JP2016177084A - 表示装置 - Google Patents

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後藤 祥文
Yoshifumi Goto
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Abstract

【課題】各液晶パネルの継ぎ目部を完全に見えないようにすると共に、斜めから見たときにも違和感のない表示像を視認することのできる表示装置を提供する。【解決手段】表示装置100において、外周部に第1枠体部111bが設けられ、内側の第1表示面111aにおける第1表示像を、視認側に実像として表示する第1表示器111と、第1表示器111に隣接配置されて、外周部に第2枠体部112bが設けられ、内側の第2表示面112aにおける第2表示像を、反射用のミラー部120によって、視認側に虚像として表示する第2表示器112と、を備えており、各表示器111、112を、第1表示像の実像と、第2表示像の虚像との隣合う部位が、視認側から見て、当接し合う、あるいは所定量、重なり合うように配置し、且つ、各表示器111、112としては、異なる斜めの方向に対して、異なる内容の表示像を表示するデュアルビュー表示器とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両に関連する各種車両情報を表示する車両用表示装置に用いて好適な表示装置に関するものである。
従来の表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の表示装置は、液晶パネルが互いに隣接するように複数配置されて、大型の表示装置が形成されるようになっている。特許文献1では、各液晶パネルの周縁部において、互いに隣接する一辺同士が、視認方向に重なり合うようになっている。
これにより、各液晶パネルの周縁部において、互いに隣接する一辺と一辺のうち、ひとつの一辺がもう一つの一辺によって隠れる形となるので、各液晶パネル間の継ぎ目部を目立たなくすることができるようになっている。
特開2004−37590号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置では、各液晶パネルの周縁部において、互いに隣接する一辺と一辺のうち、ひとつの一辺がもう一つの一辺によって隠れる形となって、継ぎ目部を目立たなくするようにしているに過ぎず、継ぎ目部を完全に見えないようにすることはできない。
また、複数の液晶パネルに対して、斜め方向から見た場合に、繋ぎ目部の近傍においては、重ね合わせによる視差が発生するので、表示像としては段差を伴うように見え、シームレス感が損なわれるものとなっている。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、各表示器間の継ぎ目部を完全に見えないようにすると共に、斜めから見たときにも違和感のない表示像を視認することのできる表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、外周部に非表示部となる第1枠体部(111b)が設けられ、第1枠体部(111b)の内側の第1表示面(111a)における第1表示像を、視認側に実像として表示する第1表示器(111)と、
第1表示器(111)に隣接配置されて、外周部に非表示部となる第2枠体部(112b)が設けられ、第2枠体部(112b)の内側の第2表示面(112a)における第2表示像を、反射用のミラー部(120)によって、視認側に虚像として表示する第2表示器(112)と、を備え、
第1表示器(111)、および第2表示器(112)は、
第1表示像の実像と、第2表示像の虚像との隣合う部位が、視認側から見て、当接し合う、あるいは所定量、重なり合うように配置されており、
且つ、第1表示面(111a)、および第2表示面(112a)から異なる斜めの方向に対して、異なる内容の表示像を表示するデュアルビュー表示器であることを特徴としている。
この発明によれば、第1表示器(111)と第2表示器(112)との配置によって、第1表示像の実像と、第2表示像の虚像との隣合う部位が、視認側から見て、当接し合う、あるいは所定量、重なり合うようになっている。
よって、視認側から見たときに、第1枠体部(111b)の第2表示器(112)側となる部位には、第2表示像の虚像が視認される形となるので、第1枠体部(111b)は見えないようになる。また、同様に視認側から見たときに、第2表示像の虚像において、第2枠体部(112b)の第1表示器(111)側となる部位には、第1表示像の実像が視認される形となるので、第2枠体部(112b)は見えないようになる。
よって、視認される表示像において、互いに隣接する第1枠体部(111b)、および第2枠体部(112b)を完全に見えなくなるようにすることができる。
更に、各表示器(111、112)として、デュアルビュー表示器を用いているので、視認者が異なる斜めの方向から各表示面(111a、112a)を見た場合に、各表示器(111、112)における表示像は、同じ斜めの方向から直接視認される形となる。よって、各表示器(111、112)の継ぎ目部における表示像の視差を生じないので、違和感のない表示像として視認することが可能となる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
表示装置の全体構成を示す斜視図である。 第1実施形態における実像および虚像の位置関係を示す説明図である。 第2実施形態における各表示像の輝度の設定条件を示す説明図である。 第3実施形態における各表示器を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態における表示装置100について図1、図2を用いて説明する。本実施形態の表示装置100は、車両に搭載されて、例えば、車両に関連する各種車両情報(あるいはオーディオ情報)を表示するものとなっている。車両は例えば、右ハンドル車両であり、車両の右前席が運転席、左前席が助手席となっている。表示装置100は、複数の液晶ディスプレイが一体的に組み合わされて、大画面となる表示部110を形成するものとなっている。そして、表示装置100は、この表示部110に加えて、ハーフミラー部120を備えている。表示装置100は、例えば、運転者、および助手席者(視認者)と対向する部位が開口された車両インストルメントパネル内で、車両の左右方向の全体にわたるように配置されて、インストルメントパネルの開口部から、液晶ディスプレイによる表示像が視認されるようになっている。
表示部110を形成する複数の液晶ディスプレイは、例えば、3つ使用されたものとなっている。3つの液晶ディスプレイは、液晶ディスプレイ111、112、113である。各液晶ディスプレイ111〜113のうち、液晶ディスプレイ111は、本発明の第1表示器に対応し、また、液晶ディスプレイ112は、本発明の第2表示器に対応する。尚、液晶ディスプレイ113は、上記のように液晶ディスプレイ112を第2表示器とした場合、液晶ディスプレイ111と同様に、本発明の第1表示器に対応する。つまり、本実施形態では、液晶ディスプレイ111、112によって一組の第1、第2表示器が形成されており、また、液晶ディスプレイ113、112によってもう一組の第1、第2表示器が形成されている。
各液晶ディスプレイ111〜113は、それぞれの表示面111a、112a、113aに表示像を形成して、この表示像を運転者、および助手席者に表示するようになっている。表示面111aは、本発明の第1表示面に対応し、また、表示面112aは、本発明の第2表示面に対応する。尚、表示面113aは、上記のように表示面112aを第2表示面とした場合、表示面111aと同様に、本発明の第1表示面に対応する。つまり、本実施形態では、表示面111a、112aによって一組の第1、第2表示面が形成されており、また、表示面113a、112aによってもう一組の第1、第2表示面が形成されている。
各液晶ディスプレイ111〜113としては、例えば、薄膜状のトランジスタを利用したTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイが使用されている。各液晶ディスプレイ111〜113の表示面111a〜113aは、ここでは横長の長方形(四角形)となっている。長方形の大きさは、各液晶ディスプレイ111〜113において同等のものとなっている。
各液晶ディスプレイ111〜113には、各液晶ディスプレイ111〜113を背面側から透過照明するバックライトが設けられている。バックライトは、発光ダイオードのような発光体および拡散板を有しており、液晶ディスプレイ111〜113をムラなく照明するようになっている。バックライトから放出される光と、液晶ディスプレイ111〜113とによって、表示像が各表示面111a〜113aに発光表示されるようになっている。尚、各表示面111a〜113aの地の色は黒となっており、この黒地に所定の色に設定された表示像が表示されるようになっている。
表示面111aによる表示像は、本発明の第1表示像に対応し、表示面112aによる表示像は、本発明の第2表示像に対応する。尚、表示面113aによる表示像は、上記のように表示面112aによる表示像を第2表示像とした場合、表示面111aによる表示像と同様に、本発明の第1表示像に対応する。つまり、本実施形態では、表示面111a、112aによって一組の第1、第2表示像が形成され、また、表示面113a、112aによってもう一組の第1、第2表示像が形成されている。
更に、本実施形態では、各液晶ディスプレイ111〜113は、デュアルビュー表示器が用いられている。デュアルビュー表示器は、各表示面111a〜113aから異なる斜めの方向に対して、異なる内容の表示像を表示する表示器である。つまり、車両においては、主に、運転者、および助手席者が各液晶ディスプレイ111〜113における表示像を見ることになる。運転者は、各液晶ディスプレイ111〜113に向かって右斜め前方から表示像を見ることになる。また、助手席者は、各液晶ディスプレイ111〜113に向かって左斜め前方から表示像を見ることになる。各液晶ディスプレイ111〜113は、例えば、運転者に対しては右斜め方向に以下で説明する各種車両情報を表示し、助手席者に対しては左斜め方向に以下で説明するオーディオ情報を表示するようになっている。
各種車両情報は、例えば、車両の速度値、エンジン回転数値、エンジン水温値、および残量燃料量等の基本情報をはじめ、積算走行距離、走行状態(ノーマル、エコ、パワー状態等)、平均燃費、および航続可能距離等の車両インフォメーション、不具合の発生に基づく各種注意、警告、更には、カーエアコン装置の作動状態、また、カーナビゲーション装置による地図上の自車位置、目的地案内等の情報である。
また、オーディオ情報は、例えば、テレビの映像、CDプレーヤー再生時の再生曲名、再生ボリュームレベル、ラジオ作動時の選択放送局名、放送ボリュームレベル等の情報である。
上記各情報は、3つの液晶ディスプレイ111〜113の各表示面111a〜113aに対して、所定の配置となるように、予め振り分けられて表示されるようになっている。
各液晶ディスプレイ111〜113の各表示面111a〜113aの外周部には、それぞれ非表示部となる枠体部111b、112b、113bが設けられている。換言すると、各枠体部111b〜113bの内側領域が、各表示面111a〜113aとなっている。各枠体部111b〜113bは、各表示面111a〜113aの正面から見て、帯状の平板が各表示面111a〜113aの外周に沿って配置されて、四角い枠を成すように形成されている。各枠体部111b〜113bは、例えば、黒色の金属部材、あるいは黒色の樹脂部材等によって形成されている。
枠体部111bは、本発明の第1枠体部に対応し、また、枠体部112bは、本発明の第2枠体部に対応する。尚、枠体部113bは、上記のように枠体部112bを第2枠体部とした場合、枠体部111bと同様に、本発明の第1枠体部に対応する。つまり、本実施形態では、枠体部111b、112bによって一組の第1、第2枠体部が形成されており、また、枠体部113b、112bによってもう一組の第1、第2枠体部が形成されている。
表示部110は、複数の液晶ディスプレイ111〜113が、運転者、および助手席者側(視認側)から見て一方向に並べられて、且つ、表示面111a、113aと、表示面112aの向きが異なるようにして組付けされている。本実施形態では、一方向は、車両の左右方向となっている。
即ち、液晶ディスプレイ111と液晶ディスプレイ113は、液晶ディスプレイ112の横幅寸法に相当する分だけ間隔が空けられて、左右方向(一方向)に並べられ、且つ、表示面111aおよび表示面113aが運転者、および助手席者側(車両後方側)を向くように配置されている。
更に、液晶ディスプレイ112は、液晶ディスプレイ111(液晶ディスプレイ113)に対して、隣接配置されている。即ち、液晶ディスプレイ112は、両液晶ディスプレイ111、113の間に配置されている。そして、表示面112aは、下側を向き、両表示面111a、113aに対して90度の角度を成している。更に、表示面112aの長辺の一方側が両液晶ディスプレイ111、113の上側角部を結ぶライン上に沿うように、且つ、長辺の他方側が運転者、および助手席者側(車両後方側)を向くように配置されている。
ハーフミラー部120は、光の透過機能と反射機能とを備える平板状のミラー部となっている。ハーフミラー部120は、板ガラス、あるいは透明な樹脂板の表面に薄い反射膜が設けられて、光の透過率と反射率とが等しくなるように形成されている。ハーフミラー部120は、ここでは、各液晶ディスプレイ111〜113を単純に左右方向に並べた場合の外形に相当するような横長の長方形を成している。ハーフミラー部120は、長辺の一方側が、両液晶ディスプレイ111、113の上側の長辺に沿うように、且つ長辺の他方側が、運転者、および助手席者側に向けて下側に傾斜するように配置されている。ハーフミラー部120の板面は、表示面111a、113aに対して45度の角度を成すように配置されている。また、ハーフミラー部120の板面は、表示面112aに対して45度の角度を成すように配置されている。
このように、ハーフミラー部120を境にして、液晶ディスプレイ111、113は、ハーフミラー部120の一方側に配置されており、また、液晶ディスプレイ112は、ハーフミラー部120の他方側に配置されている。
そして、表示面111a、および表示面113aによって表示される表示像(第1表示像)は、ハーフミラー部120の透過機能によって、ハーフミラー部120を透過して、運転者、および助手席者に実像として視認されるようになっている。
また、表示面112aによって表示される表示像(第2表示像)は、ハーフミラー部120の反射機能(反射用のミラー部)によって、ハーフミラー部120で反射して、運転者、および助手席者に虚像として視認されるようになっている。
本実施形態では、各液晶ディスプレイ111〜113の主に左右方向の配置により、上記実像と虚像との位置関係が、以下のように設定されている。即ち、図2に示すように、表示面111aにおける表示像を実像11とし、表示面112aにおける表示像のハーフミラー部120の反射によって視認される像を虚像12とし、表示面113aにおける表示像を実像13とする。
そして、実像11と虚像12の隣合う部位が所定量だけ重なり合うように、液晶ディスプレイ111と液晶ディスプレイ112との左右方向の位置が決定されている。実像11と虚像12の重なり合う部位を、図2中で重なり部131としている。換言すると、液晶ディスプレイ111と液晶ディスプレイ112とにおいて、表示面111aの液晶ディスプレイ112側となる端部領域と、表示面112aの液晶ディスプレイ111側となる端部領域とが、左右方向に見た場合に、所定長さ分だけオーバラップする位置関係となっている。
同様に、実像13と虚像12の隣合う部位が所定量だけ重なり合うように、液晶ディスプレイ113と液晶ディスプレイ112との左右方向の位置が決定されている。実像13と虚像12の重なり合う部位を、図2中で重なり部132としている。換言すると、液晶ディスプレイ113と液晶ディスプレイ112とにおいて、表示面113aの液晶ディスプレイ112側となる端部領域と、表示面112aの液晶ディスプレイ113側となる端部領域とが、左右方向に見た場合に、所定長さ分だけオーバラップする位置関係となっている。
本実施形態の表示装置100では、ハーフミラー部120によって、各液晶ディスプレイ111〜113の表示像が、実像11、虚像12、実像13となって、左右方向に連続して視認される。つまり、複数の液晶ディスプレイ111〜113を用いた大画面化に相当する表示像が得られることになる。
上記で説明したように、液晶ディスプレイ111、113と、液晶ディスプレイ112との配置によって、実像11と虚像12との隣合う部位、および実像13と虚像12との隣合う部位が、運転者、および助手席者側から見て、所定量、重なり合うようになっている。つまり、重なり部131、132を形成するようにしている。
よって、運転者、および助手席者側から見たときに、枠体部111bの液晶ディスプレイ112側となる部位(以下、右側部111b1)には、虚像12が視認される形となるので、枠体部111b(右側部111b1)は見えないようになる。また、同様に運転者、および助手席者側から見たときに、虚像12において、枠体部112bの液晶ディスプレイ111側となる部位(以下、左側部112b1)には、実像11が視認される形となるので、枠体部112b(左側部112b1)は見えないようになる。
同様に、運転者、および助手席者側から見たときに、枠体部113bの液晶ディスプレイ112側となる部位(以下、左側部113b1)には、虚像12が視認される形となるので、枠体部113b(左側部113b1)は見えないようになる。また、同様に運転者、および助手席側から見たときに、虚像12において、枠体部112bの液晶ディスプレイ113側となる部位(以下、右側部112b2)には、実像13が視認される形となるので、枠体部112b(右側部112b2)は見えないようになる。
よって、視認される表示像において、互いに隣接する枠体部111b(右側部111b1)および枠体部112b(左側部112b1)を、完全に見えなくなるようにすることができる。同様に、互いに隣接する枠体部113b(左側部113b1)および枠体部112b(右側部112b2)についても、完全に見えなくなるようにすることができる。つまり、繋ぎ目のない表示像として視認することができる。
ここで、各液晶ディスプレイ111〜113が、各表示面111a〜113aの前側に表示像を表示する通常のディスプレイであると、以下の問題が発生し得る。つまり、正面から見る場合に比べて、運転者、あるいは助手席者のように、斜めの方向から見る場合では、各表示像の継ぎ目部(重なり部131、132の近傍)では、実際に視認される実像11、13と、ハーフミラー部120によって視認される虚像12とでは、視差が生じて、シームレス感が損なわれる状況が発生する。
しかしながら、本実施形態では、各液晶ディスプレイ111〜113として、デュアルビュー表示器を用いているので、実際に、運転者、および助手席者が斜めの方向から見た場合に、各液晶ディスプレイ111〜113における表示像は、同じ斜めの方向から直接視認される形となる。よって、各液晶ディスプレイ111〜113の継ぎ目部における表示像の視差を生じないので、違和感のない表示像として視認することが可能となる。
このように、本実施形態では、車両に搭載されて、運転者、あるいは助手席者のように、実質的に斜めの方向から表示像を見るものに用いて好適となる。
また、運転者と助手席者とでは、それぞれに応じた表示像を見ることができる。つまり、運転者は、運転操作に必要とされる各種車両情報を見で運転操作に集中でき、助手席者は、例えば、オーディオ情報を見ることで、リラックスした状態で乗車することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の表示装置100Aを図3に示す。第2実施形態の表示装置100Aは、上記第1実施形態の表示装置100に対して、重なり部131、132における輝度を考慮することで、全体的に違和感のない表示像を形成するものとしている。
図3は、理解を深めるために、便宜的に、実像11、13に対して、虚像12を図中の上側にずらして表示したものとしている。
実像11および虚像12における隣合う部位をそれぞれ、隣合う部位11a、12aとする。また、実像13および虚像12における隣合う部位をそれぞれ、隣合う部位13a、12bとする。また、実像11、虚像12、実像13の隣合う部位11a、12a、12b、13aを除く部位を、実像11、虚像12、実像13の一般部とし、これら一般部の輝度は、同等となっている。
そして、隣合う部位11aの輝度は、実像11の一般部の輝度よりも低く設定されている。また、隣合う部位12aの輝度は、虚像12の一般部の輝度よりも低く設定されている。同様に、隣合う部位13aの輝度は、実像13の一般部の輝度よりも低く設定されている。また、隣合う部位12bの輝度は、虚像12の一般部の輝度よりも低く設定されている。
更に、重なり部131の輝度は、実像11、虚像12の一般部の輝度と同一となっている。同様に、重なり部132の輝度は、実像13、虚像12の一般部の輝度と同一となっている。
このように、実像11と虚像12とが重なり合う重なり部131の輝度を、一般部の輝度と同一にすると共に、実像13と虚像12とが重なり合う重なり部132の輝度を、一般部の輝度と同一にすることで、全体的に違和感のない連続的な1つの表示像として視認することができる。
(第3実施形態)
上記各実施形態では、各液晶ディスプレイ111〜113の大きさは、同等のものとしたが、これに限らず、図4に示すように、大きさの異なる液晶ディスプレイ111A〜113Aを用いたものとしてもよい。液晶ディスプレイ111A〜113Aの配置は、適宜設定可能である。これにより、異形の表示装置を容易に形成することができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、実像11と虚像12(あるいは実像13と虚像12)の隣合う部位が、運転者側から見て所定量、重なり合うようにしたが、これに限らず、当接し合うようにしてもよい。これにより、上記各実施形態と同様に、視認される表示像において、互いに隣接する枠体部を完全に見えなくなるようにすることができる。
また、上記各実施形態では、各表示面111a〜113aは、長方形(四角形)を成すものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、正方形、あるいは四角形の角部を面取りしたような形状等としてもよい。
また、上記各実施形態では、3つの液晶ディスプレイ111〜113を用いるものとして説明したが、最小の単位として、2つの液晶ディスプレイ111、112を用いるものとしてもよい。あるいは、4つ以上の液晶ディスプレイを用いたものとしてもよい。
また、ハーフミラー部120は、単純な反射機能だけを持たせたミラー部とし、虚像を表示する液晶ディスプレイのみに設定し、実像を表示する液晶ディスプレイに対しては、廃止したものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、複数の液晶ディスプレイ111〜113を左右方向に並べるようにしたが、これに限らず、上下方向に並べたものとしてもよい。この場合は、例えば、複数の液晶ディスプレイを上下方向に並べた表示装置を、車両の中央で、インストルメントパネルの運転者と対向する面から、シフトレバーに向かう位置に配置することで、縦長大画面の表示装置とすることができる。
また、フラットパネル式の表示器としては、上記TFT液晶ディスプレイ(111〜113)に代えて、例えば、有機化合物を用いた層状の構造体から成る有機ELディスプレイ等の他のタイプの表示器を用いたものとしてもよい。有機ELディスプレイは、例えば、低温環境下における表示機能にも優れており、そのような環境下での使用に適している。
100 表示装置
111 液晶ディスプレイ(第1表示器、デュアルビュー表示器)
111a 表示面(第1表示面)
111b 枠体部(第1枠体部)
11a 隣合う部位
112 液晶ディスプレイ(第2表示器、デュアルビュー表示器)
112a 表示面(第2表示面)
112b 枠体部(第2枠体部)
12a 隣合う部位
120 ハーフミラー部(ミラー部)
131 重なり部(重なり合う領域)
132 重なり部(重なり合う領域)

Claims (4)

  1. 外周部に非表示部となる第1枠体部(111b)が設けられ、前記第1枠体部(111b)の内側の第1表示面(111a)における第1表示像を、視認側に実像として表示する第1表示器(111)と、
    前記第1表示器(111)に隣接配置されて、外周部に非表示部となる第2枠体部(112b)が設けられ、前記第2枠体部(112b)の内側の第2表示面(112a)における第2表示像を、反射用のミラー部(120)によって、視認側に虚像として表示する第2表示器(112)と、を備え、
    前記第1表示器(111)、および前記第2表示器(112)は、
    前記第1表示像の実像と、前記第2表示像の虚像との隣合う部位が、視認側から見て、当接し合う、あるいは所定量、重なり合うように配置されており、
    且つ、前記第1表示面(111a)、および前記第2表示面(112a)から異なる斜めの方向に対して、異なる内容の表示像を表示するデュアルビュー表示器であることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1表示器(111)、および前記第2表示器(112)は、前記隣合う部位が、所定量、重なり合うように配置されており、
    前記隣合う部位のそれぞれの輝度は、前記第1表示像、および前記第2表示像の一般部の輝度より低く設定されており、
    前記隣合う部位の重なり合う領域(131、132)の輝度は、前記一般部の輝度と同一となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1表示器(111)、および前記第2表示器(112)は、互いに大きさが異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 車両に適用されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の表示装置。
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