JP2016175232A - 膜の製造方法 - Google Patents

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進哉 岩橋
Shinya Iwahashi
進哉 岩橋
創一朗 永持
Soichiro Nagamochi
創一朗 永持
健治 ▲高▼橋
健治 ▲高▼橋
Kenji Takahashi
竹内 創太
Sota Takeuchi
創太 竹内
初井 琢也
Takuya Hatsui
琢也 初井
秋一 玉作
Shuichi Tamazukuri
秋一 玉作
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Abstract

【課題】膜の開口の周縁にバリが発生しにくく、かつ簡易な、膜の製造方法を提供する。
【解決手段】膜の製造方法は、第1の層L1の一部の上に第1の犠牲層S1を形成することと、第1の層L1と第1の犠牲層S1を覆う第2の層L2であって、第1の犠牲層S1の周囲に位置する第1の表面14と、第1の犠牲層S1を挟んで第1の層L1の反対側に位置し、第1の表面14よりも第1の層L1から離れた第2の表面15と、を有する第2の層L2を形成することと、第1の表面14と第2の表面15の間にある第1の犠牲層S1と第2の層L2を研磨によって除去することと、第1の層L1と第1の表面14との間に残った第1の犠牲層S1を溶解によって除去することと、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は膜の製造方法に関し、特に液体吐出ヘッドのパッシベーション膜に開口を形成する方法に関する。
熱エネルギを利用して液体を発泡させ吐出させる液体吐出ヘッドの素子基板は、発熱抵抗素子と、発熱抵抗素子を保護する耐キャビテーション膜と、上記液体を供給する液体供給流路と、を有している。液体供給流路の形成後に、発熱抵抗素子に電力を供給する配線層や液体供給流路を保護するためのパッシベーション膜が形成されることがある。パッシベーション膜は耐キャビテーション膜の表面にも形成される。発熱抵抗素子の上方にパッシベーション膜が形成されると、発泡のために液体に伝えられる熱エネルギの伝熱効率が低下する。このため、パッシベーション膜が発熱抵抗素子の上方に存在しないように、パッシベーション膜にはあらかじめ開口が形成される。
エッチングによって開口を形成すると、パッシベーション膜の下にある耐キャビテーション膜の表面が荒れる可能性がある。耐キャビテーション膜への影響を抑える開口の形成方法として、リフトオフが知られている。特許文献1にはリフトオフによって膜に開口を形成する方法が開示されている。フォトレジストで形成された犠牲層の表面と、犠牲層の周囲とに膜が形成される。フォトレジストはフォトレジスト剥離液等の薬液に浸漬され、超音波を印加される。これによって、フォトレジストはその上に形成された膜と共に剥ぎ取られ、膜に開口が形成される。しかし、この方法は膜の開口の周縁にバリが発生しやすい。そのため、特許文献1には第1の犠牲層の上にこれより広い第2の犠牲層を設ける方法が記載されている。第2の犠牲層の上面に形成された膜と、第1の犠牲層の側方に形成された膜とが分離されるため、フォトレジストをリフトオフで除去する際に、膜にバリが発生しない。
特開平8−139006号公報
特許文献1に記載された方法は2段構成の犠牲層を設けるため、製造プロセスが複雑化する。本発明は、膜の開口の周縁にバリが発生しにくく、かつ簡易な、膜の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の膜の製造方法は、第1の層の一部の上に第1の犠牲層を形成することと、第1の層と第1の犠牲層を覆う第2の層であって、第1の犠牲層の周囲に位置する第1の表面と、第1の犠牲層を挟んで第1の層の反対側に位置し、第1の表面よりも第1の層から離れた第2の表面と、を有する第2の層を形成することと、第1の表面と第2の表面の間にある第1の犠牲層と第2の層を研磨によって除去することと、第1の層と第1の表面との間に残った第1の犠牲層を溶解によって除去することと、を有する。
本発明によれば、膜の開口の周縁にバリが発生しにくく、かつ簡易な、膜の製造方法を提供することができる。
本発明を適用可能な液体吐出ヘッドとその素子基板の斜視図である。 図1に示す素子基板の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る膜の製造方法を示す概念図である。 図3に示す製造方法の一部をさらに詳細に示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る膜の製造方法を示す概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る膜の製造方法を示す概念図である。 従来技術に係る膜の製造方法を示す概念図である。
図面を参照して本発明の膜の製造方法の様々な実施形態を説明する。以下の実施形態では液体吐出ヘッドの耐キャビテーション膜の上に形成されるパッシベーション膜に開口を形成する方法を説明するが、本発明はこれに限定されない。本発明は一般に、第1の層L1の上に開口を有する第2の層L2を形成する方法に適用できる。以下の実施形態において、第1の層L1は液体吐出ヘッドの発熱抵抗素子4を覆う耐キャビテーション膜6に対応し、第2の層L2はパッシベーション膜7に対応する。また、以下の実施形態はインクジェットヘッドを対象とするが、本発明はインクを含む様々な液体を吐出する液体吐出ヘッドに適用することができる。
以下の説明において、膜の「上面」は、基材3の第1の表面3aと直交する方向Pに互いに対向する2つの面のうち、第1の表面3aから遠い面を意味する。また、「上方」は基材3の第1の表面3aと直交する方向Pに関し、基材3の第2の表面3bから第1の表面3aを向く方向を意味する。
まず、図1,2を参照して本発明の対象となる液体吐出ヘッドの構成を説明する。
図1(a)は液体吐出ヘッドの斜視図を示している。本実施形態の液体吐出ヘッド1はインクの液滴を吐出するインクジェットヘッドである。液体吐出ヘッド1は素子基板2を有している。後述するように、素子基板2は、インクを加熱し発泡する発熱抵抗素子4と、インクが吐出する吐出口10と、を備えている。液体吐出ヘッド1はインクタンク31が一体化され、カートリッジの形態の液体吐出ユニットを構成している。液体吐出ヘッド1はキャリッジ(図示せず)に搭載され、記録媒体の搬送方向と直交する向きに移動することができる。液体吐出ヘッド1はキャリッジに取り外し可能に装着されている。液体吐出ヘッド1にはTAB(Tape Automated Bonding)テープなどの電気配線基板32が貼り付けられている。電気配線基板32の端子33は液体吐出装置の本体部に接続されている。電気配線基板32は端子33を通して、液体吐出ヘッド1の発熱抵抗素子4に駆動のための電力を供給する。
図1(b)は、液体吐出ヘッド1の素子基板2の部分破断斜視図を示している。素子基板2は、シリコンで形成された基材3と、樹脂からなる吐出口形成部材9と、を有している。吐出口形成部材9はインクが吐出する多数の吐出口10を有している。これらの吐出口10に共通して設けられたインク供給路8が基材3を貫通している。以下の説明では、基材3の吐出口形成部材9に面する面を第1の表面3a、その裏面を第2の表面3bという。
図2は、図1(b)のA−A線に沿った素子基板2の断面図を示している。基材3の第1の表面3aにTaSiNやWSiNからなる発熱抵抗素子4が形成されている。図示は省略するが、基材3上には発熱抵抗素子4を選択的に駆動するための駆動素子が形成されている。駆動素子は、スイッチングトランジスタ等の半導体素子から形成することができる。発熱抵抗素子4の上面には、SiNやSiCNなどのシリコン窒化膜からなる絶縁保護膜5が形成されている。絶縁保護膜5の上面にはTaやIrからなる耐キャビテーション膜6が形成されている。図では省略しているが、耐キャビテーション膜6は発熱抵抗素子4の上方付近だけに設けられるように、所定のパターンに形成されている。
基材3には、基材3を第1の表面3aから第2の表面3bまで貫通するインク供給路8が形成されている。インク供給路8の側壁と耐キャビテーション膜6の上面にはTiOやTaOやSiOCからなるパッシベーション膜7が形成されている。パッシベーション膜7の膜厚は数nm〜数百nmである。パッシベーション膜7は図示しない配線層や、シリコンが露出したインク供給路8の側壁を保護する。発熱抵抗素子4の上方にはパッシベーション膜7がなく、パッシベーション膜7の開口7aが形成されている。
パッシベーション膜7の上には吐出口10を備えた吐出口形成部材9が形成されている。発熱抵抗素子4、絶縁保護膜5、耐キャビテーション膜6、パッシベーション膜7等が形成された基材3と吐出口形成部材9との間には発泡室11が形成されている。インクはインク供給路8から発泡室11に供給され、発熱抵抗素子4によって発泡させられ、吐出口10から吐出する。パッシベーション膜7の開口7aは、基材3の第1の表面3aと直交する方向Pに関し、吐出口10と発熱抵抗素子4の間に位置している。このため、発熱抵抗素子4で生じる発熱が発泡室11のインクに効率的に伝達される。
次に、以上説明した液体吐出ヘッド1の作成方法を説明する。
(第1の実施形態)
図3を参照して、液体吐出ヘッド1の作成方法の第1の実施形態を説明する。まず、図3(a)に示すように、基材3の第1の表面3aにTaSiN(シート抵抗300Ω/□)からなる発熱抵抗素子4を形成する。発熱抵抗素子4はスパッタリング法により形成される。次に、発熱抵抗素子4の上面に、SiNからなる膜厚300nmの絶縁保護膜5を形成する。絶縁保護膜5はプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成される。次に、絶縁保護膜5の上面に、Taからなる膜厚200nmの耐キャビテーション膜6(第1の層L1)を形成する。耐キャビテーション膜6はスパッタリング法により形成される。その後、耐キャビテーション膜6はフォトリソグラフィとドライエッチングにより所定のパターンに形成される。
次に、図3(b)に示すように、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより基材3に貫通孔をあけ、インク供給路8を形成する。
次に、図3(c)に示すように、フォトレジスト12を1μmの厚さで塗布する。
次に、図3(d)に示すように、少なくとも発熱抵抗素子4の上方にフォトレジスト12が残るように、フォトレジスト12の一部を除去する。残存したフォトレジスト12は耐キャビテーション膜6の上面の一部に形成された第1の犠牲層S1となる。
次に、図3(e)に示すように、SiOCからなる膜厚100nmのパッシベーション膜7(第2の層L2)を形成する。パッシベーション膜7は耐キャビテーション膜6と第1の犠牲層S1を覆う。パッシベーション膜7はALD(Atomic Layer Deposition)法により形成される。このため、耐キャビテーション膜6と第1の犠牲層S1とインク供給路8の側壁の全面に、均一な膜厚のパッシベーション膜7が形成される。
図4(a)は、図3(e)のA部の部分拡大図を示している。パッシベーション膜7(第2の層L2)は第1の部分7bと、第2の部分7cと、第3の部分7dとからなる。第1の部分7bは、耐キャビテーション膜6(第1の層L1)の上面のうち、第1の犠牲層S1の周囲の部分に形成される。第2の部分7cは、犠牲層S1の側面13のうち、第1の部分7bより上方の部分に形成される。第3の部分7dは、第1の犠牲層S1の上面と第2の部分7cの上面に形成される。パッシベーション膜7(第2の層L2)は第1の表面14と、第2の表面15と、を有している。第1の表面14は、第1の犠牲層S1の周囲に位置している。第2の表面15は、第1の犠牲層S1を挟んで耐キャビテーション膜6(第1の層L1)の反対側に位置し、第1の表面14よりも耐キャビテーション膜6から離れている。
次に、図3(f)に示すように、第1の犠牲層S1を、その上に付着したパッシベーション膜7とともに、研磨によって削り取る。図4(b)に、図3(f)のB部の部分拡大図を示す。第1の犠牲層S1の第1の部分7bに対して突き出した部分16と、第2の層L2の第2の部分7c及び第3の部分7dが研磨によって除去される。換言すれば、第1の表面14と第2の表面15との間にある第1の犠牲層S1と、同じく第1の表面14と第2の表面15との間にある第2の層L2と、が研磨によって除去される。研磨には化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)が用いられる。研磨が第1の表面14に達すると研磨面積が変わるため、研磨機のトルクが増加する。このトルクの増加を検出することで、研磨を終了させることができる。研磨が終了したとき、パッシベーション膜7の開口7aの内側には第1の犠牲層S1の一部の部分17が残存している。
次に、図3(g)に示すように、パッシベーション膜7の開口7aの内側に残った第1の犠牲層S1の部分17をレジスト剥離液によって溶解させ、剥離させる。すなわち、第1の層L1と第1の表面14との間にある第1の犠牲層S1が溶解によって除去される。
その後、図示は省略するが、パッシベーション膜7の上にラミネート法によって吐出口形成部材9を形成する。
図7は、従来技術による液体吐出ヘッド1の作成方法を示している。従来技術においても、図3(a)〜(e)に示す工程は第1の実施形態と同様に実施される。このため、これらの工程の説明は省略する。
図7(a)は図3(e)と同じ工程を示している。その後、図7(b)に示すようにリフトオフを用いて第1の犠牲層S1を、その上に付着したパッシベーション膜7とともに除去する。これによって、図7(c)に示すように、パッシベーション膜7に開口7aが形成される。しかし、第1の犠牲層S1の側面に付着したパッシベーション膜7は所望の位置で破断されず、側面の一部が残存することがある。これは、パッシベーション膜7が第1の犠牲層S1の側面にも、耐キャビテーション膜6の上面と同じ膜厚で形成されること、パッシベーション膜7の延性のためにリフトオフの際にパッシベーション膜7が引張られることが原因である。これによってパッシベーション膜7の開口7aの周縁部にバリ7eが発生する。バリは液体吐出ヘッド1の液体吐出性能の信頼性低下の一因となる。
本実施形態では、パッシベーション膜7の第2の部分7c、すなわちパッシベーション膜7の第1の表面14から突き出た部分が研磨によって除去され、パッシベーション膜7の平坦な面が形成される。このため、パッシベーション膜7のバリが発生しにくい。第1の犠牲層S1は溶解によって除去されるため、パッシベーション膜7の開口7aから露出する耐キャビテーション膜6の表面が荒れることもない。その結果、液体吐出ヘッド1の液体吐出性能の低下を防止することができる。
(第2の実施形態)
図5を参照して、液体吐出ヘッド1の作成方法の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態においても図3(a)〜(e)に示す工程は第1の実施形態と同様に実施される。このため、これらの工程の説明は省略する。
図3(e)に示す工程が終了した後、図5(a)に示すように、パッシベーション膜7の上にフォトレジストを2μmの厚さで塗布する。これによって第2の犠牲層S2が形成される。第2の犠牲層S2の表面は平滑化される。
次に、図5(b)に示すように、CMPで第2の犠牲層S2とパッシベーション膜7と第1の犠牲層S1を研磨によって除去する。第2の犠牲層S2とパッシベーション膜7と第1の犠牲層S1は第1の実施形態と同様にして研磨される。その後、図5(c)に示すように、パッシベーション膜7の開口7aの内部に残存した第1の犠牲層S1をレジスト剥離液によって剥離する。
第1の実施形態では、最終的に液体吐出ヘッド1の一部となるパッシベーション膜7の第1の部分7bが、研磨の際に露出している。このため、研磨に使用される研磨剤が、研磨の際に常にパッシベーション膜7に付着する。パッシベーション膜7に付着した研磨剤はパッシベーション膜7に化学反応を生じさせ、パッシベーション膜7の表面を荒らす可能性がある。本実施形態ではパッシベーション膜7の第1の部分7bが第2の犠牲層S2で覆われ保護されるため、研磨の際にパッシベーション膜7の第1の部分7bに外乱を与えずに加工することができる。
(第3の実施形態)
図6を参照して、液体吐出ヘッド1の作成方法の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態においても図3(a)〜(e)に示す工程は第1の実施形態と同様に実施される。このため、これらの工程の説明は省略する。
第3の実施形態は、第2の犠牲層S2がSiOで形成される点を除き、第2の実施形態と同じである。すなわち、図3(e)に示す工程が終了した後、図6(a)に示すように、パッシベーション膜7の上に無機SOG(Spin On Glass)を塗布する。無機SOGはスピンコート法で塗布される。これによって、厚さ2μmのSiO膜からなる第2の犠牲層S2が形成される。第2の犠牲層S2の表面は平滑化される。
次に、図6(b)に示すように、CMPで第2の犠牲層S2とパッシベーション膜7と第1の犠牲層S1を研磨によって除去する。第2の犠牲層S2とパッシベーション膜7と第1の犠牲層S1は第1の実施形態と同様にして研磨される。その後、図6(c)に示すように、パッシベーション膜7の開口7aの内部に残存した第1の犠牲層S1をレジスト剥離液によって剥離する。
第2及び第3の実施形態では、まず第2の犠牲層S2が研磨によって均一に削り取られていく。次に、パッシベーション膜7の第3の部分7dと第2の犠牲層S2が同時に研磨で除去される。第2の実施形態では無機膜であるパッシベーション膜7(第2の層L2)と樹脂(フォトレジスト)からなる第2の犠牲層S2で研磨レートが大きく異なり、これらを均一に研磨することが難しい。本実施形態では第2の層L2と第2の犠牲層S2の研磨レートが大きく異ならないため、これらを均一に研磨することが容易である。
6 耐キャビテーション膜
7 パッシベーション膜
14 第1の表面
15 第2の表面
L1 第1の層
L2 第2の層
S1 第1の犠牲層
S2 第2の犠牲層

Claims (7)

  1. 第1の層の一部の上に第1の犠牲層を形成することと、
    前記第1の層と前記第1の犠牲層を覆う第2の層であって、前記第1の犠牲層の周囲に位置する第1の表面と、前記第1の犠牲層を挟んで前記第1の層の反対側に位置し、前記第1の表面よりも前記第1の層から離れた第2の表面と、を有する第2の層を形成することと、
    前記第1の表面と前記第2の表面の間にある前記第1の犠牲層と前記第2の層を研磨によって除去することと、
    前記第1の層と前記第1の表面との間に残った前記第1の犠牲層を溶解によって除去することと、を有する、膜の製造方法。
  2. 前記第2の層の上に第2の犠牲層を形成することを有し、前記第2の犠牲層は前記研磨によって除去される、請求項1に記載の膜の製造方法。
  3. 前記第2の層と前記第2の犠牲層は共に無機膜である、請求項2に記載の膜の製造方法。
  4. 前記第2の層はSiOCからなり、前記第2の犠牲層はSiOからなる、請求項3に記載の膜の製造方法。
  5. 前記研磨は化学機械研磨である、請求項1から4のいずれか1項に記載の膜の製造方法。
  6. 前記第1の犠牲層はフォトレジストである、請求項1から5のいずれか1項に記載の膜の製造方法。
  7. 前記第1の層は液体吐出ヘッドの発熱抵抗素子を覆う耐キャビテーション膜であり、前記第2の層はパッシベーション膜である、請求項1から6のいずれか1項に記載の膜の製造方法。
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