JP2016163622A - 階段昇降用アシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の体を安定に支えられるようにする。【解決手段】階段の側方に、階段の勾配に合わせて設けられたレール30に摺動自在に取り付けられ、上昇及び下降するように駆動されるスライダ40と、スライダに取り付けられたアシスト部材50から成る階段昇降用アシスト装置。アシスト部材50は逆三角形状のアームで構成され、アシスト部材のうち、階段の踏み板12と並行な底辺部は使用者の脇支えアーム52として使用され、斜辺部は握持アーム54,56として使用される。利用者110の右腕112と脇でアシスト部材の脇支えアームを支え、右手114で握持アームを握りながらアシスト部材のスライドに合わせて昇降する。【選択図】 図7

Description

この発明は階段昇降用アシスト装置に関する。特に、高齢者などが階段を上り下りするとき、上り下りするときの力の一部を介助できるようにした階段昇降用アシスト装置に関する。
高齢者などのために階段の上り下りを手助けするため、色々な支援装置が開発されている。その代表格は椅子式の昇降装置を階段に装備するものである。椅子式昇降装置に設けられた椅子は階段の踏み板側に面するので、椅子を折り畳みできるように工夫するなどその機構が複雑となり、それに伴って設置価格も高くなる。
これに対し、簡易の支援装置が提案されている。特許文献1は、階段設置用ではないが、リング状の枠体を手摺りに取り付けた例である。特許文献2は、階段の傾斜に沿って設けられた摺動部材に棒状のグリップを設けた例である。特許文献3は、階段の側面に滑車付きの索道を環状に配した例である。
特許文献4は、階段の側方に沿ってガイドレールを配し、このガイドレールに取り付けられた肘載せ体をガイドレールに沿って動かすようにした例である。
特許文献5は、階段に沿って案内棒(レール)を取り付け、ここに介助ハンドル取り付けた摺動体を連結させた例である。
特開2009−127200号公報 特開平10−338442号公報 特開2008−214094号公報 特開平9−77443号公報 特開2002−96987号公報
上述した特許文献1では、リング状の枠体を手摺りに取り付けることで利用者の体を支えるようにしているが、枠体が固定されているため、階段用に利用することができない。特許文献2では、パイプ状のグリップのみで利用者を支えながら階段の上り下りをすることになるので、その上り下りが非常に不安定である。
特許文献3では、握りの他方に装着した重量物の重さ(重心力)を利用して、階段の上り下りを介助するわけであるが、そのためには重量物が相当の重量でなければならず、上り下りを十分に介助できるかわ疑わしい。
特許文献4では、棒状の肘載せ体を利用しているので、肘載せ体に対し水平となるように肘を載せ、手の力だけで肘載せ体を支える必要がある。そのため、背丈の大きい人や、逆に小さい人などにとっては、肘載せ体に肘を載せることができない場合があり、安定に自らの体重を支えることが困難になる。
特許文献5では、階段を下りるときは、介助ハンドルで体を支えることができるが、上りの場合は利用者の体が介助ハンドルから離れ易くなるので、腕のみで介助ハンドルを支えることになるため、不安定である。階段を下りるときも体が前屈みとなるため、介助ハンドルの動きに合わせた歩調にしないと、安定して階段を下りることができない。
このように従来の技術では、アシスト装置(支援装置)の構成は、椅子式のものよりは簡単にはなるが、利用者(被アシスト者)を安定してアシストすることができないなどの問題を有する。
上述した従来の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る階段昇降用アシスト装置は、階段の側方に、階段の勾配に合わせて設けられたレールと、このレールに摺動自在に取り付けられたスライダと、上記スライダを上昇及び下降させる駆動源と、上記スライダに連結されると共に、上記階段の踏み板側に臨むように設けられたアシスト部材とからなり、上記アシスト部材は、階段の踏み板と平行な脇支えアーム部と、平行ではない握持アーム部を有することを特徴とする。
請求項2記載のこの発明に係る階段昇降用アシスト装置は、上記アシスト部材が逆三角形状で構成され、該逆三角形の底辺部が上記階段の踏み板と平行で、上記脇支えアーム部として使用され、該逆三角形の斜辺部が上記握持アーム部として使用されることを特徴とする。
請求項3記載のこの発明に係る階段昇降用アシスト装置は、上記握持アーム部には上記駆動源を制御する昇降スイッチが設けられたことを特徴とする。
階段と同じような傾斜(勾配)で取り付けられたレールに対して摺動自在にスライダが設けられており、このスライダに対しアシスト部材(アシストアーム)が階段の踏み板側に面して取り付けられている。アシストアームは多角形状であって、好ましい形状は逆三角形状である。
アシストアームのうち踏み板の平坦部と平行なアームが脇支えアームとして使用される。階段を上るとき使用者(被アシスト者)は、右もしくは左の二の腕と脇の間で脇支えアームを抱えるように、脇の下で脇支えアームを支える。したがって脇の下で脇支えアームを支えることができればよいので、踏み板と脇支えアームとは平行状態といっても、踏み板の平坦部に対して若干傾いた状態で取り付けられていてもよい。
残りのアシストアームは握持アームとして利用する。階段に向かう使用者の前方に位置するアシストアームが握持アームとなるので、上り方向に対して右側に階段昇降用アシスト装置が設置され、使用者が上るときは右手で握持アームを握る。握持アームに設けられた昇降スイッチ(上り用昇降スイッチ)を押すことで、スライダが動く(上昇する)。この動きにつれてアシストアームも上昇するので、アシストアームを支えているだけで、利用者は極く自然にアシストアームにつられて階段を上ることができる。
階段を下りるときも介助が必要なときは、左の二の腕と脇の間で脇支えアームを支えられるところまで階段を下りて踏み板に立つ。下り用として使用される握持アームを左手で握り、この握持アームに設けられた昇降スイッチ(下り用昇降スイッチ)を操作すると、このアシストアームにアシストされながら階段を下りることができる。
この発明によれば、アシスト部材のうち脇支えアームを脇の下で支え、握持アームを手で握ることによって、利用者の体を安定に支えることができるので、利用者の階段の上り下りを確実にアシストできる。
この発明に係る階段昇降用アシスト装置を側面から見た図である。 この発明に係る階段昇降用アシスト装置の要部斜視図である。 図2の要部縦断面図である。 スライダ部分の拡大側面図である。 この発明に係る階段昇降用アシスト装置の上面図である。 アシストアームの一例を示す詳細図である。 この発明に係る階段昇降用アシスト装置の使用状態を示す図である。 脇支えアームの使用状態を示す図である。 スライド速度の制御例を示す図である。 スライダの昇降時におけるスピード制御の一例を示すフローチャートである。 この発明に係る階段昇降用アシスト装置の他の例を示す図1と同様な側面図である。 階段を正面に見たときの図11における設置図である。
続いてこの発明に係る階段昇降用アシスト装置の一例を図1以下を参照して説明する。この発明が適用されるアシスト装置は、公共施設などの階段であって階段の両側にある程度のスペースがあり、建物の壁面が階段より多少離れているような場所に設置して好適である。もちろん建物の側壁に面して階段が設置されているような個所であっても適用できる。
図1において、階段10の側方、この例では上り方向に対して右側に面して手摺り14が設けられている。図の例では2本のパイプ14H,14Lを並行に配した手摺り14が例示されている。手摺り14よりもさらに右側にこの発明に係る階段昇降用アシスト装置20が位置する。
この階段昇降用アシスト装置20は、図1および図2に示すように、階段10と同じ勾配のレール30と、このレール30に対して摺動自在に取り付けられたスライダ40と、このスライダ40に取り付け固定された駆動源90と、この駆動源90からの回転力を、レール30を介してスライダ40に伝達するための伝達機構94と、スライダ40に連結されると共に、階段10の踏み板12側に臨むように設けられたアシスト部材50とからなる。
アシスト部材50は多角形状の例えば逆三角形状のアームで構成され、アシスト部材50のうち、階段10の踏み板12と並行なアームは利用者の脇支えアーム52として使用される。
図2以下を参照してさらに詳細に説明する。
階段昇降用アシスト装置20は一条のレール30を有する。レール30は階段10の勾配とほぼ同じ勾配となるように、階段10の側方であって、手摺り14よりも外側に配される。レール30の主部は断面が直方体状をなす金属角柱体であって、その左面のほぼ中央部には主部と一体化されると共に、レール30の長手方向に延びたL字状取り付け部材32を有する。L字状取り付け部材32はL字状部が下向きとなされた部材であって、後述するように伝達機構94の取り付け部材として機能する。
レール30を囲繞するようにスライダ40が設けられる。スライダ40は図3にも示すように、断面がほぼコ字状をなす所定幅の板体であり、さらに各コ字状端面部46a、46bは、L字状取り付け部材32によって上下に分断された一対のレール側面34a、34bとそれぞれ対向するように各コ字状端面部46a、46bが折り曲げられて一対のフランジ42,44となされる。
これらフランジ42,44は図3および図4に示すようにローラ取り付け部材として利用される。そのため、レール30の上下端面30a、30bと転接するようにそれぞれ一対のローラ100(100a、100b)と、102(102a、102b)が所定の間隔を保持してフランジ42,44に回動自在に軸支される。
図3に示すように、スライダ40を構成する板体の下部板体(L字状部)70は駆動源90の取り付け板として利用される。駆動源90はモータ91と減速機92で構成される。減速機92は必要に応じて設けられる。96は補強板である。
駆動源90には伝達機構94が取り付けられている。伝達機構94としてこの例ではピニオン94aとラック94bが使用され、減速機92にピニオン94aが取り付けられる。一方L字状取り付け部材32の遊端側であってその内側には、レール30と並行に、レール30の長さと同じ長さで延在する板体34が一体形成されており、この板体34の下面に平歯車であるラック94bが、やはり板体34とほぼ同じ長さに亘って取り付け固定される。このラック94bにピニオン94aが噛合することで、駆動源90からの回転力が直線運動に変換された状態でラック94bに伝達される。
レール30は階段10が敷設された建物(図示はしない)に固定されているため、ラック94bを介してL字状取り付け部材32およびレール30に伝達された直線運動力は、相対的にスライダ40の摺動力となってこのスライダ40に伝達される。
スライダ40に設けられた複数のローラ100,102がレール30の上下端面30a、30bを転動自在に挟持しているので、スライダ40に摺動力が伝われば、スライダ40はこのレール30上をスムーズに摺動して昇降することになる。
図5の例では、後方ローラ100b、102bの直下に駆動源90が位置しているが、スライダ40のほぼ中央部に駆動源90が位置するように駆動源90をシフトしてもよい。
図5のようにスライダ40の頂面部47はアシスト部材50の取り付け面となされている。アシスト部材50は多角形状のアシストアームで構成され、このアシストアーム50には、このアシストアーム50をスライダ40に連結するための連結アーム60を有する。
連結アーム60は所定長に選定された樹脂製のパイプが使用され、一方頂面部47には、この頂面部47と面一となるようにその左右側面側にL字状の取り付け補強板74,74が固定されている。連結アーム60は、この補強板74,74に取り付けられた一対のパイプ固定金具(取り付けリング)72を使用してスライダ40に固定される。
連結アーム60は手摺り14Hよりも階段10側に所定の長さだけ突出した状態で固定される。所定長だけ連結アーム60を突出させて固定するのは、踏み板12に立ってアシストアーム50(具体的には後述する脇支えアーム52)を支えるとき、手摺り14Hなどが邪魔にならないようにするためである。連結アーム60の先端部にはL字状をなす連結管62が嵌入・固定されている。連結管62はアシストアーム50の固定部材として使用される。
一方、アシストアーム50は多角形状をなすアームが使用されるも、この例では図6に示すように、逆三角形状をなすほぼ二等辺三角形のアームが使用され、3本のアーム52,54,56がそれぞれV字状の連結管58a、58b、58cに嵌入されて強固に連結されると共に、二等辺部の頂点(下側に位置する頂点)を構成する連結管58cには下方に垂下した補助管59が、この連結管58cと一体成形されている。
補助管59にはアシストアーム50の高さ調整用の調整菅64が挿入されているが、補助管59自体を調整菅64としても使用できる長さに選定することもできる。図2のように調整菅64には等間隔に複数の調整ネジ66が取り付けられ、連結管62に対する調整菅64の位置を調整することで、アシストアーム50の階段、つまり踏み板12からの高さを調整できる。
連結管62と補助管59若しくは連結管62と調整菅64との間に締め付けバンド(図示はしない)を取り付ければ、これらの間を強固に連結することができ、過剰な体重がかかった場合でも安定して支えることができる。
アシストアーム50は、図6にも示すように階段10の踏み板12とほぼ平行するように調整されたアームが脇支えアーム52となされ、その前側および後側に位置するアームがそれぞれ握持アーム54,56として使用される。脇支えアーム52は使用者の脇(図では右脇)を安定して支えるためのもので、脇支えアーム52には必要に応じて滑り留め用のゴム材68が嵌め込まれ、脇腹と二の腕によって安定に脇支えアーム52を支えることができるようになっている。握持アーム54,56のそれぞれにも滑り留め用のゴム材などの滑り留めを嵌め込んでおけば、握持アーム54,56を固く握り締めることが可能になる。
階段10を上るときは、前方に位置する一方の握持アーム54を右手で支え、階段10を下りるときは他方の握持アーム56を左手で支える。連結管58aには上りのときに使用する昇降スイッチSWuが、連結管58bには下りのときに使用する昇降スイッチSWdが設けられている。昇降スイッチSWu,SWdによってモータ91の回転駆動(正転および逆転)が制御される。
上述したアシストアーム50としては逆三角形状のアームを使用したが、その形状は逆三角形状に限らず、おむすび形や矩形状(例えば四角形)でもよく、要は踏み板12と平行な脇支え用のアーム部と、握持できるアーム部とを有する多角形状のアームであればよい。
利用者の年齢層を考慮して脇支えアーム52と握持アーム54,56のそれぞれには、それぞれのアーム部の名称を明示したネームプレートを貼着しておくと利用ミスを防止できる。
以上のように構成されたこの発明に係る階段昇降用アシスト装置20の使用例を、図7、図8を参照して説明する。
階段昇降用アシスト装置20は階段10の右側に配置した例であるので、図7および図8のように利用者110の右脇と右腕112との間に脇支えアーム52を挟み込み、右手114で握持アーム54を握る。握持アーム54の昇降スイッチSWuを操作すると、例えばモータ91が正転駆動されて、その回転駆動力が伝達機構94を介してスライダ40に伝達される。
この例では、正転駆動によってスライダ40がレール30上を階上に向けて動き出す。昇降スイッチSWuを操作したときは、他方の昇降スイッチSWdの操作は禁止状態(ロック状態)となるように制御される。安全性を考慮したためである。
この動きに伴った力がアシストアーム50を介して利用者110に伝わるので、スライダ40の動きに歩行を合わせれば、利用者110はアシストアーム50にアシストされながら階段10を上ることができるので、単独歩行よりも利用者に負担を掛けることなく、階段10を利用できる。
階段10を下りるときは、今度は利用者110の左脇と左腕116との間に脇支えアーム52を挟み込み、左手118で握持アーム56を握る。握持アーム56の昇降スイッチSWdを操作すると、モータ91が逆転駆動されるので、モータ91の回転駆動力が伝達機構94を介してスライダ40に伝達され、スライダ40がレール30上を階下に向けて動き出す。
この動きに伴った力がアシストアーム50を介して利用者110に伝わるので、スライダ40の動きに歩行を合わせれば、利用者110はアシストアーム50にアシストされながら階段10を下りることができるので、階段10を下りるときも差程の負荷を掛けないで降りられる。
アシストする速度(スライド速度)は階段昇降用アシスト装置20の設置場所に応じて適切な速度に調整できるようになっているが、その場合においても図9のように上るときの速度Vuに対し、下るときの速度Vdを遅めに設定した方が好ましい。
また、昇降スイッチSWuや昇降スイッチSWdが押されて直ぐに規定のスライド速度までアップするのではなく、時間t1が経過するまでは緩やかに上昇し、その後は定速となり(時間t2)、そして階上(または階下)に到達するか、その前になると時間t3を掛けてゆっくり下降して停止するような速度制御がなされる。
図10は階段昇降用アシスト装置20の制御系の概略を示すフローチャートであって、上りか下り用の昇降スイッチSWu、SWdが押されると、対応する音声ガイダンスが起動され、アナウンスが行われる(ステップ131,132)。例えば、上り用の昇降スイッチSWuが押されると、「上りです。アシストアームが動きます。脇支えアームをしっかり右脇に支え、握持アームを右手で握ってください。」のようなアナウンスがなされて、利用者への注意が喚起される。
アナウンスが終わると、スライドモードとなる(ステップ133)。
スライド中に、例えば急にモータ91に対する負荷が軽くなったようなときは、何らかのアクシデントが発生したものとみなすことができるから、モータ91への負荷を監視し、そのような場合には安全停止モードが作動する(ステップ134,136)。
それ以外の場合は正常走行とみなせるので、昇降スイッチSWu、SWdを監視し、何れかの昇降スイッチが押されたときには階上または階下に着いたものとしてスライドモード(アシストモード)を停止する(ステップ135,136)。
図11はこの発明に係る階段昇降用アシスト装置の他の例を示す。
実施例1の場合には、手摺り14のうち最も高い手摺り14Hとほぼ同じ高さの位置に階段昇降用アシスト装置20を設置したが、これとは逆に最も低い手摺り14L側の位置に階段昇降用アシスト装置20を設置する例を図11に示す。この場合には、レール30と並行なガイドアーム130が設けられと共に、第1および第2の補助連結アーム142a、142bが設けられ、図12A,Bに示すように連結アーム60が補助連結アーム142aおよび142bを介してアシストアーム50に連結される。さらに第1の補助連結アーム140aにはガイドアーム140に挿通されたガイド144が設けられ、スライダ40の動きがスムーズにアシストアーム50に伝達されるようになされている。
また実施例2では、握持アーム54側の連結管58aに上り用の昇降スイッチSWuおよび下り用の昇降スイッチSWdが設けられている。
このように構成することで、スライダ40およびこのスライダ40に固定された駆動源90や伝達機構94が床面近くに配置できるから、利用者の邪魔にならず階段昇降用アシスト装置20を設置できる特徴を有する。
また上り用と下り用の昇降スイッチを同一部位に設けたため、左半身に障害のある利用者110が右脇と右腕112との間に脇支えアーム52を挟み込み、右手114で握持アーム54を握って、上りと下りの移動をすることができる。下りの場合は、利用者110は階段を後ろ向きに下る。
この発明は、高齢者などが階段を上り下りするときの介助用として適用して好適である。
10・・・階段
20・・・階段昇降用アシスト装置
30・・・レール
32・・・L字状取り付け部材
40・・・スライダ
50・・・アシスト部材(アシストアーム)
52・・・脇支えアーム
54,56・・・握持アーム
SWu、SWd・・・昇降スイッチ
60・・・連結アーム
94・・・伝達機構
94a・・・ピニオン
94b・・・ラック

Claims (3)

  1. 階段の側方に、階段の勾配に合わせて設けられたレールと、
    このレールに摺動自在に取り付けられたスライダと、
    上記スライダを上昇及び下降させる駆動源と、
    上記スライダに連結されると共に、上記階段の踏み板側に臨むように設けられたアシスト部材とからなり、
    上記アシスト部材は、階段の踏み板と平行な脇支えアーム部と、平行ではない握持アーム部を有する
    ことを特徴とする階段昇降用アシスト装置。
  2. 上記アシスト部材が逆三角形状で構成され、該逆三角形の底辺部が上記階段の踏み板と平行で、上記脇支えアーム部として使用され、該逆三角形の斜辺部が上記握持アーム部として使用される
    ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降用アシスト装置。
  3. 上記握持アーム部には上記駆動源を制御する昇降スイッチが設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降用アシスト装置。
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