JP2016162800A - ダイシング装置及びダイシング装置用のテーブル - Google Patents

ダイシング装置及びダイシング装置用のテーブル Download PDF

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【課題】半導体ウェーハがテープに貼着されてダイシング加工される形態において、テーブルの吸着部の径よりも大きい径を有する半導体ウェーハを良好に切断することができるダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルを提供する。【解決手段】本発明のダイシング装置10のテーブル18は、半導体ウェーハW1、W2を吸着保持する吸着部34と、吸着部34の外側に配置された本体44とを備える。本体44の上面44Aであって、吸着部34の周囲に吸引口46を形成する。吸引口46は、通気孔48を介して真空ポンプ50に接続される。真空ポンプ50が駆動されると、通気孔48内の空気が吸引され、吸着部34の外側に位置するテープ36が吸引口46に吸着保持される。これによって、吸着部34の外側に位置する半導体ウェーハW1の外周部が、テープ36を介してテーブル18に安定して吸着保持される。【選択図】図3

Description

本発明は、ダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルに係り、特に複数の半導体素子が製造された半導体ウェーハをテーブルに吸着保持し、ブレードにて半導体素子をチップ毎に切断するダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルに関する。
半導体製造工程では、薄い板状の半導体ウェーハの表面に各種の処理を施して、電子デバイスを有する複数の半導体素子を製造する。半導体素子の各チップは、検査装置によって電気的特性が検査され、その後、ダイシング装置(ダイサーともいう。)のブレード又はレーザ等の切断手段によってチップ毎に切断分離される。
ダイシング工程においては、特許文献1の如く、半導体ウェーハをブレードにてハーフカットした後、裏面を研削加工してチップ毎に切断する第1の形態と、ダイシング加工に先立ち、半導体ウェーハの裏面を研削加工して半導体ウェーハの厚さを薄くした後、ダイシング加工を行う第2の形態とが知られている。
第1の形態は、一般に円板状の半導体ウェーハを、テーブル(ダイシングテーブルともいう。)の円形の吸着部に直接吸着保持させてダイシングを行う。このため、テーブルの吸着部の径は、半導体ウェーハの径よりも小さく構成されており、ダイシング中における吸着面の真空リークを防止している。
一方、第2の形態は、ダイシング加工を行う前に、半導体ウェーハの裏面にテープ(ダイシングテープともいう。)を貼り付け、このテープを介してリング状のフレームに半導体ウェーハをマウントした後、ダイシング加工を行う。
第2の形態では、テーブルの吸着部の径が、半導体ウェーハの径よりも大きく構成されており、ダイシング中におけるチッピング等の不具合の発生を防止している。すなわち、吸着部の領域内で半導体ウェーハの全領域を、テープを介して保持することにより、特に半導体ウェーハの外周に位置する半導体素子のチッピングを防止している。
なお、テーブルは、ポーラス材料にて製造された、吸着面が平坦な吸着部と、吸着部の外周部を支持する金属製のテーブル本体から構成され、吸着部の吸着面がテーブル本体の上面と同一面上に配置されている。
また、第1の形態は、フレームレスダイシングと称され、第2の形態はフレームダイシングと称されることもある。
特開平11−40520号公報
第1の形態のテーブルを、第2の形態の半導体ウェーハ用のテーブルとして併用しようとした場合、以下の問題が発生する。まず前提として、真空リークを防止するためには、第1の形態のウェーハは、第1の形態のテーブルのみでしか使用することができない。そこで、第1の形態のテーブルに、第2の形態の半導体ウェーハを保持させて、ダイシング加工すると以下の問題が発生した。
第2の形態の半導体ウェーハは、一般的に第1の形態の半導体ウェーハよりも大径である。例えば、第2の形態の半導体ウェーハの径は300mmであり、第1の形態の半導体ウェーハの径は200mmである。この場合、第2の形態の半導体ウェーハを、第1の形態のテーブルに吸着保持させると、第2の形態の半導体ウェーハの外周部がテーブルの吸着面の外周から外方に位置する場合がある。つまり、第2の形態の半導体ウェーハの外周部が、テープを介して吸着面に吸着保持されていない不安定な状態でダイシング加工が行われる場合がある。
第2の形態は、フレームからテープを介して半導体ウェーハにテンションを付与しながらダイシング加工を行うため、半導体ウェーハの外周部に位置する不安定な半導体素子は、そのテンションによって微動しながら切断される。この現象に起因して、ブレードによるカットラインが正規のラインから外れるので、外周部に位置する半導体素子に形状不良が発生し、その半導体素子の品質が低下するという問題があった。
また、テープは、テーブル本体の上面に対し、斜め下方に向けてテンションが付与される。このとき、テーブル本体の上面の外周縁とテープとが接触し、その接触部の内側、つまり接触部に対して吸着部側であって、接触部に近接するテープが膨らむという現象が生じる。この現象にも起因して、外周部に位置する半導体素子に形状不良が発生するという問題があった。
テープを介して半導体ウェーハにテンションを付与することは、半導体ウェーハをテーブルに固定するために必須な手段である。よって、従来のダイシング装置では、テープのテンションに起因する上記問題を解消することが困難であった。
したがって、従来では、第1及び第2の形態の半導体ウェーハを、同一のダイシング装置にてダイシング加工を行う場合には、第1及び第2の形態の半導体ウェーハに適したテーブルに交換する必要があった。
しかしながら、テーブルの交換作業は、テーブルに対する吸引系の着脱作業に時間と手間がかかり、また、テーブルは非常に高価な部材でもあるので、テーブルを併用することが望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、半導体ウェーハがテープに貼着されてダイシング加工される形態において、テーブルの吸着部の径よりも大きい径を有する半導体ウェーハを良好に切断することができるダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルを提供することを目的とする。
本発明のダイシング装置の一態様は、本発明の目的を達成するために、半導体ウェーハをテーブルに吸着保持し、切断手段によって半導体ウェーハの半導体素子をチップ毎に切断するダイシング装置において、テーブルは、半導体ウェーハを吸着保持する吸着部と、吸着部の外側に配置されて吸着部を支持する平面視リング状の本体と、吸着部の吸着面と同一面上に配置された本体の上面と、本体の上面に形成された吸引口と、吸引口に接続された吸引手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のダイシング装置用のテーブルの一態様は、本発明の目的を達成するために、半導体ウェーハを吸着保持するダイシング装置用のテーブルにおいて、テーブルは、半導体ウェーハを吸着保持する吸着部と、吸着部の外側に配置されて吸着部を支持する平面視リング状の本体と、吸着部の吸着面と同一面上に配置された本体の上面と、本体の上面に形成された吸引口と、吸引口に接続された吸引手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、テーブルの本体の上面に吸引口を形成し、吸引口に吸着部と同様の吸着機能を持たせた。これにより、第2の形態の半導体ウェーハを、そのテーブルに保持させた場合、半導体ウェーハの外周部が、テープを介して吸引口に吸着保持されるので、半導体ウェーハの外周部がテーブルに安定して保持される。
これにより、テープのテンションに起因する問題、つまり、ダイシング加工中の半導体素子の微動問題、及びテープの膨らみ問題を吸引口による吸引作用によって解消することができる。
したがって、本発明の一態様によれば、半導体ウェーハがテープに貼着されてダイシング加工される形態において、テーブルの吸着部の径よりも大きい径を有する半導体ウェーハを良好に切断することができる。よって、第1の形態の半導体ウェーハ用のテーブルを、第2の形態の半導体ウェーハ用のテーブルとして併用することができる。これによって、半導体ウェーハの変更に伴うテーブルの段取り替えの作業が不要になるので、半導体ウェーハの加工効率が向上し、半導体素子の生産効率が向上する。
本発明の一態様は、吸引口は、吸着部の周囲に配置されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、吸着部の周囲に吸引口を配置することにより、半導体ウェーハの外周部を、テープを介してテーブルに安定して保持することができる。
本発明の一態様は、吸引口は、平面視円形状の吸着部の外周に沿って配置されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、平面視円形状の吸着部の場合は、その吸着部の外周に沿って吸引口を配置する。これにより、半導体ウェーハの外周部を、テープを介してテーブルに安定して保持することができる。また、吸着部の平面視の形状が円形状ではない場合は、その吸着部の外側に吸引口を単数又は複数配置すればよい。
本発明の一態様は、吸引口は、曲線状又は直線状の溝形状をなしていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、吸引口は溝形状をなしており、その形状は曲線状又は直線状であることが好ましい。これにより、半導体ウェーハの外周部を、テープを介してテーブルに安定して保持することができる。
本発明のダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルによれば、半導体ウェーハがテープに貼着されてダイシング加工される形態において、テーブルの吸着部の径よりも大きい径を有する半導体ウェーハを良好に切断することができる。
実施形態のダイシング装置の外観を示した斜視図 実施形態のダイシング装置用のテーブルの平面図 図2のテーブルの要部縦断面であり、テープに裏面が貼着された半導体ウェーハがテーブルに吸着保持された説明図 半導体ウェーハがテーブルにその裏面が直接吸着保持された説明図 実施形態のテーブルの第1変形例を示したテーブルの平面図 実施形態のテーブルの第2変形例を示したテーブルの平面図
以下、添付図面に従って本発明に係るダイシング装置及びダイシング装置用のテーブルの好ましい実施形態について詳説する。
〔ダイシング装置10の構成〕
図1は、実施形態のダイシング装置10の外観を示した斜視図である。
ダイシング装置10は、円板状の複数の半導体ウェーハWが収納されたカセットを外部装置との間で受け渡すロードポート12と、吸着パッド14を有し、半導体ウェーハWを装置各部に搬送する搬送手段16と、半導体ウェーハWを吸引保持するテーブル18と、半導体ウェーハWをダイシング加工する加工部20と、ダイシング加工後の半導体ウェーハWを洗浄し、乾燥させるスピンナ22とを備えている。ダイシング装置10の各部の動作は、制御手段としてのコントローラ24により制御される。
〈加工部20〉
加工部20には、半導体ウェーハWの表面を撮像するカメラ26が備えられる。加工部20の内部には、切断手段である対向配置された一対の円盤状のブレード28(一方のブレード28は不図示)と、ブレード28を保護するホイールカバー30が取り付けられた高周波モータ内蔵型のスピンドル32とが設けられている。
スピンドル32は30000rpm〜80000rpmで高速回転されるとともに、不図示の移動軸により互いに独立して図1のY方向のインデックス送りとZ方向の切り込み送りとがなされる。更に、半導体ウェーハWを吸着保持するテーブル18が、不図示の移動軸によって図1のX方向に研削送りされるように構成されている。これらの動作によって高速回転するブレード28の加工点(最下点)が、半導体ウェーハWに接触し、半導体ウェーハWがX、Y方向にダイシング加工される。これにより、半導体ウェーハWから半導体素子がチップ毎に切断される。
ブレード28は、ダイヤモンド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレードの他、金属粉末を混入した樹脂で結合したメタルレジンボンドのブレード等が用いられる。
〔ダイシング装置10の作用〕
ダイシング装置10では、まず、複数の半導体ウェーハWが収納されたカセットが、不図示の搬送装置、または手動でロードポート12に載置される。載置されたカセットから半導体ウェーハWが取り出され、搬送手段16によってテーブル18の上面に載置される。半導体ウェーハWの裏面側が、テーブル18のポーラスからなる吸着部34(図2参照)によって真空吸着保持される。テーブル18については後述する。
テーブル18に吸着保持された半導体ウェーハWは、図1のカメラ26によってその表面が撮像され、半導体ウェーハWの表面に形成されたダイシングされるカットラインの位置とブレード28との位置が、不図示のX、Y、θの各移動軸によりテーブル18を調整して合わせられる。
位置合わせが終了し、ダイシング加工が開始されると、スピンドル32が回転を開示し、ブレード28が高速に回転するとともに、不図示のノズルから加工点に切削液が供給される。この状態で半導体ウェーハWは、テーブル18とともに不図示の移動軸によって、図1に示すX方向へ加工送りされるとともに、スピンドル32が所定の高さまでZ方向へ下がりダイシングが行われる。
〔テーブル18に対する半導体ウェーハW1、W2の吸着形態〕
図2は、テーブル18の平面図である。
図3は、図2のテーブル18の要部縦断面であり、テープ36に裏面が貼着された半導体ウェーハW1がテーブル18の吸着部34にテープ36を介して吸着保持された説明図である。テープ36の外周部は、リング状のフレーム38に固定されており、これによって半導体ウェーハW1は、テープ36を介してフレーム38にマウントされている。また、半導体ウェーハW1は、フレーム38を下方(矢印Z方向)に押し下げる不図示の張設装置によって、テープ36を介してテンションが付与された状態でテーブル18に固定されている。
すなわち、図3の半導体ウェーハW1は、第2の形態の半導体ウェーハに相当する。つまり、半導体ウェーハW1は、ダイシング加工に先立ち、裏面が研削加工されて厚さが薄くされた半導体ウェーハである。また、半導体ウェーハW1の径は、吸着部34の径よりも大きく、半導体ウェーハW1の外周部が、吸着部34の吸着面34Aの外周から外方に位置している。
図4は、半導体ウェーハW2がテーブル18の吸着部34に、その裏面が直接吸着保持された説明図である。
すなわち、図4の半導体ウェーハW2は、第1の形態の半導体ウェーハに相当する。つまり、半導体ウェーハW1は、ブレード28にてハーフカットされた後、裏面が研削加工されてチップ毎に切断される半導体ウェーハである。また、半導体ウェーハW2の径は、吸着部34の径よりも大きく、半導体ウェーハW2の外周部が、吸着部34の吸着面34Aの外周から外方に位置し、吸着部34の真空リークが防止されている。
なお、図3の半導体ウェーハW1には、ブレード28(図1参照)によって切断溝40が既に加工されており、図4の半導体ウェーハW2にも、ブレード28によって切断溝42が既に加工されている。切断溝40、42の深さは、半導体ウェーハW1、W2の特性に基づいて設定されている。
〔テーブル18の構成〕
図2〜図4の如くテーブル18は、半導体ウェーハW1、W2を吸着保持する、平面視円形状の吸着部34と、吸着部34の外側に配置されて吸着部34を支持する、平面視リング状の本体44とを備える。
吸着部34の吸着面34Aと本体44の上面44Aとは同一面上に配置される。また、本体44の上面44Aであって、吸着部34の周囲には吸引口46が形成されている。
吸引口46は図2の如く、テーブル18の回転軸18Aを中心としたリング状の溝形状をなしている。また、吸着部34の吸着面34Aも同様に、回転軸18Aを中心とした円形状に構成されている。すなわち、吸引口46は、平面視円形状の吸着部34の外周に沿って配置される。
吸引口46は図3、図4の如く、上面44Aに向けて幅が拡大したテーパ形状の溝である。また、吸引口46は、本体44を貫通する複数本の通気孔48を介して、吸引手段である真空ポンプ50に接続されている。したがって、真空ポンプ50が駆動されると、通気孔48内の空気が吸引されるので、吸引口46が吸着部34と同様の吸着手段として機能する。よって、図3の如く、吸着部34の外側に位置するテープ36が吸引口46に吸着保持され、これによって、吸着部34の外側に位置する半導体ウェーハW1の外周部が、テープ36を介してテーブル18に安定して吸着保持される。なお、吸引口46に吸着されるテープ36の一部分は、吸引口46に吸引されて凹状に変形するが、吸着部34の外周から吸引口46に至るまでの部分は、本体44の上面44Aに密着されて平坦に保持され、その位置はずれない。よって、テープ36の膨らみを防止するために、吸引口46の位置は、本体44の外周縁に近接した位置であることが好ましい。また、不図示であるが、吸着部34も吸引手段に接続されており、この吸着手段として真空ポンプ50を兼用してもよく、別箇の吸引手段を設けてもよい。
〔ダイシング装置10及びテーブル18の特徴〕
実施形態のダイシング装置10及びテーブル18によれば、テーブル18の本体44の上面44Aに吸引口46を形成し、吸引口46に吸着部34と同様の吸着機能を持たせている。
これにより、第2の形態の半導体ウェーハW1を、第1の形態の半導体ウェーハW2用のテーブル18に保持させると、半導体ウェーハW1の外周部が図3の如く、テープ36を介して吸引口46に吸着保持されるので、半導体ウェーハW1の外周部がテーブル18に安定して保持される。
吸引口46によるテープ36の吸着保持作用によって、テープ36のテンションに起因する問題、つまり、ダイシング加工中の半導体素子の微動問題、及びテープ36の膨らみ問題を解消し、ブレード28によるカットラインのずれを防止することができる。
したがって、実施形態のダイシング装置10によれば、半導体ウェーハW1がテープ36に貼着されてダイシング加工される形態において、テーブル18の吸着部34の径よりも大きい径を有する半導体ウェーハW1を良好に切断することができる。
上記効果によって、第1の形態の半導体ウェーハW2用のテーブル18を、第2の形態の半導体ウェーハW1用として併用することができる。よって、半導体ウェーハW1、W2の変更に伴うテーブルの段取り替えの作業が不要になるので、半導体ウェーハW1、W2の加工効率が向上し、半導体素子の生産効率が向上する。
また、吸着部34の周囲に吸引口46を配置することにより、半導体ウェーハW1の外周部を、テープ36を介してテーブル18に安定して保持することができる。
更に、平面視円形状の吸着部34の外周に沿ってリング形状の吸引口46を配置したので、半導体ウェーハW1の外周部を、テープ36を介してテーブル18に更に安定して保持することができる。
更にまた、吸引口46によるテープ36の吸引作用により、ダイシング加工において、吸着部34に切削液が浸入することを防止できるので、吸着部34による半導体ウェーハの吸着不良、及び吸着部34の目詰まりを防止でき、更には吸着部34のメンテナンスが容易になる。
なお、吸着部34の平面視の形状が円形状ではない、例えば矩形状、楕円形状等の場合は、その吸着部34の外側に吸引口46を単数又は複数配置すればよい。
〔テーブル18の変形例〕
図5は、テーブル18の第1変形例を示したテーブル18の平面図である。
図5によれば、吸引口46は、吸着部34の周囲に配置された4本の直線状の溝形状をなしている。4本の吸引口46は図5の如く、端部を連通させることなく独立した吸引口であってもよいが、それぞれの端部を連通させた矩形状の溝形状として構成したものであってもよい。
また、吸引口46の形態は図2、図5に限定されるものではない。
例えば、図6のテーブル18の第2変形例に示すように、テーブル18の回転軸18Aを中心として放射状に構成した、直線状又は曲線状の複数の溝であってもよい。
W…半導体ウェーハ、10…ダイシング装置、12…ロードポート、14…吸着パッド、16…搬送手段、18…テーブル、20…加工部、22…スピンナ、24…コントローラ、26…カメラ、28…ブレード、30…ホイールカバー、32…スピンドル、34…吸着部、36…テープ、38…フレーム、40…切断溝、42…切断溝、44…本体、46…吸引口、48…通気孔、50…真空ポンプ

Claims (5)

  1. 半導体ウェーハをテーブルに吸着保持し、切断手段によって前記半導体ウェーハの半導体素子をチップ毎に切断するダイシング装置において、
    前記テーブルは、
    前記半導体ウェーハを吸着保持する吸着部と、
    前記吸着部の外側に配置されて前記吸着部を支持する平面視リング状の本体と、
    前記吸着部の吸着面と同一面上に配置された前記本体の上面と、
    前記本体の上面に形成された吸引口と、
    前記吸引口に接続された吸引手段と、
    を備えることを特徴とするダイシング装置。
  2. 前記吸引口は、前記吸着部の周囲に配置される請求項1に記載のダイシング装置。
  3. 前記吸引口は、平面視円形状の前記吸着部の外周に沿って配置される請求項1、又は2に記載のダイシング装置。
  4. 前記吸引口は、曲線状又は直線状の溝形状をなしている請求項1、2又は3に記載のダイシング装置。
  5. 半導体ウェーハを吸着保持するダイシング装置用のテーブルにおいて、
    前記テーブルは、
    前記半導体ウェーハを吸着保持する吸着部と、
    前記吸着部の外側に配置されて前記吸着部を支持する平面視リング状の本体と、
    前記吸着部の吸着面と同一面上に配置された前記本体の上面と、
    前記本体の上面に形成された吸引口と、
    前記吸引口に接続された吸引手段と、
    を備えることを特徴とするダイシング装置用のテーブル。
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