JP6965682B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置において、転写領域に媒体が進入する際の衝撃に伴う画像欠陥を抑制する技術に関して、以下の特許文献1,2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2009−003304号公報には、転写出口ガイド部材(63)と定着入口ガイド部材(57)が回動可能に支持されており、転写材(P)にしわや耳折れが発生する場合に、角度を変更して位置調整を行う技術が記載されている。位置調整は、ねじを緩めて調整したり、両面印刷や、搬送速度の違い、転写材の種別、設置環境条件、画像面積等に応じて、ソレノイドを使用して調整する技術が記載されている。
特許文献2としての特開昭63−301982号公報には、転写チャージャ(10)と定着部(15)の間のシートガイド(32)が移動可能な構成が記載されており、用紙サイズの長さが長い場合に、転写シート(26)の後端部が転写部(24)を通過する際に、シートガイド(32)が感光体ドラム(6)に転写シート(26)を押し付ける方向に移動する技術が記載されている。
特開2009−003304号公報(「0058」−「0071」、図7、図8) 特開昭63−301982号公報(第3ページ右上欄第4行−第4ページ右上欄第15行、図1、図2、図4)
本発明は、転写領域と定着領域との間で媒体を案内する案内部の位置が、媒体の搬送中に固定されている構成に比べて、紙しわの発生と色ズレの発生を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部および前記第2の案内部は、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記媒体が前記第1の案内部から離れるとともに、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記第1の案内部に前記媒体が再接触する位置に配置されている
ことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項2に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部は、前記媒体の前端が前記第1の案内部に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に移動し、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記仮想線に対して接近する方向に移動し、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に再度移動する
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、
媒体の前端部が通過した後は、媒体の曲げこわさが高い場合は、曲げこわさが低い場合に比べて、前記仮想線に対して離間した位置に位置する前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
媒体の搬送方向に対して上流側に配置された前記回転中心、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記仮想線に対して接近する方向に前記第1の案内部を付勢する付勢部、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部と、
回転中心に支持されたねじりバネにより構成された前記付勢部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
媒体を検出する検出器と、
前記仮想線に対して接近、離間する方向に前記第1の案内部を移動させる移動装置と、
媒体の曲げこわさと媒体の位置に基づいて、前記移動装置で前記第1の案内部を移動させる制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、転写領域と定着領域との間で媒体を案内する案内部の位置が、媒体の搬送中に固定されている構成に比べて、紙しわの発生と色ズレの発生を低減することができる。
また、請求項1,2に記載の発明によれば、定着装置の搬送速度が高速の場合に比べて、媒体を撓ませて第1の案内部に確実に接触させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、媒体の曲げこわさが高い場合と低い場合の位置が同じ場合に比べて、曲げこわさが高い場合の色ズレの発生を低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の案内部が回転移動しない場合に比べて、構成を簡素化することができる。
請求項5に記載の発明によれば、回転中心が下流側に配置される場合に比べて、媒体の前端を案内する位置が安定しやすい。
請求項6に記載の発明によれば、付勢部という簡素な構成で、媒体の通過の前後で第1の案内部を移動させることが可能な構成を実現できる。
請求項7に記載の発明によれば、ねじりバネという簡素な構成で、媒体の通過の前後で第1の案内部を移動させることが可能な構成を実現できる。
請求項8に記載の発明によれば、付勢部を使用する場合に比べて、第1の案内部の位置が安定しやすい。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。 図3は実施例1の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置において普通紙を使用した場合の作用説明図であり、図4Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図4Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図4Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。 図5は実施例1の画像形成装置において厚紙を使用した場合の作用説明図であり、図5Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図5Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図5Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。 図6は媒体に発生する斜行を抑制する方法の説明図であり、図6Aは媒体が案内部に再接触した後の状態の説明図、図6Bは図6Aの矢印VIB方向から見た図である。 図7は従来技術の問題点の説明図である。 図8は実施例2の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。 図9は実施例3の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの右方には、撮像部材の一例としての撮像素子CCDが配置されている。撮像素子CCDには、画像処理部GSが電気的に接続されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。
各感光体ドラムPRy〜PRkには、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが対向して配置されている。前記帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。なお、電源回路Eは、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される。前記コントローラCは、画像処理部GSや書込回路DL等との間でも信号の送受信を行って、各種制御を行う。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、帯電ロールCRy〜CRkの下流側に設定された書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対して、LEDヘッドLHy〜LHkから書込光が照射される。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y〜Q1kの下流側に設定された現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kには、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対向して配置されている。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、現像領域Q2y〜Q2kの下流側には、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kが設定されている。1次転写領域Q3y〜Q3kでは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触している。また、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、中間転写ベルトBを挟んで感光体ドラムPRy〜PRkの反対側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写領域Q3y〜Q3kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
前記感光体ドラムPRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としての駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行補正部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRf、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aの反対側には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが対向する領域により2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、感光体ドラムPRy〜PRkに形成された画像を媒体に転写する実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが配置されている。
前記ベルトモジュールBMの上方には、現像剤の収容容器の一例としてのカートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各カートリッジKy〜Kkには、現像装置Gy〜Gkに補給される現像剤が収容されている。前記カートリッジKy〜Kkと現像装置Gy〜Gkとの間は、図示しない現像剤の補給装置により接続されている。
プリンタ部U1の下部には、媒体の収容容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が配置されている。給紙トレイTR1〜TR3は、案内部材の一例としてのガイドレールGRにより前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3には、媒体の一例としてのシートSが収容されている。
給紙トレイTR1〜TR3の左上方には、媒体の取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの左方には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。
各給紙トレイTR1〜TR3の左方には、上方に延びる媒体の搬送路SHが形成されている。搬送路SHには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。搬送路SHには、シートSの搬送方向の下流部であり且つ2次転写領域Q4の上流側に、送出部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
2次転写領域Q4の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域により、定着領域Q5が構成されている。
定着装置Fの斜め上方には、媒体の搬送部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。排出ローラRhの右方には、媒体の排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。
(画像形成動作の説明)
前記原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、読取り用の光学系Aを通って、撮像素子CCDに集光される。前記撮像素子CCDは、撮像面上に集光された原稿の反射光が赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。
画像処理部GSは、撮像素子CCDから入力されるRGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶する。画像処理部GSは、一時的に記憶した画像情報を予め設定された時期に、潜像形成用の画像情報として書込回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒:Kのみの画像情報が書込回路DLに入力される。
前記書込回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、各色毎に配置されたLEDヘッドLHy〜LHkに出力する。
各感光体ドラムPRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkによりに帯電される。LEDヘッドLHy〜LHkは、書込領域Q1y〜Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に静電潜像を形成する。現像装置Gy〜Gkは、現像領域Q2y〜Q2kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面の静電潜像を、可視像の一例としてのトナー像に現像する。現像装置Gy〜Gkで現像剤が消費されると、消費量に応じて、各カートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
各感光体ドラムPRy〜PRkの表面のトナー像は、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。各1次転写ロールT1y〜T1kには、電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、1次転写領域Q3y〜Q3kにおいて、1次転写電圧により、感光体ドラムPRy〜PRkのトナー像は、中間転写ベルトBに順次重ねて転写される。なお、K色の単色の画像の場合は、K色のトナー像のみが、Kの感光体ドラムPRkから中間転写ベルトBに転写される。
前記各感光体ドラムPRy〜PRk上のトナー像は、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の感光体ドラムPRy〜PRk表面の残留物、付着物は、ドラムクリーナCLy〜CLkで清掃される。清掃された感光体ドラムPRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkで再帯電される。
前記各給紙トレイTR1〜TR3のシートSは、予め設定された給紙時期にピックアップロールRpにより取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重なった状態で取り出された場合には、捌きロールRsで1枚づつ分離される。捌きロールRsを通過したシートSは、複数の搬送ロールRaにより、レジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrは、中間転写ベルトBの表面のトナー像が2次転写領域Q4に移動する時期に合わせて、シートSを送り出す。
レジロールRrから送り出されたシートSには、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写ロールT2bに印加された2次転写電圧により、中間転写ベルトBの表面のトナー像が転写される。
2次転写領域Q4を通過後の中間転写ベルトBの表面は、ベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去されて清掃される。
2次転写領域Q4を通過したシートSは、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fによりトナー像が加熱および加圧されて定着される。
トナー像が定着されたシートSは、排出ローラRhで排出トレイTRhに排出される。
(案内部の説明)
図3は実施例1の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図である。
図3において、実施例1の複写機Uでは、2次転写領域Q4の下流側に、案内部の一例としての転写後ガイド1が配置されている。転写後ガイド1は、複写機Uの枠体の一例としてのフレーム2に、回転中心1aを中心として回転可能に支持されている。実施例1では、回転中心1aは、記録用紙Sの搬送方向に沿って、転写後ガイド1の上流側に配置されている。したがって、実施例1の転写後ガイド1は、下流部が、2次転写領域Q4と定着領域Q5とを結ぶ仮想線3に対して接近または離間する方向に、回転移動可能に支持されている。
なお、実施例1では、仮想線3は、具体的には、用紙搬送方向に沿って、2次転写領域Q4の中心点と、定着領域Q5の中心点とを結んだ線を使用することが可能である。2次転写領域Q4の中心点は、一例として、2次転写ロールT2bの回転中心とバックアップロールT2aの回転中心を結んだ線と、2次転写ロールT2b(またはバックアップロールT2a)の外面とが交差した点とすることが可能である。同様に、定着領域Q5の中心点は、加熱ロールFhの回転中心と加圧ロールFpの回転中心とを結んだ線と、加熱ロールFh(または加圧ロールFp)の外面とが交差した点とすることが可能である。
転写後ガイド1とフレーム2との間には、付勢部の一例としてのコイルバネ4が装着されている。コイルバネ4は、転写後ガイド1を仮想線3に接近する方向に付勢する弾性力を作用させる。なお、実施例1のコイルバネ4は、薄紙や普通紙が接触した程度では縮まないが、厚紙が接触して力を受けると、縮む程度のばね定数のばねが使用されている。なお、実施例1では、一例として、薄紙は坪量が63gsm未満、普通紙は坪量が63gsm〜106gsm、厚紙は坪量が106gsm以上に設定されている。
記録用紙Sの搬送方向に対して、転写後ガイド1の下流側には、案内部材の一例としての定着前ガイド6が配置されている。定着前ガイド6は、図示しない枠体に固定支持されている。
なお、実施例1では、2次転写領域Q4と定着領域Q5との距離、すなわち、仮想線3の長さは、予め設定された最小の大きさの記録用紙(一例として、はがき)の長さよりも短く設定されている。
また、実施例1では、定着装置Fにおける記録用紙Sの搬送速度は、2次転写器T2における記録用紙Sの搬送速度に比べて、低速に設定されている。
(実施例1の作用)
図4は実施例1の画像形成装置において普通紙を使用した場合の作用説明図であり、図4Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図4Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図4Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。
図5は実施例1の画像形成装置において厚紙を使用した場合の作用説明図であり、図5Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図5Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図5Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、2次転写領域Q4で画像が転写された記録用紙Sは、転写後ガイド1に案内されて定着装置Fに搬送される。図4Aにおいて、記録用紙Sとして、普通紙や薄紙を使用する場合には、前端が転写後ガイド1に接触した場合は、コイルバネ4がほとんど縮まず、転写後ガイド1は位置が保持された状態で記録用紙Sを案内する。図4Bにおいて、記録用紙Sの前端が定着前ガイド6に到達すると記録用紙Sが転写後ガイド1から離れ、定着前ガイド6に記録用紙Sの前端が案内されて、定着装置Fに搬送される。
図4Cにおいて、実施例1では、定着装置Fの搬送速度が2次転写器T2の搬送速度よりも低速であり、記録用紙Sは撓んでいき、転写後ガイド1に再接触する。このとき、転写後ガイド1は、記録用紙Sから力を受けるが、コイルバネ4の付勢力でほとんど位置が変動しない。したがって、記録用紙Sは、2次転写領域Q4から定着領域Q5の間の途中の部分が、転写後ガイド1に接触して、案内される。
図5A、図5Bにおいて、記録用紙Sとして、普通紙や薄紙よりも曲げこわさ、曲げ剛性が高い厚紙を使用する場合は、図4A、図4Bの場合と同様に、記録用紙Sの前端が転写後ガイド1に案内された後、一度記録用紙Sが転写後ガイド1から離れる。図5Cにおいて、記録用紙Sが撓んで転写後ガイド1に再接触すると、曲げ剛性の高い厚紙から転写後ガイド1が受ける力は、普通紙等よりも大きくなる。したがって、コイルバネ4が縮んで、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動する。すなわち、転写後ガイド1は、仮想線3よりも遠い位置に位置して、厚紙に接触しながら案内することとなる。
図6は媒体に発生する斜行を抑制する方法の説明図であり、図6Aは媒体が案内部に再接触した後の状態の説明図、図6Bは図6Aの矢印VIB方向から見た図である。
図6において、2次転写領域Q4から定着領域Q5に搬送される際に、バックアップロールT2aや2次転写ロールT2bの設置精度や個体差、偏摩耗等で、記録用紙Sの幅方向で速度差が発生することがある。したがって、搬送される記録用紙Sが搬送方向に対して斜めに搬送される「斜行」が発生する場合がある。斜行が発生すると、定着領域Q5を通過する際に、紙皺が発生したり、記録用紙Sの端部が折れたり、紙詰まりが発生する恐れがある。
ここで、図6Bに示すように、前側11の方が後側12よりも搬送速度が速い場合、図4Cで説明した記録用紙Sの撓みは、前側11の方が後側12よりも大きくなる。したがって、前側11が転写後ガイド1に接触する面積11aの方が、後側12が転写後ガイド1に接触する面積12aよりも大きくなる。接触面積11a,12aが大きくなると、記録用紙Sが受ける摩擦が大きくなり、搬送抵抗が大きくなる。したがって、搬送速度が速い前側11の方が大きな搬送抵抗を受けることとなる。よって、転写後ガイド1を通過した後では、前側11の搬送速度と後側の搬送速度との速度差が少なくなり、斜行が低減される。よって、紙皺等の発生が低減される。
図6において、記録用紙Sとして曲げ剛性の低い普通紙や薄紙を使用する場合は、たわみが大きくなっても、転写後ガイド1との接触面積11a,12aが大きくなるだけで、特に問題は発生しない。
一方で、記録用紙Sとして曲げ剛性の高い厚紙を使用する場合、厚紙は撓みにくい。したがって、たわみがある程度大きくなると、それ以上は撓みにくく、転写後ガイド1との接触面積11a,12aが大きくならない。
図7は従来技術の問題点の説明図である。
ここで、特許文献1に記載の構成では、印刷条件等に応じて一度ガイドの位置が設定され、記録用紙の搬送中はガイドが移動しない。図7において、特許文献1の構成では、厚紙01のたわみが限界になり、転写後ガイド02に接触して厚紙01が行き場をなくすと、2次転写領域03に向けて厚紙01の後部01aを押し戻す方向の力04が作用する。この押し戻す力04で、2次転写領域03で厚紙01と中間転写ベルト06とのスリップが発生すると、転写不良が発生する。また、この押し戻す力04で中間転写ベルト06の速度が変動すると、1次転写領域において画像が縮んだり、4色の画像の1次転写の時期(タイミング)がずれる問題もある。特に、押し戻す力04は不規則に発生するため、4色の1次転写のタイミングがずれて、色ずれ、いわゆるカラーレジずれが発生する問題もある。なお、特許文献2に記載の技術では、記録用紙01を中間転写ベルト06に押し付ける方向に移動させることとなり、記録用紙01の行き場をさらになくす方向に作用することになる。したがって、転写不良や色ずれの問題が特許文献1よりも悪化する恐れがある。
これらに対して、実施例1では、記録用紙Sとして厚紙が使用される場合、厚紙が再接触すると、転写後ガイド1が仮想線3から離れた位置に移動する。したがって、転写後ガイド1が移動しない従来の構成に比べて、厚紙の行き場が確保されやすくなる。よって、転写不良や色ずれの発生が低減される。
したがって、実施例1では、普通紙等を使用する場合は、転写後ガイド1に記録用紙Sが再接触した後、転写後ガイド1に接触しながら案内されて紙皺等の発生が低減されるとともに、厚紙を使用する場合は、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動して行き場が確保され、色ずれ等の発生が低減される。
また、実施例1では、転写後ガイド1が回転中心1aを中心として回転可能に支持されている。したがって、仮想線3に対して接近、離間する方向に平行移動、いわゆるスライド移動する構成に比べて、構成が簡素化される。
特に、回転中心1aが、用紙搬送方向の上流側に配置されている。回転中心が下流側に配置されると、上流側が仮想線3に対して接近、離間する方向に移動することとなる。この場合、転写後ガイドの上流端の位置が振れることとなって、上流端の位置が設定された位置からずれると、記録用紙Sの前端が転写後ガイドに差し掛かる際に上流端に引っかかって紙詰まりが発生する恐れがある。これに対して、実施例1では、回転中心1aが上流端部に配置されており、記録用紙Sが転写後ガイド1に差し掛かる際に接触する位置が安定しやすい。
図8は実施例2の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図8において、実施例2の転写後ガイド1では、コイルバネ4に替えて、回転中心1aにねじりバネ21が装着されている。ねじりバネ21は、一端が転写後ガイド1の被接触部22に接触し、他端がフレーム2の被接触部23に接触している。したがって、ねじりバネ21でも、コイルバネ4と同様に、転写後ガイド1を仮想線3に近づく方向に付勢する力を作用させる。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、実施例1と同様に、記録用紙Sが普通紙や薄紙の場合に、再接触した記録用紙Sに接触して紙皺等の発生を低減するとともに、記録用紙Sが厚紙の場合に、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動して行き場を確保して、色ずれの発生が低減される。
図9は実施例3の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図9において、実施例3の転写後ガイド1では、コイルバネ4に替えて、移動装置の一例としてのソレノイド31が使用される。ソレノイド31は、プランジャ31aの先端部が転写後ガイド1に連結されている。プランジャ31aには、バネ32が装着されている。バネ32は、プランジャ31aを介して転写後ガイド1を仮想線3に接近する方向に押している。したがって、ソレノイド31が作動していない状態では、バネ32の弾性力で、転写後ガイド1は、図9の実線で示す接近位置に移動している。
ソレノイド31は制御部Cから入力される制御信号に応じて作動する。
複写機Uの制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
曲げこわさの判別手段の一例としての紙種判別手段C1は、画像形成で使用される記録用紙Sの紙種を取得することで、記録用紙Sの曲げこわさを判別する。実施例3の紙種としては、使用される記録用紙Sが厚紙、普通紙、薄紙のいずれかであるかを取得する。なお、坪量の情報を取得して、曲げこわさを判別する構成とすることも可能である。
移動時期判別手段C2は、ソレノイド31を作動させて、転写後ガイド1を仮想線から離間した離間位置(図9の破線参照)に移動させる時期を判別する。実施例3の移動時期判別手段C2は、記録用紙Sが厚紙の場合に、厚紙が転写後ガイド1に再接触する時期になると、転写後ガイド1を離間位置に移動させる時期になったと判別する。実施例3では、厚紙が転写後ガイド1に再接触するタイミングにおいて、記録用紙Sの前端の位置に対応する位置に、媒体の検出器の一例としての用紙センサSN1が配置されている。したがって、用紙センサSN1が記録用紙Sの前端を検知すると、記録用紙Sが転写後ガイド1に再接触する時期であると判別され、ソレノイド31を作動する時期になったと判別される。
案内部材の移動制御手段の一例としてのソレノイド制御手段C3は、ソレノイド31を制御して、転写後ガイド1の位置を制御する。実施例3のソレノイド制御手段C3は、記録用紙Sとして厚紙が使用される場合に、記録用紙Sの前端が用紙センサSN1で検出されると、ソレノイド31を作動させて、転写後ガイド1を離間位置に移動させる。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の複写機Uでは、記録用紙Sが普通紙や薄紙の場合には、ソレノイド31が作動せず、転写後ガイド1は接近位置に保持される。記録用紙Sが厚紙の場合には、記録用紙Sの前端が通過する際には転写後ガイド1が接近位置に保持され、記録用紙Sが転写後ガイド1に再接触する前にソレノイド31が作動して、転写後ガイド1が離間位置に移動する。
したがって、実施例3の複写機Uでも、実施例1,2と同様に、記録用紙Sが普通紙や薄紙の場合に、再接触した記録用紙Sに接触して紙皺等の発生を低減するとともに、記録用紙Sが厚紙の場合に、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動して行き場を確保して、色ずれの発生が低減される。
なお、実施例3では、ソレノイド31を使用して転写後ガイド1を移動させており、バネ4,21で移動させる構成に比べて、転写後ガイド1の位置は安定しやすい。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H011)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、複写機Uは、4色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、単色の画像形成装置や、5色以上または3色以下の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、転写後ガイド1は回転中心1aを中心として回転可能に支持される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、仮想線3に対して接近、離間する方向にスライド移動する構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、回転中心1aは、転写後ガイド1の上流端部に設けることが望ましいが、これに限定されない。用紙搬送方向に対して、下流部あるいは中流部に設けることも可能である。
(H05)前記実施例において、2次転写領域Q4から定着領域Q5までの距離が、最小の大きさの記録用紙よりも短い構成を例示したが、これに限定されない。よって、2次転写領域Q4から定着領域Q5までの距離が、最小の長さの記録用紙よりも長い構成とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、厚紙の場合に転写後ガイド1を移動させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、離間位置を初期状態の位置に設定し、普通紙や薄紙の場合に、転写後ガイド1を仮想線3に接近する方向に移動させるように構成することも可能である。例えば、撓みの量を検知するセンサを設けておいて、撓みが小さい場合には、転写後ガイド1を記録用紙Sに接近させるように移動させることも可能である。
また、普通紙や薄紙の場合も再接触時に離間する方向に移動するように構成することも可能である。このようにすることで、普通紙等の場合でも色ずれの発生をさらに低減可能である。なお、このとき、厚紙使用時の離間する方向への移動量は、普通紙等の移動量よりも大きくなるように設定することが望ましい。
(H07)前記実施例において、媒体の種類として、「普通紙および薄紙」と、「厚紙」の2種類で異なる場合を例示したがこれに限定されない。「薄紙」、「普通紙」、「厚紙」、「超厚紙」、「OHP」等、3種類以上の分類で判定や制御等を実行するように構成することも可能である。
(H08)前記実施例において、転写後ガイド1を移動させるための構成として、コイルバネ4、ねじりバネ21、ソレノイド31を例示したが、これに限定されない。転写後ガイド1を記録用紙Sの種類に応じて移動させることが可能な任意の構成を採用可能である。例えば、駆動源の一例としてのモータと歯車やリンク機構で移動させることも可能である。
(H09)前記実施例において、2次転写領域Q4と定着領域Q5の間に、転写後ガイド1と定着前ガイド6を配置する構成を例示したが、これに限定されない。2次転写領域Q4と定着領域Q5の距離に応じて、案内部材の数を増減することが可能である。このとき、記録用紙Sに再接触する部位に、転写後ガイド1と同様の機構を組み込むことが望ましい。また、2次転写領域Q4と定着領域Q5の間に、搬送ベルト等の搬送部材を配置することも可能である。
(H010)前記実施例において、2次転写器T2の搬送速度よりも定着装置Fの搬送速度を低速にすることが望ましいが、同速度にすることも可能である。
(H011)前記実施例3において、用紙センサSN1を配置する位置は、例示した位置に限定されない。記録用紙Sが転写後ガイド1に再接触する時期を検出可能であれば、任意の位置、任意の方法を作用可能である。例えば、レジロールRrを送り出されてからの経過時間を使用したり、定着装置Fの上流側に用紙センサを配置して、用紙センサで前端検出後、所定の時間が経過した場合に再接触する時期と判別するように構成することも可能である。
1…案内部、
1a…回転中心、
3…仮想線、
4,21…付勢部、
21…ねじりバネ、
31…移動装置、
B…像保持体、
C…制御部、
F…定着装置、
Q4…転写領域、
Q5…定着領域、
S…媒体、
SN1…検出器、
T2…転写器、
U…画像形成装置。

Claims (8)

  1. 表面に画像を保持する像保持体と、
    前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
    前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
    前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
    前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
    を備え、
    前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
    前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
    前記第1の案内部および前記第2の案内部は、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記媒体が前記第1の案内部から離れるとともに、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記第1の案内部に前記媒体が再接触する位置に配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に画像を保持する像保持体と、
    前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
    前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
    前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
    前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
    を備え、
    前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
    前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
    前記第1の案内部は、前記媒体の前端が前記第1の案内部に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に移動し、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記仮想線に対して接近する方向に移動し、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に再度移動する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 媒体の前端部が通過した後は、媒体の曲げこわさが高い場合は、曲げこわさが低い場合に比べて、前記仮想線に対して離間した位置に位置する前記第1の案内部、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 媒体の搬送方向に対して上流側に配置された前記回転中心、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記仮想線に対して接近する方向に前記第1の案内部を付勢する付勢部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部と、
    回転中心に支持されたねじりバネにより構成された前記付勢部と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 媒体を検出する検出器と、
    前記仮想線に対して接近、離間する方向に前記第1の案内部を移動させる移動装置と、
    媒体の曲げこわさと媒体の位置に基づいて、前記移動装置で前記第1の案内部を移動させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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