JP2005068809A - シート貼り化粧面の補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な色柄部の補修を可能にするとともに、欠点部周囲との異和感を生じさせることも、欠点部周囲への影響を及ぼすことも抑えて、簡便にシート貼り化粧面の補修を行う。
【解決手段】 シート貼り化粧面の補修に際し、補修が必要とされる欠点部の周囲に切れ込みを入れ、加温することで、欠点部を含むシート部分を除去し、これと同一柄のシート材を貼着する。
【選択図】図1

Description

この出願の発明は、シート貼り化粧面の補修方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、浴室壁をはじめとする壁面、あるいは床面等におけるシート貼り化粧面の補修方法に関するものである。
従来より、化粧のための塗装表面において、局部的に発生した傷や汚れ等の欠点部を補修することが行われてきている。このような補修のための方法としては、一般的に、次のような方法が採用されてきている。
1)まず、補修が必要とされる欠点部を研磨し、修復のための塗料との密着性を上げ、2)現場にて複数種の塗料を混合して欠点部の本来の色と同色もしくはこれに近い色になるように調色した塗料を欠点部に塗布し、乾燥する。3)次いで、乾燥した塗料の盛り上がり部を研磨し、欠点部、周辺部との高さを均一にする。4)さらには、微粒のコンパウンドで研磨し、表面の光沢を出す。
しかしながら、この従来一般的な補修方法の場合には、補修作業者が現場で塗料を調色しなければならず、この調色による色調のムラを防止することが大変に難しいという問題があり、しかも、欠点部が単一色でなく、異なる色により構成されている色柄部の場合には実際的には補修は不可能であるという問題があった。また、現場に持ち込む塗料は複数種のものが必要であり、そのための負担は大きく、また、塗料による塗布では、欠点部以外の場所に影響を及ぼすことを避けることは容易ではなった。
そこで、このような問題点を解決するための方法として、建築物の塗装面の補修方法として、塗装面と同一の塗装工程で形成された塗装膜を備えている補修シートを用いる方法が提案されている(特許文献1)。
この方法では、補修が必要とされている建築物塗装面の欠点部を所定形状となるように除去した後に、前記の補修シートを欠点部に貼着するようにしている。この提案された補修シートを用いる方法によれば、従来のような色調ムラの発生の問題は解消され、色柄部の補修への対応も可能になると考えられている。
特開平6−3178028号公報
一方、近年では、建築物の化粧面を化粧シートの貼着により構成することが一般的に行われており、これら化粧シートは、浴室壁等の水廻り部をはじめとして、各種の壁面、床面、天井面等の化粧のために用いられている。そして、このような化粧シートが貼着された化粧面においては、その局所的な傷や汚れの発生に対し、これを補修することが必要になっている。
しかしながら、このような化粧シート貼着面の補修に際しては、前記のような従来の塗料塗布の方法が適用できないばかりか、補修シートを用いる前記特許文献1記載の方法も考慮することができない。化粧シートの貼着面においては、補修が必要とされる欠点部の除去そのものが、塗装面の場合とは本質的に相違しており、欠点部周囲に影響を及ぼすことなく、所要の部位のみ除去するための方法が見出されていないのが実情である。このことは、水廻りに係わる浴室壁等の場合には、化粧シートの貼着面は、防水性、耐水性を左右するとのことや、また、他の部位においても、シートの密着強度、耐久性、耐光性等の観点から特に留意されねばならないことである。
そして、さらには、シートそのものが複数の色を用いた複雑な色柄部として構成されている場合が多く、この点からも、補修が必要とされている欠点部の補修は容易ではない。このため、シート貼り化粧面の補修は、局所的部位での補修が容易であって、しかもその周囲と異和感なく、周囲への影響を抑えることのできる方法として実施されなければならないが、現状においては依然としてこのような補修方法は確立されていないのが実情である。
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの現状の問題点を解消し、複雑な色柄部の補修を可能にするとともに、欠点部周囲との異和感を生じさせることも、欠点部周囲への影響を及ぼすことも抑えて、簡便にシート貼り化粧面の補修を行うことのできる新しい方法を提供することを課題としている。
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、シート貼り化粧面の補修方法であって、補修が必要とされる欠点部の周囲に切れ込みを入れ、加温することで、欠点部を含むシート部分を除去し、これと同一柄のシート材を貼着することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法を提供する。
そして第2には、上記方法において、切り込みを入れた部分には熱遮蔽部材を配置し、周囲への熱による影響を抑えることを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法を提供し、第3には、シートのベース色の部分を選択して切れ込みを入れて欠点部を含むシート部分を加温除去し、同一柄のシート材の貼着後の境界部にはベース色と同色の塗料を塗布して境界部を隠蔽することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法を、第4には、塗料塗布部を研磨して鏡面仕上げすることを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法を、第5には、貼着したシート材と鏡面仕上げ部にクリア塗装することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法を提供する。
上記のとおりのこの出願の第1の発明によれば、補修が必要とされている貼着シートの欠点部を選択的に簡便に除去し、除去されないで貼着されている周囲のシートへの影響を抑え、しかも同一柄のシート材を貼着することで、周囲との異和感を生じさせることのないシート貼り化粧面の補修が可能とされる。そして、第2の発明によれば、加温による欠点部シート部分の除去にともなう周囲への熱の影響をさらに確実に簡便に抑えることができる。
このような第1および第2の発明による周囲への影響を抑えての選択的な欠点部の除去を簡便に可能とするとの効果は、化粧面への貼着が防水性、耐水性、耐久性等の物性において特段に配慮されなければならない浴室壁面のような水廻り部の化粧面では極めて重要であって、顕著なものと言える。
また、第3の発明によれば、ベース色への着目によって、簡便に、周囲と異和感のない修復が可能とされ、この効果は、第4および第5の発明においてより顕著なものとなる。しかも、第5の発明によれば、境界部の保護効果も得られることになる。
この出願の発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
図面に沿って説明すると、たとえば図1は、浴室壁に貼着された化粧シート(1)の一部を例示したものであるが、この例においては、淡緑色のベース色(2)に黄色の星が配置された図柄において、星の一部に傷による欠点部(3)が生じている。そこで、たとえば図2に例示した手順に従ってシート貼り化粧浴室壁面の補修を行う。すなわち以下のとおりである。
<1>まず、化粧シート(1)のベース色(2)の部分を選択しながら、刃物にて、欠点部(3)の周辺に切り込み(4)を入れる。刃物は各種のものでよい。
<2>この切り込み(4)を入れた部分に熱遮蔽板(5)を置き、切り込み(4)を入れた部分を熱によって加温する。加温のための手段は、抵抗加熱ヒーター、赤外線照射、その他各種の手段であってよく、熱遮蔽板も、たとえばセラミックスや発泡樹脂、その他適宜な、熱伝導率の小さい各種の部材からなるものであってよい。
加温によって、切り込み(4)を入れた欠点部(3)を含むシート部分は容易に剥離除去される。それにともなって、化粧シート(1)が貼着されている基材面(6)が露出することになる。
このような欠点部(3)を含むシート部分の剥離除去は、化粧シート(1)の基材が熱可塑性のフィルムやシート材であることによって容易とされる。
<3>そこで、露出した基材面(6)に対して、除去されたシート部分と同柄のシート材(7)を貼着する。
<4>貼着したシート材(7)と周囲の化粧シート(1)との境界部には、ベース色(1)と同色の塗料(8)を塗布する。そして、乾燥後に盛り上がった塗料(8)を研磨し、高さを均一にし、さらに望ましくは研磨紙や微粒のコンパウンドで研磨して鏡面仕上げし、その後、シート材(7)と境界部の鏡面仕上げ部にクリア塗装を施す。
もちろん、この出願の発明は以上の例示に限定されることはない。貼着のための接着剤等の手段をはじめ、細部の態様においては様々に可能とされる。
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、複雑な色柄部の補修を可能にするとともに、欠点部周囲との異和感を生じさせることも、欠点部周囲への影響を及ぼすことも抑えて、簡便にシート貼り化粧面の補修を行うことのできる方法が提供される。
欠点部のある化粧シート面を例示した平面図である。 欠点部の補修方法を例示した作業工程平面図である。
符号の説明
1 化粧シート
2 ベース色
3 欠点部
4 切り込み
5 熱遮蔽板
6 基材面
7 シート材
8 塗料

Claims (5)

  1. シート貼り化粧面の補修方法であって、補修が必要とされる欠点部の周囲に切れ込みを入れ、加温することで、欠点部を含むシート部分を除去し、これと同一柄のシート材を貼着することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法。
  2. 請求項1の方法において、切り込みを入れた部分には熱遮蔽部材を配置し、周囲への熱による影響を抑えることを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法。
  3. 請求項1または2の方法において、シートのベース色の部分を選択して切れ込みを入れて欠点部を含むシート部分を加温除去し、同一柄のシート材の貼着後の境界部にはベース色と同色の塗料を塗布して境界部を隠蔽することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法。
  4. 請求項3の方法において、塗料塗布部を研磨して鏡面仕上げすることを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法。
  5. 請求項4の方法において、貼着したシート材と鏡面仕上げ部にクリア塗装することを特徴とするシート貼り化粧面の補修方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11286679B2 (en) 2017-11-14 2022-03-29 Nichiha Corporation Repair seal, method for manufacturing repair seal, and repair structure

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