JP2016165815A - 成形加工に用いる金属積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形加工前の形態保持性と成形加工時の対形追従性に優れ、しかも加工温度の制約を受けない金属積層体の提供。
【解決手段】結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとを含有する熱可塑性樹脂層Cと金属層Dとを有する金属積層体であって、前記結晶性熱可塑性樹脂Aはシンジオタクチックポリスチレンであり、前記非晶性熱可塑性樹脂Bはそのガラス転移温度(TgB)が、前記結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度(TgA)よりも10℃以上高く、かつ前記結晶性熱可塑性樹脂Aの融点(TmA)よりも10℃以上低く、そして成形加工に用いられることを特徴とする金属積層体。
【選択図】なし

Description

本発明は、成形加工に用いる金属積層体、特に高温での製缶加工や成形貼り合せ加工に用いるのに適した金属積層体に関する。
例えば、製缶加工では金属の腐食などを抑えるために金属を樹脂で被覆した金属積層体が用いられる。また、近年のめっきなどの塗装代替として、樹脂層に金属層を予め蒸着などによって形成した金属積層体を、樹脂層と成形体と貼り合せて用いられる。
例えば、特許文献1では、(製缶の先行技術)ワックスを添加したフィルムを用いて金属缶の内容物の取出しを容易にする金属貼り合わせ成形加工缶が提案されている(特許文献1)。
ところで、一般的に、これらの工程では金属を成形加工するため高温でかつ圧縮など応力が負荷された状態で行われる。そのため、樹脂層には成形加工が始まるまではその形態を高く保持できることが求められ、他方一旦成形加工が始まると生産性や成形後の製品の品位の点から高度の追従性が求められる。
成形加工が始まるまでの形態を高く保持するには、樹脂の組成を変更してガラス転移温度や融点などを高くしたり、樹脂層を高度に配向させる方法があるが、それらの方法では逆に成形加工が始まってからの追従性が損なわれてしまう。一方、成形加工への追従性を高めるには、樹脂を共重合樹脂にすることなどが挙げられるが、ガラス転移温度や融点などが低下してしまう。したがって、成形加工前の形態保持性と成形加工時の対形追従性とは二律背反の関係と言える。
特開2006−130676号公報
本発明は、成形加工前の形態保持性と成形加工時の対形追従性に優れ、しかも加工温度の制約を受けない金属積層体を提供するものである。
本発明者らは上記課題を解決しようと鋭意研究したところ、結晶性熱可塑性樹脂Aとガラス転移温度が特定の温度範囲にある非晶性熱可塑性樹脂Bとの熱可塑性樹脂層を金属層と積層することで達成できることを見出し、本発明に到達した。
かくして本発明によれば、以下の1)〜10)のいずれかに記載の金属積層体が提供される。
1)結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとを含有する熱可塑性樹脂層Cと金属層Dとを有する金属積層体であって、
前記結晶性熱可塑性樹脂Aはシンジオタクチックポリスチレンであり、
前記非晶性熱可塑性樹脂Bはそのガラス転移温度(TgB)が、前記結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度(TgA)よりも10℃以上高く、かつ前記結晶性熱可塑性樹脂Aの融点(TmA)よりも10℃以上低く、そして
成形加工に用いられることを特徴とする金属積層体。
2)周波数1Hzで測定した熱可塑性樹脂層Cの弾性率が、以下の式(1)と(2)の関係を満足する上記(1)記載の金属積層体。
0.4 ≦ Y2/Y1 ≦ 1.0 (1)
0.001≦ Y3/Y2 ≦ 0.14 (2)
(上記式(1)および(2)中の、Y1は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃低い温度における弾性率、Y2は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃高い温度における弾性率、Y3は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃高い温度から結晶性熱可塑性樹脂Aの融点よりも110℃低い温度における最も低い弾性率の値である。)
3)結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの重量比が、50:50〜97:3の範囲である上記1)記載の金属積層体。
4)結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの溶解性パラメーターの差の絶対値が、0〜7(MJ/m0.5の範囲である上記1)記載の金属積層体。
5)非晶性熱可塑性樹脂がポリフェニレンエーテル、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリカーボネートからなる群より選ばれる少なくとも一種である上記1)記載の金属積層体。
6)離形層の結晶融解エンタルピーが10J/g以上である上記1)記載の金属積層体。
7)離形層が延伸により少なくとも一方向に配向されている上記1)記載の金属積層体。
8)非晶性熱可塑性樹脂Bがポリフェニレンエーテルである上記1)記載の金属積層体。
9)金属層がブリキ、ティンフリースチール、ティンニッケルスチール、アルミニウムの板であり、成形加工が製缶加工である上記1)〜8)のいずれかに記載の金属積層体。
10)金属層がブリキ、ティンフリースチール、ティンニッケルスチール、アルミニウムの板であり、成形加工が成形体への成形貼り合せ加工である上記1)〜8)のいずれかに記載の金属積層体。
本発明によれば、結晶性熱可塑性樹脂であるシンジオタクチックポリスチレンに、それよりもガラス転移温度の高い非晶性熱可塑性樹脂を存在させることで、加工温度を高温化させても弾性率をより高い温度まで維持することができ、しかも実際に加工する温度での弾性率は非晶性熱可塑性樹脂を含有しないものに比べてより低くできることから、対形追従性も向上させることができる。しかも、結晶性熱可塑性樹脂と非晶性熱可塑性樹脂の組合せや割合により、弾性率を維持すべき温度と弾性率を低くしたい温度とを調整できることから、加工温度の設計を自由に行うこともできる。
本発明の金属積層体は、結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとを含有する熱可塑性樹脂層Cと金属層Dとを有する。以下、本発明を詳述する。
なお、説明の便宜上、結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度をTgA、結晶性熱可塑性樹脂Aの融点をTmA、非晶性熱可塑性樹脂Bのガラス転移温度をTgBと称する。
<結晶性熱可塑性樹脂A>
本発明における結晶性熱可塑性樹脂Aは、シンジオタクチックポリスチレンであり、ホモポリマーに限られず、TmAが確認できる範囲であれば、共重合されたものであっても良い。
本発明における結晶性熱可塑性樹脂Aは、高温での加工性を確保するため、TmAが200℃以上、さらに230℃以上、特に250℃以上であることが好ましい。TmAの上限は特に制限されないが、製膜の容易さから、360℃以下、さらに310℃以下が好ましい。
本発明における結晶性熱可塑性樹脂Aとしては、シンジオタクチックポリスチレンであり、ホモポリマーに限られず、TmAが確認でき、TmAが前記下限以上となる範囲であれば、共重合されたものであっても良い。
また、内容物の取出し性の観点からも、シンジオタクチックポリスチレンは好ましい。
本発明におけるシンジオタクチックポリスチレンとしては、同位体炭素による核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量されるラセミダイアッド(r)で75%以上、好ましくは85%以上、あるいはラセミペンタッド(rrrr)で30%以上、好ましくは50%以上のシンジオタクティシティーを有するポリスチレン、ポリ(アルキルスチレン)、ポリ(ハロゲン化スチレン)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル安息香酸エステル)、あるいはこれらのベンゼン環の一部が水素化された重合体やこれらの混合物、またはこれらの構造単位を含む共重合体を指称する。なお、ここでポリ(アルキルスチレン)としては、ポリ(メチルスチレン)、ポリ(エチルスチレン)、ポリ(プロピルスチレン)、ポリ(ブチルスチレン)、ポリ(フェニルスチレン)、ポリ(ビニルナフタレン)、ポリ(ビニルスチレン)、ポリ(アセナフチレン)等がある。また、ポリ(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブロモスチレン)、ポリ(フロオロスチレン)等がある。また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ(メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)等がある。これらのうち、特に好ましいスチレン系重合体としては、ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(m−メチルスチレン)、ポリ(p−t−ブチルスチレン)、ポリ(p−クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ(p−フルオロスチレン)、またスチレンとp−メチルスチレンとの共重合体が挙げられる。
スチレン系重合体の重量平均分子量は、好ましくは1.0×10以上3.0×10以下であり、さらに好ましくは5.0×10以上1.5×10以下であり、特に好ましくは1.1×10以上8.0×10以下である。
<非晶性熱可塑性樹脂B>
本発明における非晶性熱可塑性樹脂Bは、高温での加工性を確保するため、そのTgBが結晶性熱可塑性樹脂AのTgAよりも10℃以上高い。好ましいTgBの下限は、TgAよりも50℃高い温度(TgA+50℃)、さらにTgAよりも100℃高い温度(TgA+100℃)である。また、本発明における非晶性熱可塑性樹脂Bは、対形追従性を確保するため、そのTgBがTmAよりも10℃以上低い。好ましいTgBの上限は、TmAよりも30℃低い温度(TmA−30℃)、さらにTmAよりも50℃低い温度(TmA−50℃)である。
非晶性熱可塑性樹脂としては、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルイミドなどの芳香族ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド等を好ましく例示することができる。これらのうち、前記結晶性熱可塑性樹脂との相溶性によって判断されるが、ポリフェニレンエーテルとポリエーテルイミドが好ましく、特にポリフェニレンエーテルが好ましい。
好ましいポリフェニレンエーテルとしては、下記式
Figure 2016165815
で表わされるポリフェニレンエーテルが好ましい。上記式中のQおよびQは、それぞれメチル、エチル、プロピルなどの基が好ましく挙げられる。また、具体的な重合体の例としてはポリ−2,6−ジメチルー1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,6−ジプロピル−1,4−フェニレンエーテル等が挙げられ、中でもポリ2,6−ジメチル−1.4−フェニレンエーテルまたは2,3,6−トリメチルフェニレンエーテル単位を共重合せしめたポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテルが好ましい。ポリフェニレンエーテルの製造法は特に制限されず、例えば米国特許第3.306.874号明細書、同第3.306.875号明細書、同第3.257.357号明細書および同第3.257.358号明細書などに記載された手順に従ってフェノール類の反応によって製造することができる。
本発明におけるポリエーテルイミドとしては、結晶性熱可塑性樹脂Aとの相溶性・混練性、コスト、溶融成形性の観点から、2,2−ビス[4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物とm−フェニレンジアミンまたはp−フェニレンジアミンとの縮合物およびこれらの共重合体ならびに変性体が最も好ましい。このポリエーテルイミドは、例えば、ジーイープラスチックス社製であり、「“Ultem”1000、5000、および6000シリーズ」の商標名で知られているものを例示することができる。
<熱可塑性樹脂組成物>
本発明における熱可塑性樹脂層Cを形成する熱可塑性樹脂組成物は、前述の結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとを含有する。この際、本発明の効果の点からは、結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとは相溶性に優れることが好ましい。そのような観点から、結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの溶解性パラメーターの差の絶対値は、0〜7(MJ/m0.5の範囲、さらに0〜5(MJ/m0.5の範囲、特に0〜3(MJ/m0.5の範囲にあることが好ましい。本発明における溶解性パラメーター(以下、SP値と略記することがある)とは、Fedor法により算出されたSP値を意味し、一例を挙げると、共重合体を含まない場合、ポリスチレンは18.0(MJ/m0.5であり、ポリフェニレンエーテルは20.7(MJ/m0.5であり、ポリエーテルイミドの一例(商品名:Ultem)は29.0(MJ/m0.5である。
特に相溶性の観点から好ましい結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの組合せは、シンジオタクチックポリスチレンとポリフェニレンエーテルの組合せである。
結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの割合は、金属積層体としての使用する状況や樹脂種によって変わるので、それらに応じて適宜変更すればよいが、製膜性と対形追従性の観点から、重量比で50:50〜97:3の範囲、さらに60:40〜95:5の範囲、特に65:35〜90:10の範囲にあることが好ましい。
本発明における熱可塑性樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、前述の結晶性熱可塑性樹脂Aや非晶性熱可塑性樹脂Bの他に、他の樹脂や添加剤を含有させても良い。他の樹脂としては、前述の融点やガラス転移温度が外れた熱可塑性樹脂などが挙げられる。また、添加剤としては、それ自体公知の紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、熱安定剤、滑剤などが挙げられる。また、製膜時の巻き取り性を付与するために、不活性粒子、例えば、周期律表第IIA、第IIB、第IVA、第IVBの元素を含有する無機粒子(例えば、カオリン、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素など)、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン、架橋アクリル樹脂粒子等のごとき耐熱性の高いポリマーよりなる微粒子などを含有させることもできる。
<熱可塑性樹脂層C>
本発明における熱可塑性樹脂層Cは、前述の熱可塑性樹脂組成物からなる。
本発明の熱可塑性樹脂層Cは、本発明の効果の点から、周波数1Hzで測定した熱可塑性樹脂層の弾性率が、以下の式(1)と(2)の関係を満足することが好ましい。
0.4≦Y2/Y1≦1.0 (1)
0.001≦Y3/Y2≦0.14 (2)
ここで、本発明における熱可塑性樹脂層の弾性率は、JISK7244に基づいて、動的粘弾性測定装置(セイコーインスツルメンツ社製、DMS6100)を用い、引張りモード、周波数1Hz、昇温速度5℃/min、最小張力/圧縮比49mN、張力/圧縮力ゲイン1.0、力振幅初期値49mNで、25℃からTmAよりも110℃低い温度まで測定することにより評価した。なお、上記式(1)および(2)中の、Y1はTgAよりも10℃低い温度における弾性率、Y2はTgAよりも10℃高い温度における弾性率、Y3はTgAよりも10℃高い温度からTmAよりも110℃低い温度における最も低い弾性率の値である。
Y2/Y1が下限未満では、成形加工に供するまでの取扱い性が損なわれやすく、他方上限は特に制限されないが、結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの組合せでは通常1以下である。好ましいY2/Y1の下限は0.5、さらに0.6、特に0.7である。
Y3/Y2が下限未満では、成形加工後の離型性が損なわれやすく、他方上限を超えると対形追随性が損なわれやすい。好ましいY3/Y2の下限は0.001、さらに0.01、特に0.03である。また、好ましいY3/Y2の上限は0.14、さらに0.11、特に0.09である。
本発明における熱可塑性樹脂層は、その結晶融解エンタルピーが10J/g以上であることが成形加工温度よりも低温側での取扱い性を高く維持する観点、および内容物の取出し性を確保するから好ましい。なお、結晶融解エンタルピーが下限以上あるということは、熱可塑性樹脂層がある程度の結晶構造を保有することを意味する。そのような観点から、結晶融解エンタルピーの下限は15J/g、さらに18J/gが好ましい。他方、結晶融解エンタルピーの上限は特に制限されないが、40J/g、さらに35J/gが好ましい。
ところで本発明における熱可塑性樹脂層は、分子鎖が配向していない未配向の層でも、分子鎖が一軸方向または二軸方向に配向している一軸配向または二軸配向の層であっても良いが、成形加工温度よりも低温側での取扱い性を高く維持する観点から、少なくとも一方向に分子差が配向されている一軸配向の層または二軸配向の層であることが好ましい。このような分子鎖の配向は、分子鎖を配向させたい方向に延伸などの処理を加えることで付与できる。
本発明における熱可塑性樹脂層の厚みは、3μm以上100μm以下とすることが好ましく、更には5μm以上50μm以下とすることが好ましい。
<熱可塑性樹脂フィルム>
本発明における熱可塑性樹脂フィルムは、前述の熱可塑性樹脂層を有するフィルムであり、熱可塑性樹脂層のみの単層フィルムであってもよいし、含有する粒子種や量などを異にする複数のフィルム層からなる積層フィルムであっても良いし、さらに別のフィルム層を熱可塑性樹脂層の片面に積層した積層フィルムであってもよい。
別のフィルム層としては、後述の金属層との接着性を高める樹脂が用いられていることが好ましく、フィルム全体としての接着性を改善する役割を果たす接着層が設けられることが好ましい。
<熱可塑性樹脂フィルムの製造方法>
本発明における熱可塑性樹脂フィルムの製造方法は、特に限定されるものではなく、前述の熱可塑性樹脂組成物を溶媒に溶かしてキャストし、乾燥する方法でも、溶融押出してダイから押出す方法でも製造することができる。また、前述の通り、未配向のフィルムであっても良いし、さらに延伸処理を施して、一軸配向フィルム、さらに二軸配向フィルムとしても良い。延伸処理はロールによる延伸でもテンターによる延伸でも構わないし、二軸配向フィルムの場合、一軸方向に延伸した後、さらに直交する方向に再度延伸処理する逐次二軸延伸でも、同時に直交する2方向に延伸処理する同時二軸延伸でも構わない。また、延伸温度も用いる結晶性熱可塑性樹脂に応じて適宜調整すればよいが、通常TgAよりも10℃高い温度でTmAよりも50℃低い温度で延伸処理するのが好ましい。各方向の延伸倍率も特に制限されないが、分子鎖の配向を高める観点と延伸時の破断を抑える観点から2〜5倍程度が好ましい。
また、前述の結晶融解エンタルピーを具備させる観点から、熱固定処理することも好ましい。熱固定処理温度はTgAよりも100℃以上高い温度からTmAよりも10℃低い温度の間が好ましい。
[金属層D]
本発明の金属積層体を形成する金属層Dとしては、特に製缶用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチール、ティンニッケルスチール、アルミニウムの板が適切である。
金属層Dへの熱可塑性樹脂フィルムの貼り合わせは、例えば下記(ア)、(イ)の方法で行うことができる。
(ア)金属層Dをフィルムの融点以上に加熱しておいてフィルムを貼り合わせた後冷却し、金属層Dに接するフィルムの表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。
(イ)フィルムにあらかじめ接着剤をプライマーコートしておき、この面と金属層Dを貼り合わせる。接着剤としては公知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、エポキシ−エステル系接着剤、アルキッド系接着剤を用いることができる。
前述の接着層の厚みは、フィルム全総厚みの5〜50%とすることが好ましく、更には10〜40%とすることが好ましい。上記範囲とすることにより、接着性が好適なものとなる。
以下に本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明する。
(1)弾性率
JISK7244に基づいて、動的粘弾性測定装置(セイコーインスツルメンツ社製、DMS6100)を用い、引張りモード、周波数1Hz、昇温速度5℃/min、最小張力/圧縮比49mN、張力/圧縮力ゲイン1.0、力振幅初期値49mNで、25℃からTmAよりも110℃低い温度まで測定することにより、前述のY1、Y2およびY3を評価した。なお、測定は、離形層の面内における分子鎖がもっとも配向した方向について行った。分子鎖がもっとも配向している方向は屈折率を測定することによって確認することができる。
(2)フィルムの厚み
フィルムの厚みは電子マイクロメーターを用いて任意の位置を10点測定し、それらの平均値とした。
(3)接触角
水との接触角公知の方法により、測定液として水を使用し、接触角計(協和界面科学(株)製CA−D型)を用いて、水のフィルム表面に対する静的接触角を求めた。
(4)成形加工性
サンプルフィルムを、230℃に加熱した板厚0.25mmのティンフリースチールの両面に貼り合せ、水冷した後、150mm径の円板状に切り取り、絞りダイスとポンチを用いて4段階で深絞り加工し、55mm径の側面無継目容器(以下、「缶」と略す)を作成する。これらの缶の加工状況について観察し、下記の基準で評価する。
○:フィルムに異状なく加工され、フィルムに白化や破断が認められない。
△:フィルムの缶上部に白化が認められる。
×:フィルムの一部にフィルム破断が認められる。
(5)ラミネート加工性
加工性フィルムの融点+30℃に加熱したTFS鋼板(厚さ0.2mm)に70m/分でラミネート後、50℃の水槽で急冷した。該ラミネート鋼板をリダクション率20%で成形し、得られた缶の様子により下記のように加工性を判定した。
○:フィルムに白化、亀裂、重なり皺がない。
△:フィルムに重なり皺や少しの白化が見られるが、亀裂はない。
×:フィルムに白化、亀裂、重なり皺が見られる。
(6)内容物取出し性
5cm□のフィルムを、卵と肉と小麦粉を3:2:1に混合した内容物を詰めたビーカーに入れた後、125℃、30分レトルトし、取出して、フィルムの重量変化を下記に従い判定した。
(取出し後のフィルム重量−処理前のフィルム重量)/処理前のフィルム×100
○:0〜10%
△:10〜50%
×:50%を超える
(7)ガラス転移温度、融点および結晶融解エンタルピー
サンプル約20mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差走査熱量計(DSC)(TA Instruments社製:商品名DSCQ100に装着し、室温(25℃)から20℃/分の速度で結晶性熱可塑性樹脂A融点より30℃高い温度まで昇温させて融点を測定し、その後サンプルを急冷してから再度20℃/分の速度で昇温してガラス転移温度(単位:℃)を測定した。
(8)熱可塑性樹脂の重量平均分子量
フィルム1mgにHFIP(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール):クロロホルム(1:1)0.5mlを加えて溶解(一晩)させ、測定直前にクロロホルム9.5mlを加えて、メンブレンフィルター0.1μmでろ過しGPC分析を行った。測定機器、条件は以下の通りである。なお、上記溶媒で十分に溶解できない場合は、別途溶媒を選択して行う。
GPC:HLC−8020 東ソー製
検出器:UV−8010 東ソー製
カラム:TSK−gelGMHHR・M×2 東ソー製
移動相:HPLC用クロロホルム
流速:1.0ml/min
カラム温度:40℃
検出器:UV(254nm)
注入量:200μl
較正曲線用試料:ポリスチレン(Polymer Laboratories製EasiCal“PS−1”)
[実施例1]
<熱可塑性樹脂層>
結晶性熱可塑性樹脂Aとして、重量平均分子量3.0×10であり、13C−NMR測定でほぼ完全なシンジオタクチック構造であることが観察されるポリスチレン75質量部(TgA:91℃、TmA270℃、SP値:18)と、非晶性熱可塑性樹脂Bとして、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル(クロロホルム中で測定された固有粘度が0.32dl/g、TgBが210℃)25質量部と、酸化防止剤(C1)として、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製:商品名IRGANOX1010、融点120℃、熱分解温度335℃)2質量部と、不活性微粒子として、多孔質シリカ粒子(平均粒径=1.7μm、圧縮率=66%、細孔容積=1.5ml/g、細孔平均径=10nm)100質量部に対してシリコーンオイル(信越シリコーン製、線状ジメチルポリシロキサン、KF−96−100CS)1質量部をスプレーで吹き付けた後、ミキサーに入れて攪拌したものを0.1質量部(得られる二軸延伸フィルム100質量%中に0.1質量%となる)とを配合し、樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物を120℃で3時間乾燥し、次いで押出機に供給し、300℃で溶融し、ダイスリットから押出し後、50℃に冷却されたキャスティングドラム上で冷却固化し、未延伸シートを作成した。
この未延伸シートを110℃で縦方向(機械軸方向)に3.0倍延伸し、続いてテンターに導いた後、120℃で横方向(機械軸方向と厚み方向とに垂直な方向)に2.9倍延伸した。その後220℃で60秒間熱固定をし、さらに180℃まで冷却する間に横方向に1.5%弛緩処理をして、厚み15μmとなる二軸延伸フィルムを得てロール状に巻き取った。
得られた二軸延伸フィルムを、230℃に加熱した板厚0.25mmのティンフリースチールの両面に貼り合せ、水冷し、金属積層体を得た。
得られた二軸延伸フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
[実施例2〜7]
結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bの割合を表1に示す通り変更したほかは、実施例1と同様な操作を繰り返した。
得られた二軸延伸フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
[実施例8]
実施例1において、未延伸シートの厚みを10μmになるよう調整したこと、延伸処理を施さなかったこと、そして、熱固定を180℃で180秒に変更したほかは、実施例1と同様な操作を繰り返した。
得られた熱可塑性樹脂フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
[比較例1]
非晶性熱可塑性樹脂Bを含有させなかった以外は実施例8と同様な操作を繰り返した。
得られた二軸延伸フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
[比較例2]
結晶性熱可塑性樹脂Aとして、イソフタル酸を15モル%(全繰り返し単位を基準として)共重合した固有粘度0.65dl/g(オルソクロロフェノール、35℃)のポリエチレンテレフタレートを120℃により乾燥し、270℃で溶融した後、ダイから押出して急冷固化し、未延伸フィルムを作成した。次いで、この未延伸フィルムを75℃で3.4倍に縦延伸した後、120℃で3.7倍に横延伸し、185℃で7秒間熱固定して二軸配向フィルムを得た。得られたフィルムの厚みは15μmであった。
その他は、実施例1と同じ操作を繰り返して、熱可塑性樹脂フィルムおよび金属積層体を作成した。
得られた熱可塑性樹脂フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
[比較例3]
結晶性熱可塑性樹脂Aとして、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(固有粘度:0.63、Tg:120℃、Tm:268℃)を用意し、それに不活性粒子として、平均粒径0.3μm、相対標準偏差0.16、粒径比1.09の球状シリカ粒子を0.4質量部(得られるフィルム100質量%中に0.4質量%となる)と、平均粒径1.2μm、相対標準偏差0.15、粒径比1.10の球状シリコーン樹脂粒子を0.1質量部(得られるフィルム100質量%中に0.1質量%となる)とを配合し、160℃で5時間乾燥した後、押出機により300℃で溶融押出し、70℃に保持したキャスティングドラム上へキャストして、未延伸フィルムを作成した。
つづいて、未延伸フィルムを125℃で縦方向(機械軸方向)に3.1倍延伸し、続いてテンターに導いた後、130℃で3.1倍横方向(機械軸方向および厚み方向に直交する方向)に延伸した。その後250℃で60秒間熱固定をし、さらに180℃まで冷却する間に横方向に3%弛緩処理をして、厚み15μmの二軸延伸フィルムを得てロール状に巻き取った。
その他は、実施例1と同じ操作を繰り返して、熱可塑性樹脂フィルムおよび金属積層体を作成した。
得られた熱可塑性樹脂フィルムおよび金属積層体の特性を表1に示す。
Figure 2016165815
表1中の樹脂Aは結晶性熱可塑性樹脂A、樹脂Bは非晶性熱可塑性樹脂B、SPSはシンジオタクチックポリスチレン、PENはポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、PPEはポリフェニレンエーテル、Y1はTgAよりも10℃低い温度での弾性率、Y2がTgAよりも10℃高い温度での弾性率、Y3はTgAよりも10℃高い温度からTmAよりも110℃低い温度における最も低い弾性率の値である。
本発明の金属積層体は、高温での成形加工に用いる金属積層体、好ましくは製缶加工または成形体への成形貼り合せ加工に用いる金属積層体として好適に利用することができる。

Claims (10)

  1. 結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとを含有する熱可塑性樹脂層Cと金属層Dとを有する金属積層体であって、
    前記結晶性熱可塑性樹脂Aはシンジオタクチックポリスチレンであり、
    前記非晶性熱可塑性樹脂Bはそのガラス転移温度(TgB)が、前記結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度(TgA)よりも10℃以上高く、かつ前記結晶性熱可塑性樹脂Aの融点(TmA)よりも10℃以上低く、そして
    成形加工に用いられることを特徴とする金属積層体。
  2. 周波数1Hzで測定した熱可塑性樹脂層Cの弾性率が、以下の式(1)と(2)の関係を満足する請求項1記載の金属積層体。
    0.4 ≦ Y2/Y1 ≦ 1.0 (1)
    0.001≦ Y3/Y2 ≦ 0.14 (2)
    (上記式(1)および(2)中の、Y1は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃低い温度における弾性率、Y2は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃高い温度における弾性率、Y3は結晶性熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度よりも10℃高い温度から結晶性熱可塑性樹脂Aの融点よりも110℃低い温度における最も低い弾性率の値である。)
  3. 結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの重量比が、50:50〜97:3の範囲である請求項1記載の金属積層体。
  4. 結晶性熱可塑性樹脂Aと非晶性熱可塑性樹脂Bとの溶解性パラメーターの差の絶対値が、0〜7(MJ/m0.5の範囲である請求項1記載の金属積層体。
  5. 非晶性熱可塑性樹脂がポリフェニレンエーテル、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリカーボネートからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項1記載の金属積層体。
  6. 離形層の結晶融解エンタルピーが10J/g以上である請求項1記載の金属積層体。
  7. 離形層が延伸により少なくとも一方向に配向されている請求項1記載の金属積層体。
  8. 非晶性熱可塑性樹脂Bがポリフェニレンエーテルである請求項1記載の金属積層体。
  9. 金属層がブリキ、ティンフリースチール、ティンニッケルスチール、アルミニウムの板であり、成形加工が製缶加工である請求項1〜8のいずれかに記載の金属積層体。
  10. 金属層がブリキ、ティンフリースチール、ティンニッケルスチール、アルミニウムの板であり、成形加工が成形体への成形貼り合せ加工である請求項1〜8のいずれかに記載の金属積層体。
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