JP2016177564A - デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法 - Google Patents

デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016177564A
JP2016177564A JP2015057534A JP2015057534A JP2016177564A JP 2016177564 A JP2016177564 A JP 2016177564A JP 2015057534 A JP2015057534 A JP 2015057534A JP 2015057534 A JP2015057534 A JP 2015057534A JP 2016177564 A JP2016177564 A JP 2016177564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trigger
signal
memory
unit
observation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015057534A
Other languages
English (en)
Inventor
輝久 小嶋
Teruhisa Kojima
輝久 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2015057534A priority Critical patent/JP2016177564A/ja
Publication of JP2016177564A publication Critical patent/JP2016177564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】 デバッグにおいて、不要な信号をメモリに残すことなく、メモリの利用効率を上げる。【解決手段】 デバッグのための信号を取得するデバッグ制御回路において、 観測に使用する信号を記憶するメモリと、キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択する信号選択部と、信号選択部で選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出するトリガ検出部と、トリガ検出部から検出されたトリガでメモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御するメモリ制御部とを有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法に関し、特に、集積回路の内部信号を観測してデバッグするデバッグ制御回路及びデバッグ制御方法に関する。
集積回路を装置基板に実装して機能評価する際の動作不具合が発生した場合、内部回路の動作を把握しながら原因解析を行いたいという要望がある。このような場合、周期的に発生するタイミング(トリガ)後の数サンプル分のデータを用いて、内部回路の動作把握が行われることがある。
トリガ発生後の取得データを用いて条件判定するような場合は、以下のような課題がある。トリガ発生時点では取得データがないため、原因解析に必要なデータであるか判断不可能である。そのため、トリガ発生時点から一定期間取得したデータによって条件判定が可能な場合については、トリガ発生時からの信号をメモリに格納し続ける必要がある。そのため、原因解析に不要なデータもメモリに格納されることとなり、必要なメモリ量が増加してしまうという課題がある。メモリに格納するデータ量を減らす手段として、取得した信号を圧縮する方法がある。この場合、取得する観測信号が規則的であれば、メモリに格納するデータを小さくすることができる。しかし、取得データが不規則である場合は、効率よくデータを圧縮することができない。そのために不要な信号を格納することになり、メモリの空容量が圧迫され、必要な観測信号を取得することができなくなるという課題がある。
関連技術として、特許文献1には、集積回路の動作を停止させることなく、被試験プログラムを分割せずに、必要なトレースデータを効率良く取得できるようにするため、トレースデータの種類を優先度の高い順に選択する技術が開示されている。また、そのトレースデータが、選択種類のトレースデータである場合、トレースデータをトレースデータバッファに記憶し、そうでない場合は、トレースデータを破棄する技術が開示されている。
特開2012−088887号公報
特許文献1に記載の技術では、メモリの空き容量に応じて格納すべきデータであるかを判定しているが、データを格納した後にデータを破棄するわけではないので、メモリを効率よく利用できない、という課題があった。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、不要な信号をメモリに残すことなく、メモリの利用効率を上げることにある。
本発明は、上記課題を解決するために、デバッグのための信号を取得するデバッグ制御回路において、観測に使用する信号を記憶するメモリと、
キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択する信号選択部と、
信号選択部で選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出するトリガ検出部と、
トリガ検出部から検出されたトリガでメモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御するメモリ制御部とを有していることを特徴としている。
また、本発明は、上記課題を解決するために、バッグのための信号を取得するデバッグ制御方法において、観測に使用する信号を記憶するステップと、
キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択するステップと、
選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出するステップと
検出されたトリガで、メモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御するステップ
とを有していることを特徴としている。
また、本発明は、上記課題を解決するために、デバッグのための信号を取得するデバッグ制御プログラムにおいて、
観測に使用する信号を記憶する処理と、
キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択する処理と、
信号選択部で選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出する処理と、
トリガ検出部から検出されたトリガでメモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御する処理
とを有していることを特徴としている。
本発明によれば、不要な信号をメモリに残すことなく、メモリの利用効率を上げることを可能としている。
本発明の第1の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるキャンセルアドレス生成部110の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作の様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態におけるトリガ情報と観測信号の状態を示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態のキャンセルアドレス生成部410の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作の様子を示す図である。 本発明の第5の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態におけるキャンセルアドレス生成部510の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態におけるトリガ情報と観測信号の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の第1の実施形態のデバッグ制御回路の構成について説明する。図1は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態におけるデバッグ制御回路101は、パラメータ設定部104と観測信号選択部105と、信号選択部としてのキャンセルトリガ用信号選択部106と、観測信号取得用トリガ検出部107と、トリガ検出部としてのキャンセル用トリガ検出部108と、メモリ制御部109と、キャンセルアドレス生成部110と、メモリとしてのトレースメモリ111とを備えている。
パラメータ設定部104は、トリガ条件、信号選択情報を格納する。トリガ条件とは、デバッグ信号観測開始となる条件や取得した信号をキャンセルするための条件である。信号選択情報とは、デバッグを行うために必要な観測信号やキャンセル条件を生成するための信号を選択するために設定される情報である。パラメータ設定部104は、CPU(Central Processing Unit)等の外部制御装置102からの出力と接続され、観測信号選択部105とキャンセルトリガ用信号選択部106と観測信号取得用トリガ検出部107とキャンセル用トリガ検出部108の入力と接続されている。
また、パラメータ設定部104は、観測信号選択情報格納部104−1、データ取得用トリガ条件格納部104−2とキャンセル用信号選択情報格納部104−3とキャンセル用トリガ条件格納部104−4を有している。
観測信号選択部105は、観測信号の中からトレースするメモリのbit幅分の信号を選択する。観測信号選択部105は、パラメータ設定部104とデバッグ対象回路103からの出力と接続され、観測信号取得用トリガ検出部107とトレースメモリ111とに接続されている。
キャンセルトリガ用信号選択部106は、観測信号の中からキャンセルするための条件に使用する信号を選択する。キャンセルトリガ用信号選択部106は、パラメータ設定部104とデバッグ対象回路103からの出力と接続され、キャンセル用トリガ検出部108の入力と接続されている。
観測信号取得用トリガ検出部107は、パラメータ設定部104のデータ取得用トリガ条件格納部104−2の値に従い観測信号から観測開始タイミングとなるトリガを検出する。観測信号取得用トリガ検出部107は、パラメータ設定部104と観測信号選択部105からの出力と接続され、メモリ制御部109とキャンセルアドレス生成部110の入力と接続されている。
キャンセル用トリガ検出部108は、パラメータ設定部104のキャンセル用トリガ条件格納部104−4の値に従い、観測信号からキャンセル条件となるトリガを検出する。キャンセル用トリガ検出部108は、パラメータ設定部104とキャンセルトリガ用信号選択部106からの出力と接続され、キャンセルアドレス生成部110の入力と接続されている。
メモリ制御部109は、観測信号をトレースメモリ111に保存するためのメモリアドレスやメモリ制御信号を生成する。また、外部制御装置102からの制御信号にしたがって、トレースメモリ111から保存した観測信号を読み出すための制御信号を生成する。メモリ制御部109は、観測信号取得用トリガ検出部107の出力と接続され、さらに、外部制御装置102、キャンセルアドレス生成部110、トレースメモリ111との入出力とも接続されている。
キャンセルアドレス生成部110は、キャンセル用トリガ検出部108でキャンセル条件を検出した場合に、キャンセル(上書き)するアドレスを生成する。キャンセルアドレス生成部110は、観測信号取得用トリガ検出部107とキャンセル用トリガ検出部108とからの出力と接続され、メモリ制御部109との入出力と接続されている。
キャンセルアドレス生成部110の構成について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態におけるキャンセルアドレス生成部110の構成を示すブロック図である。キャンセルアドレス生成部110は、観測信号取得用トリガ検出部107で検出した観測信号開始タイミング発生時のトレースメモリアドレスを格納するアドレスレジスタ110−1で構成されている。アドレスレジスタ110−1は、キャンセル用トリガ検出部108で検出したキャンセル信号発生時に格納したアドレスをキャンセルアドレスとして、キャンセルアドレスロード信号とともにメモリ制御部109へ出力する。
トレースメモリ111は、メモリ制御部109で生成されたアドレス、メモリ制御信号にしたがって観測信号を格納及び格納したデータを読み出す。トレースメモリ111は、観測信号選択部105の出力と接続され、メモリ制御部109の入出力と接続されている。
観測信号を選択する必要がない場合は、観測信号選択部105はなくても構わない。また、キャンセル条件となる信号を選択する必要がない場合は、キャンセルトリガ用信号選択部106は、なくても構わない。
図1、3、4を用いて、本発明の第1の実施形態のデバッグ制御回路の動作を説明する。
図3は、第1の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作を示すフローチャートである。
図1のパラメータ設定部104にCPU等の外部装置102から、観測信号選択情報、データ取得用トリガ条件、キャンセル用信号選択情報、キャンセル用トリガ条件が入力される。入力された信号選択情報、データ取得用トリガ条件、キャンセル用信号選択情報、キャンセル用トリガ条件は、観測信号選択情報格納部104−1、データ取得用トリガ条件格納部104−2とキャンセル用信号選択情報格納部104−3とキャンセル用トリガ条件格納部104−4にそれぞれ格納される(S101)。
次に、デバッグ制御回路101を起動し(S102)、その後、デバッグ対象回路103を起動する(S103)。
デバッグ対象回路103が起動されると、観測信号選択部105で選択した信号とパラメータ設定部104に格納されている観測信号取得用トリガ条件を、観測信号取得用トリガ検出部107で比較し(S104)、データ取得用トリガ発生状態であるか否かを判断する(S105)。
データ取得用トリガが発生していない場合は(S105のNo)、キャンセルトリガ用信号選択部106で選択した信号とパラメータ設定部104に格納されているキャンセル用トリガ条件を、キャンセル用トリガ検出部108で比較し、キャンセルトリガ発生状態であるかを判断する(S106)。
データ取得用のトリガ及びキャンセル用のトリガが発生していない場合は(S106のNo)、データ取得用トリガ検出(S104)に戻る。キャンセル用のトリガが発生した場合は(S106のYes)、格納データキャンセルを行い(S108)、取得した信号のキャンセルを行う。そして、次の時間におけるデータ取得用トリガ検出を開始する。
データ取得用トリガが発生している場合は(S105のYes)、信号トレースを行い、観測した信号をトレースメモリに格納する(S107)。信号トレースの動作は、指定されたn個のサンプル分の信号をトレースメモリに格納する。また、観測信号格納開始時にトレースメモリのライトアドレスの値を、キャンセルアドレス制御部110のアドレスレジスタ110−1に格納する。
格納データキャンセル(S108)の動作は、キャンセルアドレス制御部110のアドレスレジスタ110−1に格納されているデータをメモリ制御部109に出力し、トレースメモリ111のライトアドレスを入力データに更新する。
観測信号格納(S107)が終了すると、トレースメモリ111のデータ容量に空きがあるかを判断する(S109)。空きがある場合は(S109のYes)、観測信号取得用トリガ検出(S104)に戻り、次の時間における観測信号の書き込みを行う。トレースメモリ111のデータ容量に空きがない場合は(S109のNo)、トレース完了となりデバッグデータ転送部109からトレースメモリ111への転送を終了する。
トレース完了後、デバッグ対象回路103を停止し(S110)、その後、トレースメモリ111へ格納した観測信号をCPU等の外部制御装置102から読み出し(S111)、デバッグ制御回路101を停止し(S112)、処理を終了する。
図4は、第1の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作の様子を示すイメージ図である。図4に示すように、観測信号の観測したい区間がA−1、A−2、A−3とある場合を例にする。観測信号の状態が、ある条件Aになった場合にNサンプル観測する場合、そのサンプル区間をA−1、A−2、A−3とする。Nサンプル区間の信号を用いて内部で信号処理を行った結果、条件Bが成立した場合のみ観測信号が必要となり、条件Bが成立しない場合は不要となるとする。その結果、区間A−1、A−3の観測信号の場合は、条件Bが成立して、データを格納し、区間A−2の観測信号の場合は、条件Bが成立せず(キャンセル条件が成立する)、データを破棄する。区間A−2の観測信号のデータを破棄した分、メモリには空きができるので、他のデータを格納でき、メモリの利用効率を上げることができる。
このように、本実施形態は、デバッグのための信号を取得しメモリへ格納する回路において、選択した信号に対して、予め設定したデバッグ信号観測開始となる条件が成立すれば、対象信号を取得してメモリに格納し、対象信号をキャンセルするための条件が成立すれば、対象信号の取得をキャンセルするものである。
これにより、不要な信号をメモリに残すことがないので、メモリの利用効率を上げることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、第2の実施形態は、デバッグ制御回路201において、第1の実施形態の観測信号選択部105と観測信号取得用トリガ検出部107とキャンセルトリガ用信号選択部106とキャンセルトリガ検出部108の代わりに、信号選択部205とトリガ検出部207と条件選択部212とトリガ選択部213が設けられている。第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素は、同じ番号を付して説明を省略する。
条件選択部212は、取得する観測信号の選択条件とキャンセルするための信号の選択条件の何れかを選択し、観測開始タイミングとなるトリガ条件とキャンセルトリガ条件の何れかを選択する。条件選択部212は、パラメータ設定部104からの出力と接続され、信号選択部205とトリガ検出部207の入力と接続されている。
信号選択部205は、観測信号の中からトレースするメモリのbit幅分の信号及び、キャンセルするための条件に使用する信号を選択する。信号選択部205は、条件選択部212とデバッグ対象回路103からの出力と接続され、トリガ検出部207とトレースメモリ111の入力と接続されている。
トリガ検出部207は、条件選択部212で選択された値に従い観測信号から観測開始タイミングとなるトリガ及びキャンセル条件となるトリガを検出する。また、信号取得用のトリガとキャンセル用トリガを時分割で検出する。そして、信号が変化するサイクルの半分の周期毎に観測信号取得用とキャンセル用の信号を切り替えて出力する。トリガ検出部207は、条件選択部212と信号選択部205からの出力と接続され、トリガ選択部213の入力と接続されている。
トリガ選択部213は、観測開始タイミングとなるトリガとキャンセルトリガを選択する。トリガ選択部213は、トリガ検出部207からの出力と接続され、メモリ制御部109とキャンセルアドレス生成部110との入力と接続されている。
このように、信号選択部とトリガ検出部が、それぞれ1つの構成であって、信号取得用のトリガとキャンセル用トリガを時分割で検出することで、回路規模を縮小することができ動作時間も短縮できるという効果がある。
(第3の実施形態)
次に、図6、図7を用いて第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図7は、第3の実施形態のトリガ情報と観測信号の状態を示す図である。また、第3の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素は、同じ番号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のデバッグ制御回路301は第1の実施形態のデバッグ制御回路101に、トリガカウント部314とマルチプレクサ315を追加している。トリガカウント部314は、観測信号選択部105から観測信号をトレースメモリ111に格納する時に、観測信号取得用トリガ検出部107から出力されたトリガをカウントする。トリガカウント部314から出力されたトリガの情報は、マルチプレクサ315で、観測信号に付加され、トレースメモリ111に格納される。これにより、トレースメモリ111に格納された情報が、何番目のトリガの情報であるかを判断することが可能となり、問題解析が容易になる。図6において、トレースメモリ111に格納されるデータは、図7に示すように、1つのトリガに対してNサンプル格納する場合は、Nサンプルの観測信号情報に加えて何番目のトリガであるかというトリガ情報である。これは、観測信号情報の前後であれば、前でも後でもどちらに付加しても違いはない。
このように、観測信号をトレースメモリに格納する時にトリガの情報をも格納すれば、何番目のトリガの情報であるかを判断することが可能となるため、問題解析が容易になるという効果がある。
(第4の実施形態)
図8、図9を用いて、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は、第4の実施形態の構成を示すブロック図である。図9は、第4の実施形態のキャンセルアドレス生成部410の詳細を示すブロック図である。第4の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素は、同じ番号を付して説明を省略する。
本実施形態では、第3の実施形態のキャンセルアドレス生成部110をキャンセルアドレス生成部410に変更している。さらに、トリガカウント314の出力を、キャンセルアドレス生成部410に入力する構成となっている。
キャンセルアドレス生成部410は、図9に示すように、オフセット算出部410−1とアドレス監視部410−2とキャンセル管理メモリ410−3とアドレス変換部410−4で構成されている。
オフセット算出部410−1は、キャンセル用トリガ検出部108のキャンセルトリガとトリガカウント314のトリガカウント値からデータを破棄するトリガ番号を算出し、キャンセル管理メモリ410−3にトリガ番号を書き込むブロックである。オフセット算出部410−1は、キャンセル用トリガ検出部108と、トリガカウント314の出力と接続され、キャンセル管理メモリ410−3の入力と接続されている。
アドレス監視部410−2は、メモリ制御部309からのトレースメモリアドレスからトレースメモリアドレスの最終アドレスへの書き込みを監視する。アドレス監視部410−2はメモリ制御部309からの出力と接続され、アドレス変換部410−4の入力と接続されている。
キャンセル管理メモリ410−3は、データを破棄するトリガ番号を記憶し、記憶したトリガ番号をアドレス変換部410−4へ出力する。キャンセル管理メモリ410−3は、オフセット算出部410−1の出力と接続され、アドレス変換部410−4の入出力と接続されている。
アドレス変換部410−4は、アドレス監視部410−2からの起動フラグによりキャンセル管理メモリ410−3から上書き可能なトリガ番号を取得し、トリガ番号からトレースメモリ111へ取得データを書き込むアドレスを生成する。アドレス変換部410−4は、アドレス監視部410−2の出力と接続され、キャンセル管理メモリ410−3の入出力と接続され、メモリ制御部309の入力と接続されている。
図8、9、10、11を用いて、第4の実施形態のデバッグ制御回路の動作について説明する。図10は、第4の実施形態におけるデバッグ制御回路401の動作を示すフローチャートである。図11は、第4の実施形態におけるデバッグ制御回路の動作の様子を示すイメージ図である。
図8のパラメータ設定部104のデータ取得用トリガ条件格納部104―1、キャンセル用トリガ条件格納部104−2、観測信号選択情報格納部104−3、キャンセル用信号選択情報格納部104−4において、デバッグ回路動作のパラメータが設定される(S401)。
次に、デバッグ制御回路401を起動し(S402)、その後、デバッグ対象回路103を起動する(S403)。
デバッグ対象回路103が起動されると、観測信号選択部105で選択した信号とパラメータ設定部104に格納されている信号取得用トリガ条件を、観測信号用トリガ検出部107で比較し(S404)、データ取得用トリガ発生状態であるか否かを判断する(S405)。
データ取得用トリガが発生していない場合は(S405のNo)、キャンセルトリガ用信号選択部106で選択した信号とパラメータ設定部104に格納されているキャンセル用トリガ条件を、キャンセル用トリガ検出部108で比較し、キャンセル用トリガ発生状態であるかを判断する(S406)。
キャンセル用のトリガが発生していない場合は(S406のNo)、データ取得用トリガ検出(S404)に戻り、次の時間におけるデータ取得用トリガ検出を開始する。
キャンセル用のトリガが発生した場合は(S406のYes)、破棄するトリガ番号をキャンセル管理メモリ410−3に格納する(S413)。
また、データ取得用のトリガが発生した場合は(S405のYes)、信号トレースを行い観測信号を格納する(S407)。観測信号の格納が終了すると、トレースメモリ110のデータ容量に空きがあるかを判断する(S409)。
トレースメモリ110のデータ容量に空きがある場合は(S409のYes)、トリガ条件検出(S404)に戻り、次の時間における観測信号の書き込みを行う。トレースメモリ110のデータ容量に空きがない場合は(S409のNo)、キャンセル管理メモリ410−3を読み出し(S414)、破棄可能なデータがあるかを確認する(S415)。破棄可能なデータがある場合は(S415のYes)、トリガ条件検出(S404)に戻る。破棄可能なデータがない場合は(S415のNo)、トレース完了となる。
トレース完了後、デバッグ対象回路103を停止し(S410)、トレースメモリ110へ格納した観測信号をCPU等の外部制御装置102から読み出し(S411)、デバッグ制御回路401を停止する(S412)。
このように構成することで、図11に示すようなキャンセルトリガの検出が、次のデータ取得タイミングよりも遅延するようなケースに対応することが可能となる。すなわち、キャンセルアドレス生成部410のキャンセル管理メモリ410−3に、データを破棄するトリガ番号が記憶してあるので、キャンセルトリガの検出が、次のデータ取得タイミングより遅延しても、データを破棄することが可能となる。
(第5の実施形態)
次に、図12、13、14を用いて、本発明の第5の実施形態について説明する。図12は、第5の実施形態におけるデバッグ制御回路の構成を示すブロック図である。図13は、第5の実施形態におけるキャンセルアドレス生成部510の構成を示すブロック図である。図14は、第5の実施形態のトリガ情報と観測信号の状態を示す図である。第5の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素は、同じ番号を付して説明を省略する。
第5の実施形態は、第4の実施形態の別形態である。デバッグ制御回路501において、キャンセルアドレス生成部410をキャンセルアドレス生成部510に変更することで、キャンセル管理メモリ410−3を用いないで同様の機能を実現する。第5の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素は、同じ番号を付して説明を省略する。
第5の実施形態のキャンセルアドレス生成部510は、図13に示されるように、オフセット算出部510−1とキャンセルアドレス検索部510−2で構成されている。
オフセット算出部510−1は、キャンセル用トリガ検出部108のキャンセルトリガとトリガカウント部314のトリガカウント値からデータを破棄するトリガ番号を算出する。そして、オフセット算出部510−1は、図14に示すように、トレースメモリ111の破棄するトリガ番号のトリガ情報部分に破棄(上書き)可能なデータと判別できるユニークな値(例えば、FFFF)を書き込む。オフセット算出部510−1は、キャンセル用トリガ検出部108と、トリガカウント部314と接続され、メモリ制御部309の入力と接続されている。
キャンセルアドレス検索部510−2は、トレースメモリ111からの上書き可能な領域を検索し、キャンセルアドレスを生成する。キャンセルアドレス検索部510−2は、メモリ制御部309の入出力と接続されている。
データを破棄するトリガ番号をトレースメモリ111に格納することで、別のメモリ(キャンセル管理メモリ)に格納することなく、第4の実施形態と同様に、キャンセルトリガの検出が次のデータ取得タイミングより遅延しても、データを破棄することが可能となる。
このように、本発明は、デバッグのための信号を取得しメモリへ格納する回路において、選択した信号に対して、予め設定したデバッグ信号観測開始となる条件が成立すれば、対象信号を取得してメモリに格納し、対象信号をキャンセルするための条件が成立すれば、対象信号の取得をキャンセルするものである。
これにより、不要な信号をメモリすることがないので、メモリの利用効率を上げることができる。
尚、本願発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することが出来る。
また、上述した本願発明のデバッグ制御回路は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。尚、上述した実施の形態の一部の機能をコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
本発明は、集積回路のデバッグ回路に利用可能である。
101 デバッグ制御回路
102 外部制御装置
103 デバッグ対象回路
104 パラメータ設定部
104−1 観測信号選択情報格納部
104−2 データ取得用トリガ条件格納部
104−3 キャンセル用信号選択情報格納部
104−4 キャンセル用トリガ条件格納部
105 観測信号選択部
106 キャンセルトリガ用信号選択部
107 観測信号取得用トリガ検出部
108 キャンセル用トリガ検出部
109 メモリ制御部
110 キャンセルアドレス生成部
110−1 アドレスレジスタ
111 トレースメモリ
201 デバッグ制御回路
205 信号選択部
207 トリガ検出部
212 条件選択部
213 トリガ選択部
301 デバッグ制御回路
314 トリガカウント部
315 マルチプレクサ
401 デバッグ制御回路
410 キャンセルアドレス生成部
410−1 オフセット算出部
410−2 アドレス監視部
410−3 キャンセル管理メモリ
410−4 アドレス変換部
501 デバッグ制御回路
510 キャンセルアドレス生成部
510−1 オフセット算出部
510−2 キャンセルアドレス検索部

Claims (10)

  1. デバッグのための信号を取得するデバッグ制御回路において、
    観測に使用する信号を記憶するメモリと、
    キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択する信号選択部と、
    前記信号選択部で選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出するトリガ検出部と、
    前記トリガ検出部から検出されたトリガで前記メモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御するメモリ制御部と、
    を有していることを特徴とするデバッグ制御回路。
  2. 前記トリガ検出部は、観測に使用する信号を取得する際に用いられるトリガを検出し、前記キャンセルするトリガとともに時分割で前記メモリ制御部へ各トリガを送出することを特徴とする請求項1に記載のデバッグ制御回路。
  3. 前記観測に使用する信号を取得する際に用いられるトリガをカウントするトリガカウント部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のデバッグ制御回路。
  4. 前記トリガカウント部でカウントされた値を用いて、特定の前記観測された信号を前記メモリから破棄するよう前記メモリ制御部を制御することを特徴とする請求項3に記載のデバッグ制御回路。
  5. 前記トリガカウント部でカウントされた値を用いて、前記メモリに破棄可能な信号と判別できる値を記憶し、特定の前記観測された信号を前記メモリから破棄するよう前記メモリ制御部を制御することを特徴とする請求項4に記載のデバッグ制御回路。
  6. デバッグのための信号を取得するデバッグ制御方法において、
    観測に使用する信号を記憶するステップと、
    キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択するステップと、
    選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出するステップと、
    前記検出されたトリガで、メモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御するステップと、
    を有していることを特徴とするデバッグ制御方法。
  7. 観測に使用する信号を取得する際に用いられるトリガを検出するステップと、
    前記キャンセルするトリガとともに時分割で各トリガをメモリ制御部へ送出するステップを有することを特徴とする請求項6に記載のデバッグ制御方法。
  8. 前記観測に使用する信号を取得する際に用いられるトリガをカウントするステップを有することを特徴とする請求項6または7に記載のデバッグ制御方法。
  9. 前記カウントされた値を用いて、特定の前記観測された信号を前記メモリから破棄するよう前記メモリ制御部を制御するステップを有することを特徴とする請求項8に記載のデバッグ制御方法。
  10. デバッグのための信号を取得するデバッグ制御プログラムにおいて、
    観測に使用する信号を記憶する処理と、
    キャンセルするかどうかを判断するために用いる信号を選択する処理と、
    信号選択部で選択された信号からキャンセルするためのトリガを検出する処理と、
    トリガ検出部から検出されたトリガでメモリから記憶した観測に使用する信号を破棄するよう制御する処理と、
    を有していることを特徴とするデバッグ制御プログラム。
JP2015057534A 2015-03-20 2015-03-20 デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法 Pending JP2016177564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015057534A JP2016177564A (ja) 2015-03-20 2015-03-20 デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015057534A JP2016177564A (ja) 2015-03-20 2015-03-20 デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016177564A true JP2016177564A (ja) 2016-10-06

Family

ID=57070255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015057534A Pending JP2016177564A (ja) 2015-03-20 2015-03-20 デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016177564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018097559A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 Necプラットフォームズ株式会社 デバック回路およびデバック試験方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263328A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Toshiba Corp バストレース装置及びバストレース方法
JPH11219293A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Nec Eng Ltd アドレストレース方法及びトレーサメモリ制御装置
JP2000112783A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Nec Corp プログラム検査方法、プログラム検査装置及びプログラム検査プログラムを記憶した記憶媒体
JP2002175198A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Sony Corp 演算処理装置および演算処理装置のデバッグ方法とそのシステム
JP2012098979A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Fujitsu Semiconductor Ltd トレース圧縮装置、トレース圧縮プログラム
JP2014142820A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Nec Corp デバッグ制御回路、デバッグ制御方法及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263328A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Toshiba Corp バストレース装置及びバストレース方法
JPH11219293A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Nec Eng Ltd アドレストレース方法及びトレーサメモリ制御装置
JP2000112783A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Nec Corp プログラム検査方法、プログラム検査装置及びプログラム検査プログラムを記憶した記憶媒体
JP2002175198A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Sony Corp 演算処理装置および演算処理装置のデバッグ方法とそのシステム
JP2012098979A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Fujitsu Semiconductor Ltd トレース圧縮装置、トレース圧縮プログラム
JP2014142820A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Nec Corp デバッグ制御回路、デバッグ制御方法及びプログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
早川真也: "すべてのコマンドを知ることから始まる Vim熟練者への道", SOFTWAREDESIGN, vol. 第261号, JPN6017017089, 18 July 2012 (2012-07-18), JP, pages 28 - 34 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018097559A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 Necプラットフォームズ株式会社 デバック回路およびデバック試験方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5122000B2 (ja) A/d変換装置およびプログラマブルコントローラシステム
TWI493301B (zh) 類比變換裝置及可編程控制器系統
TWI598572B (zh) 感測器以及將時間資訊與一感測器所檢出的測量資料作關聯的方法
JP2013058249A (ja) データ処理装置用トレース・ストリームの生成技術
JP2012113691A5 (ja)
US11644808B2 (en) Programable logic controller
JP2007233593A (ja) ロギングシステム
US8601324B2 (en) Storage and output of trace data
JP2016177564A (ja) デバッグ制御回路及びデバッグ制御方法
JP2007004601A (ja) 工作機械の運転状態監視装置
US20120166887A1 (en) Monitoring multiple data transfers
JP5982845B2 (ja) トレース制御装置及びトレース制御方法
JPWO2009028106A1 (ja) 情報処理装置
JP2015501046A5 (ja)
JP2014222384A (ja) 関数実行時間計測装置、関数実行時間計測方法、関数実行時間計測プログラム
JP4936109B2 (ja) 波形解析装置
JP5397771B2 (ja) 性能最適化システム、方法及びプログラム
JP5746652B2 (ja) プラントデータ再生装置およびプラントデータ再生方法
CN111796571A (zh) 设备故障检测方法、装置、计算机设备和存储介质
CN108885577A (zh) 跟踪处理活动
JP5264528B2 (ja) ロギングシステム
JP5907558B2 (ja) マルチインターバルタイマ並びにその制御装置、制御方法及び制御プログラム
JP7136205B2 (ja) 信号収集方法及び信号収集装置
CN113448292A (zh) 生产系统、数据发送方法和程序
JPWO2013145055A1 (ja) デバッグ制御回路、方法及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180619