JP2011063426A - 媒体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体の湾曲の付与の有無を、簡便な構成で切替可能とすること。
【解決手段】媒体(S)を挟んで搬送する一対の搬送部材(2,6)であって、前記媒体(S)の搬送方向に直交する媒体幅方向に沿って間隔をあけて複数対配置された前記搬送部材(2,6)と、前記媒体幅方向に対して前記搬送部材(2,6)の間に配置された湾曲付与部材(7)であって、搬送される媒体(S)表面に接触して媒体(S)を媒体厚さ方向に湾曲可能な湾曲付与部(7c)を有し、前記湾曲付与部(7c)が前記媒体(S)表面に接触して湾曲が付与される湾曲位置と、前記媒体(S)表面から離間する離間位置と、の間で移動可能な前記湾曲付与部材(7)と、を備えた媒体搬送装置(SH+Ra+Rr+Rh)。
【選択図】図3

Description

本発明は、媒体搬送装置および画像形成装置に関する。
従来の複写機やプリンタ等の画像形成装置において、搬送される媒体の直進性を高めるために、媒体の幅方向に沿って波状の湾曲を付与しながら搬送する構成、いわゆるコルゲーションローラ:Corrugation Rollerに関して、以下の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての実開平3−23151号公報には、駆動軸(16)に支持された3つの駆動ローラ(14)の軸方向両端に、駆動ローラ(14)よりも大径のフランジ状の円板が支持されており、駆動ローラ(14)と従動ローラ(15)とで紙が挟まれた状態で、フランジ状の円板に紙が接触して、紙に波状の湾曲を付与する技術が記載されている。
実開平3−23151号公報(図1〜図2)
本発明は、媒体の湾曲の付与の有無を、簡便な構成で切替可能とすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の媒体搬送装置は、
媒体を挟んで搬送する一対の搬送部材であって、前記媒体の搬送方向に直交する媒体幅方向に沿って間隔をあけて複数対配置された前記搬送部材と、
前記媒体幅方向に対して前記搬送部材の間に配置された湾曲付与部材であって、搬送される媒体表面に接触して媒体を媒体厚さ方向に湾曲可能な湾曲付与部を有し、前記湾曲付与部が前記媒体表面に接触して湾曲が付与される湾曲位置と、前記媒体表面から離間する離間位置と、の間で移動可能な前記湾曲付与部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体搬送装置において、
作業者が前記湾曲位置と前記離間位置との間で操作可能な操作部を有する前記湾曲付与部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の媒体搬送装置において、
前記湾曲付与部材に支持された被駆動伝達部と、
前記被駆動伝達部を駆動させる駆動源と、
前記駆動源を制御して、前記湾曲付与部材を前記湾曲位置と前記離間位置との間で移動させる湾曲作動手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を記録する画像記録部と、
画像が記録された媒体が排出される媒体排出部と、
前記媒体排出部に媒体を排出する請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体搬送装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、湾曲付与部材が湾曲位置と離間位置との間で移動しない構成に比べて、媒体の湾曲の付与の有無を、簡便な構成で切替可能とすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、湾曲位置と離間位置との間で湾曲付与部材を手動で移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、湾曲位置と離間位置との間で湾曲付与部材を自動で移動させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、湾曲付与部材が湾曲位置と離間位置との間で移動しない構成に比べて、媒体の湾曲の付与の有無を、簡便な構成で切替可能とすることができ、排出される媒体の紙癖を低減できる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図3は実施例1の排出ローラの要部説明図であり、図3Aは記録シートに湾曲が付与された状態の説明図、図3Bは記録シートに湾曲が付与されていない状態の説明図である。 図4は実施例1の湾曲付与部材の斜視図である。 図5は実施例1の湾曲付与部材の断面説明図であり、図5Aは湾曲位置に移動した状態の説明図、図5Bは離間位置に移動した状態の説明図である。 図6は実施例2の湾曲付与部材の要部説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。 図7は実施例3の排出ロール部分の要部説明図である。 図8は実施例3の湾曲付与部材の要部説明図である。 図9は実施例3の湾曲付与部材の説明図であり、図9Aは離間位置に移動した状態の説明図、図9Bは湾曲位置に移動した状態の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機Uは、自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上端に透明な原稿読取り面PGを有する装置本体U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1と、原稿給紙部TG1から給紙され前記原稿読取り面PG上の原稿読取位置を通過した原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。
前記装置本体U2は、上側に配置された画像読み取り部の一例としてのスキャナ部U2aと、下側に配置された画像記録部の一例としてのプリンタ部U2bとを有する。前記スキャナ部U2aには、利用者が画像形成動作開始等の作動指令信号を入力操作する入力部の一例としてのユーザインタフェースUIと、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U1で原稿読取り面PG上を搬送される原稿または手動で原稿読取り面PG上に置かれた原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。
情報変換部IPSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を予め設定された時期に潜像形成用の画像情報として潜像形成回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒:Kのみの画像情報が潜像形成回路DLに入力される。
前記潜像形成回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、各色毎に配置された潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
前記複写機Uの重力方向中央部に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y,M,C、およびKの各色の可視像を形成する装置である。
潜像形成装置LHy〜LHkの各光源から出射したY,M,C,Kの潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。なお、実施例1では、前記潜像形成装置LHy〜LHkは、書込素子であるLED:Light Emission Diodeが直線上に並べて配置された装置、いわゆる、LEDアレイにより構成されている。
前記Yの可視像形成装置Uyは、回転する感光体PRy、帯電器CRy,潜像形成装置LHy、現像装置Gy、1次転写器T1y、像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLyを有している。なお、実施例1では、前記感光体PRy、帯電器CRy、感光体クリーナCLyが、装置本体U2に対して一体的に着脱可能な像保持体ユニットとして構成されている。
前記可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Yの可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
図1,図2において、前記各感光体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールR0y,R0m,R0c,R0kに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各感光体PRy〜PRk上のトナー像は、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物、付着物は、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより清掃される。清掃された前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは、前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで一次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記一次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写器T2等により、感光体PRy〜PRkに形成された画像を媒体に転写する実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが3段設けられており、前記ガイドレールGRには、給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3に収容された媒体の一例としての記録シートSは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記コントローラCにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写器T2により記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの接触領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域を通過する際に加熱定着される。加熱定着された記録シートSは、媒体搬送部材の一例であって媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方にはイエローY,マゼンタM,シアンC,黒Kの各現像剤を収容する現像剤収容容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて前記各現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1では、現像装置Gy〜Gkに収容される現像剤として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されており、現像剤カートリッジKy〜Kkからは、現像装置Gy〜Gk内の現像剤に比べてキャリアに対するトナーの割合が多い、いわゆる高濃度トナーが補給される。
(排出ローラの説明)
図3は実施例1の排出ローラの要部説明図であり、図3Aは記録シートに湾曲が付与された状態の説明図、図3Bは記録シートに湾曲が付与されていない状態の説明図である。
図3において、実施例1の排出ローラRhは、記録シートSの幅方向である前後方向に延びる駆動軸1を有する。駆動軸1には、搬送部材の一例として、軸方向に間隔をあけて複数の駆動ローラ2が支持されている。前記駆動軸1には、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動が伝達され駆動ローラ2が回転駆動される。
前記駆動軸1の上方には、前後方向に平行して延びる従動軸3が配置されている。前記従動軸3は、両端部に連結された付勢部材の一例としてのバネ4により駆動軸1側に付勢されており、実施例1の従動軸3は回転不能な状態で装置本体U2に支持されている。従動軸3には、搬送部材の一例として、駆動ローラ2に対向する従動ローラ6が回転可能に支持されている。したがって、従動ローラ6は、バネ4により、予め設定された接触圧で駆動ローラ2に接触している。
図4は実施例1の湾曲付与部材の斜視図である。
図5は実施例1の湾曲付与部材の断面説明図であり、図5Aは湾曲位置に移動した状態の説明図、図5Bは離間位置に移動した状態の説明図である。
図3において、従動軸3には、従動ローラ6どうしの間に、湾曲付与部材7が支持されている。図3〜図5において、湾曲付与部材7は、内部を従動軸3が貫通した状態で支持される円筒部7aを有する。図4、図5において、円筒部7aには、操作部の一例として、外周面から径方向に延びるレバー7bが一体的に形成されている。また、円筒部7aには、レバー7bの反対側の外周面に、径方向に突出する扇形状の湾曲付与部7cが形成されている。図5において、円筒部7aの内周面には、内周面の周方向にずれた位置に位置保持部の一例としての凹部7d,7eが形成されている。なお、従動軸3の外表面には、凹部7d,7eのいずれかに嵌る位置保持部の一例としての凸部3aが形成されている。なお、実施例1の湾曲付与部材7は、弾性変形可能な樹脂材料で一体成型されている。
したがって、複写機Uの使用者がレバー7bを指で動かして、湾曲付与部材7を従動軸3に対して回転させることで、図3A、図5Aに示す湾曲付与部7cの下面が従動ローラ6と駆動ローラ2との接触領域よりも下方に移動する湾曲位置と、図3B、図5Bに示す湾曲付与部7cが従動ローラ6と駆動ローラ2との接触領域よりも上方に退避する離間位置と、の間で移動可能となっている。
図3A、図5Aにおいて、湾曲付与部材7が湾曲位置に移動した状態では、排出ローラRhに搬送された記録シートSは、駆動ローラ2と従動ローラ6との間に挟まれた状態で排紙トレイTRhに搬送されると共に、搬送される記録シートSの表面に湾曲付与部7cの下面が接触して、図3Aに示すように、湾曲が付与される。
一方、図3B、図5Bにおいて、湾曲付与部材7が離間位置に移動した状態では、排出ローラRhに搬送された記録シートSに対して、湾曲付与部7cが離間した状態となり、図3Bに示すように、記録シートSに湾曲が付与されない。
前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr、排出ロールRh、等により、媒体搬送装置の一例としての実施例1のシート搬送装置SH+Ra+Rr+Rhが構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、装置本体U2で画像が記録された記録シートSが排出トレイTRhに排出される際に、湾曲付与部材7が湾曲位置に移動している場合には、記録シートSに湾曲、いわゆるコルゲーションが付与される。したがって、記録シートSの直進性が向上した状態で排出トレイTRhに排出、積載される。薄紙や普通紙のように比較的剛性の弱い、いわゆるコシの弱い記録シートSを排出する場合では、湾曲が付与されない状態で排出されると、排出方向前端が垂れ下がって排出トレイTRh上に乱れた状態で積載されてしまうことがあるが、実施例1では、これが低減される。
また、湾曲付与部材7が離間位置に移動している場合には、排出される記録シートSに湾曲が付与されない。厚紙やはがき、封筒等のように比較的剛性の強い、いわゆるコシの強い記録シートSを排出する場合に、コシが強く直進性の高いシートSに対してコルゲーションを付与しても効果が小さい上に、記録シートSと湾曲付与部7cとの接触圧力が高くなり、シワや折れ筋、湾曲等の紙癖が発生したり、筋状の擦過傷等が発生する恐れがある。これに対して、封筒等の腰の強い記録シートSを使用する場合に、利用者が、手動で湾曲付与部材7を離間位置に移動させると、紙癖等の発生を抑制することが可能となっている。
特に、従来のコルゲーションを付与して排出する構成では、紙の種類に関わらず、常にコルゲーションが付与されており、紙癖の発生等を抑制することが困難であったが、実施例1では、駆動源や複雑な機構を使用しなくても、簡易な構成で記録シートSへのコルゲーションの付与の切替が可能になっている。
図6は実施例2の湾曲付与部材の要部説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。
次に、本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図6において、実施例2の湾曲付与部材7′では、実施例1の湾曲付与部材7のレバー7bが省略されており、円筒部7aの軸方向端部には、被駆動伝達部の一例としてのプーリ11が支持されている。前記プーリ11に対応して、装置本体U2には、駆動源の一例としてのモータM1からの駆動が伝達される駆動伝達部の一例としてのプーリ12が支持されており、プーリ11,12には、伝達部材の一例としてのベルト13が張架されている。前記モータM1は、装置本体U2のコントローラCにより制御される。
コントローラCの紙種判別手段C1は、画像形成動作で使用される記録シートSの種類を判別する。実施例1の紙種判別手段C1は、各給紙トレイTR1〜TR3に収容されている記録シートSの種類の情報に基づいて、湾曲を付与する対象の種類であるか否かを判別し、一例として、「薄紙」や「普通紙」は湾曲を付与する種類であると判別し、「厚紙」や「封筒」、「はがき」は湾曲を付与しない種類であると判別する。
コントローラCの湾曲作動手段の一例としてのコルゲーション制御手段C2は、モータM1を制御して、湾曲付与部材7′を湾曲位置と離間位置との間で移動させる。実施例1のコルゲーション制御手段C2は、紙種判別手段C1により記録シートSが湾曲を付与する種類であると判別された場合には、モータM1の回転量を制御して、離間位置から湾曲位置に移動させると共に、記録シートSが湾曲を付与しない種類であると判別された場合には、モータM1の回転量を制御して、湾曲位置から離間位置に移動させる。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の複写機Uでは、画像形成動作が実行されると、給紙される記録シートSの種類に応じて、自動的に、湾曲付与部材7′が湾曲位置または離間位置に移動し、コルゲーションの付与が必要な記録シートSにはコルゲーションが付与され、コルゲーションの付与が不要な記録シートSには、コルゲーションが付与されない。したがって、手動でする場合に比べて、利用者が湾曲付与部材を移動し忘れることが低減されている。
また、実施例2でも、プーリ11,12とベルト13、モータM1という比較的簡便な構成でコルゲーションの付与の切替が可能になっている。
図7は実施例3の排出ロール部分の要部説明図である。
図8は実施例3の湾曲付与部材の要部説明図である。
図9は実施例3の湾曲付与部材の説明図であり、図9Aは離間位置に移動した状態の説明図、図9Bは湾曲位置に移動した状態の説明図である。
次に、本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図7〜図9において、実施例3の排出ローラRhでは、従動軸3″が装置本体U2の前後一対の軸受け部21により回転可能に支持されており、従動ローラ6は従動軸3″と一体的に回転可能に支持されている。前記軸受け部21の左側には、従動ローラ6の左上方に配置された位置固定部材の一例としての位置固定プレート22が支持されている。図8、図9において、位置固定プレート22には、湾曲付与部材7″に対応する位置に、溝状の付与部通過口22aが形成されている。付与部通過口22aの後側には、位置固定部の一例として、左上方に凹んだ位置決め凹部22bが形成されている。
図7〜図9において、実施例3の湾曲付与部材7″は、内部を従動軸3″が貫通し且つ従動軸3″に対して回転可能に支持された円筒部7a″を有する。円筒部7a″の外周には、実施例1と同様にレバー7b″と、湾曲付与部7c″が形成されている。図8において、レバー7b″および湾曲付与部7c″に対して、円筒部7a″の軸方向にずれた位置であって、位置決め凹部22bに対応する位置には、被位置固定部の一例として被位置決め部23が形成されている。
図8、図9において、被位置決め部23は、円筒部7a″の外周面に対して、接線方向に二又上に延びる一対の湾曲掛かり部23aおよび離間掛かり部23bを有する。したがって、図9Aに示すように、レバー7b″が操作されて離間位置に湾曲付与部材7″が移動した状態では、離間掛かり部23bが位置決め凹部22bに係合して、湾曲付与部材7″が離間位置に保持されると共に、図9Bに示すように、レバー7b″が操作されて湾曲位置に湾曲付与部材7″が移動した状態では、湾曲掛かり部23aが位置決め凹部22bに係合して、湾曲付与部材7″が湾曲位置に保持される。
なお、実施例3では、実施例1に比べて、湾曲付与部7c″の形状が肉抜きされていて軽量化されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の複写機Uでは、実施例1に記載の湾曲付与部材7と同様に、湾曲付与部材7″が湾曲位置と離間位置との間で、簡易な構成で簡易に切り替えることが可能になっており、紙癖の発生等を抑制することが可能になっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機を例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、複写機Uは、4色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、単色の画像形成装置や、5色以上または3色以下の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、湾曲付与部7cの形状は、実施例に例示した形状に限定されず、湾曲が付与可能な任意の形状とすることが可能である。また、レバー7bの形状も、作業者が操作可能な任意の形状とすることが可能である。
(H04)前記実施例において、湾曲付与部材7,7′を従動軸3に設ける構成としたが、これに限定されず、駆動軸1に設けることも可能である。この場合、駆動軸1の回転中に湾曲付与部材7が回転せずに、離間位置または湾曲位置に保持されるように、湾曲付与部材7,7′の回転を規制する規制部材、いわゆるストッパを設けることが望ましい。
(H05)前記実施例2において、湾曲付与部材7′を回転させる構成は、実施例に例示した構成に限定されず、任意の構成とすることが可能である。例えば、湾曲付与部材7′を駆動軸1に装着して、円筒部7aと駆動軸との間にクラッチを設け、湾曲付与部材7′を湾曲位置と離間位置との間で移動させる場合に、クラッチをオンにして、駆動軸1の駆動を利用して移動させ、通常時はクラッチをオフにして湾曲位置または離間位置に保持する構成とすることも可能である。この場合、モータM1が駆動軸1のモータと共通化され、構成がさらに簡便になる。
(H06)前記実施例において、コルゲーションの付与の選択を、記録シートSの種類に応じて行う場合を例示したが、これに限定されず、その他のパラメータを使用することも可能である。例えば、温度や湿度等の環境としたり、記録シートSの大きさ、例えば、「A5」以下はコルゲーション無し、といった制御とすることも可能である。
(H07)前記実施例1において、凹部7d,7eと凸部3aとにより、湾曲付与部材7の位置を保持したが、これに限定されず、位置保持が可能な任意の構成を採用である。例えば、従動軸3の外周面に高摩擦材料を塗布して、摩擦力で湾曲付与部材7の位置を保持したり、外部にストッパを設けたり等、任意の構成を採用可能である。
(H08)前記実施例2において、湾曲付与部材7′の回転位置を検出するためのセンサを設けることも可能である。
2,6…搬送部材、
7,7′…湾曲付与部材、
7b…操作部、
7c…湾曲付与部、
11…被駆動伝達部、
C2…湾曲作動手段、
M1…駆動源、
S…媒体、
SH+Ra+Rr+Rh…媒体搬送装置、
TRh…媒体排出部、
U…画像形成装置、
U2…画像記録部。

Claims (4)

  1. 媒体を挟んで搬送する一対の搬送部材であって、前記媒体の搬送方向に直交する媒体幅方向に沿って間隔をあけて複数対配置された前記搬送部材と、
    前記媒体幅方向に対して前記搬送部材の間に配置された湾曲付与部材であって、搬送される媒体表面に接触して媒体を媒体厚さ方向に湾曲可能な湾曲付与部を有し、前記湾曲付与部が前記媒体表面に接触して湾曲が付与される湾曲位置と、前記媒体表面から離間する離間位置と、の間で移動可能な前記湾曲付与部材と、
    を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 作業者が前記湾曲位置と前記離間位置との間で操作可能な操作部を有する前記湾曲付与部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記湾曲付与部材に支持された被駆動伝達部と、
    前記被駆動伝達部を駆動させる駆動源と、
    前記駆動源を制御して、前記湾曲付与部材を前記湾曲位置と前記離間位置との間で移動させる湾曲作動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  4. 媒体に画像を記録する画像記録部と、
    画像が記録された媒体が排出される媒体排出部と、
    前記媒体排出部に媒体を排出する請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体搬送装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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