JP2017168763A - ダイシング装置及びダイシング方法 - Google Patents

ダイシング装置及びダイシング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017168763A
JP2017168763A JP2016054744A JP2016054744A JP2017168763A JP 2017168763 A JP2017168763 A JP 2017168763A JP 2016054744 A JP2016054744 A JP 2016054744A JP 2016054744 A JP2016054744 A JP 2016054744A JP 2017168763 A JP2017168763 A JP 2017168763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
blade
depth
dicing
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016054744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6643663B2 (ja
Inventor
裕介 新井
Yusuke Arai
裕介 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2016054744A priority Critical patent/JP6643663B2/ja
Publication of JP2017168763A publication Critical patent/JP2017168763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6643663B2 publication Critical patent/JP6643663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができるダイシング装置及びダイシング方法を提供する。【解決手段】ダイシングテープ50のうち半導体ウェーハWが貼着された貼着領域72において、ブレード12によるダイシングテープ50の切り込み溝の深さが、貼着領域72の外縁部よりも中央部が深くなるようにブレード12の切り込み量を制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、ダイシング装置及びダイシング方法に係り、特に半導体ウェーハ等のワークを割断ラインに沿って切り込むことによりチップ毎に分断するダイシング装置及びダイシング方法に関する。
半導体製造工程において、表面に電子部品が形成された半導体ウェーハ等のワークは、プロービング工程にて電気的試験が行われた後、ダイシング工程にて個々のチップに分断される。次に、ピックアップ工程にて個々のチップがピックアップされる(例えば、特許文献1参照)。ピックアップされたチップは、次のダイボンディング工程にてリードフレーム上にダイボンディングされ、その後のモールディング工程等を経ることにより、所望の半導体デバイスに製造される。
ところで、プロービング工程後のワークは、片面に粘着層が形成された厚さ100μm程度のダイシングテープ(テープ)の中央部に裏面が貼着され、ダイシングテープを介してリング状のフレームにマウントされる(例えば、特許文献2参照)。ワークはこの状態でダイシング工程からピックアップ工程を経る。
ダイシング工程では、ブレードによってワークをチップ毎に切断するダイシング装置が用いられる(例えば、特許文献3参照)。ブレードは、例えば、微細なダイヤモンド砥粒をNiで電着したものであり、厚さ10μm〜30μm程度の極薄のものが用いられる。このブレードを6000〜80000rpmで高速回転させてワークの割断ラインに切り込みを入れることにより、ワークをチップ毎に完全切断(フルカット)する。このときワークの裏面に貼着されたダイシングテープは、表面から10μm〜20μm程度しか切り込まれていないので、ワークは個々のチップに分断されてはいるものの、個々のチップがバラバラにはならず、チップ同士の配列が崩れていない状態が保たれている。ブレードによるダイシングテープの切り込み溝の深さ(10μm〜20μm)は、ワークが載置されるテーブルの載置面を基準としたブレードハイトを調整することによって設定される。この切り込み溝の深さは、ダイシングテープの素材、厚さ等によって適宜設定される。
その後、ワークはピックアップ工程に送られる。ピックアップ工程においてワークは、まず、エキスパンドステージに載置され、次にフックがフレームを押し下げて、ダイシングテープを面内方向に拡張(エキスパンド)し、隣接するチップがピックアップ作業の邪魔をしないように隣接するチップ同士の間隔を広げる。
次に、観察用カメラでチップの位置を確認しながらチップを下方からプッシャで突き上げるとともに、上方からコレットでチップをピックアップし、次のボンディングステージへ移送する。
なお、ダイシングテープは、素材となる基材フィルムと、基材フィルムの片面に備えられた粘着層とによって一般に構成される。基材フィルムとして、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム及びポリイミドフィルム等が用いられていることは公知である。
特開2004−146727号公報 特開2013−62414号公報 特開2000−323439号公報
従来の半導体製造工程では、エキスパンド工程において、エキスパンド装置の構造や使用されるダイシングテープにもよるが、特にチップサイズが小さい場合、ダイシングテープのロール方向及びエキスパンド装置の性能等の影響を受けて、チップ間隔が均等とならずピックアップ作業に不具合が生じるという問題があった。チップ間隔が均等にならない原因は、ダイシングテープを拡張したときに、ダイシングテープが全面において面内方向に均等に拡張しないことにある。
ここでダイシングテープが均等に拡張しない因子(以下、「拡張不均一因子」と言う。)としては、主にチップサイズ、加工前のワークの形状、ダイシングテープの素材、厚さ、及びダイシングテープの伸び量比率にあると考えられる。特にチップサイズが小さいワークの場合には、ダイシングテープを拡張しても、ワークが貼着されるダイシングテープの貼着領域の一部ではチップ間隔が均等とならず狭くなる。そこで、ピックアップに必要な最小限のチップ間隔を確保するために、ダイシングテープの拡張量を増加させると、もともとチップ間隔が確保されていた一部の貼着領域では、ダイシングテープの降伏点を越えて、ダイシングテープが局所的に破断するという問題が生じた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができるダイシング装置及びダイシング方法を提供することを目的とする。
本発明のダイシング装置は、本発明の目的を達成するために、回転するブレードとテープに裏面が貼着されたワークとを相対的に移動させ、ワークの表面に形成された割断ラインを、ブレードによって切り込むことにより、ワークをチップ毎に分断するダイシング装置において、割断ラインに対するブレードの切り込み量を制御する制御部を備え、制御部は、テープのうちワークが貼着された貼着領域において、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが、貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるようにブレードの切り込み量を制御する。
また、本発明のダイシング方法は、本発明の目的を達成するために、回転するブレードとテープに裏面が貼着されたワークとを相対的に移動させ、ワークの表面に形成された割断ラインを、ブレードによって切り込むことにより、ワークをチップ毎に分断するダイシング方法において、テープのうちワークが貼着された貼着領域において、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが、貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるようにブレードの切り込み量を制御する。
本発明によれば、割断ライン(ダイシングカーフとも言う。)の下のテープの厚さが、貼着領域の外縁部よりも中央部が薄くなるので、貼着領域の外縁部よりも中央部のテープが拡張し易くなる。これにより、エキスパンド工程でテープを拡張すると、従来では拡張し難かった貼着領域の中央部が拡張していくため、テープは全面において面内方向に均等に拡張していく。また、拡張不足による過度の拡張が不要になるので、テープが局所的に破断することもない。このように、ブレードによって割断ラインを切り込むダイシング加工時において、ブレードによるテープの切り込み溝の深さを制御することで、テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができる。
本発明の一態様は、制御部は、ワークが矩形の場合には、矩形の貼着領域の短辺に沿うテープの第1の切り込み溝の深さよりも、貼着領域の長辺に沿うテープの第2の切り込み溝の深さが深くなるように、かつ第1の切り込み溝の深さが、貼着領域の短辺側よりも貼着領域の長辺方向の中央部側が深くなるように、かつ第2の切り込み溝の深さが、貼着領域の長辺側よりも貼着領域の短辺方向の中央部側が深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様は、ワークが矩形の場合には、矩形の貼着領域の短辺に沿うテープの第1の切り込み溝の深さよりも、貼着領域の長辺に沿うテープの第2の切り込み溝の深さが深くなるように、かつ第1の切り込み溝の深さが、貼着領域の短辺側よりも貼着領域の長辺方向の中央部側が深くなるように、かつ第2の切り込み溝の深さが、貼着領域の長辺側よりも貼着領域の短辺方向の中央部側が深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様によれば、矩形のワークに関し、テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができる。
本発明の一態様は、制御部は、ワークが円形の場合には、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが、円形の貼着領域の外周部よりも中央部が深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様は、ワークが円形の場合には、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが、円形の貼着領域の外周部よりも中央部が深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様によれば、円形のワークに関し、テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができる。
本発明の一態様は、制御部は、貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従って、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様は、貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従って、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが深くなるようにブレードの切り込み量を制御することが好ましい。
本発明の一態様によれば、貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従って、ブレードによるテープの切り込み溝の深さが徐々に又は段階的に深くなる。
本発明の一態様は、制御部は、ブレードによってテープに切り込まれる直交する2本の切り込み溝の深さを、テープのマシンダイレクション方向及びトランスバースダイレクション方向の伸び量比率に基づいて変化させることが好ましい。
本発明の一態様は、ブレードによってテープに切り込まれる直交する2本の切り込み溝の深さを、テープのマシンダイレクション方向及びトランスバースダイレクション方向の伸び量比率に基づいて変化させることが好ましい。
本発明の一態様によれば、テープに対するワークの全ての貼着領域においてより均一なチップ間隔を実現することができる。
本発明のダイシング装置及びダイシング方法によれば、テープの拡張不均一因子に影響されることなく、テープに対するワークの全ての貼着領域において均一なチップ間隔を得ることができ、かつテープの局所的な破断を防止することができる。
実施形態のダイシング装置の全体斜視図 図1に示したダイシング装置の加工部の構造を示す斜視図 図2に示した加工部の構成を示したブロック図 ダイシング加工前の矩形の半導体ウェーハを示した斜視図 エキスパンドステージの側面図 第1実施形態のダイシング方法で形成された切り込み溝A〜Fの深さの分布を示した説明図 図6のG−G線に沿う切り込み溝R1〜R6の深さを示したグラフ 図6のH−H線に沿う切り込み溝R1〜R6の深さを示したグラフ 切り込み溝の深さを切り込み溝R6から切り込み溝R1に向けて連続的に深くなるように制御したグラフ 矩形の半導体ウェーハの矩形の貼着領域に形成された切り込み溝の深さを示した模式図 円形の貼着領域に形成された切り込み溝の深さを示した模式図 ダイシングテープの伸び量比率の影響を考慮した場合のダイシングテープに対する切り込み溝の深さを設定する説明図 ダイシングテープの伸び量比率の影響を考慮した場合のダイシングテープに対する切り込み溝の深さを設定する説明図 ダイシングテープのTD方向に沿った切り込み溝の深さを示すグラフ 円形の半導体ウェーハの外周部付近の拡大図
以下、添付図面に従って本発明に係るダイシング装置及びダイシング方法の好ましい実施形態について詳説する。
〔ダイシング装置10の構成〕
図1は、実施形態のダイシング装置10の全体斜視図である。
ダイシング装置10は、一対のブレード12、12が対向して配置されたツインスピンドルダイサーと称されるダイシング装置である。このダイシング装置10は、先端部にブレード12が装着された高周波モータ内蔵型の一対のスピンドル14と、ワークである半導体ウェーハWが載置されて半導体ウェーハWを吸着保持するテーブル16と、を有する加工部18を備える。また、ダイシング装置10には、加工済みの半導体ウェーハWをスピン洗浄する洗浄部20、複数枚の半導体ウェーハWを収納したカセットが載置されるロードポート22、及び半導体ウェーハWを搬送する搬送装置24がそれぞれ所定の位置に配置されるとともに、ダイシング装置10の各部材の動作を統括制御する制御部26が内蔵されている。
<加工部18>
図2は、加工部18の構造を示す斜視図である。図3は、加工部18の構成を示したブロック図である。
図2の如く加工部18は、Xテーブル34を備える。Xテーブル34は、Xベース28に設けられたXガイド30、30によってガイドされ、モータ32によって矢印X−Xで示すX方向に駆動される。また、Xテーブル34の上面にはθ方向に回転する回転テーブル36が固定され、この回転テーブル36にテーブル16が設けられている。よって、テーブル16は、Xテーブル34によってX方向に移動され、かつ回転テーブル36によってθ方向に回転される。
また、加工部18は、Xベース28を跨ぐように門型に構成されたYベース38を備える。Yベース38の壁面には、一対のYテーブル42、42が設けられる。一対のYテーブル42、42は、Yベース38の壁面に固定されたYガイド40、40によってガイドされ、図示しないモータとボールスクリュー或いはリニア(シャフト)モータからなる駆動装置46(図3参照)によって矢印Y−Yで示すY方向に駆動される。
Yテーブル42、42には、それぞれZテーブル44、44が設けられる。Zテーブル44、44は、Yテーブル42に設けられた不図示のZガイドにガイドされ、図示しないモータとボールスクリューとからなる駆動装置48(図3参照)によって矢印Z−Zで示すZ方向に駆動される。Zテーブル44、44にはスピンドル14、14が対向した状態で固定され、スピンドル14、14の先端部に装着されたブレード12、12が対向配置される。
上記の加工部18の構成により、ブレード12、12は駆動装置46によってY方向にインデックス送りされるとともに、駆動装置48によってZ方向に切り込み送りされる。また、テーブル16は、モータ32によってX方向に切削送りされるとともに、回転テーブル36によってθ方向に回転される。これらの動作は制御部26によって制御される。
また、実施形態のダイシング方法を実行する当たり、制御部26は、特にZ方向の切り込み量を調整する駆動装置48を制御する。この制御が実施形態のダイシング方法の主たる事項であり、具体的なダイシング方法については後述する。
なお、前述のX方向とは水平方向における一つの方向を指し、Y方向とは水平方向においてX方向に直交する方向を指す。また、Z方向とはX方向及びY方向にそれぞれ直交する鉛直方向を指し、θ方向とは鉛直軸を中心軸とする回転方向を指す。
〈半導体ウェーハW及びダイシングテープ50〉
図4は、ダイシング加工前の矩形の半導体ウェーハWを示した斜視図である。半導体ウェーハWは、上面に粘着層が形成された厚さ100μm程度のダイシングテープ(テープ)50の中央部に裏面が貼着される。ダイシングテープ50の外周部は、剛性の高いリング状のフレームに固定される。よって、半導体ウェーハWは、ダイシングテープ50を介してフレーム52にマウントされている。
半導体ウェーハWの表面には複数の割断ライン54が碁盤目状に形成されている。全ての割断ライン54は、加工部18において、回転するブレード12と半導体ウェーハWとを相対的に移動させることにより、ブレード12によって切り込まれる。これによって、半導体ウェーハWがチップT毎に分断され、ダイシング工程が終了する。ダイシング工程が終了した半導体ウェーハWは、フレーム52にマウントされた状態で、ピックアップ工程に送られる。
〈ピックアップ工程〉
図5は、ピックアップ工程で使用されるエキスパンド装置のエキスパンドステージ56を示した側面図である。
ピックアップ工程において半導体ウェーハWは、まず、円筒状に構成されたエキスパンドステージ56の上面に載置され、次にフック58がフレーム52を押し下げて、ダイシングテープ50を面内方向に拡張し、隣接するチップTがピックアップ作業の邪魔をしないように隣接するチップ同士の間隔を広げる。次に、観察用カメラ60でチップTの位置を確認しながらチップTを下方からプッシャ62で突き上げるとともに、上方からコレット64でチップTをピックアップし、次のボンディングステージへ移送する。
〈本発明の目的〉
本発明の発明者は、エキスパンド工程でダイシングテープ50を拡張したときに、ダイシングテープ50のうち半導体ウェーハが貼着された貼着領域において、貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従ってチップ間隔が狭くなることを、換言すればダイシングテープ50の拡張量が減少していくことを実験にて確認した。また、貼着領域の中央部のチップ間隔を、ピックアップに必要な最小限のチップ間隔に広げるために、ダイシングテープ50の拡張量を増加させると、もともとチップ間隔が確保されていた貼着領域の外縁部に位置するダイシングテープ50が局所的に破断することも実験にて確認した。
本発明の目的は、ピックアップ工程で拡張されるダイシングテープ50の全体の拡張量を均等にすることで、ダイシングテープ50に対する半導体ウェーハの全ての貼着領域において均等なチップ間隔を実現することにある。それを実現する実施形態のダイシング方法について説明する。
〔第1実施形態のダイシング方法〕
ダイシングテープ50のうち半導体ウェーハWが貼着された貼着領域において、ブレード12によるダイシングテープ50の切り込み溝の深さが、貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるようにブレード12の切り込み量を制御する。つまり、図3の制御部26が、テーブル16のX方向の移動に同期させて、切り込み量を調整する駆動装置48を制御し、ブレード12によるダイシングテープ50の切り込み溝の深さが、貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるようにブレード12の切り込み量を制御する。
具体的に説明する。図6は、第1実施形態のダイシング方法で形成された切り込み溝の深さの分布を示した説明図であって、ダイシングテープ50の矩形の貼着領域72(図10参照)に形成された切り込み溝R1、R2、R3、R4、R5、R6の深さの分布図である。ここで図6の切り込み溝R1〜R6の分布は、それぞれの境界線が曲線状となっているが、これらの境界線は、エキスパンド工程にてダイシングテープ50が拡張された際に直線状となる。
また、図7は、図6のG−G線に沿う切り込み溝R1〜R6の深さBを示したグラフである。図7のグラフの縦軸は切り込み溝R1〜R6の深さBを示し、横軸は一方の短辺72A(図10参照:外縁部)から他方の短辺72A(外縁部)までの長さを示している。
また、図8は、図6のH−H線に沿う切り込み溝R1〜R6の深さBを示したグラフである。図8のグラフの縦軸は切り込み溝R1〜R6の深さBを示し、横軸は一方の長辺72B(図10参照:外縁部)から他方の長辺72B(外縁部)までの長さを示している。
第1実施形態のダイシング方法によれば、まず前提として、制御部26(図3参照)で制御されるブレード12の切り込み量が、図7、図8の如く、外縁部に位置する切り込み溝R6よりも中央部に位置する切り込み溝R1の方が深く、かつ、切り込み溝R6から切り込み溝R1に向けて段階的にその深さが深くなるように制御される。
このようにブレード12の切り込み量を制御すれば、貼着領域72の外縁部から中央部に向かうに従ってダイシングテープ50が拡張し易くなるので、エキスパンド工程でダイシングテープ50を拡張すると、ダイシングテープ50は全面において面内方向に均等に拡張していく。これにより、ダイシングテープ50の拡張不均一因子に影響されることなく、全ての貼着領域72において均一なチップ間隔を得ることができ、かつ局所的なダイシングテープ50の破断を防止することができる。なお、切り込み溝は、図9のグラフに示すように、切り込み溝R6から切り込み溝R1に向けて連続的に深くなるように制御してもよい。
図10は、矩形の貼着領域72に碁盤目状に形成された複数の切り込み溝74、76の深さを三次元的に示した模式図である。つまり、図10は、図6に示した切り込み溝の深さの分布の一例を具体的に表現した貼着領域72の模式図である。
また、図10には、矩形の貼着領域72の2辺の短辺72A側に沿うダイシングテープ50の第1の切り込み溝74の深さよりも、貼着領域72の2辺の長辺72B側に沿うダイシングテープ50の第2の切り込み溝76の深さが深くなるように、ブレード12の切り込み量が制御部26によって制御されていることが示されている。更に、図10では、第1の切り込み溝74の深さが、貼着領域72の長辺72B方向の中央部側に向かうに従って深くなるように、かつ第2の切り込み溝76の深さが、貼着領域72の短辺72A方向の中央部側に向かうに従って深くなるようにブレード12の切り込み量が制御部26によって制御されていることが示されている。
上記の如く制御部26がブレード12の切り込み量を制御することで、貼着領域72の外縁部(2辺の短辺72A及び2辺の長辺72B)から中央部72Cに向かうに従って、割断ライン(ダイシングカーフとも言う。)の下のダイシングテープ50の厚さが徐々に薄くなる。これによって、貼着領域72の外縁部(2辺の短辺72A及び2辺の長辺72B)から中央部72Cに向かうに従ってダイシングテープ50が拡張し易くなるので、エキスパンド工程でダイシングテープ50を拡張すると、ダイシングテープ50は全面において面内方向に均等に拡張していく。これにより、全ての貼着領域72において均一なチップ間隔を得ることができ、かつ局所的なダイシングテープ50の破断を防止することができる。
なお、半導体ウェーハWのサイズ、チップTのサイズ、及びダイシングテープ50に対する半導体ウェーハWの貼着位置等の情報は、図3に示す入力部70から制御部26に入力される。これらの情報によって制御部26は、X−Yの平面座標における半導体ウェーハWの貼着領域66の位置、形状、及び大きさを認識し、駆動装置48を制御する。
図11は、円形の半導体ウェーハの円形の貼着領域66に碁盤目状に形成された複数の切り込み溝68の深さを三次元的に示した模式図である。つまり、図11は、図6に示した切り込み溝の深さの分布の一例を円形の貼着領域66に適用した模式図である。
また、図11には、半導体ウェーハが円形の場合に、円形の貼着領域66の外周部66Aから中央部66Bに向かうに従って、ブレード12によるダイシングテープ50の切り込み溝68の深さが深くなるようにブレード12の切り込み量が制御部26によって制御されていることが示されている。
これは、ダイシングテープ50のうち拡張量の少ない部分である、円形の貼着領域66の中央部66B又は中央部66B近傍に対してはブレード12による切り込み溝68の深さを深くし、ダイシングテープ50の拡張量の多い部分である、円形の貼着領域66の外周部66Aに対してはブレード12による切り込み溝68の深さを浅く制御するというものである。
このように制御部26がブレード12の切り込み量を制御することで、全ての貼着領域66において均一なチップ間隔を得ることができ、かつダイシングテープ50の局所的な破断を防止することができる。
特に、電子部品メーカでは多品種少量品種が主となるケースが多く、従来では条件変更時の適応性をエキスパンド装置に依存させていたため、エキスパンド装置の段取り、設備変更に手間がかかっていたが、ダイシング条件を変更(切り込み量の変更)するのみで対応が可能となる。
〔第2実施形態のダイシング方法〕
ダイシングテープ50には、直交する2方向のマシンダイレクション(MD:Machine Direction)方向とトランスバースダイレクション(TD:Transverse Direction)方向とが存在する。ダイシングテープ50は、マシンダイレクション方向の伸び量が、トランスバースダイレクション方向の伸び量と比較して小さい。このままでは、エキスパンド工程において、ダイシングテープ50をより均等に拡張することが難しい。このため、マシンダイレクション方向の伸び量をトランスバースダイレクション方向の伸び量と等しくすべく、直交する2本の切り込み溝のうち、マシンダイレクション方向の切り込み溝よりも、トランスバースダイレクション方向の切り込み溝を深くすることが好ましい。以下、MD、TDによるダイシングテープ50の伸び量比率に基づいた制御方法について説明する。
〈MD、TDによるダイシングテープ50の伸び量比率に基づいた制御方法〉
図3の制御部26は、ブレード12によってダイシングテープ50に切り込まれる直交する2本の切り込み溝の深さを、ダイシングテープ50のMD方向及びTD方向の伸び量比率に基づいて変化させる。
図12、図13は、TD方向の溝深さB2を設定する説明図である。同図において、符号Aはブレード12の厚さ(カーフ幅)、符号Bはダイシングテープ50にMD方向の切り込み溝の深さ、符号Cはダイシングテープ50の厚さをそれぞれ示している。また、下記(1)式の符号Eは、ダイシングテープ50のMD/TDでの伸び量比率を示している。
ここでチップの形状が正方形の場合、ダイシングテープ50の伸び量比率のみを考慮して、直交する2本の切り込み溝の深さB、B2を設定する。すなわち、MD方向に沿った切り込み溝の深さをBとしたときの、TD方向に沿った切り込み溝の深さB2(図14参照)を下記(1)式にて求める。つまり、TD方向の伸び量にMD方向の伸び量を等しくするための切り込み溝の深さB2を求める。
B2=C−E(C−B)…(1)
図14に実線で示すTD方向に沿った切り込み溝R1〜R6の深さB2は、図14の二点鎖線で示すMD方向に沿った切り込み溝R1〜R6の深さBと比較して大きくなる。これによって、MD方向の伸び量がTD方向の伸び量と等しくなる。
これにより、エキスパンド工程におけるダイシングテープ50の拡張量が全面でより均等になる。このようにダイシングテープ50の伸び量比率を考慮して、貼着領域の外縁部よりも中央が深くなるように切り込み溝の深さを変化させることが好ましい。
一方、図13の如くチップTの形状が長方形の場合、チップ短辺長(S)、チップ長辺長(L)の比(N=S/L)を考慮すると、下記(2)式にて切り込み溝の深さB2を算出することができる。
B2=(C−E(C−B))N…(2)
ここで、BはMD方向に沿ったチップ短辺長(S)方向の切り込み溝の深さを示し、B2はTD方向に沿ったチップ長辺長(L)方向の切り込み溝の深さを示している。この場合、Nの大きさによって、切り込み溝の深さB2が、切り込み溝の深さBよりも浅くなる場合がある。
これにより、チップの形状が長方形の場合において、エキスパンド工程におけるダイシングテープ50の拡張量が全面で均等になる。正方形のチップの場合と同様に、ダイシングテープ50の伸び量比率を考慮して、貼着領域の外縁部よりも中央が深くなるように切り込み溝の深さを変化させることが好ましい。
なお、直交する2本の切り込み溝がMD方向及びTD方向に対してずれている場合には、MD方向及びTD方向に対する相対的なずれ角度を求め、ずれ角度を数値化した係数を上記の(1)、(2)式に乗算してB2を算出することが好ましい。また、条件によって片辺の切り込み溝の深さが極端に浅くなる場合には、切り込み溝の深さB及び切り込み溝の深さB2の中点がダイシングテープ50の厚さCの中央程度となるように調整することが好ましい。
〈円形ワークの外周部における切り込み溝の深さの変形例〉
図15は、円形の半導体ウェーハWの外周部付近の拡大図である。外周付近の三角形のチップT1については、ダイシングテープ50(図4参照)の拡張量が少ない場合にチップ間隔の確保が困難となる場合が発生する。この場合には、チップT1の貼着領域の切り込み溝68の深さを局所的に深くすることで均一なチップ間隔を確保することができる。
W…半導体ウェーハ、T…矩形のチップ、T1…三角形状のチップ、10…ダイシング装置、12…ブレード、14…スピンドル、16…テーブル、18…加工部、20…洗浄部、22…ロードポート、24…搬送装置、26…制御部、28…Xベース、30…Xガイド、32…モータ、34…Xテーブル、36…回転テーブル、38…Yベース、40…Yガイド、42…Yテーブル、44…Zテーブル、46…駆動装置、48…駆動装置、50…ダイシングテープ、52…フレーム、54…割断ライン、56…エキスパンドステージ、58…フック、60…観察用カメラ、62…プッシャ、64…コレット、66…円形の貼着領域、66A…外周部、66B…中央部、68…切り込み溝、70…入力部、72…矩形の貼着領域、72A…短辺、72B…長辺、74…第1の切り込み溝、76…第2の切り込み溝

Claims (10)

  1. 回転するブレードとテープに裏面が貼着されたワークとを相対的に移動させ、前記ワークの表面に形成された割断ラインを、前記ブレードによって切り込むことにより、前記ワークをチップ毎に分断するダイシング装置において、
    前記割断ラインに対する前記ブレードの切り込み量を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記テープのうち前記ワークが貼着された貼着領域において、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが、前記貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、ダイシング装置。
  2. 前記制御部は、前記ワークが矩形の場合には、矩形の前記貼着領域の短辺に沿う前記テープの第1の切り込み溝の深さよりも、前記貼着領域の長辺に沿う前記テープの第2の切り込み溝の深さが深くなるように、かつ前記第1の切り込み溝の深さが、前記貼着領域の短辺側よりも前記貼着領域の長辺方向の中央部側が深くなるように、かつ前記第2の切り込み溝の深さが、前記貼着領域の長辺側よりも前記貼着領域の短辺方向の中央部側が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項1に記載のダイシング装置。
  3. 前記制御部は、前記ワークが円形の場合には、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが、円形の前記貼着領域の外周部よりも中央部が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項1に記載のダイシング装置。
  4. 前記制御部は、前記貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従って、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項1、2又は3に記載のダイシング装置。
  5. 前記制御部は、前記ブレードによって前記テープに切り込まれる直交する2本の前記切り込み溝の深さを、前記テープのマシンダイレクション方向及びトランスバースダイレクション方向の伸び量比率に基づいて変化させる、請求項1から4のいずれか1項に記載のダイシング装置。
  6. 回転するブレードとテープに裏面が貼着されたワークとを相対的に移動させ、前記ワークの表面に形成された割断ラインを、前記ブレードによって切り込むことにより、前記ワークをチップ毎に分断するダイシング方法において、
    前記テープのうち前記ワークが貼着された貼着領域において、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが、前記貼着領域の外縁部よりも中央部が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、ダイシング方法。
  7. 前記ワークが矩形の場合には、矩形の前記貼着領域の短辺に沿う前記テープの第1の切り込み溝の深さよりも、前記貼着領域の長辺に沿う前記テープの第2の切り込み溝の深さが深くなるように、かつ前記第1の切り込み溝の深さが、前記貼着領域の短辺側よりも前記貼着領域の長辺方向の中央部側が深くなるように、かつ前記第2の切り込み溝の深さが、前記貼着領域の長辺側よりも前記貼着領域の短辺方向の中央部側が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項6に記載のダイシング方法。
  8. 前記ワークが円形の場合には、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが、円形の前記貼着領域の外周部よりも中央部が深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項6に記載のダイシング方法。
  9. 前記貼着領域の外縁部から中央部に向かうに従って、前記ブレードによる前記テープの切り込み溝の深さが深くなるように前記ブレードの切り込み量を制御する、請求項6、7又は8に記載のダイシング方法。
  10. 前記ブレードによって前記テープに切り込まれる直交する2本の前記切り込み溝の深さを、前記テープのマシンダイレクション方向及びトランスバースダイレクション方向の伸び量比率に基づいて変化させる、請求項6から9のいずれか1項に記載のダイシング方法。
JP2016054744A 2016-03-18 2016-03-18 ダイシング装置及びダイシング方法 Active JP6643663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016054744A JP6643663B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 ダイシング装置及びダイシング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016054744A JP6643663B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 ダイシング装置及びダイシング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017168763A true JP2017168763A (ja) 2017-09-21
JP6643663B2 JP6643663B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=59913908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016054744A Active JP6643663B2 (ja) 2016-03-18 2016-03-18 ダイシング装置及びダイシング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6643663B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180366371A1 (en) * 2017-06-15 2018-12-20 Disco Corporation Method of cutting workpiece
KR102037967B1 (ko) * 2018-05-30 2019-10-29 세메스 주식회사 다이 본딩 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180366371A1 (en) * 2017-06-15 2018-12-20 Disco Corporation Method of cutting workpiece
US10692766B2 (en) * 2017-06-15 2020-06-23 Disco Corporation Method of cutting workpiece
KR102037967B1 (ko) * 2018-05-30 2019-10-29 세메스 주식회사 다이 본딩 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6643663B2 (ja) 2020-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5122893B2 (ja) デバイスの製造方法
KR102028765B1 (ko) 원형 판형상물의 분할 방법
KR20010030338A (ko) 절삭방법
JP5208644B2 (ja) 加工方法および加工装置
KR102163438B1 (ko) 절삭 방법
JP6643663B2 (ja) ダイシング装置及びダイシング方法
CN109285771A (zh) 晶片的加工方法
TWI759496B (zh) 修整方法
JP2010050295A (ja) 被加工物の切削方法
JP5384193B2 (ja) 被加工物の保持ユニット
JP2015076561A (ja) 円形板状物の分割方法
JP5244548B2 (ja) 保持テーブルおよび加工装置
JP2011228331A (ja) 切削加工装置
JP5312970B2 (ja) 半導体ウエーハの分割方法
JP2019136845A (ja) 切削ブレードの整形方法
JP2016213240A (ja) 製造装置及び製造方法
JP2007019478A (ja) ウエハのダイシング方法、ダイシング装置および半導体素子
JP6464818B2 (ja) ダイシング装置及びダイシング装置用のテーブル
JP2005223130A (ja) 半導体ウエーハの分割方法
KR102391848B1 (ko) 피가공물의 가공 방법
JP6091879B2 (ja) サファイアウェーハの加工方法
TWI781313B (zh) 被加工物的切割方法
JP2009126006A (ja) ワークの切削加工方法
JP6624385B2 (ja) ダイシング装置及びダイシング用ブレードのドレッシング方法
JP2015103569A (ja) デバイスチップの形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6643663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250