JP2022176611A - 隔膜真空計 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022176611000001
【課題】ケーブルの寄生容量や浮遊容量の影響を受けることなくセンサチップの電極間の静電容量を計測する。
【解決手段】隔膜真空計は、台座に形成された第1の電極と、台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに第1の電極と対向するように形成された第2の電極とを備え、被測定媒体の圧力によるダイアフラムの変位に応じて第1、第2の電極の間隔が変化するセンサチップ1と、第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するオペアンプA1と、第1の電極とオペアンプA1とを接続する同軸ケーブル21とを備える。第1の電極は、同軸ケーブル21の芯線22を介してオペアンプA1の仮想グラウンドと接続される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、隔膜真空計に関するものである。
容量検出型の隔膜真空計は、ダイアフラムの変位を容量の変化で検出することにより、圧力を計測している。隔膜真空計は、微小な容量変化を検出する必要があるため、計測値に寄生容量や浮遊影響の影響を受けてしまう。特に、センサ部から回路部までの配線での寄生容量や浮遊影響の影響を受けてしまう。そのため、通常は配線を極力短くするために、センサ部の傍に回路部を配置する必要がある。
隔膜真空計は、半導体製造装置に使用されるケースが多い。半導体のプロセスガスは、温度が適切でないと、液化または固化して隔膜真空計のセンサ部に付着してしまい計測に影響する。このため、隔膜真空計は、液化または固化したプロセスガスの付着を防止するため隔膜真空計の内部または外部に加熱手段を設けて加熱する必要がある(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。そのような隔膜真空計では、センサ部の近くに耐熱性が低い回路を設置すると、以下のような問題があった。
(I)センサ部から回路部に熱が伝わらないようにするために断熱構造が必要になる。
(II)回路部の放熱が必要になる。
(III)断熱と放熱を行っても回路部の温度が上昇してしまう場合には、回路部の周囲温度を下げる必要がある。
以上のようにセンサ部の近くに回路部を設置すると回路部の耐熱性の問題が発生するので、回路部をセンサ部と分離して設置する要求がある。また、センサ部を設置する真空チャンバー周辺は配管が入り組んでいるため、スペースが必要な回路部を分離して設置する要求がある。
しかしながら、センサ部と回路部を分離すると、上記のように寄生容量や浮遊影響の影響を受けてしまい、圧力の計測結果に誤差が生じるという課題があった。
特開2010-117154号公報 特開2009-243887号公報 特開2019-7906号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、センサチップと回路部とを分離して設置してケーブルを介して接続する場合でも、ケーブルの寄生容量や浮遊容量の影響を受けることなくセンサチップの電極間の静電容量を計測することができる隔膜真空計を提供することを目的とする。
本発明の隔膜真空計は、台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1のオペアンプと、前記第1の電極と前記第1のオペアンプとを接続するように構成された同軸ケーブルとを備え、前記第1の電極が前記同軸ケーブルの芯線を介して前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続されたことを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記同軸ケーブルのシールド線が前記第1のオペアンプを含む回路部のグラウンドと接続されたことを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記第1のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第1の同軸コネクタと、一端が前記第1の電極と接続された前記同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第2の同軸コネクタとをさらに備え、前記第1の同軸コネクタと前記第2の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第1の電極と前記第1のオペアンプの仮想グラウンドとが接続されることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、センサ駆動信号を前記第2の電極に印加するように構成された第2のオペアンプと、前記第2のオペアンプの出力端子と前記第2の電極とを接続するように構成されたケーブルとをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて前記第1、第2の電極間の静電容量の値を算出するように構成された容量算出部と、前記静電容量を圧力計測値に変換するように構成された圧力計測部とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計は、台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極と、前記第1の電極の外側の前記台座に形成された第3の電極と、前記第2の電極の外側の前記ダイアフラムに前記第3の電極と対向するように形成された第4の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1のオペアンプと、前記第3の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第2のオペアンプと、前記第1の電極と前記第1のオペアンプとを接続するように構成された第1の同軸ケーブルと、前記第3の電極と前記第2のオペアンプとを接続するように構成された第2の同軸ケーブルとを備え、前記第1の電極が前記第1の同軸ケーブルの芯線を介して前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続され、前記第3の電極が前記第2の同軸ケーブルの芯線を介して前記第2のオペアンプの仮想グラウンドと接続されたことを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記第1の同軸ケーブルのシールド線と前記第2の同軸ケーブルのシールド線とが前記第1、第2のオペアンプを含む回路部のグラウンドと接続されたことを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記第1、第2のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第1の同軸コネクタと、一端が前記第1の電極と接続された前記第1の同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記第1の同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第2の同軸コネクタと、前記第1、第2のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第2のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第3の同軸コネクタと、一端が前記第3の電極と接続された前記第2の同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記第2の同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第4の同軸コネクタとをさらに備え、前記第1の同軸コネクタと前記第2の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第1の電極と前記第1のオペアンプの仮想グラウンドとが接続され、前記第3の同軸コネクタと前記第4の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第3の電極と前記第2のオペアンプの仮想グラウンドとが接続されることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、センサ駆動信号を前記第2、第4の電極に印加するように構成された第3のオペアンプと、前記第3のオペアンプの出力端子と前記第2、第4の電極とを接続するように構成されたケーブルとをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例は、前記第1のオペアンプの出力信号から前記第2のオペアンプの出力信号を減算するように構成された減算器と、前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて前記第1、第2の電極間の第1の静電容量の値を算出するように構成された容量算出部と、前記減算器の出力信号に基づいて前記第1の静電容量から、前記第3、第4の電極間の第2の静電容量を減算した値を算出するように構成された容量差算出部と、前記容量算出部の算出結果と前記容量差算出部の算出結果とに基づいて、前記第2の静電容量により前記第1の静電容量を補正するように構成された容量補正部と、前記補正された第1の静電容量を圧力計測値に変換するように構成された圧力計測部とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例において、前記第2の電極と第4の電極とは、電気的に接続されて単一の電極として形成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、センサチップと回路部とを分離して設置してケーブルを介して接続する場合でも、ケーブルの寄生容量や浮遊容量の影響を受けることなくセンサチップの電極間の微小な静電容量を計測することができ、寄生容量、浮遊容量による圧力の計測誤差を低減することができる。また、従来はケーブルの寄生容量が変化しないようにケーブルが動かないような構造にする必要があったが、本発明では、ケーブルが動いたとしてもセンサチップの電極間の静電容量に与える影響が小さいので、柔軟なケーブルを使用することができ、センサチップを収容する受圧部筐体と回路部を収容する別個の筐体とを別々の場所に設置でき、また各筐体の向きも任意に決められるため隔膜真空計の現場計装を容易にすることができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップの要部の構成を示す断面図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップと回路部との接続構造、および容量検出部の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計の圧力計測動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップの要部の構成を示す断面図である。 図7は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップと回路部との接続構造、および容量検出部の構成を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計の圧力計測動作を説明するフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップと回路部との接続構造の別の例を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップと回路部との接続構造の別の例を示す図である。 図11は、本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計のセンサチップの別の例を示す断面図である。 図12は、本発明の第1、第2の実施例に係る隔膜真空計の回路部を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図、図2は隔膜真空計に用いられるセンサチップの要部の構成を示す断面図である。
隔膜真空計は、被測定媒体(例えばプロセスガス)の圧力によるダイアフラム(隔膜)の変位に応じて静電容量が変化する受圧部10と、受圧部10の静電容量の変化を圧力計測値に変換する回路部11とを備えている。
受圧部10のセンサチップ1の台座101の中央部には凹部が形成されている。この凹部が形成された台座101の面には、被測定媒体(例えばプロセスガス)の圧力Pに応じて変形可能に構成されたダイアフラム102が接合されている。台座101の凹部は、ダイアフラム102と共に基準真空室104を形成する。
センサチップ1において、台座101の基準真空室104側の面には固定電極105が形成され、ダイアフラム102の基準真空室104側の面には固定電極105と対向するように可動電極106が形成されている。こうして、固定電極105と可動電極106とがギャップを隔てて対向するように配置されている。ダイアフラム102が被測定媒体の圧力Pを受けて撓むと、可動電極106と固定電極105との間の間隔が変化し、可動電極106と固定電極105との間の静電容量が変化する。この静電容量の変化からダイアフラム102が受けた被測定媒体の圧力Pを検出することができる。ダイアフラム構成部材100と台座101とは、例えばサファイアなどの絶縁体から構成されている。
図1に示した隔膜真空計は、このように構成されたセンサチップ1と、センサチップ1を収容したハウジング2と、センサチップ1のダイアフラム102に被測定媒体の圧力Pを導く圧力導入管3と、ハウジング2を覆うセンサケース4と、センサケース4の外周面を取り囲むようにして設けられたヒータ5とを備えている。ヒータ5が設けられたセンサケース4は、断熱材6によって覆われている。
なお、ヒータ5は必ずしもハウジング2の内部に設けられる必要はなく、ハウジング2の外部に設けられてもよい。また、断熱材6も必ずしも設ける必要はない。
ハウジング2の内部には隔壁7が設けられている。隔壁7は、台座板7aと支持板7bとから構成されており、ハウジング2の内部空間を第1の空間2aと第2の空間2bとに分離する。支持板7bは、外周がハウジング2に固定されており、台座板7aをハウジング2の内部空間内に浮上させた状態で支持する。台座板7aの第2の空間2b側にセンサチップ1が固定されている。また、台座板7aには、第1の空間2a内の圧力をセンサチップ1のダイアフラム102に導く圧力導入孔7cが形成されている。第2の空間2bは、センサチップ1の基準真空室104と連通しており、真空状態とされている。
圧力導入管3は、ハウジング2の第1の空間2a側に接続されている。圧力導入管3とハウジング2との間にはバッフル8が設けられている。圧力導入管3より導入される被測定媒体は、バッフル8の板面に当たり、バッフル8の周囲の隙間を通して、ハウジング2の第1の空間2a内に流入する。
隔膜真空計の回路部11は、容量検出部12と、圧力計測部13と、ヒータ駆動部15とから構成される。
図3はセンサチップ1と回路部11との接続構造、および容量検出部12の構成を示す図、図4は本実施例の隔膜真空計の圧力計測動作を説明するフローチャートである。
容量検出部12は、センサ駆動信号を出力する信号発生器120と、信号発生器120からのセンサ駆動信号をケーブル20を介してセンサチップ1に送出するオペアンプ121と、容量C1と抵抗R1とオペアンプA1とからなる増幅器122と、差動入力型のローパスフィルタ123と、増幅器122とローパスフィルタ123との間に設けられたスイッチ124と、可動電極106と固定電極105との間の静電容量の値を算出する容量算出部125とから構成される。図3では、センサチップ1の可動電極106と固定電極105との間の静電容量をCxで表している。
容量検出部12の信号発生器120は、圧力計測のための正弦波状のセンサ駆動信号Esin(2πft)をオペアンプ121とスイッチ124とに出力する。Eは振幅、fは周波数、tは時間である。
オペアンプ121は、反転入力端子と出力端子とが接続され、非反転入力端子に信号発生器120の出力端子が接続されており、ボルテージフォロワ(バッファ)を構成している。オペアンプ121の出力端子とセンサチップ1の第2の電極(例えば可動電極106)との間は、ケーブル20によって接続されている。オペアンプ121は、センサ駆動信号Esin(2πft)をケーブル20を介してセンサチップ1の第2の電極に印加する(図4ステップS100)。
センサチップ1の第1の電極(例えば固定電極105)と容量検出部12の増幅器122の入力端子(オペアンプA1の反転入力端子)との間は、同軸ケーブル21によって接続されている。
増幅器122は、オペアンプA1と、オペアンプA1の反転入力端子と出力端子との間に接続された容量C1および抵抗R1とから構成される。増幅器122は、センサチップ1の第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅し、静電容量Cxに比例した振幅の信号を出力する。
容量検出部12のスイッチ124とローパスフィルタ123とは、同期検波部126を構成している。ローパスフィルタ123は、センサ駆動信号Esin(2πft)を通過させるようにカットオフ周波数が設定されている。同期検波部126は、増幅器122の出力から、センサ駆動信号Esin(2πft)に同期した信号を復調する。
具体的には、スイッチ124は、センサ駆動信号Esin(2πft)が正のとき、増幅器122の出力端子とローパスフィルタ123の非反転入力端子とを接続する。また、スイッチ124は、センサ駆動信号Esin(2πft)が負のとき、増幅器122の出力端子とローパスフィルタ123の反転入力端子とを接続する。これにより、増幅器122の出力から、センサ駆動信号Esin(2πft)に同期した信号を復調することができる。
容量算出部125は、同期検波部126の出力信号の振幅から静電容量Cxの値を算出する(図4ステップS101)。
圧力計測部13は、容量検出部12によって算出された静電容量Cxの変化を圧力計測値に変換して出力する(図4ステップS102)。
ヒータ駆動部15は、ヒータ4を駆動して受圧部10を加熱し、測定対象ガス中の成分が液化または固体化してセンサチップ1上に付着することを防止する。
隔膜真空計は、例えばユーザーの指示によって圧力計測動作が終了するまで(図4ステップS103においてYES)、ステップS100~S102の処理を計測周期毎に行う。
以上のように、本実施例では、センサチップ1と回路部11とを分離して設置してケーブル20と同軸ケーブル21を介して接続する。周知のとおり、同軸ケーブル21は、芯線22と、芯線22の周囲を覆う絶縁体(不図示)と、絶縁体の周囲を覆う外部導体であるシールド線23と、シールド線23の周囲を覆う保護被覆(不図示)とから構成される。
センサチップ1の第1の電極は、同軸ケーブル21の芯線22を介して回路部11の容量検出部12を構成するオペアンプA1の反転入力端子、すなわち仮想グラウンドに接続されている。同軸ケーブル21のシールド線23は、オペアンプA1の仮想グラウンドと同電位の、回路部11のグラウンドに接続されている。
以上のようなセンサチップ1と回路部11との接続構造により、本実施例では、ケーブル20と同軸ケーブル21で延長した部分の寄生容量、浮遊容量の影響を受け難くしている。
具体的には、センサチップ1の入力側の第2の電極にセンサ駆動信号を入力するケーブル20は、オペアンプ121の出力端子に接続されている。センサチップ1の入力側については、オペアンプ121の出力インピーダンスが低インピーダンスであるために、ケーブル20の寄生容量、浮遊容量の影響を受け難い。
一方、出力側については、オペアンプA1の入力インピーダンスが高インピータンスであるために、ケーブル21の寄生容量、浮遊容量の影響を受け易い。ケーブル21の寄生容量、浮遊容量の影響を低減するため、本実施例では、ケーブル21を同軸ケーブルとし、同軸ケーブル21の芯線22によってセンサチップ1の第1の電極とオペアンプA1の仮想グラウンドとを接続し、同軸ケーブル21のシールド線23を回路部11のグラウンドに接続している。芯線22とシールド線23を同電位とすることで、同軸ケーブル21の寄生容量、浮遊容量の影響を受け難くしている。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図5は本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の隔膜真空計は、受圧部10aと、回路部11aとを備えている。
図6は本実施例のセンサチップ1aの要部の構成を示す断面図である。センサチップ1aにおいて、固定電極105の外側の台座101の基準真空室104側の面には、固定電極107が形成されている。可動電極106の外側のダイアフラム102の基準真空室104側の面には、固定電極107と対向するように可動電極108が形成されている。センサチップ1aのその他の構成はセンサチップ1と同じである。
固定電極107と可動電極108とはダイアフラム102の縁部に形成されている。ダイアフラム102が被測定媒体の圧力Pを受けて撓んだとしても、ダイアフラム102の縁部は殆ど変形しないため、可動電極108と固定電極107との間の静電容量は変化し難い。この静電容量は、センサ内外の温度変化および基準真空室104内の湿度変化等に基づく測定誤差を除去するために設けられたものである。
回路部11aは、容量検出部12aと、圧力計測部13aと、ヒータ駆動部15とから構成される。
図7はセンサチップ1aと回路部11aとの接続構造、および容量検出部12aの構成を示す図、図8は本実施例の隔膜真空計の圧力計測動作を説明するフローチャートである。
容量検出部12aは、信号発生器120と、オペアンプ121と、増幅器122と、ローパスフィルタ123と、スイッチ124と、容量算出部125と、容量C2と抵抗R2とオペアンプA2とからなる増幅器127と、減算器128と、差動入力型のローパスフィルタ129と、減算器128とローパスフィルタ129との間に設けられたスイッチ130と、容量差算出部131と、容量補正部132とから構成される。図7では、センサチップ1aの可動電極108と固定電極107との間の静電容量をCrで表している。
容量検出部12aの信号発生器120は、センサ駆動信号Esin(2πft)をオペアンプ121とスイッチ124,130とに出力する。オペアンプ121は、センサ駆動信号Esin(2πft)をケーブル20を介してセンサチップ1aの第2の電極(例えば可動電極106)と第4の電極(例えば可動電極108)とに印加する(図8ステップS200)。
増幅器122は、センサチップ1aの第1の電極(例えば固定電極105)から出力される電流を電圧に変換して増幅し、静電容量Cxに比例した振幅の信号を出力する。
増幅器127は、オペアンプA2と、オペアンプA2の反転入力端子と出力端子との間に接続された容量C2および抵抗R2とから構成される。増幅器127は、センサチップ1aの第3の電極(例えば固定電極107)から出力される電流を電圧に変換して増幅し、静電容量Crに比例した振幅の信号を出力する。
減算器128は、増幅器122の出力信号から増幅器127の出力信号を減算する。
第1の実施例と同様に、同期検波部126は、増幅器122の出力から、センサ駆動信号Esin(2πft)に同期した信号を復調する。
一方、スイッチ130とローパスフィルタ129とは、同期検波部133を構成している。ローパスフィルタ129は、センサ駆動信号Esin(2πft)を通過させるようにカットオフ周波数が設定されている。同期検波部133は、減算器128の出力から、センサ駆動信号Esin(2πft)に同期した信号を復調する。
具体的には、スイッチ130は、センサ駆動信号Esin(2πft)が正のとき、減算器128の出力端子とローパスフィルタ129の非反転入力端子とを接続する。また、スイッチ130は、センサ駆動信号Esin(2πft)が負のとき、減算器128の出力端子とローパスフィルタ129の反転入力端子とを接続する。これにより、減算器128の出力から、センサ駆動信号Esin(2πft)に同期した信号を復調することができる。
容量算出部125は、同期検波部126の出力信号の振幅から静電容量Cxの値を算出する(図8ステップS201)。
容量差算出部131は、同期検波部133の出力信号の振幅から容量差(Cx-Cr)の値を算出する(図8ステップS202)。
容量補正部132は、容量算出部125の算出結果と容量差算出部131の算出結果とに基づいて、参照容量Crにより静電容量Cxを補正した値(Cx-Cr)/Cxを算出する(図8ステップS203)。
圧力計測部13aは、容量補正部132によって算出された静電容量(Cx-Cr)/Cxを圧力計測値に変換する(図8ステップS204)。
ヒータ駆動部15は、ヒータ4を駆動して受圧部10を加熱し、測定対象ガス中の成分が液化または固体化してセンサチップ1上に付着することを防止する。
隔膜真空計は、例えばユーザーの指示によって圧力計測動作が終了するまで(図8ステップS205においてYES)、ステップS200~S204の処理を計測周期毎に行う。
第1の実施例と同様に、本実施例では、センサチップ1aと回路部11aとを分離して設置してケーブル20および同軸ケーブル21,24を介して接続する。
センサチップ1aの第1の電極は、同軸ケーブル21の芯線22を介して回路部11aの容量検出部12aを構成するオペアンプA1の仮想グラウンドに接続されている。同軸ケーブル21のシールド線23は、オペアンプA1の仮想グラウンドと同電位の、回路部11aのグラウンドに接続されている。センサチップ1aの第3の電極は、同軸ケーブル24の芯線25を介して回路部11aの容量検出部12aを構成するオペアンプA2の仮想グラウンドに接続されている。同軸ケーブル24のシールド線26は、オペアンプA2の仮想グラウンドと同電位の、回路部11aのグラウンドに接続されている。
こうして、本実施例では、第1の実施例と同様にケーブル20および同軸ケーブル21,24の寄生容量、浮遊容量の影響を受け難くしている。
なお、第1、第2の実施例では、ケーブル20を単線ケーブルとしているが、同軸ケーブルとしてもよい。
また、第1、第2の実施例において、同軸ケーブルと受圧部10,10aとの接続、同軸ケーブルと回路部11,11aとの接続のうち少なくとも一方の接続に同軸コネクタを使用してもよい。同軸コネクタを使用する場合の構成を図9に示す。図9の例では、受圧部10a側のレセプタクル110(同軸コネクタのメス端子)の中心コンタクトがセンサチップ1aの第2の電極と第4の電極に接続され、レセプタクル111の中心コンタクトがセンサチップ1aの第1の電極に接続され、レセプタクル112の中心コンタクトがセンサチップ1aの第3の電極に接続されている。
一方、回路部11a側のレセプタクル140の中心コンタクトがオペアンプ121の出力端子に接続され、レセプタクル141の中心コンタクトがオペアンプA1の反転入力端子に接続され、レセプタクル142の中心コンタクトがオペアンプA2の反転入力端子に接続されている。レセプタクル140~142のボディは、回路部11aのグラウンドに接続されている。
同軸ケーブル20は、芯線27と、芯線27の周囲を覆う絶縁体(不図示)と、絶縁体の周囲を覆うシールド線28と、シールド線28の周囲を覆う保護被覆(不図示)とから構成される。芯線27の一端はプラグ150(同軸コネクタのオス端子)の中心コンタクトに接続され、シールド線28の一端はプラグ150のボディに接続されている。芯線27の他端はプラグ151の中心コンタクトに接続され、シールド線28の他端はプラグ151のボディに接続されている。
同軸ケーブル21の芯線22の一端はプラグ152の中心コンタクトに接続され、シールド線23の一端はプラグ152のボディに接続されている。芯線22の他端はプラグ153の中心コンタクトに接続され、シールド線23の他端はプラグ153のボディに接続されている。同軸ケーブル24の芯線25の一端はプラグ154の中心コンタクトに接続され、シールド線26の一端はプラグ154のボディに接続されている。芯線25の他端はプラグ155の中心コンタクトに接続され、シールド線26の他端はプラグ155のボディに接続されている。
プラグ150,151をレセプタクル110,140と嵌合させ、プラグ152,153をレセプタクル111,141と嵌合させ、プラグ154,155をレセプタクル112,142と嵌合させることにより、受圧部10aと回路部11aとを接続することができる。なお、1つのプラグとそのプラグと嵌合する1つのレセプタクルの組が1つの同軸コネクタとして機能する。
上記のとおりケーブル20として単線ケーブルを用いてもよく、単線ケーブルを用いる場合には同軸コネクタの代わりに単線ケーブル用のコネクタを使用すればよい。
また、第1、第2の実施例において受圧部10,10aと回路部11,11aとを接続するケーブルをまとめた多芯同軸ケーブルを使用しても構わない。多芯同軸ケーブルと受圧部10,10aとの接続、多芯同軸ケーブルと回路部11,11aとの接続のうち少なくとも一方の接続に多芯同軸コネクタを使用してもよい。多芯同軸コネクタを使用する場合の構成を図10に示す。
図10の例では、受圧部10a側のレセプタクル113の第1の中心コンタクトがセンサチップ1aの第2の電極と第4の電極に接続され、第2の中心コンタクトがセンサチップ1aの第1の電極に接続され、第3の中心コンタクトがセンサチップ1aの第3の電極に接続されている。
一方、回路部11a側のレセプタクル143の第1の中心コンタクトがオペアンプ121の出力端子に接続され、第2の中心コンタクトがオペアンプA1の反転入力端子に接続され、第3の中心コンタクトがオペアンプA2の反転入力端子に接続されている。レセプタクル143のボディは、回路部11aのグラウンドに接続されている。
多芯同軸ケーブル30の第1の芯線31の一端はプラグ156の第1の中心コンタクトに接続され、第2の芯線32の一端はプラグ156の第2の中心コンタクトに接続され、第3の芯線33の一端はプラグ156の第3の中心コンタクトに接続されている。多芯同軸ケーブル30のシールド線34の一端はプラグ156のボディに接続されている。多芯同軸ケーブル30の第1の芯線31の他端はプラグ157の第1の中心コンタクトに接続され、第2の芯線32の他端はプラグ157の第2の中心コンタクトに接続され、第3の芯線33の他端はプラグ157の第3の中心コンタクトに接続されている。シールド線34の他端はプラグ157のボディに接続されている。
プラグ156,157をレセプタクル113,143と嵌合させることにより、受圧部10,10aと回路部11aとを接続することができる。
図9、図10の例では、第2の実施例に同軸コネクタ、多芯同軸コネクタを用いた例を示しているが、第1の実施例において同軸コネクタ、多芯同軸コネクタを用いてもよいことは言うまでもない。
また、第1、第2の実施例において同軸ケーブルのシールド線のグラウンドの電位で、センサチップ1,1a側に存在する寄生容量をシールドしてもよい。具体的には、例えば図11に示すようにセンサチップ1aのサファイア製の台座101に金属薄板109を接合し、この金属薄板109と同軸ケーブル20,21,24,30のシールド線28,23,26,34(レセプタクル110,111,112,113のボディ)とを接続すればよい。図11の例では、第2の実施例のセンサチップ1aにシールドを適用した例を示しているが、第1の実施例においてセンサチップ1にシールドを適用してもよいことは言うまでもない。
第1、第2の実施例で説明した回路部11,11aは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図12に示す。
コンピュータは、CPU200と、記憶装置201と、インタフェース装置(I/F)202とを備えている。I/F202には、容量検出部12,12aのハードウェア部とヒータ駆動部15のハードウェア部などが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明の方法を実現させるためのプログラムは記憶装置201に格納される。CPU200は、記憶装置201に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、隔膜真空計に適用することができる。
1…センサチップ、10,10a…受圧部、11,11a…回路部、12,12a…容量検出部、13,13a…圧力計測部、15…ヒータ駆動部、20,21,24,30…ケーブル、22,25,27,31~33…芯線、23,26,28,34…シールド線、102…ダイアフラム、105,107…固定電極、106,108…可動電極、110~113,140~143…レセプタクル、120…信号発生器、122,127…増幅器、123,129…ローパスフィルタ、124,130…スイッチ、125…容量算出部、126,133…同期検波部、128…減算器、131…容量差算出部、132…容量補正部、150~157…プラグ。

Claims (11)

  1. 台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、
    前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1のオペアンプと、
    前記第1の電極と前記第1のオペアンプとを接続するように構成された同軸ケーブルとを備え、
    前記第1の電極が前記同軸ケーブルの芯線を介して前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続されたことを特徴とする隔膜真空計。
  2. 請求項1記載の隔膜真空計において、
    前記同軸ケーブルのシールド線が前記第1のオペアンプを含む回路部のグラウンドと接続されたことを特徴とする隔膜真空計。
  3. 請求項1または2記載の隔膜真空計において、
    前記第1のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第1の同軸コネクタと、
    一端が前記第1の電極と接続された前記同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第2の同軸コネクタとをさらに備え、
    前記第1の同軸コネクタと前記第2の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第1の電極と前記第1のオペアンプの仮想グラウンドとが接続されることを特徴とする隔膜真空計。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
    センサ駆動信号を前記第2の電極に印加するように構成された第2のオペアンプと、
    前記第2のオペアンプの出力端子と前記第2の電極とを接続するように構成されたケーブルとをさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
    前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて前記第1、第2の電極間の静電容量の値を算出するように構成された容量算出部と、
    前記静電容量を圧力計測値に変換するように構成された圧力計測部とをさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。
  6. 台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極と、前記第1の電極の外側の前記台座に形成された第3の電極と、前記第2の電極の外側の前記ダイアフラムに前記第3の電極と対向するように形成された第4の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、
    前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1のオペアンプと、
    前記第3の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第2のオペアンプと、
    前記第1の電極と前記第1のオペアンプとを接続するように構成された第1の同軸ケーブルと、
    前記第3の電極と前記第2のオペアンプとを接続するように構成された第2の同軸ケーブルとを備え、
    前記第1の電極が前記第1の同軸ケーブルの芯線を介して前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続され、前記第3の電極が前記第2の同軸ケーブルの芯線を介して前記第2のオペアンプの仮想グラウンドと接続されたことを特徴とする隔膜真空計。
  7. 請求項6記載の隔膜真空計において、
    前記第1の同軸ケーブルのシールド線と前記第2の同軸ケーブルのシールド線とが前記第1、第2のオペアンプを含む回路部のグラウンドと接続されたことを特徴とする隔膜真空計。
  8. 請求項6または7記載の隔膜真空計において、
    前記第1、第2のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第1のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第1の同軸コネクタと、
    一端が前記第1の電極と接続された前記第1の同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記第1の同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第2の同軸コネクタと、
    前記第1、第2のオペアンプを含む回路部側に設けられ、中心コンタクトが前記第2のオペアンプの仮想グラウンドと接続された第3の同軸コネクタと、
    一端が前記第3の電極と接続された前記第2の同軸ケーブルの他端に取り付けられ、中心コンタクトが前記第2の同軸ケーブルの芯線の他端と接続された第4の同軸コネクタとをさらに備え、
    前記第1の同軸コネクタと前記第2の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第1の電極と前記第1のオペアンプの仮想グラウンドとが接続され、前記第3の同軸コネクタと前記第4の同軸コネクタとが嵌合することにより、前記第3の電極と前記第2のオペアンプの仮想グラウンドとが接続されることを特徴とする隔膜真空計。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
    センサ駆動信号を前記第2、第4の電極に印加するように構成された第3のオペアンプと、
    前記第3のオペアンプの出力端子と前記第2、第4の電極とを接続するように構成されたケーブルとをさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
    前記第1のオペアンプの出力信号から前記第2のオペアンプの出力信号を減算するように構成された減算器と、
    前記第1のオペアンプの出力信号に基づいて前記第1、第2の電極間の第1の静電容量の値を算出するように構成された容量算出部と、
    前記減算器の出力信号に基づいて前記第1の静電容量から、前記第3、第4の電極間の第2の静電容量を減算した値を算出するように構成された容量差算出部と、
    前記容量算出部の算出結果と前記容量差算出部の算出結果とに基づいて、前記第2の静電容量により前記第1の静電容量を補正するように構成された容量補正部と、
    前記補正された第1の静電容量を圧力計測値に変換するように構成された圧力計測部とをさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
    前記第2の電極と第4の電極とは、電気的に接続されて単一の電極として形成されることを特徴とする隔膜真空計。
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