JP2016172561A - キャップ一体型口栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップと口栓との嵌合における密封性が高く、かつ、量産性が高く、金型の寿命も長くできる、キャップと口栓本体とが一体で成形可能な口栓を得る。
【解決手段】容器口部に固定する口栓本体(1)とキャップ(2)とからなるキャップ一体型口栓において、口栓本体は、筒状体(11)と、フランジ部(12)と、融着部(14)とからなり、筒状体は2つの咬合突起(13)を有し、筒状体と、フランジと、融着部を通して、注出路(111)が洞貫して設けられ、キャップは、注出路に挿入する挿入部(21)と、挿入部外周に設けた密封リング(211)と、咬合突起と咬合可能な凹部(221)を有する2本の腕部(22)と、挿入部と腕部とを支えるキャップ本体(20)とからなり、キャップにおける挿入部外周下端と、口栓本体における注出路上端とを繋げる連結部(3)によって一体化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体等を収納する容器の口栓に関し、フランジを有し外周に嵌合突起を有する口栓本体と、口栓本体と嵌合して閉鎖可能なキャップと、からなる口栓に関し、特には、漏れが発生し難い一体型口栓に関する。
従来、液体等を収納する容器で、多層シートなどを袋状に成形して作られる包装容器は、袋の一端に注出部を設け、バックインボックスのように箱に入れたり、丈夫な袋にして単体で注出可能な容器にしたりして用いられて来た。
その注出部は、熱可塑性樹脂で成形され、袋の表裏フィルムに挟まれるように融着されていた。
例えば、特許文献1では、
容器口部に固定されるスパウトと、該スパウトと一体に形成されたキャップとからなるキャップ一体型注出具において、
前記スパウトは、内部に容器内容液の注出路となる空間が貫通している筒状本体と、該筒状本体の外面の中間部分から外方に張り出した板状フランジと、前記筒状本体の外面で且つ該板状フランジの下方に位置する部分に形成された容器壁との接合部とからなり、
前記板状フランジの下面には、前記筒状本体の外面から外方に張り出した一対の側壁板が形成され、該一対の側壁板は、前記筒状本体の径方向外方に一直線状になるように延びており、前記接合部は、前記一対の側壁板の外面及び前記筒状本体の外面から構成されており、
前記キャップは、外面に前記スパウトとの螺子係合用螺条を有する筒状螺子体と、該筒状螺子体の上端を閉じるように形成されている水平基板と、該水平基板に一体的に形成されている直立板状の摘み板とからなり、前記筒状螺子体の下端部外面は、環状薄肉部によって前記スパウトの前記筒状本体の上端部内面に一体に接合されており、前記摘み板の両側部分は、それぞれ、前記筒状螺子体の外面とは間隔を置いて下方に延びており、その下端部内面は、破断可能なブリッジを介して、前記スパウトの前記筒状本体の上端部外面に一体に接合されており、
前記摘み板を把持して前記環状薄肉部及び前記ブリッジを引き裂くことにより前記キャップを前記スパウトから切り離すことにより容器内容物の注ぎ出しが行われ、前記スパウトから切り離された前記キャップは、前記筒状螺子体を前記スパウトの前記筒状本体の上部に位置せしめ、前記摘み板を閉栓方向に旋回させることにより、前記筒状螺子体外面の螺条と前記筒状本体内面の螺条とが螺子係合して前記スパウトをリシールするものであり、前記板状フランジの上面の前記側壁板に対応した位置で、且つ前記筒状本体の径方向直線に対して、若干、前記摘み板の閉栓方向側にずれた位置には、前記キャップの閉栓方向への旋回を阻止するためのストッパーとなる一対のリブが形成されており、前記キャップのリシールに際して、前記キャップの前記摘み板の下端が前記一対のリブと当接することにより、リシールのための前記キャップの閉栓方向への過剰な旋回を阻止すると共に前記摘み板が前記板状フランジの上面の前記側壁板に対応した領域内に位置付けられることを特徴とするキャップ一体型注出具を提案している。
しかし、摘み板の閉栓方向側にずれた位置に、キャップの閉栓方向への旋回を阻止するためのストッパーとなる一対のリブが形成されているので、成形する金型のスライドが接近している場所で異なった方向へ動くようにするか、小さな部分で食い切り処理をする必要があり、複雑な形状で、かつ、金型強度が低くなる問題があった。
また、キャップとスパウトがとの繋ぎ部分が、ネジ山の高さ以上の長さで繋がる必要があ
り、成形における樹脂圧力が伝わり難く、ヒケが発生して密封性が低下したり、バリが生じたりし易く、生産性が低い上に、金型の寿命も著しく低いなどの問題があった。
また、特許文献2では、
頂板部及びスカート部から成り、該スカート部において包装材に溶着固定される溶着部、該溶着部の頂板部に形成された環状側壁から成る注出部、及び該注出部をまたぐように破断可能な橋絡部を介して直接或いは基部を介して頂板部に接続された、2つの垂直部材と該垂直部材を連結する1つの水平部材からなるコの字型のガード部材が、一体成形により成形されてなるスパウトであって、
前記注出部の上端は前記水平部材の下面に形成されている連結部の下面と環状の破断可能な弱化部を介して連結されており、前記ガード部材の水平部材下面には、弱化部と連続する連結部が形成されており、前記橋絡部及び弱化部を破断した後に、前記ガード部材の連結部が注出部の開口に嵌合可能であることを特徴とするスパウトを提案している。
このスパウトでは、注出部の上端が、水平部材の下面に形成されている連結部の下面と連結されていて、この連結された弱化部がきれいに切れず、注出部上部と連結部下側に設けた環状突起、あるいは、注出部上部とリシール突起、におけるシール性を低下させる問題があった。
特許5069437号公報 特許4708096号公報
そこで、上記問題に鑑みて、キャップと口栓との嵌合における密封性が高く、かつ、量産性が高く、金型の寿命も長くできる、キャップと口栓本体とが一体で成形可能な口栓を得ることが本発明の課題である。
本発明の請求項1のキャップ一体型口栓は、
容器口部に固定する口栓本体と、キャップとからなるキャップ一体型口栓において、
口栓本体は、垂直に立った筒状体と、水平に張り出したフランジ部と、融着部とからなり、
筒状体は、フランジから一定の高さで筒状体外壁に設けた2つの咬合突起を有し、
フランジは筒状体の下方にあって、外側に水平に張り出し、
筒状体と、フランジと、融着部を通して、注出路が洞貫して設けられ、
キャップは、注出路に挿入する挿入部と、
挿入部下端より上側の挿入部外周に設けた密封リングと、
咬合突起と咬合可能な凹部を有する2本の腕部と、
挿入部上部にあって、挿入部と腕部とを支えるキャップ本体とからなり、
キャップにおける挿入部外周下端と、口栓本体における注出路上端とを繋げる連結部によって一体化していることを特徴とするキャップ一体型口栓である。
本発明の請求項2のキャップ一体型口栓は、挿入部下端の先に傾斜部が設けられ、傾斜部は口栓本体の筒状体内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ一体型口栓である。
本発明の請求項3のキャップ一体型口栓は、口栓に設けた2つの咬合突起の位置と、咬
合突起と咬合するキャップの凹部の位置が、180度開き、同一角度方向に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ一体型口栓である。
本発明の請求項4のキャップ一体型口栓は、密封リングは、挿入部外側に設けられ、筒状体内径よりも大きな外径を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキャップ一体型口栓である。
本発明のキャップ一体型口栓は、キャップにおける挿入部下端より上側の外周に設けた密封リングが、口栓本体における筒状体内面に接するので、確実に密封することが出来る。また、スライドが単純な形状にすることができるので、生産不良が発生し難く、かつ、金型の寿命も長いので、生産性も高く、安価にキャップ一体型口栓を得ることが出来る。
本発明のキャップ一体型口栓で、開封する前の状態を示す縦断面図である。 本発明のキャップ一体型口栓で、開封後、再封した状態を示す縦断面図である。 本発明のキャップ一体型口栓で、フィルム容器に融着した状態を示す斜視図である。 本発明のキャップ一体型口栓において、開封する前と、開封するためにひねって開封する工程を示す斜視図である。 本発明のキャップ一体型口栓において、開封した状態と、再封するためにキャップ先端を注出口に挿入する工程を示す斜視図である。 本発明のキャップ一体型口栓において、再封した状態を保持するためにキャップを回転させる工程と、咬合突起とキャップの凹部を咬合した状態を示す斜視図である。 本発明のキャップ一体型口栓において、再封した状態を保持するためにキャップの腕に設けた凹部に誘い込み部とアンダーカットを設けて、キャップの嵌合力を向上させる咬合の工程を示す断面図である。
以下、本発明のキャップ一体型口栓を実施するための形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明のキャップ一体型口栓で開封する前の状態を示す縦断面図である。
本発明のキャップ一体型口栓は、容器口部に固定する口栓本体1と、口栓本体と一体に形成されたキャップ2とが一体になって繋がっている。
口栓本体1は、内部に内容物の注出路111を有する筒状体11と、筒状体の外面に張り出したフランジ部12と、融着部14が設けられている。
筒状体11の外側には、フランジから一定の高さの位置に、180度開いた状態で、2つの咬合突起13が設けられている。
融着部14は、図4−1の斜視図で分かるように、筒状体11の下側にあって、フィルム容器の一端に融着する目的で設けられ、フランジ部12から一定の距離を離してあり、融着部14内部にも、注出路111が洞貫している。
融着部14の横断面は、左右が細く尖り、中央が太くなった船形をしている。
キャップ2は、注出路111に挿入する挿入部21と、2本の腕部22と、挿入部21上部にあって、挿入部21と腕部22とを支えるキャップ本体20からなる。
挿入部21の下端より上側の外周には、密封リング211が設けられ、挿入部21を注出路111内部に挿入した時に、圧入され、内容物を確実に液止めする役目を負っている。2本の腕部22は、180度開いた状態でキャップ本体20に設けられている。
さらに、腕部22の下方には、咬合突起13と咬合可能な凹部221を有し、キャップの挿入部21が口栓本体の筒状体11に挿入した状態で固定できるようになっている。
本発明のキャップ一体型口栓は、キャップにおける挿入部外周下端212と、口栓本体における注出路上端112とが全周にわたって連結部3によって繋がっていて、一体化したキャップ一体型口栓になっている。
実際には、キャップの挿入部外周下端212の先に傾斜部23が設けられている場合、傾斜部根元が連結部3に繋がっていると同じことになる。
容器を開封する前には、図1のような構造になっていて、一体になっているので、液漏れ等はしない構造で、かつ、バージン性を確保できる口栓である。
外観的には、図4−1のように、口栓本体1の上に、キャップ2が乗っている形になっていて、この状態で射出成形される。
図3は、本発明のキャップ一体型口栓を、フィルム製容器に融着した状態を示す斜視図である。このように、フィルム製容器の一端に表裏のフィルムで融着部14を挟み込むように融着して使用される。
図2は、口栓本体1からキャップ2を離して開封し、再度密封した状態を示す縦断面図である。
口栓本体1の注出路111に、キャップの挿入部21が挿入されている。
この時、挿入部21の下端から一定の高さに設けた密封リング211が、注出路111に圧接し、液止め機能を果たしている。
また、咬合突起13が凹部221に咬合し、キャップ2の挿入部21が口栓本体1の筒状体11から抜け出てしまわないように、嵌合を保持している。
本発明のキャップ一体型口栓の使用方法について、フィルム容器を外した状態の斜視図によって説明する。
図4−1は、成形され、フィルム容器に融着する前のキャップ一体型口栓である。
キャップ2口栓本体1が縦方向に繋がっている。そして、2つの咬合突起13と2つの腕部22は、それぞれ180度開いた状態で、同じ角度位置に設けられている。
腕部22の下側には、凹部221が互い違いに設けられている。
融着部14は、筒状体11の下側にあって、フィルム容器の一端に融着する目的で設けられ、フィルムで挟むように融着した時に、隙間が出ないように左右が尖り、中央は内部に注出路111が形成できるようになっている。
また、フランジ部12と融着部14は一定の隙間を持っており、軟らかな口元近傍で掴みにくい容器を、このフランジ12で支え、キャップ2をひねって開ける時にも、このフランジ12が力を加える一助になっている。
その為、フランジ12は、丸い円盤形状ではなく、ここでは細長い八角形としている。しかし、フランジ12の形状は、楕円形であっても、四角形であっても、長円であっても、かまわない。
図4−2は、キャップ一体型口栓を開封するために、キャップ2をひねって開封している工程を示す斜視図である。
フランジ12に対し、腕部22をひねるように回転させる。回転させると、キャップ2における挿入部外周下端212と、口栓本体1における注出路上端112の連結部3が破断し、キャップ2が口栓本体1から外れる。
もちろん、回転させなくても、腕部22で構成される面に対して直角方向に、キャップ本体20の上端を押すことによって、破断してもかまわない。
図5−1は、連結部3が破断し、キャップ2が口栓本体1から外れた状態を示す図である。
連結部3のキャップ2下側からは、傾斜部23が出て来ている。
図5−2は、再封する様子を示す斜視図である。
キャップ2先端の傾斜部23があり、注出路111の口径よりも、先端が小さいので、容易に注出路111に傾斜部23を容易に挿入できる。
傾斜部23を挿入後、キャップ2を押し込むと、そのまま、挿入部21が注出路111に入る。
さらに、キャップを強く押し込むと、密封リング211がさらに圧入され、強い力で密封される。密封リング211は、スムースに注出口に圧入する為に、両端に勾配と角Rを設けることが好ましい。
密封リング211がさらに圧入されると、筒状体11は内径が無理に広げられ、元に戻ろうとする縮まる方向の力が働く。また、挿入部21は、外径が無理に押し縮められ、元に戻ろうとして外に広がる力が働く。これらの力で密接リング211は、注出路111に圧接し、液止めされる。
図6−1は、完全に挿入部21を注出路111に挿入し、再封した図で、再封した状態を保持するためにキャップを回転させる工程を示す斜視図である。
密封リングを含む挿入部21を、注出路111に挿入したので、図4−1の開封前に比べ、挿入部の高さ分相当の高さが縮まった状態になる。
図6−2は、再封した状態を保持するために、咬合突起13をキャップの凹部221に咬合した状態を示す斜視図である。
キャップに設けられた腕部22の下側には、凹部221が互い違いに設けられているので、咬合突起13が回転によって凹部221に入り込み、挿入部21が注出路111から抜け出ることを防ぐことが出来る。
図7−1、図7−2、図7−3は、再封した状態を保持するために、咬合突起13をキャップ2の凹部221に咬合する工程を示す部分断面図で、咬合を確実にする為に凹部221の開放口下方に誘い込み部223とアンダーカット222を設けた例である。
キャップ2の凹部の開放口下方に一段下がって設けた誘い込み部223は、開放口2230を下方に伸ばして広げ、咬合突起13が凹部221に入りやすくしている。
さらに、咬合突起13を収納する収納部2210と誘い込み部223との境にアンダーカット222を設けた。
この為、下方に広がった誘い込み部223によって、凹部221が咬合突起13を捕捉しやすくなった。また、キャップ2を回転させることによって、捕捉した咬合突起13に対し、誘い込み部223の傾斜に合わせ、より、深くキャップ2挿入部21が注出路111に挿入される。
アンダーカット222は、咬合時に咬合突起13を収納する収納部2210と誘い込み部223の境に設けられ、咬合状態が確実に保持しやすくなっている。
この図7に示したキャップの凹部221に誘い込み部223とアンダーカット222を設けた口栓は、スライドにルーズコアを設けるだけで、良好な射出成形が可能になる。
本発明のキャップ一体型口栓を成形する成形樹脂は、内容物に対して耐環境ストレスクラック性のある材料である必要があるが、さらに、取り付けるフィルム製容器の最内層と強固に融着しやすいこと、連結部にピンホールが発生しないように、メルトフローが適度にある樹脂であることなどが求められる。
実際には、高圧法低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、アイソタクティックポリプロピレン樹脂、シンオクタチックポリプロピレン樹脂、ポリ1−ブテン樹脂、ポリ−メチル−1−ペンテン樹脂、エチレン−、プロピレン−、1−ブテン−、4−メチル−1−ペンテン等のα―オレフィン同士のランダム、あるいはブロック共重合体などの各種オレフィン樹脂、好適には
、各種ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いての射出成形や圧縮成形などにより成形される。
本発明のキャップ一体型口栓を取り付けるフィルム容器に使用する積層シートの構成は、最内面に融着可能な熱可塑性樹脂を用いていれば、フィルムだけではなく、紙や、蒸着したバリア性の高いフィルムを積層した中間層を有していても良く、材質は特に限定されない。
たとえば、外側から、紙/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリアミド/ポリエチレン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリアミド/アルミ箔/ポリエチレン、ポリエチレン/紙/ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/無水マレイン酸変性ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、などの構成が考えられる。
これらのフィルム容器の積層シートの製造は、通常、エクストルーダーラミネート機やドライラミネート機で製造できる。
本発明のフィルム容器用のキャップ一体型口栓は以上のようなもので、キャップの挿入部外周に設けた密封リングが、口栓本体における筒状体内面に接するので、確実に密封することが出来る。
また、スライドを単純な形状にすることができるので、金型の温度調整やしやすく、成形サイクルを小さくすることが出来る。そして、生産不良が発生し難く、かつ、金型の寿命も長い。この為、生産性も高く、安価にキャップ一体型口栓を得ることが出来る。さらに、口栓本体とキャップを同時に生産できるので、金型も少なくて済み、初期設備投資も低く抑えられるなどメリットが大きい。
1・・・・・・・・・・口栓本体
11・・・・・・・・・筒状体
111・・・・・・・・注出路
112・・・・・・・・注出路上端
12・・・・・・・・・フランジ
13・・・・・・・・・咬合突起
14・・・・・・・・・融着部
2・・・・・・・・・・キャップ
20・・・・・・・・・キャップ本体
21・・・・・・・・・挿入部
211・・・・・・・・密封リング
212・・・・・・・・挿入部外周下端
22・・・・・・・・・腕部
221・・・・・・・・凹部
2210・・・・・・・収納部
222・・・・・・・・アンダーカット
223・・・・・・・・誘い込み部
23・・・・・・・・・傾斜部
3・・・・・・・・・・連結部
4・・・・・・・・・・フィルム容器
41・・・・・・・・・表フィルム
42・・・・・・・・・裏フィルム

Claims (5)

  1. 容器口部に固定する口栓本体と、キャップとからなるキャップ一体型口栓において、
    口栓本体は、垂直に立った筒状体と、水平に張り出したフランジ部と、融着部とからなり、
    筒状体はフランジから一定の高さで筒状体外壁に設けた2つの咬合突起を有し、
    フランジは筒状体の下方にあって、外側に水平に張り出し、
    筒状体と、フランジと、融着部を通して、注出路が洞貫して設けられ、
    キャップは、注出路に挿入する挿入部と、
    挿入部下端より上側の挿入部外周に設けた密封リングと、
    咬合突起と咬合可能な凹部を有する2本の腕部と、
    挿入部上部にあって、挿入部と腕部とを支えるキャップ本体とからなり、
    キャップにおける挿入部外周下端と、口栓本体における注出路上端とを繋げる連結部によって一体化していることを特徴とするキャップ一体型口栓。
  2. 挿入部下端の先に傾斜部が設けられ、傾斜部は口栓本体の筒状体内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ一体型口栓。
  3. 口栓に設けた2つの咬合突起の位置と、咬合突起と咬合するキャップの凹部の位置が、180度開き、同一角度方向に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ一体型口栓。
  4. 密封リングは、挿入部外側に設けられ、筒状体内径よりも大きな外径を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキャップ一体型口栓。
  5. キャップに設けた咬合突起と咬合する凹部は、開放口下方に誘い込み部を設け、咬合突起を収納する収納部と誘い込み部との境にアンダーカットを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のキャップ一体型口栓。
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