JP2010174711A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイドルストップ後のエンジンの再始時に、車両が運転者の意に反して発進することを抑制する。
【解決手段】 ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ検出手段54と、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止している状態で所定の自動停止条件が成立したときにエンジン12を自動停止するエンジン自動停止制御手段10とを備えた自動変速機16搭載車両におけるエンジンの制御装置であって、エンジン12が自動停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジン12を再始動する再始動制御手段10を有し、前記再始動条件が、パラメータ値検出手段54が検出するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率Pcが所定変化率γより大きくなることとされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンを制御する装置、特に車両の停止中にエンジンを自動的に停止させる装置に関し、エンジンの制御技術の分野に属する。
従来より、車両停止中に所定の自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させて燃料の消費を低減させる、いわゆるアイドルストップの技術が知られている。例えば、特許文献1に記載されたエンジンの制御装置では、ブレーキ圧が車両を停止させる範囲内にあって、かつ車速がゼロになってからt秒後に該ブレーキ圧が所定圧を超えているとき、自動停止条件が成立したとしてエンジンを自動停止するように構成されている。
また、車両停止中にエンジンを自動停止する場合、通常、その自動停止したエンジンを再始動する制御が実行される。例えば、特許文献1に記載のエンジンの制御装置の場合、ブレーキ操作に用いない方の左足で踏む再始動スイッチが設けられ、該再始動スイッチが踏まれると自動停止したエンジンを再始動するように構成されている。
特開2000−2129号公報
ところで、前記特許文献1に記載されたエンジンの制御装置の再始動スイッチのように、自動停止したエンジンを所定の再始動手段の操作により再始動する場合、運転者がその操作に気をとられ、無意識にブレーキペダルの踏込みが弱くなり、制動力が減少することがある。この場合、車両がマニュアル車であれば問題はないが、オートマチック車、すなわち自動変速機を搭載した車両では、エンジンの再始動後にクリープ現象により車両が意に反して発進する可能性がある。
そこで、本発明は、車両停止中に自動停止条件が成立するとエンジンを自動停止し、その後自動停止したエンジンを再始動する自動変速機を搭載した車両において、エンジンを再始動させる操作時にブレーキペダルの踏込み量が弱くなることにより起こりうる、運転者の意に反した車両の発進を抑制することを課題とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ検出手段と、前記ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止している状態で所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止するエンジン自動停止制御手段とを備えた自動変速機搭載車両におけるエンジンの制御装置であって、
前記エンジンが自動停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動する再始動制御手段を有し、
前記再始動条件が、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が所定変化率より大きくなることとされていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
前記自動停止条件が、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が第2の所定変化率より大きくなることとされていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のエンジンの制御装置において、
第2の自動停止条件として、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値が所定値より大きくなったときに成立する条件が設定され、
自動停止の条件として、前記自動停止条件または前記第2の自動停止条件のいずれか一方を選択するための自動停止条件選択手段を有することを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置において、
第2の再始動条件として、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値が第2の所定値より小さくなったときに成立する条件が設定され、
再始動の条件として、前記再始動条件または前記第2の再始動条件のいずれか一方を選択するための再始動条件設定手段を有することを特徴とする。
加えて、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置において、
前記パラメータ値検出手段は、パラメータ値してブレーキ油圧を検出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止しているときに所定の自動停止条件が成立して自動停止したエンジンは、ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が所定変化率より大きくなると再始動される。言い換えると、車両を停止させる制動力を超えて該制動力が急激に大きくなるとエンジンが再始動される。これにより、自動変速機を搭載した車両において、エンジンの再始動後の運転者の意に反した車両の発進を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止しているときに、ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が第2の所定変化率より大きくなると自動停止条件が成立し、エンジンが自動停止される。これにより、ブレーキペダルの踏込みの程度、すなわち運転者の意思でエンジンを自動停止させるタイミングや自動停止(アイドルストップ)の不実行を決めることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値が所定値より大きくなると成立する第2の自動停止条件が設定され、自動停止の条件として、前記自動停止条件または第2の自動停止条件のいずれか一方を選択するための自動停止条件選択手段が設けられる。これにより、エンジンの自動停止の条件を運転者の好みに応じて設定できる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値が第2の所定値より小さくなると成立する第2の再始動条件が設定され、再始動の条件として、前記再始動条件または第2の再始動条件のいずれか一方を選択するための再始動条件選択手段が設けられる。これにより、自動停止したエンジンの再始動の条件を運転者の好みに応じて設定できる。
加えて、請求項5に記載の発明によれば、前記パラメータ値検出手段が、パラメータ値としてブレーキペダルの踏込み量と関連するブレーキ油圧を検出する。これにより、運転者のブレーキペダルの踏込み操作を、高い応答性で正確に検出することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置の概略的な構成図である。 3つのモードそれぞれのエンジンの制御内容を説明するためのタイムチャートを示す図である。 モード1に関連する制御のフローを示す図である。 モード2に関連する制御のフローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る、エンジンの制御装置の構成を簡略的に示している。
図1に示す制御装置10は、エンジン12、エンジン12を始動する始動モータ(スタータ)14、及び自動変速機16を制御する装置であって、アイドルストップに関する制御を、車速センサ50、アクセル開度センサ52、ブレーキペダル踏込み量センサ54、およびモードスイッチ56からの信号に基づいて実行するように構成されている。
制御装置10は、エンジン12の燃料噴射ノズルや点火プラグを制御することにより、エンジン12の出力を制御するように構成されている。
また、制御装置10は、エンジン12の出力軸に連結された始動モータ14を制御して停止状態のエンジン12をクランキングすることにより、該エンジン12を始動するように構成されている。
さらに、制御装置10は、アクセルペダルの踏込み量と車速、すなわちアクセル開度を検出するアクセル開度センサ52からの信号と、車速センサ50からの信号とに基づいて、自動変速機16を制御するように構成されている。
ブレーキペダル踏込み量センサ54は、ブレーキペダルの踏込み量を検出するセンサであって、例えば、ブレーキペダルの踏込み量と関連するブレーキ油圧を検出するセンサで構成される。ブレーキ油圧を検出する場合、運転者のブレーキペダルの踏込み操作を、高い応答性で正確に検出することができる。
モードスイッチ56は、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止しているときに、具体的には、ブレーキペダル踏込みセンサ54が検出する踏込み量が車両を停止させる範囲内にあって、また車速センサ50が検出する車速がゼロであって、かつアクセル開度センサ52が検出するアクセル開度量がゼロ(スロットルバルブが全閉状態)であるときに、エンジン12を自動停止させるか否か、すなわちアイドルストップを実行するか否かを乗員に選択させるためのスイッチであって、運転席の前方に設けられている。
モードスイッチ56によって選択できるモードは3種類あって、車両の停止中にアイドルストップを実行しないモード0(ゼロ)と、異なる条件でアイドルストップを実行するモード1、モード2とがある。制御装置10は、このモード毎に、エンジン12に対して異なるアイドルストップに関する制御を実行する。
モード0(ゼロ)において、制御装置10は、図2(A)のタイムチャートに示すように、ブレーキペダルの踏込みによる車両の停止中、アイドルストップ(エンジン12の自動停止)を一切実行しない。
モード1において、制御装置10は、図2(B)に示すように、ブレーキペダルの踏込みによる車両の停止中、ブレーキペダル踏込み量センサ54が検出する踏込み量Pがαより大きくなると(請求の範囲に記載の「第2の自動停止条件」に対応。)、自動停止の条件が成立したとしてエンジン12の自動停止を実行し、アイドルストップを開始する。
また、モード1において、制御装置10は、自動停止したエンジン12を、ブレーキペダル踏込み量センサ54が検出する踏込み量Pがβ(<α)より小さくなると(請求の範囲に記載の「第2の再始動条件」に対応。)、再始動の条件が成立したとして、始動モータ14を制御して再始動し、アイドルストップを終了する。
モード2において、制御装置10は、図2(C)に示すように、ブレーキペダルの踏込みによる車両の停止中、ブレーキペダル踏込み量センサ54が検出する踏込み量の変化率Pcが、ブレーキペダル踏込み側で所定変化率γより大きくなると(請求の範囲に記載の「自動停止条件」に対応。)、すなわち勢いよく大きくブレーキペダルが踏込まれると、自動停止の条件が成立したとして、エンジン12の自動停止を実行し、アイドルストップを開始する。厳密には、ブレーキペダル踏込み量センサ54が検出する踏込み量Pが一度αより大きくなってβより小さくなるまでの間(後述する停止準備フラグFがある間)、言い換えるとモード1ならばアイドルストップが継続される条件が成立している間に、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなると、エンジン12を自動停止する。
また、モード2において、制御装置10は、自動停止したエンジン12を、ブレーキペダル踏込み量センサ54が検出する踏込み量の変化率Pcが、ブレーキペダル踏込み側で所定変化率γより大きくなると(請求の範囲に記載の「再始動条件」に対応。)、再始動の条件が成立したとして、始動モータ14を制御して再始動し、アイドルストップを終了する。
なお、モード2において、エンジン12を自動停止する、または自動停止したエンジン12を再始動する条件(トリガー)である所定変化率は、γで同一であるが、異なった値であってもよい。
ここからは、これまで説明した制御装置10が実行するエンジン12の自動停止・再始動の制御の流れをフローを参照しながら説明する。図3に示すフローはモード1用、図4に示すフローはモード2用である。なお、この2つのフローに示す制御は、イグニッションスイッチがON状態であるときに実行される制御である。
まず、図3に示すモード1用のフローを参照しつつ、モード1における制御の流れを説明する。
まず、図3に示すフローの制御を、ステップS100において、モードスイッチ56がモード1に選択されていることが確認されて、制御装置10は開始する。
ステップS100でモード1であることを確認すると、ステップS110において、制御装置10は、車速センサ50、アクセル開度センサ52、およびブレーキ踏込み量センサ54からの信号に基づいて、車速V、アクセル開度A、およびブレーキペダルの踏込み量Pを取得する。
ステップS120において、制御装置10は、エンジン12が作動中か否かを判定する。エンジン12が作動中である場合はステップS130に進み、そうでない場合はステップS200に進む。
ステップS130において、制御装置10は、ステップS110で取得したアクセル開度Aがゼロであるか否か、すなわちスロットルバルブが全閉状態か否かを判定する。アクセル開度Aがゼロである場合はステップS140に進み、そうでない場合はステップS170に進む。
ステップS140において、制御装置10は、ステップS110で取得した車速Vがゼロであるか否か、すなわち車両が停止しているか否かを判定する。車速Vがゼロである場合はステップS150に進み、そうでない場合はステップS170に進む。
ステップS150において、制御装置10は、ステップS110で取得したブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きいか否かを判定する。踏込み量がαより大きい場合はステップS160に進み、そうでない場合はステップS170に進む。
ステップS160において、制御装置10は、アクセル開度Aがゼロであること、車速Vがゼロであること、および踏込み量Pがαより大きいことの3つの要件全てが満たされたので、すなわちエンジン12の自動停止の条件が成立したので、エンジン12を自動停止する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
一方、ステップS170において、制御装置10は、アクセル開度Aがゼロであること、車速Vがゼロであること、踏込み量Pがαより大きいことの3つの要件のうち少なくとも1つが満たされていないとして、すなわち自動停止の条件が成立していないとして、エンジン12の作動を継続する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
ステップS120でエンジン12が作動中でない、すなわちエンジン12は停止していると判定すると、ステップS200において、制御装置10は、ステップS110で取得した踏込み量Pがβより小さいか否か、すなわち再始動条件が成立しているか否かを判定する。踏込み量Pがβより小さい場合はステップS210に進み、そうでない場合はステップS220に進む。
ステップS210において、制御装置10は、踏込み量Pがβより小さいことという要件を満たしたので、すなわちエンジン12の再始動の条件が成立したので、エンジン12を再始動する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
一方、ステップS220において、制御装置10は、踏込み量Pがβより小さいという要件が満たされていないとして、すなわち再始動の条件が成立していないとして、エンジン12の停止を継続する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
次に、図4に示すモード2用のフローを参照しつつ、モード2における制御の流れを説明する。
まず、図4に示すフローの制御を、ステップS300において、モードスイッチ56がモード2に選択されていることが確認されて、制御装置10は開始する。
ステップS300でモード2であることを確認すると、ステップS310において、制御装置10は、車速センサ50、アクセル開度センサ52、およびブレーキ踏込み量センサ54からの信号に基づいて、車速V、アクセル開度A、およびブレーキペダルの踏込み量Pを取得する。
ステップS320において、制御装置10は、ステップS310で取得した踏込み量Pに基づいて、踏込み量の変化率Pcを算出する。
ステップS330において、制御装置10は、エンジン12が作動中か否かを判定する。エンジン12が作動中である場合はステップS340に進み、そうでない場合はステップS500に進む。
ステップS340において、制御装置10は、ステップS310で取得したアクセル開度Aがゼロであるか否か、すなわちスロットルバルブが全閉状態か否かを判定する。アクセル開度Aがゼロである場合はステップS350に進み、そうでない場合はステップS400に進む。
ステップS350において、制御装置10は、ステップS310で取得した車速Vがゼロであるか否か、すなわち車両が停止しているか否かを判定する。車速Vがゼロである場合はステップS360に進み、そうでない場合はステップS400に進む。
ステップS360において、制御装置10は、ステップS310で取得したブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きいか否かを判定する。踏込み量がαより大きい場合はステップS370に進み、そうでない場合はステップS380に進む。
ステップS370において、制御装置10は、アクセル開度Aがゼロであること、車速Vがゼロであること、および踏込み量Pがαより大きいことの3つの要件全てが満たされたので、停止準備フラグFを1とする(停止準備フラグFありとする)。
一方、ステップS360で踏込み量Pはαより大きくはないと判定した場合、ステップS380において、停止準備フラグFが1か否か(フラグありか否か)を判定する。停止準備フラグFが1の場合はステップS390に進み、そうでない場合、すなわち停止準備フラグFがゼロ(フラグなし)の場合はステップS400に進む。
ステップS390において、制御装置10は、ステップS310で取得した踏込み量Pがβより小さいか否かを判定する。踏込み量Pがβより小さい場合はステップS400に進み、そうでない場合はステップS410に進む。
ステップS400において、制御装置10は、停止準備フラグFをゼロとする(フラグなしとする。)。
ステップS410において、制御装置10は、ステップS320で算出した踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きいか否かを判定する。変化率Pcが所定変化率γより大きい場合はステップS420に進み、そうでない場合はステップS430に進む。
ステップS420において、制御装置10は、停止準備フラグFが1で(フラグあり)あって、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きいので、すなわち自動停止の条件が成立したので、エンジン12を自動停止する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
一方、ステップS430において、制御装置10は、停止準備フラグFがゼロ(フラグなし)、または踏込み量の変化率Pc所定変化率γより小さいので、すなわち自動停止の条件が成立していないとして、エンジン12の作動を継続する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
ステップS330でエンジン12が作動中でない、すなわちエンジン12は停止していると判定すると、ステップS500において、制御装置10は、ステップS320で算出した踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きいか否か、すなわち再始動条件が成立しているか否かを判定する。踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きい場合はステップS510に進み、そうでない場合はステップS520に進む。
ステップS510において、制御装置10は、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きいという要件を満たしたので、すなわちエンジン12の再始動の条件が成立したので、エンジン12を再始動する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
一方、ステップS520において、制御装置10は、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きいという要件が満たされていないとして、すなわち再始動の条件が成立していないとして、エンジン12の停止を継続する。そして、リターンに進み、スタートに戻る。
なお、運転者のモードスイッチ56の選択操作により、モード1またはモード2に関する制御中に、モードが変更される場合がある。この場合、制御装置10は、選択前のモードに関する制御を中断して、選択後のモードに関する制御を開始する。また、選択後のモードがモード0(ゼロ)であって、選択前のモードに関する制御によってエンジン12が停止中である場合、制御装置10は、モードスイッチ56がモード0(ゼロ)に選択されると同時に、エンジン12を再始動する。
本実施形態によれば、モードスイッチ56を介して選択されているモードがモード2の場合、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止しているときに自動停止条件が成立して自動停止したエンジン12は、図2(C)に示すように、ブレーキペダルの踏込み量のブレーキペダル踏込み側の変化率Pcが所定変化率γより大きくなると再始動される。言い換えると、車両を停止させる制動力を超えて該制動力が急激に大きくなるとエンジン12が再始動される。これにより、自動変速機16を搭載した車両において、エンジン12の再始動後の運転者の意に反した車両の発進を抑制することができる。
また、モードスイッチ56を介して選択されているモードがモード2の場合、ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止しているときに、ブレーキペダルの踏込み量のブレーキペダル踏込み側の変化率Pcが所定変化率γより大きくなると、エンジン12が自動停止される。これにより、ブレーキペダルの踏込みの程度、すなわち運転者の意思でエンジン12を自動停止させるタイミングや自動停止(アイドルストップ)の不実行を決めることができる。
さらに、ブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きくなるとエンジン12を自動停止し、その後踏込み量Pがβより小さくなるとエンジン12を再始動するモード1とモード2とがモードスイッチ56を介して選択可能なので、エンジン12の自動停止・再始動条件を運転者の好みに応じて選択できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
上述の実施形態の場合、アイドルストップを実行するモードは、ブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きくなるとエンジン12を自動停止し、その後踏込み量Pがβより小さくなるとエンジン12を再始動するモード1と、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなるとエンジン12を自動停止し、その後再び踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなるとエンジン12を再始動するモード2の2種類であるが、これ以外のモードを設定してもよい。
例えば、ブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きくなるとエンジン12を自動停止し、その後踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなるとエンジン12を再始動するモード3や、踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなるとエンジン12を自動停止し、その後踏込み量Pがβより小さくなるとエンジン12を再始動するモード4を設けてもよい。
また、モードスイッチ56に代わって、エンジン12の自動停止の条件を、ブレーキペダルの踏込み量Pがαより大きくなることまたは踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなることのいずれか一方に運転者に選択させるための自動停止条件選択スイッチと、エンジン12の再始動の条件を、踏込み量Pがβより小さくなることと踏込み量の変化率Pcが所定変化率γより大きくなることのいずれか一方に運転者に選択させるための再始動条件選択スイッチを設けてもよい。
以上のように、本発明は、車両停止中に自動停止条件が成立するとエンジンを自動停止し、その後自動停止したエンジンを再始動する自動変速機を搭載した車両において、エンジンを再始動させる操作時にブレーキペダルの踏込み量が弱くなることにより起こりうる運転者の意に反した車両の発進を抑制することができる。したがって、自動変速機を搭載し、かつアイドルストップを実行する車両の分野において好適に利用される可能性がある。
10 制御装置
12 エンジン
16 自動変速機
54 パラメータ値検出手段(ブレーキペダル踏込み量センサ)
Pc 踏込み量変化率
γ 所定変化率

Claims (5)

  1. ブレーキペダルの踏込み量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ検出手段と、前記ブレーキペダルの踏込みによって車両が停止している状態で所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止するエンジン自動停止制御手段とを備えた自動変速機搭載車両におけるエンジンの制御装置であって、
    前記エンジンが自動停止した後に所定の再始動条件が成立したときに該エンジンを再始動する再始動制御手段を有し、
    前記再始動条件が、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が所定変化率より大きくなることとされていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
    前記自動停止条件が、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値のブレーキペダル踏込み側の変化率が第2の所定変化率より大きくなることとされていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項2に記載のエンジンの制御装置において、
    第2の自動停止条件として、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値が所定値より大きくなったときに成立する条件が設定され、
    自動停止の条件として、前記自動停止条件または前記第2の自動停止条件のいずれか一方を選択するための自動停止条件選択手段を有することを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置において、
    第2の再始動条件として、前記パラメータ値検出手段が検出するパラメータ値が第2の所定値より小さくなったときに成立する条件が設定され、
    再始動の条件として、前記再始動条件または前記第2の再始動条件のいずれか一方を選択するための再始動条件設定手段を有することを特徴とするエンジンの制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のエンジンの制御装置において、
    前記パラメータ値検出手段は、パラメータ値してブレーキ油圧を検出することを特徴とするエンジンの制御装置。
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