JP6965682B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部および前記第2の案内部は、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記媒体が前記第1の案内部から離れるとともに、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記第1の案内部に前記媒体が再接触する位置に配置されている
ことを特徴とする。
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部は、前記媒体の前端が前記第1の案内部に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に移動し、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記仮想線に対して接近する方向に移動し、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に再度移動する
ことを特徴とする。
媒体の前端部が通過した後は、媒体の曲げこわさが高い場合は、曲げこわさが低い場合に比べて、前記仮想線に対して離間した位置に位置する前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする。
回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする。
媒体の搬送方向に対して上流側に配置された前記回転中心、
を備えたことを特徴とする。
前記仮想線に対して接近する方向に前記第1の案内部を付勢する付勢部、
を備えたことを特徴とする。
回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部と、
回転中心に支持されたねじりバネにより構成された前記付勢部と、
を備えたことを特徴とする。
媒体を検出する検出器と、
前記仮想線に対して接近、離間する方向に前記第1の案内部を移動させる移動装置と、
媒体の曲げこわさと媒体の位置に基づいて、前記移動装置で前記第1の案内部を移動させる制御部と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項1,2に記載の発明によれば、定着装置の搬送速度が高速の場合に比べて、媒体を撓ませて第1の案内部に確実に接触させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、媒体の曲げこわさが高い場合と低い場合の位置が同じ場合に比べて、曲げこわさが高い場合の色ズレの発生を低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、回転中心が下流側に配置される場合に比べて、媒体の前端を案内する位置が安定しやすい。
請求項6に記載の発明によれば、付勢部という簡素な構成で、媒体の通過の前後で第1の案内部を移動させることが可能な構成を実現できる。
請求項8に記載の発明によれば、付勢部を使用する場合に比べて、第1の案内部の位置が安定しやすい。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
読取り用の光学系Aの右方には、撮像部材の一例としての撮像素子CCDが配置されている。撮像素子CCDには、画像処理部GSが電気的に接続されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
各感光体ドラムPRy〜PRkには、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが対向して配置されている。前記帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。なお、電源回路Eは、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される。前記コントローラCは、画像処理部GSや書込回路DL等との間でも信号の送受信を行って、各種制御を行う。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、帯電ロールCRy〜CRkの下流側に設定された書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対して、LEDヘッドLHy〜LHkから書込光が照射される。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y〜Q1kの下流側に設定された現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kには、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対向して配置されている。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写領域Q3y〜Q3kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、感光体ドラムPRy〜PRkに形成された画像を媒体に転写する実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記ベルトモジュールBMの上方には、現像剤の収容容器の一例としてのカートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各カートリッジKy〜Kkには、現像装置Gy〜Gkに補給される現像剤が収容されている。前記カートリッジKy〜Kkと現像装置Gy〜Gkとの間は、図示しない現像剤の補給装置により接続されている。
給紙トレイTR1〜TR3の左上方には、媒体の取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの左方には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。
各給紙トレイTR1〜TR3の左方には、上方に延びる媒体の搬送路SHが形成されている。搬送路SHには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。搬送路SHには、シートSの搬送方向の下流部であり且つ2次転写領域Q4の上流側に、送出部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
定着装置Fの斜め上方には、媒体の搬送部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。排出ローラRhの右方には、媒体の排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。
前記原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
画像処理部GSは、撮像素子CCDから入力されるRGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶する。画像処理部GSは、一時的に記憶した画像情報を予め設定された時期に、潜像形成用の画像情報として書込回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒:Kのみの画像情報が書込回路DLに入力される。
各感光体ドラムPRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkによりに帯電される。LEDヘッドLHy〜LHkは、書込領域Q1y〜Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に静電潜像を形成する。現像装置Gy〜Gkは、現像領域Q2y〜Q2kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面の静電潜像を、可視像の一例としてのトナー像に現像する。現像装置Gy〜Gkで現像剤が消費されると、消費量に応じて、各カートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
前記レジロールRrは、中間転写ベルトBの表面のトナー像が2次転写領域Q4に移動する時期に合わせて、シートSを送り出す。
2次転写領域Q4を通過後の中間転写ベルトBの表面は、ベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去されて清掃される。
2次転写領域Q4を通過したシートSは、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fによりトナー像が加熱および加圧されて定着される。
トナー像が定着されたシートSは、排出ローラRhで排出トレイTRhに排出される。
図3は実施例1の画像形成装置の転写領域から定着領域の間の各部の説明図である。
図3において、実施例1の複写機Uでは、2次転写領域Q4の下流側に、案内部の一例としての転写後ガイド1が配置されている。転写後ガイド1は、複写機Uの枠体の一例としてのフレーム2に、回転中心1aを中心として回転可能に支持されている。実施例1では、回転中心1aは、記録用紙Sの搬送方向に沿って、転写後ガイド1の上流側に配置されている。したがって、実施例1の転写後ガイド1は、下流部が、2次転写領域Q4と定着領域Q5とを結ぶ仮想線3に対して接近または離間する方向に、回転移動可能に支持されている。
記録用紙Sの搬送方向に対して、転写後ガイド1の下流側には、案内部材の一例としての定着前ガイド6が配置されている。定着前ガイド6は、図示しない枠体に固定支持されている。
また、実施例1では、定着装置Fにおける記録用紙Sの搬送速度は、2次転写器T2における記録用紙Sの搬送速度に比べて、低速に設定されている。
図4は実施例1の画像形成装置において普通紙を使用した場合の作用説明図であり、図4Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図4Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図4Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。
図5は実施例1の画像形成装置において厚紙を使用した場合の作用説明図であり、図5Aは媒体の前端が案内部に案内されている状態の説明図、図5Bは媒体の前端が定着装置に突入した場合の説明図、図5Cは媒体が撓んで案内部に再接触した状態の説明図である。
図6において、2次転写領域Q4から定着領域Q5に搬送される際に、バックアップロールT2aや2次転写ロールT2bの設置精度や個体差、偏摩耗等で、記録用紙Sの幅方向で速度差が発生することがある。したがって、搬送される記録用紙Sが搬送方向に対して斜めに搬送される「斜行」が発生する場合がある。斜行が発生すると、定着領域Q5を通過する際に、紙皺が発生したり、記録用紙Sの端部が折れたり、紙詰まりが発生する恐れがある。
一方で、記録用紙Sとして曲げ剛性の高い厚紙を使用する場合、厚紙は撓みにくい。したがって、たわみがある程度大きくなると、それ以上は撓みにくく、転写後ガイド1との接触面積11a,12aが大きくならない。
ここで、特許文献1に記載の構成では、印刷条件等に応じて一度ガイドの位置が設定され、記録用紙の搬送中はガイドが移動しない。図7において、特許文献1の構成では、厚紙01のたわみが限界になり、転写後ガイド02に接触して厚紙01が行き場をなくすと、2次転写領域03に向けて厚紙01の後部01aを押し戻す方向の力04が作用する。この押し戻す力04で、2次転写領域03で厚紙01と中間転写ベルト06とのスリップが発生すると、転写不良が発生する。また、この押し戻す力04で中間転写ベルト06の速度が変動すると、1次転写領域において画像が縮んだり、4色の画像の1次転写の時期(タイミング)がずれる問題もある。特に、押し戻す力04は不規則に発生するため、4色の1次転写のタイミングがずれて、色ずれ、いわゆるカラーレジずれが発生する問題もある。なお、特許文献2に記載の技術では、記録用紙01を中間転写ベルト06に押し付ける方向に移動させることとなり、記録用紙01の行き場をさらになくす方向に作用することになる。したがって、転写不良や色ずれの問題が特許文献1よりも悪化する恐れがある。
したがって、実施例1では、普通紙等を使用する場合は、転写後ガイド1に記録用紙Sが再接触した後、転写後ガイド1に接触しながら案内されて紙皺等の発生が低減されるとともに、厚紙を使用する場合は、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動して行き場が確保され、色ずれ等の発生が低減される。
特に、回転中心1aが、用紙搬送方向の上流側に配置されている。回転中心が下流側に配置されると、上流側が仮想線3に対して接近、離間する方向に移動することとなる。この場合、転写後ガイドの上流端の位置が振れることとなって、上流端の位置が設定された位置からずれると、記録用紙Sの前端が転写後ガイドに差し掛かる際に上流端に引っかかって紙詰まりが発生する恐れがある。これに対して、実施例1では、回転中心1aが上流端部に配置されており、記録用紙Sが転写後ガイド1に差し掛かる際に接触する位置が安定しやすい。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、実施例1と同様に、記録用紙Sが普通紙や薄紙の場合に、再接触した記録用紙Sに接触して紙皺等の発生を低減するとともに、記録用紙Sが厚紙の場合に、転写後ガイド1が仮想線3から離れる方向に移動して行き場を確保して、色ずれの発生が低減される。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
ソレノイド31は制御部Cから入力される制御信号に応じて作動する。
曲げこわさの判別手段の一例としての紙種判別手段C1は、画像形成で使用される記録用紙Sの紙種を取得することで、記録用紙Sの曲げこわさを判別する。実施例3の紙種としては、使用される記録用紙Sが厚紙、普通紙、薄紙のいずれかであるかを取得する。なお、坪量の情報を取得して、曲げこわさを判別する構成とすることも可能である。
前記構成を備えた実施例3の複写機Uでは、記録用紙Sが普通紙や薄紙の場合には、ソレノイド31が作動せず、転写後ガイド1は接近位置に保持される。記録用紙Sが厚紙の場合には、記録用紙Sの前端が通過する際には転写後ガイド1が接近位置に保持され、記録用紙Sが転写後ガイド1に再接触する前にソレノイド31が作動して、転写後ガイド1が離間位置に移動する。
なお、実施例3では、ソレノイド31を使用して転写後ガイド1を移動させており、バネ4,21で移動させる構成に比べて、転写後ガイド1の位置は安定しやすい。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H011)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H03)前記実施例において、転写後ガイド1は回転中心1aを中心として回転可能に支持される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、仮想線3に対して接近、離間する方向にスライド移動する構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、2次転写領域Q4から定着領域Q5までの距離が、最小の大きさの記録用紙よりも短い構成を例示したが、これに限定されない。よって、2次転写領域Q4から定着領域Q5までの距離が、最小の長さの記録用紙よりも長い構成とすることも可能である。
また、普通紙や薄紙の場合も再接触時に離間する方向に移動するように構成することも可能である。このようにすることで、普通紙等の場合でも色ずれの発生をさらに低減可能である。なお、このとき、厚紙使用時の離間する方向への移動量は、普通紙等の移動量よりも大きくなるように設定することが望ましい。
(H08)前記実施例において、転写後ガイド1を移動させるための構成として、コイルバネ4、ねじりバネ21、ソレノイド31を例示したが、これに限定されない。転写後ガイド1を記録用紙Sの種類に応じて移動させることが可能な任意の構成を採用可能である。例えば、駆動源の一例としてのモータと歯車やリンク機構で移動させることも可能である。
(H010)前記実施例において、2次転写器T2の搬送速度よりも定着装置Fの搬送速度を低速にすることが望ましいが、同速度にすることも可能である。
1a…回転中心、
3…仮想線、
4,21…付勢部、
21…ねじりバネ、
31…移動装置、
B…像保持体、
C…制御部、
F…定着装置、
Q4…転写領域、
Q5…定着領域、
S…媒体、
SN1…検出器、
T2…転写器、
U…画像形成装置。
Claims (8)
- 表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部および前記第2の案内部は、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記媒体が前記第1の案内部から離れるとともに、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記第1の案内部に前記媒体が再接触する位置に配置されている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体との間で媒体を挟んで搬送し、転写領域において前記像保持体の画像を媒体に転写する転写器と、
前記転写器の搬送速度よりも低速で前記媒体を搬送し、前記転写器で転写された未定着の画像を定着領域で定着させる定着装置と、
前記転写領域と前記定着領域との間に配置され、媒体に接触して案内可能な第1の案内部と、
前記第1の案内部の下流側に配置された第2の案内部と、
を備え、
前記第1の案内部は、前記転写領域と前記定着領域とを結ぶ仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能であり、
前記第2の案内部は、前記定着装置へ媒体の前端を案内し、
前記第1の案内部は、前記媒体の前端が前記第1の案内部に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に移動し、前記媒体の前端が前記第2の案内部に到達した後に前記仮想線に対して接近する方向に移動し、前記媒体の前端が前記定着装置に到達した後に前記仮想線に対して離間する方向に再度移動する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 媒体の前端部が通過した後は、媒体の曲げこわさが高い場合は、曲げこわさが低い場合に比べて、前記仮想線に対して離間した位置に位置する前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 媒体の搬送方向に対して上流側に配置された前記回転中心、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記仮想線に対して接近する方向に前記第1の案内部を付勢する付勢部、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 回転中心を中心として、前記仮想線に対して接近または離間する方向に移動可能に支持された前記第1の案内部と、
回転中心に支持されたねじりバネにより構成された前記付勢部と、
を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 媒体を検出する検出器と、
前記仮想線に対して接近、離間する方向に前記第1の案内部を移動させる移動装置と、
媒体の曲げこわさと媒体の位置に基づいて、前記移動装置で前記第1の案内部を移動させる制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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