JP2010124083A - ブートストラップ回路 - Google Patents

ブートストラップ回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010124083A
JP2010124083A JP2008293966A JP2008293966A JP2010124083A JP 2010124083 A JP2010124083 A JP 2010124083A JP 2008293966 A JP2008293966 A JP 2008293966A JP 2008293966 A JP2008293966 A JP 2008293966A JP 2010124083 A JP2010124083 A JP 2010124083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
mos transistor
terminal
bootstrap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008293966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5248993B2 (ja
Inventor
Hideo Matsushima
英郎 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2008293966A priority Critical patent/JP5248993B2/ja
Publication of JP2010124083A publication Critical patent/JP2010124083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5248993B2 publication Critical patent/JP5248993B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】回路の簡素化と共に、信頼性の高い回路動作を確保する。
【解決手段】動作用電源端子31と出力端子32との間に第1のMOSトランジスタ1とブートストラップキャパシタ5が直列接続される一方、出力端子32とグランド端子34との間に、第2のMOSトランジス2が、出力端子32とブートストラップ電圧端子33との間に、第3のMOSトランジスタ3が、それぞれ直列接続されて設けられる一方、第1のMOSトランジスタ1に流れる電流を監視し、その監視結果に応じて、第1のMOSトランジスタ1のON、OFFを制御する電流監視回路7が設けられており、回路の簡素化と共に、信頼性の高い回路動作が確保可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇圧電圧を生成するブートストラップ回路に係り、特に、回路の簡素化、動作の信頼性の向上等を図ったものに関する。
従来、この種の一般的なブートストラップ回路としては、図5に示されたものなどが良く知られている。
以下、同図に示された従来回路について説明する。
この従来回路は、Pチャンネルの第1のMOSトランジスタ1A、Nチャンネルの第2及び第3のMOSトランジスタ2A,3Aが、コントロール回路(図5においては「CONT」と表記)4AによりON/OFF制御されることで、ブートストラップキャパシタ5Aの充電が制御されて、必要なブートストラップ電圧が得られるよう構成されてなるものである。
すなわち、コントロール回路4Aにより、第1のMOSトランジスタ1AがONとされると共に、第2のMOSトランジスタ2AがON、第3のMOSトランジスタ3AがOFFとされると、ブートストラップキャパシタ5は、電源電圧VDDによる充電を受け、電圧VBS-OUT、すなわち、出力端子(図5においては「OUT」と表記)32Aを基準としたブートストラップ電圧端子(図5においては「BS」と表記)33Aにおける電圧は、VBS-OUT≒VDDとなる。
一方、コントロール回路4Aにより、第1のMOSトランジスタ1AがOFFとされると共に、第2のMOSトランジスタ2AがOFF、第3のMOSトランジスタ3AがONとされると、VOUT =VINとなり、VBS≒VIN+VBS-OUT≒VIN+VDDとなる。
ここで、VINは、グランド端子(図5においては「GND」と表記)34Aの電位を基準とした入力電圧端子35Aにおける電圧であり、VBSは、グランド端子34Aの電位を基準としたブートストラップ電圧端子33Aにおける電圧である。
図5に示された回路において、”LS1”、”LS2”と表記された回路は、いずれもレベルシフタ回路であり、その基本的構成は同一のものであるが、レベルシフタ回路LS1は、電源電圧VDDから電圧VBSに電圧シフトする回路であり、コントロール回路4Aから出力される第1のMOSトランジスタ1Aに対するON/OFFの制御信号を電圧シフトするものとなっている。
また、レベルシフタ回路LS2は、同じく電源電圧VDDから電圧VBSに電圧シフトする回路であり、コントロール回路4Aから出力される第3のMOSトランジスタ3Aに対するON/OFFの制御信号を電圧シフトするものとなっている。
図6には、従来回路の他の構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この従来回路について概括的に説明する。なお、図5に示された構成例と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この従来回路は、図5における第1のMOSトランジスタ1Aに代えてダイオード10を用いる構成とした点が、図5に示された従来回路と異なるものであるが、この点を除けば、回路全体の動作は、図5に示された従来回路と同様である。
上述の図5、図6に示された従来回路を比較すると、図6に示された従来回路においては、ダイオード10の順方向における電圧降下が生じるため、その分、ブートストラップキャパシタ5Aの充電電圧が低下するのに対して、図5に示された従来回路にあっては、第1のMOSトランジスタ1Aにおける電圧降下が殆ど無いため、第3のMOSトランジスタ3Aのゲートバイアス電圧が小さくなるようなことが回避できるという利点を有するものとなっている。
なお、この種の従来回路としては、特許文献1、特許文献2等に開示されたものがある。
特開2007−195361号公報(第4−6頁、図1及び図2) 米国特許出願公開第2007/0159150号明細書
しかしながら、図5に示された従来回路にあっては、上述のように、図6に示された従来回路と比較して、第1のMOSトランジスタ1Aのゲートバイアス電圧の不要な低下が殆ど無いという点で有利ではあるが、第1のMOSトランジスタ1Aを制御するために、LS1が必要となるため、レイアウト面積が大きいものとなるという欠点がある。
例えば、図7には、レベルシフタ回路LS1の最も簡単な構成例が示されているが、ブートストラップ電圧端子33Aとグランド端子34Aとの間に設けられたMOSトランジスタ6は、グランド端子34Aと動作用電源端子31Aとの間に設けられるトランジスタや、ブーストラップ電圧端子33Aと出力端子32Aとの間に設けられるトランジスタと異なり、ドレイン・ソース間に、高電圧であるVBSが印加されるものとなっている。そのため、MOSトランジスタ6には、高耐圧仕様の特別なトランジスタが必要となり、レイアウト面積の増大を招く。
一方、第1のMOSトランジスタ1AのON/OFFの制御信号は、通常、図5に示された従来回路にあっては、レベルシフト回路LS2から出力される制御信号HG2に同期することになり、VOUTのレベルに関係しない。そのため、上記誤動作の問題を解決することができない。
また、第1及び第2のMOSトランジスタ1A、2AがONで、第3のMOSトランジスタ3AがOFFの際に、本来であれば、VOUT=VGNDとなり、VBS-OUT≒VDDとなるべきところ、外部環境の影響によってVOUTがVGND+αとなった場合でも、第1のMOSトランジスタ1AがONとされるため、ブートストラップキャパシタ5Aに充電された電荷がα電圧分だけ放電され、VBS-OUT≒VDD−αとなる。
そして、VBS-OUT≒VDD−αとなった場合、αが大きいと、特に、ブートストラップ電圧端子33Aと出力端子32Aの間にある回路の動作に必要な電圧が本来の動作電圧以下になり、そのため誤動作を引き起こすこととなる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、レイアウト面積の縮小と共に、信頼性の高い回路動作を確保することのできるブートストラップ回路を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブートストラップ回路は、
第1の電源と出力端子との間に第1のスイッチ素子とブートストラップキャパシタが直列接続される一方、前記出力端子とグランド端子との間に、第2のスイッチ素子が、前記出力端子と第2の電源との間に、第3のスイッチ素子が、それぞれ直列接続され、前記第1乃至第3のスイッチ素子の動作制御によって、前記ブートストラップキャパシタの前記第1のスイッチ素子側の端子にブートストラップ電圧が得られるよう構成されてなるブートストラップ回路において、
前記第1のスイッチ素子に流れる電流を監視し、その監視結果に応じて、前記第1のスイッチ素子のON、OFFを制御する電流監視回路が設けられてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブートストラップ回路は、第1の電源と出力端子との間に第1のスイッチ素子とブートストラップキャパシタが直列接続される一方、前記出力端子とグランド端子との間に、第2のスイッチ素子が、前記出力端子と第2の電源との間に、第3のスイッチ素子が、それぞれ直列接続され、前記第1乃至第3のスイッチ素子の動作制御によって、前記ブートストラップキャパシタの前記第1のスイッチ素子側の端子にブートストラップ電圧が得られるよう構成されてなるブートストラップ回路において、
前記第1のスイッチ素子の端子間の電圧を監視し、その監視結果に応じて、前記第1のスイッチ素子のON、OFFを制御する電圧監視回路が設けられてなるものも好適である。
本発明によれば、ブートストラップキャパシタと直列接続されるスイッチ素子を、その動作電流、又は、動作電圧の変化によって、そのON、OFFを自己制御可能とする回路を設け、しかも、通常のトランジスタで構成することのできる回路とすることで、従来と異なり、特別な電圧仕様のトランジスタを要するようなLSI回路を用いることなく、信頼性の高い回路動作が確保でき、しかも、レイアウト面積の縮小が可能となるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるブートストラップ回路の第1の基本構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態におけるブートストラップ回路は、電源電圧VDDが印加される動作用電源端子31と出力端子32との間に、動作用電源端子31側から順に直列接続されて設けられたスイッチ素子としての第1のMOSトランジスタ1及びブートストラップキャパシタ5と、第1のMOSトランジスタ1のON/OFFを制御する電流監視回路(図1においては「I−WATCH」と表記)7と、さらに、第1のMOSトランジスタ1と共にブートストラップキャパシタ5の充電を制御する第2及び第3のMOSトランジスタ2,3と、これら第2及び第3のMOSトランジスタ2,3の動作を制御するコントロール回路4とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
以下、具体的に回路接続について説明する。
まず、Pチャンネルの第1のMOSトランジスタ1は、そのソースに電源電圧VDDが印加されるようになっている一方、ドレインは、ブートストラップキャパシタ5の一端に接続されている。なお、第1のMOSトランジスタ1のドレインとブートストラップキャパシタ5の一端との接続点は、ブートストラップ電圧端子(図1においては「BS」と表記)33に接続されている。
そして、ブートストラップキャパシタ5の他端は、出力端子(図1においては「OUT」と表記)32に接続されている。
電流監視回路7は、第1のMOSトランジスタ1に流れる電流を監視し、流れる電流に応じて第1のMOSトランジスタ1のゲートに制御信号を出力するよう構成されたものとなっている(詳細は後述)。
一方、第2及び第3のスイッチ素子としてのNチャンネルの第2及び第3のMOSトランジスタ2,3は、第2のMOSトランジスタ2のドレインと第3のMOSトランジスタ3のソースとが接続され、第2のMOSトランジスタ2のソースは、グランド端子(図1においては「GND」と表記)34に接続されたものとなっている。また、第3のMOSトランジスタ3のドレインは入力電圧端子35に接続されている。
そして、第2のMOSトランジスタ2のゲートには、コントロール回路(図1においては「CONT」と表記)4から出力されるローサイドゲート信号LG1が印加されるようになっている。
また、第3のMOSトランジスタ3のゲートには、レベルシフタ回路(図1においては「LS」と表記)6から出力されるハイサイドゲート信号HG2が印加されるようになっている。
レベルシフタ回路6は、電源電圧VDDからブーストラップ電圧端子33の電圧VBSに電圧シフトし、コントロール回路4からの制御信号HG1に同期して、ハイサイド信号HG2を出力するよう構成されてなるものである。
コントロール回路4は、外部から入力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて、第2のMOSトランジスタ2のゲート信号としての制御信号LG1や、レベルシフタ回路6の制御信号HG1を出力するよう構成されてなるものである。
コントロール回路4は、電源電圧VDDの供給を受けて動作する。
図2には、電流監視回路7の具体回路構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この具体回路例について説明する。
本発明の実施の形態における電流監視回路7は、監視回路用第1乃至第4のMOSトランジスタ21〜24と、比較器9とを主たる構成要素として構成されてなるものである。
監視回路用第1乃至第4のMOSトランジスタ21〜24には、PチャンネルのMOSトランジスタが用いられており、監視回路用第1及び第2のMOSトランジスタ21,22によりカレントミラー回路が、また、監視回路用第3及び第4のMOSトランジスタ23,24により入力制限回路がそれぞれ構成されて、縦続接続された構成となっている。
すなわち、監視回路用第1及び第2のMOSトランジスタ21,22は、各々のゲートと、監視回路用第2のMOSトランジスタ22のドレインとが相互に接続される一方、監視回路用第1及び第2のMOSトランジスタ21,22のソースはともに接続されたものとなっている。
一方、監視回路用第3及び第4のMOSトランジスタ23、24は、各々のゲートと、監視回路用第4のMOSトランジスタ24のドレインとが相互に接続される一方、監視回路用第3のMOSトランジスタ23のソースは、監視回路用第1のMOSトランジスタ21のドレインと、また、監視回路用第4のMOSトランジスタ24のソースは、監視回路用第2のMOSトランジスタ22のドレインと、それぞれ接続されたものとなっている。
そして、監視回路用第3のMOSトランジスタ23のソースは、第1のMOSトランジスタ21のドレインと共に、比較器9の反転入力端子に接続される一方、監視回路用第4のMOSトランジスタ24のドレインと出力端子32との間には、定電流源25が接続されている。
かかる構成において、監視用第1及び第3のMOSトランジスタ21,23は、第1のMOSトランジスタ1に並列接続された電流源11として機能するものとなっている(詳細は後述)。
そして、比較器9の非反転入力端子には、基準電圧VREFが逆極性で印加されるようになっている。すなわち、基準電圧源8は、その負極側が比較器9の非反転入力端子に、正極側がブートストラップ電圧端子33に、それぞれ接続されて設けられたものとなっている。
また、比較器9の出力端子は、第1のMOSトランジスタ1のゲートに接続されたものとなっている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
まず、前提条件として、基準電圧源8の基準電圧VREFは、VBS≧VDDの場合(以下、便宜的に、かかる状態を「状態1」と称する)において、VBS>VN1≧VN2を満たすよう設定されているものとする。
ここで、VBSは、グランド端子34における端子電圧を基準としたブートストラップ電圧端子33における端子電圧であり、VN1は、比較器9の非反転入力端子における電圧で、VN1=VBS−VREFと表すことができるものである。また、VN2は、比較器9の反転入力端子における電圧である。
最初に、ブートストラップ回路としての基本的な動作は、第1のMOSトランジスタ1が後述するように電流監視回路7によってON/OFF制御される点を除けば、この種の従来回路と同様であるので、その詳細な説明は省略し、概括的に説明するに留めることとする。
すなわち、ブートストラップ動作は、まず、電流監視回路7により第1のMOSトランジスタ1がON、コントロール回路4により第2のMOSトランジスタ2がON、第3のMOSトランジスタ3がOFFとされることにより、VOUT =VGNDとなり、ブートストラップキャパシタ5が充電され、VBS-OUT≒VDDとなる。
なお、ここで、VOUT は、グランド端子34における端子電圧を基準とした出力端子32における端子電圧、VGNDは、グランド端子34の電圧、VBS-OUTは、出力端子32の端子電圧を基準としたブートストラップ電圧端子33における端子電圧である。
そして、VBS-OUT≒VDDとなったところで、第1のMOSトランジスタ1OFF、第2のMOSトランジスタ2がOFF、第3のMOSトランジスタ3がONとされ、VOUT=VI Nとなるため、VBS≒VIN+VDDとなる。
なお、ここで、VI Nは、グランド端子34の端子電圧を基準とした入力電圧端子35における電圧であり、この電圧VINは、図示を省略した第2の電源により外部から供給されるものとなっている。
次に、電流監視回路7を中心とした動作について、先の前提条件の下、説明することとする。
最初に、回路の動作状態が状態1である場合、すなわち、にVBS≧VDDの状態にある場合、ブートストラップ電圧端子33から第1のMOSトランジスタ1を介して動作用電源端子31へ電流が流れるのを阻止する必要がある。
かかる状態にあって、VN1≧VN2であるため、比較器9からは、論理値Highに相当する信号が出力され、第1のMOSトランジスタ1のゲートに印加されて、第1のMOSトランジスタ1はOFF状態とされる。
そのため、ブートストラップ電圧端子33から動作用電源端子31へ電流が流れることが確実に阻止されることとなる。
次に、VDD>VBSの場合(以下、便宜的に、かかる状態を「状態2」と称する)、比較器9の反転入力端子の電圧VN2は、VN2>VN1となるため、比較器9からは、論理値Lowに相当する信号が出力され、第1のMOSトランジスタ1のゲートに印加され、第1のMOSトランジスタ1は、ON状態とされる。それによって、動作用電源端子31とブ−トストラップ電圧端子33が導通状態となり、動作用電源端子31からブートストラップ電圧端子33へ電流が流れ、ブートストラップキャパシタ5の充電が行われることとなる。
このように、第1のMOSトランジスタ1は、流れる電流が電流監視回路7によって監視され、その監視結果に応じて、ON/OFFが自己制御されるようになっている。
次に、第2の構成例について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
なお、図1又は図2に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第2の構成例は、先の第1の構成例における電流監視回路7に代えて、電圧監視回路(図3においては「V−WATCH」と表記)7Aを設け(図3参照)、それによって、電流監視回路7同様に第1のMOSトランジスタ1のON/OFF制御を可能としたものである。
図4には、電圧監視回路7Aの具体回路構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、電圧監視回路7Aについて説明する。
電圧監視回路7Aは、第1のMOSトランジスタ1のソース・ドレイン間の電圧を監視し、その監視結果に応じて、第1のMOSトランジスタ1のON/OFF制御を行うよう構成されてなるものである。
かかる本発明の実施の形態における電圧監視回路7Aは、ツェナーダイオード13と、比較器9とを主たる構成要素として構成されてなるものである。
ツェナーダイオード13は、そのアノードが比較器9の反転入力端子に接続されると共に、抵抗器12を介して第1のトランジスタMOS1のドレインに接続されており、回路動作用電源電圧VDDが印加されるようになっている。
一方、ツェナーダイオード13のカソードは、第1のMOSトランジスタ1のソースに接続されている。なお、この構成例において、第1のMOSトランジスタ1は、サブストレートがソースに接続されたものとなっている。
比較器9と基準電圧源8の接続は、先に図2に示された構成例と同一であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
次に、かかる構成における電圧監視回路7Aの動作について説明する。
この電圧監視回路7Aにおいては、第1のMOSトランジスタ1のソース・ドレイン間の電圧が比較器9により監視されることとなる。すなわち、第1のMOSトランジスタ1のソース・ドレイン間の電圧が、基準電圧源8の基準電圧VREF以上となると、比較器9からは論理値Highに相当する信号が出力され、第1のMOSトランジスタ1がOFFとされる。
ここで、第1のMOSトランジスタ1のソース・ドレイン間の電圧が基準電圧源8の基準電圧VREF以上となり、比較器9により第1のMOSトランジスタ1がOFFとされるのは、ブートストラップキャパシタ5の充電が進行し、VBS-OUT≒VDDとなった時点である。
一方、上述とは逆に、第1のMOSトランジスタ1のソース・ドレイン間の電圧が基準電圧源8の基準電圧VREFを下回ると、比較器9からは論理値Lowに相当する信号が出力され、第1のMOSトランジスタ1がONとされる。
このように、第1のMOSトランジスタ1は、ブートストラップキャパシタ5の電圧の変化に起因するソース・ドレイン間電圧の変化に応じて電圧監視回路7Aによって、そのON/OFFがいわば自己制御されるようになっている。
本発明の実施の形態におけるブートストラップ回路の第1の基本構成例を示す構成図である。 図1に示されたブートストラップ回路における電流監視回路の具体回路構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態におけるブートストラップ回路の第2の基本構成例を示す構成図である。 図3に示されたブートストラップ回路における電圧監視回路の具体回路構成例を示す回路図である。 従来回路の第1の構成例を示す構成図である。 従来回路の第2の構成例を示す構成図である。 従来回路におけるレベルシフト回路の具体回路構成例を示す回路図である。
符号の説明
1…第1のMOSトランジスタ
2…第2のMOSトランジスタ
3…第3のMOSトランジスタ
4…コントロール回路
5…ブートストラップキャパシタ
6…レベルシフタ回路
7…電流監視回路
7A…電圧監視回路

Claims (2)

  1. 第1の電源と出力端子との間に第1のスイッチ素子とブートストラップキャパシタが直列接続される一方、前記出力端子とグランド端子との間に、第2のスイッチ素子が、前記出力端子と第2の電源との間に、第3のスイッチ素子が、それぞれ直列接続され、前記第1乃至第3のスイッチ素子の動作制御によって、前記ブートストラップキャパシタの前記第1のスイッチ素子側の端子にブートストラップ電圧が得られるよう構成されてなるブートストラップ回路において、
    前記第1のスイッチ素子に流れる電流を監視し、その監視結果に応じて、前記第1のスイッチ素子のON、OFFを制御する電流監視回路が設けられてなることを特徴とするブートストラップ回路。
  2. 第1の電源と出力端子との間に第1のスイッチ素子とブートストラップキャパシタが直列接続される一方、前記出力端子とグランド端子との間に、第2のスイッチ素子が、前記出力端子と第2の電源との間に、第3のスイッチ素子が、それぞれ直列接続され、前記第1乃至第3のスイッチ素子の動作制御によって、前記ブートストラップキャパシタの前記第1のスイッチ素子側の端子にブートストラップ電圧が得られるよう構成されてなるブートストラップ回路において、
    前記第1のスイッチ素子の端子間の電圧を監視し、その監視結果に応じて、前記第1のスイッチ素子のON、OFFを制御する電圧監視回路が設けられてなることを特徴とするブートストラップ回路。
JP2008293966A 2008-11-18 2008-11-18 ブートストラップ回路 Expired - Fee Related JP5248993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008293966A JP5248993B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 ブートストラップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008293966A JP5248993B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 ブートストラップ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010124083A true JP2010124083A (ja) 2010-06-03
JP5248993B2 JP5248993B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42325047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008293966A Expired - Fee Related JP5248993B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 ブートストラップ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5248993B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120885A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体回路及び半導体装置
CN109995235A (zh) * 2019-04-30 2019-07-09 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块和电器设备
JP2019531691A (ja) * 2016-10-18 2019-10-31 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 Dc/dcコンバータのためのブートストラップ回路
WO2021145020A1 (ja) * 2020-01-14 2021-07-22 ローム株式会社 半導体装置
KR20220070019A (ko) * 2019-09-29 2022-05-27 상하이 어위닉 테크놀러지 컴퍼니., 리미티드 고속 충전 및 방전을 지원하는 부트스트랩 회로 및 칩

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246930A (ja) * 1996-01-29 1997-09-19 Internatl Rectifier Corp Mosゲート形電力用集積回路装置
JP2002199577A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 断線検出回路
JP2007182119A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Hitachi Ltd On側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路
JP2007195361A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd ブートストラップ回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246930A (ja) * 1996-01-29 1997-09-19 Internatl Rectifier Corp Mosゲート形電力用集積回路装置
JP2002199577A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 断線検出回路
JP2007182119A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Hitachi Ltd On側を危険側とするフェールセーフ性を有するスイッチ回路
JP2007195361A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd ブートストラップ回路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120885A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体回路及び半導体装置
JP2019531691A (ja) * 2016-10-18 2019-10-31 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 Dc/dcコンバータのためのブートストラップ回路
CN109995235A (zh) * 2019-04-30 2019-07-09 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块和电器设备
CN109995235B (zh) * 2019-04-30 2024-03-08 广东美的制冷设备有限公司 智能功率模块和电器设备
KR20220070019A (ko) * 2019-09-29 2022-05-27 상하이 어위닉 테크놀러지 컴퍼니., 리미티드 고속 충전 및 방전을 지원하는 부트스트랩 회로 및 칩
KR102662063B1 (ko) 2019-09-29 2024-04-29 상하이 어위닉 테크놀러지 컴퍼니., 리미티드 고속 충전 및 방전을 지원하는 부트스트랩 회로 및 칩
WO2021145020A1 (ja) * 2020-01-14 2021-07-22 ローム株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5248993B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9621156B2 (en) Analog switches and methods for controlling analog switches
JP5220240B2 (ja) カップリング回路、このカップリング回路を含むドライバ回路、およびこのカップリング回路の制御方法
US10454376B1 (en) Power supply circuit
JP2011139403A (ja) 電力供給制御回路
US20120068740A1 (en) Voltage output circut
JP4618164B2 (ja) スイッチ回路
US6661260B2 (en) Output circuit of semiconductor circuit with power consumption reduced
JP5248993B2 (ja) ブートストラップ回路
US6977523B2 (en) Voltage level shifting circuit
JP2013214957A (ja) 起動回路を有する完全相補型自己バイアス差動受信機
JP2008211707A (ja) 入力回路
US20170093389A1 (en) Driver circuit
US20170117888A1 (en) Voltage comparison circuit
JP2010028522A (ja) 半導体装置
JP2012039693A (ja) 電源切替回路
US10205446B2 (en) Semiconductor device
JP2010021818A (ja) 多機能ドライバ回路
JP5226474B2 (ja) 半導体出力回路
JP4594064B2 (ja) サージ電流抑制回路及び直流電源装置
JP2008244984A (ja) カレントミラー回路
JP2021087233A (ja) 短絡判定装置
JP2020161982A (ja) 論理回路
JP2020031390A (ja) スイッチ回路
JP4307314B2 (ja) 負荷駆動回路
JPWO2012137670A1 (ja) 負荷電流検出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5248993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees