JP2016169615A - エンジンのアイドリングストップ制御装置 - Google Patents

エンジンのアイドリングストップ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの自動停止を意図したタイミングで行わせることで、ドライバに疑念を抱かせることを回避できるエンジンのアイドリングストップ制御装置を提供する。【解決手段】ECUは、エンジンフードセンサの検出信号に基づきエンジンフードが開いていることが判定された場合に、エンジンの自動停止を禁止する。また、ECUは、車両の速度が所定以上となり、かつエンジンフードが開いていると判定した場合に、エンジンフードが半開状態にあると判定する。また、ECUは、エンジンフードが半開状態にあると判定された場合には(ステップS24で肯定判定された場合には)、エンジンフードが開いているとの判定結果に関係なくエンジンの自動停止を許容する(ステップS26)。【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンのアイドリングストップ制御装置に関するものである。
従来から、所定の自動停止条件が成立するとエンジンを自動停止させるとともに、その後、所定の再始動条件が成立するとエンジンを再始動させるアイドリングストップ制御装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、この種のアイドリングストップ制御装置として、エンジンフードの開閉を検出するエンジンフードセンサによりエンジンフードが開いていることが検出された場合に、エンジンの自動停止を禁止するようにした技術が知られている。これにより、例えばエンジンフードを開いてエンジンルーム内の作業(例えば点検作業)をしている最中にエンジンが意図せず再始動してしまう事態が生じるのを回避している。
特開2011−196339号公報
ところで、エンジンフードを開状態から閉めた場合に、エンジンフードの閉め方が不十分であると、エンジンフードが半開きのまま車両が走行することになる。その場合、エンジンフードセンサによりエンジンフードが開いていると検出されるため、一見したところエンジンフードが閉じているにもかかわらずエンジンの自動停止が行われないことになる。そうすると、ドライバにとってはなぜエンジンの自動停止が意図したタイミングで行われないのかわからないまま運転することになり、ドライバに疑念を抱かせるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、エンジンの自動停止を意図したタイミングで行わせることで、ドライバに疑念を抱かせることを回避できるエンジンのアイドリングストップ制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
本発明のエンジンのアイドリングストップ制御装置(15)は、車両の走行中に所定の自動停止条件が成立した場合にエンジン(10)を自動停止させ、その後所定の自動始動条件が成立した場合に前記エンジンを再始動させるものである。アイドリングストップ制御装置(15)は、エンジンフード(21)の開閉部に設けられたフードセンサ(19)の検出信号に基づいて、前記エンジンフードが開いているか否かを判定するフード開閉判定手段と、前記フード開閉判定手段により前記エンジンフードが開いていると判定された場合に、前記エンジンの自動停止を禁止する自動停止禁止手段と、前記車両の速度が所定以上となり、かつ前記フード開閉判定手段により前記エンジンフードが開いていると判定された場合に、前記エンジンフードが半開状態にあると判定する半開判定手段と、前記半開判定手段により前記エンジンフードが半開状態にあると判定された場合に、前記エンジンフードが開いているとの判定結果に関係なく前記エンジンの自動停止を許容する自動停止許容手段と、を備えることを特徴とする。
通常、車両の走行中にフード開閉検出手段によりエンジンフードが開いていると検出されている場合には、エンジンフードの閉め方が不十分でエンジンフードが半開状態になっていると考えられる。そこで上記の構成では、この点に着目し、車両の速度が所定以上となり、かつエンジンフードが開いていると検出された場合には、エンジンフードが半開状態にあると判定し、そしてそのように判定した場合にはエンジンフードが開いているにもかかわらずエンジンの自動停止を許容するようにしている。この場合、エンジンフードが半開状態であってもエンジンの自動停止を意図したタイミングで行わせることができるため、ドライバに疑念を抱かせることを回避することができる。
エンジンシステムの全体構成を示す図。 半開判定処理を示すフローチャート。 アイドリングストップ制御処理を示すフローチャート。 アイドリングストップ制御が行われる場合の作用を説明するタイムチャート。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。本実施形態はエンジンを搭載した車両を具現化しており、電子制御ユニット(以下、ECUという)を用い、エンジンのアイドリングストップ制御を実施する。図1は、本実施形態におけるエンジンシステムの全体構成を示す。
図1に示すように、エンジン10は、燃料噴射手段としてのインジェクタ11と、点火手段としての点火装置12(イグニションコイル、点火プラグ等)とを備える。また、エンジン10には、エンジン始動時において当該エンジン10に初期回転(クランキング回転)を付与する始動装置としてのスタータ13が設けられている。
ECU15は、周知のマイクロコンピュータを備えてなる電子制御ユニットである。ECU15は、本システムに設けられている各種センサの検出結果等に基づいて、インジェクタ11による燃料噴射量制御、点火装置12による点火制御などの各種エンジン制御や、スタータ13の駆動制御を実施する。
ECU15には、車速を検出する車速センサ16と、アクセルペダルの踏み込み操作量を検出するアクセルセンサ17と、ブレーキペダルの踏み込み操作量を検出するブレーキセンサ18と、エンジンフード21の開閉を検出するエンジンフードセンサ19とが接続されている。ECU15には、これら各種センサ16〜19から逐次検出結果が入力される。なお、エンジンフードセンサ19はエンジンフード21を開閉する開閉部に設けられ、フード開かフード閉かに応じて2値信号を出力する。
ECU15は、車速、アクセルペダルの踏み込み操作量、ブレーキペダルの踏み込み操作量等の情報に基づいて、エンジン10のアイドリングストップ制御を実施する。アイドリングストップ制御は、所定の自動停止条件が成立するとエンジン10を自動停止させるとともに、その後、所定の再始動条件が成立するとエンジン10を再始動させるものである。この場合、自動停止条件には、例えば、車速がエンジン自動停止速度域(例えば、車速≦10km/h)にありかつアクセル操作が解除されたことが含まれる。また、再始動条件としては、例えば、アクセル操作が開始されたことや、ブレーキ操作が解除されたことが含まれる。
なお、エンジン制御機能とアイドリングストップ制御機能とを別々のECUにて実施する構成にすることも可能である。
また、本実施形態では、エンジンフード21の開閉状態を自動停止条件に含んでおり、ECU15は、エンジンフードセンサ19によりエンジンフード21が開いていることが検出された場合には、上記の車速やアクセル開度等の自動停止条件が成立しても、エンジン10の自動停止を禁止するようにしている。これにより、エンジンフード21を開いてエンジンルーム内の作業(点検作業等)をしている最中にエンジン10が意図せず再始動してしまう事態が生じるのを回避している。
また、ECU15には、その他に、アイドリングストップ制御に関する操作を行うための操作ボタン22a,22bと、アイドリングストップ制御に関する報知を行うための報知部23とが接続されている。操作ボタン22a,22bは、例えば運転席の前面部に設けられている。操作ボタン22a,22bが押し操作されると、操作ボタン22a,22bから操作信号がECU15に対して出力される。報知部23は、車両に設けられたスピーカからなり、音声を出力することで報知を行う。報知部23は、ECU15から入力される報知信号に基づいて報知処理を行う。
ここで、エンジンフード21を開いた状態から閉める際に、エンジンフード21の閉め方が不十分であると、エンジンフード21が半開きのままで車両が走行することになる。その場合、エンジンフードセンサ19によりエンジンフード21が開いていると検出されるため、エンジン10の自動停止が行われないことになる。そうすると、ドライバにとってはなぜエンジン10の自動停止が意図したタイミングで行われないのかわからないまま運転することになり、ドライバに疑念を抱かせるおそれがある。
そこで本実施形態では、この点に鑑みて、車両の走行中にエンジンフードセンサ19によりエンジンフード21が開いていると検出された場合にはエンジンフード21が半開状態にあると判定し、その場合にはエンジンフードセンサ19によりエンジンフード21が開いていると検出されてもエンジン10の自動停止を許容する制御を行っている。
以下、ECU15により実行される制御処理の内容について詳しく説明する。制御処理としては、エンジンフード21が半開状態にあるか否かを判定する半開判定処理と、その半開判定処理の結果に基づき行われるアイドリングストップ制御処理とがある。これら各処理のうちまず、半開判定処理について図2に基づいて説明する。図2は半開判定処理を示すフローチャートである。半開判定処理は、ECU15により所定の周期で繰り返し実行される。
図2に示すように、まずステップS11では、半開フラグがONになっているか否かを判定する。半開フラグは、後述するステップS13,S14において、エンジンフード21が半開状態と判定された場合にONとされるものである。半開フラグがOFFになっている場合にはステップS12に進む。
ステップS12では、車速センサ16からの検出結果に基づいて、車両の速度が所定速度α(図4も参照)以上であるか否かを判定する。この場合、所定速度αは、車両が走行しているとみなすことができる速度に設定されており、例えば5km/hに設定されている。したがって、本ステップは、換言すると、車両が走行中であるか否かを判定する処理となっている。車両の速度が所定速度αを下回っていた場合には本処理を終了し、車両の速度が所定速度α以上である場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、エンジンフードセンサ19からの検出結果に基づいて、エンジンフード21が開いているか否かを判定する。エンジンフード21が閉まっていると判定された場合には本処理を終了する。エンジンフード21が開いていると判定された場合には、エンジンフード21が半開きのまま車両が走行しているとみなすことができるため、ステップS14に進んで、半開フラグをONにする。
なお、ステップS12〜S14の処理が「半開判定手段」に相当する。
ステップS15では、エンジン10の自動停止条件(ここでは、フード開閉以外の条件)が成立しているか否かを判定する。エンジン10の自動停止条件が成立している場合にはステップS16に進む。エンジン10の自動停止条件が成立していない場合には、自動停止条件が成立するまで繰り返し本ステップS15の判定を行う。
ステップS16では、自動停止禁止報知処理を実施する。この報知処理では、報知部23に対して報知信号を出力することで、エンジンフード21が半開状態のためエンジン10の自動停止が禁止される旨を報知部23に報知させる。これにより、ドライバはその旨を知ることができる。なお、この処理が「第1報知手段」に相当する。
また、上記報知処理では、さらに、操作ボタン22aを押し操作すれば、エンジンフード21が半開状態であってもエンジン10の自動停止を実施させることができる(許容することができる)旨を報知部23に報知させる。この場合、操作ボタン22aは、エンジンフード21の半開時にエンジン10の自動停止を許容させるべく操作される自動停止許容操作部となっている。
ステップS17では、上記ステップS16の報知処理に基づき、ドライバにより操作ボタン22aが操作されたか否かを判定する。操作ボタン22aが操作されていない場合には本処理を終了する。操作ボタン22aが操作された場合にはステップS18に進み、操作フラグをONにする。その後、本処理を終了する。
先のステップS11において半開フラグがONになっている場合、換言するとステップS16の自動停止禁止報知処理が既に行われている場合にはステップS19に進み、操作フラグがONになっているか否かを判定する。操作フラグがOFFになっている場合、すなわち操作ボタン22aが未だ操作されていない場合にはステップS17に進む。一方、操作フラグがONになっている場合、すなわち操作ボタン22aが既に操作されている場合には本処理を終了する。
続いて、アイドリングストップ制御処理について図3に基づいて説明する。図3はアイドリングストップ制御処理を示すフローチャートである。アイドリングストップ制御処理は、ECU15により所定の周期で繰り返し実行される。
図3に示すように、まずステップS21では、エンジン10が自動停止中であるか否かを判定する。エンジン10が自動停止中でない場合、つまりエンジン10が運転中である場合にはステップS22に進む。ステップS22では、エンジン10の自動停止条件(フード開閉以外の条件)が成立しているか否かを判定する。エンジン10の自動停止条件が成立していない場合にはそのまま本処理を終了する。一方、エンジン10の自動停止条件が成立している場合にはステップS23に進む。
ステップS23では、エンジンフードセンサ19からの検出信号に基づいてエンジンフード21が開いているか否かを判定する。エンジンフード21が閉まっている場合にはステップS26に進み、エンジン10を自動停止させる。エンジンフード21が開いている場合にはステップS24に進む。
ステップS24では、半開フラグがONになっているか否かを判定する。つまり、エンジンフード21が半開状態になっているか否かを判定する。エンジンフード21が半開状態にない場合、つまりエンジンフード21が全開状態である場合には、ステップS27に進み、エンジン10の自動停止を禁止する。これにより、エンジンフード21を開いて(全開にして)エンジンルーム内の作業をしている最中にエンジン10が意図せず再始動してしまう事態が生じるのを回避できる。一方、エンジンフード21が半開状態にある場合にはステップS25に進む。
ステップS25では、操作フラグがONになっているか否かを判定する。操作フラグがONになっている場合、つまり自動停止禁止報知処理(図2のステップS16)の後ドライバにより操作ボタン22aが操作されている場合にはステップS26に進み、エンジン10を自動停止させる。この場合、エンジンフード21が開いている(詳しくは半開状態である)にもかかわらずエンジン10の自動停止が許容される。なお、この処理が「自動停止許容手段」に相当する。
一方、操作フラグがONになっていない場合、つまりドライバにより操作ボタン22aが操作されていない場合にはステップS27に進み、エンジン10の自動停止を禁止する。ステップS26又はステップS27の処理の後、本処理を終了する。
先のステップS21においてエンジン10が自動停止中である場合にはステップS31に進む。ステップS31では、エンジン10の再始動条件が成立しているか否かを判定する。エンジン10の再始動条件が成立していない場合にはそのまま本処理を終了する。一方、エンジン10の再始動条件が成立している場合にはステップS32に進む。
ステップS32では、操作フラグがONになっているか否かを判定する。つまり、ドライバにより操作ボタン22aが操作されているか否かを判定する。この判定は、要するに、現在のエンジン10の自動停止状態が操作ボタン22aの操作に基づく(ステップS25における肯定判定に基づく)ものなのか否かを判定するものとなっており、より詳しくは、操作ボタン22aの操作に基づきエンジン10の自動停止が許容された結果によるものなのか否かを判定するものとなっている。
ステップS32において操作フラグがOFFとなっている場合、すなわち操作ボタン22aの操作に基づくことなくエンジン10が自動停止している場合には、エンジンフード21が閉じた状態で自動停止条件が成立した結果(すなわちステップS23にて肯定判定された結果)、エンジン10が自動停止している状態とみなすことができる。この場合、ステップS35に進み、エンジン10を再始動させる。
一方、操作フラグがONとなっている場合、すなわち操作ボタン22aの操作に基づきエンジン10が自動停止している場合には、エンジンフード21が半開状態であるにもかかわらずエンジン10の自動停止が許容された結果(ステップS25にて肯定判定された結果)エンジン10が自動停止している状態とみなすことができる。この場合、ステップS33に進み、再始動報知処理を実施する。この処理では、報知部23に対して報知信号を出力することで、エンジン10を再始動させる際には操作ボタン22bの押し操作をする必要がある旨を報知部23に報知させる。なお、この処理が「第2報知手段」に相当する。
ここで、本制御処理では、エンジンフード21の半開時にエンジン10の自動停止が許容されたことに伴いエンジン10が自動停止している場合には、エンジン10を再始動させるにあたり、再始動条件の成立だけでなく、操作ボタン22bの押し操作が求められている。そこで、上記の報知処理では、かかる操作を行うことを報知によりドライバに促すこととしている。なお、この場合、操作ボタン22bの操作が「通常の再始動操作とは異なる所定の再始動操作」に相当する。
続くステップS34では、上記ステップS33の報知処理に応じて、ドライバにより操作ボタン22bが操作されたか否かを判定する。操作ボタン22bが操作されていない場合にはステップS36に進み、エンジン10の再始動を禁止する。この場合、エンジン10の再始動条件が成立してもエンジン10の再始動が禁止されることになる。なお、かかる処理が「再始動禁止手段」に相当する。
上記のように、エンジンフード21の半開時にエンジン10の自動停止が許容された結果、エンジン10が自動停止している場合において、エンジン10の再始動を禁止するようにしたことで、例えばエンジンフード21が全開状態であるにもかかわらず半開状態と誤判定され、それによりエンジン10の自動停止が許容された場合に、エンジン10が再始動してしまうのを回避できる。これにより、エンジンフード21を開いてエンジンルーム内の作業をしている最中にエンジン10が意図せず再始動してしまう上述の事態を確実に回避できる。
一方、ステップS34にて操作ボタン22bが操作された場合にはステップS35に進み、エンジン10を再始動させる。これにより、エンジン10の自動停止が許容されたことに伴いエンジン10が自動停止している場合にも、操作ボタン22bを操作すればエンジン10を再始動させる(エンジン10の再始動を許容する)ことができる。なお、かかる処理が「再始動許容手段」に相当する。また、この場合、操作ボタン22bは、エンジン10の再始動を許容すべく操作される再始動許容操作部となっている。ステップS35又はステップS36の処理の後、本処理を終了する。
次に、上述したECU15による制御(詳しくは、半開判定処理(図2)及びアイドリングストップ制御処理(図3))が行われる場合の一連の作用について図4を参照しながら説明する。図4は、かかる作用を説明するためのタイムチャートである。なお、以下では、エンジンフード21を半開状態としたまま車両を走行させた場合を想定している。
図4に示すように、タイミングt1以前では、車両が停止状態にある。また、エンジンフード21が完全に閉まっていないため、エンジンフードセンサ19によりエンジンフード21が開いていると検出されている。
タイミングt1においてエンジン10が始動されかつドライバによりアクセル操作が行われると、車速が上昇し、車速が所定の速度αに達するタイミングt2において半開フラグがONとされる。
その後タイミングt3においてドライバによるアクセル操作が解除されると、時間の経過に伴い車速が減少する。車速が所定の速度βに達するタイミングt4においてエンジン10の自動停止条件が成立し、報知部23による自動停止禁止報知処理(図2のステップS16)が実施される。
その後タイミングt5において、上記報知処理に応じてドライバにより操作ボタン22aが操作されると、操作フラグがONとされる。これにより、エンジン10の自動停止が許容され、その結果エンジン10が自動停止する。
その後タイミングt6において、ドライバによりアクセル操作が行われ、再始動条件が成立すると、報知部23による再始動報知処理(図3のステップS33)が実施される。その後タイミングt7において、上記報知処理に応じてドライバにより操作ボタン22bが操作されると、エンジン10の再始動が許容され、その結果エンジン10が再始動する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
車両の速度が所定速度α以上となり、かつエンジンフード21が開いていると検出された場合にはエンジンフード21が半開状態にあると判定し、そしてそのように判定した場合にはエンジンフード21が開いているとの判定結果に関係なくエンジン10の自動停止を許容するようにした。この場合、エンジンフード21が半開状態であってもエンジン10の自動停止を意図したタイミングで行わせることができるため、ドライバに疑念を抱かせることを回避することができる。
エンジンフード21が半開状態にあると判定された場合に、ドライバに対してエンジンフード21が半開状態のためエンジン10の自動停止が禁止される旨を報知部23により報知するようにし、その報知に応じてドライバにより操作ボタン22aの操作が行われた場合にエンジン10の自動停止を許容するようにした。この場合、エンジンフード21が半開状態にあることをドライバに知らせた上でエンジン10の自動停止を許容させることが可能となる。したがって、例えばドライバはエンジンフード21を閉め直してエンジン10の自動停止が通常通り行われるようにする対応をとることも可能となる。
また、報知部23による上記の報知(ステップS16の自動停止禁止報知処理)を、エンジン10の自動停止条件が成立した場合に、つまり通常であればエンジン10が自動停止するタイミングで行うようにしたため、ドライバに対して最適のタイミングで報知することが可能となる。
ところで、エンジンフード21が全開状態であるにもかかわらず半開状態であると誤判定された場合には、エンジンフード21が全開状態であるにもかかわらずエンジン10の自動停止が許容される事態が生じうる。その場合、エンジンフード21を開いて(全開にして)エンジンルーム内の作業をしている最中にエンジン10が意図せず再始動してしまう上述の事態がやはり発生する可能性がある。また、エンジンフード21の半開判定が正しく行われた後、ドライバによる操作ボタン22aの操作に基づきエンジン10の自動停止が実施(許容)された場合にも、その後エンジンフード21を全開にすれば上記同様の事態が発生する可能性がある。そこで、上記の実施形態では、これらの点に鑑み、エンジンフード21が半開状態であるにもかかわらずエンジン10の自動停止が許容された結果、エンジン10が自動停止している場合には、エンジン10の再始動条件が成立してもエンジン10の再始動を禁止するようにしている。これにより、上述の事態が生じるのを確実に回避することができる。
エンジンフード21が半開状態であるにもかかわらずエンジン10の自動停止が許容された結果、エンジン10が自動停止している場合には、エンジン10の再始動条件が成立すると、ドライバに通常の再始動操作とは異なる再始動操作(具体的には操作ボタン22bの操作)を促す報知を報知部23により行うようにした。そして、その報知に応じてドライバにより操作ボタン22bの操作が行われた場合に、エンジン10の再始動を許容するようにした。この場合、通常の再始動操作とは異なる操作を行うことでエンジン10を再始動させることができるため、エンジン10を再始動させるにあたって、ドライバが車両から降りてエンジンフード21を閉め直すといった面倒な作業をしなくても済む。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)図3において、ステップS32で操作フラグがOFFとされている場合にはエンジン10を再始動させ(ステップS35)、操作フラグがONとされている場合(換言すると、エンジン10の自動停止が許容されたことに伴いエンジン10が自動停止している場合)にはエンジン10の再始動を禁止してもよい(ステップS36)。なお、このような処理とした場合、操作フラグがONとされている場合には無条件にエンジン10の再始動が禁止されるため、エンジン10を再始動させるにあたっては、キー始動(プッシュスタート)を実施する必要がある。
また、図3において、ステップS31で再始動条件が成立している場合にはエンジン10を再始動させ(ステップS35)、再始動条件が成立していない場合にはそのまま本処理を終了させるようにしてもよい。この場合、操作フラグがONとされているかOFFとされているかにかかわらず、再始動条件が成立すれば、エンジン10が再始動することとなる。
(2)上記実施形態では、エンジン10の自動停止条件が成立した場合に自動停止禁止報知処理(ステップS16)を実施したが、自動停止禁止報知処理は必ずしもかかるタイミングで行う必要はない。例えば、ステップS16の処理を削除して、半開フラグをONにした場合に(タイミングで)かかる報知処理を実施するようにしてもよい。
また、自動停止禁止報知処理を実施しない構成としてもよい。その場合、かかる報知処理に応じて操作される操作ボタン22aを不要とできるため、その分構成の簡素化が図れる。なお、かかる場合には、エンジンフード21が半開状態と判定された場合に、一律にエンジン10の自動停止を許容するようにすればよい。
(3)上記実施形態では、報知部23をスピーカ(音声出力部)により構成したが、これに代えて、報知部23をディスプレイ等の表示部により構成してもよい。その場合、表示部に報知内容を文字等で表示させて報知することになる。
10…エンジン、15…ECU、19…エンジンフードセンサ、21…エンジンフード、23…報知部。

Claims (5)

  1. 車両の走行中に所定の自動停止条件が成立した場合にエンジン(10)を自動停止させ、その後所定の再始動条件が成立した場合に前記エンジンを再始動させるエンジンのアイドリングストップ制御装置(15)において、
    エンジンフード(21)の開閉部に設けられたフードセンサ(19)の検出信号に基づいて、前記エンジンフードが開いているか否かを判定するフード開閉判定手段と、
    前記フード開閉判定手段により前記エンジンフードが開いていると判定された場合に、前記エンジンの自動停止を禁止する自動停止禁止手段と、
    前記車両の速度が所定以上となり、かつ前記フード開閉判定手段により前記エンジンフードが開いていると判定された場合に、前記エンジンフードが半開状態にあると判定する半開判定手段と、
    前記半開判定手段により前記エンジンフードが半開状態にあると判定された場合に、前記エンジンフードが開いているとの判定結果に関係なく前記エンジンの自動停止を許容する自動停止許容手段と、
    を備えることを特徴とするエンジンのアイドリングストップ制御装置。
  2. 前記半開判定手段により前記エンジンフードが半開状態にあると判定された場合に、ドライバに対して当該エンジンフードが開放状態のため前記エンジンの自動停止が禁止される旨報知する第1報知手段を備え、
    前記自動停止許容手段は、前記第1報知手段による前記報知に応じて前記ドライバにより所定の操作が行われた場合に前記エンジンの自動停止を許容することを特徴とする請求項1に記載のエンジンのアイドリングストップ制御装置。
  3. 前記第1報知手段は、前記自動停止条件が成立した場合に前記報知の処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のエンジンのアイドリングストップ制御装置。
  4. 前記自動停止許容手段により前記エンジンの自動停止が許容されたことに伴い当該エンジンが自動停止している場合に、前記再始動条件が成立しても前記エンジンの再始動を禁止する再始動禁止手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンのアイドリングストップ制御装置。
  5. 前記自動停止許容手段により前記エンジンの自動停止が許容されたことに伴い当該エンジンが自動停止している場合に、前記再始動条件が成立すると、ドライバに通常の再始動操作とは異なる所定の再始動操作を促す報知を行う第2報知手段と、
    前記第2報知手段による前記報知に応じて前記ドライバにより前記所定の再始動操作が行われた場合に、前記エンジンの再始動を許容する再始動許容手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のエンジンのアイドリングストップ制御装置。
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Citations (6)

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