JP2016163215A - D/a変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子数や面積が増大するのを抑制し且つ高精度に電位を出力できるD/A変換回路を提供する。【解決手段】3レベルの電位を出力端子10aから出力する。高電位端子Hと出力端子10aはp型MOSトランジスタ11で接続される。中間電位端子Mと出力端子10aは、直列接続した低閾値電圧のp型、n型のMOSトランジスタ12、13で接続される。低電位端子Lと出力端子10aはn型MOSトランジスタ14で接続される。高電位出力時はトランジスタ11、12をオンする。中間電位出力時はトランジスタ12、13をオンする。低電位出力時はトランジスタ14、13をオンする。オフ状態のトランジスタ12は、ゲート−ソース間電位が正で且つ基板バイアス効果が現れ、安定したオフ状態を保持できる。オフ状態のトランジスタ13はゲート−ソース間電圧が負で且つ基板バイアス効果が現れ、安定したオフ状態を保持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、D/A変換回路に関する。
半導体集積回路として例えばΔΣ型のA/D変換回路などのオーバーサンプリング型のA/D変換回路では、出力をフィードバックするためのD/A変換回路を用いることがある。ここで用いられる3レベルのD/A変換回路では、出力する電位としてVREFF−が0V、VCMが1.5V、VREFF+が3.0Vとされる。各出力の出口部分にはMOSトランジスタが設けられ、対応する制御信号を受けるとMOSトランジスタを介して出力端子へ電位を出力する。
この場合、低電圧系のデバイスの製造工程で製造するものでは、上記構成の中間電位であるVCMを出力する際に、MOSトランジスタの基板バイアス効果を含んだ閾値に対して出力電位であるVCMの電位が近いため、オン抵抗が高くなる不具合がある。また、これを避けるため、低閾値のMOSトランジスタを使用する場合には、オフ時のDAC容量の電位が電源あるいはグランドに近い電位となったときにオフ抵抗が低くなってリーク電流が発生し、誤差が発生する不具合がある。
このような不具合を解消する技術として、特許文献1、2および非特許文献1に開示されたものがあるが、いずれも、別の不具合を発生する。例えば、特許文献1のものでは、通常の閾値電圧を有するMOSトランジスタを用いて構成し、オン時にバックゲートを入力電圧と同電位とすることでオン抵抗を低減する構成としている。この構成では、バックゲートの制御をするため、基板電位のインピーダンスが高くなってノイズに弱くなる。また、それぞれのMOSトランジスタをウェル等で分離する必要があるため面積が大きくなる。
また、特許文献2および非特許文献1のものでは、入出力範囲を広げるため、通常の閾値電圧を有するCMOSスイッチと、低閾値電圧のn型、p型の各MOSトランジスタを備えた直列回路を並列に接続した構成としている。ところが、MOSトランジスタの直列回路の中間ノードがオフ時にフローティング状態となり、高速動作時は誤差が発生する恐れがある。さらに、3レベルD/A変換回路で使用する場合には、1レベルについて不要なMOSトランジスタが設けられる分だけ面積が大となる。
特開昭59−28723号公報 米国特許第6,359,496号明細書
S.S.Bazarjani and W.M.Snelgrove,"Low Voltage SC Circuit Design with Low Vt MOS-FETs",Proc.Of IEEE International Symposium on Circuits and Systems(ISCAS),pp.1021-1024,May 1995
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、素子数や面積が増大するのを抑制し且つ高精度に電位を出力できる構成のD/A変換回路を提供することにある。
請求項1に記載のD/A変換回路は、制御信号に基づいて低電位端子(L)、中間電位端子(M)、高電位端子(H)のうちいずれかの端子の電位を選択して出力端子(10a)に出力する低電位用スイッチ、中間電位用スイッチ、高電位用スイッチを備え、前記高電位用スイッチは、前記高電位端子(H)と前記出力端子(10a)との間に接続される第1のp型MOSトランジスタ(11)を備え、前記低電位用スイッチは、前記低電位端子(L)と前記出力端子(10a)との間に接続される第1のn型MOSトランジスタ(14)を備え、前記中間電位用スイッチは、前記中間電位端子(M)と前記出力端子(10a)との間に接続され、前記第1のp型MOSトランジスタ(11)よりも低閾値電圧の第2のp型MOSトランジスタ(12)および前記第1のn型MOSトランジスタ(14)よりも低閾値電圧の第2のn型MOSトランジスタ(13)の直列回路を備えていることを特徴とする。
上記構成を採用することにより、高電位を出力する場合には、制御信号は高電位用スイッチをオンさせ、中間電位用スイッチおよび低電位用スイッチをオフさせる。この場合、高電位用スイッチである第1のp型MOSトランジスタをオンさせ、低電位用スイッチである第1のn型MOSトランジスタをオフさせ、中間電位用スイッチの第2のp型MOSトランジスタをオン、同じく第2のn型MOSトランジスタをオフさせる。
これにより、高電位用スイッチを介して高電位の電圧が出力端子側に出力される。このとき、低電位用スイッチはオフとなって遮断される。また、中電位用スイッチは、第2のp型MOSトランジスタがオンされ、第2のn型MOSトランジスタはオフ状態とされるので、第2のp型MOSトランジスタと第2のn型MOSトランジスタとの中間ノードはフローティングではなくなり、第2のn型MOSトランジスタのソース/ドレイン間には一方に高電位が印加され、他方に中間電位が印加された状態でオフ状態となっている。この状態では、第2のn型MOSトランジスタは、ゲート−ソース間電圧が負となり、加えて基板バイアス効果が現れるため、確実にオフ状態に保持させることができ、リーク電流などを発生させることがない。
同様にして、低電位を出力する場合には、制御信号は低電位用スイッチをオンさせ、中間電位用スイッチおよび高電位用スイッチをオフさせる。この場合、低電位用スイッチである第1のn型MOSトランジスタをオンさせ、高電位用スイッチである第1のp型MOSトランジスタをオフさせ、中間電位用スイッチの第2のn型MOSトランジスタをオン、同じく第2のp型MOSトランジスタをオフさせる。
これにより、低電位用スイッチを介して低電位の電圧が出力端子側に出力される。このとき、高電位用スイッチはオフとなって遮断される。また、中間電位用スイッチは、第2のn型MOSトランジスタがオンされ、第2のp型MOSトランジスタはオフ状態とされるので、第2のp型MOSトランジスタと第2のn型MOSトランジスタとの中間ノードはフローティングではなくなり、第2のp型MOSトランジスタのソース/ドレイン間には一方に低電位が印加され、他方に中間電位が印加された状態でオフ状態となっている。この状態では、第2のp型MOSトランジスタは、ゲート−ソース間電圧が正となり、加えて基板バイアス効果が現れるため、確実にオフ状態に保持させることができ、リーク電流などを発生させることがない。
一方、中間電位を出力する場合には、制御信号は中間電位用スイッチをオンさせ、高電位用スイッチおよび低電位用スイッチをオフさせる。この場合、中間電位用スイッチである第2のp型MOSトランジスタおよび第2のn型MOSトランジスタを共にオンさせ、高電位用スイッチである第1のp型MOSトランジスタおよび低電位用スイッチである第1のn型MOSトランジスタを共にオフさせる。
これにより、中間電位用スイッチを介して中間電位の電圧が出力端子側に出力される。このとき、高電位用スイッチおよび低電位用スイッチは共にオフとなって遮断される。中間電位出力は、高電位用スイッチの第1のp型MOSトランジスタおよび低電位用スイッチの第1のn型MOSトランジスタのいずれに対しても動作に影響を与えることは無いので、オフ状態を保持させることができる。
以上により、高電位、低電位および中間電位のいずれの出力状態においても、出力を確実に保持することができ、素子数や面積が増大するのを抑制し且つ高精度に電位を出力できる。
第1実施形態を示す電気的構成図 D/A変換回路の電気的構成図 動作説明図 第2実施形態を示す電気的構成図 第3実施形態を示す電気的構成図
(第1実施形態)
以下、本発明のD/A変換回路をA/D変換回路の構成中に適用した場合の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図2は、この実施形態で用いるD/A変換回路1を適用した1次ΔΣ(デルタシグマ)型のA/D変換回路2の概略構成を示している。この構成において、入力信号Vinは、減算器3の加算信号として入力され、減算結果の出力信号は積分器4に入力される。積分器4は量子化器5に接続され、その出力を出力信号Voutとしている。また量子化器5の出力信号VoutはD/A変換回路1を介して減算器3の減算入力とされている。
以上の構成により、ΔΣ変調を行ってアナログ入力である入力信号Vinを出力信号Voutに変換して出力する。ここで、D/A変換回路1は、3つの電位として高電位VREF+、中間電位VCM、低電位VREF−のアナログ出力を行う構成である。それぞれの電位は例えば、高電位VREF+は3.0V、中間電位VCMは1.5V、低電位VREF−は0Vである。A/D変換回路2の出力信号VoutによってD/A変換回路1の出力の電位が設定される。
図1は上記したD/A変換回路1の構成を示している。3レベルのD/A変換回路であり、3つの端子として高電位端子H、中間電位端子Mおよび低電位端子Lを備えている。高電位端子Hには高電位用の電源VREF+(3.0V)、中間電位端子Mには中間電位用の電源VCM(1.5V)、低電位端子Lには低電位用の電源VREF−(0V)が接続される。出力端子10aにはDAC容量としてのコンデンサ10が設けられている。
高電位端子Hは、p型MOSトランジスタ11を介して出力端子10aに接続される。中間電位端子Mは、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12および低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13を直列に介して出力端子10aに接続される。低電位端子Lは、n型MOSトランジスタ14を介して出力端子10aに接続される。
上記した各MOSトランジスタ11〜14は、p型MOSトランジスタ11が第1のp型MOSトランジスタ、n型MOSトランジスタ14が第1のn型MOSトランジスタ、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12が第2のp型MOSトランジスタ、低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13が第2のn型MOSトランジスタとして機能するものである。また、p型MOSトランジスタ11が高電位用スイッチ、n型MOSトランジスタ14が低電位用スイッチ、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12およびn型MOSトランジスタ13が中間電位用スイッチとして機能するものである。
そして、p型MOSトランジスタ12およびn型MOSトランジスタ13の閾値電圧は、p型MOSトランジスタ11およびn型MOSトランジスタ14の閾値電圧よりも低い閾値電圧に形成されている。
各MOSトランジスタ11〜14は、制御部16によりゲート信号が与えられる。制御部16は、量子化器5の出力あるいは制御状態によってゲート信号を出力する。D/A変換回路1においては、中間電位VCMをコンデンサ10を介して出力する場合と、高電位VREF+を出力する場合あるいは低電位VREF−を出力する場合に応じてMOSトランジスタ11〜14が後述するようにオンオフ制御される。
なお、この実施形態では、回路構成として、低電圧で動作させることを前提としており、高電位VREF+が3.0V、中間電位VCMが1.5V、低電位VREF−が0Vとされ、低電圧の製造プロセスにて製造されるものを対象としている。また、このため、中間電位VCM1.5Vの出力部分の低閾値電圧のMOSトランジスタ12、13は、この中間電位を出力するときに確実にオン状態に移行できるように閾値電圧が設定されたものを用いている。
次に、上記構成の作用について図3も参照して説明する。量子化器5の出力信号あるいは状態に応じて、制御部16により、D/A変換回路1の出力電圧が選択的に出力される。
具体的には、制御部16は、高電位VREF+を出力する場合には、図3(a)に示すように制御する。すなわち、制御部16は、p型MOSトランジスタ11および低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12をオンさせ、n型MOSトランジスタ14および低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13をオフ状態に保持する。図では太実線により導通状態であることを示しており、同電位となっている。なお、図3(b)、(c)も同様に導通状態である部分を太実線で示している。
この状態では、MOSトランジスタ11のオンにより、高電位端子HからVREF+が出力端10aに印加される。MOSトランジスタ14はオフ状態であるから、VREF−は出力されない。また、このとき、同時にMOSトランジスタ12をオンさせているので、低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13は、中間電位端子MからMOSトランジスタ12を介してソースにVCM(1.5V)が印加され、ドレインに出力端子10aからVFREF+(3.0V)が印加された状態である。また、MOSトランジスタ13のゲートはオフ状態を保持するため、0Vに保持されている。これにより、低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13は、ゲート−ソース間電圧が−1.5Vとなり、加えて基板バイアス効果が現れるため、閾値電圧が低くてもオフ状態が確実に保持され、リーク電流が発生することはない。
次に、制御部16は、中間電位VCMを出力する場合には、図3(b)に示すように制御する。すなわち、制御部16は、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12および低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13をオンさせ、p型MOSトランジスタ11およびn型MOSトランジスタ14をオフ状態に保持する。
この状態では、MOSトランジスタ12、13のオンにより、中間電位端子MからVCMが出力端10aに印加される。MOSトランジスタ11およb14はオフ状態であるから、VREF+およびVREF−はいずれも出力されない。
次に、制御部16は、低電位VREF−を出力する場合には、図3(c)に示すように制御する。すなわち、制御部16は、n型MOSトランジスタ14および低閾値電圧のn型MOSトランジスタ13をオンさせ、p型MOSトランジスタ11および低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12をオフ状態に保持する。
この状態では、MOSトランジスタ14のオンにより、低電位端子LからVREF−が出力端子10aに印加される。MOSトランジスタ11はオフ状態であるから、VREF+は出力されない。また、このとき、同時にMOSトランジスタ13をオンさせているので、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12は、中間電位端子MからソースにVCM(1.5V)が印加され、出力端子10aからドレインにVFREF−(0V)が印加された状態である。また、MOSトランジスタ12のゲートはオフ状態を保持するため、0Vに保持されている。これにより、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ13は、ゲート−ソース間電圧が1.5Vとなり、加えて基板バイアス効果が現れるため、閾値電圧が低くてもオフ状態が確実に保持され、リーク電流が発生することはない。
以上のように、制御部16により各MOSトランジスタ11〜14のオンオフの制御が行われるので、3つの状態の出力である高電位VREF+、中間電位VCM、低電位VREF−のいずれを出力する場合でも、オフ状態のMOSトランジスタがリーク電流を流してしまうことを防止できる。
この結果、中間電位VCMの出力制御のために、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12およびn型MOSトランジスタ13を直列にして設けることで、トランジスタの個数を最小限にして高精度で高電位、中間電および低電位の電圧を出力することができる。
また、中間電位VCMの出力時にはMOSトランジスタ12および13を同時にオンさせることで出力させ、他の電位の出力時には一方のMOSトランジスタをオン、他方のMOSトランジスタをオフさせることで、オフ状態のソース−ゲート間のゲートバイアスを負にすることができ、リーク電流などを発生させることなく、確実にオフ状態を保持させることができる。
また、上記実施形態では、中間電位VCMの出力段の低閾値電圧のMOSトランジスタ12、13の直列回路において、n型のMOSトランジスタ13をコンデンサ10側に配置する構成としているので次の効果もある。
すなわち、一般に、p型およびn型のMOSトランジスタのオン抵抗を同じ値にするためには、p型のMOSトランジスタの面積を大きくすることがある。このため、n型のMOSトランジスタに比べてp型のMOSトランジスタは寄生容量としてのドレイン容量が大きくなる傾向にある。この結果、コンデンサ10側にn型のMOSトランジスタ13を配置するので、例えば、高電位VREF+を出力する場合に、コンデンサ10に対する充電時間がp型のMOSトランジスタ12を設ける場合に比べて短くすることができ、スイッチング速度が速くなる。
したがって、スイッチング速度が優先される場合には、この実施形態のように低閾値電圧のn型のMOSトランジスタ13をコンデンサ10側に配置することが好ましい。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態を示している。第1実施形態と異なるところは、中間電位端子M側から出力端子10aの間に設けた低閾値電圧のMOSトランジスタ12、13の配置を入れ替えたところである。したがって、低閾値電圧のp型のMOSトランジスタ12が出力端子10a側に配置された構成である。この構成においては、第1実施形態と動作条件も同様である。したがって、MOSトランジスタ12、13の配置を入れ替えても同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図5(a)、(b)は第3実施形態を示している。第1実施形態と異なるところは、図5(a)のものでは、中間電位端子Mに加えて中間電位端子Ma、Mb、…など複数設けた構成である。これは複数の中間電位VCM、VCMa、VCMb、…などを用いる場合に対応した構成である。中間電位端子Ma(Mb、…)には、それぞれ中間電位用スイッチとして、低閾値電圧のMOSトランジスタ12、13に相当する低閾値電圧のMOSトランジスタ12a、13a(12b、13b、…)が接続される構成である。このように中間電位端子と、中間電位用スイッチが、2つ以上ある場合でも同様の作用効果を得ることができる。
また、図5(b)に示すように、高電位端子H、中間電位Mおよび低電位端子Lのうち少なくとも1つの電位端子と、その電位用スイッチが2つ以上でも同様の作用効果を得ることができる。例えば、図示の構成では、図5(a)の構成に加えて、高電位端子Hに加えて高電位端子Ha、…など複数設け、低電位端子Lに加えて低電位端子La、…など複数設けた構成である。高電位端子Ha、…には高電位VREF+a、…などを用い、低電位端子La、…には低電位VREF−a、などを用いる場合に対応した構成である。高電位端子Haには、高電位用スイッチとして、MOSトランジスタ11に相当するMOSトランジスタ11aが接続される。低電位端子Laには、低電位用スイッチとして、MOSトランジスタ14に相当するMOSトランジスタ14aが接続される。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
p型MOSトランジスタ11、n型MOSトランジスタ14の閾値電圧や、低閾値電圧のp型MOSトランジスタ12、n型MOSトランジスタ13の閾値電圧は、p型MOSトランジスタ12の閾値電圧がp型MOSトランジスタ11の閾値電圧よりも低く、n型MOSトランジスタ13の閾値電圧がn型MOSトランジスタ14の閾値電圧よりも低い関係を満たす条件であれば適宜の電圧に設定することができる。
また、高電位VREF+、中間電位VCM、低電位VREF−についても、高電位VREF+が中間電位VCMよりも高く、低電位VREF−が中間電位VCMよりも低い関係を満たす条件であれば適宜の電位に設定することができる。
コンデンサ10は、省略した構成とすることもできる。
上記実施形態では、1次のΔΣ型A/D変換回路1への適用例として示しているが、2次以上のものにも適用可能であるし、オーバーサンプリング型の他のものにも適用できるし、巡回型などのナイキスト型のものでもフィードバックする部分に用いることができる。さらには、A/D変換回路以外の回路にもD/A変換回路として用いることができる。
図面中、1はD/A変換回路、2はΔΣ型のA/D変換回路、3は減算器、4は積分器、5は量子化器、10はコンデンサ(DAC容量)、10aは出力端子、11、11aはp型MOSトランジスタ(高電位用スイッチ、第1のp型MOSトランジスタ)、12、12aは低閾値電圧のp型MOSトランジスタ(中間電位用スイッチ、第2のp型MOSトランジスタ)、13、13aは低閾値電圧のn型MOSトランジスタ(中間電位用スイッチ、第2のn型MOSトランジスタ)、14、14aはn型MOSトランジスタ(低電位用スイッチ、第1のn型MOSトランジスタ)、16は制御部、H、Ha、…は高電位端子、M、Ma、…は中間電位端子、L、La、…は低電位端子である。

Claims (5)

  1. 制御信号に基づいて低電位端子(L)、中間電位端子(M)、高電位端子(H)のうちいずれかの端子の電位を選択して出力端子(10a)に出力する低電位用スイッチ、中間電位用スイッチ、高電位用スイッチを備え、
    前記高電位用スイッチは、前記高電位端子(H)と前記出力端子(10a)との間に接続される第1のp型MOSトランジスタ(11)を備え、
    前記低電位用スイッチは、前記低電位端子(L)と前記出力端子(10a)との間に接続される第1のn型MOSトランジスタ(14)を備え、
    前記中間電位用スイッチは、前記中間電位端子(M)と前記出力端子(10a)との間に接続され、前記第1のp型MOSトランジスタ(11)よりも低閾値電圧の第2のp型MOSトランジスタ(12)および前記第1のn型MOSトランジスタ(14)よりも低閾値電圧の第2のn型MOSトランジスタ(13)の直列回路を備え
    ていることを特徴とするD/A変換回路。
  2. 請求項1に記載のD/A変換回路において、
    前記中間電位用スイッチは、前記第2のn型MOSトランジスタ(13)が前記出力端子(10a)側に接続されていることを特徴とするD/A変換回路。
  3. 請求項1に記載のD/A変換回路において、
    前記中間電位用スイッチは、前記第2のp型MOSトランジスタ(12)が前記出力端子(10a)側に接続されていることを特徴とするD/A変換回路。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のD/A変換回路において、
    前記低電位用スイッチ、高電位用スイッチおよび中間電位用スイッチを制御する制御部(16)を備え、
    前記制御部は、
    前記高電位を出力するときに、前記第1のp型MOSトランジスタ(11)および前記第2のp型MOSトランジスタ(12)をオン、前記第1のn型MOSトランジスタ(14)および前記第2のn型MOSトランジスタ(13)をオフさせ、
    前記中間電位を出力するときに、前記第2のp型MOSトランジスタ(12)および第2のn型MOSトランジスタ(13)をオン、前記第1のp型MOSトランジスタ(11)および第1のn型MOSトランジスタ(14)をオフさせ、
    前記低電位を出力するときに、前記第1のn型MOSトランジスタ(14)および前記第2のn型MOSトランジスタ(13)をオン、前記第1のp型MOSトランジスタ(11)および前記第2のp型MOSトランジスタ(12)をオフさせることを特徴とするD/A変換回路。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のD/A変換回路において、
    ΔΣ(デルタシグマ)型などのオーバーサンプリング型もしくは巡回型などのナイキスト型のA/D変換回路(2)に用いられることを特徴とするD/A変換回路。
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