JP2016164772A - プロセス監視装置、プロセス監視方法及びプログラム - Google Patents

プロセス監視装置、プロセス監視方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】バッチプロセスの異常を高い精度で検知する。【解決手段】予め蓄積された機器又は設備の複数のバッチの運転データに基づき、該運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて前記複数のバッチにおける平均と、前記複数のバッチにおける標準偏差とを算出する算出手段102、103と、前記算出手段により算出された前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記複数のバッチの運転データを正規化する第1の正規化手段104と、前記第1の正規化手段により正規化された前記複数のバッチの運転データに基づき、前記機器又は設備の異常を検出するための正常モデルを作成するモデル作成手段106と、前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと前記機器又は設備から出力された運転データとに基づき、該機器又は設備の異常を検出する異常検出手段109とを有することにより、上記課題を解決する。【選択図】図3

Description

本発明は、プロセス監視装置、プロセス監視方法及びプログラムに関する。
鉄鋼、鋳造、食品、半導体等の分野の製造プロセスでは、原料や中間製品の一定量を製造単位としてまとめて、製造単位毎に繰り返し製造処理を行う。このような製造プロセスはバッチプロセスと称される。
また、製造処理を行う設備又は機器の運転状態を監視し、バッチプロセスの異常を検知する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。このような技術では、オフラインにおいて、予め蓄積された正常な運転状態を示すデータから正常モデルを作成する。そして、オンラインにおいて、当該正常モデルを用いて算出されたQ統計量及びT統計量に基づきバッチプロセスの異常を検知する。
米国特許第6885907号公報
しかし、上記の従来技術においては、オフラインにおいて作成される正常モデルのモデル化の精度が高くない場合があった。すなわち、例えば主成分分析(PCA:Principal Component Analysis)により正常モデルを作成する場合において、モデル化に用いられるデータのサンプリング周期と1つのバッチに要する時間との関係によってはモデル化の精度が高くない場合があった。したがって、オンラインにおいて、高い精度でバッチプロセスの異常を検知できない場合があった。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたものであり、バッチプロセスの異常を高い精度で検知することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施の形態は、バッチプロセスにより処理を行う機器又は設備の時系列の運転状態を示す運転データに基づき該機器又は設備の異常を検出するプロセス監視装置であって、予め蓄積された前記機器又は設備の複数のバッチの運転データに基づき、該運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて前記複数のバッチにおける平均と、前記複数のバッチにおける標準偏差とを算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記複数のバッチの運転データを正規化する第1の正規化手段と、前記第1の正規化手段により正規化された前記複数のバッチの運転データに基づき、前記機器又は設備の異常を検出するための正常モデルを作成するモデル作成手段と、前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと前記機器又は設備から出力された運転データとに基づき、該機器又は設備の異常を検出する異常検出手段とを有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、バッチプロセスの異常を高い精度で検知することができる。
第一の実施形態に係るプロセス監視システムの一例のシステム構成図である。 第一の実施形態に係るプロセス監視装置の一例のハードウェア構成図である。 第一の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。 バッチデータの一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係るモデル作成処理の一例のフローチャートである。 データの変換処理の一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。 オンラインにおけるQ統計量及びT統計量の推移を示すグラフの一例のイメージ図である。 第二の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。 第二の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。 Q統計量の1バッチ分の積算及びT統計量の1バッチ分の積算を示す一例のイメージ図である。 第三の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。 第三の実施形態に係るモデル作成処理の一例のフローチャートである。 第1の中間系列の一例を説明するための図である。 第三の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係るプロセス監視システム1のシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態に係るプロセス監視システムの一例のシステム構成図である。
図1に示すプロセス監視システム1は、プロセス監視装置10と、1台以上の機器制御装置20とが、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。また、機器制御装置20には、1台以上の機器30が接続されている。ここで、機器30は、機器制御装置20により制御され、バッチプロセスにより処理を行う設備やプラント等である。
本システムの動作には、機器30により処理されているバッチプロセスの異常を検知するための正常モデルを作成する「モデル作成」フェーズと、機器30の運転状態を示すデータに基づきバッチプロセスの異常を検知する「異常検知」フェーズとがある。基本的に「モデル作成」フェーズはオフラインの処理であり、「異常検知」フェーズはオンラインの処理である。
プロセス監視装置10は、「モデル」作成フェーズにおいて、予め蓄積された正常なバッチプロセスにおける機器30の運転状態を示すデータ(以降、「運転データ」という。)に基づき、正常モデルを作成する。また、プロセス監視装置10は、「異常検知」フェーズにおいて、機器制御装置20から受信した機器30の運転データと、「モデル作成」フェーズで作成された正常モデルとに基づき、機器30により処理されているバッチプロセスの異常を検知する。
機器制御装置20は、機器30を制御する装置である。機器制御装置20は、例えば各種センサ等により計測された機器30の運転状態を運転データとして取得し、プロセス監視装置10に送信する。ここで、機器30の運転状態は、各種センサ等により計測された機器30の所定の部品等の温度、圧力、流量等(これは、「プロセス変数」とも称される)により表される。したがって、運転データは、温度、圧力、流量等の状態を示す複数の状態データにより表されるベクトルデータである。
なお、各種センサ等は、機器30から運転状態を所定の時間毎に計測する。このような各種センサ等が機器30の運転状態を計測する所定の時間の間隔は、サンプリング周期と称される。サンプリング周期は、例えば数十ミリ秒ないし数十秒とすればよい。
機器30は、上述したように、機器制御装置20により制御され、バッチプロセスにより処理を行う設備やプラント等である。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係るプロセス監視装置10のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、第一の実施形態に係るプロセス監視装置の一例のハードウェア構成図である。
図2に示すプロセス監視装置10は、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14と、ROM(Read Only Memory)15とを有する。また、プロセス監視装置10は、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、記憶装置18とを有する。これらの各ハードウェアは、バスBにより通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置12は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等であり、処理結果を表示する。なお、入力装置11及び/又は表示装置12は、必要なときにバスBに接続して利用する形態であってもよい。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。これにより、プロセス監視装置10は、外部I/F13を介して記録媒体13aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体13aには、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。なお、記録媒体13aには、本実施形態を実現するプログラムが格納されてもよい。
RAM14は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM15には、プロセス監視装置10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)設定、及びネットワーク設定等のプログラムやデータが格納されている。
CPU16は、ROM15や記憶装置18等からプログラムやデータをRAM14上に読み出し、処理を実行することで、プロセス監視装置10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
通信I/F17は、プロセス監視装置10をネットワークNに接続するためのインタフェースである。これにより、プロセス監視装置10は、通信I/F17を介してデータ通信を行うことができる。
記憶装置18は、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(solid state drive)等である。格納されるプログラムやデータには、本実施形態を実現するプログラム、プロセス監視装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等がある。なお、記憶装置18は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDBにより管理している。
本実施形態に係るプロセス監視装置10は、上記のハードウェア構成を有することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係るプロセス監視システム1の機能構成について、図3を用いて説明する。図3は、第一の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。
図3に示すように、プロセス監視装置10は、データ取得部101と、平均プロファイル算出部102と、標準偏差プロファイル算出部103と、第1の正規化部104と、データ変換部105と、モデル作成部106とを有する。また、プロセス監視装置10は、第2の正規化部107と、指標値算出部108と、異常検知部109と、結果出力部110とを有する。これらの各部は、プロセス監視装置10にインストール又はダウンロードされる1以上のプログラムが、CPU16に実行させる処理により実現される。
さらに、プロセス監視装置10は、バッチデータ記憶部121と、モデル記憶部122とを利用する。これら各記憶部は、記憶装置18又はプロセス監視装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
データ取得部101は、「モデル作成」フェーズにおいて、例えばユーザ等により正常モデルの作成が指示された場合に、バッチデータ記憶部121に予め蓄積されているバッチデータを取得する。ここで、バッチデータとは、詳細は後述するが、バッチプロセスにおけるバッチ毎の運転データである。
平均プロファイル算出部102は、「モデル作成」フェーズにおいて、データ取得部101により取得されたバッチデータに基づき、平均プロファイルを算出する。平均プロファイルとは、詳細は後述するが、バッチデータに含まれる複数のバッチの運転データについて、バッチ間で平均を算出したものである。なお、平均プロファイル算出部102により算出された平均プロファイルは、モデル記憶部122に記憶される。
標準偏差プロファイル算出部103は、「モデル作成」フェーズにおいて、データ取得部101により取得されたバッチデータに基づき、標準偏差プロファイルを算出する。標準偏差プロファイルとは、詳細は後述するが、バッチデータに含まれる複数のバッチの運転データについて、バッチ間で標準偏差を算出したものである。なお、標準偏差プロファイル算出部103により算出された標準偏差プロファイルは、モデル記憶部122に記憶される。
第1の正規化部104は、「モデル作成」フェーズにおいて、平均プロファイル及び標準偏差プロファイルに基づきバッチデータを正規化する。
データ変換部105は、「モデル作成」フェーズにおいて、正規化されたバッチデータのデータ変換を行う。データ変換部105は、例えば、J、I、及びKを1以上の整数として、正規化されたバッチデータがI個のJ行K列の行列データとして表される場合、このバッチデータをJ行IK列の行列データに変換する。
モデル作成部106は、「モデル作成」フェーズにおいて、データ変換部105により変換されたバッチデータに基づき、正常モデルを作成する。ここで、モデル作成部106は、例えば主成分分析により得られるローディング行列を正常モデルとして作成する。なお、モデル作成部106により作成された正常モデルは、モデル記憶部122に記憶される。
第2の正規化部107は、「異常検知」フェーズにおいて、平均プロファイル及び標準偏差プロファイルに基づき、機器制御装置20から受信した機器30の運転データを正規化する。
指標値算出部108は、「異常検知」フェーズにおいて、正規化された運転データ及び正常モデルに基づき、異常検知部109が異常を検知するための所定の指標値を算出する。ここで、所定の指標値としては、例えば、Q統計量及びT統計量を算出すればよい。
異常検知部109は、「異常検知」フェーズにおいて、指標値算出部108により算出された所定の指標値に基づき、機器30のバッチプロセスにおいて異常が発生したことを検知する。異常検知部109は、例えば、指標値算出部108により算出された所定の指標値が予め設定された所定の閾値を超えている場合、機器30のバッチプロセスにおいて異常が発生したと判定し、これを検知する。
結果出力部110は、「異常検知」フェーズにおいて、異常検知部109により異常が検知された場合に、異常の発生を示す結果を出力する。ここで、結果出力部110は、当該結果を、例えばプロセス監視装置10の表示装置12に出力してもよいし、予め登録された電子メールアドレス宛に電子メールにより通知してもよい。
モデル記憶部122は、平均プロファイル算出部102により算出された平均プロファイルと、標準偏差プロファイル算出部103により算出された標準偏差プロファイルと、モデル作成部106により作成された正常モデルとを記憶する。
バッチデータ記憶部121は、機器30の正常なバッチプロセスにおけるバッチ毎の運転データを示すバッチデータを記憶する。このようなバッチデータは、予め蓄積されているものとする。ここで、バッチデータについて、図4を用いて説明する。
図4(a)は、機器30の運転データの一例を示す。図4(a)に示すように、運転データには、例えば温度、圧力、流量等のプロセス変数(以降、単に「変数」とも表す)毎、かつ、サンプリング周期毎に各種センサ等で計測された値を示す状態データが含まれる。そして、バッチプロセスにおいては、各状態データは、バッチ毎に、類似の波形を示す。例えば、図4(a)に示すように、バッチ1、バッチ2、及びバッチ3において、温度を示す状態データは、類似の波形を示している。同様に、バッチ1、バッチ2、及びバッチ3において、圧力を示す状態データは、類似の波形を示している。なお、このようなバッチ毎の類似の波形パターンは「プロファイル」と称される。
ここで、各種センサ等で計測された時間として、バッチ毎に、バッチ開始時からの相対時間を用いれば、バッチデータは、運転データを、バッチ毎、変数毎、及び時間毎に記憶(蓄積)したものとして表すことができる。また、時間は、サンプリング周期の自然数倍であるため、時間をk(1≦k≦K)で表す。さらに、運転データに含まれる変数をj(1≦j≦J)、バッチ数をi(1≦i≦I)で表すとすれば、図4(b)に示すように、バッチデータは、J×K×J個のデータとして表すことができる。したがって、以降では、バッチデータをx(i,j,k)、(1≦i≦I,1≦j≦J,1≦k≦K)と表す。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るプロセス監視システム1の処理の詳細について、説明する。
≪モデル作成処理≫
まず、「モデル作成」フェーズにおいて、正常モデルを作成する処理について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、第一の実施形態に係るモデル作成処理の一例のフローチャートである。
ステップS51において、データ取得部101は、バッチデータ記憶部121からバッチデータを取得する。これは、例えばユーザ等により入力装置11を介して、正常モデルの作成が指示された場合に行われる。ここで、上述したように、バッチデータは、x(i,j,k)、(1≦i≦I,1≦j≦J,1≦k≦K)と表される。
ステップS52において、平均プロファイル算出部102は、取得されたバッチデータx(i,j,k)に基づき、平均プロファイルを算出する。より具体的には、平均プロファイル算出部102は、以下の式(1)により平均プロファイルμj,kを算出する。なお、平均プロファイル算出部102は、算出された平均プロファイルμj,kをモデル記憶部122に記憶させる。
Figure 2016164772
ステップS53において、標準偏差プロファイル算出部103は、取得されたバッチデータx(i,j,k)に基づき、標準偏差プロファイルを算出する。より具体的には、標準偏差プロファイル算出部103は、以下の式(2)により標準偏差プロファイルsj,kを算出する。なお、標準偏差プロファイル算出部103は、算出された標準偏差プロファイルsj,kをモデル記憶部122に記憶させる。
Figure 2016164772
なお、上記の式(2)において、Iで除算している箇所について、Iの代わりに、I−1で除算してもよい。
ステップS54において、第1の正規化部104は、上記で算出された平均プロファイル及び標準偏差プロファイルに基づきバッチデータを正規化する。より具体的には、第1の正規化部104は、以下の式(3)によりバッチデータx(i,j,k)を正規化する。ここで、正規化されたバッチデータx(i,j,k)を、x(i,j,k)と表す。
Figure 2016164772
なお、上記の式(3)を計算するあたり、sj,k=0となる(j,k)が存在する場合、例えば線形補間やスプライン補間等を用いて、当該sj,kを0でない値に置き換えればよい。
ここで、上記の式(3)において、平均プロファイルμj,k及び標準偏差プロファイルsj,kの代わりに、当該平均プロファイルμj,k及び標準偏差プロファイルsj,kの移動平均をそれぞれ算出したμ'j,k及びs'j,kをそれぞれ用いてよい。すなわち、上記の式(3)において、μj,k及びsj,kの代わりに、以下の式(4)及び式(5)で算出されるμ'j,k及びs'j,kをそれぞれ用いてよい。なお、式(4)及び式(5)は、移動平均を算出する計算式の一例であり、これに限られず、他の計算式により移動平均を求めてもよい。
Figure 2016164772
Figure 2016164772
ステップS55において、データ変換部105は、正規化されたバッチデータx(i,j,k)のデータ変換を行う。これについて、図6を用いて説明する。
Step1)データ変換部105は、正規化されたバッチデータx(i,j,k)を、i毎に分解する。すなわち、データ変換部105は、バッチデータx(i,j,k)を、x(1,j,k),x(2,j,k),・・・,x(I,j,k)と分解する。
Step2)データ変換部105は、分解した各x(1,j,k),x(2,j,k),・・・,x(I,j,k)について、時間kで連結して、J行IK列の行列データX(i,j,k)を作成する。すなわち、データ変換部105は、各kに対して、X(j,k)を以下の式(6)ように定義して、x(i,j,k)をX(j,k)に変換する。
Figure 2016164772
これにより、I個のJ行K列の行列データとして表される正規化されたバッチデータx(i,j,k)が、J行IK列の行列データX(j,k)に変換される。
ステップS56において、モデル作成部106は、上記で変換されたバッチデータX(j,k)(1≦j≦J,1≦k≦IK)に基づき、正常モデルを作成する。ここで、モデル作成部106は、X(j,k)について主成分分析を行って得られるローディング行列を正常モデルとして作成したものとする。なお、モデル作成部106は、作成された正常モデルをモデル記憶部122に記憶させる。
以上により、本実施形態に係るプロセス監視システム1では、オンラインにおいて機器30により処理されているバッチプロセスの異常を検知するための正常モデルを作成される。
≪異常検知処理≫
次に、「異常検知」フェーズにおいて、正常モデルに基づき機器30により処理されているバッチプロセスの異常を検知する異常検知処理について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、第一の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。
ステップS61において、プロセス監視装置10は、機器制御装置20からバッチプロセスの開始を示すバッチ開始データを受信する。このバッチ開始データは、機器30においてバッチプロセスの処理が開始されたことを契機として、機器制御装置20から送信される。すなわち、バッチ開始データは1つのバッチの開始を示すデータであり、プロセス監視装置10は、バッチ開始データを受信することで、機器30において1つのバッチのバッチプロセスが開始されたことを検知することができる。したがって、プロセス監視装置10は、バッチ開始データを受信した時間と、運転データを受信した時間(各種センサ等により計測された時間)とからバッチ内での運転データの相対時間を算出することができる。
ステップS62において、プロセス監視装置10は、機器制御装置20から機器30の運転データを受信する。なお、運転データは、機器制御装置20からサンプリング周期毎に送信される。ここで、以降では、バッチ開始データを受信してから時間k後に受信した(すなわち、k番目に受信した)運転データをz(j,k)、(1≦j≦J)と表す。換言すれば、サンプリング周期をΔtとした場合、z(j,k)は、バッチ開始データを受信してからΔt×k時間後に受信された運転データである。
ステップS63において、第2の正規化部107は、受信した運転データz(j,k)から対応する(kの値が同一の)平均プロファイルμj,kを減算した後、対応する(kの値が同一の)標準偏差プロファイルsj,kで除算する。すなわち、第2の正規化部107は、以下の式(7)により正規化した運転データz(j,k)を算出する。なお、第2の正規化部107は、「モデル作成」フェーズにおいてモデル記憶部122に記憶させた平均プロファイルμj,k及び標準偏差プロファイルsj,kを取得する。
Figure 2016164772
ステップS64において、指標値算出部108は、上記で正規化した運転データz(j,k)と、「モデル作成」フェーズにおいて作成した正常モデルとに基づき所定の指標値を算出する。ここで、指標値算出部108は、運転データz(j,k)と、正常モデル(すなわち、X(j,k)について主成分分析を行って得られたローディング行列)とに基づきQ統計量及びT統計量を算出したものとする。
ここで、Q統計量は、1以上のQ統計量の寄与度(これを「Q寄与度」と表す)の和で表される。同様に、T統計量は、1以上のT統計量の寄与度(これを「T寄与度」と表す)の和で表される。一般に、1以上のQ寄与度から算出される分散が低い方がQ統計量は、指標値として精度が高いことが知られている。同様に、1以上のT寄与度から算出される分散が低い方がT統計量は、指標値として精度が高いことが知られている。したがって、Q寄与度から算出される分散又はT寄与度から算出される分散の少なくとも一方が、予め設定された所定の値以上である場合、正常モデルの再作成をユーザ等に促すメッセージ通知を行ってもよい。このようなメッセージ通知は、例えばプロセス監視装置10の表示装置12に出力することにより行ってもよいし、予め登録された電子メールアドレス宛に電子メールを送信することにより行ってもよい。なお、寄与度は「寄与プロット」とも称される。
ステップS65において、異常検知部109は、上記で算出されたQ統計量及びT統計量が、予め設定された所定の閾値を超えているか否かを判定する。そして、異常検知部109は、Q統計量及びT統計量の少なくとも一方が、予め設定された所定の閾値を超えていると判定した場合、機器30のバッチプロセスにおいて異常が発生したことを検知する。
ステップS66において、結果出力部110は、異常検知部109により異常が検知された場合に、異常の発生を示す結果を出力する。すなわち、結果出力部110は、異常の発生を示す結果を、例えばプロセス監視装置10の表示装置12に出力したり、予め登録された電子メールアドレス宛に電子メールにより通知する。
さらに、結果出力部110は、上記で算出されたQ統計量及びT統計量をサンプリング周期毎にプロットして作成された例えば図8に示すようなグラフを、プロセス監視装置10の表示装置12に出力してもよい。図8(a)はQ統計量をサンプリング周期毎にプロットして作成されたグラフを示し、図8(b)はT統計量をサンプリング周期毎にプロットして作成されたグラフを示している。これにより、例えばプラントのオペレータ等は、Q統計量及びT統計量のサンプリング周期毎の推移を監視することができる。なお、図8に示すグラフを、所定の時間毎に、予め登録された電子メールアドレス宛に電子メールにより通知してもよいし、例えばプロセス監視装置10とインターネット等の広域的なネットワークを介してPC等から閲覧することができるようにしてもよい。
<まとめ>
以上により、第一の実施形態に係るプロセス監視システム1では、予め蓄積されている正常なバッチプロセスの運転データに基づき、オンラインにおいて異常を検知するための正常モデルを作成する。しかも、このとき、第一の実施形態に係るプロセス監視システム1は、平均プロファイルと標準偏差プロファイルに基づき、予め蓄積されている正常なバッチプロセスの運転データを正規化することで、異常検知の精度が高い正常モデルを作成することができる。このため、第一の実施形態に係るプロセス監視システム1では、機器30のプロセス変数(例えば、圧力、温度、流量等)の異常な値が計測されたことを高い精度で検知することができる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態に係るプロセス監視システム1では、「異常検知」フェーズにおいて、所定の指標値として、1バッチ分のQ統計量に基づく値と、1バッチ分のT統計量に基づく値とを用いるものである。これにより、本実施形態に係るプロセス監視システム1では、バッチプロセス単位における異常の発生を高い精度で検知することができるようになる。
なお、以降の本実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について主に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有する箇所及び同様の処理を行う箇所には、第一の実施形態と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
<機能構成>
第二の実施形態に係るプロセス監視システム1の機能構成について、図9を用いて説明する。図9は、第二の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。
図9に示すように、第二の実施形態に係るプロセス監視装置10は、指標値算出部108Aと、異常検知部109Aとを有する。
指標値算出部108Aは、「異常検知」フェーズにおいて、正規化された運転データ及び正常モデルに基づき、異常検知部109Aが異常検知するための所定の指標値を算出する。
ここで、本実施形態における所定の指標値としては、サンプリング周期毎の時系列データとして得られる1バッチ分のQ統計量の関数値と、サンプリング周期毎の時系列データとして得られる1バッチ分のT統計量の関数値とを用いる。
例えば、所定の関数をF、1バッチ分のQ統計量をQ(1)、Q(2)、・・・、Q(K)とすれば、本実施形態における指標値V(Q)は、V(Q)=F(Q(1)、Q(2)、・・・、Q(K))と表される。
同様に、例えば、所定の関数をF、1バッチ分のT統計量をT(1)、T(2)、・・・、T(K)とすれば、本実施形態における指標値V(T)は、V(T)=F(T(1)、T(2)、・・・、T(K))と表される。
異常検知部109Aは、「異常検知」フェーズにおいて、指標値算出部108Aにより算出された指標値V(Q)及びV(T)に基づき、機器30のバッチプロセスにおいて異常が発生したことを検知する。異常検知部109Aは、例えば、指標値算出部108Aにより算出された指標値V(Q)及びV(T)が予め設定された所定の閾値を超えている場合、機器30のバッチプロセスにおいて異常が発生したと判定し、これを検知する。
このように、本実施形態に係るプロセス監視システム1では、機器30により処理されたバッチプロセスについて、このバッチプロセスで異常が発生したことを検知する。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るプロセス監視システム1の処理の詳細について、説明する。なお、「モデル作成」フェーズにおけるモデル作成処理については、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
≪異常検知処理≫
「異常検知」フェーズにおいて、正常モデルに基づき機器30により処理されたバッチプロセスの異常を検知する異常検知処理について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、第二の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。なお、図10におけるステップS61〜ステップS63及びステップS66については、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS101において、指標値算出部108Aは、ステップS63で正規化した運転データz(j,k)と、「モデル作成」フェーズにおいて作成した正常モデルとに基づきQ統計量及びT統計量を算出する。
ここで、指標値算出部108Aにより算出された1バッチ分のQ統計量及びT統計量を、それぞれQ(k)及びT(k)、(1≦k≦K)とする。
すなわち、正規化した運転データz(j,1)と、正常モデルとに基づき算出されたQ統計量及びT統計量を、それぞれQ(1)及びT(1)とする。同様に、正規化した運転データz(j,2)と、正常モデルとに基づき算出されたQ統計量及びT統計量を、それぞれQ(2)及びT(2)とする。以降、同様に、正規化した運転データz(j,K)と、正常モデルとに基づき算出されたQ統計量及びT統計量を、それぞれQ(K)及びT(K)とする。
ステップS102において、指標値算出部108Aは、1バッチ分のQ統計量及びT統計量に基づいて、それぞれ指標値V(Q)及びV(T)を算出する。
ここで、上述したように、指標値V(Q)は、所定の関数をFとして、V(Q)=F(Q(1)、Q(2)、・・・、Q(K))と表される。同様に、指標値V(T)は、所定の関数をFとして、V(T)=F(T(1)、T(2)、・・・、T(K))
関数Fとしては、例えば、以下の式(8)に示すような関数が挙げられる。
Figure 2016164772
また、関数Fとしては、例えば、以下の式(9)に示すような関数が挙げられる。
Figure 2016164772
ここで、上記の式(8)によれば、V(Q)は、図11(a)に示すように、1バッチ分のQ統計量を表すグラフと、定数Cとで囲まれた領域であって、Q統計量がC以下となる部分を除いた領域の面積として表される。
同様に、上記の式(9)によれば、V(T)は、図11(b)に示すように、1バッチ分のT統計量を表すグラフと、定数Cとで囲まれた領域の面積として表される。ここで、特に、定数C及び/又は定数Cを「0」としてもよい。
なお、関数F及びFは、上記の式(8)及び式(9)に限られず、任意の関数を用いることができる。また、関数F及びFとして、同一の関数を用いてもよい。
ステップS103において、異常検知部109Aは、上記で算出された指標値V(Q)及びV(T)が、予め設定された所定の閾値を超えているか否かを判定する。そして、異常検知部109Aは、指標値V(Q)及びV(T)の少なくとも一方が、予め設定された所定の閾値を超えていると判定した場合、機器30により処理されたバッチプロセスにおいて異常が発生したことを検知する。
<まとめ>
以上により、第二の実施形態に係るプロセス監視システム1では、「異常検知」フェーズにおいて、バッチ単位の指標値を用いて異常検知を行う。これにより、第二の実施形態に係るプロセス監視システム1では、機器30により処理されたバッチプロセス毎に、このバッチプロセスにおいて異常が発生したことを高い精度で検知することができるようになる。
[第三の実施形態]
次に、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態に係るプロセス監視システム1では、プロセス変数毎に、過去の計測値との相関を考慮した正常モデルを作成し、異常検知を行う。これにより、本実施形態に係るプロセス監視システム1では、プロセス変数の異常な値が計測されたことを、より高い精度で検知することができるようになる。
なお、以降の本実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について主に説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有する箇所及び同様の処理を行う箇所には、第一の実施形態と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
<機能構成>
第三の実施形態に係るプロセス監視システム1の機能構成について、図12を用いて説明する。図12は、第三の実施形態に係るプロセス監視システムの一例の機能構成図である。
図12に示すように、第三の実施形態に係るプロセス監視装置10は、第1のデータ系列作成部111と、データ変換部105Aと、第2のデータ系列作成部112と、指標値算出部108Bとを有する。
第1のデータ系列作成部111は、「モデル作成」フェーズにおいて、正規化されたバッチデータに基づいて、第1のデータ系列を作成する。
ここで、第1のデータ系列作成部111は、正規化されたバッチデータx(i,j,k)のプロセス変数を示す各jに対して、それぞれN個の第1の中間系列を作成し、このN個の第1の中間系列をリナンバリングすることにより第1のデータ系列を作成する。
第1のデータ系列作成部111により作成された第1のデータ系列は、例えば、I個のJN行(K−N+1)列の行列データとして表すことができる。なお、Nは、予め設定された値であり、「多重度」とも称される。
データ変換部105Aは、「モデル作成」フェーズにおいて、第1のデータ系列のデータ変換を行う。データ変換部105Aは、第1のデータ系列がI個のJN行(K−N+1)列の行列データとして表される場合、この第1のデータ系列をJN行I(K−N+1)列の行列データに変換する。
第2のデータ系列作成部112は、「異常検知」フェーズにおいて、正規化された運転データに基づいて、第2のデータ系列を作成する。
ここで、第2のデータ系列作成部112は、正規化された運転データz(j,k)のプロセス変数を示す各jに対して、それぞれN個の第2の中間系列を作成し、このN個の第2の中間系列をリナンバリングすることにより第2のデータ系列を作成する。
第2のデータ系列作成部112により作成された第2のデータ系列は、例えば、JN行(K−N+1)列の行列データとして表すことができる。なお、Nは、上述した通り、予め設定された多重度である。
指標値算出部108Bは、「異常検知」フェーズにおいて、第2のデータ系列及び正常モデルに基づき、異常検知部109が異常を検知するための所定の指標値を算出する。
ここで、所定の指標値は、例えば、第一の実施形態で説明したQ統計量及びT統計量を算出してもよいし、第二の実施形態で説明した1バッチ分のQ統計量及びT統計量の関数値V(Q)及びV(T)を算出してもよい。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るプロセス監視システム1の処理の詳細について、説明する。
≪モデル作成処理≫
まず、「モデル作成」フェーズにおいて、正常モデルを作成する処理について、図13及び図14を用いて説明する。図13は、第三の実施形態に係るモデル作成処理の一例のフローチャートである。なお、図13におけるステップS51〜ステップS54及びステップS56については、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS131において、第1のデータ系列作成部111は、正規化されたバッチデータx(i,j,k)のプロセス変数を示す各jに対して、それぞれ多重度に応じた第1の中間系列を作成する。
ここで、多重度がNである場合における第1の中間系列の作成について、図14を用いて説明する。図14は、第1の中間系列の一例を説明するための図である。
まず、第1のデータ系列作成部111は、各i及びjに対して、x(i,j,k)の時間kの値を、例えば、1ずつ減算したデータ系列をN個作成する。すなわち、第1のデータ系列作成部111は、x(i,j,k)、x(i,j,k−1)、・・・、x(i,j,k−N+2)、x(i,j,k−N+1)のN個のデータ系列を作成する。
そして、第1のデータ系列作成部111は、x(i,j,k)、x(i,j,k−1)、・・・、x(i,j,k−N+2)、x(i,j,k−N+1)において、kの値が共通に定義される範囲(すなわち、N≦k≦Kの範囲)をそれぞれ抽出する。
これにより、y(i,j,1)=x(i,j,N)、y(i,j,2)=x(i,j,N+1)、・・・、y(i,j,K−N+1)=x(i,j,K)とすることにより、第1の中間系列y(i,j,k)、(1≦k≦K−N+1)が作成される。
同様に、y(i,j,1)=x(i,j,N−1)、y(i,j,2)=x(i,j,N)、・・・、y(i,j,K−N+1)=x(i,j,K−1)とすることにより、第1の中間系列y(i,j,k)、(1≦k≦K−N+1)が作成される。
以降も同様にして、第1のデータ系列作成部111により、N個の第1の中間系列y(i,j,k)、y(i,j,k)、・・・、y(i,j,k)が作成される。このように、第1のデータ系列作成部111は、各i及びjに対して、N個の第1の中間系列y(i,j,k)、y(i,j,k)、・・・、y(i,j,k)を作成する。
なお、上記のステップS131では、第1のデータ系列作成部111により、x(i,j,k)の時間kの値を1ずつ減算したN個のデータ系列に基づいて第1の中間系列を作成したが、これに限られない。すなわち、第1のデータ系列作成部111は、x(i,j,k)の時間kの値を任意の値(この値を以降では「減算値」と表す。)ずつ減算したN個のデータ系列に基づいて第1の中間系列を作成してもよい。また、多重度Nは、x(i,j,k)のプロセス変数を示すj毎に、異なる値としてもよい。
ステップS132において、第1のデータ系列作成部111は、N個の第1の中間系列y(i,j,k)、y(i,j,k)、・・・、y(i,j,k)をjについてリナンバリングすることにより第1のデータ系列y(i,j,k)を作成する。
第1のデータ系列作成部111は、y(i,j,k)、(1≦k≦K−N+1)を、各jに対して、次のように定義することで、第1のデータ系列を作成する。
すなわち、1≦j≦Nの場合、y(i,1,k)=y(i,1,k)、y(i,2,k)=y(i,1,k)、y(i,3,k)=y(i,1,k)、・・・、y(i,N,k)=y(i,1,k)とする。
次に、N+1≦j≦2Nの場合、y(i,N+1,k)=y(i,2,k)、y(i,N+2,k)=y(i,2,k)、y(i,N+3,k)=y(i,2,k)、・・・、y(i,2N,k)=y(i,2,k)とする。
以降も同様にして、最後に、(J−1)N+1≦j≦JNの場合、y(i,(J−1)N+1,k)=y(i,J,k)、y(i,(J−1)N+2,k)=y(i,J,k)、・・・、y(i,JN,k)=y(i,J,k)とする。
これにより、第1のデータ系列作成部111により、第1のデータ系列y(i,j,k)、(1≦i≦I、1≦j≦JN、1≦k≦K−N+1)が作成される。
ステップS133において、データ変換部105Aは、作成された第1のデータ系列y(i,j,k)のデータ変換を行う。
すなわち、データ変換部105Aは、各kに対して、Y(j,k)を以下の式(10)のように定義して、y(i,j,k)をY(j,k)に変換する。
Figure 2016164772
これにより、I個のJN行(K−N+1)列の行列データとして表されるy(i,j,k)が、JN行I(K−N+1)列の行列データY(j,k)に変換される。したがって、以降のステップS56において、モデル作成部106により、Y(j,k)について主成分分析を行って得られるローディング行列が正常モデルとして作成される。
≪異常検知処理≫
次に、「異常検知」フェーズにおいて、正常モデルに基づき機器30により処理されているバッチプロセスの異常を検知する異常検知処理について、図15を用いて説明する。図15は、第三の実施形態に係る異常検知処理の一例のフローチャートである。なお、図15におけるステップS61〜ステップS63及びステップS65〜ステップS66については、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS151において、第2のデータ系列作成部112は、正規化された運転データz(j,k)のプロセス変数を示す各jに対して、それぞれ多重度Nに応じた第2の中間系列を作成する。
ここで、バッチ内における最新のz(j,k)を、z(j,k)、(ただし、1≦k≦K)とすると、第2のデータ系列作成112は、次のようにして第2の中間系列を作成する。すなわち、第2のデータ系列作成部112は、第1の中間系列と同様の方法で、w(j,1)=z(j,N)、w(j,2)=z(j,N+1)、・・・、w(j,k−N+1)=z(j,k)とすることにより、第2の中間系列w(j,k)を作成する。同様に、第2のデータ系列作成部112は、w(j,1)=z(j,N−1)、w(j,2)=z(j,N)、・・・、w(j,k−N+1)=z(j,k−1)とすることにより、第2の中間系列w(j,k)を作成する。
以降も同様にして、第2のデータ系列作成部112は、N個の第2の中間系列w(j,k)、w(j,k)、・・・、w(j,k)、(1≦k≦k−N+1)を作成する。このように、第2のデータ系列作成部112は、時間k=1からk=kまでの正規化された運転データz(j,1)、・・・、z(j,k)から第2の中間系列w(j,k)、w(j,k)、・・・、w(j,k)、(1≦k≦k−N+1)を作成する。
なお、第2のデータ系列作成部112は、第1のデータ系列作成部111と同様の方法により第2の中間系列を作成する。すなわち、「モデル作成」フェーズにおいて第1のデータ系列111が第1の中間系列を作成した際に用いた減算値及び多重度と同様の減算値及び多重度を用いて、第2のデータ系列作成部112は、第2の中間系列を作成する。
ステップS152において、第2のデータ系列作成部112は、N個の第2の中間系列w(j,k)、w(j,k)、・・・、w(j,k)をjについてリナンバリングすることにより第2のデータ系列w(j,k)を作成する。
第2のデータ系列作成部112は、w(j,k)、(1≦k≦k−N+1)を、各jに対して、次のように定義することで、第2のデータ系列を作成する。
すなわち、1≦j≦Nの場合、w(1,k)=w(1,k)、w(2,k)=w(1,k)、w(3,k)=w(1,k)、・・・、w(N,k)=w(1,k)とする。
次に、N+1≦j≦2Nの場合、w(N+1,k)=w(2,k)、w(N+2,k)=w(2,k)、w(N+3,k)=w(2,k)、・・・、w(2N,k)=w(2,k)とする。
以降も同様にして、最後に、(J−1)N+1≦j≦JNの場合、w((J−1)N+1,k)=w(J,k)、w((J−1)N+2,k)=w(J,k)、・・・、w(JN,k)=w(J,k)とする。
これにより、第2のデータ系列作成部112により、第2のデータ系列w(j,k)、(1≦j≦JN、1≦k≦k−N+1)が作成される。なお、上記において、k<N+1である場合には、ステップS151以降の処理は行わなくもよい。
ステップS153において、指標値算出部108は、第2のデータ系列w(i,k)と、「モデル作成」フェーズにおいて作成した正常モデルとに基づき所定の指標値を算出する。これにより、ステップS65において、異常検知部109により、算出された指標値に基づいて異常が発生したか否かが判定される。
<まとめ>
以上により、第三の実施形態に係るプロセス監視システム1では、プロセス変数毎に、過去の計測値との相関を考慮した正常モデルが作成され、この正常モデルに基づいて異常検知を行う。これにより、本実施形態に係るプロセス監視システム1では、プロセス変数の異常な値やバッチプロセスにおける異常の発生等を、より高い精度で検知することができるようになる。
なお、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 プロセス監視システム
10 プロセス監視装置
20 機器制御装置
30 機器
101 データ取得部
102 平均プロファイル算出部
103 標準偏差プロファイル算出部
104 第1の正規化部
105 データ変換部
106 モデル作成部
107 第2の正規化部
108 指標値算出部
109 異常検知部
110 結果出力部
121 バッチデータ記憶部
122 モデル記憶部

Claims (13)

  1. バッチプロセスにより処理を行う機器又は設備の時系列の運転状態を示す運転データに基づき該機器又は設備の異常を検出するプロセス監視装置であって、
    予め蓄積された前記機器又は設備の複数のバッチの運転データに基づき、該運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて前記複数のバッチにおける平均と、前記複数のバッチにおける標準偏差とを算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記複数のバッチの運転データを正規化する第1の正規化手段と、
    前記第1の正規化手段により正規化された前記複数のバッチの運転データに基づき、前記機器又は設備の異常を検出するための正常モデルを作成するモデル作成手段と、
    前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと前記機器又は設備から出力された運転データとに基づき、該機器又は設備の異常を検出する異常検出手段と
    を有するプロセス監視装置。
  2. 前記第1の正規化手段は、
    前記複数のバッチの運転データを、バッチ毎に、それぞれ対応する前記平均で減算した後、それぞれ対応する前記標準偏差で除算することで正規化する、請求項1に記載のプロセス監視装置。
  3. 前記モデル作成手段は、
    前記第1の正規化手段により正規化された複数のバッチの運転データに基づき、該バッチ毎の時系列の運転データから得られる第1の行列データを連結して得られる第2の行列から前記正常モデルを作成する、請求項1又は2記載のプロセス監視装置。
  4. 前記第1の正規化手段は、
    前記標準偏差が0である場合には、該標準偏差の値を補正する、請求項2又は3に記載のプロセス監視装置。
  5. 前記異常検出手段は、
    前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと、前記機器又は設備から出力された運転データとに基づきQ統計量及びT統計量を算出し、該Q統計量又は該T統計量が所定の閾値を超えている場合に、前記異常を検出する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプロセス監視装置。
  6. 前記異常検出手段は、
    前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと、前記機器又は設備から出力された運転データとに基づきQ統計量及びT統計量を算出し、該算出したQ統計量及びT統計量それぞれのバッチ単位のデータ系列に基づいて算出された第1の指標値及び第2の指標値の少なくとも一方が、所定の閾値を超えている場合に、前記異常を検出する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプロセス監視装置。
  7. 前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記機器又は設備から出力された運転データを正規化する第2の正規化手段を有し、
    前記異常検出手段は、
    前記正常モデルと、前記第2の正規化手段により正規化された運転データとに基づきQ統計量及びT統計量を算出する、請求項5又は6記載のプロセス監視装置。
  8. 前記第2の正規化手段は、
    前記運転データを、それぞれ対応する前記平均で減算した後、それぞれ対応する前記標準偏差で除算することで正規化する、請求項7に記載のプロセス監視装置。
  9. 前記Q統計量及び前記T統計量は、それぞれ第1の寄与度の和及び第2の寄与度の和で表され、
    前記異常検出手段は、
    前記第1の寄与度から算出される第1の分散又は前記第2の寄与度から算出される第2の分散の少なくとも一方が、予め設定された所定の値以上である場合、前記正常モデルの再作成を促すメッセージを通知する、請求項5ないし8のいずれか1項に記載のプロセス監視装置。
  10. 前記モデル作成手段は、
    前記第1の正規化手段により正規化された前記複数のバッチの運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて、前記状態データと、該状態データを所定の時間ずつ減算した複数の過去状態データとに基づき、複数の部分データ系列を作成し、
    作成された該複数の部分データ系列に基づき、前記正常モデルを作成する、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のプロセス監視装置。
  11. 前記モデル作成手段は、
    前記過去状態データを、前記状態データを所定の時間ずつ、予め設定された多重度に応じた回数を減算することで作成し、
    前記状態データ及び前記複数の過去状態データで共通に定義される時間の範囲のデータ系列をそれぞれ抽出することで、前記複数の部分データ系列を作成する、請求項10に記載のプロセス監視装置。
  12. バッチプロセスにより処理を行う機器又は設備の時系列の運転状態を示す運転データに基づき該機器又は設備の異常を検出するプロセス監視装置に用いられるプロセス監視方法であって、
    予め蓄積された前記機器又は設備の複数のバッチの運転データに基づき、該運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて前記複数のバッチにおける平均と、前記複数のバッチにおける標準偏差とを算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出された前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記複数のバッチの運転データを正規化する第1の正規化手順と、
    前記第1の正規化手順により正規化された前記複数のバッチの運転データに基づき、前記機器又は設備の異常を検出するための正常モデルを作成するモデル作成手順と、
    前記モデル作成手順により作成された前記正常モデルと前記機器又は設備から出力された運転データとに基づき、該機器又は設備の異常を検出する異常検出手順と
    を有するプロセス監視方法。
  13. バッチプロセスにより処理を行う機器又は設備の時系列の運転状態を示す運転データに基づき該機器又は設備の異常を検出するプロセス監視装置を、
    予め蓄積された前記機器又は設備の複数のバッチの運転データに基づき、該運転データに含まれる複数の状態データのそれぞれについて前記複数のバッチにおける平均と、前記複数のバッチにおける標準偏差とを算出する算出手段、
    前記算出手段により算出された前記平均及び前記標準偏差に基づき、前記複数のバッチの運転データを正規化する第1の正規化手段、
    前記第1の正規化手段により正規化された前記複数のバッチの運転データに基づき、前記機器又は設備の異常を検出するための正常モデルを作成するモデル作成手段と、
    前記モデル作成手段により作成された前記正常モデルと前記機器又は設備から出力された運転データとに基づき、該機器又は設備の異常を検出する異常検出手段
    として機能させるためのプログラム。
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