JP2016164334A - 水洗大便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部材と貫通孔との一部が重なっているような小型化された水洗大便器装置であっても、局部洗浄装置を水洗大便器本体に着脱する際に管状部材を簡便に水洗大便器本体内に挿通する。【解決手段】汚物を受ける水洗大便器本体と、この水洗大便器本体の上面後方に固定される固定部材と、この固定部材に取り付けられて局部洗浄を行う局部洗浄装置と、この局部洗浄装置に接続された基端部を有する管状部材とを備えた水洗大便器装置であって、管状部材が、水洗大便器本体の上面後方部位に形成された導通部を介して水洗大便器装置の外部に設けられた接続部と接続され、導通部が、水洗大便器本体の上面と内部とを連通する貫通孔と、この貫通孔と連通して管状部材を貫通孔に導く凹状案内路とを有し、導通部の貫通孔の少なくとも一部が、固定部材により覆われ、管状部材が、固定部材と凹状案内路との間に形成された隙間を通って貫通穴に挿通されている。【選択図】図7

Description

本発明は、汚物を受ける水洗大便器本体と、この水洗大便器本体の上面後方に固定される固定部材と、この固定部材に取り付けられて局部洗浄を行う局部洗浄装置と、この局部洗浄装置に接続された基端部を有する管状部材とを備えた水洗大便器装置に係わり、特に、管状部材の一部が水洗大便器本体内部に収納されている水洗大便器装置に関する。
従来から、水洗大便器本体の上面後方に固定された固定部材に対し、局部洗浄を行うための機能部を収納した局部洗浄装置(衛生洗浄装置)を固定した水洗大便器装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような水洗大便器装置においては、局部洗浄装置に接続された給水管や電源コード等の管状部材を壁面の給水接続部および電源接続部等と接続する際に、給水管や電源コード等の管状部材を水洗大便器本体の内部に収納することが行われている。
特に特許文献1には、水洗大便器本体の上面後方に固定された固定部材の長手方向の一端近傍に貫通孔が形成され、給水管や電源コードがこの貫通孔を通って水洗大便器本体の背面から延出されることで、給水管や電源コードの端部以外を水洗大便器本体内に隠蔽し見栄えをよくした水洗大便器装置が記載されている。
特開2014−147445号公報
しかしながら、上述した従来の水洗大便器装置では、給水管の剛性が高いことにより、給水管の取り回しに制約が生じるため、給水管や電源コードを貫通孔に挿通することが難しいという問題があった。
そして、近年、水洗大便器装置の意匠性を向上させるために、水洗大便器装置を小型化させる要望が高まっており、水洗大便器装置の各部材の小型化が要請されている。
このため、水洗大便器装置の小型化が進む中で、固定部材と重ならない位置に貫通孔を設けることが困難になってきている。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、固定部材と貫通孔の一部とが重なっているような小型化された水洗大便器装置であっても、局部洗浄装置を水洗大便器本体に着脱する際に管状部材を簡便に水洗大便器本体内に挿通することである。
本請求項1に係る発明は、汚物を受ける水洗大便器本体と、該水洗大便器本体の上面後方に固定される固定部材と、該固定部材に取り付けられて局部洗浄を行う局部洗浄装置と、該局部洗浄装置に接続された基端部を有する管状部材とを備えた水洗大便器装置であって、前記管状部材が、前記水洗大便器本体の上面後方部位に形成された導通部を介して前記水洗大便器装置の外部に設けられた接続部と接続され、前記導通部が、前記水洗大便器本体の上面と内部とを連通する貫通孔と、該貫通孔と連通して前記管状部材を前記貫通孔に導く凹状案内路とを有し、前記導通部の貫通孔の少なくとも一部が、前記固定部材により覆われ、前記管状部材が、前記固定部材と前記凹状案内路との間に形成された隙間を通って前記貫通穴に挿通されていることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された本請求項1に係る発明の水洗大便器装置によれば、導通部の貫通孔の少なくとも一部が、固定部材により覆われていることにより、導通部の一部が固定部材によって隠蔽されない場合に比べて、水洗大便器本体の幅方向(固定部材の長手方向と同じ方向)あるいは奥行方向(固定部材の短手方向と同じ方向)の長さが短くなるため、水洗大便器本体を小型化でき、水洗大便器装置全体を小型化できる。
また、導通部が、水洗大便器本体の上面と内部とを連通する貫通孔と、この貫通孔と連通して管状部材を貫通孔に導く凹状案内路とを有し、管状部材が、固定部材と前記凹状案内路との間に形成された隙間を通って貫通穴に挿通されていることにより、凹状案内路が管状部材を貫通孔に挿通する際のガイドとなるだけでなく、導通部の少なくとも一部が固定部材に覆われていても、管状部材を凹状案内路から貫通孔に挿入できるため、固定部材と貫通孔の一部とが重なっているような小型化された水洗大便器装置であっても、局部洗浄装置を水洗大便器本体に着脱する際に管状部材を簡便に水洗大便器本体内に挿通することができる。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された水洗大便器装置の構成に加えて、前記導通部の凹状案内路が、前記固定部材の長手方向の端部よりも内側に位置していることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された本請求項2に係る発明の水洗大便器装置によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、導通部の凹状案内路が、固定部材の長手方向の端部よりも内側に位置していることにより、導通部の凹状案内路が固定部材の長手方向の端部よりも外側にある場合に比べて水洗大便器本体の幅方向の長さが短くなるため、水洗大便器本体を小型化でき、水洗大便器装置全体を小型化できる。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された水洗大便器装置の構成に加えて、前記管状部材の基端部が、前記固定部材の長手方向の一端近傍に位置しており、前記導通部の貫通孔が、前記固定部材の長手方向の他端近傍に位置していることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された本請求項3に係る発明の水洗大便器装置によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、管状部材の基端部が、固定部材の長手方向の一端近傍に位置しており、導通部の貫通孔が、固定部材の長手方向の他端近傍に位置していることにより、固定部材の長手方向における管状部材の基端部と貫通孔との距離を長く確保できるため、効果的に管状部材の屈曲を防止することができる。
本請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された水洗大便器装置の構成に加えて、前記管状部材の基端部と前記水洗大便器本体の導通部とが、前記固定部材の長手方向の中心線に対して前記水洗大便器本体の幅方向のいずれか一方に配置されていることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された本請求項4に係る発明の水洗大便器装置によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、管状部材の基端部と水洗大便器本体の導通部とが、固定部材の長手方向の中心線に対して水洗大便器本体の幅方向のいずれか一方に配置されていることにより、管状部材の露出長さが短くなるため、管状部材の露出を抑えることができる。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された水洗大便器装置の構成に加えて、前記管状部材が、前記局部洗浄装置へ洗浄水を供給する給水管および前記局部洗浄装置へ電力を供給する電気ケーブルのいずれかであることにより、前述した課題を解決するものである。
このように構成された本請求項5に係る発明の水洗大便器装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、管状部材が、局部洗浄装置へ洗浄水を供給する給水管であっても、給水管の屈曲による局部洗浄装置への洗浄水の供給量低下が防止されるため、局部洗浄装置の局部洗浄機能が低下することを防ぐことができる。
また、管状部材が、局部洗浄装置へ電力を供給する電気ケーブルであっても、電気ケーブルの屈曲による断線を防ぐことができるため、局部洗浄装置が機能しなくなることを防ぐことができる。
本発明の水洗大便器装置によれば、小型化により固定部材と貫通孔の一部とが重なっていても、局部洗浄装置を水洗大便器本体に着脱する際に管状部材を簡便に水洗大便器本体内に挿通することができる。
本発明の第1実施形態である水洗大便器装置を示す斜視図。 本発明の第1実施形態である水洗大便器装置を示す側面図。 本発明の第1実施形態である水洗大便器装置を示す背面図。 本発明の第1実施形態である水洗大便器装置の水洗大便器本体の平面図。 図4のV−V線に沿って見た水洗大便器本体の部分断面図。 本発明の第1実施形態である水洗大便器装置の水洗大便器本体に局部洗浄装置が取り付けられた状態における、水洗大便器本体と管状部材と固定部材との位置関係を示す平面図(局部洗浄装置の図示は省略)。 本発明の第1実施形態である水洗大便器装置の固定部材に局部洗浄装置を取り付ける前の状態を示す斜視図。 本発明の第2実施形態である水洗大便器装置の水洗大便器本体の平面図。
以下、添付図面を参照して本発明の第1実施形態である水洗大便器装置100について説明する。
<1.第1実施形態の水洗大便器装置の概要>
まず、図1乃至図3により、本実施形態である水洗大便器装置100の概要について説明する。
図1は本発明の第1実施形態である水洗大便器装置100を示す斜視図であり、図2は本発明の実施形態である水洗大便器装置100を示す側面図であり、図3は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置を示す背面図である。
図1に示すように、本実施形態による水洗大便器装置100は、壁面Wに取り付けられていると共に床Fから離間している。
そして、水洗大便器装置100は、汚物を受ける水洗大便器本体110と、この水洗大便器本体110の上方に配置されている局部洗浄装置120とを備えている。
この局部洗浄装置120は、洗浄ノズル、ノズル駆動用モータ、モータ制御装置等を備えた機能部121を有しており、洗浄ノズルから噴出される局部洗浄用の洗浄水により使用者の局部が洗浄される。
図2に示すように、壁面Wの内側には、洗浄水を貯水する貯水タンク130が設けられており、この貯水タンク130から伸びる給水配管131によって水洗大便器装置100の水洗大便器本体110に洗浄水が供給される。
図3に示すように、局部洗浄装置120の背面(壁側)の左側に位置する露出部122において、局部洗浄装置120と管状部材150(給水管151および電気ケーブル152)の基端部150a(給水管基端部151aおよび電気ケーブル基端部152a)とが接続されている。
そして、この露出部122は、局部洗浄装置120の左側側面に向けて開放されており、この開放された空間を隠蔽板123が隠蔽している。
管状部材150(給水管151および電気ケーブル152)は、後述する水洗大便器本体110の上面の導通部114を経由して水洗大便器本体110の内部を通った後、管状部材150の先端部150b(給水管先端部151bおよび電気ケーブル先端部152b)が水洗大便器本体110の背面に形成された管状部材取り出し孔111から水洗大便器本体110の外に延出される。
図2に示すように、給水管151の先端部151bには継手151cが取付けられ、電気ケーブル152の先端部152bにはプラグ152cが取り付けられている。
そして、これら給水管151の継手151cおよび電気ケーブル152のプラグ152cが、水洗大便器装置100の外部である壁面Wに設けられた接続部160(給水管接続部161および電気ケーブル接続部162)にそれぞれ接続されている。
<2.水洗大便器装置の詳細構造>
次に、図4乃至図7により、本発明の第1実施形態による水洗大便器装置の詳細構造について説明する。
図4は本発明の第1実施形態による水洗大便器装置の水洗大便器本体の平面図であり、図5は図4のV−V線に沿って見た水洗大便器本体の部分断面図であり、図6は本発明の第1実施形態である水洗大便器装置の水洗大便器本体に局部洗浄装置が取り付けられた状態における、水洗大便器本体と管状部材と固定部材との位置関係を示す平面図(局部洗浄装置の図示は省略)であり、図7は本発明の第1実施形態である水洗大便器装置の固定部材に局部洗浄装置を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
図4に示すように、水洗大便器本体110は、前方にボウル部112を備え、このボウル部112が貯水タンク130から供給された洗浄水により洗浄されることで汚物が排出される。
さらに、水洗大便器本体110の上面110aのボウル部112より後方には、2つの取付孔113が形成されている。
これらの取付孔113に、左右方向(幅方向)に延びる矩形形状の固定部材140(図6および図7参照)がボルト等を介して固定され、この固定部材140に局部洗浄装置120が取り付けられることで、局部洗浄装置140は水洗大便器本体110と一体になる。
さらに、水洗大便器本体110のボウル部112よりも後方の右側部位には、前述した管状部材150(給水管151および電気ケーブル152)を水洗大便器本体110の上方から水洗大便器本体110の内部に通すための導通部114が形成されている。
さらに、導通部114は水洗大便器本体110の上面110aに形成されており、水洗大便器本体110の上面110aと水洗大便器本体110の内部とを連通する貫通孔114aと、この貫通孔141と連通して管状部材150を貫通孔114aに導く凹状案内路114bとを有している。
そして、導通部114は、凹状案内路114bから貫通孔114aに沿って平面視で湾曲形状となっている。
また、導通部114の凹状案内路114bは、固定部材140の長手方向の両端よりも内側に形成されている(図6および図7参照)
図5に示すように、導通部114の凹状案内路114bは、水洗大便器本体110の上面110aと滑らかに接続されていると共に水洗大便器本体110の右外側に向かって下方に傾斜している。
また、導通部114の貫通孔114aは、管状部材150の延びる方向且つ下方に向けて断面が拡張している。
図6に示すように、水洗大便器本体110の上面後方部位に固定された固定部材140は、導通部114の貫通孔114aの一部および凹状案内路114bの一部を覆っている。
そして、導通部114の凹状案内路114bは、その一部が固定部材140よりも後方(壁側)となるように形成されており、管状部材150を挿入可能な程度の開放領域Vが確保されている。
また、固定部材140と導通部114の凹状案内路114bとの間には、給水管151および電気ケーブル152が挿通できる程度に開口された隙間が形成されており、この隙間に給水管151および電気ケーブル152が挿通されている。
さらに、局部洗浄装置120の露出部122(管状部材150の基端部150a)と導通部114とは、それぞれ、固定部材140の長手方向(左右方向)の両端部近傍に配置されている。
すなわち、局部洗浄装置120の露出部122(管状部材150の基端部150a)と導通部114とは、水洗大便器装置100の前後方向に延びる左右方向の中心線Cを挟んで配置されている。
これにより、管状部材150の基端部150aと導通部114とは、固定部材140の長手方向で離間することになり、両者の間の距離を長くとれる。
なお、本実施形態では、局部洗浄装置120の露出部122(管状部材150の基端部150a)は固定部材140の長手方向の中心線Cに対して左側に位置しており、導通部114は中心線Cに対して右側に形成されているが、両者は中心線Cを挟んでいれば良く、両者が左右方向に逆の位置に配置されてもよい。
<3.局部洗浄装置を水洗大便器本体へ取り付ける手順>
次に、本発明の第1実施形態による局部洗浄装置120を水洗大便器本体110へ取り付ける取付手順を説明する。
給水管151の継手151cおよび電気ケーブル152のプラグ152cが給水管151および電気ケーブル152の直径よりも大きいため、貫通孔114aの一部を固定部材140が塞ぐ前に貫通孔114aに挿入する必要がある。
したがって、まず、継手151cが取付けられた給水管151の先端部151bおよびプラグ152cが取付けられた電気ケーブル152の先端部151bを凹状案内路114bから導通部114に挿入する。
続いて、図6および図7に示すように、最終的に固定部材140の上に局部洗浄装置120が配置されることより、管状部材150が固定部材140の後方側に取り回しつつ、水洗大便器本体110の取付孔112に固定部材140を取り付ける。
そして、管状部材150(給水管151および電気ケーブル152)が導通部114に挿入された状態で、局部洗浄装置120を固定部材140に対して後方にスライドさせて固定部材140に固定することで、局部洗浄装置120が水洗大便器本体110に取り付けられる。
なお、局部洗浄装置120を水洗大便器本体110から取り外す場合は、固定部材140に対して局部洗浄装置120を前方にスライドさせればよい。
局部洗浄装置120を後方にスライドさせる際、給水管151および電気ケーブル152は、これらの基端部151a、152aと導通部114とが左右方向に沿って離間して両者の距離が長くなるので、局部洗浄装置120の左側端部から導通部114に向かって大きな円弧状に延びることができ、それにより、給水管151および電気ケーブル152には無理な外力が作用せず、大きく屈曲することを防止できる。
また、局部洗浄装置120を後方にスライドさせる際、給水管151および電気ケーブル152が導通部114の凹状案内路114bの下方に傾斜した凹部形状の面によりガイドされながら貫通孔114aに向かって移動し、かつ、貫通孔114aが給水管151および電気ケーブル152が延びる方向で且つ下方に向けて拡張されているため、給水管151および電気ケーブル152を導通部114内に容易に通すことができる。
さらに、給水管151および電気ケーブル152に無理な外力も作用しないので、この点からも大きく屈曲することを防止できる。
なお、本実施形態では、局部洗浄装置120を固定部材140に対して後方にスライドさせて固定部材140に固定することで、局部洗浄装置120を水洗大便器本体110に取り付けたが、固定部材140に局部洗浄装置120を載置するようなものであってもよい。
<4.第1実施形態の水洗大便器装置の作用効果>
このようにして得られた本実施形態の水洗大便器装置100は、導通部114の貫通孔114aの少なくとも一部が、固定部材140により覆われていることにより、導通部114の一部が固定部材140によって隠蔽されない場合に比べて、水洗大便器本体110の幅方向(固定部材140の長手方向と同じ方向)あるいは奥行方向(固定部材140の短手方向と同じ方向)の長さが短くなるため、水洗大便器本体110を小型化でき、水洗大便器装置100全体を小型化できる。
また、導通部114が、水洗大便器本体110の上面と内部とを連通する貫通孔114aと、この貫通孔114aと連通して管状部材150を貫通孔に導く凹状案内路114bとを有し、管状部材150が、固定部材140と凹状案内路114bとの間に形成された隙間を通って貫通穴114aに挿通されていることにより、凹状案内路114bが管状部材150を貫通孔114aに挿通する際のガイドとなるだけでなく、導通部114の少なくとも一部が固定部材140に覆われていても、管状部材150を凹状案内路114bから貫通孔114aに挿入できるため、固定部材と貫通孔の一部とが重なっているような小型化された水洗大便器装置であっても、局部洗浄装置120を水洗大便器本体110に着脱する際に管状部材150を簡便に水洗大便器本体110内に挿通することができる。
さらに、導通部114の凹状案内路114bが、固定部材140の長手方向の端部よりも内側に位置していることにより、導通部114の凹状案内路114bが固定部材140の長手方向の端部よりも外側にある場合に比べて水洗大便器本体110の幅方向の長さが短くなるため、水洗大便器本体110を小型化でき、水洗大便器装置100全体を小型化できる。
また、管状部材150の基端部150aが、固定部材140の長手方向の一端近傍に位置しており、導通部114の貫通孔114aが、固定部材140の長手方向の他端近傍に位置していることにより、固定部材140の長手方向における管状部材150の基端部150aと貫通孔114aとの距離を長く確保できるため、効果的に管状部材の屈曲を防止することができる。
さらに、管状部材150が、局部洗浄装置120へ洗浄水を供給する給水管151であっても、給水管151の屈曲による局部洗浄装置120への洗浄水の供給量低下が防止されるため、局部洗浄装置120の局部洗浄機能が低下することを防ぐことができる。
また、管状部材150が、局部洗浄装置120へ電力を供給する電気ケーブル152であっても、電気ケーブル152の屈曲による断線を防ぐことができるため、局部洗浄装置120が機能しなくなることを防ぐことができる。
<5.第2実施形態の水洗大便器装置>
次に、本発明の第2実施形態である水洗大便器装置の水洗大便器本体の平面図である図8を用いて、本発明の第2実施形態による水洗大便器装置200を説明する。
本発明の第2実施形態は導通部の位置が第1実施形態と異なっており、多くの要素について第1実施形態の水洗大便器装置100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する100番台の符号を付すのみとする。
図8に示すように、本実施形態において、管状部材250(給水管251および電気ケーブル252)を水洗大便器本体210の上方から水洗大便器本体210の内部に通すための導通部214は、水洗大便器本体210のボウル部212よりも後方に配置されており、中心線Cよりも左側に配置されている。
すなわち、水洗大便器本体210の導通部214は、管状部材250の基端部250aと共に、固定部材240の長手方向の中心線Cに対して水洗大便器本体210の幅方向の左側に配置されている。
なお、水洗大便器本体210の導通部214は、管状部材250の基端部250aと共に、固定部材240の長手方向の中心線Cに対して水洗大便器本体210の幅方向の右側に配置されていてもよい。
そして導通部214は、水洗大便器本体210の上面210aに形成されており、水洗大便器本体210の上面210aと水洗大便器本体110の内部とを連通する貫通孔214aと、この貫通孔214aと連通して管状部材250を貫通孔214aに導く凹状案内路214bとを有している。
そして、導通部214は、凹状案内路214bから貫通孔214aに沿って平面視で湾曲形状となっている。
<6.局部洗浄装置を水洗大便器本体へ取り付ける手順>
続いて本発明の第2実施形態による局部洗浄装置220を水洗大便器本体210へ取り付ける取付手順を説明する。
まず、管状部材250(給水管251および電気ケーブル252)の先端部250b(給水管先端部251bおよび電気ケーブル先端部252b)を凹状案内路214bから導通部214に挿入する。
続いて、最終的に固定部材240の上に局部洗浄装置220が配置されることより、管状部材250が固定部材240の後方側に取り回しつつ、水洗大便器本体210の取付孔212に固定部材240を取り付ける。
そして、固定部材240に局部洗浄装置220を載置する。
<7.第2実施形態の水洗大便器装置の作用効果>
このようにして得られた本実施形態の水洗大便器装置200は、導通部214の貫通孔214aの少なくとも一部が、固定部材240により覆われていることにより、導通部214の一部が固定部材240によって隠蔽されない場合に比べて、水洗大便器本体210の幅方向(固定部材240の長手方向と同じ方向)あるいは奥行方向(固定部材240の短手方向と同じ方向)の長さが短くなるため、水洗大便器本体210を小型化でき、水洗大便器装置200全体を小型化できる。
また、導通部214が、水洗大便器本体210の上面と内部とを連通する貫通孔214aと、この貫通孔214aと連通して管状部材250を貫通孔に導く凹状案内路214bとを有し、管状部材250が、固定部材140と凹状案内路214bとの間に形成された隙間を通って貫通穴214aに挿通されていることにより、凹状案内路214bが管状部材250を貫通孔214aに挿通する際のガイドとなるだけでなく、導通部214の少なくとも一部が固定部材240に覆われていても、管状部材250を凹状案内路214bから貫通孔214aに挿入できるため、固定部材と貫通孔の一部とが重なっているような小型化された水洗大便器装置であっても、局部洗浄装置220を水洗大便器本体210に着脱する際に管状部材250を簡便に水洗大便器本体210内に挿通することができる。
さらに、導通部214の凹状案内路214bが、固定部材240の長手方向の端部よりも内側に位置していることにより、導通部214の凹状案内路214bが固定部材240の長手方向の端部よりも外側にある場合に比べて水洗大便器本体210の幅方向(固定部材240の長手方向と同じ方向)の長さが短くなるため、水洗大便器本体210を小型化でき、水洗大便器装置全体200を小型化できる。
また、管状部材250の基端部250aと水洗大便器本体210の導通部214とが、固定部材240の長手方向の中心線Cに対して水洗大便器本体210の幅方向のいずれか一方に配置されていることにより、管状部材250の露出長さが短くなるため、管状部材250の露出を抑えることができる。
さらに、管状部材250が、局部洗浄装置220へ洗浄水を供給する給水管251であっても、給水管251の屈曲による局部洗浄装置220への洗浄水の供給量の低下が防止されるため、局部洗浄装置220の局部洗浄機能が低下することを防ぐことができる。
また、管状部材250が、局部洗浄装置220へ電力を供給する電気ケーブル252であっても、電気ケーブル252の屈曲による断線を防ぐことができるため、局部洗浄装置220が機能しなくなることを防ぐことができる。
100、 200 ・・・ 水洗大便器装置
110、 210 ・・・ 水洗大便器本体
110a、210a ・・・ 上面
111 ・・・ 管状部材取り出し孔
112、 212 ・・・ ボウル部
113、 213 ・・・ 取付孔
114、 214 ・・・ 導通部
114a、214a ・・・ 貫通孔
114b、214b ・・・ 凹状案内路

120、 220 ・・・ 局部洗浄装置
121 ・・・ 機能部
122 ・・・ 露出部
123 ・・・ 隠蔽蓋

130 ・・・ 貯水タンク
131 ・・・ 給水配管

140、 240 ・・・ 固定部材

150、 250 ・・・ 管状部材
150a、250a ・・・ 基端部
150b、250b ・・・ 先端部
151、 251 ・・・ 給水管
151a ・・・ 給水管基端部
151b、251b ・・・ 給水管先端部
151c ・・・ 継手
152、 252 ・・・ 電気ケーブル
152a ・・・ 電気ケーブル基端部
152b、252b ・・・ 電気ケーブル先端部
152c ・・・ プラグ

160 ・・・ 接続部
161 ・・・ 給水管接続部
162 ・・・ 電気ケーブル接続部

F ・・・ 床
W ・・・ 壁面

C ・・・ 中心線
V ・・・ 開放領域

Claims (5)

  1. 汚物を受ける水洗大便器本体と、該水洗大便器本体の上面後方に固定される固定部材と、該固定部材に取り付けられて局部洗浄を行う局部洗浄装置と、該局部洗浄装置に接続された基端部を有する管状部材とを備えた水洗大便器装置であって、
    前記管状部材が、前記水洗大便器本体の上面後方部位に形成された導通部を介して前記水洗大便器装置の外部に設けられた接続部と接続され、
    前記導通部が、前記水洗大便器本体の上面と内部とを連通する貫通孔と、該貫通孔と連通して前記管状部材を前記貫通孔に導く凹状案内路とを有し、
    前記導通部の貫通孔の少なくとも一部が、前記固定部材により覆われ、
    前記管状部材が、前記固定部材と前記凹状案内路との間に形成された隙間を通って前記貫通穴に挿通されていることを特徴とする水洗大便器装置。
  2. 前記導通部の凹状案内路が、前記固定部材の長手方向の端部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器装置。
  3. 前記管状部材の基端部が、前記固定部材の長手方向の一端近傍に位置しており、
    前記導通部の貫通孔が、前記固定部材の長手方向の他端近傍に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水洗大便器装置。
  4. 前記管状部材の基端部と前記水洗大便器本体の導通部とが、前記固定部材の長手方向の中心線に対して前記水洗大便器本体の幅方向のいずれか一方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水洗大便器装置。
  5. 前記管状部材が、前記局部洗浄装置へ洗浄水を供給する給水管および前記局部洗浄装置へ電力を供給する電気ケーブルのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の水洗大便器装置。
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