JP2016161216A - 加熱炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】火炎の温度分布や形状を容易に変更でき、なおかつ、従来に比べその変更幅を大きくすることで、生産量や製品に合わせて火炎の形成状態や炉内の温度分布を調整可能な加熱炉を提供する。【解決手段】バーナBとして、スルーポート式バーナB1と、アンダーポート式バーナB2と、が設けられ、スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2との各々が、供給されるガス燃料Gの流量を調整可能な燃料バルブ11を有し、バルブ11を制御することで、スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2との各々に供給されるガス燃料Gの流量を調整し、炉内7で形成される火炎Fの形状及び温度分布の少なくとも1つを調整する制御部10とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、炉内で火炎を形成するようにガス燃料を噴出する燃料噴出手段と、
炉体の上下方向に沿う側壁部の供給口を介して、炉内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路と、を備えた加熱炉に関する。
ここで、「加熱炉」には、炉内に投入された粉粒状のガラス原料を加熱によって流動状に溶かす溶解炉または、この溶解によって流動状になったガラス原料を脱泡しながら均一化する溶融炉を含むものとする。
かかる加熱炉の一例としては、図10に示すように、炉内7の燃焼空間を約1500〜1600℃の高温に加熱し、燃焼空間からの伝熱によって、炉内7に投入されたガラス原料を融解するガラス溶解炉が知られている。ガラス溶解炉においては、炉内7で火炎Fを発生させ、火炎Fの燃焼によって生じた排ガスEが約1400〜1500℃にも及ぶ。効率よく高温の火炎Fを得るために、ガス燃料に混合される燃焼用空気Aは、蓄熱槽3に回収された排熱Eを利用することで予熱し、混合に先立って1000℃以上となる。
この種の加熱炉としては、図10に示すように、燃焼用空気Aを炉内7に供給するためのポート6の下方に燃料噴出孔9が設けられるアンダーポート式(特許文献1参照)と、図11に示すように、ポート6の途中に燃料噴出孔9が設けられるスルーポート式(特許文献2参照)と、の2種類が存在する。
これらの方式の違いは、ガラスの生産量や、生産する製品の種類などによって、使い分けがなされている。具体的には、例えば、色付きガラスを生産する場合には、ガラスを還元雰囲気とするため、溶解槽2のガラス面に近接した火炎Fを形成できるアンダーポート式が好適であり、無色ガラスを生産する場合には、ガラスを酸化雰囲気にするため、溶解槽2のガラス面から離れた火炎Fを形成できるスルーポート式が好適である。
また、アンダーポート式の加熱炉として、特許文献3には、加熱炉の低NOx化を図る目的で、ポート内に補助噴射孔を設ける構成が開示されている。この構成においては、補助噴射孔から噴射された燃料が、ポートから供給される燃焼用空気によって燃焼し、その排ガスが、ポート下方に設けられた燃料噴射孔から噴射される燃料と積極的に接触させられる。これによって燃料噴射孔から噴射される燃料が、ポートから供給される燃焼用空気に直接接触することが妨げられ、局部的に高温となる領域が生じることが防がれ、NOxの発生量を抑えることができる。
特開2004−294042号公報 特開2009−243853号公報 特開平6−194067号公報
上述のように、ガラスの生産量や、生産する製品の種類などによって、加熱炉に求められる炉内での火炎の形成状態(ガス燃料の噴出状態)は異なるため、従来の加熱炉を用いる場合、加熱炉を導入する際に、生産予定のガラスの生産量や製品の品種に応じて加熱炉の方式が決定される。
このため加熱炉を導入した後は、火炎の形成状態を調整できる範囲が限られ、導入後に生産するガラスの品種、生産量が変化した場合には、炉内の燃焼空間の形状に応じて最適な火炎の形成状態に調整するためのバーナの選定、交換作業や、点火するバーナを間引く作業に、多くの手間と時間を要していた。また、火炎の形成状態や炉内の温度分布の大幅な変更は困難であった。
そこで、本発明の目的は、火炎の温度分布や形状を容易に変更でき、なおかつ、従来に比べその変更幅を大きくすることで、生産量や製品の種類に合わせて火炎の形成状態や炉内の温度分布を調整可能な加熱炉を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る加熱炉の特徴構成は、炉内で火炎を形成するようにガス燃料を噴出する燃料噴出手段と、
炉体の上下方向に沿う側壁部の供給口を介して、炉内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路と、を備えた加熱炉であって、
前記燃料噴出手段として、前記酸素含有ガス供給路内にガス燃料を噴出する形態で設けられた第1燃料噴出手段と、前記側壁部において前記供給口の下方に設けられた第2燃料噴出手段と、が設けられ、
前記第1燃料噴出手段と前記第2燃料噴出手段との各々が、供給されるガス燃料の流量を調整可能な燃料流量調整手段を有し、
前記燃料流量調整手段を制御することで、前記第1燃料噴出手段と前記第2燃料噴出手段との各々に供給されるガス燃料の流量を調整し、前記炉内で形成される火炎の形成状態及び前記炉内の温度分布の少なくとも1つを調整する制御手段とを備える点にある。
上記特徴構成によれば、いわゆるスルーポート式の第1燃料噴出手段と、いわゆるアンダーポート式の第2燃料噴出手段とを備え、さらに、各々に供給されるガス燃料の流量を調整可能に構成される。発明者らの鋭意研究の結果、図8及び図9に示すように、第1燃料噴出手段へのガス燃料の流量と第2燃料噴出手段へのガス燃料の流量との比率を変更することで、火炎の温度分布を従来のスルーポート式またはアンダーポート式の加熱炉との中間の値(デュアルポートを記載した1点鎖線参照)とできることが分かった。
この結果から分かるように、第1燃料噴出手段へのガス燃料の流量と第2燃料噴出手段へのガス燃料の流量とを自在に変更することで、火炎の形成状態や炉内の温度分布を変更することができる。すなわち、火炎の形成状態や炉内の温度分布を容易に変更でき、なおかつ、従来のスルーポート式またはアンダーポート式の加熱装置に比べ、火炎の形成状態の調整幅や、炉内の温度分布の調整幅を大きくできるため、生産量や製品に合わせて火炎の形成状態や炉内の温度分布を調整可能な加熱炉を提供できる。
さらなる特徴は、前記炉内の下方に、前記燃料噴出手段により形成される前記火炎の加熱対象物を有し、
前記制御手段が、
前記第2燃料噴出手段よりも前記第1燃料噴出手段に多くのガス燃料を供給するように前記燃料流量調整手段を調整し、前記加熱対象物を酸化雰囲気として加熱する第1制御と、
前記第1燃料噴出手段よりも前記第2燃料噴出手段に多くのガス燃料を供給するように前記燃料流量調整手段を調整し、前記加熱対象物を還元雰囲気として加熱する第2制御と、を実行可能に構成される点にある。
上記特徴構成によれば、制御手段は燃料流量調整手段を調整することで、加熱対象物を酸化雰囲気で加熱する第1制御と、加熱対象物を還元雰囲気で加熱する第2制御と、を実行できる。よって、例えば、本特徴構成を備えるガラス溶解炉においては、酸化雰囲気での加熱を必要とする無色ガラスの生産や、還元雰囲気での加熱を必要とする色付きガラスの両方を行うことが可能となる。すなわち、従来のスルーポート式またはアンダーポート式の加熱装置に比べ、バーナの選定、交換作業や、点火するバーナを間引く作業を行うことなく、火炎の調整幅を大きく、生産量や製品に合わせて火炎の形成状態などを調整可能な加熱炉を提供できる。
さらに、別の特徴は、前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段の各々が、複数のバーナから構成され、
前記燃料流量調整手段が、前記複数のバーナの各々に供給されるガス燃料の流量を個別に調整可能に設けられ、
当該複数のバーナの各々が、前記燃料流量調整手段を有し、
前記制御手段が、
低負荷時に、前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段を構成する前記複数のバーナのうち、少なくとも1つのバーナをガス燃料の供給が停止されない非停止バーナとし、残りのバーナをガス燃料の供給が停止される停止バーナとし、当該非停止バーナから噴出されるガス燃料の流速が、高負荷時に比べて速くなるように、当該非停止バーナに供給するガス燃料の流量を調整する点にある。
上記特徴構成によれば、加熱炉が低負荷の時には、第1燃料噴出手段を構成する複数のバーナ及び第2燃料噴出手段を構成する複数のバーナのうち、それぞれの手段において少なくとも1つ以上のバーナをガス燃料の供給を停止しない非停止バーナとし、残りのバーナを停止バーナとする。そして、非停止バーナから噴出されるガス燃料の流速は高負荷時に比べ速くなるように、ガス燃料の流量が調整される。このような制御を行うことで、非停止バーナから噴出するガス燃料の流速を十分に速くし、直進性を改善して、シャープな火炎を形成し、火炎の巻き上がりを抑えることができる。結果、低負荷時においても、炉内で、より広範に均一な火炎を形成することができ、炉内の加熱を効率的に行うことができる。
また、別の特徴は、前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段の各々が、複数のバーナから構成され、当該バーナに少なくとも1つ設けられた噴出孔の噴出方向を変更するための噴出方向変更手段を備える点にある。
上記特徴構成によれば、第1燃料噴出手段における各バーナの噴出孔から噴出されるガス燃料の噴出方向と、第2燃料噴出手段における各バーナの噴出孔から噴出されるガス燃料の噴出方向とを自在に変更することができる。このため、例えば、第1燃料噴出手段及び第2燃料噴出手段から噴出されるガス燃料の噴流を水平方向に拡散させ、高負荷時に火炎の表面積を大きくすることや、適度に噴流を収束させ、低負荷時に直進性を確保することが可能となる。
加熱炉の側面の断面図 加熱炉の正面の断面図 加熱炉の平面の断面図 第1制御を行う場合の加熱炉の側面の断面図 第1制御を行う場合の加熱炉の正面の断面図 第2制御を行う場合の加熱炉の側面の断面図 第2制御を行う場合の加熱炉の正面の断面図 加熱炉の天井における温度分布を示す図 加熱炉の床における温度分布を示す図 スルーポート式加熱炉の側面の断面図 アンダーポート式加熱炉の側面の断面図
1.加熱炉の概略構成
以下、図面に基づいて、本発明を加熱炉の一例であるガラス溶解炉に適用した場合の実施形態を説明する。以下では、いわゆるエンドポート式のガラス溶解炉について説明する。図1に示すように、炉内7の下方には、溶解槽2が形成され、当該溶解槽2に投入されたガラス原料が『加熱対象物』に相当する。
図3に示すように、炉体1の一側面を形成する炉壁4の外側に、2室の蓄熱槽3が設けられると共に、その炉壁4に、各蓄熱槽3に対応させて空気口5が形成される。各蓄熱槽3と各空気口5とは空気供給路6にて連通され、各空気供給路6に対して設けられたバーナBを用いて交番燃焼を行わせるように構成してある。
ここで、空気口5は『供給口』に相当し、加熱炉に設けられた全てのバーナBが『燃料噴出手段』に相当し、各バーナBは、少なくとも1つの燃料噴出孔9を備え、当該燃料噴出孔9を介して、炉内7で火炎Fを形成するようにガス燃料Gを噴出する。
空気供給路6は『酸素含有ガス供給路』に相当し、図1に示すように、炉体1の上下方向(Z方向。以下、Z方向矢視方向を上、逆矢視方向を下とする。)に沿う形態で設けられた炉壁4(側壁部)に設けられる。
2.加熱炉の構成
2−1.空気供給路
本実施形態では、空気供給路6は、燃焼用空気A(『酸素含有ガス』に相当)が水平方向(図中X方向)に沿って空気口5から炉内7に供給されるように設けられる。空気供給路6は、炉壁4に対して直交する形態で、水平方向の筒状に形成される。このため、空気供給路6を通って炉内7内に供給される燃焼用空気Aは、水平方向に流れる。
2−2.バーナ
炉体1には、燃料噴出手段として、空気供給路6内に突入する形態で設けられたスルーポート式バーナB1と、炉壁4(側壁部)において空気口5の下方に設けられたアンダーポート式バーナB2と、が設けられる。スルーポート式バーナB1が『第1燃料噴出手段』に相当し、アンダーポート式バーナB2が『第2燃料噴出手段』に相当する。
スルーポート式バーナB1と、アンダーポート式バーナB2とは、詳しくは後述するが燃料噴出孔9の噴出方向を調整することで、各々が噴出するガス燃料Gの噴流が衝突しないように設けられており、図示するように、各々のバーナBにより形成される火炎Fの位置が異なるように構成される。
バーナB(スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2)はいずれも、円筒状の筐体内部に、基端側から先端側に向けてガス燃料Gを通流させる燃料流路を備え、筐体底面に当該燃料流路に連通する状態で燃料供給管12が接続される。この燃料供給管12を通してガス燃料Gが、バーナBに供給される。
図1に示すように、スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2との各々は、供給されるガス燃料Gの流量を調整可能なバルブ11を備える。バルブ11は『燃料流量調整手段』に相当する。バルブ11は、制御部10によりそれぞれ独立して開度を調整可能に構成される。制御部10は『制御手段』に相当する。
より詳しくは、図3に示すように、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2は、左右(以下、図中Y方向のうち矢視方向を右、逆矢視方向を左とする。)のバーナ群B1a、B1b、ならびにB2a、B2bから構成され、各バーナ群(B1a、B1b、B2a、B2b)は複数のバーナBから構成され、各バーナBの各々が、バルブ11を有する。
本実施形態においては、左右の空気口5に対応して、スルーポート式バーナB1のバーナ群B1a、B1bとしてバーナBを3本ずつ、アンダーポート式バーナB2のバーナ群B2a、B2bとしてバーナBを3本ずつ備える。
スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2の各々は、円筒状の筐体の先端に燃料噴出孔9を1つ以上備える。具体的には、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2は、それぞれの筐体に1つの燃料噴出孔9を備える。複数の燃料噴出孔9は、当該燃料噴出孔9を備えるスルーポート式バーナB1またはアンダーポート式バーナB2から噴出されるガス燃料Gを水平方向において放射状に拡散させるように設けられる。
より詳しくは、図3に示すように3本のバーナBからなる各バーナ群B1a、B1b、B2a、B2bにおいて、Y方向両端に位置するバーナBの燃料噴出孔9が、中心のバーナBの燃料噴出孔9に対して、左右(Y方向)に同角度に傾くように配置される。
図3において、右側のバーナ群B1b、B2bと左側のバーナ群B1a、B2aとは、一定時間(例えば、約15〜30分)毎に交互に、ガス燃料Gの噴出と噴出停止を繰り返す。また、ガス燃料Gを噴出しているバーナ群側の空気口5からは、図1に示すように、蓄熱槽3を通って高温(1000〜1200°C程度)に予熱された燃焼用空気Aが炉内7に供給され、ガス燃料Gの噴出を停止しているバーナ群側の空気口5からは炉内7の燃焼ガスEを排出させる。以上のように右側のバーナ群B1b、B2b及び左側のバーナ群B1a、B2aにて交互に燃焼させる、所謂交番燃焼を行わせるようにしてある。尚、図2及び図3は、左側のバーナ群B1a、B2aにて燃焼させている状態を示している。
バーナBの燃料噴出孔9から噴出されたガス燃料Gの周囲に、その噴出方向に沿って、そのガス燃料Gを噴出しているバーナ群が設けられている空気口5から燃焼用空気Aが供給され、ガス燃料Gと燃焼用空気Aとが接触して拡散燃焼し、所謂、緩慢燃焼し、高輝度の火炎(輝炎)Fが形成され、その火炎Fの輻射熱により、溶解槽2内のガラス原料が溶解される。
炉内7の燃焼ガスEは、ガス燃料Gの噴出を停止しているバーナ群側の空気口5から、蓄熱槽3に流入し、蓄熱材を通過して、蓄熱材に排熱が回収された後、排気される。
蓄熱槽3においては、燃焼ガスEを排出させる状態のときに、燃焼ガスEから排熱を蓄熱材に回収して蓄熱し、燃焼用空気Aを供給する状態のときには、蓄熱材の蓄熱により燃焼用空気Aを予熱する。そして、そのように予熱された燃焼用空気Aが、空気供給路6を通流して空気口5から炉内7に供給される。
2−2−1.スルーポート式バーナ(第1燃料噴出手段)
図1〜図3に示すように、スルーポート式バーナB1は、ガス燃料Gを炉内7側に向けて噴出する燃料噴出孔9を先端側に備えた横断面形状が円筒状の長尺状のバーナBから構成される。スルーポート式バーナB1のバーナBは、炉体1の左右に備えられた空気供給路6に対して、その内部に下方側から上方に向かって突入する状態で、燃料噴出孔9が空気供給路6の内部に位置するように設けられる。
スルーポート式バーナB1は、図1に示すように、水平方向に炉内7に向けてガス燃料Gを噴出するように構成される。より詳しくは、スルーポート式バーナB1のバーナBが有する燃料噴出孔9の噴出方向は、炉内7に向けて水平方向にガス燃料を噴出するように構成される。
燃料噴出孔9は、バーナBの円筒状の筐体の長手方向に対して直交するように形成してあり、図3に示すように、バーナ群B1aからガス燃料Gを噴出した際に、空気供給路6のY方向における中央位置に対して、火炎Fの形成範囲が左右(Y方向、水平方向)に拡がるように配置される。
また、空気供給路6に設けられるスルーポート式バーナB1により噴出されるガス燃料Gは水平方向(Y方向)に流れ、その結果、図1に示すように、スルーポート式バーナB1により形成される火炎Fは、垂直方向(Z方向)に拡がることが抑えられ、空気口5に対向する炉壁4に向かって水平方向(X方向及びY方向)に拡がる。
2−2−2.アンダーポート式バーナ(第2燃料噴出手段)
アンダーポート式バーナB2は、スルーポート式バーナB1と同様に、ガス燃料Gを炉内7側に向けて噴出する燃料噴出孔9を先端側に備えた円筒状の長尺状のバーナBからなる。アンダーポート式バーナB2は、炉体1の左右に備えられた空気供給路6内のスルーポート式バーナB1(バーナB)の夫々に対して、その下側に炉壁4から突出する形態で設けられる。
アンダーポート式バーナB2の燃料噴出孔9は、水平方向(X方向)にガス燃料を噴出するように設けられ、アンダーポート式バーナB2から水平方向(X方向)にガス燃料が噴出する。
アンダーポート式バーナB2の燃料噴出孔9は、図3に示すように、バーナ群B2aからガス燃料Gを噴出した際に、空気供給路6のY方向における中央位置に対して、火炎Fの形成範囲が水平方向(左右。Y方向)に拡がるように配置される。
2−3.制御部(火炎の形成状態・炉内の温度分布の調整)
制御部10は、公知の演算処理装置及び記憶装置からなり、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2に設けられたバルブ11を制御することで、スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2との各々に供給されるガス燃料Gの流量を調整し、炉内7で形成される火炎Fの形成状態及び温度分布の少なくとも1つを調整する。
ここで、本実施形態では、スルーポート式バーナB1の燃料噴出孔9とアンダーポート式バーナB2の燃料噴出孔9とにより噴出されるガス燃料Gが、比較的衝突しづらいように燃料噴出方向が設けられているため、各々のバーナBにより噴出されるガス燃料Gにより形成される火炎Fをコントロールし易くなり、結果、火炎の形成状態や炉内の温度分布をコントロールしやすくなっている。
なお、図示を省略するが、制御部10により、炉内7内に供給される燃焼用空気Aの流量も合わせて調整される。具体的には、空気比が1.1〜1.3となるように調整される。より好適には、空気比を1.1に設定すると良い。
また、スルーポート式バーナB1を構成する各バーナBの流量、及びアンダーポート式バーナB2を構成する各バーナBの流量は同一とする。
制御部10によるガス燃料Gの流量調整の具体例としては、例えば、無色ガラスを生産する場合には、図4及び図5に示すように、ガラスを酸化雰囲気にするため、溶解槽2のガラス面から離れた火炎Fを形成できるスルーポート式バーナB1へのガス燃料Gの供給を多くするといった制御を行う。このとき、火炎Fは、溶解槽2のガラス原料から離れた位置に形成される。このように、スルーポート式バーナB1へ供給するガス燃料Gの流量を、アンダーポート式バーナB2よりも多くする制御が『第1制御』に相当する。
このときのスルーポート式バーナB1へのガス燃料Gの供給量とアンダーポート式バーナB2へのガス燃料Gの供給量との比率は、8:2とすると良い。また、噴出されるガス燃料Gの流速は50m/s以上とすると良く、より好適には、90m/sとすると良い。
また、例えば、色付きガラスを生産する場合には、図6及び図7に示すように、ガラスを還元雰囲気とするため、溶解槽2のガラス面に近接した火炎Fを形成できるアンダーポート式バーナB2へのガス燃料Gの供給を、スルーポート式バーナB1へのガス燃料Gの供給に対して多くする。このとき、火炎Fは、溶解槽2のガラス原料から近接した位置に形成される。このように、アンダーポート式バーナB2へ供給するガス燃料Gの流量を、スルーポート式バーナB1よりも多くする制御が『第2制御』に相当する。
このときのスルーポート式バーナB1へのガス燃料Gの供給量とアンダーポート式バーナB2へのガス燃料Gの供給量との比率は、2:8とすると良い。また、噴出されるガス燃料Gの流速は50m/s未満とすると良く、より好適には40m/sとすると良い。
また、制御部10は、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2のバルブ11を制御することで、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2のバーナBの各々に供給されるガス燃料Gの流量を調整し、炉内7に噴出されるガス燃料Gの流速を調整する。
より詳しくは、低負荷時において、スルーポート式バーナB1を構成するバーナ群B1a、B1bのそれぞれにおいて1つ以上のバーナB、及びアンダーポート式バーナB2を構成するバーナ群B2a、B2bのそれぞれにおいて1つ以上のバーナへのガス燃料Gの供給を停止するとともに、ガス燃料Gの供給が停止されないバーナBである非停止バーナ(不図示)から噴出されるガス燃料Gの流速が、非低負荷時に比べて速くなるように、当該非停止バーナに供給するガス燃料Gの流量を調整する。
ここで、加熱炉の負荷状態としては、加熱炉の定格性能に合わせてガラスを生産する場合において全てのバーナBから燃料を噴出する「高負荷時」と、ガラスの生産量を高負荷時に比べて少なくする「低負荷時」とをとるとする。
具体的には、例えば、ガラスの生産量を少なくする場合などの低負荷時に、3本のバーナBからなるスルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2のうち、Y方向両端の2本のバーナB(『停止バーナ』に相当)へのガス燃料Gの供給を停止するとともに、残った中央の1本のバーナB(『非停止バーナ』に相当)に対して、ガス燃料Gを非低負荷時(高負荷時)と同等かそれ以上の流量となるように供給する。
このように、バーナBを間引くとともに、1本のバーナBから噴出するガス燃料Gの流量を増加させることで、流速を確保し、直進性を改善して、シャープな火炎を形成し、火炎の巻き上がりを抑えることで、炉内7においてより広範に均一に火炎Fを形成することができ、低負荷時において溶解槽2内のガラス原料の加熱を効率的に行うことができる。なお、このときバーナBから噴出するガス燃料Gの流速は、空気口5に対向する炉壁まで火炎Fが届くような速度とすると好ましい。
3.実験結果
次に、上述のように構成した加熱炉の性能を検証した結果を説明する。図8及び図9に示すように、検証試験においては、スルーポート式バーナB1のみからガス燃料Gを噴出する場合、及びアンダーポート式バーナB2のみからガス燃料Gを噴出する場合、デュアルポートの場合(スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2の燃料比率を1:1として併用した場合)の炉内の温度分布を測定した。
検証試験に用いたテスト炉の寸法(内寸)は、高さ1.5m、炉の長手方向長さが7.5mである。加熱炉のトータル燃焼量は400kW、煙道温度(燃焼ガスEの温度)は470°Cで一定、空気比は1.3である。
テスト炉には、炉長手方向(図1のX方向)に熱電対を設置し、各位置での温度を計測した。なお、熱電対は、天井及び床面において空気供給路の横幅方向(図2のY方向)中央箇所の温度分布を計測するように設けた。
また、テスト炉には、蓄熱槽3において空気供給路6が備えられる側とは反対側の天井に煙道が形成されており、その煙道における温度が470℃で一定になったときにデータを測定した。測定結果を図8及び図9に示す。図8は、天井における温度分布を示す図、図9は床面における温度分布を示す図である。なお、テスト炉内には加熱対象物がない状態で温度分布を計測している。
図8及び図9に示すように、デュアルポートの場合には、スルーポート式バーナB1のみの場合やアンダーポート式バーナB2のみの場合に対して、中間的な温度分布を得られることが確認できた。また、スルーポート式バーナB1とアンダーポート式バーナB2の燃料比率を適宜変更することで、炉内の温度分布を、スルーポート式バーナB1のみの場合とアンダーポート式バーナB2のみの場合との間で段階的に変更することができることを確認できた。
以上のように、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2を備え、その燃料比率を変化させることで、火炎の形成状態や炉内の温度分布を容易に変更でき、なおかつ、従来のスルーポート式またはアンダーポート式の加熱装置に比べ、火炎の形成状態の調整幅や、炉内の温度分布の調整幅を大きくでき、生産量や製品に合わせて火炎の形成状態や炉内の温度分布を調整することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2がともに水平方向にガス燃料Gを噴出する場合の例を示したが、噴出方向の設定は任意に変更して構わない。より好適には、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2が噴出するガス燃料Gが、衝突しない構成とすることが好ましい。
(2)上記実施形態においては、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2に設けられた燃料噴出孔9の噴出方向が固定されている場合の例を示したが、スルーポート式バーナB1及びアンダーポート式バーナB2の各々が、当該バーナBに備えられた燃料噴出孔9の噴出方向を変更するための噴出方向変更手段を備える構成としても構わない。
この場合、例えば、通常の負荷時において、図3に示すような燃料噴出孔9の配置として、高負荷時においては、効率よく溶解槽2内のガラス原料を加熱するために、左右のバーナBの傾きを外側に大きくし、水平方向で放射させ、火炎Fの表面積を大きくすると良い。また、低負荷時においては、左右のバーナBの傾きを内側に向けて、噴出されるガス燃料Gの噴流が水平方向に収束するようにし、火炎Fの直進性を改善し、なるべく炉全体に火炎が行き渡るようにすると良い。
(3)上記実施形態においては、空気供給路6を水平方向に設ける場合の例を示したが、従来技術(図10、図11)に示すように空気供給路6を、燃焼用空気Aが炉内7の下方に供給されるように斜め下方向に向かって設けても構わない。
(4)上記実施形態においては、1本のバーナBにつき1つの燃料噴出孔9を備える場合の例を示したが、1本のバーナBにつき、複数の燃料噴出孔9を備える構成としても構わない。
(5)上記実施形態においては、エンドポート式のガラス溶解炉に対して適用する場合の例を示したが、いわゆるサイドポート式のガラス溶解炉に対して、適用しても構わない。
本発明は、火炎の温度分布や形状を容易に変更でき、なおかつ、従来に比べその変更幅を大きくすることで、生産量や製品の種類に合わせて火炎の形成状態や炉内の温度分布を調整可能な加熱炉として利用可能である。
1 :炉体
4 :炉壁(側壁部)
5 :空気口(供給口)
6 :空気供給路(酸素含有ガス供給路)
7 :炉内
9 :燃料噴出孔(噴出孔)
10 :制御部(制御手段)
11 :バルブ(燃料流量調整手段)
A :燃焼用空気(酸素含有ガス)
B :バーナ(燃料噴出手段)
B1 :スルーポート式バーナ(第1燃料噴出手段)
B2 :アンダーポート式バーナ(第2燃料噴出手段)
F :火炎
G :ガス燃料

Claims (4)

  1. 炉内で火炎を形成するようにガス燃料を噴出する燃料噴出手段と、
    炉体の上下方向に沿う側壁部の供給口を介して、炉内に酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路と、を備えた加熱炉であって、
    前記燃料噴出手段として、前記酸素含有ガス供給路内にガス燃料を噴出する形態で設けられた第1燃料噴出手段と、前記側壁部において前記供給口の下方に設けられた第2燃料噴出手段と、が設けられ、
    前記第1燃料噴出手段と前記第2燃料噴出手段との各々が、供給されるガス燃料の流量を調整可能な燃料流量調整手段を有し、
    前記燃料流量調整手段を制御することで、前記第1燃料噴出手段と前記第2燃料噴出手段との各々に供給されるガス燃料の流量を調整し、前記炉内で形成される火炎の形成状態及び前記炉内の温度分布の少なくとも1つを調整する制御手段とを備える加熱炉。
  2. 前記炉内の下方に、前記燃料噴出手段により形成される前記火炎の加熱対象物を有し、
    前記制御手段が、
    前記第2燃料噴出手段よりも前記第1燃料噴出手段に多くのガス燃料を供給するように前記燃料流量調整手段を調整し、前記加熱対象物を酸化雰囲気として加熱する第1制御と、
    前記第1燃料噴出手段よりも前記第2燃料噴出手段に多くのガス燃料を供給するように前記燃料流量調整手段を調整し、前記加熱対象物を還元雰囲気として加熱する第2制御と、を実行可能に構成される請求項1に記載の加熱炉。
  3. 前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段の各々が、複数のバーナから構成され、
    前記燃料流量調整手段が、前記複数のバーナの各々に供給されるガス燃料の流量を個別に調整可能に設けられ、
    当該複数のバーナの各々が、前記燃料流量調整手段を有し、
    前記制御手段が、
    低負荷時に、前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段を構成する前記複数のバーナのうち、少なくとも1つのバーナをガス燃料の供給が停止されない非停止バーナとし、残りのバーナをガス燃料の供給が停止される停止バーナとし、当該非停止バーナから噴出されるガス燃料の流速が、高負荷時に比べて速くなるように、当該非停止バーナに供給するガス燃料の流量を調整する請求項1又は2に記載の加熱炉。
  4. 前記第1燃料噴出手段及び前記第2燃料噴出手段の各々が、複数のバーナから構成され、当該バーナに少なくとも1つ設けられた噴出孔の噴出方向を変更するための噴出方向変更手段を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の加熱炉。
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