JP4760861B2 - 媒体排出装置、画像形成装置および媒体はたき部材 - Google Patents

媒体排出装置、画像形成装置および媒体はたき部材 Download PDF

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Description

本発明は、媒体排出装置、画像形成装置および媒体はたき部材に関する。
従来の画像形成装置において、媒体の排出に関する技術として、下記の特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2006−189569号公報には、排出された用紙が排出ロール(34)から抜けた後に、搬送力がなくなり、静電気等により排出ロール(34)に用紙の後端が残ってしまうことを防止するために、排出ロール(34)の上方に回転可能な用紙押し下げレバー(102)を配置する技術が記載されている。特許文献1記載の技術では、用紙押し下げレバー(102)は用紙通過時に、用紙に押されるかソレノイド(116)の駆動で、上方に回転し、用紙通過後は、自重またはバネ(120)により下方に回転して、排出ロール(34)に残った用紙をはたき落としている。
特開2006−189569号公報(「0036」〜「0050」、図2、図4〜図6)
本発明は、媒体をはたく部材の姿勢を安定化させて、排出される媒体の残りを確実に防止することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の媒体排出装置は、
回転軸を有し、回転して、画像が記録された媒体が排出される媒体排出部に媒体を排出する媒体排出部材と、
前記回転軸に回転可能に支持された媒体はたき部材であって、前記媒体排出部材により媒体が排出されている間は前記媒体表面に接触して上方の排出位置に移動すると共に、前記媒体の媒体搬送方向後端が通過後は前記排出位置から前記媒体の厚み方向の下方に回転した媒体はたき位置に移動して、前記媒体の媒体搬送方向後端をはたいて前記媒体排出部に落下させる前記媒体はたき部材と、
を備え
前記媒体はたき部材は、
前記回転軸の外周に沿った円弧状に形成され前記回転軸の外周面を部分的に挟みこんで回転可能に支持される取付部と、
前記排出位置において前記媒体に接触する接触面を有する接触部と、
前記接触部の前記接触面とは反対側の非接触面に形成された誤組防止部であって、前記取付部を前記回転軸に装着する際に前記非接触面側が前記媒体に接触する側に誤って装着された場合に排出される媒体に引っ掛かって媒体の排出を規制する前記誤組防止部と、
を有する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体排出装置において、
駆動が伝達される前記回転軸と、前記回転軸に支持された駆動側回転体と、を有する駆動側排出部材と、前記駆動側回転体に対向して配置されて前記駆動側回転体の回転に従動回転する従動側排出部材と、を有し、画像が記録された媒体を前記媒体排出部に排出する前記媒体排出部材と、
前記回転軸に回転可能に支持され、前記従動側排出部材から離間した前記排出位置と、前記従動側排出部材に接触した前記媒体はたき位置との間で回転可能な前記媒体はたき部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の媒体排出装置において、
前記回転軸、前記媒体排出部材および前記媒体はたき部材を、前記媒体搬送方向および媒体厚み方向に対して垂直な媒体幅方向に移動させることで、媒体を前記媒体排出部上でずらした位置に排出させるずらし排出機構、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を記録する画像記録部と、
前記画像記録部で画像が記録された媒体を搬送する請求項1ないしのいずれかに記載の媒体排出装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の媒体はたき部材は、
画像が記録された媒体が排出される媒体排出部に媒体を排出する媒体排出部材の回転軸に回転可能に支持された媒体はたき部材であって、
前記媒体排出部材により媒体が排出されている間は前記媒体表面に接触して上方の排出位置に移動すると共に、
前記媒体の媒体搬送方向後端が通過後は前記排出位置から前記媒体の厚み方向の下方に回転した媒体はたき位置に移動して、前記媒体の媒体搬送方向後端をはたいて前記媒体排出部に落下させると共に、
前記回転軸の外周に沿った円弧状に形成され前記回転軸の外周面を部分的に挟みこんで回転可能に支持される取付部と、
前記排出位置において前記媒体に接触する接触面を有する接触部と、
前記接触部の前記接触面とは反対側の非接触面に形成された誤組防止部であって、前記取付部を前記回転軸に装着する際に前記非接触面側が前記媒体に接触する側に誤って装着された場合に排出される媒体に引っ掛かって媒体の排出を規制する前記誤組防止部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、媒体をはたく部材の姿勢を安定化させて、排出される媒体の残りを確実に防止することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、誤組防止部を設けない構成の場合に比べて、媒体はたき部材の誤装着を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、媒体通過時に、通過する媒体に押されて、媒体はたき部材が媒体はたき位置から排出位置に移動することができ、通過時に確実に媒体の後端をはたくことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ずらし排出を行う場合に、回転軸が媒体幅方向に移動し、回転軸に支持された媒体はたき部材も移動させることができ、媒体はたき部材が媒体を擦ることが低減され、媒体に擦過傷が発生することを低減できる。
請求項4、5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、媒体をはたく部材の姿勢を安定化させて、排出される媒体の残りを確実に防止することができる。
また、請求項4,5に記載の発明によれば、誤組防止部を設けない構成の場合に比べて、媒体はたき部材の誤装着を防止することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例であるプリンタUは、画像形成装置本体U1を備えている。前記プリンタUに電気的に接続された画像情報送信装置PCから送信された画像情報は、制御部Cに入力される。前記制御部Cに入力された画像情報は、所定の時期に潜像形成用の黄色Y、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換され、潜像形成装置駆動回路DLに出力される。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。
前記潜像形成装置駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を所定の時期に、各色毎に配置された潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
図1において、前記プリンタUの重力方向中央部に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y,M,C、およびKの各色の可視像を形成する装置である。
潜像形成装置LHy〜LHkの各潜像書込光源から出射したY,M,C,Kの潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。なお、実施例1では、前記潜像形成装置LHy〜LHkは、いわゆる、LEDアレイにより構成されている。
前記Yの可視像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器CRy,潜像形成装置LHy、現像装置Gy、一次転写器T1y、像保持体清掃器CLyを有している。なお、実施例1では、前記像保持体PRy、帯電器CRy、像保持体清掃器CLyが、画像形成装置本体U1に対して一体的に着脱可能な像保持体ユニットとして構成されている。
前記可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Yの可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
図1において、前記各像保持体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールGRy,GRm,GRc,GRkに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定の時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物、付着物は、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkにより清掃される。清掃された前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記像保持体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、中間転写体張架部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRfおよび二次転写領域対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは、前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより構成される中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写部材の一例としての二次転写ロールT2bが配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで一次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記一次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが4段設けられており、前記ガイドレールGRには、給紙容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録シートSは、搬送部材の一例であって、送り出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体の搬送路の一例である給紙路SH1に沿って、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された転写領域搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。
前記ピックアップロールRp、さばきロールRs等により、実施例1の給紙装置Rp+Rsが構成されている。
また、前記最上段の給紙トレイTR1の左方には、手差し給紙部の一例としての手差しトレイTR0が設置されている。前記手差しトレイTR0に支持された記録シートSは、手差し給紙部材の一例としての手差し給紙ロールRp0により給紙され、手差し搬送路SH0を搬送され、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、前記記録シートSを前記給紙路SH1の下流側の搬送路の一例としての主搬送路SH2に搬送し、記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写器T2により記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域を通過する際に加熱定着される。なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
ここで、前記可視像形成装置Uy〜Uk、ベルトモジュールBM、2次転写器T2、定着装置F等により、実施例1の画像記録部Uy〜Uk+BM+T2+Fが構成されている。
前記定着装置Fの搬送方向下流側である上方には、記録シートSを第1の排出部の一例としての排紙トレイTRhに搬送する場合に第1の媒体排出路の一例としての排紙路SH3と、反転や画像記録面を上側にして排出される記録シートSが搬送される分岐搬送路の一例としての上方接続路SH4が配置されている。前記排紙路SH3と上方接続路SH4とが接続されている分岐部B1には、記録シートSの搬送先に応じて搬送路を切り替える搬送路切り替え部材の一例としての第1ゲートGT1が配置されている。したがって、排紙トレイTRhに排出される場合には、定着された記録シートSが排紙路SH3を搬送され、第1の排出部材の一例としての排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
図2は実施例1の媒体排出装置の要部説明図である。
図1、図2において、前記定着装置Fの上方には、追加媒体排出装置の一例としてのオプション排出ユニットU3が支持されており、前記オプション排出ユニットU3は、前記排紙トレイTRhの上方に配置され、排紙トレイTRhと同様に画像記録面が下側になる状態で積載される第2の媒体排出部の一例としてのフェイスダウントレイTRh2と、画像記録面が上側になる状態で積載される第3の媒体排出部の一例としてのフェイスアップトレイTRh3とを有する。
前記オプション排出ユニットU3内部には、前記上側接続路SH4に接続される搬送路の一例としての反転・排出共通路SH5と、前記反転・排出共通路SH5に接続され且つフェイスダウントレイTRh2に記録シートSを送る搬送路の一例としてのフェイスダウン排出路SH6と、前記反転・排出共通路SH5に接続され且つフェイスアップトレイTRh3に記録シートSを送る搬送路の一例としてのフェイスアップ排出路SH7と、を有する。前記フェイスダウン排出路SH6には、第2の媒体排出部材の一例であって媒体反転部材の一例として、正逆回転可能な反転ロールRh2が配置されており、前記フェイスアップ排出路SH7には、第3の排出部材の一例としてのフェイスアップ排紙ロールRh3が配置され、各搬送路SH6,SH7の記録シートSを搬送する。
前記反転・排出共通路SH5、フェイスダウン排出路SH6およびフェイスアップ排出路SH7の分岐部B2には、記録シートSの搬送路を切り替える搬送路切り替え部材の一例としての第2ゲートGT2が配置されている。前記第2ゲートGT2は、記録シートSがフェイスダウントレイTRh2に排出される場合と両面印刷のために反転される場合にフェイスダウン排出路SH6に搬送路を切り替え、記録シートSがフェイスアップトレイTRh3に排出される場合にはフェイスアップ排出路SH7に搬送路を切り替える。
ここで、前記上方接続路SH4、反転・排出共通路SH5及びフェイスダウン排出路SH6により、実施例1の第2の媒体排出路SH4+SH5+SH6が構成されている。
また、前記上方接続路SH4、反転・排出共通路SH5及びフェイスアップ排出路SH7により、実施例1の第3の媒体排出路SH4+SH5+SH7が構成されている。
前記画像形成装置本体U1の左側部には、追加ユニットの一例としての反転ユニットU4が設置されている。前記反転ユニットU4には、反転・排出共通路SH5の下端部に接続され、両面印刷時に記録シートSが搬送される搬送路の一例としての反転路SH8が設けられている。前記反転路SH8は、重力方向に沿って直線上に延びる主反転路SH8aと、前記主反転路SH8aと反転・排出共通路SH5とを接続する上流側反転路SH8bと、前記主反転路SH8aとレジロールRrとを接続する下流側反転路SH8cと、を有する。前記上流側反転路SH8bと反転・排出共通路SH5との接続部B3には、記録シートSが反転時に上方接続路SH4に搬送されないよう搬送路を切り替える搬送路切り替え部材の一例としての第3ゲートGT3が配置されている。前記反転・排出共通路SH5やフェイスダウン排出路SH6の搬送方向下流側の搬送路である反転路SH8には、反転路SH8内の記録シートSを搬送する反転路搬送部材の一例としての反転路搬送ロールRa2が配置されている。
したがって、両面印刷がされる記録シートSは、前記反転・排出共通路SH5を搬送されて、反転ロールRh2により記録シートSの後端部が挟まれた状態になるまでフェイスダウントレイTRh2に排出された後、反転ロールRh2が逆回転し、記録シートSが反転路SH8に搬送される。前記反転路SH8を搬送された記録シートSは、反転路搬送ロールRa2により搬送され、表裏が反転した状態で、レジロールRrに搬送される。
図1において、前記給紙路SH1には、媒体検知部材の一例として、各給紙トレイTR1〜TR4から給紙された記録シートSを検出するための第1給紙路センサSN1、第2給紙路センサSN2、第3給紙路センサSN3、第4給紙路センサSN4が配置されている。前記上方接続路SH4、反転・排出共通路SH5、主反転路SH8bにも、媒体検知部材の一例として、記録シートSを検知するための接続路センサSN5、共通路センサSN6、反転路センサSN7が配置されている。
図1において、実施例1では、下側の3段分の給紙トレイTR2〜TR4の左方には、上流側開放部材の一例としての下カバーU1aが、図1の実線で示す通常位置と、図1の破線で示す開放位置との間で開閉可能に支持されている。前記下カバーU1aには、給紙トレイTR2〜TR4の左方の給紙路SH1の左側の案内、いわゆるガイドや、一対の搬送ロールRaの外側が支持されている。したがって、下カバーU1aを開放位置に移動させることで、給紙路SH1の下部、すなわち、搬送方向上流側の上流側給紙路SH1aが開放される。
図1において、前記反転ユニットU4には、下流側開放部材の一例として、前記主反転路SH8aの左方に、図1の実線で示す通常位置と、図1の破線で示す開放位置との間で開閉可能に支持された反転路開放カバーU4aが配置されている。前記反転路開放カバーU4aには、主反転路SH8aの左側のガイドが支持されており、反転路開放カバーU4aを開放位置に移動させることで、主反転路SH8bが開放される。
前記ベルトモジュールBMの上方には黄色Y,マゼンタM,シアンC,黒Kの各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1では、前記現像剤として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されている。
(オプション排出ユニットU3の説明)
図3は実施例1の媒体排出装置の一例としてのオプション排出ユニットの斜視説明図である。
図4は実施例1の媒体排出装置のオフセット機構の説明図であり、図4Aは上方から見た状態の説明図、図4Bは図4Aの矢印IVB方向から見た図である。
図2、図3において、実施例1のオプション排出ユニットU3は、排出装置本体1を有する。前記排出ユニット本体1の右壁2には、第2の排出口の一例として、前記反転ロールRh2が配置されるフェイスダウン排出口2aが形成されている。
図2〜図4において、前記反転ロールRh2は、重力方向上側に配置された駆動側排出部材の一例としての駆動排出ロール4と、前記駆動排出ロール4に対向して配置されて駆動排出ロール4の回転に従動回転する従動側排出部材の一例としての従動排出ロール6とを有する。図4において、前記駆動排出ロール4は、前後方向に延びる回転軸の一例としての駆動軸7と、前記駆動軸7に固定支持された駆動側回転体の一例としての4つの駆動ロール本体8とを有する。図4Bにおいて、前記駆動軸7は、前後両端部で排出装置本体1の軸受部9により回転可能且つ軸方向に沿って移動可能な状態で支持されている。前記駆動軸7の後端には、被駆動歯車の一例としての被駆動ギア10が支持されている。前記被駆動ギア10には、伝達歯車の一例としての伝達ギア11が噛み合っており、前記伝達ギア11には駆動源の一例としての排出モータM0からの駆動が伝達されている。実施例1の伝達ギア11は、軸方向の長さが前記被駆動ギア10に比べて長く形成されており、駆動軸7が軸方向にスライド移動可能な範囲移動しても駆動軸7と共にスライドする被駆動ギア10に噛み合い続けて駆動を伝達可能な長さに設定されている。
前記駆動軸7の下方には、従動側排出部材用枠体の一例として、前後方向に延びる従動ロール支持フレーム16が配置されている。前記従動ロール支持フレーム16は、前後方向に延びる従動側フレーム本体17と、前記従動側フレーム本体17の前後両端部に支持され且つ前記駆動軸7の軸受部9の内側に支持される連結部の一例としての連結アーム18とを有する。したがって、従動ロール支持フレーム16は、駆動軸7の前後方向への移動に伴って一体的に前後方向に移動する。
また、前記従動側フレーム本体17の後端には、後方に延びるずらし連結部の一例としてのオフセット連結部19が形成されており、前記オフセット連結部19の後端には、非連結部の一例として、図4Aに示すように左右方向に延びる長孔状の連結孔19aが形成されている。
図4Aにおいて、前記従動側フレーム本体17には、左方に延びて、フェイスダウン排出路SH6を搬送された記録シートSを反転ロールRh2に案内する移動案内部の一例としてのフェイスダウン排出ガイド17aが形成されている。
前記従動側フレーム本体17の前後方向中央部には、前記駆動ロール本体8の位置に対応して、前後一対の従動ロール支持部17bが形成されている。前記従動ロール支持部17bには、従動排出ロール6を回転可能に支持し且つ従動排出ロール6を駆動排出ロール4側に付勢する前後一対の従動ロール支持部材21が支持されている。前記従動ロール支持部材21は、板バネ状の部材により構成されているが、板バネ状の部材は、例えば、特開2006−21843号公報に記載されており従来公知であるため、詳細な説明は省略する。なお、前記従動ロール支持部材21は、板バネ状の部材に限定されず、従来公知の種々の構成を採用可能である。
前記従動排出ロール6は、前後一対の従動ロール支持部材21により回転可能に支持される従動軸部6aを有する。前記従動軸部6aの前後方向中央部には、フェイスダウントレイTRh2に排出される記録シートSに直進性を高めるための湾曲を付与する湾曲付与部材の一例としての樽型形状のコリュゲーションロール6bが支持されている。前記従動軸部6aの前後両端部には、前記駆動ロール本体8に対向して配置された従動側回転体の一例としての4つの従動ロール本体6cが支持されている。前記従動ロール本体6cは、板バネ状の従動ロール支持部材21により、通常時は、駆動ロール本体8に接触した状態で保持される。
図4A、図4Bにおいて、前記オフセット連結アーム19の後方には、装置本体1に固定支持された媒体ずらし用駆動源の一例としてのオフセットモータ22が支持されている。前記オフセットモータ22は、下方に延びるオフセットモータ軸22aを有し、前記モータ軸22aには、モータギア23が支持されている。
前記オフセットモータ22とオフセット連結部19との間には、媒体ずらし用駆動伝達部材の一例としてのセクターギア24が配置されている。前記セクターギア24は、回転中心24aを中心として装置本体1に回転可能に支持されており、回転中心24aのオフセットモータ22側には、歯車部の一例としての扇形形状のギア部24bが形成されている。前記ギア部24bの外周には前記モータギア23に噛み合う図示しないギア歯が形成されている。前記セクターギア24は、前記回転中心24aからオフセット連結部19側に延びる連結アーム24cを有する。図4Bにおいて、前記連結アーム24cの先端には、前記連結孔19aに嵌る連結部の一例としての連結突起24dが支持されている。
したがって、前記オフセットモータ22を正逆回転させると、前記セクターギア24が回転中心24aを中心として回転し、連結突起24dが回転中心24aを中心として前後方向の成分を含む円弧状に移動する。このとき、前記連結突起24dが嵌る連結孔19aにより、回転が伝達され、前後方向に移動可能な駆動軸7に沿って、駆動軸7および駆動軸7に支持された従動ロール支持フレーム16等が前後方向に移動する。したがって、前記オフセットモータ22が正逆回転すると、駆動排出ロール4および従動排出ロール6が一体的に前後方向に移動する。なお、図4Aにおいて、前記オフセットモータ22の回転は、基準位置検出部材の一例としてのホームポジションセンサSN0がオフセット連結部19の被検出部19bを検出することで設定される基準位置と、予め設定された前記基準位置からの回転量に基づいた軸方向にずれたずらし位置との間で制御される。
前記符号7〜24を付した部材等により、実施例1のずらし排出機構の一例としてのオフセット排出機構7〜24が構成されている。
(媒体はたき部材の説明)
図5は本発明の媒体はたき部材の実施例1の斜視説明図である。
図6は図5の矢印VI方向から見た斜視説明図である。
図7は実施例1の媒体はたき部材の説明図であり、図7Aは斜視図、図7Bは図7Aの矢印VIIB方向から見た図、図7Cは図7BのVIIC方向から見た図、図7Dは図7BのVIID方向から見た図、図7Eは図7BのVIIE方向から見た図である。
図1〜図4において、前記駆動排出ロール4の駆動軸7には、媒体はたき部材の一例として、前後一対のはたき落とし部材31が支持されている。実施例1のはたき落とし部材31は、4つのロール本体8のうち、最も前側に配置されたロール本体8と最も後側に配置されたロール本体8に対応して2つ配置されている。なお、実施例1のはたき落とし部材31は、弾性変形可能な樹脂材料により構成されている。図5〜図7において、はたき落とし部材31は、接触部の一例として、ロール本体8を跨ぐ略U字形状の板状のはたき部材本体32を有する。
前記はたき部材本体32の下面には、反転ロールRh2から排出される記録シートSの上面に接触する接触面32aが形成されており、前記はたき部材本体32の上面には非接触面32bが形成されている。
図5、図6、図7において、前記非接触面32bには、補強用および型抜き用の複数の突起、いわゆるリブや凹部が形成されている。前記はたき部材本体32の非接触面の右端部、すなわち媒体搬送方向下流端には、左方、すなわち媒体搬送方向上流側に斜めに延びる誤組防止部の一例としての誤組防止爪33が形成されている。
前記はたき部材本体32には、U字形状の先端である前後一対の左端部に、前後一対の取付部34が形成されている。実施例1の取付部34は、駆動軸7の外周に沿った円弧形状に形成されており、半円よりも大きな中心角を有する円弧形状に形成されている。したがって、前記取付部34は、円弧が切除された装着用開口部34aを有する。
したがって、実施例1のはたき落とし部材31は、前記取付部34を駆動軸7に装着用開口部34aを対向させて押し込むことで取付部34が弾性変形して、駆動軸7の外周面を部分的に挟み込んだ状態で装着される。すなわち、前記はたき落とし部材31は、いわゆるスナップフィットで、駆動軸7に対して装着されている。前記はたき落とし部材31は、駆動軸7に対して回転自由な状態で装着され、図3の後側のはたき落とし部材31に示すように自重で下方に回転して従動ロール本体6cに接触する媒体はたき位置と、図3の前側のはたき落とし部材31に示すように上方に回転した排出位置との間で回転可能に支持されている。
(実施例1の作用)
図8は実施例1の作用説明図であり、図8Aは媒体が排出されている途中で媒体はたき部材が排出位置に移動した状態の説明図、図8Bは媒体の後端が排出されて媒体はたき部材が媒体はたき位置に移動した状態の説明図である。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、画像記録部Uy〜Uk+BM+T2+Fで画像が記録された記録シートSは、利用者の入力に応じて指定された排紙トレイTRh,TRh2,TRh3に向けて搬送される。前記フェイスダウントレイTRh2が指定されている場合、記録シートSは、反転ロールRh2の駆動排出ロール4と従動排出ロール6とにより挟まれた状態で、フェイスダウントレイTRh2に向けて搬送される。
図2、図8Aにおいて、記録シートSが反転ロールRh2に進入すると、記録シートSの上面にはたき落とし部材31の接触面32aが接触し、記録シートSによりはたき落とし部材31が押されて、図2に示す媒体はたき位置から図8Aに示す上方の排出位置に移動する。
このとき、記録シートSには、コリュゲーションロール6bによって、媒体幅方向、すなわち前後方向に沿って媒体厚み方向に波状の湾曲が付与され、直進性が向上した状態で排出される。
また、フェイスダウントレイTRh2において、媒体幅方向に対してずらした位置に記録シートSを排出して積載する場合、記録シートSの媒体搬送方向後端が反転ロールRh2に差し掛かった状態で、オフセットモータ22が駆動して、オフセット排出機構7〜24が作動して、駆動排出ロール4や従動排出ロール6、はたき落とし部材31等が駆動軸7の軸方向に移動し、記録シートSを前後方向にずれた位置に排出、積載する。このとき、実施例1のプリンタUでは、駆動排出ロール4や従動排出ロール6に加え、フェイスダウン排出ガイド17aや駆動軸7に支持されたはたき落とし部材31も一体的に移動しており、排出される記録シートS表面を擦る部材が無い。この結果、記録シートS表面に擦過傷が発生することが低減されると共に、コリュゲーションロール6bによる波状の湾曲の形状が変化して紙皺が発生すること等も低減されている。
図8A、図8Bにおいて、前記記録シートSの媒体搬送方向後端が反転ロールRh2を通過すると、はたき落とし部材31の自重により、はたき落とし部材31が図8Aに示す排出位置から、図8Bに示す媒体はたき位置に移動する。したがって、前記媒体はたき落とし部材31の媒体はたき位置への移動時に、排出される記録シートSの後端がフェイスダウントレイTRh2にはたき落とされる。この結果、排出される記録シートSが、反転ロールRh2の近傍に静電気等で残り、紙詰まりや積載順が乱れることが低減されている。
また、前記はたき落とし部材31が駆動軸7に回転可能に支持されており、回転軸7に装着されていない場合に比べて、記録シートS通過後に初期位置である媒体はたき位置への復帰が早く、次の記録シートSが搬送されてくるまでに安定して確実に初期位置に復帰する。したがって、はたき落とし部材31の姿勢が安定して初期位置に復帰するため、次に搬送されてくる記録シートSとの間の間隔、いわゆる、用紙間ピッチが短い場合でも対応が可能となっている。
図9は実施例1の媒体はたき部材の誤組防止部の作用説明図であり、図9Aは媒体はたき部材が誤って回転軸に装着された状態の説明図、図9Bは媒体が誤組防止部に引っ掛かって紙詰まりが発生した状態の説明図である。
図8において、実施例1のはたき落とし部材31は、スナップフィットにより駆動軸7に容易に取り付けが可能な構成となっている。図8、図9において、はたき落とし部材31を駆動軸7に装着する際に、図9に示すように、接触面32aと非接触面32bとが表裏逆になった状態で誤って装着される可能性がある。図9A、図9Bにおいて、前記はたき落とし部材31が誤った状態で装着された場合には、プリンタU出荷前の製品検査において、記録シートSを流すと、記録シートSの媒体搬送方向前端が、誤組防止爪33に引っかかり、搬送が規制される。これにより、図9Bに示すように紙詰まりが発生し、誤った状態で取り付けられていることが検査段階で判明する。したがって、前記はたき落とし部材31が誤った状態で組み付けられたまま出荷されることが低減され、記録シートSの残りを解消する能力が不十分な状態で出荷されることが低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記各実施例において、オフセット排出の際に、反転ロールRh2の移動に伴い、従動排出ロール6等が、駆動軸7と共に一体的に媒体幅方向に移動する構成を例示したが、このような構成を採用することが望ましいが、例えば、特開2005−96889号公報に示すように、駆動軸7は、媒体幅方向に移動せずに、駆動軸Rhd1に滑り移動可能に支持される中空の中空軸が移動し、オフセット排出を行う構成にすることが可能である。また、前記実施例における排紙ロールRhにおいて、従動側排出ロール6にコルゲーションロール6cが設けられていたが、特開2005−96889号公報に示すように、コルゲーションロールを駆動軸7側に設ける構成とすることも可能である。
(H03)前記各実施例において、媒体はたき部材31は、反転ロールRh2に設ける構成を例示したが、フェイスアップ排紙ロールRh3や排紙ロールRhに設けることも可能である。
(H04)前記各実施例において、媒体はたき部材31を排出位置から媒体はたき位置への移動は自重を利用する構成を例示したが、例えば、媒体はたき部材を媒体はたき位置側へ常時付勢するバネ等の弾性部材を配置することで、媒体はたき位置側に移動させる構成とすることも可能である。また、前記弾性部材を使用することで、媒体はたき部材を重力方向で上方に配置された回転軸に支持する構成に限定されず、例えば、重力方向下方に配置された従動排出ロール6に媒体はたき部材を支持することも可能となり、あるいは、水平方向に対向して配置された駆動排出ロールと従動排出ロールとを有する構成に適用することも可能である。
(H05)前記実施例において、オフセット排出機構7〜24を設ける構成を例示したが、オフセット排出機構を省略することも可能である。
(H06)前記各実施例において、第1から第3の排出部TRh,TRh2,TRh3による構成を例示したが、これに限定されず、例えば、オプション排出ユニットU3の上方に、さらに追加媒体排出装置を設け、第4以降の排出部に応じて配置された第4以降の排出部材を、第4以降の揺動腕を有する駆動伝達部材により、オフセット排出させる構成にすることが可能である。逆に、第2の排出部TRh2を省略して、第1と第3の排出部TRh,TRh3とを備えたり、第3の排出部TRh3のみを省略したり、第2の排出部TRh2および第3の排出部TRh3の両方を省略する構成も可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の媒体排出装置の要部説明図である。 図3は実施例1の媒体排出装置の一例としてのオプション排出ユニットの斜視説明図である。 図4は実施例1の媒体排出装置のオフセット機構の説明図であり、図4Aは上方から見た状態の説明図、図4Bは図4Aの矢印IVB方向から見た図である。 図5は本発明の媒体はたき部材の実施例1の斜視説明図である。 図6は図5の矢印VI方向から見た斜視説明図である。 図7は実施例1の媒体はたき部材の説明図であり、図7Aは斜視図、図7Bは図7Aの矢印VIIB方向から見た図、図7Cは図7BのVIIC方向から見た図、図7Dは図7BのVIID方向から見た図、図7Eは図7BのVIIE方向から見た図である。 図8は実施例1の作用説明図であり、図8Aは媒体が排出されている途中で媒体はたき部材が排出位置に移動した状態の説明図、図8Bは媒体の後端が排出されて媒体はたき部材が媒体はたき位置に移動した状態の説明図である。 図9は実施例1の媒体はたき部材の誤組防止部の作用説明図であり、図9Aは媒体はたき部材が誤って回転軸に装着された状態の説明図、図9Bは媒体が誤組防止部に引っ掛かって紙詰まりが発生した状態の説明図である。
符号の説明
4…駆動側排出部材、
6…従動側排出部材、
7…回転軸、
7〜24…ずらし排出機構、
8…駆動側回転体、
31…媒体はたき部材、
32…接触部、
32a…接触面、
32b…非接触面、
33…誤組防止部、
34…取付部、
Rh2…媒体排出部材、
S…媒体、
TRh2…媒体排出部、
U…画像形成装置、
U3…媒体排出装置、
Uy〜Uk+BM+T2+F…画像記録部。

Claims (5)

  1. 回転軸を有し、回転して、画像が記録された媒体が排出される媒体排出部に媒体を排出する媒体排出部材と、
    前記回転軸に回転可能に支持された媒体はたき部材であって、前記媒体排出部材により媒体が排出されている間は前記媒体表面に接触して上方の排出位置に移動すると共に、前記媒体の媒体搬送方向後端が通過後は前記排出位置から前記媒体の厚み方向の下方に回転した媒体はたき位置に移動して、前記媒体の媒体搬送方向後端をはたいて前記媒体排出部に落下させる前記媒体はたき部材と、
    を備え
    前記媒体はたき部材は、
    前記回転軸の外周に沿った円弧状に形成され前記回転軸の外周面を部分的に挟みこんで回転可能に支持される取付部と、
    前記排出位置において前記媒体に接触する接触面を有する接触部と、
    前記接触部の前記接触面とは反対側の非接触面に形成された誤組防止部であって、前記取付部を前記回転軸に装着する際に前記非接触面側が前記媒体に接触する側に誤って装着された場合に排出される媒体に引っ掛かって媒体の排出を規制する前記誤組防止部と、
    を有する、
    ことを特徴とする媒体排出装置。
  2. 駆動が伝達される前記回転軸と、前記回転軸に支持された駆動側回転体と、を有する駆動側排出部材と、前記駆動側回転体に対向して配置されて前記駆動側回転体の回転に従動回転する従動側排出部材と、を有し、画像が記録された媒体を前記媒体排出部に排出する前記媒体排出部材と、
    前記回転軸に回転可能に支持され、前記従動側排出部材から離間した前記排出位置と、前記従動側排出部材に接触した前記媒体はたき位置との間で回転可能な前記媒体はたき部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体排出装置。
  3. 前記回転軸、前記媒体排出部材および前記媒体はたき部材を、前記媒体搬送方向および媒体厚み方向に対して垂直な媒体幅方向に移動させることで、媒体を前記媒体排出部上でずらした位置に排出させるずらし排出機構、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の媒体排出装置。
  4. 媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部で画像が記録された媒体を搬送する請求項1ないしのいずれかに記載の媒体排出装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像が記録された媒体が排出される媒体排出部に媒体を排出する媒体排出部材の回転軸に回転可能に支持された媒体はたき部材であって、
    前記媒体排出部材により媒体が排出されている間は前記媒体表面に接触して上方の排出位置に移動すると共に、
    前記媒体の媒体搬送方向後端が通過後は前記排出位置から前記媒体の厚み方向の下方に回転した媒体はたき位置に移動して、前記媒体の媒体搬送方向後端をはたいて前記媒体排出部に落下させると共に、
    前記回転軸の外周に沿った円弧状に形成され前記回転軸の外周面を部分的に挟みこんで回転可能に支持される取付部と、
    前記排出位置において前記媒体に接触する接触面を有する接触部と、
    前記接触部の前記接触面とは反対側の非接触面に形成された誤組防止部であって、前記取付部を前記回転軸に装着する際に前記非接触面側が前記媒体に接触する側に誤って装着された場合に排出される媒体に引っ掛かって媒体の排出を規制する前記誤組防止部と、
    を備えたことを特徴とする媒体はたき部材。
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