JP2019005946A - インクジェット記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定した画質の画像を記録することのできるインクジェット記録装置及び画像記録方法を提供する。【解決手段】記録ヘッドを複数有する記録部と、記録部と記録媒体とを相対移動させる移動動作部と、記録制御部とを備え、記録ヘッドにはノズル開口部が第1の方向について少なくとも所定幅に亘って配列され、各記録ヘッドの所定幅の範囲が第1の方向に互いにずらして配置され、記録制御部は、第1の方向と交差する第2の方向に相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、第1の方向に相対移動させる動作とを交互に行わせ、記録ヘッド数より大きくかつ互いに素となる動作回数の記録動作により各位置に対して動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾させて画像を記録し、動作回数に応じた数のノズルには全ての記録ヘッドのノズルが含まれ、各記録ヘッドの所定幅両端のノズルが複数含まれない。【選択図】図4

Description

この発明は、インクジェット記録装置及び画像記録方法に関する。
従来、複数のノズルからインクを吐出させて記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置がある。近年、記録画像の高解像度化や高速化の要求に応じてノズル数の数が増大する傾向にある。これに伴って、複数のノズルが配列された記録ヘッドを複数個配列して並行にインクを吐出させる技術が用いられている。
しかしながら、このようなインクジェット記録装置では、複数の記録ヘッド間で取り付け位置や駆動電圧の微小な相違が生じやすく、当該複数の記録ヘッドの継ぎ目部分で記録画像にインクの濃度むらが生じるという問題がある。これに対し、特許文献1では、継ぎ目部分が同一位置に重ならないようにしながら複数回記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させて重ね書きを行い、全体として一つの画像を記録する技術が開示されている。
特開2001−30476号公報
しかしながら、記録ヘッドの継ぎ目部分が重ならないようにずらすだけでは、必ずしもヘッド間の誤差が解消されず全体の画質が安定しないという課題がある。
この発明の目的は、より安定した画質の画像を記録することのできるインクジェット記録装置及び画像記録方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
インクを吐出する複数のノズルの開口部が所定の吐出面に設けられた記録ヘッドを複数有する記録部と、
前記吐出面と記録媒体とを相対移動させる移動動作部と、
前記記録部及び前記移動動作部の動作を制御して記録媒体上に画像を記録する記録制御部と、
を備え、
前記記録ヘッドは、前記開口部が前記吐出面において第1の方向について各々少なくとも所定幅に亘って所定間隔で配列されて設けられており、前記第1の方向について隣り合う前記記録ヘッドの前記所定幅の範囲が当該第1の方向について前記所定間隔で配置され、
前記記録制御部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に前記相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、前記第1の方向に前記相対移動させるシフト動作とを交互に行わせて、前記記録ヘッドの数より大きくかつ当該記録ヘッドの数と互いに素となる動作回数の前記記録動作により、記録媒体上における画像記録範囲の各位置に対して前記動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録し、
前記動作回数に応じた数のノズルには、全ての前記記録ヘッドのノズルが少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッドにおける前記所定幅の両端のノズルが複数含まれない
ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御部は、前記シフト動作ごとに所定距離ずつ前記相対移動させることで、前記動作回数の前記シフト動作により前記所定幅の相対移動を行うことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御部は、前記複数の記録ヘッドにおける前記所定幅の範囲の両端のうち、少なくとも他の前記記録ヘッドにおける前記所定幅の範囲と隣り合う端から所定の端部範囲内において、当該端部範囲内の前記開口部のうちインクを吐出可能とさせる開口部の割合を示す印画率を、前記端部範囲外の前記開口部に係る前記印画率よりも低く定めることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のインクジェット記録装置において、
前記端部範囲は、前記端から前記所定幅の前記動作回数分の1の幅の範囲であることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御部は、前記端部範囲内では、前記端から前記所定幅の範囲の中央に向けて前記印画率が単調増加するように定めることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のインクジェット記録装置において、
前記印画率の単調増加の割合は、記録媒体の種別に応じて定められることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項5記載のインクジェット記録装置において、
前記印画率の単調増加の割合は、一定であることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項3〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記第1の方向についての各位置において、前記動作回数の記録動作のうち、前記端部範囲内の前記開口部に係る2回当たりの印画率は、当該端部範囲外の前記開口部に係る印画率と等しく定められることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項3〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記印画率に応じてインクを吐出させない間引きノズルは、ランダムに配置されることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
複数色のインクを各々吐出する複数の記録部を備えることを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項10記載のインクジェット記録装置において、
前記複数の記録部は、支持部材に対し各々別個に固定されることを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記動作回数は、前記記録ヘッドの数に自然数を乗じて1を加算した値であることを特徴としている。
請求項13記載の発明は、
インクを吐出する複数のノズルの開口部が所定の吐出面に設けられた記録ヘッドを複数有する記録部と、前記吐出面と記録媒体とを相対移動させる移動動作部と、を備え、前記記録ヘッドは、前記開口部が前記吐出面において第1の方向について各々少なくとも所定幅に亘って所定間隔で配列されて設けられており、前記第1の方向について隣り合う前記記録ヘッドの前記所定幅の範囲が当該第1の方向について前記所定間隔で配置されたインクジェット記録装置の画像記録方法であって、
前記第1の方向と交差する第2の方向に前記相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、前記第1の方向に前記相対移動させるシフト動作とを交互に行わせて、前記記録ヘッドの数より大きくかつ当該記録ヘッドの数と互いに素となる動作回数の前記記録動作により、記録媒体上の前記第1の方向についての各位置に対して前記動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録するマルチパス記録ステップを含み、
前記動作回数に応じた数のノズルには、全ての前記記録ヘッドのノズルが少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッドにおける前記所定幅の両端のノズルが複数含まれない
ことを特徴としている。
本発明に従うと、インクジェット記録装置において、より安定した画質の画像を記録することができるという効果がある。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の概略構成を示す模式図である。 インクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 キャリッジに取り付けられたヘッドユニットのインク吐出面側を示す模式図である。 インクジェット記録装置における画像記録動作について説明する図である。 マルチパスによる印画率の例を示す図と、印画率に応じたインクの吐出可能ノズルの分布について説明する図である。 異なる色のインク間での位置ずれについて説明する図である。 ヘッドユニットのシフト距離を変えた場合について示す図である。 ヘッドユニットのシフト距離を変えた場合について示す図である。 インクジェット記録装置で実行される画像記録制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 ヘッドユニットの変形例1について示す図である。 ヘッドユニットの変形例2について示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置1の概略構成を示す模式図である。ここでは、記録媒体Pの記録面の上方から見た図を示す。
インクジェット記録装置1は、搬送部10と、画像記録部20と、制御部40(図3参照;記録制御部)などを備える。
搬送部10は、記録媒体Pを所定の搬送方向(第1の方向)に移動させる。搬送部10は、駆動ローラー11及び従動ローラー12と、搬送ベルト13と、搬送モーター14などを備える。駆動ローラー11及び従動ローラー12は、搬送方向に垂直な回転軸を中心に回転して、駆動ローラー11及び従動ローラー12の周囲で搬送ベルト13を周回移動させる。駆動ローラー11は、当該駆動ローラー11に取り付けられた搬送モーター14の回転動作に応じた角度の回転をする。搬送ベルト13は、駆動ローラー11及び従動ローラー12と接する面とは反対側の面(外周面)に記録媒体Pを載置させた状態で周回移動することで当該記録媒体Pを搬送する。搬送モーター14は、制御部40の制御に基づいて駆動ローラー11を所定の速度及びタイミングで回転動作させる。
また、搬送部10は、駆動ローラー11の回転角度を検出して検出結果を制御部40に送信する図示略のロータリーエンコーダーを備える。
記録媒体Pとしては、紙、布帛や樹脂シートなどの種々の媒体を用いることができる。
画像記録部20は、複数、ここでは4つのヘッドユニット21Y、21M、21C、21K(記録部;以下一部又は全体をヘッドユニット21とも記す)と、キャリッジ200と、一対の平行なキャリッジレール25などを有する。
ヘッドユニット21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、黄色、マゼンタ、シアン、黒色の各色(複数色)のインクを吐出させる。ヘッドユニット21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、キャリッジ200に対して個別に取り付けられ(固定され)ている。キャリッジ200は、両端がキャリッジレール25上を移動可能に支持されている。
キャリッジレール25は、搬送ベルト13の外周面上方を搬送方向に対して交差する向き(走査方向;第2の方向)、ここでは直交する向きに跨ぐように設けられている。キャリッジ200は、例えば、リニアモーターなどのキャリッジモーター27(図2参照)によりこのキャリッジレール25上を移動可能とされている。また、キャリッジ200のキャリッジレール25に沿った位置(走査方向についての位置)は、図示略のリニアエンコーダーなどにより検出され、検出結果が制御部40に出力される。
搬送部10の搬送モーター14及びキャリッジモーター27により本実施形態のインクジェット記録装置1における移動動作部が構成される。
図2は、インクジェット記録装置1の機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置1は、上述の搬送モーター14及びキャリッジモーター27と、ヘッド駆動部26と、制御部40と、画像処理部50と、操作表示部71と、通信部72などを備える。制御部40と各部とは、バス80を介して接続されている。
ヘッド駆動部26は、各ヘッドユニット21へのインクの供給及び各ヘッドユニット21からのインクの吐出に係る駆動動作を行う。ヘッド駆動部26は、駆動回路を有し、駆動回路は、選択したノズル22からインクを吐出させるための駆動信号を所定の周波数で出力する。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)と、RAM42(Random Access Memory)と、ROM43(Read Only Memory)と、記憶部44などを有する。
CPU41は、各種演算処理を行い、また、インクジェット記録装置1の全体動作を統括制御する。例えば、CPU41は、キャリッジモーター27に動作信号を出力してキャリッジ200をキャリッジレール25に沿って適切な速度で移動させる。また、CPU41は、キャリッジ200を主走査方向に移動させるシフト動作と、当該シフト動作を行いながらヘッド駆動部26の駆動制御回路に制御信号及び画像データの一部を出力して、選択されたノズル22からインクの吐出を行わせる記録動作とを行う。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42には、不揮発性メモリーが含まれていてもよい。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データを格納する。設定データには、後述のノズル選択パターンデータが含まれる。ROM43は、マスクROMに加えて又は代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリーなどの書き換え可能な不揮発性メモリーであってもよい。
記憶部44は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を有し、通信部72を介して外部のPC(Personal Computer)やプリントサーバーから入力された画像データやプリントジョブのデータが記憶される。
画像処理部50は、記憶部44に記憶された画像データに対して必要に応じてラスタライズ処理、色変換処理、階調補正処理、ハーフトーン処理などを行って記憶部44に記憶させる。画像処理部50は、専用のハードウェア回路及び/又はCPU、RAMなどを有する。
操作表示部71は、操作受付部としてユーザーなどの外部からの入力操作を受け付けて、入力信号として制御部40に出力する。また、操作表示部71は、表示部として制御部40の制御により表示画面にステータスや操作メニューなどを表示させる。表示画面としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)などが用いられる。また、このLCDに重ねてタッチセンサーが設けられることで、操作受付部は、タッチパネルとして動作する。操作表示部71は、これらに加えて又は代えてLEDランプや押しボタンスイッチなどが設けられていてもよい。
通信部72は、外部との間でのデータの送受信に係る制御を行うインターフェイスである。通信部72としては、各種通信規格に従った各種ネットワークカードなどが用いられる。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるノズル配列について説明する。
図3は、キャリッジ200に取り付けられたヘッドユニット21のインク吐出面側を示す模式図である。
4つのヘッドユニット21は、ここでは、走査方向について互いに異なる位置でキャリッジ200に対して各々取り付けられている。ヘッドユニット21Yは、複数のノズル22が設けられた記録ヘッド211Yを複数(ここでは3つ)有する。同様に、ヘッドユニット21Mは、3つの記録ヘッド211Mを有する。ヘッドユニット21Cは、3つの記録ヘッド211Cを有する。ヘッドユニット21Kは、3つの記録ヘッド211Kを有する。以下では、記録ヘッド211Y、211M、211C、211Kの一部又は全部を記録ヘッド211とも記す。各ヘッドユニット21の3つの記録ヘッド211は、それぞれ、搬送ベルト13(搬送ベルト13上に載置される記録媒体P)と対向する面(吐出面)にノズル22の開口部23が搬送方向について所定の間隔(ノズルピッチ)で所定幅(ヘッドノズル配列幅)に亘って配列されるように配置されている。すなわち、各ヘッドユニット21により、それぞれ搬送方向についてヘッドノズル配列幅に記録ヘッド211の個数を乗じた(ここでは3倍した)全ノズル配列幅に対して一度にインク吐出がなされ得る。なお、ここで示した黒丸状の開口部23は、説明のための模式的なものであり、実際のサイズ、間隔や数を反映したものではない。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、各記録ヘッド211においてノズル22の開口部23が搬送方向に一次元配列されている。これらの開口部23の配置範囲は、搬送方向について、配列の一端を含む第1端部領域23a、配列の他端を含む第2端部領域23b、及びこれらの間の中央部領域23cに区分される。ここでは、第1端部領域23a、第2端部領域23b及び中央部領域23cの搬送方向についての長さの比は、1:1:2に定められている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1における画像記録動作について説明する。
インクジェット記録装置1では、搬送方向について全ノズル配列幅の範囲でインク吐出を行いながらキャリッジ200を走査方向に移動(走査;スキャン)させて二次元的な画像記録を行わせる画像記録動作を行う。この画像記録動作と、搬送方向について記録媒体Pを所定のシフト距離(所定距離)移動させるシフト動作とを交互に行わせていくことで、記録媒体Pの全面に画像を記録する。
インクジェット記録装置1では、このときに、シフト動作時に移動させるシフト距離をヘッドノズル配列幅よりも小さくして、シフト動作により全ノズル配列幅を移動するのに要する移動回数(動作回数)を各ヘッドユニット21における記録ヘッド211の数「3」よりも多くする。すなわち、搬送方向の各位置範囲に対して記録ヘッド211の数より多い数のノズル22からインクの吐出動作を可能とする。そして、画像記録範囲の各画素位置に対し、当該回数のうちいずれかで相補的にインクを吐出、記録媒体Pに着弾可能とさせるように選択制御を行うことで、全体として記録対象の画像を記録するマルチパスによる画像記録動作を行う。本実施形態のインクジェット記録装置1では、シフト距離を全ノズル配列幅の1/4とすることで、搬送方向の各位置範囲に対して4回のインク吐出動作を可能とする。すなわち、搬送方向について各位置の画素に対し、配列順で全ノズル数/4ごとの4本のノズル22のいずれかによりインクが吐出され得る。
走査方向についての所定数の画素に対する4本の各ノズル22(開口部23)からのインク吐出可能とされる回数の割合(印画率)は、各々定められている。これら4本のノズル22の印画率の合計は、100%である。また、走査方向について順番に配列された各画素について、4本のノズル22のうちいずれかからそれぞれ1回インクが吐出可能とされるようにインク吐出可否が定められる。走査方向について、インク吐出可能として選択されるノズル22、あるいは、インク吐出が不可とされる間引きノズルは、ランダム又は所定のアルゴリズムに基づいて分散されることが好ましい。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1における画像記録動作について説明する図である。
搬送方向に配列された3本の記録ヘッド211を有するヘッドユニット21について、4回の走査S1〜S4は、それぞれ、全ノズル配列幅の1/4、すなわち、各記録ヘッド211のヘッドノズル配列幅の3/4ずつ搬送方向に移動させて行われる。これにより、ヘッドユニット21は、4回のシフト移動で搬送方向に全ノズル配列幅と等しい距離移動することになる。例えば、画素列SL1上には、4回の走査で4本のノズルn34、n28、n1c、n10からインクの吐出がなされ得る。また、画素列SL2上には、4本のノズルn3f、n33、n27、n1bからインクの吐出がなされ得る。これらのうち、ノズルn34、n28、n27、n1bの4本のノズルは、中央部領域23cに属するノズルである。ノズルn10、n33は、第1端部領域23aに属するノズルであり、ノズルn1c、n3fは、第2端部領域23bに属するノズルである。
各走査S1〜S4において、各記録ヘッド211のノズルによる印画率RS1〜RS4は、両端付近(少なくとも他の記録ヘッド211のヘッドノズル配列幅の範囲と隣り合う側の端)における印画率が中央付近における印画率より低くなるように定められている。ここでは、中央部領域23cにおいて一定の印画率Rmxが定められ、また、第1端部領域23a及び第2端部領域23b(所定の端部範囲;すなわち、ヘッドノズル配列幅の1/4の幅。分母の数値「4」は、上述の動作回数に対応)では、中央部領域23cとの境界側からヘッドノズル配列幅の両端へとそれぞれ印画率が単調減少(両端から中央に向けて印画率が単調増加。ここでいう単調減少及び単調増加は、途中に変化率がゼロの部分が含まれてよい)、ここでは特に、一定の減少率(中央に向けて一定の増加率(増加の割合))となるように定められている。なお、ヘッドノズル配列幅の両端のノズルによる印画率が「0」とされる必要はなく、適宜な最低印画率Rmnが定められ得る。また、この最低印画率Rmnや第1端部領域23a及び第2端部領域23bにおける印画率の変化率(変化の割合)などは、画像記録が行われる記録媒体Pの種別(普通紙、コート紙、布帛、樹脂板など)や記録モード(記録対象が文字、図形などかあるいは輪郭の明瞭ではない風景写真などの画像であるか)などに応じて設定を変更することができる。
印画率RS1〜RS4は、4回の走査S1〜S4(パス)によるインク吐出動作により、幅方向の各位置について、合計の印画率を目標値に対し100%となるように定められる。ここでは、4回の走査のうち2回が中央部領域23cに属するノズルからのインク吐出であり、残り2回が第1端部領域23a及び第2端部領域23bにそれぞれ属するノズルからのインク吐出となる。第1端部領域23a及び第2端部領域23bにそれぞれ属するノズルによる印字率の和(すなわち、4回(動作回数)の走査のうち、端部領域の開口部23(ノズル22)に係る2回あたりの印画率)は、中央部領域23cに属する開口部23(ノズル22)に係る印画率(Rmx)と等しくなるように定められている。したがって、印画率Rmx=(100−4×Rmn)/3+Rmnとなる。最低印画率Rmnが「0」の場合には、Rmx=100/3、すなわち、100%を記録ヘッド211の数で分割した値となる。
このような3つの記録ヘッド211と4回の走査によるインク吐出動作では、記録ヘッド211の数と走査の回数とが互いに素となることで、4回の走査S1〜S4の各々において、ヘッドノズル配列幅の両端のノズルにより印字される位置範囲が搬送方向について互いに異なる位置とされる。ヘッドノズル配列幅の両端では、隣り合う異なる記録ヘッド211により印字されるインクの濃度が異なることによる濃度の不連続が生じやすく、また、記録ヘッド211間の微小な相対位置ずれなどによる筋などが目立ちやすい。このような筋や濃度差を生じ得る両端ノズルによるインク吐出を搬送方向について所定の位置範囲で走査方向に連続的に行わせず、特に、他の記録ヘッド211の中央部領域23cのノズルを用いたインク吐出と組み合わされることで、記録ヘッド211間のノズルから吐出されるインクの濃度差(液量差)を軽減し、また、筋を埋める。また、搬送方向についての各位置範囲で、4つの記録ヘッド211の全てのノズル、特に、中央部領域23cに属する複数のノズルからのインク吐出を交えて画像が記録されるので、記録ヘッド211間の濃度差が全体で平均化される。
互いに素となる走査の回数としては、記録ヘッド211の数に「1」を加算したものが最も容易であり、また、走査回数を増やしすぎずに適度な速度での画像記録動作が可能になる。また、記録ヘッド211の数に自然数を乗じて更に「1」を加算することもできる。自然数が「1」であれば、上述の記録ヘッド数211の数に「1」を加算したものと同一になる。自然数を「2」以上とする場合、当該自然数に応じて走査回数が増加していくので、インクを吐出可能とされるノズル数が増加してより画像が均一になりやすい一方、画像の記録速度が低下する。したがって、各記録ヘッド211に設けられたノズル22の数と、所望の画像の記録速度及び記録精度とに応じて、適宜定められればよい。
各走査S1〜S4において走査位置ごとにいずれのノズルからインクの吐出が可とされるかは、あらかじめ二次元マトリクスなどを用いて定められる。二次元マトリクスは、例えば、行番号でノズルを特定し、列番号で主走査方向についての画素順を特定し、各成分について、インク吐出の可否が各々二値で示される。インク吐出が可能とされるノズルは、上述の条件を満たす範囲でランダムかつ同一の印字率の領域内では均等に分布しているのが望ましい。
図5は、マルチパスによる印画率の例を示す図と、印画率に応じたインクの吐出可能ノズルの分布について説明する図である。
図5(a)に示すように、搬送方向について、図4に示した画素列SL1〜SL2の位置範囲において、走査S1で3番目の記録ヘッド(図4に示すいずれかのヘッドユニット21における3つの記録ヘッド211のうち一番下のもの)の中央部領域23cから第2端部領域23bまでによりインクが吐出された部分では、中央部領域23cからインクが吐出された部分について印画率が33.3%まで上昇し、第2端部領域23b部分の印画率が搬送方向について漸減している。
走査S2では、3番目の記録ヘッドの第2端部領域23bで搬送方向について漸減している印画率を補うように第1端部領域23aにより印画されて、当該部分の印画率が33%となる。また、3番目の記録ヘッドの中央部領域23cにより印画された部分は、2番目の記録ヘッドの中央部領域23cの一部及び第2端部領域23bにより印画されて、印画率が上昇する。
走査3では、1番目の記録ヘッド(図4においていずれかのヘッドユニット21における3つの記録ヘッドのうち一番上のもの)の第1端部領域23aからのインク吐出により、画素列SL1上で印画率が100%となり、また、印画率が66.7%に達していなかった部分については、2番目の記録ヘッドからのインク吐出により、印画率が66.7%となる。そして、走査4において、1番目の記録ヘッドの第1端部領域23a及び中央部領域23cからのインク吐出によって全体の印画率が100%となる。
図5(b)に示すように、各記録ヘッド211において、各ノズル22の走査方向についてのインクの吐出可否が上述の二次元マトリクスで示される。この例では、二値「0」、「1」の代わりにそれぞれ「×」、「○」としてインクの吐出可否を表している。各ノズル22の印画率は、上述のように、開口部23のヘッドノズル配列幅内の相対位置で決まり、当該印画率に応じて「○」の数が変化する。また、全ての記録ヘッド211に対して同一の二次元マトリクスデータを用いる場合、4本の走査線SL30により、各走査位置についてそれぞれ1回ずつ「○」となるようにインク吐出タイミングが定められている。これらの「○」の分布は、全体としてランダムまたはこれに近い分布であることが好ましい。
インクジェット記録装置1では、このような走査を伴うマルチパスでのインク吐出(画像記録)がCMYK4色について並行して行われる。ある色のインクを吐出する記録ヘッド211に対して搬送方向について同一範囲に他の色のインクを吐出する記録ヘッド211が吐出面内で所定の回転角度のずれを伴って取り付けられている場合、当該回転角度に応じて記録ヘッド211の一端側と他端側の間でインクの着弾位置にずれが生じ、シングルパスでの画像の記録や、マルチパスでもシフト距離とでは、色ずれが顕著に現れる。本実施形態のインクジェット記録装置1では、上述の走査動作を伴うマルチパスでのインク吐出により、このような色ずれも低減される。
図6は、異なる色のインク間での位置ずれについて説明する図である。
図6(a)に示すように、記録ヘッド211Cに対して記録ヘッド211Mが傾いている場合、マゼンタによる記録範囲は、シアンによる記録範囲に対して当該傾きを伴うことになる。搬送方向にヘッドノズル配列幅と等しいシフト距離とすると、各走査でヘッドノズル配列幅両端での両色のずれ量が大きくなり、色ずれが目立ちやすくなる。すなわち、全体としては、色合いがグラデーション状に変化していく。
図6(b)に示すように、記録ヘッド211Cに対して記録ヘッド211Mが傾いて設けられている場合でも、搬送方向にヘッドノズル配列幅より狭く、特にヘッドノズル配列幅の3/4倍のシフト距離とすると、マゼンタによる走査方向についての記録範囲は、先の走査でシアンの記録範囲にずれた方向と反対側にずれることになり、すなわち、ずれが走査方向について均等になる。これにより、一方向に偏ってずれる場合と比較して、色ずれの目立ち具合が低減される。
このような傾きだけではなく、一部の記録ヘッド211の位置が搬送方向や走査方向に相対的にずれている場合についても、全ての記録ヘッド211からのインクの着弾位置の重心が正確とされれば、色ずれの目立ち具合が低減される。
図7及び図8は、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるヘッドユニット21のシフト距離を変えた場合について示す図である。
シフト距離は、マルチパスによるインク吐出の回数が記録ヘッド211の数より大きく、当該回数と記録ヘッド211の数とが互いに素となるように定められればよい。ここでは、図7に示すように、3つの記録ヘッド211に対し、全ノズル配列幅/5(ヘッドノズル配列幅の3/5)をシフト距離として5回の走査S1〜S5で画像全体が記録されるように設定されている。この場合、各記録ヘッド211におけるノズルの開口部23は、ノズル配列における一端から1/5の範囲のものが第1端部領域23a、他端から1/5の範囲のものが第2端部領域23b、これらの領域の間の3/5の領域のものが中央部領域23cに区分される。
この場合、5回のインク吐出は、画素列SL11、SL12の上のノズル位置から分かるように、第1端部領域23aのうち1つ、第2端部領域23bのうち1つ、中央部領域23cのうち3つからなされ、オフセット値となる最低印画率Rmn×5を除いて、第1端部領域23a及び第2端部領域23bからの合計2回で中央部領域23cからの1回分のインク吐出がなされる。よって、印画率RS11は、最低印画率Rmnにより、中央部領域23cの印画率Rmx=(100−5×Rmn)/4+Rmnと定められる。最低印画率Rmn=8%であれば、中央部領域23cの印画率Rmx=23%(オフセット値分を除き15%)となり、最低印画率Rmn=0%であれば、中央部領域23cの印画率Rmx=25%となる。
あるいは、図8に示すように、第1端部領域23aをヘッドノズル配列幅の一端から2/5の範囲、第2端部領域23bをヘッドノズル配列幅の他端から2/5の範囲、中央部領域23cをこれらの間の1/5の範囲とすることもできる。この場合、印画率RS11aにおける中央部領域23cの印画率Rmx=(100−5×Rmn)/3+Rmnと定められる。最低印画率Rmn=8%であれば、印画率Rmx=28%(オフセット値分を除き20%)となり、最低印画率Rmn=0%であれば、印画率Rmx=33.3%となる。
図9は、本実施形態のインクジェット記録装置1で実行され、マルチパス記録ステップを構成する画像記録制御処理の制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
この画像記録制御処理は、外部から通信部72を介してプリントジョブが取得されたり、記憶部44に記憶された記録対象画像データの画像記録命令を操作表示部71が受け付けたりすることによって開始される。
画像記録制御処理が開始されると、制御部40は、搬送モーター14を制御して記録媒体Pを初期位置に移動させる。それから、制御部40は、キャリッジモーター27を制御してキャリッジ200を所定速度で移動させる動作(走査)を行わせながら、ヘッド駆動部26を制御して記録媒体P上に記録対象画像データ及び間引きパターンに従ってインクを吐出させる(ステップS101)。制御部40は、各ノズル22について、記録対象画像データに応じたインク吐出タイミングのうち、上述の間引きパターンデータに基づいてインク吐出が可能となるタイミングで選択的にインクを吐出させる。インク吐出の有無は、記録対象画像データと間引きパターンデータとにより適宜論理演算させればよい。論理演算は、制御部40によりソフトウェア的に行われてもよいし、専用の演算回路などが設けられていてもよい。
制御部40は、記録対象の画像の記録動作が終了したか否か、すなわち、記録対象画像の全ての画素について、マルチパスの回数のインク吐出に係る動作がなされたか否かを判別する(ステップS102)。記録動作が終了したと判別された場合には(ステップS102で“YES”)、制御部40は、搬送モーター14を制御して記録媒体Pを排出させる(ステップS104)。そして、制御部40は、画像記録制御処理を終了する。
画像記録動作が終了していないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、制御部40は、搬送モーター14を制御して、記録媒体Pをシフト距離搬送移動させる(ステップS103)。それから、制御部40の処理は、ステップS101に戻る。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置1は、インクを吐出する複数のノズル22の開口部23が所定の吐出面に設けられた記録ヘッド211を複数有するヘッドユニット21と、吐出面と記録媒体Pとを相対移動させる移動動作部としての搬送モーター14及びキャリッジモーター27と、ヘッドユニット21及び移動動作部の動作を制御して記録媒体P上に画像を記録する記録制御部としての制御部40と、を備える。
記録ヘッド211は、開口部23が吐出面において記録媒体Pの搬送方向について各々少なくとも所定幅(ヘッドノズル配列幅)に亘って所定間隔(ノズルピッチ)で配列されて設けられており、搬送方向について隣り合う記録ヘッド211の所定幅の範囲が当該搬送方向について所定間隔で配置されている。制御部40は、記録制御部として、搬送方向と直交する走査方向に相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、搬送方向に相対移動させるシフト動作とを交互に行わせて、記録ヘッド211の数より大きくかつ当該記録ヘッド211の数と互いに素となる動作回数の記録動作により、記録媒体P上における画像記録範囲の各位置に対して動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録し、動作回数に応じた数のノズルには、全ての記録ヘッド211のノズル22が少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッド211における所定幅の両端のノズル22が複数含まれない。
このように、記録ヘッド数と走査数を互いに素とすることで、記録ヘッド211の継ぎ目部分の影響を分散させるとともに、記録ヘッド数よりも走査数を多くすることで、記録ヘッド211内や記録ヘッド211間の濃度ばらつきなども、全ての記録ヘッド211からのインク吐出により適度に分散、均一化されるので、記録ヘッド211間の誤差が解消される。したがって、このインクジェット記録装置1では、全体の画質が従来に比してより安定する。
また、制御部40は、記録制御部として、シフト動作ごとに所定距離ずつ記録媒体Pをヘッドユニット21(記録ヘッド211)に対して相対移動させることで、走査回数のシフト動作により全ノズル配列幅の相対移動を行う。このように、均一な距離ずつシフト動作を行わせることで、インクジェット記録装置1では、容易かつ適切に各色のインクについて、全ての記録ヘッド211の分散されたノズル22から各画素位置に対してインクが吐出可能となり、特定の記録ヘッド211や隣り合う記録ヘッド211の境目における濃度むらや筋の発生などを抑えることができる。
また、制御部40は、記録制御部として、複数の記録ヘッド211におけるヘッドノズル配列幅の範囲の両端のうち、少なくとも他の記録ヘッド211におけるヘッドノズル配列幅の範囲と隣り合う端の側の端部領域(第1端部領域23a及び/又は第2端部領域23b)において、当該端部領域内の開口部23のうちインクを吐出可能とさせる開口部23の割合を示す印画率を、中央部領域23cの開口部23に係る印画率よりも低く定める。
このように、記録ヘッド211の境界付近の開口部23に係る印画率を低下させて、他の走査における境界とは離れた部分の開口部23からのインク吐出で補完することで、隣り合う記録ヘッド211間の濃度差や相対位置ずれ、記録ヘッド211内での濃度差(主にヘッドノズル配列幅の方向について濃度階調が生じている場合)に伴う筋、むらなどを低減させることができる。これにより、画質の向上、均一化を図ることができる。
また、第1端部領域23a及び第2端部領域23bは、ヘッドノズル配列幅の範囲の両端から当該ヘッドノズル配列幅の1/4(4は動作回数に対応)の範囲である。これにより、走査ごとに端部領域の幅を単位としてシフト動作がなされるので、いずれかの記録ヘッド211の第1端部領域23aと、いずれかの記録ヘッド211の第2端部領域23bとで相補的なインクの吐出の設定が容易になり、適切に画質の均一化を図ることができる。
また、制御部40は、記録制御部として、第1端部領域23a及び第2端部領域23b内では、両端からヘッドノズル配列幅の範囲の中央に向けて印画率が単調増加するように定める。
これにより、隣り合う記録ヘッドのノズル22間の濃度ずれや相対位置の違いを自然に弱めていくことができるので、無理なく適切に均一な画像を得ることができる。
また、印画率の単調増加の割合は、記録媒体Pの種別に応じて定められる。濃度むらや相対位置のずれなどの影響は、記録媒体Pの種別に応じて目立ちやすさが異なるので、適宜調整することで、必要以上の処理を行わずに適切な画像記録により均一な画像を記録することができる。
また、印画率の単調増加の割合は、一定である。上述のように、第1端部領域23aと第2端部領域23bとで相補的な印画率が定められるので、一定割合で印画率を変化させることで、このような設定が容易に正確に行われる。また、印画率の大きな飛びなどが生じないので、記録画像が不自然になる可能性が低い。
また、搬送方向(シフト動作方向)についての各位置において、走査回数(4回;動作回数)の記録動作のうち、第1端部領域23a及び第2端部領域23bの開口部23に係る2回当たりの印画率は、中央部領域23cの開口部23に係る印画率と等しく定められる。このような設定により、第1端部領域23a及び第2端部領域23bと、中央部領域23cとの境界でも印画率の飛びを抑えることができ、適切なバランスで画像全体を記録することができるので、自然かつ確実に濃度むらを低減させて均一な画像を記録することができる。
また、印画率に応じてインクを吐出させない間引きノズルは、ランダムに配置される。これにより、間引きノズルの粗密のむらによって画像に濃度のむらが生じるのを適切に抑えることができる。
また、インクジェット記録装置1は、複数色のインクを各々吐出する複数のヘッドユニット21C、21M、21Y、21Kを備える。このように、カラー画像を記録する場合にも、同様に各色の濃度むらや筋の発生を抑えることができる。また、シフト距離をヘッドノズル配列幅より狭くし、かつヘッドユニット21の記録ヘッド数211と走査回数(動作回数)を互いに素とすることで、ヘッドユニット21間で記録ヘッド211の取り付け角度などに誤差がある場合に、系統的な角度ずれに応じた色むらの偏りを複数回の記録動作でより均等にばらつかせることができる。これにより、色むらの偏りを目立たなくすることができるので、容易にカラー記録画像の画質の均一化、向上を図ることができる。
また、複数のヘッドユニット21は、キャリッジ200に対し各々別個に固定される。このような取り付けは容易である一方で、相対的な位置ずれが生じやすいが、本実施形態のインクジェット記録装置1では、この相対的な位置ずれに伴う色むらの偏りを上述のように効果的に分散させて目立たなくすることができるので、容易にカラー記録画像の画質を向上させることができる。
また、全ノズル配列幅をシフト移動させるのに必要な走査回数(動作回数)は、記録ヘッド211の数に自然数を乗じて1を加算した値である。
これにより、少なくとも一部では、同一記録ヘッド211の両端部領域間で補完されるようにインク吐出がなされることになるので、記録ヘッド211間の濃度むらの影響を低減して適切に均一な濃度の画像を記録することができる。
また、本実施形態の画像記録方法は、インクを吐出する複数のノズル22の開口部23が所定の吐出面に設けられた記録ヘッド211を複数有するヘッドユニット21と、吐出面と記録媒体Pとを相対移動させる搬送モーター14及びキャリッジモーター27と、を備え、記録ヘッド211は、開口部23が吐出面において記録媒体Pの搬送方向について各々少なくとも所定幅(ヘッドノズル配列幅)に亘って所定間隔(ノズルピッチ)で配列されて設けられており、搬送方向について隣り合う記録ヘッド211の所定幅の範囲が搬送方向についてノズルピッチで配置されたインクジェット記録装置1の画像記録方法であって、搬送方向と交差する走査方向にキャリッジ200を移動させながらインクを吐出させる記録動作と、搬送方向に記録媒体Pを移動させるシフト動作とを交互に行わせて、記録ヘッド211の数より大きくかつ当該記録ヘッド211の数と互いに素となる動作回数の記録動作により、記録媒体P上の搬送方向についての各位置に対して動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録するマルチパス記録ステップを含み、記録動作の動作回数に応じた数のノズル22には、全ての記録ヘッド211のノズル22が少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッド211におけるヘッドノズル配列幅の両端のノズル22が複数含まれない。
このように、本実施形態の画像記録方法では、記録ヘッド数と走査数を互いに素とすることで、記録ヘッド211の継ぎ目部分の影響を分散させ、また、記録ヘッド数よりも走査数を多くすることで、記録ヘッド211内や記録ヘッド211間の濃度ばらつきなども、全ての記録ヘッド211からのインク吐出により適度に分散、均一化される。これにより、記録ヘッド211間の誤差が解消される。したがって、より安定して全体の画質を良好に維持することができる。
[変形例1]
図10は、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるヘッドユニット21の変形例1について示す図である。
この図は、図4と同様に、一のヘッドユニット21のノズル面を搬送方向にシフト移動させた各タイミングで見た模式図である。
ここでは、ヘッドユニット21は、5つの記録ヘッド211を有し、ヘッドノズル配列幅の4/5をシフト距離として5回の走査S1〜S5により画像全体を記録する。各記録ヘッド211におけるノズル22の開口部23は、ノズル配列における一端から1/5の範囲のものが第1端部領域23a、他端から1/5の範囲のものが第2端部領域23bこれらの領域の間の3/5の領域のものが中央部領域23cに区分される。
この場合、図7に示した場合と同様に、5回のインク吐出は、第1端部領域23aのうち1つ、第2端部領域23bのうち1つ、及び中央部領域23cのうち3つからなされ、最低印画率Rmn×5を除いて、第1端部領域23a及び第2端部領域23bからの合計4回で中央部領域23cからの1回分のインク吐出がなされる。よって、各印画率RS21は、最低印画率Rmn=8%の場合に、印画率Rmx=23%(最低印画率を除いて15%)となり、最低印画率Rmn=0%の場合に、印画率Rmx=25%となる。
[変形例2]
図11は、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるヘッドユニット21の変形例2について示す図である。
本変形例2のヘッドユニット21では、CMYK各色について、3つの記録ヘッド211における搬送方向についてのノズル配列幅(ヘッドノズル配列幅)が隣り合う記録ヘッド211同士で一部互いに重複している。この場合、重複範囲23dでは、一方の記録ヘッド211に属するノズル22の開口部23からのみインクを吐出させる(所定幅の範囲に含める)こととして、他方の記録ヘッド211に属するノズル22の開口部23のうち、当該重複範囲23dのノズル22については、インクの吐出に用いない(所定幅の範囲に含めない)こととすることができる。
このインクの吐出に用いない側の一方の記録ヘッド211は、常に固定されていてもよいし、所定の周期で交代されてもよい。また、重複範囲23dの開口部23の組が複数ある場合には、そのうちの一部について一方の記録ヘッド211からインク吐出させ、残りを吐出させないこととすることができる。他方の記録ヘッドでは、上述の一方の記録ヘッド211で吐出させないこととした残りのノズル22に対応する開口部23の位置のノズル22からインクを吐出させ、インクを吐出させる一部のノズル22に対応する開口部23の位置のノズル22からはインクを吐出させない設定とする。
以上のような各変形例1、2であっても、上記実施形態のインクジェット記録装置1に係るヘッドユニット21と同様に、濃度むらや筋の発生を低減させた均一な画像を記録することができるので、対応可能な記録媒体Pのサイズや解像度などに応じて多様なヘッドユニット21を備えるインクジェット記録装置1に対して柔軟に対応することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、全ノズル配列幅内のノズル22の開口部23の数は、マルチパスに係る走査の回数で割り切れるものとして示したが、割り切れない場合はシフト距離を適宜ノズル間隔の整数倍に繰り上げ又は繰り下げし、全ての走査が終了後に、全ノズル配列幅と等しい距離の移動がなされるように調整されればよい。所定のシフト距離の移動動作には、このような調整を伴う移動を含む。
一方で、各走査間でのシフト距離は、一定距離に限られるものではない。シフト移動ごとにシフト距離が異なっていても、全ての画素について、全ての記録ヘッド211から少なくとも1つのノズル22からのインク吐出が可能とされる限りにおいて、マルチパスに係る複数回のシフト移動の全体で全ノズル配列幅の移動がなされればよい。
また、上記実施の形態では、各ヘッドノズル配列幅(記録ヘッド211)の両端付近のノズル22の開口部23からのインク吐出に係る印画率を中央付近のノズル22の開口部23からのインク吐出に係る印画率よりも低くすることとしたが、特に、マルチパスの走査回数が多い場合などには、必ずしも印画率を低くする必要はない。また、第1端部領域23a、第2端部領域23bでの印画率を低くする場合であっても、両端から中央に向けて印画率を漸増させず、一律に変化させたりステップ状に変化させたりしてもよい。また、漸増させる場合であっても、相補的なインク吐出可否の条件が満たされる限りにおいて、一定の変化率、すなわち直線変化ではなく、他の傾向で変化させてもよい。
また、第1端部領域23a、第2端部領域23bのノズル22の開口部23からのインク吐出に係る印画率の合計と、中央部領域23cのノズル22の開口部23からのインク吐出に係る印画率の合計との比率などは、適宜定められてよい。
また、上記間引きパターンの設定データは、全ての記録ヘッド211について共通に用いられたが、3つの記録ヘッド211の全体について、記録ヘッド211ごとに個別に設定されてもよいし、また、複数種類の設定データが保持され、用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、共通のキャリッジ200上に4色のヘッドユニット21Y、21M、21C、21Kが各々取り付けられることとしたが、別個のキャリッジに取り付けられたり、別個の支持部材に取り付けられたヘッドユニット21Y、21M、21C、21Kがさらに共通のキャリッジ200に取り付けられたりなどされてもよい。
また、上記実施の形態では、第1端部領域21a及び第2端部領域22bからのインク吐出に係る印画率をいずれも中央部領域23cからのインク吐出に係る印画率よりも低くすることとしたが、1番目の記録ヘッド211の第1端部領域21aや3番目の記録ヘッド211の第2端部領域21bなど、他の記録ヘッド211のノズルと隣り合わない部分については、印画率を低くしないように定めることもできる。
また、上記実施形態で示した変形例や異なる動作例などは、互いに矛盾しない範囲において任意に組み合わせて用いられてよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、配置、制御内容や制御手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 インクジェット記録装置
10 搬送部
11 駆動ローラー
12 従動ローラー
13 搬送ベルト
14 搬送モーター
20 画像記録部
21、21C、21M、21Y、21K ヘッドユニット
23 開口部
23a 第1端部領域
23b 第2端部領域
23c 中央部領域
23d 重複範囲
25 キャリッジレール
26 ヘッド駆動部
27 キャリッジモーター
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 記憶部
50 画像処理部
71 操作表示部
72 通信部
80 バス
200 キャリッジ
211、211Y、211M、211C、211K 記録ヘッド
P 記録媒体
Rmn 最低印画率
Rmx 印画率

Claims (13)

  1. インクを吐出する複数のノズルの開口部が所定の吐出面に設けられた記録ヘッドを複数有する記録部と、
    前記吐出面と記録媒体とを相対移動させる移動動作部と、
    前記記録部及び前記移動動作部の動作を制御して記録媒体上に画像を記録する記録制御部と、
    を備え、
    前記記録ヘッドは、前記開口部が前記吐出面において第1の方向について各々少なくとも所定幅に亘って所定間隔で配列されて設けられており、前記第1の方向について隣り合う前記記録ヘッドの前記所定幅の範囲が当該第1の方向について前記所定間隔で配置され、
    前記記録制御部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に前記相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、前記第1の方向に前記相対移動させるシフト動作とを交互に行わせて、前記記録ヘッドの数より大きくかつ当該記録ヘッドの数と互いに素となる動作回数の前記記録動作により、記録媒体上における画像記録範囲の各位置に対して前記動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録し、
    前記動作回数に応じた数のノズルには、全ての前記記録ヘッドのノズルが少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッドにおける前記所定幅の両端のノズルが複数含まれない
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録制御部は、前記シフト動作ごとに所定距離ずつ前記相対移動させることで、前記動作回数の前記シフト動作により前記所定幅の相対移動を行うことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録制御部は、前記複数の記録ヘッドにおける前記所定幅の範囲の両端のうち、少なくとも他の前記記録ヘッドにおける前記所定幅の範囲と隣り合う端から所定の端部範囲内において、当該端部範囲内の前記開口部のうちインクを吐出可能とさせる開口部の割合を示す印画率を、前記端部範囲外の前記開口部に係る前記印画率よりも低く定めることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記端部範囲は、前記端から前記所定幅の前記動作回数分の1の幅の範囲であることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録制御部は、前記端部範囲内では、前記端から前記所定幅の範囲の中央に向けて前記印画率が単調増加するように定めることを特徴とする請求項3又は4記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記印画率の単調増加の割合は、記録媒体の種別に応じて定められることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記印画率の単調増加の割合は、一定であることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第1の方向についての各位置において、前記動作回数の記録動作のうち、前記端部範囲内の前記開口部に係る2回当たりの印画率は、当該端部範囲外の前記開口部に係る印画率と等しく定められることを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記印画率に応じてインクを吐出させない間引きノズルは、ランダムに配置されることを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 複数色のインクを各々吐出する複数の記録部を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記複数の記録部は、支持部材に対し各々別個に固定されることを特徴とする請求項10記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記動作回数は、前記記録ヘッドの数に自然数を乗じて1を加算した値であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  13. インクを吐出する複数のノズルの開口部が所定の吐出面に設けられた記録ヘッドを複数有する記録部と、前記吐出面と記録媒体とを相対移動させる移動動作部と、を備え、前記記録ヘッドは、前記開口部が前記吐出面において第1の方向について各々少なくとも所定幅に亘って所定間隔で配列されて設けられており、前記第1の方向について隣り合う前記記録ヘッドの前記所定幅の範囲が当該第1の方向について前記所定間隔で配置されたインクジェット記録装置の画像記録方法であって、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に前記相対移動させながらインクを吐出させる記録動作と、前記第1の方向に前記相対移動させるシフト動作とを交互に行わせて、前記記録ヘッドの数より大きくかつ当該記録ヘッドの数と互いに素となる動作回数の前記記録動作により、記録媒体上の前記第1の方向についての各位置に対して前記動作回数に応じた数のノズルから相補的にインクを着弾可能とさせることで画像を記録するマルチパス記録ステップを含み、
    前記動作回数に応じた数のノズルには、全ての前記記録ヘッドのノズルが少なくとも一つずつ含まれ、かつ各記録ヘッドにおける前記所定幅の両端のノズルが複数含まれない
    ことを特徴とする画像記録方法。
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