JP2016160699A - フローリング用付属部材 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1実施例としてのフローリング用付属部材(以下、単に、付属部材とも呼ぶ)20の斜視図である。付属部材20は、湿度変化などに伴うフローリングの伸縮によって、隣接するフローリング同士が衝突し、フローリングの浮き上がり、反り、突き上げなどが生じることを抑制するために、フローリング工事の際にフローリングとともに設置される。
図3は、第2実施例としての付属部材120を設置した様子を示す断面図である。図3において、第1実施例(図2)と同一の構成要素には、図2と同一の符号を付している。以下では、重複する説明を避けるために、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。この点は、後述する図4〜11に示される構成要素に付される符号、および、これらの図面の説明についても同様である。
図4は、第3実施例としての付属部材220を設置した様子を示す断面図である。付属部材220は、本体30(図2参照)に代えて、本体230を備えている。本体230は、第1の板状部231と第2の板状部232とを備えている。第2の板状部232は、図2に示した第2の板状部32と同様に、長手方向LDに沿って、第1の板状部231の一方の面から当該一方の面と交差する方向(ここでは直交する方向)に延在している。この第2の板状部232の直交方向ODの中央には、長手方向LDに沿って、第1の板状部231側が開口した溝239が形成されている。第1の板状部231は、図2に示した第1の板状部31と略同一の形状を有している。ただし、第1の板状部231は、その中央部分に、分離可能な蓋部231aを備えている点が第1の板状部31と異なっている。蓋部231aは、第1の板状部231に形成された凹部に嵌め込まれることによって、溝239を塞ぐ。このとき、蓋部231aを含む第1の板状部231の上面は、平坦な面となる。また、本体230は、図2に示した第3の板状部33に相当する部位を備えていない。また、下地290は、段差部91が形成されていない点が図2に示した下地90と異なっている。つまり、下地290は、その全体が平坦に形成されている。
図5は、第4実施例としての付属部材320を設置した様子を示す断面図である。付属部材320は、本体30(図2参照)に代えて、本体330を備えている。本体330は、第2の板状部332と第3の板状部333とを備えている。この第2の板状部332および第3の板状部333は、図2に示した第2の板状部32および第3の板状部33と同一の形状を有している。一方、本体330は、図2に示した第1の板状部31に相当する部位を備えていない。
図6(a)は、第5実施例としての付属部材420を設置した様子を示す断面図である。付属部材420は、本体30(図2参照)に代えて、本体430を備えている。本実施例では、本体430は、樹脂によって形成されている。本体430は、第1の部材434と第2の部材435とを備えている。第1の部材434は、第1の板状部431と第2の板状部432とを備えている。第1の板状部431は、図2に示した第1の板状部31と同一の形状を有している。第2の板状部432は、長手方向LDに沿って、第1の板状部431の一方の面から当該一方の面と交差する方向(ここでは直交する方向)に延在している。第2の板状部432は、直交方向ODにおいて、第1の板状部31の略中央から延在している。本実施例では、第2の板状部432は、直交方向ODに間隔が隔てられた一対(2つ)の第2の板状部432として形成されている。一対の第2の板状部432の各々の直交方向ODにおける外側の面には、凹凸部437が形成されている。凹凸部437は、本実施例では、長手方向LDに直交する断面において、凸部が三角形状に突出する凹凸形状に形成されている。
図7は、第6実施例としての付属部材520を設置した様子を示す断面図である。付属部材520は、本体430(図6(a)参照)に代えて、本体530を備えている。本体530は、第2の部材435に代えて、第2の部材535を備えている。第2の部材535は、略U字形状に形成されている。換言すれば、第2の部材535は、第5実施例の第4の板状部436に相当する部位が、第3の板状部433に相当する部位の直交方向ODの両端から延在する形状を有している。この第2の部材535の上方に突出した一対の突出部分の内面には、凹凸部437と係合するための凹凸部538が形成されている。フローリング481,482は、平坦な下地290の上に配置される。かかる構成によれば、図2に示した段差部91を下地290に形成する必要がなく、また、それに伴って下地290のレベル調整も不要となる。
図8は、第7実施例としての付属部材620を設置した様子を示す断面図である。付属部材620は、本体30(図2参照)に代えて、本体630を備えている。本体630は、第1の板状部631と第2の板状部632と第3の板状部633とを備えている。第2の板状部632は、図4に示した第2の板状部232と同一の形状を有している。この第2の板状部632の直交方向ODの中央には、長手方向LDに沿って、第1の板状部631側が開口した溝639が形成されている。第1の板状部631は、図4に示した第1の板状部231のうちの、第2の板状部232に対する片側のみの形状を有している。また、第3の板状部633は、図2に示した第2の板状部32のうちの、第2の板状部32に対する片側のみの形状を有している。つまり、第1の板状部631および第3の板状部633は、第2の板状部632から、直交方向ODの一方側のみに延在している。換言すれば、第2の板状部632は、第1の板状部631および第3の板状部633の、直交方向ODにおける同一側の各々の端部を延在している。第1の板状部631は、図4に示した第1の板状部231と同様に、その中央部分に、分離可能な蓋部631aを備えている。本実施例では、本体630は、ビス53によって第2の板状部632が下地90に固定される。ビス53が打設された後、溝639は、蓋部631aによって塞がれる。フローリング81は、図2と同様にして配置される。この付属部材620は、複数配列されるフローリングの終端部に使用することができ、付属部材20と同様の効果を得ることができる。
図9は、第8実施例としての付属部材720を設置した様子を示す断面図である。付属部材720は、本体30(図2参照)に代えて、本体730を備えている。本体730は、第1の板状部731と第2の板状部732とを備えている。第1の板状部731は、図8に示した第1の板状部631と同一の形状を有しており、蓋部731aを備えている。第2の板状部732は、図2に示した第2の板状部32と同一の形状を有している。第2の板状部732には、溝639と同様の溝739が形成されている。つまり、本体730は、図8に示した本体630に対して、第3の板状部633に相当する部位を備えていない。この付属部材720は、複数配列されるフローリングの終端部に使用することができ、付属部材220(図4参照)と同様の効果を得ることができる。
図10は、第9実施例としての付属部材820を設置した様子を示す断面図である。付属部材820は、本体830を備えている。本体830は、第1の部材834と第2の部材835とを備えている。第1の部材834は、第1の板状部831と、一対の第2の板状部832とを備えている。第1の板状部831は、図6(a)に示した第1の板状部431のうちの、第2の板状部32に対する略片側のみの形状を有している。一対の第2の板状部832は、図6(a)に示した第2の板状部432と同一の形状を有しているが、第1の板状部831の直交方向ODにおける一方の側に偏って延在している。一対の第2の板状部832の各々の直交方向ODにおける外側の面には、図6(a)に示した凹凸部437と同一形状の凹凸部837が形成されている。
図11は、第10実施例としての付属部材920を設置した様子を示す断面図である。付属部材920は、本体930を備えている。本体930は、第1の部材834(図10参照)と第2の部材935とを備えている。第2の部材935は、図7に示した第2の部材535と同一形状を有しており、第2の部材935の直交方向ODにおける外側の面には、凹凸部538と同一形状の凹凸部938が形成されている。この付属部材920は、複数配列されるフローリングの終端部に使用することができ、付属部材520(図7参照)と同様の効果を得ることができる。
図6(a)に示した構成において、一対の第2の板状部432は、1つの第2の板状部432として形成されてもよい。つまり、図68a)に示した一対の第2の板状部432同士の間の空隙がないように第2の板状部432が形成されてもよい。こうしても、図6(a)と同様の効果を奏する。ただし、図6(a)の構成は、当該変形例の構成と比べて、第2の板状部432の材積を低減することができる。この点は、図7,10,11に示した構成についても同様に適用可能である。
30,130,230,330,430,530,630,730,830,930…本体
31,131,231,431,631,731,831…第1の板状部
32,132,232,332,432,632,732,832…第2の板状部
33,133,333,433,633,833…第3の板状部
41…柔軟部材
42…柔軟部材
51,52,53…ビス
81,82,481,482…フローリング
90,290…下地
91…段差部
134…傾斜部
231a,631a,731a…蓋部
239,639,739…溝
434,834…第1の部材
435,535,835,935…第2の部材
436,836…第4の板状部
437,438,538,837,838,938…凹凸部
LD…長手方向
OD…直交方向
Claims (16)
- フローリング用付属部材であって、
長手方向に延在する第1の板状部と、
前記長手方向に沿って、前記第1の板状部の一方の面から該一方の面と交差する方向に延在する第2の板状部と
を備えるフローリング用付属部材。 - 請求項1に記載のフローリング用付属部材であって、
さらに、前記第2の板状部に隣接して配置するための柔軟部材であって、前記長手方向と直交する方向の幅が前記第1の板状部よりも小さい柔軟部材を備える
フローリング用付属部材。 - 請求項1または請求項2に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第1の板状部は、前記長手方向と直交する方向において前記第2の板状部から離れるに従って厚みが小さくなる傾斜部を前記一方の面と反対側の面に備える
フローリング用付属部材。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
さらに、前記長手方向に延在するとともに前記第1の板状部と平行な第3の板状部を備え、
前記第2の板状部は、前記第3の板状部の前記第1の板状部側の面から該第1の板状部側に向けて延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記第1の板状部の一方の面の、前記長手方向と直交する方向における略中央から延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項4を従属元に含む請求項5に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記第3の板状部の前記第1の板状部側の面の、前記長手方向と直交する方向における略中央から該第1の板状部側に向けて延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項2を従属元に含む、請求項5または請求項6に記載のフローリング用付属部材であって、
前記柔軟部材は、前記第2の板状部の、前記長手方向と直交する方向における両側にそれぞれ隣接して配置するための一対の柔軟部材である
フローリング用付属部材。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記第1の板状部の、前記長手方向と直交する方向における端部から延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項4を従属元に含む請求項8に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記第1の板状部および前記第3の板状部の、前記長手方向と直交する方向における同一側の各々の端部の間を延在する
フローリング用付属部材。 - フローリング用付属部材であって、
第1の部材と第2の部材とを備え、
第1の部材は、
長手方向に延在する第1の板状部と、
前記長手方向に沿って、前記第1の板状部の一方の面から該一方の面と交差する方向に延在する第2の板状部と
を備え、
前記第2の部材は、
長手方向に延在する第3の板状部と、
前記長手方向に沿って、前記第3の板状部の一方の面から該一方の面と交差する方向に延在する一対の第4の板状部であって、前記長手方向と直交する方向に間隔が隔てられた一対の第4の板状部と
を備え、
前記第2の板状部と前記一対の第4の板状部とは、嵌合可能な大小関係にある
フローリング用付属部材。 - 請求項10に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記長手方向と直交する方向に間隔が隔てられた一対の第2の板状部を備える
フローリング用付属部材。 - 請求項10または請求項11に記載のフローリング用付属部材であって、
さらに、前記第2の板状部と前記一対の第4の板状部とが嵌合される場合に前記第2の板状部および前記第4の板状部のうちの相対的に外側に配置される外側板状部に隣接して、該外側板状部よりも外側に配置するための柔軟部材であって、前記長手方向と直交する方向の幅が前記第1の板状部および前記第2の板状部のいずれよりも小さい柔軟部材を備える
フローリング用付属部材。 - 請求項10ないし請求項12のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記一対の第4の板状部は、前記第3の板状部の両端からそれぞれ延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項10ないし請求項13のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記第1の板状部の一方の面の、前記長手方向と直交する方向における略中央から延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項10ないし請求項13のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部は、前記長手方向と直交する方向における一方の側に偏って延在する
フローリング用付属部材。 - 請求項10ないし請求項15のいずれか一項に記載のフローリング用付属部材であって、
前記第2の板状部と前記一対の第4の板状部とが嵌合される場合に、前記第2の板状部と前記一対の第4の板状部とは、該第2の板状部および該一対の第4の板状部に形成された凹凸形状またはネジ構造によって互いに係合される
フローリング用付属部材。
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