JP2016163968A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像形成装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016163968A
JP2016163968A JP2015044981A JP2015044981A JP2016163968A JP 2016163968 A JP2016163968 A JP 2016163968A JP 2015044981 A JP2015044981 A JP 2015044981A JP 2015044981 A JP2015044981 A JP 2015044981A JP 2016163968 A JP2016163968 A JP 2016163968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
detection
reading
recording
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015044981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6492787B2 (ja
Inventor
文則 滝沢
Fuminori Takizawa
文則 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015044981A priority Critical patent/JP6492787B2/ja
Publication of JP2016163968A publication Critical patent/JP2016163968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6492787B2 publication Critical patent/JP6492787B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】複数の読取手段の読取領域の隣り合う端部が重なる領域外に対応する記録媒体上の位置にも基準画像を形成する場合に比較して、簡易なテスト画像を用いて異常状態である記録素子を精度良く検出することができる画像形成装置及びプログラムを提供する。【解決手段】画像読取部70A〜70C各々の基準画像K1を読み取った読取位置を境界として、画像読取部70A〜70Cによる検出用画像K2の読み取りにより得られた検出用画像データに対する異常状態の検出に適用する適用範囲を決定し、決定した適用範囲の検出用画像データを用いて異常状態であるノズル52を検出する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、予め定められた第1の方向に沿って配列された複数の記録素子を備え、入力された画像情報に応じて前記記録素子を駆動して、前記第1の方向と直交する第2の方向に前記記録素子に対して相対的に移動する記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置が開示されている。この技術では、光学系を介して前記画像形成手段によって形成された画像を読み取り、読取データを出力する読取手段を備えている。また、この技術では、連続して配列された記録素子が同数含まれるように前記複数の記録素子を複数の群に分けたときの各群の記録素子の各々に対応する、該記録素子の位置及び形成状態を特定するための前記第2の方向に延在する同一の長さのパターンを、隣り合う記録素子に対応するパターンの先端と後端とが連なるように配列した前記複数の群の各々の階段状パターンを、該階段状パターンの端部が前記第1の方向に揃うように配列してなる検出パターンが、前記記録媒体の前記画像情報に応じた画像が形成される領域よりも前記第2の方向の上流側または下流側の領域に、周囲に他の画像が連続しないように形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段を備えている。さらに、この技術では、前記検出パターンを前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、目的とする記録素子を特定する特定手段を備えている。
特許文献2には、記録媒体の幅に対応した記録素子列を備えたフルライン型のインクジェット記録ヘッドを1つ又は複数有するインクジェット記録装置が開示されている。この技術では、記録幅に比べて短い長さのノズル列で構成される記録素子群を複数にて構成するフルライン型のインクジェット記録ヘッドと、記録媒体を搬送させる搬送手段と、記録媒体または搬送手段の表面を読み取る2つ以上のセンサで構成される読み取り手段と、を備えている。また、この技術では、各ノズルの不吐出を検出するための不吐出検出パターンを記録ヘッドの各々の記録素子群毎に、記録媒体上に重複しないように記録し、その記録された記録素子群毎の不吐出検出パターンは、2つ以上のセンサの少なくとも1つ以上のセンサにて、欠落することなく読み取る。
特許文献3には、記録素子が所定方向に配列された記録素子列を有する記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドと記録媒体とを相対的に移動させて記録を行う記録装置が開示されている。この技術では、前記記録素子列と並列に配置されており、前記相対的な移動によって記録される領域を分割して読み取るための複数の読み取り手段を備えている。また、この技術では、複数の記録素子によって記録される第1のマークを各読み取り手段に対応して含む粗調パターン、前記記録素子列の前記配列におけるピッチに対応した第2のマークを含む微調パターン、及び各記録素子の記録状態を検出すべく個別の記録素子に対応した個別パターンを含む検出用チャートを、前記記録ヘッドによって記録させるチャート記録手段も備えている。また、この技術では、前記粗調パターンと前記微調パターンとの読み取り結果に基づいて、前記記録ヘッドと各読み取り手段との間の相対的な位置関係の情報を求め、前記個別パターンと各記録素子との対応関係を決定する個別パターン対応手段も備えている。さらに、この技術では、前記決定された対応関係と前記個別パターンの読み取り結果に基づいて、各記録素子の記録状態を判定する判定手段も備えている。
特開2012−139901号公報 特開2006−240141号公報 特開2006−181842号公報
本発明は、複数の読取手段の読取領域の隣り合う端部が重なる領域外に対応する記録媒体上の位置にも基準画像を形成する場合に比較して、簡易なテスト画像を用いて異常状態である記録素子を精度良く検出することができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体の搬送方向と交差する交差方向に沿って配列された複数の記録素子と、前記記録素子が駆動されることにより前記記録媒体上に形成された画像を読み取る前記交差方向に延在した読取領域を各々備え、前記読取領域の隣り合う端部が前記搬送方向に対して重なるように前記交差方向に沿って設けられた複数の読取手段と、前記複数の読取手段の前記読取領域の前記端部が重なる領域内の予め定められた位置に対応する前記記録媒体上の位置に基準画像を形成し、かつ異常状態の検出対象とする前記記録素子について、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、検出用画像を前記記録媒体上に形成する形成手段と、前記複数の読取手段の各々の前記基準画像を読み取った読取位置を境界として、前記複数の読取手段の各々による前記検出用画像の読み取りにより得られた検出用画像データに対する異常状態の検出に適用する適用範囲を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された適用範囲の前記検出用画像データを用いて異常状態である前記記録素子を検出する検出手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記決定手段が、前記読取位置の各々により読み取られた読取データの各々が、前記読取データを読み取った前記読取手段の何れかによる読み取りにより得られた検出用画像データに含まれるように前記適用範囲を決定するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記形成手段が、前記基準画像と前記検出用画像とを、前記記録媒体上の前記搬送方向の異なる位置に形成するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載に記載の発明において、前記形成手段が、前記基準画像と前記検出用画像とを、前記検出用画像が形成される領域内に前記基準画像が含まれるように前記記録媒体上に形成するものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記形成手段が、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を同じタイミングで駆動させることにより前記基準画像を形成するものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記記録素子が、液滴を吐出する素子であり、前記形成手段が、前記検出用画像を形成する場合とは異なる大きさの液滴を吐出させるように前記記録素子を駆動させると共に、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、前記基準画像を前記記録媒体上に形成するものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記形成手段が、予め定められた間隔を開けて前記交差方向に配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、前記基準画像を前記記録媒体上に形成するものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の発明において、前記読取手段の数が、3つ以上とされているものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項9に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項8の何れか1項記載の画像形成装置の形成手段、決定手段、及び検出手段として機能させるためのものである。
請求項1、請求項2及び請求項9に記載の発明によれば、複数の読取手段の読取領域の隣り合う端部が重なる領域外に対応する記録媒体上の位置にも基準画像を形成する場合に比較して、簡易なテスト画像を用いて異常状態である記録素子を精度良く検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、一度のテスト画像の形成により、異常状態である記録素子を精度良く検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、基準画像と検出用画像とを上記搬送方向の異なる位置に形成する場合に比較して、異常状態である記録素子の検出に用いる画像の上記搬送方向の長さを短くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、簡易なテスト画像を用いて異常状態である記録素子を精度良く検出することができる。
請求項6及び請求項7に記載の発明によれば、基準画像と検出用画像とを上記搬送方向の異なる位置に形成する場合に比較して、異常状態である記録素子の検出に用いる画像の上記搬送方向の長さを短くすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、簡易なテスト画像を用いて上記適用範囲を精度良く決定することができる。
各実施の形態に係るインクジェット記録装置の主要構成部を示す概略側面図である。 各実施の形態に係る記録ヘッドの概略構成を示す概略底面図である。 各実施の形態に係る画像読取部の概略構成の説明に供する概略平面図である。 各実施の形態に係る画像読取部の概略構成の説明に供する概略正面図である。 各実施の形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する平面図である。 第1の実施の形態に係る検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るエッジが検出される場合のエッジの検出処理の説明に供するグラフである。 第1の実施の形態に係るエッジが検出されない場合のエッジの検出処理の説明に供するグラフである。 第1の実施の形態に係る検出されたエッジの位置の説明に供する模式図である。 第1の実施の形態に係る検出されたエッジの位置の説明に供する模式図である。 第1の実施の形態に係る検出されたエッジの位置の説明に供する模式図である。 各実施の形態に係る異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る異常ノズルの検出処理の説明に供する模式図である。 第1の実施の形態に係る画素位置毎の光強度の平均値の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態に係る左右のエッジの位置を修正しない場合の説明に供する模式図である。 第2の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する平面図である。 第2の実施の形態に係る検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する拡大平面図である。 第2の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する拡大平面図である。 第3の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する平面図である。 第3の実施の形態に係る検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るテスト画像の一例の説明に供する平面図である。 第4の実施の形態に係る検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 エッジの検出処理の変形例の説明に供する模式図である。 エッジの検出処理の変形例の説明に供する模式図である。 エッジの検出処理の変形例の説明に供する模式図である。 エッジの検出処理の変形例の説明に供する模式図である。 検出用画像の変形例の説明に供する平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、記録媒体上にインク滴を吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1〜図4を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、搬送ローラ20、給紙ロール30、ロータリーエンコーダ32、排出ロール40、記録ヘッド50C、50M、50Y、50K、乾燥部60、画像読取部70A〜70Cを備えている。
本実施の形態に係る搬送ローラ20は、例えばギヤ等の機構を介して搬送ローラ20と接続された搬送モータ22(図5も参照。)が駆動されることにより回転する。また、本実施の形態に係る給紙ロール30には、記録媒体として長尺状の連続紙Pが巻きつけられており、搬送ローラ20の回転に伴って連続紙Pが図1の矢印A方向に搬送される。また、搬送された連続紙Pは、排出ロール40に巻き取られる。なお、以下では、連続紙Pが搬送される方向(図1の矢印A方向)を単に「搬送方向」という。
本実施の形態に係るロータリーエンコーダ32は、給紙ロール30の回転軸に設けられており、給紙ロール30が予め定められた角度回転する毎にクロック信号を出力する。
本実施の形態に係る記録ヘッド50C、50M、50Y、50Kは、搬送方向に沿って搬送方向の上流からこの順番で設けられている。なお、以下では、記録ヘッド50C、50M、50Y、50Kを区別する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略する。
また、図2に示すように、記録ヘッド50は、搬送方向に交差する交差方向(以下、単に「交差方向」という。)に沿って配列された複数のノズル52を備えている。なお、ノズル52が本発明の記録素子の一例である。そして、記録ヘッド50C、50M、50Y、50Kは、各々シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の各色に対応するインク滴をノズル52から連続紙P上に吐出する。
本実施の形態に係る乾燥部60は、例えば複数の面発光レーザ素子を含み、連続紙P上に吐出されたインク滴に対して面発光レーザ素子からレーザを照射させることによりインク滴を乾燥させて、連続紙Pへインク滴を定着させる。なお、乾燥部60として、温風により連続紙P上に吐出されたインク滴を乾燥させるヒータ等の他の装置を適用してもよい。
図1及び図3に示すように、本実施の形態に係る複数(本実施の形態では3つ)の画像読取部70A〜70Cのうち画像読取部70A、70Cは、搬送方向の同じ位置に設けられ、画像読取部70Bは、画像読取部70A、70Cより搬送方向の下流に設けられている。なお、以下では、画像読取部70A〜70Cを区別する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略する。また、図3に示すように、本実施の形態に係る画像読取部70は、隣り合う読取領域の端部の領域が搬送方向に対して重なるように交差方向に沿って設けられている。なお、以下では、搬送方向に対して重なる上記読取領域の端部の領域の交差方向の範囲を「読取重複範囲」という。
また、図4に示すように、本実施の形態に係る画像読取部70は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ72及びレンズ74等を含むラインセンサとされており、連続紙P上に形成された画像を搬送方向に沿って交差方向に延びたライン毎に予め定められた解像度で読み取る。そして、画像読取部70は、読み取った画像の濃度に応じた各画素の光強度を示す輝度データを出力する。このように、本実施の形態では、画像読取部70として、CCD方式のセンサを適用しているが、これに限らず、CIS(Contact Image Sensor)方式のセンサを適用してもよい。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成について説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)80、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)82を備えている。また、インクジェット記録装置10は、CPU80による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)84、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部86も備えている。
また、インクジェット記録装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部88を備えている。また、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置10に対するユーザからの指示を受け付けると共に、ユーザに対してインクジェット記録装置10の動作状況等に関する各種情報を通知する操作表示部90を備えている。なお、操作表示部90は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
そして、CPU80、ROM82、RAM84、記憶部86、搬送モータ22、ロータリーエンコーダ32、及び記録ヘッド50の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス92を介して互いに接続されている。また、これらの各部に加え、乾燥部60、画像読取部70、通信回線I/F部88、及び操作表示部90の各部もバス92を介して互いに接続されている。また、搬送モータ22には、搬送ローラ20が接続されている。
以上の構成により、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、CPU80により、ROM82、RAM84、及び記憶部86に対するアクセス、並びに通信回線I/F部88を介した通信データの送受信を各々行う。また、インクジェット記録装置10は、CPU80により、操作表示部90を介した各種データの取得、及び操作表示部90に対する各種情報の表示を各々行う。また、インクジェット記録装置10は、CPU80により、ロータリーエンコーダ32から出力されたクロック信号の受信、及び該クロック信号に基づく記録ヘッド50、乾燥部60、及び画像読取部70の制御を各々行う。また、インクジェット記録装置10は、CPU80により、搬送モータ22を介した搬送ローラ20の回転の制御、及び画像読取部70から出力された輝度データの取得を各々行う。
ところで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10には、異常状態であるノズル52(以下、単に「異常ノズル」という。)を検出する異常ノズル検出機能が搭載されている。そして、インクジェット記録装置10は、異常ノズル検出機能を実現するために、異常ノズルを検出するためのテスト画像を連続紙P上に形成する。なお、ここでいうノズル52の異常状態としては、例えば、インク滴が吐出されなくなる不吐出異常、インク滴の吐出量が減少する細線異常、インク滴の着弾位置がずれる位置ずれ異常等が挙げられる。また、以下では、錯綜を回避するために、記録ヘッド50Kの異常ノズルを検出する場合のみについて説明するが、他の色に対応する記録ヘッド50C、50M、50Yについても同様である。また、本実施の形態では、CPU80が各ノズル52を識別するために、各ノズル52に1、2、・・・と1から順番にノズル番号を付与している。
次に、図6を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10におけるテスト画像について説明する。なお、図6の下部の破線の矩形で囲われた部分は、対応する図6の上部の破線の矩形に囲われた部分を拡大したものである。また、以下では、連続紙Pのサイズに応じて定まる画像形成領域の交差方向の幅に対応する位置の全てのノズル52を異常状態の検出対象とする場合について説明する。また、以下では、該検出対象とするノズル52を「検出対象ノズル」という。
図6に示すように、本実施の形態に係るテスト画像Tは、基準画像K1及び基準画像K1の搬送方向の上流に形成された検出用画像K2を含む。本実施の形態に係る基準画像K1は、読取重複範囲に対応する範囲に位置するノズル52のうち、予め定められた数以上(本実施の形態では、7つ)の連続して配列されたノズル52を同じタイミングで駆動させることにより形成された画像である。このように、本実施の形態では、基準画像K1が検出用画像K2の搬送方向の下流に形成されているが、これに限らず、基準画像K1が検出用画像K2の搬送方向の上流に形成されてもよい。
本実施の形態に係る検出用画像K2は、検出対象ノズルを、交差方向に対して予め定められた数(本実施の形態では、一例として15)のノズル52分の間隔を空けて配列された複数のノズル52を一群とした複数のノズル52群に分割し、該ノズル52群毎にインク滴を吐出させることにより形成された画像である。そして、検出用画像K2は、上記ノズル52群毎にタイミングを異ならせて、かつ交差方向にノズル52が予め定められた数(本実施の形態では、一例として1)の個数の分ずつずれた位置に形成される。なお、以下では、説明を簡易かつ明瞭化するため、図6に示すように、階段状に形成された検出用画像K2における個々の階段状の部分を「階段画像K3」という。
従って、図6に示す検出用画像K2の1段目の画像は、図6におけるテスト画像Tの左端部に対応する位置のノズル52を基準として、16n+1番目(n=0、1、2・・・)のノズル52により形成された画像である。また、同様に、図6に示す検出用画像K2の2段目の画像は、上記左端部に対応する位置のノズル52を基準として、16n+2番目(n=0、1、2・・・)のノズル52により形成された画像である。また、検出用画像K2における各ノズル52により形成される各直線L1の搬送方向の長さは、画像読取部70により複数回で読み取られる長さとされている。なお、本実施の形態では、以上説明したテスト画像Tを示す画像情報(以下、「テスト画像情報」という。)が記憶部86に予め記憶されている。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図7は、ユーザにより操作表示部90を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU80によって実行される検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、該検出処理プログラムはROM82に予めインストールされている。また、本実施の形態では、検出処理プログラムを実行するタイミングとして、上記実行開始を指示する指示入力が入力されたタイミングを適用しているが、これに限らない。例えば、検出処理プログラムを実行するタイミングとして、予め定められたページ数の画像が形成されたタイミング等、他のタイミングを適用してもよい。
図7のステップ200では、CPU80は、連続紙Pのサイズに応じて定まる連続紙Pの交差方向に対する画像形成領域のサイズに基づき、画像形成を行うノズル番号の範囲を特定すると共に、記憶部86からテスト画像情報を読み出す。次のステップ202では、CPU80は、上記ステップ200の処理によって読み出したテスト画像情報に基づき、記録ヘッド50K、及び搬送モータ22等の連続紙Pの搬送に関する部位を駆動させることによりテスト画像Tを連続紙P上に形成する。
次のステップ204では、CPU80は、画像読取部70、及び搬送モータ22等の連続紙Pの搬送に関する部位を駆動させることによりテスト画像Tを読み取り、基準画像K1及び検出用画像K2の輝度データを各々取得する。なお、以下では、基準画像K1の輝度データを「基準画像データ」といい、検出用画像K2の輝度データを「検出用画像データ」という。また、以下では、説明の便宜上、基準画像データ及び検出用画像データの各画像データとして、上下方向が上記搬送方向に対応し、かつ左右方向が上記交差方向に対応する二次元の行列状に配列された画素データをCPU80が取得した場合について説明する。なお、これに限らず、基準画像データ及び検出用画像データの各画像データが例えば一次元状に配列された画素データ等でもよい。
次のステップ206では、CPU80は、上記ステップ204の処理により取得した検出用画像データに対して、イメージセンサ72の画素毎(対応する検出用画像データの左右方向(交差方向)の画素位置毎)に、検出用画像データの中央部の画素を基準とした上下方向(搬送方向)の予め定められた行数の光強度の合算値を導出する。そして、CPU80は、導出した合算値を該行数で除算することにより、該画素位置毎の光強度の平均値を導出する。そして、CPU80は、導出した画素位置毎の光強度の平均値における左右方向の隣り合う直線L1の交差方向の間隔に対応する画素数毎の移動平均値を導出する。具体的には、一例として、記録ヘッド50の解像度が1200dpi(dots per inch)で、画像読取部70の解像度が600dpiの場合、CPU80は、8画素毎の光強度の移動平均値を導出する。また、本実施の形態では、上記予め定められた行数として、画像読取部70による直線L1を読み取るために必要な回数を適用しているが、これに限らない。例えば、上記予め定められた行数として、検出用画像データの上下方向のすべての行数を適用してもよい。この場合、上記移動平均値は導出しなくてもよい。
次のステップ208では、CPU80は、上記ステップ206の処理により導出した画素位置毎の移動平均値に基づき、検出用画像データの左右のエッジ(端部)を検出する。ここで、図8A及び図8Bを参照して、本ステップ208の処理について詳細に説明する。図8A及び図8B共に、横軸が画素位置を示し、縦軸が光強度の移動平均値を示している。なお、本実施の形態では、一例として、上記光強度は0から255まで1刻みの離散的な値を取り(8bit構成)、値が大きくなるほど白色に近くなり、値が小さくなるほど黒色に近くなるものとされている。
CPU80は、検出用画像データの左のエッジを検出する場合、上記画素位置毎の移動平均値に対し、検出用画像データの中央部の画素位置に対応する画素位置から左方向に、予め定められた閾値Y1以上となる画素が予め定められた画素数G1以上連続する部分を検出し、最初に閾値Y1以上となった画素の画素位置を左のエッジと決定する。一例として、図8Aに示すように、画像読取部70Aによる読み取りにより得られた検出用画像データには連続紙Pの交差方向の一端部(図3に示す左端部)の空白部分が含まれるため、閾値Y1以上となる画素が画素数G1以上連続する部分が存在する。従って、この場合、図8Aに示す画素位置P1が左のエッジとして決定される。なお、閾値Y1として、操作表示部90を介してユーザにより設定された閾値を適用してもよいし、例えば上記ステップ206の処理により導出された画素位置毎の光強度の平均値における最大値と最小値との平均値を適用してもよい。また、画素数G1として、操作表示部90を介してユーザにより設定された値を適用してもよいし、例えば交差方向に隣り合う直線L1の交差方向の間隔に対応する画素数を適用してもよい。
一方、CPU80は、検出用画像データの右のエッジを検出する場合、上記画素位置毎の移動平均値に対し、検出用画像データの中央部の画素位置に対応する画素位置から右方向に、閾値Y1以上となる画素が画素数G1以上連続する部分を検出し、最初に閾値Y1以上となった画素の画素位置を右のエッジと決定する。一例として、図8Bに示すように、画像読取部70A、70Bによる読み取りにより得られた検出用画像データには連続紙Pの交差方向の他端部(図3に示す右端部)の空白部分が含まれないため、閾値Y1以上となる画素が画素数G1以上連続する部分が存在しない。従って、この場合、右のエッジは検出されないこととなる。
次のステップ210では、CPU80は、上記ステップ204の処理により取得した基準画像データに対して、イメージセンサ72の画素毎(対応する基準画像データの左右方向の画素位置毎)に上下方向の全行数の光強度の合算値を導出する。また、CPU80は、導出した合算値を該全行数で除算することにより、画素位置毎の光強度の平均値を導出する。そして、CPU80は、導出した画素位置毎の平均値に基づき、左右方向に閾値Y1未満の画素が連続する部分を検出することにより、基準画像データにおける基準画像K1の画素位置を特定する。
次のステップ212では、CPU80は、上記ステップ208の処理により左のエッジが検出されたか否かを判定する。CPU80は、この判定が否定判定となった場合はステップ214の処理に移行する一方、この判定が肯定判定となった場合はステップ216の処理に移行する。
ステップ214では、CPU80は、検出用画像データの左のエッジを上記ステップ210の処理により特定した画素位置に基づいて決定する。具体的には、CPU80は、上記特定した画素位置に対応する検出用画像データの画素位置の階段画像K3が含まれず、かつ上記特定した画素位置の右の画素位置を左のエッジとして決定する。
ステップ216では、CPU80は、上記ステップ208の処理により右のエッジが検出されたか否かを判定する。CPU80は、この判定が否定判定となった場合はステップ218の処理に移行する一方、この判定が肯定判定となった場合はステップ220の処理に移行する。
ステップ218では、CPU80は、検出用画像データの右のエッジを上記ステップ210の処理により特定した画素位置に基づいて決定する。具体的には、CPU80は、上記特定した画素位置に対応する検出用画像データの画素位置の階段画像K3が含まれる画素位置を右のエッジとして決定する。
なお、上記ステップ214において、CPU80は、上記特定した画素位置に対応する検出用画像データの画素位置の階段画像K3が含まれる画素位置を左のエッジとして決定してもよい。この場合、上記ステップ218において、CPU80は、上記特定した画素位置に対応する検出用画像データの画素位置の階段画像K3が含まれず、かつ上記特定した画素位置の左の画素位置を右のエッジとして決定する。
ステップ220では、CPU80は、以上の処理により決定した検出用画像データの左右のエッジの位置を、記録ヘッド50の解像度及び画像読取部70の解像度に基づき、検出用画像K2の段毎に修正する。具体的には、一例として、記録ヘッド50の解像度が1200dpiで、画像読取部70の解像度が600dpiの場合、CPU80は、検出用画像K2の形状に合わせて、検出用画像データの左右のエッジの位置を、2段毎に1画素分ずつ修正する。
ステップ222では、CPU80は、上記ステップ204の処理により取得した検出用画像データにおける上記ステップ208又はステップ214の処理により決定した左のエッジから右側の予め定められた列数の光強度の合算値を上下方向の画素位置毎に導出する。そして、CPU80は、導出した合算値を該列数で除算することにより、画素位置毎の光強度の平均値を導出する。なお、本実施の形態では、上記予め定められた列数として、1つの階段画像K3が含まれる列数を適用している。同様に、CPU80は、上記ステップ208又はステップ218の処理により決定した右のエッジから左側の予め定められた列数の光強度について、上記平均値を導出する。
次のステップ224では、CPU80は、上記ステップ208の処理と同様に、上記ステップ222の処理により導出した平均値と閾値Y1とを用いて、検出用画像データの左のエッジに対応する上下のエッジ及び右のエッジに対応する上下のエッジを決定する。
図9A〜図9Cに、以上の処理により決定した上下左右の各エッジを模式的に示す。図9Aは、画像読取部70Aにより読み取られたテスト画像Tを示し、図9Bは、画像読取部70Bにより読み取られたテスト画像Tを示し、図9Cは、画像読取部70Cにより読み取られたテスト画像Tを示している。図9A〜図9Cの各々における平行四辺形を構成する上下左右の各破線が、決定した上下左右の各エッジを各々示している。
次のステップ226では、CPU80は、上記ステップ224の処理により検出した左のエッジに対応する上下のエッジの位置と右のエッジに対応する上下のエッジの位置との差が、予め定められた閾値未満であるか否かを判定する。すなわち、CPU80は、画像読取部70と連続紙Pとが搬送方向に対して相対的に傾いていないか否かを判定する。CPU80は、この判定が否定判定となった場合はステップ228の処理に移行する一方、この判定が肯定判定となった場合はステップ230の処理に移行する。
ステップ228では、上記ステップ224の処理により検出した左のエッジに対応する上下のエッジの位置と右のエッジに対応する上下のエッジの位置との差が解消又は低減されるように、以上の処理により決定した上下左右のエッジの内側の範囲(以下、「適用範囲」という。)の検出用画像データを補正する。なお、この補正処理としては、画像の回転処理等の従来既知の画像処理を適用すればよいので、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップ230では、CPU80は、上記適用範囲の検出用画像データについて、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムを実行する。そして、CPU80は、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムの終了後に本検出処理プログラムを終了する。
以下、図10を参照して、本実施の形態に係る異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムについて説明する。なお、図10は、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムもROM82に予めインストールされている。
図10のステップ300では、上記ステップ200の処理により取得したノズル番号、記録ヘッド50の解像度、画像読取部70の解像度、及び決定した左右のエッジの位置に基づき、各適用範囲の検出用画像K2を形成したノズル52の最小のノズル番号を各々特定する。
次のステップ302では、CPU80は、検出用画像K2の搬送方向の各段に対応する光強度の平均値を左右方向の画素位置毎に導出する。一例として、図11に示す検出用画像K2の3段目(図11の破線で示す段)について、左右方向の画素位置毎に導出した光強度の平均値を図12に示す。図12の縦軸は光強度の平均値を示し、横軸は左右方向の画素位置を示し、横軸の数字は、上記適用範囲の左のエッジの画素を起点とした画素番号を示している。
次のステップ304では、CPU80は、上記ステップ302の処理により導出した平均値における下に凸のピーク値間の間隔(図12に示す間隔D)を、画像読取部70の解像度に基づき、検出用画像K2の隣り合う直線L1毎の間隔に換算する。そして、CPU80は、換算した間隔と、実際の対応するノズル52間の間隔との差分を導出し、該差分が予め定められた閾値A以上である場合、あるいは予め定められた閾値B以下である場合に、対応する位置のノズル52が異常ノズルであると判定する。さらに、CPU80は、異常ノズルであると判定したノズル52の位置と、上記ステップ300の処理により取得したノズル番号に基づいて、該異常ノズルに対応するノズル番号を特定し、該ノズル番号を記憶部86に記憶する。
なお、上記ステップ304において、CPU80は、下に凸のピーク値のうち、光強度が予め定められた閾値以上であるピーク値については、ピーク値とみなさずに異常ノズルの判定処理を行ってもよい。この場合の閾値として、操作表示部90を介してユーザにより設定された閾値を適用してもよいし、例えば上記ステップ302の処理により導出された平均値の最大値と最小値との平均値を適用してもよい。また、本ステップ304において、CPU80は、上記ステップ302の処理により画素位置毎に導出した平均値に対して二次補間を行って近似曲線を得てから、下に凸のピーク値を導出してもよい。
また、上記ステップ304において、CPU80は、検出用画像K2の隣り合う直線L1毎の間隔に基づいて異常ノズルの判定を行っているが、これに限らない。例えば、CPU80は、上記ステップ300の処理により特定したノズル番号の交差方向の位置を基準とした上記下に凸のピーク値の交差方向の位置に基づいて異常ノズルの判定を行ってもよい。
ステップ306では、CPU80は、記憶部86に異常ノズルのノズル番号が記憶されているか否かを判定することにより、異常ノズルを検出したか否かを判定する。CPU80は、この判定が肯定判定となった場合はステップ308の処理に移行する。
ステップ308では、CPU80は、記憶部86から異常ノズルのノズル番号を読出し、該ノズル番号を操作表示部90に表示させて報知する。なお、本ステップ308において、CPU80は、例えば、該ノズル番号に対してクリーニング処理等のメンテナンス処理を行ってもよい。また、本ステップ308において、CPU80は、例えば、該ノズル番号のノズルに隣り合うノズル52から吐出されるインク滴のサイズが通常の場合より大きくなるようにノズル52のパラメータを設定してもよい。
一方、CPU80は、上記ステップ306の判定が否定判定となった場合は、上記ステップ308の処理を実行することなく本異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムを終了する。
なお、本実施の形態では、前述したように、上記ステップ220の処理により検出用画像K2の段毎に左右のエッジの位置を修正している。この修正を行わない場合、図13の破線で示すように、左右のエッジが階段画像K3の途中の位置に決定される場合もある。なお、図13は、一例として、画像読取部70Bにより読み取られたテスト画像Tを模式的に示している。これに対し、本実施の形態では、図9A〜図9Cに示したように、上記適用範囲が検出用画像K2の形状に合わせて決定される。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、基準画像K1と検出用画像K2とが、搬送方向の異なる位置に形成される場合について説明した。これに対し、本第2の実施の形態では、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる場合について説明する。なお、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成は、上記第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置10(図1〜図4参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
まず、図14を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10におけるテスト画像について説明する。なお、本実施の形態でも、連続紙Pのサイズに応じて定まる画像形成領域の交差方向の幅に対応する位置の全てのノズル52を検出対象ノズルとする場合について説明する。
図14に示すように、本実施の形態に係るテスト画像Tでは、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる。具体的には、本実施の形態に係る基準画像K1は、読取重複範囲内の1つの階段画像K3に含まれる位置(図14に示す例では上端部の位置)に形成される。
次に、図15を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図15は、ユーザにより操作表示部90を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU80によって実行される検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、該検出処理プログラムはROM82に予めインストールされている。また、図15における図7と同一の処理を実行するステップについては図7と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図15のステップ204Aでは、CPU80は、画像読取部70、及び搬送モータ22等の連続紙Pの搬送に関する部位を駆動させることにより検出用画像K2(テスト画像T)を読み取り、読み取りにより得られた検出用画像データを取得する。
図15のステップ210Aでは、CPU80は、上記ステップ204Aの処理により取得した検出用画像データに対して、検出用画像データの左右方向の画素位置毎に上下方向の全行数の光強度の合算値を導出する。また、CPU80は、導出した合算値を該全行数で除算することにより、該画素位置毎の光強度の平均値を導出する。そして、CPU80は、導出した画素位置毎の平均値に基づき、左右方向に閾値Y1未満の画素が連続する部分を検出することにより、検出用画像データにおける基準画像K1の画素位置を特定する。
なお、本実施の形態では、基準画像K1が含まれる階段画像K3の形成に用いられたノズル52については、異常ノズルが精度良く検出されない。そこで、本実施の形態では、テスト画像Tを形成して異常ノズルを検出する処理を2回行う。そして、2回目に形成するテスト画像Tについては、図16Aに示すように、図14に示した1回目に形成した基準画像K1と異なる交差方向の位置に基準画像K1を形成する。なお、図16Bに示すように、2回目に形成するテスト画像Tについて、1回目に形成した基準画像K1とは、交差方向の位置だけではなく、搬送方向の位置も異ならせて基準画像K1を形成してもよい。また、図16A及び図16Bに示す破線の矩形は、図14に示した下側の中央部の破線の矩形に対応している。
このように、本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比較して、テスト画像Tの搬送方向の長さが短くなる。これは、連続紙Pのページ間の余白部にテスト画像Tを形成して異常ノズルを検出する場合に有効である。
[第3の実施の形態]
本第3の実施の形態においても、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる場合について説明する。なお、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成は、上記第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置10(図1〜図4参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
まず、図17を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10におけるテスト画像について説明する。なお、本実施の形態でも、連続紙Pのサイズに応じて定まる画像形成領域の交差方向の幅に対応する位置の全てのノズル52を検出対象ノズルとする場合について説明する。
図17に示すように、本実施の形態に係るテスト画像Tは、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる。具体的には、本実施の形態に係る基準画像K1は、他の階段画像K3より大きいサイズのインク滴が吐出されて形成された階段画像K3である。
次に、図18を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図18は、ユーザにより操作表示部90を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU80によって実行される検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、該検出処理プログラムはROM82に予めインストールされている。また、図18における図15と同一の処理を実行するステップについては図15と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図18のステップ210Bでは、CPU80は、上記ステップ204Aの処理により取得した検出用画像データに対して、検出用画像データの左右方向の画素位置毎に上下方向の全行数の光強度の合算値を導出する。また、CPU80は、導出した合算値を該全行数で除算することにより、該画素位置毎の光強度の平均値を導出する。そして、CPU80は、導出した画素位置毎の平均値に基づき、左右方向に閾値Y2未満の画素が連続する部分を検出することにより、検出用画像データにおける基準画像K1の画素位置を特定する。なお、閾値Y2として、操作表示部90を介してユーザにより設定された閾値を適用してもよいし、例えば検出用画像K2の基準画像K1以外の階段画像K3について導出した上記画素位置毎の平均値より小さい値(すなわち黒色に近い値)を適用してもよい。
なお、本実施の形態では、基準画像K1の形成に用いられたノズル52については、異常ノズルが精度良く検出されない。そこで、本実施の形態では、テスト画像Tを形成して異常ノズルを検出する処理を2回行う。そして、2回目に形成するテスト画像Tについては、1回目に形成した基準画像K1と異なる交差方向の位置に基準画像K1を形成する。
[第4の実施の形態]
本第4の実施の形態においても、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる場合について説明する。なお、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成は、上記第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置10(図1〜図4参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
まず、図19を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10におけるテスト画像について説明する。なお、本実施の形態でも、連続紙Pのサイズに応じて定まる画像形成領域の交差方向の幅に対応する位置の全てのノズル52を検出対象ノズルとする場合について説明する。
図19に示すように、本実施の形態に係るテスト画像Tは、基準画像K1が、検出用画像K2が形成される領域内に含まれる。具体的には、本実施の形態に係る基準画像K1は、交差方向に予め定められた間隔を空けたノズル52を駆動させることにより形成された階段画像K3である。なお、図19は、1つおきのノズル52により基準画像K1を形成した状態を示している。
次に、図20を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。なお、図20は、ユーザにより操作表示部90を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU80によって実行される検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、該検出処理プログラムはROM82に予めインストールされている。また、図20における図15と同一の処理を実行するステップについては図15と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図20のステップ210Cでは、CPU80は、上記ステップ204Aの処理により取得した検出用画像データに対して、検出用画像データの左右方向の画素位置毎に上下方向の全行数の光強度の合算値を導出する。また、CPU80は、導出した合算値を該全行数で除算することにより、該画素位置毎の光強度の平均値を導出する。そして、CPU80は、導出した画素位置毎の平均値に基づき、左右方向に閾値Y3以上の画素が連続する部分を検出することにより、検出用画像データにおける基準画像K1の画素位置を特定する。なお、閾値Y3として、操作表示部90を介してユーザにより設定された閾値を適用してもよいし、例えば検出用画像K2の基準画像K1以外の階段画像K3について導出した上記画素位置毎の平均値より大きい値(すなわち白色に近い値)を適用してもよい。
なお、本実施の形態では、基準画像K1の形成に用いられたノズル52については、異常ノズルが精度良く検出されない。そこで、本実施の形態では、テスト画像Tを形成して異常ノズルを検出する処理を2回行う。そして、2回目に形成するテスト画像Tについては、1回目に形成した基準画像K1と異なる交差方向の位置に基準画像K1を形成する。
以上、各実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また各実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。各実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態では、決定した適用範囲の検出用画像データに対し、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムを実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムのステップ300及びステップ302の処理は、画像読取部70による読み取りにより得られた検出用画像データの全範囲に対して行う。そして、異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムのステップ304の処理を決定した適用範囲で行う形態としてもよい。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、基準画像K1の形状として、矩形を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、基準画像K1の形状として、三角形や円形等の他の形状を適用する形態としてもよい。また、基準画像K1として、特殊な形状のマークを適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像の回転処理等の画像処理により検出用画像K2の傾きを補正して異常ノズルを検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記ステップ224の処理により検出した左のエッジに対応する上下のエッジの位置と右のエッジに対応する上下のエッジの位置との差が大きくなるほど、上記ステップ304の処理で用いる閾値を補正して異常ノズルを検出する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像読取部70を3つ設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像読取部70を2つ、又は4つ以上設ける形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では特に言及しなかったが、検出用画像データの左右のエッジを検出する場合に、画像読取部70によりテスト画像Tを読み取った後に、記録ヘッド50の解像度及び画像読取部70の解像度に基づいて検出用画像データの左右方向の画素位置を修正した検出用画像データを用いる形態としてもよい。具体的には、一例として、記録ヘッド50の解像度が1200dpiで、画像読取部70の解像度が600dpiの場合、検出用画像K2の3段目以降に対応する検出用画像データの左右方向の画素位置を、2段毎に1画素分ずつ左の位置に修正する。一例として、この形態例における画像読取部70による読み取りにより得られた検出用画像データを修正した後の検出用画像データの模式図を図21A〜21Dに示す。
なお、図21Aは、上記第1の実施の形態における修正後の検出用画像データを示し、図21Bは、上記第2の実施の形態における修正後の検出用画像データを示す。また、図21Cは、上記第3の実施の形態における修正後の検出用画像データを示し、図21Dは、上記第4の実施の形態における修正後の検出用画像データを示す。また、図21A〜図21Dの破線の矩形は上記適用範囲を示している。この形態例では、上記検出処理プログラムにおけるステップ220の処理は不要となる。
また、上記各実施の形態では、画像読取部70として、ラインセンサを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像読取部70として、エリアセンサを適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、検出用画像K2を階段状に形成するについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図22に示すように、検出用画像K2を千鳥状に形成する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、特に言及しなかったが、異常ノズルのノズル番号を特定する前に、異常ノズルの有無を判定する形態としてもよい。この場合、例えば、上記異常ノズル判定処理ルーチン・プログラムのステップ302とステップ304の間に、異常ノズルの有無を判定する判定処理を行う形態が例示される。また、この形態例の該判定処理として、上記下に凸のピーク値の個数と対応する検出用画像K2の形成に用いたノズル52の個数が異なる場合に、異常ノズルが有ると判定する形態が例示される。不吐出異常については、この判定により、異常ノズルの有無が判定される。
また、上記各実施の形態では、記録ヘッド50として、1つの長尺ヘッドを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、記録ヘッド50として、複数の短尺ヘッドを交差方向に沿って配列したものを適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、本発明をインクジェット記録装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明をLED(Light Emitting Diode)プリンタ等の他の画像形成装置に適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、記録媒体として、連続紙Pを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、記録媒体として、A4やA3等の定型のカット紙を適用する形態としてもよい。また、記録媒体の材質も紙に限られず、他の材質の記録媒体を用いる形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、各種プログラムがROM82に予めインストールされている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各種プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又はネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、検出処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、該検出処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明したインクジェット記録装置10の構成(図1〜図5参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した各種プログラムの処理の流れ(図7、図10、図15、図18、図20参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
50 記録ヘッド
52 ノズル
70 画像読取部
80 CPU
82 ROM
K1 基準画像
K2 検出用画像
P 連続紙

Claims (9)

  1. 記録媒体の搬送方向と交差する交差方向に沿って配列された複数の記録素子と、
    前記記録素子が駆動されることにより前記記録媒体上に形成された画像を読み取る前記交差方向に延在した読取領域を各々備え、前記読取領域の隣り合う端部が前記搬送方向に対して重なるように前記交差方向に沿って設けられた複数の読取手段と、
    前記複数の読取手段の前記読取領域の前記端部が重なる領域内の予め定められた位置に対応する前記記録媒体上の位置に基準画像を形成し、かつ異常状態の検出対象とする前記記録素子について、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、検出用画像を前記記録媒体上に形成する形成手段と、
    前記複数の読取手段の各々の前記基準画像を読み取った読取位置を境界として、前記複数の読取手段の各々による前記検出用画像の読み取りにより得られた検出用画像データに対する異常状態の検出に適用する適用範囲を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された適用範囲の前記検出用画像データを用いて異常状態である前記記録素子を検出する検出手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、前記読取位置の各々により読み取られた読取データの各々が、前記読取データを読み取った前記読取手段の何れかによる読み取りにより得られた検出用画像データに含まれるように前記適用範囲を決定する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記形成手段は、前記基準画像と前記検出用画像とを、前記記録媒体上の前記搬送方向の異なる位置に形成する
    請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記形成手段は、前記基準画像と前記検出用画像とを、前記検出用画像が形成される領域内に前記基準画像が含まれるように前記記録媒体上に形成する
    請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記形成手段は、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を同じタイミングで駆動させることにより前記基準画像を形成する
    請求項1から請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記記録素子は、液滴を吐出する素子であり、
    前記形成手段は、前記検出用画像を形成する場合とは異なる大きさの液滴を吐出させるように前記記録素子を駆動させると共に、前記交差方向に連続して配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、前記基準画像を前記記録媒体上に形成する
    請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記形成手段は、予め定められた間隔を開けて前記交差方向に配列された前記記録素子を駆動させるタイミングを異ならせることにより、前記基準画像を前記記録媒体上に形成する
    請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記読取手段の数は、3つ以上とされている
    請求項1から請求項7の何れか1項記載の画像形成装置。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項8の何れか1項記載の画像形成装置の形成手段、決定手段、及び検出手段として機能させるためのプログラム。
JP2015044981A 2015-03-06 2015-03-06 画像形成装置及びプログラム Expired - Fee Related JP6492787B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015044981A JP6492787B2 (ja) 2015-03-06 2015-03-06 画像形成装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015044981A JP6492787B2 (ja) 2015-03-06 2015-03-06 画像形成装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016163968A true JP2016163968A (ja) 2016-09-08
JP6492787B2 JP6492787B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=56876475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015044981A Expired - Fee Related JP6492787B2 (ja) 2015-03-06 2015-03-06 画像形成装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6492787B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018159097A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56125156A (en) * 1980-02-26 1981-10-01 Asahi Optical Co Ltd Synthetic circuit of video signal
JPS60244153A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Sanyo Electric Co Ltd 光学読取装置
JPS63234765A (ja) * 1987-03-24 1988-09-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像読取装置
US6181441B1 (en) * 1999-01-19 2001-01-30 Xerox Corporation Scanning system and method for stitching overlapped image data by varying stitch location
JP2006069028A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Sony Corp 印刷装置
JP2006135901A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Seiko Instruments Inc 画像処理装置
JP2006181842A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Canon Inc 記録装置及び記録素子の不良検出方法
JP2006240141A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2009171171A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012139901A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム
WO2015190146A1 (ja) * 2014-06-09 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56125156A (en) * 1980-02-26 1981-10-01 Asahi Optical Co Ltd Synthetic circuit of video signal
JPS60244153A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Sanyo Electric Co Ltd 光学読取装置
JPS63234765A (ja) * 1987-03-24 1988-09-30 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像読取装置
US4870505A (en) * 1987-03-24 1989-09-26 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Method of and apparatus for connecting output image signals from a plurality of line image sensors using a correction read pattern
US6181441B1 (en) * 1999-01-19 2001-01-30 Xerox Corporation Scanning system and method for stitching overlapped image data by varying stitch location
JP2006069028A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Sony Corp 印刷装置
JP2006135901A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Seiko Instruments Inc 画像処理装置
JP2006181842A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Canon Inc 記録装置及び記録素子の不良検出方法
JP2006240141A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2009171171A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012139901A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム
WO2015190146A1 (ja) * 2014-06-09 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018159097A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JPWO2018159097A1 (ja) * 2017-02-28 2019-12-19 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP7017160B2 (ja) 2017-02-28 2022-02-08 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6492787B2 (ja) 2019-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5621347B2 (ja) 記録装置及びプログラム
JP2010188663A (ja) 画像記録装置、画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2010269527A (ja) 画像記録装置及びその制御方法
WO2016152208A1 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US9462147B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, recording apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP6390408B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2016137590A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP5750888B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US20120062626A1 (en) Recording timing adjustment apparatus of recording apparatus, recording apparatus, and recording timing adjustment method of recording apparatus
JP6035169B2 (ja) 画像形成装置
JP6492787B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2019005946A (ja) インクジェット記録装置及び画像記録方法
JP6346787B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP4148279B2 (ja) テスト用ドット記録方法およびプリンタ
JP4543673B2 (ja) 印刷システム
JP2011056705A (ja) 画像形成装置
JP2009166423A (ja) 記録制御装置、記録装置、記録制御プログラム
JP4857664B2 (ja) 搬送誤差の検査方法
JP2018047567A (ja) 画像形成装置、プログラム、及び検査パターン
JP4265235B2 (ja) テストパターン、テストパターン作成方法、記録装置及びプログラム
JP6939323B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2011194649A (ja) 画像形成装置
JP7017055B2 (ja) 液滴吐出装置および液滴吐出調整方法
JP2010214622A (ja) 印刷方法、印刷装置およびテストパターン
JP6690370B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6492787

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees