JP2016174662A - 箸の製造方法および箸 - Google Patents

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Abstract

【課題】
箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸の製造方法およびその製造方法により製造された箸を提供することを目的とする。
【解決手段】
箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸の製造方法であって,上塗り用塗料を湿布し,所定間隔をおいて配置された上塗り用治具の上で,箸の持ち手部分より先から所定の長さまでの範囲を回転させることで,上塗り用塗料を箸の持ち手部分より先付近に塗布する工程と,前記上塗り用塗料が塗布された箸を乾燥させる工程と,を備える箸の製造方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸の製造方法およびその製造方法により製造された箸に関する。
食事の際に用いる箸にはさまざまな意匠が施されている。多くの場合,箸の持ち手部分にさまざまな意匠が施されている。しかし,箸の持ち手部分に意匠が施されていたとしても,箸を使用する場合には,箸を持っている手によってその意匠が隠れてしまい,その特性を発揮することができない。また,その意匠に位置の表示やすべり止めなどの様々な機能をもたせる場合でも,箸全体にその意匠を施す必要はない。
そこで箸の持ち手部分より先に意匠を施すことで,箸を使用する場合であっても,その意匠を利用することが可能となる。箸の持ち手部分より先に意匠を施す場合には,たとえば下記特許文献1,非特許文献1に示すように,しごき塗りまたは引き抜きと称される方法がある。
特開平5−3825号公報
岩多製箸所,"塗箸製造は手作りの工程が多い地道な作業です",[online],インターネット<URL:http://www.wajimahashi.com/cgi−bin/mt4/mt− search.cgi?blog_id=1&tag=%E5%A1%97%E7%AE%B8&1imit=20>
特許文献1,非特許文献1に示すしごき塗り,引き抜きと称される技法では,塗料が入った容器の側面に箸を挿入する穴を設け,その穴に箸を箸の先端から挿入することで,箸の持ち手部分より先に塗料が塗布される構造となっている。そのため,箸の先端から挿入した範囲,たとえば5cm,10cm,15cmといった範囲で均一に塗料が箸に塗布されることとなる。しかし,これは,単色による塗装を行うには適しているが,複数の帯状の縞状模様を施したい場合,特にそれらに別々の色彩や模様を施したい場合には非常に煩雑となる。
すなわち,たとえば1cmごとに2色(たとえば赤と青)で交互に複数の帯状の縞状模様を箸の先端から5cmまで施したい場合,まず,赤色の塗料が入った容器の穴に箸を5cmまで挿入し,箸の先端から5cmまで赤色による着色を施す。そして乾燥させる。つぎに,青色の塗料が入った容器の穴に箸を4cmまで挿入し,箸の先端から4cmまで青色による着色を施し,乾燥させる。さらに,赤色の塗料が入った容器の穴に箸を3cmまで挿入し,箸の先端から3cmまで赤色による着色を施し,乾燥させる。つぎに,青色の塗料が入った容器の穴に箸を2cmまで挿入し,箸の先端から2cmまで青色による着色を施し,乾燥させる。最後に,赤色の塗料が入った容器の穴に箸を1cmまで挿入し,箸の先端から1cmまで赤色による着色を施し,乾燥させる。
このように少なくとも5回の塗料の塗布,乾燥の工程を経なければならないので,箸の完成までには期間を要する。また,箸を箸の先端から塗料が入った容器の穴に挿入することで塗装する方法であって,複数の帯状の縞状模様を施すには複数回の着色工程を経るため,箸の先端に行くほど,塗料が塗り重ねられてしまう。そのため,箸の先端の形状が塗料の厚さによって崩れてしまう。これを防止するためには研磨などの工程が必要となるが,それにも手間と期間を要する。
そのため,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施すための,簡便な方法が望まれている。
本発明者は上記課題に鑑み,簡便な方法により箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施すことが可能な箸の製造方法および箸を発明した。
第1の発明は,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸の製造方法であって,塗料を保持する担体を湿布として,所定間隔をおいて配置された塗り用治具の上で,箸の持ち手部分より先から所定の長さまでの範囲を回転させることで,塗料を箸の持ち手部分より先に塗布する工程と,前記塗料が塗布された箸を乾燥させる工程と,を備える箸の製造方法である。
本発明の製造方法により箸を製造することで,簡便な方法で箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施すことが可能となる。その結果,1回で複数の色や模様の塗布も可能となる。
上述の発明において,前記箸の製造方法は,さらに,前記塗料を塗布する工程の前に,前記塗料の下地となる塗料を湿布した下地用治具の上で,箸を回転させることで下地用塗料を塗布する工程と,前記下地用塗料が塗布された箸を乾燥させる工程と,を備える箸の製造方法のように構成することができる。
箸に塗料を直接塗布しても良いが,その場合,箸の素材の色に塗料が重なるため,その塗料の本来の色が締麗に出ない場合もある。その場合,前記塗料を塗布する前に下地用塗料を箸に塗布しておき,その上に前記塗料を上塗り用塗料として塗布することで,上塗り用塗料の本来の色を出すことができる。このような重ね塗りは二重に限らず,何重に重ねられてもよい。
上述の発明において,前記箸の製造方法は,さらに,前記上塗り用塗料が乾燥した箸に,コーティング塗料を塗布する工程,を備える箸の製造方法のように構成することができる。
箸の持ち手部分より先に上塗り用塗料を塗布した場合,箸の持ち手部分より先は食品などと接触することも多く,塗装が剥げてくることがある。そのため,コーティング塗料により箸の持ち手部分より先をコーティングすることが好ましい。
上述の発明において,前記箸の製造方法は,さらに,前記下地用治具,上塗り用治具の一側面に沿って,固定部材を治具の上面よりも高い位置まで位置するように設置し,その固定部材に沿って箸を回転させることで,下地用塗料,上塗り用塗料を前記箸に塗布する,箸の製造方法のように構成することができる。
箸を治具の上で回転させて塗布させる際に,箸の持ち手部分より先の位置を適切に保持しないと,複数の帯状の縞状模様にずれが生じてしまう。そこで本発明のように構成することで,箸の持ち手部分より先の位置を適切に保持することができるので,複数の帯状の縞状模様を正確に施すことができる。
上述の発明において,前記下地用治具における下地用塗料が湿布される面は,箸の持ち手部分より先のテーパに対応する角度の傾斜を有する,箸の製造方法のように構成することができる。
上述の発明において,前記上塗り用治具は,所定の間隔をおいて連結し一体として構成されており,前記上塗り用治具における上塗り用塗料が湿布される面は,箸の持ち手部分より先のテーパに対応する角度の傾斜を有する,箸の製造方法のように構成することができる。
箸は箸の先端に向かうにつれ,テーパ状をしている。そのため,治具の上面が水平であると,箸を回転させて塗料を塗布する際に,位置のずれが生じてしまう。そこで,本発明のように,治具の上面に,箸の持ち手部分より先のテーパに対応する角度の傾斜を設けることで,位置のずれの発生を防止できる。その結果,箸の回転がスムーズに行え,また熟練者でなくても作業が容易にできて,仕上りが良い箸が生産できる。
請求項1から請求項6のいずれかに記載の箸の製造方法を用いることで,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸を製造することができる。
本発明の箸の製造方法を用いることによって,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を簡便に施すことが可能となる。
本発明の箸の製造方法の処理工程の一例を模式的に示すフローチャートである。 下地用治具で箸に下地用塗料を塗装する場合の一例を模式的に示す図である。 下地用治具で箸に下地用塗料を塗装する場合の箸と下地用治具と下地用塗料との関係の一例を模式的に示す図である。 下地用塗料が塗装された箸の一例を模式的に示す図である。 上塗り用治具で箸に上塗り用塗料を塗装する場合の一例を模式的に示す図である。 上塗り用治具で箸に上塗り用塗料を塗装する場合の箸と上塗り用治具と上塗り用塗料との関係の一例を模式的に示す図である。 上塗り用塗料が塗装され,複数の帯状の縞状模様が施された箸の一例を模式的に示す図である。 実施例2の場合の下地用治具で箸に下地用塗料を塗装する場合の一例を模式的に示す図である。 実施例2の場合の下地用治具で箸に下地用塗料を塗装する場合の箸と下地用治具と下地用塗料との関係の一例を模式的に示す図である。 実施例2の場合の上塗り用治具で箸に上塗り用塗料を塗装する場合の一例を模式的に示す図である。 実施例2の場合の上塗り用治具で箸に上塗り用塗料を塗装する場合の箸と上塗り治具と上塗り用塗料との関係の一例を模式的に示す図である。
本発明の箸1の製造方法を図1の処理工程の一例を模式的に示すフローチャート,図2乃至図6の各図面を用いて説明する。なお,本発明における箸の素材は,木製,竹製,金属製,または合成樹脂等,何でもよく,特に限定されない。箸の形状については,先角,三角,四角,六角,八角等,何でもよく,特に限定されない。塗料を保持する担体である湿布の素材も布,スポンジ等,何でもよく,その形状も特に限定されない。
以下の箸1の製造方法の説明においては,下地用塗料3と上塗り用塗料6とを少なくとも箸1に塗布する。そのため,下地用塗料3を箸1に塗布するための下地用治具2,上塗り用塗料6を箸1に塗布するための上塗り用治具5とを用いる。
下地用治具2は,素材となる箸1において,上塗り用塗料6の色を椅麗に出すための下塗り用塗料を塗布するための治具である。下地用治具2としては,箸1の先端から意匠を施す長さまで,箸1の全周囲を下地用塗料3で塗布するため,たとえば略直方体の形状をしており,その上面に下地用塗料3が湿布される。下地用塗料3を箸1の全周囲に塗布できるのであれば略直方体の形状でなく,いかなる形状であっても良い。下地用治具2の一例を図2および図3に示す。
下地用塗料3としては,食品衛生法の基準に適合する塗料であればいかなる塗料を用いても良い。またその色も限定はないが,上塗り用塗料6の発色を締麗に出すためには,白色ないし白色に類似する色であると,上塗り用塗料6のそのままの色を締麗に出すことができる。
上塗り用治具5は,箸1に複数の帯状の縞状模様を施すための上塗り用塗料6を塗布するための治具である。上塗り用治具5は,所望する意匠の間隔に応じて配置した少なくとも2以上の略直方体の上塗り用治具5が,塗装する際の箸1に対して略垂直方向に配置されている。上塗り用治具5は,それぞれの治具が独立していても良いし,箸1と平行方向でそれぞれの治具が連結し,一つの治具として形成されていても良い。上塗り用治具5の一例を図5および図6に示す。図5,図6では上塗り用治具5は,上塗り用治具5aから5hの8つから構成されている場合を示しているが,この数は,箸1に施す複数の帯状の縞状模様の数に応じて適宜変更可能である。また,上塗り用治具5の幅を適宜変更することで,帯の幅を変更することができ,異なる幅の上塗り用治具5を同時に用いても良い。
上塗り用塗料6は,好ましくは下地用塗料3の上に塗布される塗料であり,食品衛生法の基準に適合する塗料であればいかなる塗料を用いても良い。たとえば箸用塗料としてのエポライン(アイレジン株式会社製)などのポリエステル系やアクリル系の樹脂塗料を用いることができる。また,上塗り用塗料6には,箸1の滑り止めとしての機能を果たす物質,たとえば箸用塗料としての滑り止めとなる乾漆粉などを含んでいても良い。これによって,箸の持ち手部分より先に,食物をつまむ位置の指定や滑り止めなどの様々な効果を付することができる。特に箸の持ち手部分とそれより先を区別することにより子供やお年寄りにとって箸をにぎる部分の認識が容易になる。
本発明により箸1を製造する場合には,下地用治具2に下地用塗料3を湿布する(S100)。そこに素材となる箸1を下地用治具2の上で転がしながら,箸の持ち手部分より先から所定の長さまで,箸1の全周囲に亘り,下地用塗料3を塗布する(S100)。この場合,下地用治具2の一側面に沿って,板などの固定部材4を,板が下地用治具2の上面よりも高い位置までくるように設置すると良い。この固定部材4に箸の持ち手部分より先があたるように,固定部材4に沿って箸1を回転させることで,箸の持ち手部分より先の位置を固定しながら,箸の持ち手部分より先から一定の長さまで下地用塗料3を塗布することができる。
そして,下地用塗料3が塗布された箸1を乾燥させる(S120)。図4に下地用塗料3が塗布された状態の箸1の一例を示す。
下地用塗料3が塗布された箸1の乾燥後,上塗り用塗料6を箸1に塗布するため,上塗り用治具5を,一定の間隔をおいて2以上配置し,上塗り用治具5に上塗り用塗料6を湿布させる(S130)。各上塗り用治具5に湿布させる上塗り用塗料6の色は同一であっても良いし,異なる色であっても良い。異なる色を用いた場合には,一度の作業で,複数の色の上塗り用塗料6を箸1に塗布することができる。
下地用塗料3が塗布された箸1を,上塗り用治具5の上で転がしながら,下地用塗料が塗布された上の全周囲に亘り,上塗り用塗料6を塗布する(S140)。この場合,下地用塗料3の塗布の場合と同様,上塗り用治具5の一側面に沿って,板などの固定部材4を,板が上塗り用治具5の上面よりも高い位置までくるように設置すると良い。この固定部材4に箸の持ち手部分より先があたるように,固定部材4に沿って箸1を回転させることで,箸の持ち手部分より先の位置を固定しながら,上塗り用塗料6を塗布することができる。
そして,上塗り用塗料6が塗布された箸1を乾燥させる(S130)。図7に上塗り用塗料6が塗布された状態の箸1の一例を示す。
上塗り用塗料6の乾燥によって,そのまま箸1を出荷しても良いが,箸1の仕様によって塗装が剥げるなどの可能性がある。そこで,上塗り用塗料6にさらに所定の方法により,コーティング塗料を塗装することが好ましい(S160)。コーティング塗料の塗装は,公知の方法により行うことができる。コーティング塗料としては,食品衛生法の基準に適合する塗料であればいかなる塗料を用いても良く,たとえばアクリルウレタン樹脂系塗料であるコマツ101クリヤー(アイレジン株式会社製),コマツ101ツヤ消し(同社製)などを用いることができる。
コーティング塗装を行った場合には,同様に乾燥させる(S170)。
コーティング塗装とし,その乾燥後,箸1を出荷することが可能となる。
なお,下塗りの回数,上塗りの回数,コーティングの回数は逐次定めることができ,たとえば下塗りの回数を2回,上塗りの回数を2回,コーティングの回数を1回とすることもできる。
また,下地用塗料3の塗布については,下地用治具2の上で箸1を回転させるのではなく,いわゆる引き抜きの技法を用いても良い。
つぎに下地用塗料3を下地用治具2で,上塗り用塗料6を上塗り用治具5で箸1にそれぞれ塗布する際に,箸1はテーパ状をしていることから,その各治具の上面が水平であると箸1と各治具の上面との間に間隙ができてしまう。そのため,そのまま箸1を回転させたのでは,箸1の全面に亘って塗料が塗布されない場合がある。
それゆえ,箸1を各治具の上面に接触するように押し当てながら箸1を回転させることとなるが,その場合,箸1が各治具の上面に対して斜めになるので,注意しながら回転させないと,塗料が斜めに塗布されてしまうなどの状況が発生し,締麗に塗布することができなくなる。
そこで下地用治具2,上塗り用治具5の各上面を箸1のテーパ状に適合するように傾斜を付けた下地用治具2’,上塗り用治具5’を用いても良い。すなわち,箸1の先端付近におけるテーパに対応する角度を有する傾斜を下地用治具2’,上塗り用治具5’の各上面に設ける。箸1のテーパに対応する角度がα,下地用治具2’の上面の傾斜の角度がβ,上塗り用治具5’の上面の傾斜の角度がγであるとすると,α=β=γまたはα≒β,α≒γとなるように構成されていると良い。この場合の下地用治具2’の一例を図8および図9に,上塗り用治具5’の一例を図10および図11に示す。
このように下地用治具2’,上塗り用治具5’の上面(下地用塗料3,上塗り用塗料6が湿布される面)に箸1のテーパに対応する角度αを有する傾斜(傾斜角度β,γ)を設けることで,箸1を水平に保ったままで,その全面に亘って塗料を塗布することができるので,椅麗に塗料を塗布することができる。
上塗り用治具5’において,図5,図6と同様に,上塗り用治具5’aから5’hがそれぞれ分離していると,傾斜の角度γが箸1のテーパに対応しなくなる。すなわち,5つの上塗り用治具5’aから5’hを用いる場合,上塗り用治具5’hから5’aにかけてその上面が徐々に高くなるように,順番に適切な間隔を置いてそれぞれを配置しなければならない。つまり,それぞれの上塗り用治具5’aから5’hの置かれる相対位置,間隔は固定されなければならない。
そこで,各上塗り用治具5’aから5’hは図10および図11に示すように連結部材51により連結していると良い。各上塗り用治具5の連結部材51は上塗り用治具5’,aから5’hの端部付近で連結させるほか,中央部付近など任意の箇所で連結していても良い。これによって,上塗り用治具5’に,箸1のテーパに対応した角度の傾斜を付けることができる。
上述の各実施例では上塗り用塗料6は,箸の持ち手部分より先から塗布することで,箸の持ち手部分より先から順に複数の帯状の縞状模様を施すこととしたが,箸の持ち手部分より先から少し間隔を開け,そこに上塗り用治具5を設置してもよい。この場合,箸の持ち手部分より先(箸の先端)は下地用塗料3が露出し,つぎに上塗り用塗料6が塗布されることとなる。すなわち,実施例1,実施例2のように上塗り用塗料6,下塗り用塗料3,上塗り用塗料6とのパターンで複数の帯状の縞状模様が形成されるのではなく,逆のパターン,下塗り用塗料3,上塗り用塗料6,下塗り用塗料3とのパターン,で複数の帯状の縞状模様を形成することができる。また,箸の先端の場合と同じ様に,複数の帯状の縞状模様の始まりは,箸のにぎり手の部分から間隔を開けて始まってもよい。
本発明の箸1の製造方法を用いることによって,箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を簡便に施すことが可能となる。
1:箸
2:下地用治具
3:下地用塗料
4:固定部材
5:上塗り用治具
6:上塗り用塗料
51:連結部材

Claims (7)

  1. 箸の持ち手部分より先に複数の帯状の縞状模様を施した箸の製造方法であって,
    上塗り用塗料を湿布し,所定間隔をおいて配置された上塗り用治具の上で,箸をその持ち手側より先から所定の長さまでの範囲を回転させることで,上塗り用塗料を箸の持ち手部分より先に塗布する工程と,
    前記上塗り用塗料が塗布された箸を乾燥させる工程と,
    を備えることを特徴とする箸の製造方法。
  2. 前記箸の製造方法は,さらに,
    前記上塗り用塗料を塗布する工程の前に,下地用塗料を湿布した下地用治具の上で,箸を回転させることで下地用塗料を塗布する工程と,
    前記下地用塗料が塗布された箸を乾燥させる工程と,
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の箸の製造方法。
  3. 前記箸の製造方法は,さらに,
    前記上塗り用塗料が乾燥した箸に,コーティング塗料を塗布する工程,
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の箸の製造方法。
  4. 前記箸の製造方法は,さらに,
    前記下地用治具,上塗り用治具の一側面に沿って,固定部材を治具の上面よりも高い位置まで位置するように設置し,
    その固定部材に沿って箸を回転させることで,下地用塗料,上塗り用塗料を前記箸に塗布する,
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の箸の製造方法。
  5. 前記下地用治具における下地用塗料が湿布される面は,箸の持ち手部分より先のテーパに対応する角度の傾斜を有する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の箸の製造方法。
  6. 前記上塗り用治具は,所定の間隔をおいて連結し一体として構成されており,
    前記上塗り用治具における上塗り用塗料が湿布される面は,箸の持ち手部分より先のテーパに対応する角度の傾斜を有する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の箸の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の箸の製造方法により製造される箸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112791899A (zh) * 2021-01-17 2021-05-14 杨瑞祥 一种渔具浮漂染色设备

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