JP2805118B2 - 人造石の製造方法 - Google Patents

人造石の製造方法

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JP2805118B2
JP2805118B2 JP5491593A JP5491593A JP2805118B2 JP 2805118 B2 JP2805118 B2 JP 2805118B2 JP 5491593 A JP5491593 A JP 5491593A JP 5491593 A JP5491593 A JP 5491593A JP 2805118 B2 JP2805118 B2 JP 2805118B2
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渡 小口
聖二 寺部
昇 寺沢
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株式会社イナックス
日本デコール株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛生設備室のカウン
ター等を構成する人造大理石等の人造石の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、天然の石調模様を呈
する人造大理石等を得るために、レジンコンクリートの
表面または内部に顔料等を混入させ、表面または内部に
石調の柄を形成させているが、全体的に均一な柄を形成
させることが極めて困難であるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、所定の柄を全体に均一
に形成させることのできる人造石の製造方法を提供せん
ことを目的とし、その第1の要旨は、型上にゲルコート
層を塗布し、該ゲルコート層が硬化する前に、該ゲルコ
ート層上に、所定の柄を印刷した通気性のある紙を敷設
し、該紙上にレジンコンクリートを積層させることであ
る。また、第2の要旨は、レジンコンクリートで形成し
た人造石の小口面にゲルコート層を塗布し、該ゲルコー
ト層が硬化する前に該ゲルコート層上に所定の柄を印刷
した通気性のある紙を貼設し、気泡が抜けた後、該紙上
にゲルコート層を塗布して小口面を仕上げることであ
る。
【0004】
【作用】通気性のある紙を用いて、この紙をゲルコート
層とレジンコンクリート層内に積層させるものであり、
紙には予め所定の柄を全体的に印刷しておけば、ほぼ全
体に均一の柄を呈する人造石を良好に製造することがで
きる。また、人造石の小口面にゲルコート層を塗布し、
このゲルコート層上に、予め所定の柄を印刷した紙を貼
着し、さらにこの紙上にゲルコート層を塗布して、均一
な柄を呈する小口面を良好に形成することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、人造石の製造方法を分解して示す要部構
成図であり、先ず型台1上にスプレーで透明のゲルコー
ト層2を塗布し、このゲルコート層2が乾く前に、ゲル
コート層2の上面に印刷紙3を敷設する。この印刷紙3
は予め所定の柄を印刷したものであり、通気性を有する
紙で構成されている。
【0006】したがって、通気性を有するために図2に
示すように、紙3とゲルコート層2間に存在する空気E
を良好に上方へ逃がすことができ、気泡が残留すること
がなく、ゲルコート層2の上面に印刷紙3は密着状に敷
設されることとなり、印刷紙3にゲルコート2が染み込
んで一体化する。この状態で、印刷紙3の上面に、レジ
ンコンクリート4を充填積層させ、硬化させることによ
り、ゲルコート層2とレジンコンクリート4間に印刷紙
3が積層された状態の人造石が得られ、この人造石は、
表面の透明のゲルコート層2を通し、印刷紙3に印刷さ
れた柄模様が視認でき、この柄模様を石調模様としてお
けば、天然石に近い柄を有する人造石を得ることができ
る。
【0007】このように本例では、予め石調模様の柄を
印刷した印刷紙3を用いるため、柄を均一に、かつ所望
の柄の人造石とすることができ、従来は均一に柄付けす
ることが困難であったのが、容易に均一な柄付けが可能
となる。
【0008】なお、このような印刷紙3を用いる方法で
は、例えば図3に示すように、水平部Bと垂直部Aを有
する形状の人造石を造形する際に特に有効であり、従来
では、垂直部Aでダレが生じるため、下型1Aおよび上
型1Bを90°回転させて、垂直部Aの部分を水平状態
としてレジンコンクリートを充填させる必要があった
が、本例の方法ではこのような型の反転を必要とせず、
垂直部Aと水平部Bを同時に良好に柄付けして形成する
ことが可能となる。
【0009】なお、図4には図3において造形された人
造石Kの要部斜視図を示すが、このようなレジンコンク
リート製の人造石Kの小口面Kbの仕上げは、従来で
は、ペーパーで平らにした後にコンパウンド或いは同色
に調色した樹脂を小口面Kbに塗り固め、ペーパーで磨
いて、その後にその表面にゲルコートを塗り固め、さら
にバフをかけて艶出ししており、小口面Kbの模様等が
他の面と一致せず一体感のないものとなっていた。そこ
で、このような小口面Kbまたは切断面を仕上げるため
に、本例では、図5に示す小口面Kbをペーパーで平ら
にした後に、図6に示すように、この小口面Kbにゲル
コートを塗布してゲルコート層2を形成させ、塗布した
直後に所定の柄を印刷した印刷紙3をこのゲルコート層
2上に貼付け、この状態で暫く時間をおくと、ゲルコー
ト2が印刷紙3に滲み込んで、気泡が自然に抜けること
となり、気泡が抜けた後に図7に示すように、さらに印
刷紙3の表面にゲルコートを塗布してゲルコート層2を
形成させ、ゲルコート層2,2間に印刷紙3をサンドイ
ッチ状にして固め、その後に表面をペーパー,バフで仕
上げることにより、印刷紙3に印刷された柄が良好に小
口面Kbを装飾し、全体に均一な装飾柄を呈する人造石
Kを得ることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の人造石の製造方法は、型上にゲ
ルコート層を塗布し、該ゲルコート層が硬化する前に、
該ゲルコート層上に、所定の柄を印刷した通気性のある
紙を敷設し、該紙上にレジンコンクリートを積層させる
ことにより、紙に予め石調模様等の所定の柄を印刷して
おけば、所望の柄の人造石を容易に造形することがで
き、従来のような面倒な作業工程を経ることなく、簡易
かつ良好に人造大理石等の製造が可能となる。また、レ
ジンコンクリートで形成した人造石の小口面にゲルコー
ト層を塗布し、該ゲルコート層が硬化する前に該ゲルコ
ート層上に所定の柄を印刷した通気性のある紙を貼設
し、気泡が抜けた後、該紙上にゲルコート層を塗布して
小口面を仕上げることにより、石調模様等の所定の柄を
印刷した印刷紙により小口面を良好に仕上げることがで
き、人造石全体を均一な所定の柄模様に形成させて、高
級感を呈する人造石の造形が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】人造石の製造方法を示す要部分解図である。
【図2】ゲルコート層の上面に印刷紙を敷設する状態の
要部断面図である。
【図3】垂直部と水平部を有する人造石の製造工程の断
面構成図である。
【図4】製造された垂直部と水平部を有する人造石の要
部斜視図である。
【図5】図4の人造石の小口面の側面図である。
【図6】図5の小口面にゲルコート層を塗布し、印刷紙
を貼設する状態の側面図である。
【図7】さらにその表面にゲルコート層を塗布した状態
の側面図である。
【符号の説明】
1 型台 2 ゲルコート層 3 印刷紙 4 レジンコンクリート K 人造石 Kb 小口面
フロントページの続き (72)発明者 寺沢 昇 神奈川県相模原市渕野辺2丁目25番12号 日本デコール株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型上にゲルコート層を塗布し、該ゲルコ
    ート層が硬化する前に、該ゲルコート層上に、所定の柄
    を印刷した通気性のある紙を敷設し、該紙上にレジンコ
    ンクリートを積層させることを特徴とする人造石の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 レジンコンクリートで形成した人造石の
    小口面にゲルコート層を塗布し、該ゲルコート層が硬化
    する前に該ゲルコート層上に所定の柄を印刷した通気性
    のある紙を貼設し、気泡が抜けた後、該紙上にゲルコー
    ト層を塗布して小口面を仕上げることを特徴とする人造
    石の製造方法。
JP5491593A 1993-02-19 1993-02-19 人造石の製造方法 Expired - Fee Related JP2805118B2 (ja)

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