示しない配線によって接続されている。
電極リード部40は、合計4個設けられており、それぞれ電極リードピン41と金属製のシールド42とを備えている。シールド42は、その内部にガラスなどの絶縁性材料からなるハーメチックシール43を介して電極リードピン41の中央部分を埋設しており、電極リードピン41の両端部間における気密状態を保持している。
電極リードピン41の一端は、ハウジング10の外部に露出されている。2個の電極リードピン41の一端には、センサダイアフラム32が撓み固定電極33b、33cと可動電極32b、32cとで構成されたコンデンサの容量値(静電容量)が変化したときの当該容量値に応じたセンサ出力信号Suを出力する出力回路30pが接続されている。また、残り2個の電極リードピン41の一端は、推定装置200の電源周波数変更部210と接続されている。
なお、シールド42とカバー13との間にも、上述の通りハーメチックシール60が介在している。また、電極リードピン41の他端には、導電性を有するコンタクトバネ45、46の一端が接続されている。コンタクトバネ45、46の他端は、コンタクトパッド35、36と機械的および電気的に接続されている。
コンタクトバネ45、46は、導入部10Aから被測定流体が急に流れ込むことで発生する急激な圧力上昇により支持ダイアフラム50が若干変位しても、コンタクトバネ45、46の付勢力が圧力センサユニット30の測定精度に影響を与えない程度の十分な柔らかさを有している。
この隔膜真空計100において、圧力センサユニット30のセンサダイアフラム32と導入部10Aとの間には、導入部10Aにおける被測定流体の出口に、インコネルからなる第1のバッフル71とインコネルからなる第2のバッフル72とが対向配置されている。
第1バッフル71は、円板状とされ、その板面の中央部にのみ、被測定流体の導通路(流路)として開口71aが形成されている。
第2のバッフル72も、円板状とされ、その板面の周辺部に、被測定流体の導通路(流路)として開口72aが形成されている。なお、第2のバッフル72は、第1のバッフル71よりもその径がやや大きく形成されている。
第1のバッフル71の板面、および、第2のバッフル72の板面は、被測定流体の通過方向Fに対して直交した状態で対向配置されている。すなわち、隔膜真空計100では、第1および第2のバッフル71、72を2段構えの構成とし、第1のバッフル71を被測定流体の通過方向Fの上流側に配置し、第2のバッフル72を被測定流体の通過方向Fの下流側に配置している。
<推定装置の構成>
推定装置200は、電源周波数変更部210、共振点検出部220、初期状態記憶部220、比較部240、進行度推定部250および信号出力部260を備えている。
この推定装置200は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、インタフェース等からなるコンピュータ(ハードウェア)にコンピュータプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって実現され、当該推定装置200の各部の機能は、コンピュータの各種ハードウェア資源とコンピュータプログラムとが協働することによって実現される。
電源周波数変更部210は、圧力センサユニット30におけるセンサ台座33の固定電極33b、33cと、センサダイアフラム32の可動電極32b、32cとの間にかける電源電圧の電源周波数を徐々に変更するものである。
具体的には、電源周波数変更部210は、圧力センサユニット30によりセンサダイアフラム32が撓んでいない状態の所謂0点を測定するときの電源電圧の基準周波数f[Hz]から低い周波数帯または高い周波数帯へ当該電源電圧の電源周波数を例えば数[Hz]単位で徐々に変更させる。
共振点検出部220は、圧力センサユニット30の固定電極33b、33cと、センサダイアフラム32の可動電極32b、32cとの間にかける電源電圧の電源周波数を変更させたときに、センサダイアフラム32が共振したときの電源周波数を共振点として検出するものであり、ダイアフラム32の振動が共振か否かを判別するための閾値thf1を内部メモリに保持している。
共振点検出部220は、電源周波数の変更に応じて順次得られるセンサ出力信号Suの値とその一つ前の値との変化量が所定の閾値thf1よりも大きい場合にセンサダイアフラム32が共振していると判別し、そのセンサ出力信号Suが得られたときの電源周波数をセンサダイアフラム32の共振点として出力する。
初期状態記憶部260は、共振点検出部220から供給された初期状態のダイアフラム32の電源周波数rf1を記憶するものである。また、初期状態記憶部260は、比較部240からの要求に応じて初期状態のセンサダイアフラム32が共振したときの電源周波数rf1を比較部240に出力する。
比較部240は、共振点検出部220から任意の累積使用時間が経過した後のセンサダイアフラム32が共振したときの電源周波数rf2を受け取ると、初期状態記憶部260に初期状態のダイアフラム32の電源周波数rf1を要求して受け取り、電源周波数rf1、rf2間の差rfΔを算出するものである。この差rfΔは、電源周波数rf1と電源周波数rf2との周波数差である。比較部240は、その算出した差rfΔを進行度推定部250へ出力する。
進行度推定部250は、比較部240から供給された差rfΔに基づいてセンサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの堆積度合い(以下、これを「状態」と呼ぶ。)を推定するものである。具体的には、進行度推定部250は、堆積物PMの状態を推定するために、図5に示すようなテーブルT1を内部メモリに記憶している。
テーブルT1は、比較部240から供給された差rfΔと比較する複数の閾値thΔ1〜thΔ3(thΔ1<thΔ2<thΔ3)、その閾値thΔ1〜thΔ3と対応付けられた堆積物PMの状態を示す進行度(20%、50%、80%)、および、その進行度を表す情報Se1〜Se3がそれぞれ対応付けられたテーブルである。閾値thΔ1〜thΔ3と堆積物PMの進行度(20%、50%、80%)との関係は、予め実験や計算により求めて設定することができる。
したがって進行度推定部250は、差rfΔと閾値thΔ1〜thΔ3とを比較し、進行度テーブルT1に基づいて、センサダイアフラム32に成膜された堆積物PMの進行度を意味する堆積情報Se1〜Se3を読み出し、この堆積情報Se1〜Se3を信号出力部260へ出力する。
信号出力部260は、進行度推定部250から供給された堆積情報Se1〜Se3を外部の通知装置(図示せず)へ出力するものである。通知装置は、堆積情報Se1〜Se3に基づいて隔膜真空計100のユーザに対して何らかの通知を行うものである。ここで、通知装置としては、例えば、警告音発生手段や、警告灯点灯手段である。ただし、これに限るものではなく、圧力センサユニット30のセンサダイアフラム32の堆積物PMの進行度の推定結果をユーザに通知することができれば、その他種々の手段であってよい。
<堆積物状態推定動作>
続いて、圧力センサユニット30のセンサダイアフラム32の受圧面に堆積された堆積物の状態を推定装置200により推定する堆積物状態推定動作について説明するが、その前にセンサダイアフラム32の受圧面に堆積物が形成された状態について簡単に説明する。
図3は、図1の圧力センサユニット30のセンサダイアフラム32及びセンサ台座33を上下逆に表現した拡大図である。圧力センサユニット30のダイアフラム32の表面において被測定流体の圧力を受ける受圧面32aには、ハウジング10の導入部10Aから第1バッフル71の開口71a、第2バッフル72の開口72a、および、導入孔50aを介して被測定流体が導入されたことに応じて堆積物PMが形成されている。
この堆積物PMは、被測定流体が導入孔50aから導入される時間の経過とともに次第にその量が多くなる。センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積される堆積物PMの量が多くなると、曲げモーメントが大きくなるのでセンサダイアフラム32が撓んでしまう。このセンサダイアフラム32の受圧面32aに形成された堆積物PMの状態を推定装置200により推定するに当たり、初期値記憶段階と堆積物状態推定段階とに分けて説明する。
≪初期値記憶段階≫
初期値記憶段階は、堆積物PMが堆積される前の初期状態にあるセンサダイアフラム32が共振したときの電源周波数rf1(以下、これを「初期電源周波数rf1」と呼ぶ。)を予め記憶しておく段階である。
図5に示すように、最初に、推定装置200の電源周波数変更部210は、堆積物PMが堆積される前の初期状態にあるセンサダイアフラム32の可動電極32b、32cと、圧力センサユニット30におけるセンサ台座33の固定電極33b、33cとの間に電源電圧をかけ、その電源電圧の電源周波数を基準周波数f[Hz]から徐々に変更する(ステップSP1)。
このように、電源電圧の電源周波数の変動によりセンサダイアフラム32の振動の周波数がセンサダイアフラム32の固有振動数と一致すると、そのセンサダイアフラム32が共振することになる。
このとき、センサダイアフラム32の共振により、圧力センサユニット30の出力回路30pからのセンサ出力信号Suが急激に増大する。共振点検出部220は、このセンサ出力信号Suの変化率が閾値thf1よりも大きい場合、堆積物PMが堆積される前の初期状態のセンサダイアフラム32が共振したときの初期電源周波数rf1を検出する(ステップSP2)。
共振点検出部220は、堆積物PMが堆積される前の初期状態のセンサダイアフラム32の初期電源周波数rf1を初期状態記憶部230に出力し、この初期状態記憶部230に当該初期電源周波数rf1を初期値として記憶する(ステップSP3)。
≪堆積物状態推定段階≫
堆積物状態推定段階は、上述した初期値記憶段階の後、半導体製造装置におけるプロセスにおいて隔膜真空計100を任意の累積使用時間が経過した任意の時点においてセンサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの状態(進行度)を推定する段階である。
図6に示すように、電源周波数変更部210は、センサダイアフラム32の可動電極32b、32cと、圧力センサユニット30の固定電極33b、33cとの間にかける電源電圧の電源周波数を基準周波数f[Hz]から徐々に変更する(ステップSP11)。
ここで、センサダイアフラム32は、そもそも固有振動数を持っているが、半導体製造装置におけるプロセスにおいて受圧面32aに堆積物PMが形成されると、その堆積物PMの量に応じて見かけ上のヤング率が変化するため固有振動数が変化する。一旦、堆積物PMが堆積されると、センサダイアフラム32の固有振動数は、堆積物PMが形成される前の初期状態のセンサダイアフラム32の固有振動数からプラス側またはマイナス側にシフトする。更に、堆積物PMの堆積量が増大するに連れてセンサダイアフラム32の固有振動数は、初期状態のセンサダイアフラム32の固有振動数からますます離れていくという特性を有している。
共振点検出部220は、上述の初期値記憶段階と同様の方法で、堆積物PMが形成された後のセンサダイアフラム32によるセンサ出力信号Suの変化量が閾値thf1よりも大きい場合、そのセンサ出力信号Suが得られたときの電源周波数rf2を、堆積物PMが形成された後のセンサダイアフラム32の第2共振点として検出し、この電源周波数rf2を比較部240に出力する(ステップSP12)。
比較部240は、堆積物PMが堆積される前の初期電源周波数rf1と、堆積物PMが形成された後の電源周波数rf2との差rfΔを算出し、これを進行度推定部250へ出力する(ステップSP13)。
進行度推定部250は、差rfΔが閾値thΔ3よりも大きいと判断した場合(ステップSP14:Yes)、センサダイアフラム32の受圧面32aに形成された堆積物PMの進行度が80%であると推定し、その推定結果を意味する情報Se3を信号出力部260から外部の通知装置(図示せず)へ出力する(ステップSP15)。
これにより通知装置は、情報Se3に応じた緊急性を意味する大音量の警告音を出力したり、或いは、緊急性を意味する赤色の警告灯を点灯させることにより、センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの進行度が80%であり、隔膜真空計100の交換時期が間近に迫っていることをオペレータに通知する。
一方、進行度推定部250は、差rfΔが閾値thΔ3よりも大きくないと判断した場合であって(ステップSP14:No)、差rfΔが閾値thΔ2よりも大きいと判断した場合(ステップSP16:Yes)、センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの進行度が50%であると推定し、その推定結果を意味する情報Se2を信号出力部260から外部の通知装置(図示せず)へ出力する(ステップSP17)。
これにより通知装置は、情報Se2に応じた中音量の警告音を出力したり、或いは、黄色の警告灯を点灯させることにより、センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの進行度が50%であり、隔膜真空計100の交換時期が近付きつつあることをオペレータに通知する。
さらに、進行度推定部250は、差rfΔが閾値thΔ2よりも大きくないと判断した場合であって(ステップSP16:No)、差rfΔが閾値thΔ1よりも大きいと判断した場合(ステップSP18:Yes)、センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの進行度が20%であると推定し、その推定結果を意味する情報Se1を信号出力部260から外部の通知装置(図示せず)へ出力する(ステップSP19)。
これにより通知装置は、情報Se1に応じた小音量の警告音を出力したり、或いは、青色の警告灯を点灯させることにより、センサダイアフラム32の受圧面32aに堆積された堆積物PMの進行度が20%であり、交換時期までに十分な時間が残されており、このまま継続的に使用可能であることをオペレータに通知する。
なお、進行度推定部250は、内部メモリに記憶した閾値thΔ1〜thΔ3(thΔ1<thΔ2<thΔ3)の値について任意に変更可能である。これにより、推定装置200は、隔膜真空計100が使用される環境に応じて閾値thΔ1〜thΔ3の値を変更すれば、その環境に合わせた堆積物PMの進行度に基づいて警告音や、警告灯を点灯させてオペレータに通知することができる。
<効果>
堆積物状態推定システム1の推定装置200は、堆積物PMが形成される前の初期状態のセンサダイアフラム32と比較して、堆積物PMが僅かでも形成された後のセンサダイアフラム32の固有振動数が変化するという特性を利用する。
すなわち、推定装置200は、堆積物PMが形成される前の初期状態の初期電源周波数rf1と、堆積物PMが形成された後の電源周波数rf2との間には差rfΔが存在するので、センサダイアフラム32の受圧面32aに形成された堆積物PMの量が僅かであっても、この差rfΔに基づいて堆積物PMの状態(進行度)を推定することができる。
このようにセンサダイアフラム32の受圧面32aに形成された堆積物PMの状態を早期の段階から推定することができるので、オペレータは隔膜真空計100の交換時期を適切に管理し、半導体製造装置のダウンタイムを最適化することができる。
また、オペレータは、センサダイアフラム32の受圧面32aに形成された堆積物PMの状態を早期の段階から認識することにより、隔膜真空計100のセンサダイアフラム32に大きな堆積物PMが形成されて零点シフトが起きた状態のまま圧力の測定を行うことを防止し、誤差を含んだ圧力測定結果を出力するというリスクを低減することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、テーブルT1に基づいて、センサダイアフラム32に堆積された堆積物PMの状態(進行度)を推定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、差rfΔの大きさに基づいて計算により堆積物PMの進行度を推定するようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、隔膜真空計(静電容量型圧力センサ)100を対象とするように配置した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ダイアフラムを用いた半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサを対象とするようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、隔膜真空計(静電容量型圧力センサ)100を半導体製造装置のプロセスにおいて用いられるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、凍結乾燥装置、真空ポンプ評価装置等のその他種々の使用環境において用いられるようにしても良い。その場合、使用環境に合わせた閾値thΔ1〜thΔ3を設定すればよい。
1……堆積物状態推定システム、10……ハウジング、10A……導入部、10B……基準真空室、11……ロアハウジング、12……アッパーハウジング、13……カバー、20……台座プレート、30……圧力センサユニット、30A……容量室、30p……出力回路、31……スペーサ、32……センサダイアフラム(ダイアフラム)、32a……受圧面、32b、32c……可動電極、33……センサ台座、33b、33c……固定電極、35、36……コンタクトパッド、40……電極リード部、41……電極リードピン、42……シールド、43、60……ハーメチックシール、45、46……コンタクトバネ、50……支持ダイアフラム、71……第1のバッフル、72……第2のバッフル、100……隔膜真空計、200……推定装置、210……電源周波数変更部、220……共振点検出部、230……初期状態記憶部、240……比較部、250……状態推定部(推定部)、260……信号出力部(出力部)、PM……堆積物。

Claims (5)

  1. ダイアフラムと、このダイアフラムと対向して配置されたセンサ台座と、前記ダイアフラムに形成された可動電極と、前記センサ台座に形成され前記可動電極と対向する固定電極と、前記可動電極と前記固定電極との間に交流電源の電圧を印加するための端子と、前記可動電極と前記固定電極とによって形成される容量に応じた信号を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニットの前記ダイアフラムに堆積される堆積物の状態を推定する堆積物状態推定装置であって、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を変更する電源周波数変更部と、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラムが共振する前記電源周波数を検出する検出部と、
    前記ダイアフラムに前記堆積物が堆積していない初期状態において前記ダイアフラムが共振する初期電源周波数を記憶する初期状態記憶部と、
    前記検出部によって検出された前記電源周波数と前記初期状態記憶部に記憶された前記初期電源周波数とに基づいて、前記ダイアフラムに堆積された前記堆積物の状態を推定する推定部と
    を備えることを特徴とする堆積物状態推定装置。
  2. 前記堆積物状態推定装置は、
    前記堆積物の状態を表す情報を外部へ出力する出力部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の堆積物状態推定装置。
  3. 前記推定部は、前記電源周波数と前記初期電源周波数との差と比較する複数の閾値を有し、前記差と前記複数の閾値とを比較することにより複数段階のレベルに分けた前記堆積物の状態を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の堆積物状態推定装置。
  4. ダイアフラムと、このダイアフラムと対向して配置されたセンサ台座と、前記ダイアフラムに形成された可動電極と、前記センサ台座に形成され前記可動電極と対向する固定電極と、前記可動電極と前記固定電極との間に交流電源の電圧を印加するための端子と、前記可動電極と前記固定電極とによって形成される容量に応じた信号を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニットの前記ダイアフラムに堆積される堆積物の状態を推定する堆積物状態推定方法であって、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を電源周波数変更部により変更する電源周波数変更ステップと、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラムが共振する前記電源周波数を検出部により検出する検出ステップと、
    前記ダイアフラムに前記堆積物が堆積していない初期状態において初期状態記憶部に記憶された前記ダイアフラムが共振する初期電源周波数と、前記検出部によって検出された前記電源周波数とに基づいて、前記ダイアフラムに堆積された前記堆積物の状態を推定部により推定する推定ステップと
    を有することを特徴とする堆積物状態推定方法。
  5. ダイアフラムと、このダイアフラムと対向して配置されたセンサ台座と、前記ダイアフラムに形成された可動電極と、前記センサ台座に形成され前記可動電極と対向する固定電極と、前記可動電極と前記固定電極との間に交流電源の電圧を印加するための端子と、前記可動電極と前記固定電極とによって形成される容量に応じた信号を出力する出力回路とを備えた圧力センサユニットと、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を変更する電源周波数変更部と、
    前記端子に印加する前記交流電源の電源周波数を変更したときに前記ダイアフラムが共振する前記電源周波数を検出する検出部と、
    前記ダイアフラムに前記堆積物が堆積していない初期状態において前記ダイアフラムが共振する初期電源周波数を記憶する初期状態記憶部と、
    前記検出部によって検出された前記電源周波数と前記初期状態記憶部に記憶された前記初期電源周波数とに基づいて、前記ダイアフラムに堆積された前記堆積物の状態を推定する推定部と
    を備えることを特徴とする堆積物状態推定システム。
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