JP2016164756A - 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム - Google Patents
車種判別装置、車種判別方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016164756A JP2016164756A JP2015045155A JP2015045155A JP2016164756A JP 2016164756 A JP2016164756 A JP 2016164756A JP 2015045155 A JP2015045155 A JP 2015045155A JP 2015045155 A JP2015045155 A JP 2015045155A JP 2016164756 A JP2016164756 A JP 2016164756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- scan data
- vehicle type
- unit
- category
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07B—TICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
- G07B15/00—Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/01—Detecting movement of traffic to be counted or controlled
- G08G1/015—Detecting movement of traffic to be counted or controlled with provision for distinguishing between two or more types of vehicles, e.g. between motor-cars and cycles
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/01—Detecting movement of traffic to be counted or controlled
- G08G1/04—Detecting movement of traffic to be counted or controlled using optical or ultrasonic detectors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Finance (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
【解決手段】車種判別装置10は、車両の特徴を示す車両特徴情報に基づいて車両特徴区分を特定する車両特徴区分特定部113と、前記車両のタイヤが配置される高さでレーザスキャンを行うレーザスキャン部10Cと前記車両のタイヤとの位置関係に応じた検出スキャンデータを取得するスキャンデータ取得部111と、前記車両特徴区分別に割り振られた参照スキャンデータが記憶されている記憶部116と、前記記憶部116に記憶されている前記参照スキャンデータの内、特定された前記車両特徴区分に割り振られた参照スキャンデータと、取得された前記検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて前記車種区分を判別する車種区分判別部114とを備える。
【選択図】図3
Description
料金所においては、車両の運転席が料金自動収受機に到達した時点で、料金自動収受機により料金が算出されている必要がある。このため、車両の運転席が料金自動収受機に到達した時点で、車種判別装置において車種の判別を行う必要がある。
車種の判別に踏板を用いる場合、車両のタイヤが踏板を踏み付けた回数を車種判別装置が検出することにより、当該車両の車軸数を特定することができる。従って、車種を判別するためには、対象となる車両が踏板を完全に通過する必要がある。このため、従来、料金所において車種を判別するためには、通行する車両の最大車長(例えば、18m)を考慮して、車種判別装置と料金自動収受機との間が少なくとも最大車長以上となるように配置されている。
また、特許文献2のレーザ画像計測装置についても、ビームを高さ方向に走査するため、車両がレーザ画像計測装置を通過しないと当該車両の三次元データを取得して当該車両の車軸数を検出することができない。このため、上記の踏板と同様に、レーザ画像計測装置と料金自動収受機との距離が最大車長以上確保することが困難な場合は、車種の判別の精度が低下する可能性がある。
本発明の一態様によれば、通行する車両(A)の車種区分(D1)を判別する車種判別装置(10)であって、車種判別装置は、前記車両の特徴を示す車両特徴情報(D4)に基づいて、前記車種区分と異なる区分、又は、前記車種区分よりも大きく区分けされた区分である車両特徴区分(D7)を特定する車両特徴区分特定部(113)と、前記車両のタイヤが配置される高さでレーザスキャンを行うレーザスキャン部(10C)と、前記レーザスキャン部から出力される情報であって、前記レーザスキャン部と前記車両のタイヤとの位置関係に応じた検出スキャンデータ(D5)を取得するスキャンデータ取得部(111)と、前記車両特徴区分別に割り振られた参照スキャンデータ(D6)が記憶されている記憶部(116)と、前記記憶部に記憶されている前記参照スキャンデータの内、特定された前記車両特徴区分に割り振られた前記参照スキャンデータと、取得された前記検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて前記車種区分を判別する車種区分判別部(114)と、を備える。
ここで、車種区分判別部は、車両特徴区分別に割り振られた参照スキャンデータが記憶されている記憶部から、特定された車両特徴区分に割り振られた参照スキャンデータと、取得された検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて車種区分を判別する。このように、複数の参照スキャンデータの内、車両の車両特徴区分に割り振られた参照スキャンデータを比較対象とすることで、参照すべきスキャンデータを特定の車両特徴区分に絞り込むことができ、高い精度で車種区分の判別を行うことが可能となる。
(全体構成)
以下、本発明の第1の実施形態に係る車種判別装置10について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施形態に係る料金収受設備1の概略図である。
本実施形態において、料金収受設備1は、図1に示すように有料道路の出口料金所に設置され、有料道路の利用者である車両Aの運転者から利用料金を収受する。
料金収受設備1は、車線Lの側部のアイランドI上に設けられ、車線L上に停止した車両Aとの間で料金収受処理を行うための設備である。
以降の説明において、車線Lに沿う方向を進行方向(図1におけるX方向)と称する。また、車線L上で車両が進む方向側(図1における+X方向側)を進行方向奥側と称し、車両が進む方向側とは反対側(図1における−X方向側)を進行方向手前側と称する。
本実施形態において、車種判別装置10は、車両検知器10Aと、踏板10Bと、レーザ検出器10C(レーザスキャン部)と、ナンバープレート認識装置10Dと、を検出用装置として備えている。車種判別装置10は、これら検出用装置が検出する信号に基づいて、車両Aの車種区分D1を判別する。
図2は第1の実施形態に係る車種判別装置10の概略図である。
図2に示すように、車種判別装置10は、車両検知器10Aと、踏板10Bと、レーザ検出器10Cと、ナンバープレート認識装置10Dと、を検出用装置として備えている。また、車種判別装置10は、これら検出用装置が検出する信号に基づいて、車両Aの車種区分D1を判別するための主制御部10Eを備えている。
なお、本実施形態において、主制御部10Eが車種判別装置10(例えば図2に示すように車両検知器10A)に内蔵されている態様で説明するが、この態様に限定されない。例えば、他の実施形態においては、主制御部10Eがネットワーク上に接続された車種判別装置10以外の装置に内蔵されていてもよい。
レーザスキャン角度αは「α0」から「αn」の範囲で変更可能である。「α0」は、スキャン範囲Nに対応する車両Aの部位の内、最も進行方向奥側(+X方向側)の部位にレーザ光を照射する場合のレーザスキャン角度αを示す。また、「αn」は、スキャン範囲Nに対応する車両Aの部位の内、最も進行方向手前側(−X方向側)の部位にレーザ光が照射されるレーザスキャン角度αを示す。
なお、スキャン範囲Nは、レーザ検出器10Cを設置する料金自動収受設備1に設けられた各装置の配置と、車両Aの最大車長とに応じて、適宜変更してもよい。
レーザ検出器10Cは、レーザ光の照射を行ったレーザスキャン角度αと、当該レーザスキャン角度αで照射されたレーザ光により検出された距離とに基づいて、車線Lの進行方向(X方向)におけるレーザ光の照射位置xと、幅方向(Y方向)におけるレーザ光の照射位置yとを算出する。レーザ検出器10Cは、一回のレーザスキャンにおける各照射位置x及び照射位置yを、検出スキャンデータD5として主制御部10Eへ出力する。
図3は第1の実施形態に係る車種判別装置10のブロック図である。
図3に示すように、車種判別装置10の備える車両検知器10A、踏板10B、ナンバープレート認識装置10D及びレーザ検出器10Cから検出された情報が、主制御部10Eに入力されるように構成されている。また、車種判別装置10は、記憶部116を備えている。
検出スキャンデータD5について、図4を参照して詳細に説明する。
図4は第1の実施形態に係る検出スキャンデータD5の例を示す図である。横軸は車両Aの進行方向(X方向)におけるレーザ光の照射位置xを表し、縦軸は車両Aの幅方向(Y方向)におけるレーザ光の照射位置yを表している。
スキャンデータ取得部111は、取得した検出スキャンデータD5を車種区分判別部114へ出力する。
本実施形態における車両特徴情報取得部112はタイヤ幅及びトレッドと、ナンバープレート情報D3とを、車両特徴情報D4として車両特徴区分特定部113へ出力する。
車両特徴情報D4は、料金自動収受機が車両Aの利用料金を確定していなければならないタイミングまでに取得可能な情報であって、車両Aの車両特徴区分D7(後述)を特定するために用いられる情報である。なお、車両特徴情報D4はこれに限られることはない。他の実施形態においては、車両特徴情報取得部112が車両検知器10Aからの検出信号に基づき特定した、車両Aの車高等の情報を含んでいてもよい。
本実施形態において、車種区分D1を判別するためには車軸数を特定することが必要であり、例えば踏板10Bによって車両Aの車軸数を特定することができる。しかしながら、料金自動収受設備1の立地等によっては、料金自動収受設備1の設置スペースが車両Aの最大車長よりも短い場合、換言すると、踏板10Bが設けられている位置から料金自動収受機11が設けられている位置までの距離が車両Aの車長よりも短い場合がある。この場合、料金自動収受機11が車両Aの利用料金を確定していなければならないタイミング、つまり、車両Aの運転席が設けられている位置が料金自動収受機11の設置されている位置に到達するタイミングまでに、車両Aの全てのタイヤが踏板10Bを通過していない可能性がある。このような車両Aについては、車種判別装置10は、踏板10Bによる車両Aの車軸数の特定が完了していない状態で、車種区分D1を判別しなければならない。この場合、車種判別装置10が特定が完了していない車軸数に基づいて車種区分D1の判別を行うことにより、車種区分D1の判別精度が低下する可能性がある。
このため、本実施形態において、車両特徴区分特定部113は、車軸数以外の車両Aの特徴を示す車両特徴情報D4によって特定可能な車両Aの区分であって、前記車種区分D1と異なる区分、又は、前記車種区分D1よりも大きく区分けされた区分である車両特徴区分D7を特定する。
例えば、本実施形態における車種区分D1は、上述の通り「軽自動車等」、「普通車」、「中型車」、「大型車」、「特大車」の五車種を有している。これに対し、車両特徴区分D7は、車両特徴情報D4に含まれるナンバープレート情報D3に基づいて、車種区分D1とは異なる区分である「普通貨物車」、「普通乗用車」、「小型貨物車」、「小型乗用車」等に区分されてもよい。また、車両特徴情報D4に含まれるタイヤ幅やトレッドにより、更に区分を分けてもよい。
なお、本実施形態においては、車両特徴区分D7は、ナンバープレート情報D3に基づいて、「区分A」、「区分B」、「区分C」等に区分される例について説明する。
車両特徴区分特定部113は、特定した車両特徴区分D7を車種区分判別部114へ出力する。
図5は第1の実施形態に係る参照スキャンデータD6の例を示す図である。
図5に示すように、複数の参照スキャンデータD6は、車両特徴区分D7(縦軸)ごとに割り振られる。また、車両特徴区分D7ごとに割り振られた複数の参照スキャンデータD6は、更に、車軸数により分類される車軸数グループ(横軸)ごとに割り振られる。
例えば、図5に示すように、「区分A」として、車軸数が「2」及び「3」の車軸数グループに対応する参照スキャンデータD6が記憶されている。また、「区分B」として、車軸数が「2」〜「5」の車軸数グループに対応する参照スキャンデータD6が記憶されている。このように、参照スキャンデータD6は、区分D7及び車軸数グループごとに割り振られた状態で、記憶部116に記憶されている。
なお、記憶部116は、各車両特徴区分D7に属する車両の参照スキャンデータD6の他に、各車両特徴区分D7に属する車両が他の車両やボートトレーラー等の被牽引車両を牽引している際の参照スキャンデータD6を予め記憶していてもよい。例えば、「区分A」に割り振られた車両であって、車軸数が「2」である車両が、車軸数が「1」のボートトレーラーを牽引している参照スキャンデータD6を、車軸数が「2+1」の車軸数グループとして割り振るようにしてもよい。
車軸数特定部115は、車両特徴区分特定部113から出力された車両特徴区分D7と、スキャンデータ取得部111から出力された検出スキャンデータD5とを取得する。
車軸数特定部115は、車両特徴区分特定部113から取得した車両特徴区分D7に基づいて、記憶部116に記憶されている複数の参照スキャンデータD6の内、当該車両特徴区分D7に割り振られた参照スキャンデータD6を抽出する。
次に、車軸数特定部115は、スキャンデータ取得部111から取得した車両Aの検出スキャンデータD5と、抽出した参照スキャンデータD6とを照合し、当該検出スキャンデータD5に最も類似した参照スキャンデータD6を選択する。そして、車軸数特定部115は、選択された参照スキャンデータD6が割り振られた車軸数グループに基づいて、車両Aの車軸数を特定する。なお、車軸数特定部115が特定した当該車軸数は、第一車軸数D8として車種区分判別部114へ出力される。
なお、例えば車両Aが被牽引車両としてボートトレーラーを牽引している場合、ボートトレーラーは車両のタイヤに比べて小さなタイヤを有していることがあるため、レーザ検出器10Cが照射するレーザ光は、ボートトレーラーのタイヤが配置された位置ではなく、フレームが配置された位置に照射される可能性がある。この場合、レーザ検出器10Cが取得する検出スキャンデータD5において、ボートトレーラーのタイヤは検出されず、フレームが検出されることとなる。しかしながら、上述のように、記憶部116がボートトレーラーを牽引している場合の参照スキャンデータD6を記憶しているため、車軸数特定部115は、当該車両Aの車軸数及びボートトレーラー(被牽引車両)の車軸数(上述の例では、車軸数が「2+1」の車軸数グループに基づき特定される車軸数)を特定することができる。
車種区分判別部114は、判別した車種区分D1を料金自動収受機11へ出力する。
図6は、第1の実施形態に係る車種判別の手順を示すフローチャートである。
車両特徴情報取得部112は、踏板10Bから出力された車両Aの検出情報D2と、ナンバープレート認識装置10Dから出力されたナンバープレート情報D3とを取得する(ステップST101)。車両特徴情報取得部112は、検出情報D2から特定されるタイヤ幅、トレッドと、ナンバープレート情報D3とを、車両Aの車両特徴情報D4として生成する。車両特徴情報取得部112は、生成した車両特徴情報D4を、車両特徴区分特定部113へ出力する。
車両特徴区分特定部113は、取得した車両Aの車両特徴情報D4より、車両Aの車両特徴区分D7を特定する(ステップST102)。例えば、車両特徴区分特定部113は、車両特徴情報D4に含まれるナンバープレート情報D3に基づき、車両Aの車両特徴区分D7が「区分B」であると特定する。
車両特徴区分特定部113は、特定した車両特徴区分D7を車種区分判別部114へ出力する。
スキャンデータ取得部111は、レーザ検出器10Cから出力された車両Aの検出スキャンデータD5を取得する(ステップST103)。スキャンデータ取得部111は、取得した検出スキャンデータD5を、車種区分判別部114へ出力する。
車種区分判別部114の車軸数特定部115は、まず、記憶部116に記憶された複数の参照スキャンデータD6の内、車両特徴区分特定部113より取得した車両Aの車両特徴区分D7と一致する車両特徴区分D7に割り振られた参照スキャンデータD6を抽出する。本実施形態の例では、ステップST102において特定された車両特徴区分D7は「区分B」であるため、車軸数特定部115は、図5に示される例の内、「区分B」に割り振られている参照スキャンデータD6を抽出する。
次に、車軸数特定部115は、スキャンデータ取得部111より出力された車両Aの検出スキャンデータD5と、抽出された「区分B」に割り振られている各参照スキャンデータD6との照合を行う。例えば、車軸数特定部115は、検出スキャンデータD5と参照スキャンデータD6とのそれぞれについて、レーザ光の照射位置yの変化量の大きな部分を特徴点として検出する。車軸数特定部115は、検出スキャンデータD5の特徴点と、参照スキャンデータD6の特徴点とが出現する位置や間隔等(出現パターン)を照合する。車軸数特定部115は、検出スキャンデータD5の特徴点と整合する(特徴点の出現パターンの一致度が高い)参照スキャンデータD6が含まれている車軸数グループを選定する。これにより、車軸数特定部115は、選定した車軸数グループに対応する車軸数を、検出スキャンデータD5から導き出される車両Aの車軸数として特定する(ステップST104)。例えば、車軸数特定部115は、検出スキャンデータD5が、車軸数が「3」である車軸数グループ「3」に割り振られている参照スキャンデータD6と整合することが多いと判断した場合、車軸数グループ「3」を選定する。これにより、車軸数特定部115は、車両Aの車軸数を「3」であると特定する。車軸数特定部115は、このようにして特定した車両Aの車軸数を、第一車軸数D8として車種区分判別部114へ出力する。
車種区分判別部114は、車両特徴区分特定部113から出力された車両特徴区分D7と、車軸数特定部115から出力された車両Aの第一車軸数D8とに基づき、車両Aの車種区分D1を判別する(ステップST105)。
本実施形態の例では、車種区分判別部114は、ステップST102において特定された車両特徴区分D7の値「区分B」と、ステップST104において出力された第一車軸数D8の値「3」とに基づき、車種区分D1が「中型車」であると判別する。
以上で、車種判別装置10の主制御部10Eによる車種判別が完了する。
上述した車種判別装置10によれば、車両特徴情報取得部112は、踏板10Bから出力された検出情報D2と、ナンバープレート認識装置10Dから出力されたナンバープレート情報D3とに基づき、車両特徴情報D4を生成する。車両特徴区分特定部113は、当該車両特徴情報D4に含まれる車両Aのタイヤ幅と、トレッドと、ナンバープレート情報D3とから、車両特徴区分D7を特定する。また、車両Aのタイヤが配置されている高さでレーザスキャンを行うレーザ検出器10Cから出力される車両Aの検出スキャンデータD5を、主制御部10Eのスキャンデータ取得部111が取得する。更に、車種区分判別部114は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6の内、車両特徴区分特定部113により特定された車両特徴区分D7に割り振られた参照スキャンデータD6と、スキャンデータ取得部111が取得した検出スキャンデータD5とを比較した結果に基づいて、車両Aの車種区分D1を判別する。
最大車長に基づく設置スペースを確保できない料金自動収受設備では、踏板による車軸数の検出が完了する前に、車両の運転席が料金自動収受機に到達してしまう可能性がある。この場合、踏板から検出される車軸数のみで車種区分を判別している車種判別装置においては、車種区分の判別の精度が低下する可能性がある。
しかしながら、上述の実施形態においては、車種判別装置10は、車両特徴区分D7と検出スキャンデータD5の双方を使用することにより、車両Aが踏板10Bを通過していない状態であっても、車軸数の特定を行い、第一車軸数D8として出力することが可能である。このため、車種判別装置10が最大車長に基づく設置スペースを確保できない料金自動収受設備1に設置されていても、車種区分D1の判別を行うことができる。
また、記憶部116に記憶されている複数の参照スキャンデータD6の内、車両Aの車両特徴区分D7に割り振られた参照スキャンデータD6を比較対象とすることで、高い精度で車種区分D1の判別を行うことが可能となる。
更に、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6として、被牽引車両を牽引している際の参照スキャンデータD6を予め記憶していることにより、車両Aが他の車両やボートトレーラー等の被牽引車両を牽引している場合であっても、当該車両Aの車軸数及び被牽引車両の車軸数を特定し、当該車両Aの車種区分D1を判別することが可能となる。
車両特徴区分D7により参照スキャンデータD6の候補が絞り込まれていることにより、車軸数特定部115は、検出スキャンデータD5と整合する可能性の高い参照スキャンデータD6のみと照合することが可能となる。これにより、車両特徴区分D7の異なる参照スキャンデータD6が検出スキャンデータD5に整合すると誤った判断をしてしまい、その結果、誤った車軸数を特定してしまうことを回避することができる。このため、車軸数特定部115は、車軸数を高い精度で特定することが可能となる。また、車軸数特定部115が照合を行う時間を短縮することができる。
これにより、車両Aが車種判別装置10を通過する前に、車両Aの進行方向手前側(―X方向側)を含む範囲のレーザスキャンを行い、車両Aの車軸数を特定することができる。このため、車種判別装置10が最大車長に基づく設置スペースを確保できない料金自動収受設備1に設置されていても、当該車軸数に基づき出力された第一車軸数D8により、車種区分D1の判別を行うことができる。
(車種判別装置の構成)
次に、本発明の第2の実施形態に係る車種判別装置20について図面を参照して説明する。なお、第1の実施形態と共通の構成には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
図7は第2の実施形態に係る車種判別装置20のブロック図である。
図7に示すように、本実施形態に係る車種判別装置20の主制御部20Eは、第1の実施形態に係る車種判別装置10の主制御部10Eの機能構成に加え、更に車種区分学習部117を備えている。
車種区分学習部117は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6から、各車両特徴区分D7及び車軸グループに割り振られた参照スキャンデータD6の特徴がより強く出現している特徴抽出範囲情報D12を特定する。
なお、図8(a)では、説明を簡明にするために、車両A1及び車両A2の参照スキャンデータD6を照合する例を示しているが、実際には、車種区分学習部117は、抽出した複数の参照スキャンデータD6を全て重ね合わせて照合を行う。このようにして、車両特徴区分D7が「区分B」、且つ、車軸数グループが「3」に割り振られている参照スキャンデータD6の、特徴点の整合度が高い範囲を特定する。
図8(a)の例では、車種区分学習部117は、範囲R2を各車両Aの特徴点の整合度が高い範囲であると特定する。これにより、車両特徴区分D7が「区分B」であり、範囲R2における特徴点の整合度が高い場合は、車軸数グループが「3」に属する車両である可能性が高いと判断できる。つまり、当該車両については、車軸数特定部115がレーザ検出器10Cが取得した検出スキャンデータD5と記憶部116に記憶された参照スキャンデータD6とを比較する際に、少なくとも範囲R2を比較することにより、当該車両の車軸数が「3」であるかそれ以外であるかを判断することができる。
車種区分学習部117は、抽出された参照スキャンデータD6について、上記と同様の照合を行う。例えば、図8(b)に示すように、車両A3の参照スキャンデータD6(実線)と、車両A4の参照スキャンデータD6(点線)とを重ね合わせて照合を行う。
なお、図8(b)では、説明を簡明にするために、車両A3及び車両A4の参照スキャンデータD6を照合する例を示しているが、実際には、車種区分学習部117は、抽出した複数の参照スキャンデータD6を全て重ね合わせて照合を行う。このようにして、車両特徴区分D7が「区分B」、且つ、車軸数グループが「5」に割り振られた参照スキャンデータD6の、特徴点の整合度が高い範囲を特定する。
図8(b)の例では、車種区分学習部117は、範囲R4を各車両の特徴点の整合度が高い範囲であると特定する。これにより、車両特徴区分D7が「区分B」であり、範囲R4における特徴点の整合度が高い場合は、車軸数グループが「5」に属する車両である可能性が高いと判断できる。つまり、当該車両については、車軸数特定部115がレーザ検出器10Cが取得した検出スキャンデータD5と記憶部116に記憶された参照スキャンデータD6とを比較する際に、少なくとも範囲R4を比較することにより、当該車両の車軸数が「5」であるかそれ以外であるかを判断することができる。
例えば、図8(a)に示される車軸数グループが「3」の範囲R2と、図8(b)に示される車軸数グループが「5」の範囲R4とを比較すると、進行方向におけるレーザ光の照射位置xの内、最も進行方向奥側の照射位置は範囲R2の「x3」であり、最も進行方向手前側の照射位置は範囲R4の「x6」である。この場合、照射位置xが「x3」から「x6」の範囲で検出スキャンデータD5及び参照スキャンデータD6の比較を行えば、車軸数グループが「3」に属するか、「5」に属するかを特定できる。
車種区分学習部117は、このようにして特定された照射位置「x3」から「x6」までの範囲を、車両特徴区分D7が「区分B」に割り振られた車両の特徴抽出範囲情報D12として設定する。
このように、車種区分学習部117は、各車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を設定する。また、車種区分学習部117は、設定した特徴抽出範囲情報D12を記憶部116に記憶する。
なお、車種区分学習部117は、特徴抽出範囲情報D12を予め設定し、記憶部116に記憶する。これにより、本実施形態に係る車種判別装置20が車種の判別を行う際に、既に設定された特徴抽出範囲情報D12を利用可能となるため、車種の判別処理を迅速に行うことができる。
具体的には、車両検知器10Aにより車両Aが車線Lに進入したことが検知されると、レーザ検出器10Cは当該車両Aのレーザスキャンを行い、検出スキャンデータD5を主制御部20Eに出力する。また、ナンバープレート認識装置10Dはナンバープレート情報D3を取得して主制御部20Eに出力する。更に、踏板10Bが当該車両Aのタイヤによる踏付けを検出すると、検出情報D2を主制御部20Eに出力する。主制御部20Eの車両特徴情報取得部112は、これらナンバープレート情報D3及び検出情報D2に基づく車両特徴情報D4を、車両特徴区分特定部113に出力する。車両特徴区分特定部113は、当該車両特徴情報D4に基づいて車両特徴区分D7を特定し、車種区分学習部117に出力する。
なお、本実施形態において、車両検知器10Aにより車両Aが車線Lに進入したことが検知されると、レーザ検出器10Cが当該車両Aのレーザスキャンを行う例について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態においては、レーザ検出器10Cは、車両検知器10Aが車両Aの進入を検知したか否かに関わらず、レーザスキャンを行うようにしてもよい。
車種区分学習部117は、車両特徴区分D7を取得すると、当該車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を記憶部116から取得して、車種区分判別部114の車軸数特定部115へ出力する。
車軸数特定部115は、車両特徴区分D7に応じて設定された特徴抽出範囲情報D12に基づいて比較を行う所定範囲を決定し、検出スキャンデータD5と参照スキャンデータD6との比較を当該所定範囲において行う。
上述した車種判別装置20によれば、車種区分学習部117は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6から、各車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12として予め設定する。また、車種区分学習部117は、車両特徴区分特定部113より取得した車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を車種区分判別部114の車軸数特定部115へ出力する。車軸数特定部115は、特徴抽出範囲情報D12に基づく所定範囲において、検出スキャンデータD5と参照スキャンデータD6との比較を行う。
車軸数特定部115において検出スキャンデータD5と参照スキャンデータD6との全範囲について比較を行う場合、図8(a)の範囲R1のように特徴点の整合度が低い範囲が含まれていると、範囲R2での特徴点の整合度が高くても、総合的な特徴点の整合度は低いと判断される可能性がある。この結果、実際とは異なる車軸数グループに割り振られた参照スキャンデータD6との特徴点の整合度が高いと判断され、車軸数特定部115において特定される車軸数の精度が低くなる可能性がある。
しかしながら、本実施形態においては、図8(a)の範囲R1のような特徴点の整合度の低い範囲については車軸数特定部115による比較を行わないように、車種区分学習部117が特徴抽出範囲情報D12を設定している。これにより、車軸数特定部115は各車両特徴区分D7毎に特徴が出やすい範囲のみを比較することができ、車軸数特定部115において特定される車軸数の精度をより高くすることができる。この結果、車種区分判別部114における車種区分D1の判別の精度を向上することができる。
また、車軸数特定部115が比較を行う範囲が狭くなるため、比較を行う時間が短縮され、車種区分D1の判別を迅速に行うことが可能となる。
上述した第2の実施形態においては、車種区分学習部117は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6を照合することにより、各車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を設定する例について説明した。しかしながら、車種区分学習部117は、スキャンデータ取得部111から出力された検出スキャンデータD5に基づいて、各車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を設定してもよい。
車種区分学習部117は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6の内、車両Aの車両特徴区分D7に対応する参照スキャンデータD6を抽出する。車種区分学習部117は、取得した検出スキャンデータD5と、抽出された参照スキャンデータD6とを照合し、当該車両特徴区分D7に対応する特徴抽出範囲情報D12を更新する。車種区分学習部117は、更新した特徴抽出範囲情報D12を記憶部116に記憶する。
(車種判別装置の構成)
次に、本発明の第3の実施形態に係る車種判別装置30について図面を参照して説明する。なお、第1及び第2の実施形態と共通の構成には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
図9は第3の実施形態に係る車種判別装置30のブロック図である。
本実施形態に係る車種判別装置30の主制御部30Eが備える車種区分学習部137は、スキャンデータ取得部111が取得した検出スキャンデータD5を、参照スキャンデータD6として記憶部116に追加する点において、他の実施形態と異なる。
車種区分学習部137は、車両検知器10Aより出力された車両進入情報D9を取得する。車種区分学習部137は、当該車両進入情報D9を取得した後に踏板10Bから取得した検出情報D2を、車両検知器10Aが検知した車両Aのものであると判断し、当該車両Aの車軸数の計測を開始する。
そして、当該車両Aが車両検知器10Aを通過すると、車両検知器10Aは車両通過情報D10を出力する。車種区分学習部137は、当該車両通過情報D10を取得すると、車両Aが踏板10Bを通過したと判断し、当該車両Aの車軸数の計測を完了する。車種区分学習部137は、踏板10Bから取得した検出情報D2に基づいて、車両Aの実際の車軸数を特定する。
本実施形態において、車種区分学習部137は、このように特定された車両Aの実際の車軸数を、第二車軸数D11として出力する。
車種区分学習部137は、取得した検出スキャンデータD5を、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6のグループの内、取得した車両特徴区分D7と第二車軸数D11とに一致するグループに、新たな参照スキャンデータD6として追加する。このようにして、車種区分学習部137は、車種判別装置30が車種区分D1の判別を行う度に、判別に使用した検出スキャンデータD5を、特定された車両特徴区分D7と、実際の車軸数を示す第二車軸数D11とに対応する参照スキャンデータD6として学習する。
まず、車種区分学習部137は、車両検知器10Aより出力された車両進入情報D9を取得する。
車種区分学習部137は、当該車両進入情報D9を取得した後に踏板10Bから取得した検出情報D2を、車両検知器10Aが検知した車両Aのものであると判断し、当該車両Aの車軸数の計測を開始する。
そして、当該車両Aが車両検知器10Aを通過すると、車両検知器10Aは車両通過情報D10を出力する。車種区分学習部137は、当該車両通過情報D10を取得すると、車両Aが踏板10Bを通過したと判断し、当該車両Aの車軸数の計測を完了する。車種区分学習部137は、踏板10Bから取得した検出情報D2に基づいて、車両Aの実際の車軸数を特定する(ステップST201)。
なお、踏板10Bが設けられている位置から料金自動収受機11が設けられている位置までの距離が車両Aの車長よりも短い場合は、当該車両Aに課金する利用料金が確定した時点で、当該車両Aの全てのタイヤが踏板10Bを通過していない状態となる。この場合、車両Aの運転者から利用料金の収受が完了して、車両Aの全てのタイヤが踏板10Bを通過し、車両検知器10Aが当該車両Aを検知しなくなると、車両検知器10Aより車両通過情報D10が出力される。車種区分学習部137は、当該車両通過情報D10を取得するまで、当該車両Aの車軸数の計測を継続している。このため、車種区分学習部137は、車種区分判別部114が車両Aの車種区分D1を判別した後であっても、当該車両Aの実際の車軸数を特定することができる。
車種区分学習部137は、このように特定された車軸数を第二車軸数D11として出力する。
車種区分学習部137は、車両特徴区分特定部113から出力された車両特徴区分D7を取得する(ステップST202)。
車種区分学習部137は、スキャンデータ取得部111から出力された検出スキャンデータD5を取得する(ステップST203)。
車種区分学習部137は、取得した検出スキャンデータD5を、新たな参照スキャンデータD6として、記憶部116に記憶する(ステップST204)。
このとき、車種区分学習部137は、記憶部116に記憶されている参照スキャンデータD6の内、ステップST202で取得した車両特徴区分D7に一致するグループであって、ステップST203で出力された第二車軸数D11に一致する車軸数グループに、当該新たな参照スキャンデータD6を追加する。
例えば、車両特徴区分D7が「区分B」であり、第二車軸数D11が「3」である場合は、当該新たな参照スキャンデータD6は、まず「区分B」の参照スキャンデータD6として割り振られる。次に、当該新たな参照スキャンデータD6は、「区分B」の内の軸数グループが「3」の参照スキャンデータD6として割り振られる。
上述した車種判別装置30によれば、車種区分学習部137は、車種判別装置30が車種区分の判別を行う度に、判別に使用した検出スキャンデータD5を、参照スキャンデータD6として記憶部116に追加する。このため、車種区分学習部137は、様々な車両の参照スキャンデータD6を、人手を介さずに自動的に記憶部116に蓄積することができる。これにより、車種判別装置30は、車種判別を行うごとに判別の精度を向上させることができる。
図11は車種判別装置10、20、30のハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示すように、車種判別装置30は、メモリ810と、記憶/再生装置820と、IO I/F(Input Output Interface)830と、センサ I/F(Interface)840と、通信I/F(Interface)850と、CPU(Central Processing Unit)860と、補助記憶装置870とを備えている。
記憶/再生装置820は、CD−ROM、DVD、フラッシュメモリ等の外部メディアへデータ等を記憶したり、外部メディアのデータ等を再生するための装置である。
IO I/F830は、車種判別装置30と料金収受設備1の各装置との間で情報等の入出力を行うためのインターフェースである。
センサ I/F840は、車種判別装置30が備える車両検知器10A、踏板10B、レーザ検出器10C及びナンバープレート認識装置10Dの制御と、情報及び信号の取得とを行うためのインターフェースである。
通信I/F850は、車種判別装置30が料金収受設備1の各装置や、インターネット等の通信回線を介して外部サーバと通信を行うためのインターフェースである。
CPU850は、プログラムを実行し、車種判別装置30が車両Aの車種区分D1を判別するように制御する。
補助記憶装置870は、CPU860で実行するプログラムや、プログラムを実行する際に使用するデータや、生成されたデータを記録するためのものである。補助記憶装置870は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等である。補助記憶装置870は、上述の各実施形態における記憶部116に相当する。
外部メディアや外部サーバに記憶されているプログラムを、補助記憶装置870に記憶してもよい。
例えば、上述の実施形態において、車種判別装置10が、車両検知器10Aと、踏板10Bと、レーザ検出器10Cと、ナンバープレート認識装置10Dと、を検出用装置として備えている構成について説明した。しかしながら、この構成に限られることはない。車種判別装置10は、車両Aの車高を検出する車高検知器と、車両Aの車長を検出する車長検知器と、を検出用装置として更に備えていてもよい。これらの検出用装置により、車両特徴情報D4として車両Aの車高及び車長を取得することができる。これにより、車両特徴区分特定部113において特定される車両特徴区分D7の精度を向上させることができる。
更に、レーザ検出器10Cを車線Lに直交する方向又は車線Lの進行方向手前側に向けた状態で、車線Lの進行方向に沿って所定の範囲内に複数設置してもよい。この場合、車両検知器10Aが車線Lに車両Aが進入したことを検出すると、複数のレーザ検出器10Cがそれぞれレーザ光の照射を行う。この場合、各レーザ検出器10Cは、各レーザ検出器10Cの位置とレーザ光の照射角度とに基づいて、車線Lの進行方向におけるレーザ光の照射位置x及び車線Lの幅方向におけるレーザ光の照射位置yを算出し、当該算出結果を主制御部10Eに出力する。主制御部10Eは、各レーザ検出器10Cから取得した算出結果を統合して検出スキャンデータD5を生成する。この例のように、レーザ光の照射及び当該レーザ光の反射光の検出を複数のレーザ検出器10Cにより異なる位置に複数回行い、これら複数のレーザ検出器10Cによる検出結果を統合して車両Aの検出を行うことを、レーザスキャンの一態様としてもよい。主制御部10Eは、上述の実施形態と同様に、当該検出スキャンデータに基づいて車両Aの車軸数を特定することが可能である。
10、20、30 車種判別装置
10A 車両検知器
10B 踏板
10C レーザ検出器(レーザスキャン部)
10D ナンバープレート認識装置
10E、20E、30E 主制御部
11 料金自動収受機
13 発進制御機
14 発進検知器
111 スキャンデータ取得部
112 車両特徴情報取得部
113 車両特徴区分特定部
114 車種区分判別部
115 車軸数特定部
116 記憶部
117、137 車種区分学習部
A 車両
L 車線
I アイランド
Claims (7)
- 通行する車両の車種区分を判別する車種判別装置であって、
前記車両の特徴を示す車両特徴情報に基づいて、前記車種区分と異なる区分、又は、前記車種区分よりも大きく区分けされた区分である車両特徴区分を特定する車両特徴区分特定部と、
前記車両のタイヤが配置される高さでレーザスキャンを行うレーザスキャン部と、
前記レーザスキャン部から出力される情報であって、前記レーザスキャン部と前記車両のタイヤとの位置関係に応じた検出スキャンデータを取得するスキャンデータ取得部と、
前記車両特徴区分別に割り振られた参照スキャンデータが記憶されている記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記参照スキャンデータの内、特定された前記車両特徴区分に割り振られた前記参照スキャンデータと、取得された前記検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて前記車種区分を判別する車種区分判別部と、
を備える車種判別装置。 - 前記参照スキャンデータは、更に車軸数グループ別に割り振られ、
特定された前記車両特徴区分に割り振られた前記参照スキャンデータの内、取得された前記検出スキャンデータと整合する前記参照スキャンデータが含まれる車軸数グループを選定することにより、前記車両の車軸数を特定し、該車軸数を前記車両の第一車軸数として出力する車軸数特定部を更に備える、
請求項1に記載の車種判別装置。 - 前記レーザスキャン部は、前記レーザスキャン部が設置されている位置より前記車両の進行方向手前側の範囲を含む所定の範囲内でレーザスキャン角度を変更可能に設けられている、
請求項1または2に記載の車種判別装置。 - 前記車種区分判別部は、前記検出スキャンデータと前記参照スキャンデータとの比較を、特定された前記車両特徴区分に応じた所定範囲で行う、
請求項1から3のいずれか1項に記載の車種判別装置。 - 前記車両による踏み付けを検出する踏板と、
前記踏板の検出結果に基づいて車軸数を特定し、該車軸数を第二車軸数として出力するとともに、前記スキャンデータ取得部により取得された前記検出スキャンデータを、前記車両特徴区分特定部により特定された前記車両特徴区分、及び、前記第二車軸数に割り振られた前記参照スキャンデータとして、前記記憶部に記憶させる車種区分学習部と、
を更に備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の車種判別装置。 - 通行する車両の車種区分を判別する車種判別方法であって、
前記車両の特徴を示す車両特徴情報に基づいて、前記車種区分と異なる区分、又は、前記車種区分よりも大きく区分けされた区分である車両特徴区分を特定する車両特徴区分特定ステップと、
前記車両のタイヤとの位置関係に応じた検出スキャンデータを取得するスキャンデータ取得ステップと、
記憶部に記憶されている参照スキャンデータの内、前記特定された車両特徴区分に割り振られた前記参照スキャンデータと、取得された前記検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて前記車種区分を判別する車種区分判別ステップと、
を有する車種判別方法。 - 通行する車両の車種区分を判別する車種判別装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記車両の特徴を示す車両特徴情報に基づいて、前記車種区分と異なる区分、又は、前記車種区分よりも大きく区分けされた区分である車両特徴区分を特定する車両特徴区分特定手段、
前記車両のタイヤとの位置関係に応じた検出スキャンデータを取得するスキャンデータ取得手段、
記憶部に記憶されている参照スキャンデータの内、特定された前記車両特徴区分に割り振られた前記参照スキャンデータと、取得された前記検出スキャンデータとを比較した結果に基づいて前記車種区分を判別する車種区分判別手段、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045155A JP6447818B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム |
PCT/JP2016/056645 WO2016143672A1 (ja) | 2015-03-06 | 2016-03-03 | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム |
KR1020177024134A KR102049159B1 (ko) | 2015-03-06 | 2016-03-03 | 차종 판별 장치, 차종 판별 방법 및 프로그램이 기억된 기억매체 |
MYPI2017703165A MY189180A (en) | 2015-03-06 | 2016-03-03 | Vehicle type determination device, vehicle type determination method, and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015045155A JP6447818B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016164756A true JP2016164756A (ja) | 2016-09-08 |
JP6447818B2 JP6447818B2 (ja) | 2019-01-09 |
Family
ID=56876102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015045155A Active JP6447818B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6447818B2 (ja) |
KR (1) | KR102049159B1 (ja) |
MY (1) | MY189180A (ja) |
WO (1) | WO2016143672A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130994A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社Soken | 駐車支援装置 |
CN111783638A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-16 | 山东鼎高信息技术有限公司 | 一种检测车辆轮轴数及车型识别的系统、方法 |
JP2021124814A (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-30 | 三菱重工機械システム株式会社 | 車軸数検出装置、料金収受システム、車軸数検出方法、及びプログラム |
JP2021163050A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 三菱重工機械システム株式会社 | 学習データ収集装置、学習データ収集方法、及びプログラム |
CN114118238A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-03-01 | 中远海运科技股份有限公司 | 基于激光与视频技术时间序列及特征融合的车型分析方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6966293B2 (ja) * | 2017-11-09 | 2021-11-10 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム、料金収受方法及びプログラム |
CN111860384B (zh) * | 2020-07-27 | 2021-12-14 | 上海福赛特智能科技有限公司 | 一种车型识别方法 |
CN112365718B (zh) * | 2020-10-25 | 2022-03-08 | 北京因泰立科技有限公司 | 一种激光车型识别方法及装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0830893A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-02-02 | Omron Corp | 車種判別装置及び有料エリア管理装置 |
JPH11167694A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-06-22 | Omron Corp | 車輪検出装置 |
JPH11191196A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-07-13 | Omron Corp | 車両計測装置および車種判別装置 |
JP2008052539A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Ntt Data Corp | 車種判別装置、車種判別システム、車種判別方法及び車種判別プログラム |
JP2011133989A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 窓検出装置及び車種判別装置及び窓検出方法及び車種判別方法 |
JP2012022573A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Toshiba Corp | 移動体検出装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003203291A (ja) * | 2002-01-08 | 2003-07-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車種判別装置 |
JP2007265003A (ja) | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ幅判別装置、進行方向判別装置、および車種判別装置 |
JP5478419B2 (ja) | 2009-10-22 | 2014-04-23 | 三菱電機株式会社 | 車軸検知システム |
-
2015
- 2015-03-06 JP JP2015045155A patent/JP6447818B2/ja active Active
-
2016
- 2016-03-03 MY MYPI2017703165A patent/MY189180A/en unknown
- 2016-03-03 WO PCT/JP2016/056645 patent/WO2016143672A1/ja active Application Filing
- 2016-03-03 KR KR1020177024134A patent/KR102049159B1/ko active IP Right Grant
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0830893A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-02-02 | Omron Corp | 車種判別装置及び有料エリア管理装置 |
JPH11191196A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-07-13 | Omron Corp | 車両計測装置および車種判別装置 |
JPH11167694A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-06-22 | Omron Corp | 車輪検出装置 |
JP2008052539A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Ntt Data Corp | 車種判別装置、車種判別システム、車種判別方法及び車種判別プログラム |
JP2011133989A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 窓検出装置及び車種判別装置及び窓検出方法及び車種判別方法 |
JP2012022573A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Toshiba Corp | 移動体検出装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130994A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社Soken | 駐車支援装置 |
JP2021124814A (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-30 | 三菱重工機械システム株式会社 | 車軸数検出装置、料金収受システム、車軸数検出方法、及びプログラム |
JP7365254B2 (ja) | 2020-02-03 | 2023-10-19 | 三菱重工機械システム株式会社 | 車軸数検出装置、料金収受システム、車軸数検出方法、及びプログラム |
JP2021163050A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 三菱重工機械システム株式会社 | 学習データ収集装置、学習データ収集方法、及びプログラム |
CN111783638A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-16 | 山东鼎高信息技术有限公司 | 一种检测车辆轮轴数及车型识别的系统、方法 |
CN111783638B (zh) * | 2020-06-30 | 2023-09-01 | 山东鼎高信息技术有限公司 | 一种检测车辆轮轴数及车型识别的系统、方法 |
CN114118238A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-03-01 | 中远海运科技股份有限公司 | 基于激光与视频技术时间序列及特征融合的车型分析方法 |
CN114118238B (zh) * | 2021-11-11 | 2024-03-22 | 中远海运科技股份有限公司 | 基于激光与视频技术时间序列及特征融合的车型分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20170109017A (ko) | 2017-09-27 |
WO2016143672A1 (ja) | 2016-09-15 |
KR102049159B1 (ko) | 2019-11-26 |
MY189180A (en) | 2022-01-31 |
JP6447818B2 (ja) | 2019-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6447818B2 (ja) | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム | |
JP6443754B2 (ja) | 車両諸元計測装置、車種判別装置、車両諸元計測方法及びプログラム | |
KR100224143B1 (ko) | 차종판별장치 및 그 방법 | |
JPH05225490A (ja) | 車種判別装置 | |
JP6569138B2 (ja) | 車軸数検出装置、車種判別システム、車軸数検出方法及びプログラム | |
JP6447820B2 (ja) | タイヤパターン判定装置、車種判別装置、タイヤパターン判定方法及びプログラム | |
JP5781638B2 (ja) | 入口料金収受施設、出口料金収受施設、料金収受システム、通行券発行方法及びプログラム | |
KR102274728B1 (ko) | 영상 기반의 주정차 모션 식별 자율 주차정산 시스템 및 방법 | |
JP6440193B2 (ja) | 車種判別装置、料金収受設備、車種判別方法及びプログラム | |
JP6554744B2 (ja) | 車種判別装置、車種判別方法及びプログラム | |
JP6535938B2 (ja) | 料金収受設備、料金収受方法及びプログラム | |
JP2019121106A (ja) | 車両検知装置、車両検知システム、車両検知方法及び車両検知プログラム | |
JP4052460B2 (ja) | 車種判別システム、車種判別制御装置、及び車種判別方法 | |
JP6831223B2 (ja) | 料金収受システム、料金収受方法及びプログラム | |
JP2851355B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JP7213017B2 (ja) | 車両前後進判定装置、車両前後進判定システム、車両前後進判定方法及び車両前後進判定プログラム | |
JP7038475B2 (ja) | 車両検出装置および車両検出方法 | |
JP6845684B2 (ja) | 車長計測装置および車長計測方法 | |
JP4634284B2 (ja) | 車種判別システム | |
JP6912898B2 (ja) | 証明書読取装置、料金自動収受機、料金収受システム、証明書判定方法、及びプログラム | |
JP4576320B2 (ja) | 車種判別装置 | |
JP2021163051A (ja) | 車種判別装置、車種判別方法、及びプログラム | |
JP2019148961A (ja) | 処理装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム | |
JPH0498499A (ja) | 路線バス識別装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20170404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6447818 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |