JP2016161586A - 画像形成装置 - Google Patents

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石川 尚稔
Naotoshi Ishikawa
尚稔 石川
健 保田
Ken Yasuda
健 保田
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Abstract

【課題】部材の配置位置の自由度や生産性を確保しつつ、媒体が搬送部材を通過することに伴って発生する振動に起因する画像不良を低減すること。【解決手段】像保持体(PRy〜PRk)と、像保持体(PRy〜PRk)に可視像を形成する可視像の形成装置(Uy〜Uk)と、像保持体(PRy〜PRk)から画像が転写される第1の転写領域(Q3y〜Q3k)と、画像が媒体(S)に転写される第2の転写領域(Q4)と、を通過可能な無端帯状の中間転写体(B)と、先行の画像(Λ1)と後続の画像(Λ2)との間の画像間隔(λ)を、先行する媒体(S)が媒体(S)を搬送する搬送部材を通過する通過時期に、後続の画像(Λ2)が第1の転写領域(Q3k)に未到達となるように空けて後続の画像を形成する前記制御手段(C12)と、を備えた画像形成装置(U)。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
中間転写体を介して、像保持体に保持された画像を媒体に転写する画像形成装置に関して、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2000−338741号公報には、y,m,c,kの画像形成部(Py,Pm,Pc,Pk)と、各画像形成部(Py〜Pk)に対向する位置を順に通過する中間転写ベルト(6)と、中間転写ベルト(6)上の画像を媒体に転写させる2
次転写ローラ(8)と、を有する画像形成装置が記載されている。特許文献1には、厚紙に対して連続印刷する場合には、中間転写ベルト(6)上に1次転写される画像の間隔を狭めて、最下流の画像形成部(Pk)と2次転写ロール(8)との間に、2つ分の画像を保持可能にする技術が記載されている。すなわち、特許文献1では、最下流の画像形成部(Pk)は、厚紙の搬送方向の長さに対して2枚分以上、2次転写ロール(8)から離れた遠さに対応して配置されている。また、引用文献1では、画像間隔を変更する場合には、2次転写速度が変更されている。
特開2000−338741号公報(「0038」〜「0043」、図1〜図3)
本発明は、部材の配置位置の自由度や生産性を確保しつつ、媒体が搬送部材を通過することに伴って発生する振動に起因する画像不良を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体の表面に可視像を形成する可視像の形成装置と、
前記像保持体から画像が転写される第1の転写領域と、前記第1の転写領域で転写された画像が媒体に転写される第2の転写領域と、を通過可能に支持された無端帯状の中間転写体と、
前記可視像の形成装置を制御して可視像を形成する制御手段であって、先行する媒体に転写される先行の画像と、前記先行する媒体に後続する媒体に転写される後続の画像と、の間の間隔である画像間隔を、先行する媒体が前記媒体を搬送する搬送部材を通過する通過時期に、後続の画像が前記第1の転写領域に未到達となる、未到達の画像間隔とするように空けて、後続の画像を形成する前記制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御手段が、坪量が予め設定された値よりも大きい媒体が搬送される場合に、前記未到達の画像間隔を空けて後続の画像を形成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記制御手段が、画質を優先する場合に、前記未到達の画像間隔を空けて後続の画像を形成し、且つ、単位時間あたりの印刷枚数を増やす場合に、前記未到達の画像間隔よりも狭い画像間隔を空けて後続の画像を形成することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
複数の前記像保持体、
を備え、
前記中間転写体が、前記像保持体のそれぞれに対応して設定された前記第1の転写領域を通過可能に支持され、
前記制御手段が、前記中間転写体の回転方向において最下流の前記第1の転写領域に対して、前記後続の画像が前記通過時期に未到達となるよう前記画像間隔を空けて、前記後続の画像を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
上流部と下流部とで案内方向が異なる案内部材と、
前記第2の転写領域および前記案内部材に対して媒体の搬送方向の上流側に配置され、前記第2の転写領域に向けて媒体を搬送する上流側の搬送部材と、を備え、
前記通過時期が、前記上流側の搬送部材を、先行する媒体の後端が通過する時期であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記通過時期が、前記第2の転写領域を形成する搬送部材を、先行する媒体の前端が進入する時期であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記通過時期が、前記第2の転写領域を形成する搬送部材を、先行する媒体の後端が通過する時期であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、通過時期に第1の転写領域で転写を行う場合に比べて、部材の配置位置の自由度や生産性を確保しつつ、媒体が搬送部材を通過することに伴って発生する振動に起因する画像不良を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、振動に伴う画像不良が目立ち易い媒体について、未到達の画像間隔を空けない場合に比べて、画像不良を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数の画像間隔を使い分けて、画質を優先したり、単位時間あたりの印刷枚数を増やしたりすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、最下流よりも上流側の第1の転写領域に対して未到達となる画像間隔を設定する場合に比べて、単位時間あたりの印刷枚数を増やすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、通過時期に応じた未到達の画像間隔を空けない場合に比べて、媒体が湾曲から復元する場合に生じる振動に伴う画像不良を低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、通過時期に応じた未到達の画像間隔を空けない場合に比べて、第2の転写領域の搬送部材に媒体の前端が進入する場合に生じる振動に伴う画像不良を低減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、通過時期に応じた未到達の画像間隔を空けない場合に比べて、第2の転写領域の搬送部材を媒体の後端が通過する場合に生じる振動に伴う画像不良を低減することができる。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の画像の記録部の説明図である。 図3は実施例1の画像形成装置における2次転写領域近傍の要部説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図5は実施例1の印刷設定の画像の説明図である。 図6は実施例1のトレイの設定画像の説明図である。 図7は実施例1のシートの設定画像の説明図である。 図8は実施例1の印刷方法の設定画像の説明図である。 図9は実施例1の媒体の種類や向きに対応する設定値の説明図であり、図9Aは処理速度の説明図、図9Bは画像間隔の説明図である。 図10は実施例1の画像間隔の説明図であり、図10Aは距離の説明図、図10Bは搬送経路と画像領域の説明図である。 図11は実施例1のジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明図である。 図12は実施例1のジャムの検出処理のフローチャートの説明図であり、図11の続きの説明図である。 図13は実施例1の第1の画像間隔が設定された場合の作用説明図であり、図13Aは先行する記録シートの前端が2次転写領域に到達した場合の説明図、図13Bは先行する記録シートの後端がレジニップ領域を通過した場合の説明図である。 図14は実施例1の第2の画像間隔が設定された場合の作用説明図であり、図14Aは先行する記録シートの前端が2次転写領域に到達した場合の説明図、図14Bは先行する記録シートの後端がレジニップ領域を通過した場合の説明図である。 図15は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図16は実施例2のジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明図である。 図17は実施例2のジャムの検出処理のフローチャートの説明図であり、図16の続きの説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、記録部の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの左方には、撮像部材CCDが配置されている。撮像部材CCDには、画像処理部IPSが電気的に接続されている。
画像処理部IPSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例であって、露光装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
実施例1のLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkは、Y,M,C,Kの各色に対応して配置されている。なお、実施例1のLEDヘッドLHy〜LHkは、発光素子の一例としてのLEDが画像の幅方向に沿って線状に配列されたLEDアレイにより構成されている。LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じて、LEDが発光可能に構成されている。すなわち、LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じた書込光を出力可能に構成されている。
図2は実施例1の画像の記録部の説明図である。
図1、図2において、各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各LEDヘッドLHy〜LHkとが対向する領域により、書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kが構成されている。
各感光体PRy,PRm,PRc,PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの上流側には、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが配置されている。実施例1の帯電ロールCRy〜CRkは、感光体PRy〜PRkに接触して従動回転可能に支持されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの下流側には、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各現像装置Gy〜Gkとが対向する領域により、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、現像装置Gy〜Gkの下流側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各1次転写ロールT1y〜T1kとが対向する領域により、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写ロールT1y〜T1kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
前記Y色の感光体PRy、帯電ロールCRy、LEDヘッドLHy、現像装置Gy、1次転写ロールT1y、感光体クリーナCLyにより、可視像の一例としてのトナー像を形成する実施例1のY色の可視像の形成装置の一例としてのY色の作像部Uyが構成されている。同様に、各感光体PRm,PRc,PRk、帯電ロールCRm,CRc,CRk、LEDヘッドLHm,LHc,LHk、現像装置Gm,Gc,Gk、1次転写ロールT1m,T1c,T1k、感光体クリーナCLm,CLc,CLkにより、前記M,C,K色の作像部Um,Uc,Ukが構成されている。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、像保持体の一例であって、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、無端帯状の部材により構成されている。
実施例1の中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、片寄りを補正する部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としてのアイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。実施例1では、バックアップロールT2aは接地され、2次転写ロールT2bには電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが接触する領域により2次転写領域Q4が構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
図1において、作像部Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが3段設けられている。各ガイドレールGRには、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3には、媒体の一例としての記録シートSが収容される。
給紙トレイTR1〜TR3の左上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、ピックアップロールRpの下流側には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、捌きロールRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaが配置されている。
給紙路SH1には、2次転写領域Q4の上流側に、搬送時期の調節部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
また、前記最上段の給紙トレイTR1の左方には、手差し部の一例としての手差しトレイTR0が設置されている。前記手差しトレイTR0には、手差し用の給紙部材の一例としての手差し用の給紙ロールRp0が配置されている。
シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ロールFpと、を有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域により定着領域Q5が構成されている。
定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙路SH2が配置されている。プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての排紙トレイTRhが形成されている。排紙路SH2は、排紙トレイTRhに向けて延びる。排紙路SH2の下流端には、媒体の搬送部材の一例としての排紙ロールRhが配置されている。
(画像形成動作の説明)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、複写動作が開始されると、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giが露光される。原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、読取り用の光学系Aを通って、撮像部材CCDに集光される。前記撮像部材CCDは、撮像面に集光された原稿Giの反射光を電気信号に変換する。
画像処理部IPSは、撮像部材CCDから出力された電気信号が入力される。画像処理部IPSは、撮像部材CCDが読み取ったR,G,Bの色の画像の電気信号を、潜像形成用のイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換する。画像処理部IPSは、変換後の画像情報をプリンタ部U1の書込回路DLに出力する。なお、画像処理部IPSは、画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報を書込回路DLに出力する。
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、LEDヘッドLHy〜LHkに出力する。LEDヘッドLHy〜LHkは、制御信号に応じた書込光を出力する。
各感光体PRy〜PRkは、画像形成が開始されると回転駆動する。帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。したがって、感光体PRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。帯電された感光体PRy〜PRkは、書込領域Q1y〜Q1kにおいて、LEDヘッドLHy〜LHkからの書込光により、表面に静電潜像が形成される。感光体PRy〜PRkの静電潜像は、現像領域Q2y〜Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、1次転写ロールT1y〜T1kには、電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、各感光体PRy〜PRk上のトナー像は、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写ベルトBに転写される。なお、多色のトナー像の場合、上流側の1次転写領域で中間転写ベルトBに転写されたトナー像に重ねて、下流側のトナー像が転写される。
1次転写後の感光体PRy〜PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy〜CLkにより清掃される。清掃された感光体PRy〜PRk表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
画像が記録されるシートSは、使用される給紙トレイTR1〜TR3のピックアップロールRpにより、取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重ねて取り出された場合、捌きロールRsにより1枚ずつに分離される。捌きロールRsで分離されたシートSは、搬送ロールRaにより給紙路SH1を搬送される。給紙路SH1を搬送されたシートSは、レジロールRrに送られる。
手差しトレイTR0に収容されたシートSが使用される場合、手差し用の給紙ロールRp0は、手差しトレイTR0に積載されたシートSを、手差し搬送路SH0を介して、レジロールRrに送る。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、シートSを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ロールT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBからシートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、表面に付着した付着物等がベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録シートSは、排紙路SH2を搬送される。排紙路SH2を搬送されたシートSは、排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
(転写領域と搬送路の関係の説明)
図3は実施例1の画像形成装置における2次転写領域近傍の要部説明図である。
図2、図3において、実施例1のベルトモジュールBMでは、最下流の1次転写ロールT1kとバックアップロールT2aとの間に、アイドラロールRfと、テンションロールRtとが配置されている。アイドラロールRfは、最下流のK色の1次転写ロールT1kの左方に配置されている。また、テンションロールRtは、アイドラロールRfの左方で且つバックアップロールT2aに対して右下に配置されている。よって、実施例1の中間転写ベルトBは、テンションロールRtからバックアップロールT2aまでの部分が、右下から左上に向かって張架されている。
第2の転写領域の一例としての2次転写領域Q4に対して、媒体の搬送方向の上流側には、第2の転写領域の上流側の搬送部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。レジロールRrは、対向する一対のロール1,2を有する。第1ロール1は、給紙路SH1に対して記録シートSの第1面側、すなわち、2次転写領域Q4で画像が転写される記録面側に配置されている。また、第2ロール2は、給紙路SH1に対して記録シートSの第2面側、すなわち、2次転写領域Q4で画像が転写されない裏面側に配置されている。第1ロール1と第2ロール2とは接触して配置されている。第1ロール1と第2ロール2とが接触する領域により、実施例1の上流の挟持領域の一例としてのレジニップ領域Qrが構成されている。
レジニップ領域Qrと2次転写領域Q4との間には、第2の転写領域の上流側の案内部材の一例としての転写前のガイド6が支持されている。転写前のガイド6は、第1面ガイド7と、第2面ガイド8とを有する。第1面側の案内部の一例としての第1面ガイド7は、レジロールRrの上方に配置されている。図3において、第1面ガイド7は、第1ロール1の上方から、2次転写領域Q4に向かって延びている。実施例1の第1面ガイド7は、テンションロールRtとバックアップロールT2aとの間の中間転写ベルトBに向かって延びている。
第1面ガイド7に対向する位置には、第2面側の案内部の一例としての第2面ガイド8が配置されている。第2面ガイド8は、レジロールRrの第2ロール2から、第1面ガイド7の搬送方向中央部に向かって延びる上流部8aを有する。また、上流部8aの下流端、すなわち、上端には、第1面ガイド7に沿って延びる下流部8bが支持されている。よって、第2面ガイド8は、下流部8bが上流部8aに対して左方に曲がった形状をしている。したがって、第1面ガイド7と第2面ガイド8との間隔は、媒体の搬送方向では下流側に比べて上流側の方が広くなっている。すなわち、広くなった部分で記録シートSの搬入部9が構成されている。よって、実施例1の転写前のガイド6では、記録シートSの搬送方向に対して、上流部では右上方に記録シートSを案内し、下流部では左上方に記録シートSを案内する構成となっている。
2次転写領域Q4と定着領域Q5との間には、第2の転写領域の下流側の案内部材の一例としての転写後のガイド11が支持されている。図3において、転写後のガイド11は、裏面側に配置されている。転写後のガイド11は、上流ガイド12と、下流ガイド13とを有する。上流ガイド12は、第2の転写領域に配置された搬送部材の一例としての2次転写ロールT2bの上方から、左上方に向かって延びている。また、下流ガイド13は、上流ガイド12の上端から、定着領域Q5に向かって延びている。
前記転写前のガイド6や、転写後のガイド11で記録シートSが案内される空間により、実施例1の搬送路の一例としての給紙路SH1が構成されている。
ここで、最下流の第1の転写領域の一例としてのK色の1次転写領域Q3kから、2次転写領域Q4までの中間転写ベルトBの表面に沿った長さを、L0とする。また、レジニップ領域Qrから2次転写領域Q4までの搬送路SH1に沿った搬送経路を、L1とする。さらに、2次転写領域Q4から定着領域Q5までの搬送路SH1に沿った搬送経路を、L2とする。また、複写機Uの設計上の搬送可能な記録シートSの最小の搬送方向の長さを、S0とする。このとき、実施例1では、L1に比べてL2が大きく設定されている。また、L2に比べてL0が大きく設定されている。さらに、L1とL2とは、S0に比べて小さく設定されている。なお、実施例1のL0は、S0の2倍より小さく設定されている。したがって、実施例1では、以下の式(1)を満たしている。
L1<L2<S0<L0<2×S0 …式(1)
(実施例1の制御部の説明)
図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図4において、プリンタ部U1の制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(制御部Cに接続された信号出力要素)
制御部Cは、操作部UIや、図示しないセンサ等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
操作部UIは、電源の投入部の一例としての電源ボタンUI1や、表示部の一例としての表示パネルUI2、複写開始の入力部の一例としてのコピースタートキーUI3、数字入力部UI4、矢印入力部UI5等を備えている。なお、実施例1の表示パネルUI2は、画像を表示するとともに、利用者が指で触れて入力がすることが可能な、いわゆるタッチパネルにより構成されている。
(制御部Cに接続された被制御要素)
制御部Cは、駆動源の駆動回路D1や、書込回路DL、電源回路E、その他の図示しない制御要素に接続されている。制御部Cは、各回路D1,DL,E等へ、それらの制御信号を出力している。
D1:駆動源の駆動回路
駆動源の駆動回路D1は、駆動源の一例としてのメインモータM1を介して感光体PRy〜PRkや中間転写ベルトB等を回転駆動する。
DL:書込回路
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、LEDヘッドLHy〜LHkに出力する。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用の電源回路Ea、帯電用の電源回路Eb、転写用の電源回路Ec、定着用の電源回路Ed等を有している。
Ea:現像用の電源回路
現像用の電源回路Eaは、現像装置Gy〜Gkの現像ロールに現像電圧を印加する。
Eb:帯電用の電源回路
帯電用の電源回路Ebは、帯電ロールCRy〜CRkそれぞれに感光体PRy〜PRk表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
Ec:転写用の電源回路
転写用の電源回路Ecは、1次転写ロールT1y〜T1kや2次転写ロールT2bに転写電圧を印加する。
Ed:定着用の電源回路
定着用の電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhにヒーター加熱用の電力を供給する。
(制御部Cの機能)
制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
C1:画像形成の制御手段
画像形成の制御手段C1は、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報に応じて、複写機Uの各部材の駆動や各電圧の印加時期等を制御して、画像形成動作であるジョブを実行する。
C2:駆動源の制御手段
駆動源の制御手段C2は、駆動源の駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御し、感光体PRy〜PRk等の駆動を制御する。
C3:電源回路の制御手段
電源回路の制御手段C3は、各電源回路Ea〜Edを制御して、各部材へ印加される電圧や、各部材へ供給される電力を制御する。
図5は実施例1の印刷設定の画像の説明図である。
C4:印刷設定の表示手段
印刷設定の表示手段C4は、表示パネルUI2に対して図5に示す印刷設定の選択画像101を表示する。図5において、印刷設定の画像101は、印刷部数の表示欄102を有する。また、印刷設定の画像101は、使用する媒体の種類を選択するための入力画像の一例としての「シート選択」ボタン103を有する。さらに、印刷設定の画像101は、画質を優先するか否かを設定するための「印刷方法」ボタン104を有する。また、印刷設定の画像101は、トレイTR1〜TR3,TR0に収容される用紙サイズや用紙種類等の設定を行うための「トレイ設定」ボタン105を有する。さらに、印刷設定の画像101は、その他の設定を行うための「その他」ボタン106を有する。
C5:印刷部数の表示手段
印刷部数の表示手段C5は、数字入力部UI4が入力された場合に、数字入力部UI4の入力に基づいて、印刷部数の表示欄102の部数Nを更新して表示パネルUI2に表示する。
図6は実施例1のトレイの設定画像の説明図である。
C6:トレイの設定手段
媒体の収容部の設定手段の一例としてのトレイの設定手段C6は、表示手段C6Aと、記憶手段C6Bとを有する。トレイの設定手段C6は、給紙トレイTR1〜TR3や手差しトレイTR0に収容される記録シートSの種類を設定する。
C6A:表示手段
表示手段C6Aは、「トレイ設定」ボタン105が入力された場合に、トレイの設定画像111を表示パネルUI2に表示する。トレイの設定画像111は、トレイTR1〜TR3,TR0を選択するためのボタン112〜115を有する。
また、トレイの設定画像111は、媒体の種類の一例としての薄紙であることを入力するための「薄紙」ボタン116を有する。さらに、トレイの設定画像111は、媒体の種類の一例としての普通紙であることを入力するための「普通紙」ボタン117を有する。また、トレイの設定画像111は、媒体の種類の一例としての「厚紙」であることを入力するための「厚紙」ボタン118を有する。さらに、トレイの設定画像111は、薄紙、普通紙、厚紙以外の封筒等のその他の種類を示す「その他」であることを入力するための「その他」ボタン119を有する。なお、実施例1では、「厚紙」とは、坪量が、予め設定された値の一例としての150[g/m]以上の媒体の意味で使用する。また、実施例1では、「普通紙」とは、坪量が60[g/m]以上150[g/m]未満の媒体の意味で使用する。さらに、実施例1では、「薄紙」とは、60[g/m]未満の媒体の意味で使用する。また「その他」は、一例として、150[g/m]以上の媒体の意味、すなわち、坪量が予め設定された値よりも大きい媒体の意味で使用する。
また、トレイの設定画像111は、記録シートSの大きさと向き、すなわち、サイズと向きが「A3SEF」であることを入力するための「A3SEF」ボタン121を有する。同様に、トレイの設定画像111は、「A4SEF」、「A5SEF」、「A6SEF」のそれぞれに対応するボタン122〜124を有する。
また、トレイの設定画像111は、トレイTR1〜TR3,TR0に収容された記録シートSの種類を更新するための「更新」ボタン128を有する。さらに、トレイの設定画像111は、入力を終了させるための「終了」ボタン129を有する。ここで、実施例1の表示手段C6Aは、ボタン112〜126が入力された場合には、ボタン112〜126の色を反転表示する。
C6B:記憶手段
記憶手段C6Bは、「更新」ボタン128が入力された場合に、選択されているトレイTR1〜TR3,TR0について、収容されている記録シートSの種類をボタン112〜126の入力結果に基づいて記憶する。
図7は実施例1のシートの設定画像の説明図である。
C7:シートの設定手段
使用媒体の設定手段の一例としてのシートの設定手段C7は、ジョブに使用する記録シートSの種類を設定する。実施例1のシートの設定手段C7は、記録シートSの種類を設定するためシートの設定画像131を表示パネルUI2に表示する。実施例1のシートの設定画像131は、トレイTR1〜TR3,TR0に対応する記録シートSの種類を示すボタン132〜135を有する。なお、ボタン132〜135は、記憶手段C6Bの記憶情報に基づいて変わる。また、実施例1のシートの設定画像131は、使用する記録シートSを決定するための「決定」ボタン136を有する。ここで、実施例1のシートの設定手段C7は、ボタン132〜135が入力された場合には、ボタン132〜135の色を反転表示する。また、実施例1のシートの設定手段C7は、「決定」ボタン136が入力された場合には、ボタン132〜135の入力に対応するトレイTR1〜TR3,TR0をジョブに使用するトレイTR1〜TR3,TR0として設定する。
図8は実施例1の印刷方法の設定画像の説明図である。
C8:印刷方法の設定手段
印刷方法の設定手段C8は印刷方法を設定する。実施例1の印刷方法の設定手段C8は、印刷方法の設定画像141を表示パネルUI2に表示する。実施例1の印刷方法の設定画像141は、「スピード優先」ボタン142を有する。「スピード優先」ボタン142は、複数の部数Nを記録する場合に、単位時間あたりの記録枚数、いわゆる、生産性を優先する印刷方法を設定するためのボタンである。また、実施例1の印刷方法の設定画像141は、「画質優先」ボタン143を有する。「画質優先」ボタン143は、複数の部数Nを記録する場合に、画質を優先するためのボタンである。さらに、印刷方法の設定画像141は、印刷方法を決定するための「決定」ボタン147を有する。ここで、実施例1の印刷方法の設定手段C8は、ボタン142,143が入力された場合には、ボタン142,143の色を反転表示する。また、実施例1の印刷方法の設定手段C8は、「決定」ボタン147が入力された場合には、ボタン142,143の入力に対応する印刷方法をジョブで使用される印刷方法として設定する。
図9は実施例1の媒体の種類や向きに対応する設定値の説明図であり、図9Aは処理速度の説明図、図9Bは画像間隔の説明図である。
C9:処理速度の記憶手段
第1の画像形成の設定情報の記憶手段の一例としての処理速度の記憶手段C9は、媒体の種類や搬送方向毎に予め設定されたジョブの設定値Vを記憶する。処理速度の記憶手段C9は、第1のジョブの設定値の一例としての処理速度V、いわゆる、プロセススピードを、対応情報の一例としてのルックアップテーブルとして記憶する。処理速度Vは、記録シートSが定着領域Q5を通過する際に、定着器Fから十分な熱量を受けて定着が完了する速度に設定されている。
図9Aにおいて、実施例1では、領域Q3kから領域Q4までの長さL0よりも短い第1の搬送長さS1の一例としてのA6SEFでは、「普通紙」と「薄紙」に対応して、処理速度VはVa1に設定されている。また、A6SEFでは、「厚紙」に対応して、処理速度VはVb1に設定されている。さらに、A6SEFでは、「その他」に対応して、処理速度VはVc1に設定されている。同様に、長さL0よりも長く且つ領域Qrから領域Q5までの搬送経路L1+L2よりも短い第2の搬送長さS2の一例としてのA4LEFでは、「普通紙」と「薄紙」、「厚紙」、「その他」のそれぞれに対応して、処理速度VはVa2,Vb2,Vc2に設定されている。また、搬送経路L1+L2よりも長い第3の搬送長さS3の一例としてのA4SEFでは、「普通紙」と「薄紙」、「厚紙」、「その他」のそれぞれに対応して、処理速度VはVa3,Vb3,Vc3に設定されている。また、第3の搬送長さS3よりも長い第4の搬送長さS4の一例としてのA3SEFでは、「普通紙」と「薄紙」、「厚紙」、「その他」のそれぞれに対応して、処理速度VはVa4,Vb4,Vc4に設定されている。
C10:画像間隔の記憶手段
第2の画像形成の設定情報の記憶手段の一例としての画像間隔の記憶手段C10は、媒体の種類や向き毎に予め設定されたジョブの設定値λを記憶する。画像間隔の記憶手段C10は、第2のジョブの設定値の一例としての画像間隔λ、いわゆる、インターイメージを、ルックアップテーブルとして記憶する。画像間隔の記憶手段C10は、媒体の種類と媒体の向きに応じて予め設定された複数の画像間隔λ1,λ2を記憶する。すなわち、図9において、処理速度Va1〜Vc4毎に、第1の画像間隔λ1a1〜λ1c4と、第2の画像間隔λ2が設定されている。
第1の画像間隔λ1:λ1a1〜λ1c4は、複写機Uの画像記録能力や処理速度Va1〜Vc4に基づいて設定されている。すなわち、第1の画像間隔λ1は、従来設定されていた画像間隔に対応する。一方、未到達の画像間隔の一例としての第2の画像間隔λ2は、先行する記録シートSが、記録シートSを搬送する搬送部材を通過する通過時期に、後続の記録シートSに記録される中間転写ベルトB上の画像が最下流の1次転写領域Q3kに未到達となる画像間隔が設定されている。ここで、実施例1の通過時期は、複数の部数Nの記録シートSに画像を記録する場合において、先行する記録シートSが2次転写領域Q4近傍の搬送部材Rr,T2b,Fを通過する時期に基づいて設定される。
図10は実施例1の画像間隔の説明図であり、図10Aは距離の説明図、図10Bは搬送経路と画像領域の説明図である。
図10において、実施例1では、第2の画像間隔λ2は、先行する記録シートSの後端が、2次転写領域Q4の近傍の搬送部材の一例としてのレジロールRrを通過する通過時期、すなわち、レジニップ領域Qrを通過する時期に基づいて設定されている。ここで、画像間隔λが、L0−L1の場合、記録シートSの後端Sbがレジニップ領域Qrを通過する時期に、後続の画像を形成可能な後続の画像領域Λ2が最下流の1次転写領域Q3kに到達する。よって、実施例1の第2の画像間隔λ2は、L0−L1より大きい画像間隔に設定される。実施例1では、一例として、最下流の感光体ドラムPRkにおいて書込領域Q1kから1次転写領域Q3kまでの経路長をL3とする場合に、第2の画像間隔λ2が、λ2=L0−L1+L3/2に設定されている。なお、長さL3/2は、処理速度Va1〜Vc4のいずれにおいても、後続の画像領域が、通過時期の直後に比べて振動が減衰した後に、最下流の1次転写領域Q3kに到達し易くなる長さに基づいている。また、実施例1の第1の画像間隔λ1は、λ1<L0−L1に設定されている。よって、実施例1では、第2の画像間隔λ2が、第1の画像間隔λ1よりも大きくなっている。
C11:ジョブの設定手段
画像形成の設定手段の一例としてのジョブの設定手段C11は、設定手段C5〜C8の設定に基づいて、ジョブの処理速度Vと画像間隔λとを設定する。実施例1のジョブの設定手段C11は、コピースタートキーUI3が入力された場合に、記憶手段C9,C10の記憶情報を参照して、記録シートSの種類と搬送方向に応じた設定値V,λを設定する。このとき、実施例1のジョブの設定手段C11は、「スピード優先」が設定されている場合には、画像間隔λとして第1の画像間隔λ1を設定する。また、実施例1のジョブの設定手段C11は、「画質優先」が設定されている場合には、画像間隔λとして第2の画像間隔λ2を設定する。
よって、実施例1では、例えば、長さS1の「A6SEF」が選択され、且つ、「スピード優先」が設定されている場合には、処理速度VはVa1に設定され、画像間隔λはλ1a1に設定される。また、長さS1の「A6SEF」が選択され、且つ、「画質優先」が設定されている場合には、処理速度VはVa1に設定され、画像間隔λはλ2に設定される。したがって、設定された値V,λに基づいて感光体PRy〜PRkや中間転写ベルトBが動作して画像が形成される。また、設定された値V,λに基づいて記録シートSが搬送される。すなわち、設定された値V,λに基づいてジョブが実行される。
C12:書込の制御手段
可視像の形成装置の制御手段の一例としての書込の制御手段C12は、ジョブを実行する場合に、書込回路DLを介して、作像部Uy, Um, Uc, UkのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkを制御する。すなわち、書込の制御手段C12は、連続印刷をする場合に、感光体PRy〜PRk上において、画像間隔λ1,λ2を空けた先行の潜像領域と後続の潜像領域に対して潜像を形成する。これにより、感光体PRy〜PRk上の潜像が、現像領域Q2y〜Q2kを通過する際に、現像装置Gy〜Gkで現像される。よって、画像間隔λ1,λ2が空いた画像領域Λ1,Λ2に可視像が形成される。すなわち、書込の制御手段C12がLEDヘッドLHy〜LHkを制御することにより、作像部Uy〜Ukでは、画像間隔λ1,λ2を空けて可視像が形成される。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1の複写機Uにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(ジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明)
図11は実施例1のジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明図である。
図12は実施例1のジャムの検出処理のフローチャートの説明図であり、図11の続きの説明図である。
図11、図12のフローチャートの各ステップSTの処理は、複写機Uの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して実行される。
図11、図12に示すフローチャートは複写機Uの電源投入により開始される。
図11のST1において、操作部UIが入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、印刷設定の画像101を表示パネルUI2に表示する。そして、ST3に進む。
ST3において、コピースタートキーUI3が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST51に進み、ノー(N)の場合はST4に進む。
ST4において、数字入力部UI4が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合は図12のST11に進む。
ST5において、印刷部数の表示欄102を数字入力部UI4の入力に応じた印刷部数Nに更新する。そして、ST2に戻る。
図12のST11において、「シート選択」ボタン103が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST12において、シートの設定画像131を表示パネルUI2に表示する。そして、ST13に進む。
ST13において、ボタン132〜135が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST15に進む。
ST14において、入力されたボタン132〜135の色を反転表示する。そして、ST15に進む。
ST15において、「決定」ボタン136が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST13に戻る。
ST16において、反転表示されたボタン132〜135に対応する設定にする。そして、図11のST2に戻る。
ST21において、「印刷方法」ボタン104が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に進み、ノー(N)の場合はST31に進む。
ST22において、印刷方法の設定画像141を表示パネルUI2に表示する。そして、ST23に進む。
ST23において、ボタン142,143が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST24において、入力されたボタン142,143の色を反転表示する。そして、ST25に進む。
ST25において、「決定」ボタン147が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST23に戻る。
ST26において、反転表示されたボタン142,142に対応する設定にする。そして、図11のST2に戻る。
ST31において、「トレイ設定」ボタン105が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合は図11のST3に戻る。
ST32において、トレイ設定の画像111を表示パネルUI2に表示する。そして、ST33に進む。
ST33において、ボタン112〜124が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST35に進む。
ST34において、入力されたボタン112〜124の色を反転表示する。そして、ST35に進む。
ST35において、「更新」ボタン128が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST36に進み、ノー(N)の場合はST37に進む。
ST36において、反転表示されたボタン112〜124に対応する設定を記憶する。そして、ST37に進む。
ST37において、「終了」ボタン129が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合は図11のST2に戻り、ノー(N)の場合はST33に戻る。
図11のST51において、表示欄102の値に印刷部数Nを設定する。そして、ST52に進む。
ST52において、「画質優先」の設定が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST54に進む。
ST53において、次の(1),(2)の処理を実行する。そして、ST55に進む。
(1)使用されるシートの設定に対応する処理速度Vに設定する。
(2)使用されるシートの設定に対応する第2の画像間隔λ2に設定する。
ST54において、次の(1),(2)の処理を実行する。そして、ST55に進む。
(1)使用されるシートの設定に対応する処理速度Vに設定する。
(2)使用されるシートの設定に対応する第1の画像間隔λ1に設定する。
ST55において、処理速度Vや画像間隔λ1,λ2、印刷部数などに応じたジョブを開始する。そして、ST56に進む。
ST56において、ジョブが終了したか否か、すなわち、全ての印刷部数Nの画像記録が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST1に戻り、ノー(N)の場合はST56を繰り返す。
(実施例1の複写機Uの機能)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、操作部UIが操作されてジョブに関する設定が入力される。そして、コピースタートキーUI3が入力された場合に、入力された設定に基づいたジョブが実行される。すなわち、実施例1では、複数の部数Nに画像記録を行う設定がされ、且つ、「スピード優先」の設定がされている場合には、処理速度Vと、第1の画像間隔λ1に基づいて連続印刷のジョブが実行される。また、実施例1では、複数の部数Nに画像記録を行う設定がされ、且つ、「画質優先」の設定がされている場合には、処理速度Vと、第2の画像間隔λ2に基づいて連続印刷のジョブが実行される。
図13は実施例1の第1の画像間隔が設定された場合の作用説明図であり、図13Aは先行する記録シートの前端が2次転写領域に到達した場合の説明図、図13Bは先行する記録シートの後端がレジニップ領域を通過した場合の説明図である。
図14は実施例1の第2の画像間隔が設定された場合の作用説明図であり、図14Aは先行する記録シートの前端が2次転写領域に到達した場合の説明図、図14Bは先行する記録シートの後端がレジニップ領域を通過した場合の説明図である。
図13、図14において、連続印刷のジョブが実行される場合には、設定された画像間隔λ1,λ2を空けて、記録シートSの大きさと向きに応じた長さS1〜S4を有する画像領域Λ1, Λ2に対して画像が形成されていく。
図13において、「スピード優先」の連続印刷のジョブが実行される場合、画像領域Λ1, Λ2の画像間隔は、第1の画像間隔λ1に設定される。ここで、実施例1の第1の画像間隔λ1は、複写機Uの画像記録能力や、処理速度Va1〜Vc4に基づいて設定されている。特に、実施例1では、第1の画像間隔λ1が、L0−L1よりも小さくなっている。よって、第1の画像間隔λ1が設定された場合には、画像領域Λ1,Λ2の画像間隔が狭くなり、第1の画像間隔λ1が第2の画像間隔λ2よりも大きい場合に比べて、連続印刷を行う場合に、N枚の記録シートSに対する画像記録が速やかに終了する。
図14において、「画質優先」の連続印刷のジョブが実行される場合、画像領域Λ1,Λ2の画像間隔は、第2の画像間隔λ2に設定される。よって、先行の記録シートSの後端Sbがレジニップ領域Qrを通過する場合に、中間転写ベルトB上では、後続の画像領域Λ2の前端Λ2aは、先行の画像領域Λ1の後端Λ1bから、更に、第2の画像間隔λ2離れた位置を通過する。ここで、実施例1では、第2の画像間隔λ2は、L0−L1+L3/2に設定されている。よって、後続の画像領域Λ2は、最下流の1次転写領域Q3kには未到達となる。したがって、実施例1では、第2の画像間隔λ2が設定された場合には、後続の記録シートSに記録される画像について、通過時期に最下流の1次転写領域Q3kの1次転写が回避されている。
ここで、図3において、実施例1の転写前のガイド6は、上流部と下流部とで案内方向が異なっており、搬送路SH1は、レジニップ領域Qrと2次転写領域Q4との間で曲がっている。よって、記録シートSが2次転写領域Q4を通過する場合に、記録シートSは搬送路SH1に応じて湾曲する。そして、記録シートSの後端Sbがレジニップ領域Qrを通過すると、記録シートSは、剛性、いわゆる、コシにより、直線状に延びた状態に戻り易い。よって、記録シートSの後端Sbが第1面のガイド7などに衝突して、記録シートSや第1面ガイド7などが衝撃で振動し易い。この際に、記録シートSの前端Saは2次転写領域Q4を通過しており、記録シートSが中間転写ベルトBに接触している。よって、中間転写ベルトBには記録シートSから振動が伝達される恐れがある。そして、中間転写ベルトBが振動している場合に1次転写が行われると、筋状、縞状の画像不良の一例としてのバンディングや、画像がぼやける画像不良の一例としてのスミアなどが生じる恐れがある。すなわち、搬送路SH1が曲がっている実施例1では、先行する記録シートSの後端Sbがレジニップ領域Qrを通過する通過時期に一次転写が行われると、画像不良が生じる恐れがあった。
これに対して、実施例1では、第2の画像間隔λ2で連続印刷が実行される場合、通過時期には、後続の画像領域Λ2は、最下流の1次転写領域Q3kには到達しない。そして、通過時期が経過した後に、後続の画像領域Λ2が、最下流の1次転写領域Q3kに到達する。すなわち、通過時期に振動が生じても振動が減衰した後に、後続の画像領域Λ2が最下流の1次転写領域Q3kに到達し易くなっている。したがって、実施例1では、中間転写ベルトBの振動を回避して1次転写が行われ易くなっており、画像不良が生じ難くなっている。
特に、実施例1では、1次転写領域Q3y〜Q3kのうち、最下流の1次転写領域Q3kのみにおいて、通過時期の1次転写を回避している。
ここで、仮に、上流側の1次転写領域Q3y〜Q3cにおいても、通過時期の1次転写を回避しようとすると、画像間隔λが大きくなり易い。よって、生産性が低下し易い。したがって、通過時期に1次転写を回避する1次転写領域Q3y〜Q3kは少ない方が望ましい。
また、1次転写領域Q3y〜Q3kでは、中間転写ベルトBが、作像部Uy〜Ukと1次転写ロールT1y〜T1kとで挟まれている。したがって、記録シートSの通過に伴って中間転写ベルトBに振動が伝達されても、振動は、2次転写領域Q4に近い1次転写領域Q3kにおいて抑制され易い。よって、中間転写ベルトBに振動が伝達される場合に、最下流の1次転写領域Q3kよりも上流側には振動は伝わり難い。したがって、上流側の1次転写領域Q3y〜Q3cでは、通過時期に1次転写を行っても振動に伴う画像不良は生じ難い。すなわち、上流側の1次転写領域Q3y〜Q3cでは、通過時期に1次転写を回避する必要性が低い。
したがって、実施例1では、第2の画像間隔λ2を設定して、1次転写領域Q3y〜Q3kのうち、最下流の1次転写領域Q3kのみに対応させて、通過時期の1次転写を回避している。よって、実施例1では、生産性を確保しつつ、振動に伴う画像不良が抑制されている。
なお、実施例1では、画質を優先しない場合には、第2の画像間隔λ2に比べて小さい第1の画像間隔λ1が設定可能に構成されている。すなわち、実施例1では、印刷速度を優先したい場合には、通過時期であっても、後続の画像領域Λ2が最下流の1次転写領域Q3kを通過可能な画像間隔を設定可能に構成されている。つまり、実施例1では、同一の処理速度Vに対して、複数の画像間隔λ1,λ2を使用可能に構成されている。したがって、実施例1では、従来の構成に比べて利用者に応じた印刷方法を提供し易くなっている。
なお、特許文献1の構成では、最下流の1次転写領域から2次転写領域までの間の中間転写ベルト上に、2枚分の画像を保持させることが必須である。よって、特許文献1の構成は、部材の配置位置、すなわち、レイアウト上の制約が厳しい。これに対して、実施例1では、最下流の1次転写領域Q3kから2次転写領域Q4までの中間転写ベルトB上に2枚分の画像を保持しなくても、最下流の1次転写領域Q3kにおいて1次転写を回避可能である。よって、実施例1は、特許文献1に比べてレイアウト上の自由度が高くなっている。
また、特許文献1は、2枚毎に、処理速度を変更する構成である。すなわち、先行する2枚分の画像が記録シートに転写された後に、処理速度が変更され、その後の2枚分の画像形成が行われる。したがって、先行する2枚分の画像と、後続の2枚分の画像との間の画像間隔は、2次転写領域から最下流の1次転写領域までの距離に加えて、さらに、最下流の1次転写領域から最上流の書込領域までの距離が加わった間隔になり易い。つまり、特許文献1では、画像間隔が、シート2枚以上よりも著しく大きくなり易い。これに対して、実施例1では、1次転写を回避する第2の画像間隔λ2は、λ2=L0−L1+L3/2に設定されており、最下流の書込領域Q1kから2次転写領域Q4までの長さL0+L3よりも小さい。したがって、実施例1は、特許文献1よりも生産性が高くなり易い。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
(実施例2の制御部の説明)
図15は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
(プリンタ部U1の制御部Cの機能)
実施例2の制御部Cは、実施例1のジョブの設定手段C11に替えて、実施例2のジョブの設定手段C11′を有する。
C11′:ジョブの設定手段
実施例2のジョブの設定手段C11′は、設定手段C5〜C8の設定に基づいて、ジョブの処理速度Vと画像間隔λとを設定する。実施例2のジョブの設定手段C11′では、「厚紙」や「その他」が選択されている場合には、画像間隔λとして第2の画像間隔λ2を設定する。そして、この点が実施例1のジョブの設定手段C11とは異なる。すなわち、実施例2のジョブの設定手段C11′では、「薄紙」や「普通紙」の場合の画像間隔λや、ジョブの処理速度Vは、実施例1のジョブの設定手段C11と同様に設定される。
(ジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明)
図16は実施例2のジョブの設定と実行の処理のフローチャートの説明図である。
図17は実施例2のジャムの検出処理のフローチャートの説明図であり、図16の続きの説明図である。
図16、図17に示すフローチャートでは、図11、図12に示すフローチャートのST51に替えて、ST51′とST101とST102とが実行される点が、図11、図12に示すフローチャートとは異なる。よって、ST51′と、ST101と、ST102とのみ説明する。
図16のST51′において、表示欄102の値に印刷部数Nを設定する。そして、ST101に進む。
ST101において、使用される記録シートSが「厚紙」の設定か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST102に進む。
ST102において、使用される記録シートSが「その他」の設定か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST52に進む。
(実施例2の複写機Uの機能)
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、「薄紙」や「普通紙」が選択されている場合には、実施例1と同様に、印刷方法に応じて画像間隔λ1,λ2が設定される。一方、「厚紙」や「その他」が選択されている場合には、第2の画像間隔λ2が設定される。よって、厚紙や封筒その他の坪量の大きい記録シートSでは、連続印刷の場合に、最下流の1次転写領域Q3kにおいて、通過時期の1次転写が回避される。ここで、坪量の大きい媒体、すなわち、厚紙や封筒その他の記録シートSの場合には、薄紙や普通紙に比べて、コシが特に強くなり易い。したがって、厚紙などでは、通過時期、すなわち、記録シートSの後端Sbがレジニップ領域Qrを通過して、湾曲した状態から直線状に戻る際にガイド7に接触して生じる衝撃や振動が大きくなり易い。
したがって、厚紙などでは、通過時期に中間転写ベルトBに大きい振動が伝わり易く、画像不良が目立ち易い。よって、実施例2では、画像不良が目立つ恐れのある厚紙や封筒その他の記録シートSの場合には、画像間隔を広げて、最下流の1次転写を回避している。したがって、実施例2では、実施例1に比べて、厚紙などの画像不良がさらに低減され易くなっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H02)前記各実施例において、「薄紙」や「普通紙」の場合にも第1の画像間隔λ1と第2の画像間隔λ2を設定可能な構成を例示したが、これに限定されない。例えば、坪量の小さい薄紙や普通紙の場合には、第1の画像間隔λ1のみを設定する構成も可能である。すなわち、厚紙や封筒その他の坪量の大きい記録シートSを使用する場合にのみ、第2の画像間隔λ2を設定する構成が可能である。
(H03)前記各実施例において、第1の画像間隔λ1が、λ1<L0−L1を満たす構成を例示したが、これに限定されず、第1の画像間隔λ1が、λ1>L0−L1となる構成も可能である。
(H04)前記各実施例において、多色印刷の一例としてのカラー印刷の場合に第2の画像間隔λ2を設定する構成を例示したが、これに限定されず、単色印刷の一例としてのモノクロ印刷の場合に第2の画像間隔λ2を設定することが可能である。
また、モノクロ印刷では、多色用の1次転写領域Q3y〜Q3kでは1次転写が行われない。つまり、モノクロ印刷時には、振動に伴う画像不良は、モノクロ用の1次転写領域Q3kでしか生じない。特に、色毎に作像部Uy〜Ukを有する画像形成装置、いわゆる、タンデム機では、多色用の作像部Uy〜Ucが中間転写ベルトBから離間可能な構成、いわゆる、リトラクトの構成の場合がある。リトラクトの構成では、モノクロ印刷時に、多色用の1次転写ロールT1y〜T1cが中間転写ベルトBから離間する。したがって、多色用の作像部Uy〜Ucと1次転写ロールT1y〜T1cの挟持力が解除され、中間転写ベルトBに対する駆動力や挟持力が低下する。よって、中間転写ベルトBが振動し易くなる。したがって、モノクロ印刷の場合には、カラー印刷に比べて、最下流の1次転写領域Q3kにおいて画像不良が目立ち易くなる恐れがある。よって、例えば、カラー印刷の場合には、印刷方法に基づいて画像間隔λ1,λ2を選択的に設定し、モノクロ印刷の場合には、第2の画像間隔λ2のみを設定する構成なども可能である。
(H05)前記各実施例において、通過時期として、先行する記録シートSの後端SbがレジロールRrを通過する時期に対応させた構成を例示したが、これに限定されない。例えば、記録シートSの前端Saが2次転写ロールT2bに進入する時期や、記録シートSの後端Sbが2次転写ロールT2bを通過する時期、記録シートSの前端Saが2次転写領域Q4に対して上流側の定着装置Fに進入する時期にも、記録シートSが衝撃を受け易く振動が生じ易い。よって、これらの時期に応じて、第2の画像間隔λ2を設定する構成が可能である。ここで、例えば、案内部材の案内方向の変化が少なく、搬送路が直線状の画像形成装置では、記録シートSが湾曲した状態から復元する状況が発生し難く、記録シートSの後端がガイド6,7方向に振れ難い。よって、記録シートSがレジニップ領域Qrを通過しても衝撃や振動が生じ難い。これに対して、記録シートSの前端Saが2次転写ロールT2bに進入する時期や、記録シートSの後端Sbが2次転写ロールT2bを通過する時期、記録シートSの前端Saが2次転写領域Q4に対して上流側の定着器Fに進入する時期には、搬送路が曲がっているか否かに関わらず、記録シートSが衝撃を受け中間転写ベルトBが振動し易い。したがって、搬送路が直線状に形成された画像形成装置などには、レジロールRrを通過する時期以外の通過時期に応じた未到達の画像間隔は好適である。
(H06)前記各実施例において、未到達の画像間隔として、通過時期に、最下流の1次転写領域Q3kに画像が未到達となる画像間隔λ2を例示したが、これに限定されない。例えば、最下流の1次転写領域Q3kに加えて、最下流の書込領域Q1kにも画像領域が未到達となる画像間隔を設定することが可能である。すなわち、第2の画像間隔λ2として、L0−L1+L3より大きい値に設定することが可能である。この場合、通過時期に、振動が最下流の感光体ドラムPRkに伝わることがあっても、潜像の書込時に潜像の形成不良が生じる恐れは抑制される。
(H07)前記各実施例において、記録シートSがレジニップ領域Qrを通過する通過時期に対応する未到達の画像間隔λ2として、λ2=L0−L1+L3/2となる構成を例示したが、これに限定されない。すなわち、画像間隔λが、L0−L1の場合に、記録シートSの後端がレジニップ領域Qrを通過する時期に、後続の画像領域Λ2が最下流の1次転写領域Q3kに到達する。よって、例えば、振動が減衰する時間や、生産性、画質の要求レベルに応じて、第2の画像間隔λ2の値L0−L1+L3/2のうち、L0−L1に付加された値L3/2は、適宜変更可能である。
(H08)前記実施例において、通過時期に対応する未到達の画像間隔として、値L0−L1+L3/2のみの一つの画像間隔λ2の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、搬送部材T2bに前端Saが進入する通過時期に対応させて画像間隔λ2を設定する場合に、記録シートSの搬送方向の長さに応じて、異なる第2の画像間隔λ2を設定することが可能である。また、記録シートSの種類や向き毎に、第2の画像間隔λ2が異なる値にすることが可能である。また、生産性と画質の要求レベルに応じて、第2の画像間隔λ2に比べて大きい第3の画像間隔λ3や、第3の画像間隔λ3に比べて大きい第4の画像間隔λ4など、複数の画像間隔を設定可能にすることも可能である。すなわち、未到達の画像間隔は一つの値に限定されず、複数の未到達の画像間隔を設定することが可能である。
(H09)前記実施例1においては、スピード優先の場合に第1の画像間隔λ1を設定し且つ画質優先の場合に第2の画像間隔λ2を設定する構成を例示し、前記実施例2おいては、厚紙などの場合には第2の画像間隔λ2のみを設定する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、薄紙や普通紙の場合には、第1の画像間隔λ1のみを設定する構成とする。そして、坪量が予め設定された値の一例としての150[g/m]以上、250[g/m]未満の厚紙などでは、スピード優先の場合に第1の画像間隔λ1を設定し且つ画質優先の場合に第2の画像間隔λ2を設定する構成とする。そして、通過時期の振動に伴う画像不良が、特に生じ易い坪量の一例として、予め設定された値250[g/m]以上の媒体の場合には、第2の画像間隔λ2のみを設定する構成とすることも可能である。
(H010)前記実施例2において、ジョブの設定手段C11′は、「厚紙」や「封筒」が選択されている場合、すなわち、坪量が予め設定された値よりも大きい記録シートSの場合に、第2の画像間隔λ2を設定する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ジョブの設定手段C11′は、坪量の値に替えて「曲げこわさ」の値を閾値として、第2の画像間隔λ2を設定することも可能である。よって、例えば、実施例2においては、曲げこわさの値が設定された媒体の種類を選択可能として、曲げこわさが予め設定された値よりも小さい媒体の種類が選択された場合には、第1の画像間隔λ1と第2の画像間隔λ2とのいずれかを設定可能として、曲げこわさが予め設定された値以上の媒体の種類が選択された場合には、第2の画像間隔λ2のみを設定する構成などが可能である。
B…無端帯状の中間転写体、
C12…制御手段、
F…搬送部材、
N…印刷枚数、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持体、
Q3y,Q3m,Q3c…第1の転写領域、
Q3k…第1の転写領域、最下流の第1の転写領域、
Q4…第2の転写領域、
Rr…搬送部材、上流側の搬送部材、
S…媒体、
Sa…媒体の前端、
Sb…媒体の後端、
T2b…搬送部材、第2の転写領域の搬送部材、
U…画像形成装置、
Uy,Um,Uc,Uk…可視像の形成装置、
λ…画像間隔、狭い画像間隔、未到達の画像間隔、
λ1…狭い画像間隔、
λ2…未到達の画像間隔、
Λ1…先行の画像、
Λ2…後続の画像。

Claims (7)

  1. 像保持体と、
    前記像保持体の表面に可視像を形成する可視像の形成装置と、
    前記像保持体から画像が転写される第1の転写領域と、前記第1の転写領域で転写された画像が媒体に転写される第2の転写領域と、を通過可能に支持された無端帯状の中間転写体と、
    前記可視像の形成装置を制御して可視像を形成する制御手段であって、先行する媒体に転写される先行の画像と、前記先行する媒体に後続する媒体に転写される後続の画像と、の間の間隔である画像間隔を、先行する媒体が前記媒体を搬送する搬送部材を通過する通過時期に、後続の画像が前記第1の転写領域に未到達となる、未到達の画像間隔とするように空けて、後続の画像を形成する前記制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段が、坪量が予め設定された値よりも大きい媒体が搬送される場合に、前記未到達の画像間隔を空けて後続の画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が、画質を優先する場合に、前記未到達の画像間隔を空けて後続の画像を形成し、且つ、単位時間あたりの印刷枚数を増やす場合に、前記未到達の画像間隔よりも狭い画像間隔を空けて後続の画像を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記像保持体、
    を備え、
    前記中間転写体が、前記像保持体のそれぞれに対応して設定された前記第1の転写領域を通過可能に支持され、
    前記制御手段が、前記中間転写体の回転方向において最下流の前記第1の転写領域に対して、前記後続の画像が前記通過時期に未到達となるよう前記画像間隔を空けて、前記後続の画像を形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 上流部と下流部とで案内方向が異なる案内部材と、
    前記第2の転写領域および前記案内部材に対して媒体の搬送方向の上流側に配置され、前記第2の転写領域に向けて媒体を搬送する上流側の搬送部材と、を備え、
    前記通過時期が、前記上流側の搬送部材を、先行する媒体の後端が通過する時期であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記通過時期が、前記第2の転写領域を形成する搬送部材を、先行する媒体の前端が進入する時期であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記通過時期が、前記第2の転写領域を形成する搬送部材を、先行する媒体の後端が通過する時期であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
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