JP6868985B2 - 溶解炉 - Google Patents

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Description

本発明は、溶解槽に投入された溶解対象物を前記溶解槽上部の燃焼空間に形成する火炎により加熱する燃焼装置を備え、前記溶解槽に投入された前記溶解対象物の内部へ気体を噴出する気体噴出孔を備える溶解炉に関する。
従来、溶解炉として、例えば、特許文献1に示されるように、溶解槽に投入された溶解対象物の進行方向に沿う一対の側壁の夫々に複数のバーナ及び蓄熱室が設けられ、一方の側壁に設けられるバーナと他方の側壁に設けられるバーナとを交互に燃焼させる、所謂、交番燃焼する形態で、溶解対象物を溶解するものが知られている。
ここで、溶解炉において、溶解対象物を効率よく溶解すると共に、均質で清澄な溶解生成物を得るには、溶解対象物(又は溶解対象物とそれを溶解した溶解生成物との混合物)を溶解槽内にて対流させることが好ましい。
そこで、例えば、特許文献2に示されるように、溶解槽の下部に気体噴出孔を設け、当該気体噴出孔から溶解槽の溶解対象物中へ空気を噴出し、溶解対象物の内部にて多数の気泡を発生させ、当該気泡により、溶解対象物を対流させる技術が知られている。
他の技術としては、特許文献3に示されるように、溶解槽の下部から溶解槽の内部へ向けて燃焼火炎を形成する状態で液中燃焼バーナを設け、当該液中燃焼バーナにて形成される燃焼火炎により、溶解対象物に対流を生じさせる溶解炉が知られている。
特開2009−243853号公報 特開平08−297198号公報 特開2014―189429号公報
上記特許文献2に開示の技術にあっては、溶解槽の溶解対象物を、空気により対流させることができるが、当該空気が炉内温度を低下させるため、熱効率が低下することとなり、改善の余地があった。因みに、特許文献2に開示の技術では、溶解槽へ送り込む空気を予熱する電気ヒータを備えているが、当該電気ヒータにより予熱する場合、電力を消費することとなり、トータルとしてのエネルギ効率が低下する。
一方、特許文献3に開示の技術にあっては、液中燃焼バーナの燃焼火炎により、溶解対象物を対流させている。しかしながら、このように液中燃焼バーナの燃焼火炎を溶解対象物の内部で形成する場合、燃焼火炎が形成される部位に、火炎の形状に沿う中空状の空洞が形成される虞がある。このような状況にあっては、燃焼火炎及び燃焼排ガスが素抜けすることとなるため、溶解対象物の対流を十分に促進することができないと共に、燃焼火炎により溶解対象物を十分に加熱できず、熱効率の観点から改善の余地があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、溶解槽の溶解対象物を良好に対流させて均質で清澄な溶解対象物を生成しながらも、高い熱効率で溶解対象物の溶解を実現できる溶解炉を提供することにある。
上記目的を達成するための溶解炉は、溶解槽に投入された溶解対象物を前記溶解槽上部の燃焼空間に形成する火炎により加熱する燃焼装置を備え、前記溶解槽に投入された前記溶解対象物の内部へ気体を噴出する気体噴出孔を備える溶解炉であって、その特徴構成は、
酸素含有ガスと燃料ガスとを可燃範囲の空気比で予混合した予混合ガスを前記溶解槽の底部へ前記気体噴出孔を介して導く予混合ガス導入機構を備え
前記予混合ガス導入機構は、前記気体噴出孔へ導かれる前記予混合ガスの空気比を調整する空気比調整部を備え、
複数の前記気体噴出孔の全てから前記溶解槽へ導入される前記予混合ガスの最大投入熱量の80%以上100%以下の値である最大投入熱量関連値に対する、複数の前記気体噴出孔の全てから前記溶解槽へ導入される現時点での前記予混合ガスの投入熱量である部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め試験を行って決定される熱量割合であって前記予混合ガスの空気比としての所定の低空気比の方が当該低空気比より高い所定の空気比である高空気比よりも前記溶解槽での熱効率が高くなる上限の熱量割合として決定される特定の熱量割合判定閾値以下の場合、
前記空気比調整部は、前記予混合ガスの空気比を低下側に設定する点にある。
上記特徴構成によれば、溶解槽に備えられる気体噴出孔から、酸素含有ガスと燃料ガスとを可燃範囲の空気比で予混合した予混合ガスを溶解槽の底部へ噴出するから、当該予混合ガスにより、溶解槽にて溶解される溶解対象物を良好に対流させて、溶解対象物の全体を略均一に溶解でき、均質で清澄な溶解対象物を得ることができる。
また、燃焼装置にて形成される火炎により溶解槽内が可燃温度域まで昇温することで、溶解槽の底部から噴出している可燃範囲の空気比の予混合ガスを、溶解対象物の内部で燃焼させることができ、空気を導入する場合に比べ、溶解対象物の温度低下を低減でき、熱効率の向上を図ることができる。
更に、このように、予混合ガスを溶解槽へ噴出する構成によれば、予混合ガスを噴出する噴出速度を適切に調整することで、液中バーナにて燃焼火炎を溶解槽の底部に形成する場合に比べ、燃焼ガスの溶解対象物中での滞留時間を長くとることができ、熱効率のより一層の向上を期待できる。
以上より、溶解槽の溶解対象物を良好に対流させて均質で清澄な溶解対象物を生成しながらも、高い熱効率で溶解対象物を溶解できる溶解炉を実現できる。
更に、溶解炉は、溶解槽の空気比を適切に調整することで、溶解対象物の生産量や品種に応じた加熱・溶解状態を実現することができる。例えば、溶解対象物がガラスの場合、溶解槽を酸化雰囲気に調整することで、透明ガラスを生産することができ、溶解槽を還元雰囲気に調整することで、色ガラスを生産できる。
上記特徴構成によれば、予混合ガス導入機構の空気比調整部が、気体噴出孔へ導かれる予混合ガスの空気比を調整することで、溶解槽の溶解対象物の内部にて適切に燃焼しながらも、その燃焼を酸化雰囲気から還元雰囲気まで、様々な酸化還元雰囲気にて実現できるから、溶解対象物の生産量や品種に応じた燃焼状態を適切に実現することができる。
しかも、このような調整を、火炎が形成される燃焼空間のみならず、溶解対象物の内部から実現できるから、例えば、溶解対象物としてガラスを採用する場合、溶解対象物の全体で色ムラのない均一な製品を生産することができる。
更に、本願の発明者らは、鋭意検討することにより、図4のグラフ図に示すように、複数の気体噴出孔の全てから溶解槽へ導入される予混合ガスの最大投入熱量の80%以上100%以下の値である最大投入熱量関連値に対する、複数の気体噴出孔の全てから溶解槽へ導入される現時点での予混合ガスの投入熱量である部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め試験を行って決定される熱量割合であって予混合ガスの空気比としての所定の低空気比の方が当該低空気比より高い所定の空気比である高空気比よりも溶解槽での熱効率が高くなる上限の熱量割合として決定される特定の熱量割合判定閾値以下の場合、複数の気体噴出孔から導入される予混合ガスの空気比が小さい方が、熱効率が高くなることを見出した。
上記特徴構成によれば、複数の気体噴出孔の全てから溶解槽へ導入される予混合ガスの最大投入熱量の80%以上100%以下の値である最大投入熱量関連値に対する、複数の気体噴出孔の全てから溶解槽へ導入される現時点での予混合ガスの投入熱量である部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め試験を行って決定される熱量割合であって予混合ガスの空気比としての所定の低空気比の方が当該低空気比より高い所定の空気比である高空気比よりも溶解槽での熱効率が高くなる上限の熱量割合として決定される特定の熱量割合判定閾値以下の場合、空気比調整部が予混合ガスの空気比を低下側に設定することで、熱効率のより一層の向上を図ることができる。
因みに、『特定の熱量割合判定閾値』は、溶解炉の大きさ等に基づいて溶解炉毎に個別に決まる閾値であり、溶解炉毎に予め試験等を行って決定され記憶部等に記憶される値である。
溶解炉の更なる特徴構成は、
前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
複数の前記気体噴出孔から噴出される前記予混合ガスの噴出量の夫々を、各別に調整自在な噴出量調整部を備えている点にある。
上記特徴構成によれば、噴出量調整部が、溶解槽の底部に複数設けられる気体噴出孔からの予混合ガスの噴出量の夫々を、各別に調整自在に構成されているから、溶解対象物の種類、生産量、及び溶解炉の種類等に応じて、溶解槽での溶解対象物の対流状態を適宜、適切なものに調整できる。
溶解炉の更なる特徴構成は、
前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
複数の前記気体噴出孔のうち少なくとも一対の前記気体噴出孔の噴出方向は、複数の前記気体噴出孔の上方において、互いの前記気体噴出孔から噴出された前記予混合ガスが拡散する拡散方向に向けて設けられている点にある。
上記特徴構成の如く、複数の気体噴出孔のうち少なくとも一対の気体噴出孔の噴出方向を、複数の気体噴出孔の上方において、互いの気体噴出孔から噴出された予混合ガスが拡散する拡散方向に向けて設けることで、溶解槽の平面視で、より広い領域で予混合ガスの気泡による対流促進が可能となる。
また、溶解槽の平面視で、より広い領域へ予混合ガスを噴出して、当該予混合ガスの燃焼により溶解対象物を加熱できるから、溶解対象物の全体を適切に加熱でき、より一層、熱効率の向上を図ることができる。
溶解炉の更なる特徴構成は、
前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
複数の前記気体噴出孔のうち少なくとも一対の前記気体噴出孔の噴出方向は、複数の前記気体噴出孔の上方において、互いの前記気体噴出孔から噴出された前記予混合ガスが収束する収束方向に向けて設けられている点にある。
溶解槽の溶解対象物の対流を促進する観点からは、気体噴出孔から噴出される予混合ガスの溶解対象物の中に形成される気泡は大径であることが好ましい。
ただし、大径の気泡を形成するべく、一の気体噴出孔からの予混合ガスの噴出量を増加させる場合、気体噴出孔の孔径が一定であると仮定すると、予混合ガスの噴出速度が増加するため、必ずしも大径の気泡を形成できるとは限らない。例えば、予混合ガスの噴出速度が所定速度以上になる場合、噴出された予混合ガスが気泡を形成することなく、溶解槽の上部まで連続して気体通流路を形成し、対流促進の観点からは好ましいとは言えない状態になる虞がある。
上記特徴構成の如く、複数の気体噴出孔のうち少なくとも一対の気体噴出孔の噴出方向を、複数の気体噴出孔の上方において、互いの気体噴出孔から噴出された予混合ガスが収束する収束方向に向けて設けることで、気体噴出孔からの気体噴出速度を必要以上に速めることなく、少なくとも一対の気体噴出孔から噴出された予混合ガスにて溶解対象物中に形成される気泡を合流させ、大径の気泡を形成でき、当該大径の気泡にて対流を促進できる。
溶解炉の更なる特徴構成は、
前記予混合ガス導入機構は、前記予混合ガスを通流して前記気体噴出孔へ連接する予混合ガス通流管を備え、
当該予混合ガス通流管の管内径が、燃料ガスの消炎距離以下である点にある。
上記特徴構成によれば、予混合ガス通流管を通流する燃料ガスが逆火することを防止して、安全に予混合ガスを気体噴出孔から噴出できる。
実施形態に係る溶解炉であり、図2に示す溶解炉のI-I断面図 実施形態に係る溶解炉の平面断面図 実施形態に係る溶解炉であり、図2に示す溶解炉のIII−III断面図 空気比毎において予混合投入熱量割合を変更したときの熱効率を示すグラフ図 別実施形態に係る溶解炉の縦断面図 別実施形態に係る溶解炉の縦断面図
本発明の実施形態に係る溶解炉100は、図1〜3に示すように、溶解槽11の溶解対象物を良好に対流させて均質で清澄な溶解生成物を生成しながらも、高い熱効率で溶解対象物を溶解できる溶解炉100に関する。
以下、図1〜4に基づいて、当該溶解炉100について説明する。
図1〜3に示すように、溶解炉100は、ガラス原料G(溶解対象物の一例)を溶解するガラス溶解用の溶解炉であり、所謂、スルーポート式の溶解炉として構成されている。説明を加えると、溶解槽11に投入されたガラス原料Gを溶解槽11の上部の燃焼空間Sに形成する火炎により加熱する燃焼装置Nを備え、溶解槽11に投入されたガラス原料Gの内部へ気体を噴出する気体噴出孔30aを備えており、酸素含有ガスA(例えば、空気)と燃料ガスF(例えば、都市ガス13A)とを可燃範囲の空気比で予混合した予混合ガスを気体噴出孔30aへ導く予混合ガス導入機構を備えて構成されている。
溶解炉100は、平面視において、長手方向(図2で矢印Xに沿う方向)を有する矩形状の炉本体10を備えており、当該溶解炉本体10の上方には、ガラス原料G及びそれが溶解した溶解ガラスGを保持しつつ移送する溶解槽11が設けられ、当該溶解槽11の上方には、燃焼空間Sが形成されている。
溶解槽11には、平面視において、長手方向の一方端の壁面11aにガラス原料Gを受け入れる受入口(図示せず)が設けられていると共に、長手方向の他方端の壁面11bに溶解ガラスGを吐出する吐出口(図示せず)が設けられている。
溶解槽11の側方には、溶解槽11の長手方向に沿って、蓄熱用の煉瓦等が設けられる一対の蓄熱室Tが設けられており、当該一対の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとは、気体を通流する気体通流路12にて連通接続されている。尚、一方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12aと、他方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12bとは、両者の燃焼空間Sに臨む流路開口端が、互いに対向する状態で設けられており、更に、一方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12aと、他方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12bとの組みが、溶解槽11の長手方向に沿って、複数設けられている。
当該実施形態に係る溶解炉100は、交番燃焼を実現するべく、図1に示すように、ファンF1にて圧送される酸素含有ガスAを通流する酸素含有ガス流路L0と、排ガスEを外部へ排出する排ガス排出路L3と、流路切換弁V0と、流路切換弁V0と一方の蓄熱室Tとを繋ぐ第1通流路L1と、流路切換弁V0と他方の蓄熱室Tとを繋ぐ第2通流路L2とが設けられ、流路切換弁V0は、酸素含有ガス流路L0を第1通流路L1に接続すると共に排ガス排出路L3を第2通流路L2に接続する第1通流状態と、酸素含有ガス流路L0を第2通流路L2と接続すると共に排ガス排出路L3を第1通流路L1と接続する第2通流状態とを切り換え可能に構成されている。
当該構成により、酸素含有ガス流路L0、排ガス排出路L3、第1通流路L1、第2通流路L2、流路切換弁V0、及び当該流路切換弁V0の切り換えを制御する運転制御部(図示せず)が、一方の蓄熱室Tを通過した酸素含有ガスAを気体通流路12aを介して燃焼空間Sへ供給すると共に燃焼空間Sからの排ガスEを気体通流路12bを介して他方の蓄熱室Tを通過させた後に外部へ排出する第1通流状態と、他方の蓄熱室Tを通過した酸素含有ガスAを気体通流路12bを介して燃焼空間Sへ供給すると共に燃焼空間Sからの排ガスEを気体通流路12aを介して一方の蓄熱室Tを通過させた後に外部へ排出する第2通流状態とを切り換える。
一方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12aと、他方の蓄熱室Tと溶解炉本体10の燃焼空間Sとを繋ぐ気体通流路12bとの間には、その流路部位から燃焼空間Sへ向けて火炎Kを形成する燃焼装置Nが設けられている。
説明を追加すると、当該燃焼装置Nは、燃焼空間Sへ燃料ガスFを噴出する燃料ガス噴出部(図示せず)が形成される頂部を、気体通流路12の流路部位に突出する突出姿勢と、気体通流路12の流路部位から流路外へ引退する引退姿勢とで切り換える昇降機構(図示せず)を備えている。運転制御部(図示せず)は、燃焼装置Nのうち、酸素含有ガスAが通流する気体通流路12に設けられる燃焼装置Nを突出姿勢にすると共に、排ガスEが通流する気体通流路12に設けられる燃焼装置Nを引退姿勢とし、突出姿勢にある燃焼装置Nに火炎Kを形成させる。即ち、運転制御部は、酸素含有ガスA及び排ガスEの第1通流状態と第2通流状態とを切り換えに対応して、燃焼装置Nの突出姿勢と引退姿勢とを切り換える形態で、交番燃焼を実行する。当該交番燃焼を実行することにより、溶解対象物としてガラス原料Gを溶解する場合、溶解炉本体10の内部は、1500℃程度の温度に保たれ、ガラス原料Gが溶解される。
さて、当該実施形態に係る溶解炉100は、溶解槽11のガラス原料G及び溶解ガラスGを良好に対流させて均質で清澄な溶解ガラスGを生成しながらも、高い熱効率でガラス原料Gを溶解するべく、酸素含有ガスAと燃料ガスFとを可燃範囲の空気比で予混合した予混合ガスを気体噴出孔30aへ導く予混合ガス導入機構を備えている。因みに、当該実施形態にあっては、一の気体噴出孔30aを有する気体噴出部30が、溶解槽11の底部に気体噴出孔30aを臨ませる形態で、複数設けられており、複数の気体噴出部30の夫々に対し各別に予混合ガスを供給する構成を採用している。
説明を追加すると、図1、2に示すように、酸素含有ガスAを通流する酸素含有ガス通流路L4と、燃料ガスFを通流する燃料ガス通流路L5と、酸素含有ガス通流路L4と燃料ガス通流路L5との下流側の接続部位と気体噴出部30とを接続する予混合ガス通流路L6、L7とが設けられており、当該実施形態にあっては、予混合ガス通流路L6、L7(予混合ガス通流管の一例)は、上流側で予混合ガスを通流する上流側予混合ガス通流路L6と、当該上流側予混合ガス通流路L6から分岐する複数の下流側予混合ガス通流路L7とから構成されており、複数の下流側予混合ガス通流路L7の夫々は、複数の気体噴出部30の夫々に各別に連通接続されている。
更に、酸素含有ガス通流路L4には、当該酸素含有ガス通流路L4を通流する酸素含有ガスAの流量を制御する第1流量制御弁V1が設けられ、燃料ガス通流路L5には、当該燃料ガス通流路L5を通流する燃料ガスFの流量を制御する第2流量制御弁V2が設けられ、複数の下流側予混合ガス通流路L7の夫々には、当該下流側予混合ガス通流路L7を通流する予混合ガスの流量を制御する第3流量制御弁V3が設けられている。
そして、第1流量制御弁V1、第2流量制御弁V2、及び第3流量制御弁V3の弁開度は、図示しない運転制御部にて制御され、第1流量制御弁V1及び第2流量制御弁V2の弁開度を制御することにより、供給される予混合ガスの空気比が可燃範囲の空気比に適切に調整される。また、複数の第3流量制御弁V3の開度を各別に制御することで、複数の気体噴出孔30aから噴出される予混合ガスの噴出量の夫々が、各別に調整される。
即ち、第1流量制御弁V1、第2流量制御弁V2、及び運転制御部が、空気比調整部として働き、第3流量制御弁V3及び運転制御部が、噴出量調整部として働く。更に、酸素含有ガス通流路L4、燃料ガス通流路L5、予混合ガス通流路L6、L7、第1流量制御弁V1、第2流量制御弁V2、第3流量制御弁V3、及び運転制御部が、予混合導入機構として働く。
尚、当該実施形態にあっては、複数の気体噴出部3の夫々に設けられる気体噴出孔30aは、図1〜3に示すように、溶解槽11でガラス原料Gの受入口(図示せず)から吐出口(図示せず)への全体としての流れ方向(図1、2、3で矢印Xに沿う方向)に直交する方向(図1、2、3で矢印Zに沿う方向)に沿って、列をなす形態で、等間隔に設けられている。当該実施形態にあっては、複数の気体噴出部30aは、受入口と吐出口とから略等距離にある部位に設けられている。
当該配置構成を採用することにより、ガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物は、溶解槽11において受入口から吐出口へ向かう全体としての流れ方向(図1、2、3で矢印Xに沿う方向)での流れに加え、図3に示すように、気体噴出孔30aから噴出される複数の気泡Bの下方から上方への移動に沿って、溶解槽11の下方に存在する比較的低温のガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物が、溶解槽11の下方から上方へ対流する。当該対流により、溶解槽11の下方の比較的低温のガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物が、燃焼空間Sの近傍まで上昇し、燃焼空間Sにて火炎Kにより加熱される。これにより、ガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物の全体をより均一に加熱でき、熱効率の向上を図ることができる。
更に、当該実施形態にあっては、複数の気体噴出孔30aから噴出される予混合ガスの空気比は、空気比調整部により可燃範囲に調整され噴出されるので、溶解槽11でガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物の内部にて、着火温度域まで昇温する。これにより、複数の気泡Bの内部にて予混合ガスを自己着火させることができ、ガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物を内部から加熱できる。結果、ガラス原料G及び溶解ガラスGの混合物の全体をより均一に加熱でき、熱効率の向上を図ることができる。
尚、予混合ガス通流路L6、L7において、空気比を可燃範囲に調整した予混合ガスを通流することに伴って逆火が発生することを防止するべく、予混合ガス通流路L6、L7である予混合ガス通流管の管内径は、燃料ガスFの消炎距離以下に設定されている。当該実施形態の如く、燃料ガスFとして都市ガス13Aを用いる場合であって、空気比を1.1に設定する場合、予混合ガス通流管の管内径は、1.7mm以下に設定することが好ましい。
因みに、製品として透明ガラスを生産する場合、運転制御部は、複数の気体噴出孔30aから噴出する予混合ガスの空気比が、酸化雰囲気となるように空気比調整部を調整すると共に、気体通流路12から供給される酸素含有ガスAと燃焼装置Nの燃料ガス噴出部(図示せず)から噴出される燃料ガスFとの流量比を、燃焼空間Sが酸化雰囲気となるように、ファンF1の回転数等を調整する。
一方、製品として色つきガラスを生産する場合、運転制御部は、複数の気体噴出孔30aから噴出する予混合ガスの空気比が、還元雰囲気となるように空気比調整部を調整すると共に、気体通流路12から供給される酸素含有ガスAと燃焼装置Nの燃料ガス噴出部(図示せず)から噴出される燃料ガスFとの流量比を、燃焼空間Sが還元雰囲気となるように、ファンF1の回転数等を調整する。
当該制御を実行することにより、火炎Kが形成される燃焼空間Sのみならず、溶解対象物の内部から、酸化還元雰囲気の調整を実現できるから、例えば、溶解対象物としてガラス原料Gを採用する場合、ガラス原料Gの全体で色ムラのない均一な製品を生産できる。
さて、本願の発明者らは、鋭意検討することにより、図4のグラフ図に示すように、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入される予混合ガスの最大投入熱量に関連する最大投入熱量関連値に対する、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入される予混合ガスの部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め決定される特定の熱量割合判定閾値(図4で一点鎖線で示す閾値)以下の場合、複数の気体噴出孔30aから導入される予混合ガスの空気比が小さい方が、熱効率が高くなることを見出した。
因みに、図4は、テスト炉にて実施した実際の試験結果を示すグラフ図であり、当該テスト炉においては、図4のグラフ図に示すように、熱量割合判定閾値は、予混合投入熱量割合が60%であるときであり、予混合ガス投入熱量割合が当該熱量割合判定閾値以下の場合、空気比2.0の場合よりも空気比1.5の場合の方が、熱効率が高いという知見が得られている。
そこで、当該実施形態にあっては、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入される予混合ガスの最大投入熱量に関連する最大投入熱量関連値に対する、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入される予混合ガスの部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め決定される特定の熱量割合判定閾値(図4で一点鎖線で示される値:図4では予混合投入熱量割合が60%)以下の場合、空気比調整部としての運転制御部は、予混合ガスの空気比を低下側に設定する。
これにより、溶解炉100の熱効率のより一層の向上を図ることができる。
因みに、『複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入される予混合ガスの最大投入熱量に関連する最大投入熱量関連値』とは、例えば、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入可能な予混合ガスの最大投入熱量の80%程度の熱量を意味するものである。尚、当該最大投入熱量関連値は、80%程度に限定されず、複数の気体噴出孔30aの全てから溶解槽11へ導入可能な予混合ガスの最大投入熱量の80%程度以上100%以下の値であっても構わない。
また、『特定の熱量割合判定閾値』は、溶解炉の大きさ等に基づいて溶解炉毎に個別に決まる閾値であり、溶解炉100毎に予め試験等を行って決定され、運転制御部の記憶部(図示せず)に記憶される。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、溶解対象物は、ガラス原料Gである例を示した。しかしながら、当該溶解対象物は、ガラス原料G以外の金属等であっても構わない。
(2)上記実施形態にあっては、溶解炉100は、スルーポート式の溶解炉を例として説明した。しかしながら、溶解炉100は、アンダーポート式の溶解炉や、エンドーポート式の溶解炉であっても、本発明の作用効果を良好に発揮し得る。
(3)上記実施形態においては、燃焼装置N及び気体噴出孔30aに対し、酸素含有ガスAとして空気を供給する例を示したが、別に、酸素を富化した酸素濃度が21%以上の酸素富化ガスを供給しても構わない。
また、燃焼装置N及び気体噴出孔30aに対し、燃料ガスFとして、都市ガス13Aを供給する例を挙げたが、例えば、メタンガスや天然ガス等の可燃性ガスを供給しても構わない。
(4)上記実施形態では、一の気体噴出孔30aを有する気体噴出部30を、複数設ける構成例を示したが、一の気体噴出部30に対し複数の気体噴出孔30aを設ける構成を採用しても構わない。
当該構成にあっても、夫々の気体噴出孔30aに対して、各別に下流側予混合ガス通流路L7が連通接続され、各別に予混合ガスを供給する構成を採用することが好ましい。
また、一の気体噴出部30に対し一の気体噴出孔30aを設ける構成を採用しても構わない。
)図5に示すように、複数の気体噴出孔30aのうち少なくとも一対の気体噴出孔30aの噴出方向(図5では、3つ)は、複数の気体噴出孔30aの上方において、互いの気体噴出孔30aから噴出された予混合ガスが拡散する拡散方向に向けて設けられる構成を採用しても構わない。
当該構成により、溶解槽11の平面視で、より広い領域で予混合ガスの気泡Bによる対流促進が可能となる。また、溶解槽11の平面視で、より広い領域へ予混合ガスを噴出して、当該予混合ガスの燃焼により溶解対象物を加熱でき、溶解対象物の全体を適切に加熱でき、熱効率の向上を図ることができる。
)図6に示すように、複数の気体噴出孔30aのうち少なくとも一対の気体噴出孔30a(図6では、3つ)の噴出方向は、複数の気体噴出孔30aの上方において、互いの気体噴出孔30aから噴出された予混合ガスが収束する収束方向に向けて設けられる構成を採用しても構わない。
当該構成により、気体噴出孔30aからの気体噴出速度を必要以上に早くすることなく、少なくとも一対の気体噴出孔30aから噴出された予混合ガスにて溶解対象物中に形成される気泡Bを合流させ、大径の気泡Bを形成でき、当該大径の気泡Bにて対流を促進できる。
)複数の気体噴出孔30aは、図1〜3に示すように、溶解槽11でガラス原料Gの受入口(図示せず)から吐出口(図示せず)への全体としての流れ方向(図1、2、3で矢印Xに沿う方向)に直交する方向(図1、2、3で矢印Zに沿う方向)に沿って、列をなす形態で、等間隔に設けられる構成例を示した。
しかしながら、複数の気体噴出孔30aは、例えば、溶解槽11でガラス原料Gの全体としての流れ方向(図1、2、3で矢印Xに沿う方向)に直交する方向(図1、2、3で矢印Zに沿う方向)に沿って、2列以上の列をなす形態で、設けられる構成を採用しても構わない。また、複数の気体噴出部30a同士の間隔は、等間隔でなくても構わない。





尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明の溶解炉は、溶解槽の溶解対象物を良好に対流させて均質で清澄な溶解生成物を生成しながらも、高い熱効率で溶解対象物を溶解できる溶解炉として、有効に利用可能である。
10 :溶解炉本体
11 :溶解槽
30a :気体噴出孔
100 :溶解炉
A :酸素含有ガス
F :燃料ガス
G :ガラス原料、溶解ガラス
L6、L7:予混合ガス通流路
N :燃焼装置
V1 :第1流量制御弁
V2 :第2流量制御弁
V3 :第3流量制御弁

Claims (5)

  1. 溶解槽に投入された溶解対象物を前記溶解槽上部の燃焼空間に形成する火炎により加熱する燃焼装置を備え、前記溶解槽に投入された前記溶解対象物の内部へ気体を噴出する気体噴出孔を備える溶解炉であって、
    酸素含有ガスと燃料ガスとを可燃範囲の空気比で予混合した予混合ガスを前記溶解槽の底部へ前記気体噴出孔を介して導く予混合ガス導入機構を備え、
    前記予混合ガス導入機構は、前記気体噴出孔へ導かれる前記予混合ガスの空気比を調整する空気比調整部を備え、
    複数の前記気体噴出孔の全てから前記溶解槽へ導入される前記予混合ガスの最大投入熱量の80%以上100%以下の値である最大投入熱量関連値に対する、複数の前記気体噴出孔の全てから前記溶解槽へ導入される現時点での前記予混合ガスの投入熱量である部分投入熱量の割合である予混合投入熱量割合が、溶解炉毎に予め試験を行って決定される熱量割合であって前記予混合ガスの空気比としての所定の低空気比の方が当該低空気比より高い所定の空気比である高空気比よりも前記溶解槽での熱効率が高くなる上限の熱量割合として決定される特定の熱量割合判定閾値以下の場合、
    前記空気比調整部は、前記予混合ガスの空気比を低下側に設定する溶解炉。
  2. 前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
    複数の前記気体噴出孔から噴出される前記予混合ガスの噴出量の夫々を、各別に調整自在な噴出量調整部を備えている請求項1に記載の溶解炉。
  3. 前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
    複数の前記気体噴出孔のうち少なくとも一対の前記気体噴出孔の噴出方向は、複数の前記気体噴出孔の上方において、互いの前記気体噴出孔から噴出された前記予混合ガスが拡散する拡散方向に向けて設けられている請求項1又は2に記載の溶解炉。
  4. 前記気体噴出孔は、前記溶解槽の底部に複数設けられ、
    複数の前記気体噴出孔のうち少なくとも一対の前記気体噴出孔の噴出方向は、複数の前記気体噴出孔の上方において、互いの前記気体噴出孔から噴出された前記予混合ガスが収束する収束方向に向けて設けられている請求項1又は2に記載の溶解炉。
  5. 前記予混合ガス導入機構は、前記予混合ガスを通流して前記気体噴出孔へ連接する予混合ガス通流管を備え、
    当該予混合ガス通流管の管内径が、燃料ガスの消炎距離以下である請求項1〜4の何れか一項に記載の溶解炉。
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