JP2016176161A - 液晶ポリエステルマルチフィラメント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶ポリエステルからなり、単繊維間融着度が0〜15であり、糸−糸間の静止摩擦係数が0.15〜0.35であり、糸−金属間の動摩擦係数が0.20〜0.50である液晶ポリエステルマルチフィラメント。また総繊度が50〜3000dtexであり、単繊維数が10〜2000本であり、更に強度が13cN/dtex以上であり、強度のバラツキが0.1〜2.5であり、伸度バラツキが0.1〜2.5%であり、更に20T/10cmで撚糸した際の原糸強力保持率が60〜90%である液晶ポリエステルマルチフィラメント。
【選択図】なし
Description
・構造単位(I)45〜65mol%
・構造単位(II)12〜18mol%
・構造単位(III)3〜10mol%
・構造単位(IV)5〜2mol%
・構造単位(V)2〜15mol%
本発明に用いる液晶ポリエステルのポリスチレン換算の重量平均分子量(以下、Mwと略すことがある。)は、3万以上であることが好ましく、より好ましくは5万以上である。Mwを3万以上とすることにより、紡糸温度において適切な粘度を持ち製糸性高めることができ、Mwが高いほど得られる繊維の強度、伸度および弾性率は高まる。また、流動性を優れたものとする観点から、Mwは25万未満であることが好ましく、より好ましくは15万未満である。本発明で言うMwとは、実施例に記載の方法により求められた値とする。
示差走査熱量計(TA 1nstruments社製DSC2920)で行う示差熱量測定において、50℃の温度から20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm1)の観測後、およそTm1+20℃の温度で5分間保持した後、20℃/分の降温速度で50℃の温度まで冷却し、再度20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm2)を融点とした。同様の操作を2回行い、2回の平均値を液晶ポリエステルの融点Tm2(℃)とした。
溶媒としてペンタフルオロフェノール/クロロホルム=35/65(質量比)の混合溶媒を用い、液晶ポリエステルの濃度が0.05質量%となるように混合溶媒に溶解させGPC測定用試料とし、これをWaters社製GPC測定装置を用いて測定し、ポリスチレン換算によりMwを求めた。同様の操作を2回行い、2回の平均値を重量平均分子量(Mw)とした。
・カラム:ShodexK−806M 2本、K-802 1本
・検出器:示差屈折率検出器RI(8020型)
・温度:232℃
・流速:0.8mL/分
・注入量:300μL。
融着防止剤を分散させた溶液の質量をW0、融着防止剤の質量をW1とした場合に、W1をW0で除した商に100を乗じた積を融着防止剤濃度(質量%)とした。
検尺機によって繊維を100mカセ取りして質量を測定した後、カセを100mlの水に浸して 、超音波洗浄機を用いて1時間洗浄を行った。超音波洗浄後のカセを乾燥させて質量を測定し、洗浄前質量と洗浄後質量の差を洗浄前質量で除した商に100を乗じた積を融着防止剤の付着量(質量%)とした。
(5)単繊維間融着度:
単繊維間融着度は、交絡度測定に用いられるRothschild社製エンタングルメントテスターR−2072を用いて、次の条件で算出した。初期張力(cN)={繊度(dtex)0.5}×0.7、糸速1m/分、トリップレベル(cN)={繊度(dtex)0.35}×3.31での触針トリップ回数30回の平均開繊長L(mm)を測定し、次の式で定義して、単繊維間融着度を算出した。
・単繊維間融着度(−)=1,000(mm)/平均開繊長L(mm)。
東レエンジニアリング(株)製摩擦試験機YF850を使用した。測定では、装置に仕掛けたマルチフィラメントの糸条の一部を360°捻って、45°の角度で交差させてローラーガイドに掛け、糸速0.1m/分、初荷重200gで糸条を走行させた。このときの走行糸条の張力(T1)と初荷重(T0)から、糸―糸間の静止摩擦係数μF-Fを算出した。
・μF-F={(T1/2)―(T0/2)}/{(T1/2)+(T0/2)}
(7)糸−金属間の動摩擦係数:
東レエンジニアリング(株)製摩擦試験機YF850を使用した。測定では、装置に仕掛けたマルチフィラメントの糸条の一部を、直径170mmの固定金属摩擦体(表面梨地Crメッキ加工)に常温で180°の角度で接触させ、糸速20m/分、初荷重200gで糸条を走行させた。このときの走行糸条の張力(T1)と初荷重(T0)から、糸―金属間の動摩擦係数μF-Mを算出した。
・μF-M={(T1/2)―(T0/2)}/{(T1/2)+(T0/2)}
(8)総繊度:
JIS L 1013(2010)8.3.1A法により、所定荷重0.045cN/dtexで正量繊度を測定して総繊度(dtex)とした。
JIS L 1013(2010)8.4の方法で算出した。
総繊度をフィラメント数で除した値を単繊維繊度(dtex)とした。
JIS L 1013(2010)8.5.1標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。試料をオリエンテック社製“テンシロン”(TENSILON) UCT−100を用い、掴み間隔(測定試長)は250mm、引張速度は50mm/分で行った。強度と伸度は破断時の応力および伸びとし、弾性率は引張試験における応力と伸びのグラフでの最大傾きから算出した。
製品パッケージについて、繊維長手方向にマルチフィラメントの糸条を1000m解舒する毎に強伸度の測定を10回行い平均して強伸度(以下1000m毎の強伸度、弾性率という)を求める操作をパッケージ全量にわたって行う。こうして得られた1000m毎の強伸度、弾性率について平均値(A)を求め、強伸度の平均値(A)と標準偏差(σ)を用いて、以下の式から製品パッケージ長手方向の強度および伸度バラツキ(CV%)を算出した。
・強度バラツキ(CV%)および伸度バラツキ(CV%)=(σ/A)×100。
20T/10cmで撚糸した後の原糸強力(X1)と、未撚糸時の原糸強力(X0)から、次の式をもとに原糸強力保持率を算出した。
・原糸強力保持率(%)=(X1/X0)×100。
固相重合後の液晶ポリエステルマルチフィラメントの繊維表面の平滑性は、官能評価(3段階)で行った。東レ(株)製ポリエステル長繊維“テトロン” (登録商標)1670T−288F−702Cの繊維表面の平滑性を3とし、繊維表面にフィブリル化が散見されて、その“テトロン”(登録商標)マルチフィラメント対比やや平滑性に劣っている場合を平滑性2、繊維表面に多数のフィブリル化が確認されて、その“テトロン”(登録商標)マルチフィラメント対比かなり平滑性に劣って繊維表面の凹凸が顕著である場合を平滑性1とした。
測定糸条の片端をチャックに固定し、サンドペーパー(#600)を巻き付けた回転丸棒(直径50mm)の上に糸条を通し、チャックしていない糸条の片端に荷重(0.18g/dtex)をかけて垂直にたらす。このとき、糸条が回転丸棒に対し、90度の角度で接触するようにする。その後、この回転丸棒を35mm幅で横方向にトラバースさせながら、毎分180回転で回転させ、マルチフィラメントの糸条がサンドペーパーにより擦過を受けて糸条が切断するまでの回転丸棒の回転数(回)で耐摩耗性を評価した。切断までの回転数が多いほど、耐摩耗性は良好となる。耐摩耗性は、それぞれ回転数1000回以上のときは◎、700回以上のときは○、500回以上のときは△、500回未満は×とした。
攪拌翼と留出管を備えた5Lの反応容器に、p−ヒドロキシ安息香酸870質量部、4,4’−ジヒドロキシビフェニル327質量部、イソフタル酸157質量部、テレフタル酸292質量部、ヒドロキノン89質量部および無水酢酸1433質量部(フェノール性水酸基合計の1.08当量)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら20℃から145℃の温度まで30分で昇温した後、145℃の温度で2時間反応させた。その後、330℃の温度まで4時間で昇温した。重合温度を330℃に保持し、1.5時間で1.0mmHg(133Pa)に減圧し、更に20分間反応を続け、所定トルクに到達したところで重縮合を完了させた。次に、反応容器内を1.0kg/cm2(0.1MPa)に加圧し、直径10mmの円形吐出口を1個持つ口金を経由して、ポリマーをストランド状物に吐出し、カッターによりペレタイズした。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を29ステップとするため、20℃から290℃の温度までを均等に30分割し、各ステップを9℃の温度間隔で設定するとともに、各ステップの熱処理時間を2時間とし、各ステップ間の昇温速度を0.5℃/時間としたこと以外は、実施例1と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を49ステップとするために、20℃から290℃の温度までを均等に50分割し、各ステップを5.4℃の温度間隔で設定したこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップの熱処理時間を0.1時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。実施例4で得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの強度バラツキは2.6%であり、伸度バラツキは2.7%であったものの、実用に耐え得るものであった。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップの熱処理時間を5.0時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を0.01℃/時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を0.1℃/時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を30℃/時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表1に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を60℃/時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で、液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。実施例9で得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの強度バラツキは2.7%であり、伸度バラツキは2.6%であったものの、実用に耐え得るものであった。結果を表1に示す。
最高到達温度を270℃とし、最高到達温度での固相重合時間を15時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表2に示す。
最高到達温度を310℃とし、最高到達温度での固相重合時間を7時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表2に示す。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を49ステップとするために、20℃から290℃までを均等に50分割し、各ステップを5.4℃の温度間隔で設定するとともに、各ステップの熱処理時間を5.0時間、各ステップ間の昇温速度を0.01℃/時間、最高到達温度を270℃、最高到達温度での固相重合時間を15時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。実施例12で得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの強度バラツキは0.4%で、伸度バラツキは0.3%であり、撚糸時の強力保持率は92%となり、原糸物性安定性および表面平滑性に優れているため、高い物性が要求される産業用途に好適に使用することができた。結果を表2に示す。
液晶ポリエステル樹脂として、p−ヒドロキシ安息香酸単位が全体の73mol%で、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸単位が27mol%からなる液晶ポリエステル樹脂(融点280℃)を用いたこと、また、固相重合温度を260℃とし、固相重合時間を10時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。実施例13で得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの強度バラツキは3.2%であり、伸度バラツキは3.4%であったものの、実用に耐え得るものであった。結果を表2に示す。
液晶ポリエステル樹脂として、p−ヒドロキシ安息香酸単位が全体の50mol%、4,4’−ジヒドロキシビフェニル単位が25mol%、イソフタル酸単位が6mol%、およびテレフタル酸単位が19mol%からなる液晶ポリエステル樹脂(融点314℃)を用いたこと、また、固相重合温度を290℃とし、固相重合時間を10時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。実施例14で得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの強度バラツキは3.5%で、伸度バラツキは3.6%であり、撚糸時の強力保持率は55%であったものの、実用に耐え得るものであった。結果を表2に示す。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を1ステップとするために、室温20℃から290℃までを均等に2分割し、各ステップを135℃間隔で設定したこと以外は、実施例1と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。得られた液晶ポリエステルマルチフィラメントの熱処理糸物性(強伸度、弾性率、単繊維間融着度、糸−糸間の静止摩擦係数、糸−金属間の動摩擦係数、強伸度バラツキ、糸条柔軟性、繊維表面平滑性および耐摩耗性)を、表3に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップの熱処理時間を5.0時間としたこと以外は、比較例1と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を0.01℃/時間としたこと以外は、比較例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
最高到達温度を270℃、最高到達温度での固相重合時間を15時間としたこと以外は、比較例3と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップの熱処理時間を0.05時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を0.01℃/時間としたこと以外は、比較例5と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
最高到達温度を270℃とし、最高到達温度での固相重合時間を15時間としたこと以外は、比較例6と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を49ステップとするために、室温20℃から290℃までを均等に50分割し、各ステップを5.4℃間隔で設定したこと以外は、比較例7と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表3に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップ間の昇温速度を80℃/時間としたこと以外は、実施例2と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
固相重合の昇温条件において、各ステップの熱処理時間を5.0時間としたこと以外は、比較例9と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
固相重合の昇温条件において、最高到達温度のステップ以外を49ステップとするために、室温20℃から290℃までを均等に50分割し、各ステップを5.4℃間隔で設定したこと以外は、比較例10と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
最高到達温度を270℃、最高到達温度での固相重合時間を15時間としたこと以外は、比較例11と同じ方法で液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
特許文献1の実施例1記載の方法で、単繊維間融着抑制を図りつつ、固相重合を実施し、液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
特許文献2と3の実施例1記載の方法で、単繊維間融着抑制を図りつつ、固相重合を実施し、さらに固相重合後に液晶ポリエステルの融点以上の温度で熱処理を施して、液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
特許文献4の実施例1記載の方法で、単繊維間融着抑制を図りつつ、固相重合を実施し、液晶ポリエステルマルチフィラメントを得た。結果を表4に示す。
Claims (8)
- 液晶ポリエステルからなり、単繊維間融着度が0〜15であり、糸−糸間の静止摩擦係数が0.15〜0.35であり、糸−金属間の動摩擦係数が0.20〜0.50であることを特徴とする液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 総繊度が50〜3000dtexであり、単繊維数が10〜2000本であることを特徴とする請求項1記載の液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 強度が13cN/dtex以上であり、伸度が5%以下であることを特徴とする請求項1または2記載の液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 強度バラツキが0.1〜2.5%であり、伸度バラツキが0.1〜2.5%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 20T/10cmで撚糸した際の原糸強力保持率が60〜90%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 構造単位(I)が、構造単位(I)、(II)および(III)の合計に対して40〜85mol%であり、構造単位(II)が構造単位(II)および(III)の合計に対して60〜90mol%であり、構造単位(IV)が構造単位(IV)および(V)の合計に対して40〜95mol%である請求項6記載の液晶ポリエステルマルチフィラメント。
- 液晶ポリエステルマルチフィラメントの製造方法において、溶融紡糸した紡糸原糸を固相重合する際、固相重合の最高到達温度まで昇温する条件が、多段ステップかつ低速昇温であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液晶ポリエステルマルチフィラメントの製造方法。
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