JP2016158746A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016158746A
JP2016158746A JP2015038463A JP2015038463A JP2016158746A JP 2016158746 A JP2016158746 A JP 2016158746A JP 2015038463 A JP2015038463 A JP 2015038463A JP 2015038463 A JP2015038463 A JP 2015038463A JP 2016158746 A JP2016158746 A JP 2016158746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
door body
internal space
dishwasher
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015038463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6531276B2 (ja
Inventor
卓大 三島
Takao Mishima
卓大 三島
井上 大輔
Daisuke Inoue
大輔 井上
啓明 宮瀬
Keimei Miyase
啓明 宮瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015038463A priority Critical patent/JP6531276B2/ja
Publication of JP2016158746A publication Critical patent/JP2016158746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6531276B2 publication Critical patent/JP6531276B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成で外観部品の裏面に結露することを防止し、高い意匠性を実現できる食器洗い機を提供する。
【解決手段】筐体1と、前部に開口部3aを有し筐体1内に設けられる洗浄槽3と、開口部3aを閉塞する扉体4とを備え、扉体4は、前側の外郭部12と、後側で洗浄槽3の前壁となる内壁部13とを組み合わせて構成されるとともに内部に内部空間14を有し、外郭部12は、不透明な樹脂で成形されたベース部品15と、ベース部品15の所定範囲の前面に覆い重なるように装着される透明な樹脂で成形された外観部品16とを有し、外観部品16は、少なくとも上部の上側端部16aがベース部品15に当接するように固定され、第1の隙間20が上側端部16aとベース部品15との当接により形成され、第2の隙間21が外観部品16と重なるベース部品15の前面に形成され、第1の隙間20は、外部から扉体4の内部空間14に連通するように構成された。
【選択図】図2

Description

本発明は食器類を洗浄する食器洗い機に関する。
従来の食器洗い機は、扉体の前面に透明な外観部品を設け、洗浄槽の状態を観察できるように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。また、洗浄槽の内部を見るものではなく、着色した透明の外観部品を重ねて装着することで、意匠性の向上を図ったものがある。
図8は、従来の食器洗い機の側面断面図である。図8に示されるように、食器洗い機は、筐体1内に食器類2を収容する洗浄槽3が設けられ、前面に食器類2が出し入れされる開口部3aを有する。この開口部3aを開閉する扉体4が、上扉体4aと下扉体4bとに2分割して配設されている。上扉体4aは筐体1の上方に開き、下扉体4bは下端を軸にして前方に開く。開口部3aと扉体4の間、および、上扉体4aと下扉体4bとの間には、洗浄運転中に洗浄水や蒸気が漏れないように、シール部品4cが設けられている。
洗浄槽3内には、食器類2が戴置される食器かご5が上下2段に設けられている。それぞれの食器かご5の下側に洗浄ノズル6が設けられている。洗浄槽3の下側には、水道に接続されて洗浄水を供給する給水装置7と、洗浄槽3に溜められた洗浄水を加圧して洗浄ノズル6に送水する洗浄ポンプ8と、洗浄槽3内に外気を導入する送風装置9とが配設されている。洗浄ノズル6は、洗浄ポンプ8に接続され、回転しながら加圧された洗浄水を食器類2に向けて噴射する。ヒータ10が洗浄槽3内の底部に配設されている。ヒータ10は、洗い工程において循環する洗浄水を加熱し、乾燥工程において送風装置9によって送風される空気を加熱する。また、制御装置11が扉体4の下方に設けられている。制御装置11は、給水装置7、洗浄ポンプ8、送風装置9、ヒータ10などを制御し、食器洗い機の一連の洗浄運転を実行する。
図9は、従来の食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図である。図9に示されるように、下扉体4bは、前側の外郭部12と、後側で洗浄槽の前壁となる内壁部13とを組み合わせて内部に内部空間14を有するように構成されている。外郭部12は、不透明な樹脂で成形されたベース部品15と、ベース部品15の前面に覆い重なるように装着される透明な樹脂で成形された外観部品16とを有している。外観部品16は、少なくとも上部の上側端部16aがベース部品15に当接するように固定されている。そして、外観部品16とベース部品15との隙間Gは、上側端部16aから下部まで連続して形成されている。このようにして、外観部品16が意匠性を向上するように構成されていた。
特開2005−143516号公報
しかしながら、前記従来の構成では、使用者が食器類を戴置するときに扉体に水滴を落したり、上扉体と下扉体とのシール部の隙間から蒸気が漏れたりすることがある。このような水分が、扉体を構成する透明な外観部品とベース部品との隙間に付着すると、毛細管現象などによって隙間の内部に水分が浸入する場合がある。このようにしてわずかな水分でも隙間に浸入すると、通常は水分が見えなくても、外気温などの条件によって透明な外
観部品の裏面に結露するという問題があった。
また、この問題を解決するため、図8に示されるように、隙間の所定の位置に、接着剤やシール材などの防水部品Sが設けられていた。しかしながら、透明な外観部品を介して防水部品が見えるため、意匠性が損なわれる。そこで、外観部品による意匠性を維持するため、さらに防水部品を隠すための印刷を施したり、外観部品の透明度を下げたりしていた。このように、水分の浸入対策のために防水部品や印刷などの多くの部品が必要であり、コスト上昇の課題はもちろんのこと、確実な防水性と意匠性を実現するため、組立性および組立管理が課題であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で外観部品の裏面に結露することを防止し、高い意匠性を実現できる食器洗い機を提供する。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、扉体が、前側の外郭部と、後側で前記洗浄槽の前壁となる内壁部とを組み合わせて構成されるとともに内部に内部空間を有し、前記外郭部は、不透明な樹脂で成形されたベース部品と、前記ベース部品の所定範囲の前面に覆い重なるように配設される透明な樹脂で成形された外観部品とを有し、前記外観部品は、少なくとも上部の上側端部が前記ベース部品に当接するように固定され、第1の隙間が前記上側端部と前記ベース部品との当接により形成され、第2の隙間が前記透明部品と重なる前記ベース部品の前面に形成され、前記第1の隙間は、前記扉体の前記内部空間に連通するように構成されたことを特徴とする。
この構成よって、第1の隙間から水分が浸入したとしても、水分は扉体の内部空間まで浸入するだけで、第2の隙間には直接浸入しない。これにより、外気温の変化などがあっても、透明な外観部品の裏面に結露することが抑制される。そして、余分な防水部品や印刷などが不要であり、コストの上昇を防止するとともに、簡易な構成で組立性の向上を図ることができる。
簡易な構成で第1の隙間から浸入した水分が第2の隙間に直接浸入しないようにして、外観部品の裏面に結露することを防止し、高い意匠性を実現可能な食器洗い機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の斜視図 本実施の形態における食器洗い機の側面断面図 本実施の形態における食器洗い機の扉体が閉塞された状態における上扉体下部と下扉体上部の要部側面断面図 本実施の形態における食器洗い機の下扉体の分解斜視図 本実施の形態における食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図 本実施の形態における食器洗い機の下扉体のベース部の裏側上部を下から見た要部斜視図 実施の形態2における食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図 従来の食器洗い機の側面断面図 従来の食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図
第1の発明の食器洗い機は、筐体と、前部に開口部を有し前記筐体内に設けられる洗浄槽と、前記開口部を閉塞する扉体とを備え、前記扉体は、前側の外郭部と、後側で前記洗
浄槽の前壁となる内壁部とを組み合わせて構成されるとともに内部に内部空間を有し、前記外郭部は、不透明な樹脂で成形されたベース部品と、前記ベース部品の所定範囲の前面に覆い重なるように装着される透明な樹脂で成形された外観部品とを有し、前記外観部品は、少なくとも上部の上側端部が前記ベース部品に当接するように固定され、第1の隙間が前記上側端部と前記ベース部品との当接により形成され、第2の隙間が前記透明部品と重なる前記ベース部品の前面に形成され、前記第1の隙間は、外部から前記扉体の前記内部空間に連通するように構成されたことを特徴とするものである。
この構成によって、第1の隙間から水分が浸入したとしても、水分は扉体の内部空間まで浸入するだけで、第2の隙間には直接浸入しない。これにより、外気温の変化などがあっても、透明な外観部品の裏面に結露することが抑制される。そして、余分な防水部品や印刷が不要であり、コストの上昇を防止するとともに、簡易な構成で組立性の向上を図ることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記外観部品の前記上側端部の近傍に実質的に全幅にわたって突出した挿入部が形成され、前記ベース部品は、前記挿入部が挿入されるスリットを備え、前記スリットは前記内部空間に貫通し、前記挿入部が前記スリットに挿入されたとき、前記挿入部は前記スリットから前記内部空間に突出するように構成されたものである。これによって、前記第1の隙間は、外部から前記扉体の前記内部空間に連通するとともに、突出した挿入部が第1の隙間と第2の隙間との空間距離を大きくする。したがって、第1の隙間へ浸入した水分は確実に内部空間に導かれ、第2の隙間へ浸入することをより効果的に防止することができる。
第3の発明は、特に第2の発明において、前記スリットを跨ぐリブが形成され、前記リブは、挿入された前記挿入部の先端を回り込むように形成されたものである。これによって、挿入部とスリットを分割せずに連続して形成することができる。また、スリットを補強して隙間の寸法を維持することができる。
第4の発明は、特に第1〜第3のいずれかの発明において、前記扉体は、前記内部空間に浸入した水分を排出する排出口を有するものである。これによって、第1の隙間から内部空間に水分が浸入したとしても、速やかに排出することができる。
第5の発明は、特に第1〜第4のいずれかの発明において、さらに、前記第1の隙間にシール部材が設けられ、前記第1の隙間が外部から前記扉体の前記内部空間に連通している状態を妨げるように構成されたものである。これによって、外部から第1の隙間を通じて浸入してきた水分は、内部空間に浸入することが抑制される。したがって、第2の隙間に水分が浸入して外観部品16の裏面に結露が生じることをさらに防止することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5のいずれかの発明において、さらに、前記第2の隙間にシール部材が設けられたものである。これによって、第2の隙間に水分が浸入して外観部品16の裏面に結露が生じることをさらに防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図6は、本発明の実施の形態1における食器洗い機を示す。この食器洗い機は、キッチンカウンタの上などに設置される卓上型食器洗い機である。図面の符号は、従来の技術で示したものと同じ構成は同じ符号を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における食器洗い機の斜視図である。図2は、本実施の形態における食器洗い機の側面断面図である。図3は、本実施の形態における食器洗い機の扉体が閉塞された状態における上扉体下部と下扉体上部の要部側面断面図である。
図1〜図3に示されるように、食器洗い機は、筐体1内に食器類2を収容する洗浄槽3が設けられ、前面に食器類2が出し入れされる開口部3aを有する。この開口部3aを開閉する扉体4が、上扉体4aと下扉体4bとに上下に2分割して配設されている。上扉体4aは筐体1の上方に開き、下扉体4bは下端を軸にして前方に開く。上扉体4aの下端にはシール部品4cが取り付けられている。シール部品4cは、洗浄槽3内で噴射される洗浄水、および洗浄水が加熱されて発生する蒸気を外部に漏らさないよう上扉体4aと下扉体4bとの間をシールする。
洗浄槽3内には、食器類2が戴置される食器かご5が上下2段に設けられている。それぞれの食器かご5の下側に洗浄ノズル6が設けられている。洗浄槽3の下側には、水道に接続されて洗浄水を供給する給水装置7と、洗浄槽3に溜められた洗浄水を加圧して洗浄ノズル6に送水する洗浄ポンプ8と、洗浄槽3内に外気を導入する送風装置9とが配設されている。洗浄ノズル6は、洗浄ポンプ8に接続され、回転しながら加圧された洗浄水を食器類2に向けて噴射する。ヒータ10が洗浄槽3内の底部に配設されている。ヒータ10は、洗い工程において循環する洗浄水を加熱し、乾燥工程において送風装置9によって送風される空気を加熱する。
また、制御装置11が扉体4の下方に設けられている。制御装置11は、給水装置7、洗浄ポンプ8、送風装置9、ヒータ10などを制御し、食器洗い機の一連の洗浄運転を実行する。
上扉体4aおよび下扉体4bの構成を図3〜図6を参照しながら詳細に説明する。図4は、本実施の形態における食器洗い機の下扉体の分解斜視図である。図5は、本実施の形態における食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図である。図6は、本実施の形態における食器洗い機の下扉体のベース部の裏側上部を下から見た要部斜視図である。なお、図4〜図6に下扉体4bを示してこれに基づいて説明するが、上扉体4aも基本的には下扉体4bと同様に構成されている。
図3〜図5に示されるように、扉体4は、前側の外郭部12と、後側で洗浄槽3の前壁となる内壁部13とを組み合わせて内部に内部空間14を有するように構成されている。外郭部12は、不透明なABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)などの樹脂で成形されたベース部品15と、ベース部品15の前面に覆い重なるように装着される透明なABSなどの樹脂で成形された外観部品16とを有している。外観部品16は、少なくとも上部の上側端部16aがベース部品15の上側端部15aに前後方向に当接するように固定されている。
外観部品16の上側端部16aの下部に全幅にわたって後方向へ突出した挿入部17が形成されている。ベース部品15は、上側端部15aの下部に挿入部17が挿入されるスリット18を備えている。スリット18は外部から内部空間14に貫通している。挿入部17が後方向へスリット18に挿入されると、その先端17aがスリット18の後端より内部空間14に突出する。そして、係合部17bがベース部品15に係止されることによって、容易には抜けないように構成されている。
また、図3および図6に示されるように、スリット18の幅方向の所定の位置に、スリット18を跨ぐリブ19が形成されている。リブ19は、挿入された挿入部17の先端1
7aを回り込むように形成されている。これによって、挿入部17とスリット18を幅方向で分割せずに連続して形成することができる。また、スリット18を補強して隙間の寸法を維持することができる。なお、リブ19と先端17aとは当接していないことが望ましいが、これに限られるものではない。
挿入部17がスリット18に挿入されると、外観部品16は上側端部16aがベース部品15に当接するとともに、挿入部17の上面がベース部品15に当接するか、もしくは微小な隙間寸法で保持される。このようにして、上側端部16aから先端17aにかけて第1の隙間20が形成される。第1の隙間20は、ABSなどの一般的な樹脂で成形された外観部品16とベース部品15とが当接しているだけなので、水分を通さないほどのシール性はなく、水分が毛細管現象で通過したり、水蒸気が通過したりする程度の微小な隙間寸法を有する。そして、第1の隙間20は、外部から扉体4の内部空間14に連通し、内部空間14に開放されている。
さらに、外観部品16がベース部品15の前面に覆い重なるように装着されると、ベース部品15の前面と外観部品16の裏面との間に第2の隙間21が形成される。第2の隙間21の寸法は、例えば1mm〜2mmである。この寸法は、第1の隙間20が当接している状態と比較すると大きいが、内部空間14と比較すると小さい。また、第2の隙間21が内部空間14と連通する連通部22は、スリット18に挿入部17が挿入されたあと、挿入部17の下面との間に残った隙間であり、隙間寸法は小さい。
食器洗い機が使用されるとき、使用者が食器類2を洗浄槽3内に戴置しようとして扉体4に水滴を落したり、洗浄運転中に上扉体4aと下扉体4bとのシール部品4cの隙間から洗浄水や蒸気が漏れたりすることがある。また、使用者が洗浄運転を一時停止して、扉体4を開閉したときなどにも洗浄水が外部に漏れることがある。このような水分が、下扉体4bを構成する外観部品16とベース部品15とが当接している第1の隙間20にかかると、毛細管現象などによって内部に水分が浸入する場合がある。特に、外部に漏れる洗浄水や水蒸気は外気に比べ高温であり、さらに洗浄水は洗剤を含んでいるので、毛細管現象が発生しやすく隙間に浸入しやすい。
ただし、ベース部品15と外観部品16とは当接しているため、水分が第1の隙間20から浸入したとしてもその量はわずかであり、下扉体4bの内部空間14の体積に比べて十分に少ない。その上、結露で問題となる外観部品16の裏面となる第2の隙間21へ内部空間14から通じる連通部22はわずかな隙間寸法しかない。このため、第2の隙間21に水分が浸入することが抑制される。したがって、外観部品16の裏面に結露が生じることを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態において、第1の隙間20は、扉体4の上部から内部空間14に連通して一旦開放されており、外観部品16の裏面である第2の隙間21に直接連通しないように構成されている。したがって、従来の隙間が連通した構成のように、接着剤やスポンジなどの防水部品を必要としない。このため、透明な外観部品16から防水部品が見えないように、外観部品16に印刷を施したり外観部品16の透明度を下げたりすることが不要であり、簡易な構成で高い意匠性を実現できる。また、余分なコスト上昇もなく、組立性や組立管理も容易になり結露の問題だけでなく、その他の品質の問題も発生しにくい。
なお、本実施の形態において、スリット18のリブ19が挿入部17の先端17aを回り込むように形成され、挿入部17は全幅にわたって形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、スリット18を分割するようにリブを設けてもよく、その場合は挿入部も分割されることになる。このような形態ではリブが少ないことが望ましいが、
挿入部17が実質的に全幅にわたって形成されていればよい。
また、挿入部17が前方から後方向へ挿入されるように挿入部17とスリット18が形成されているが、例えば、上方から挿入するように形成され、前方にずれたり外れないように構成されてもよい。
さらに、本実施の形態では、扉体の上側について挿入部17が形成されるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、水滴が側面に流れて浸入するようであれば、側面も上側と同様に挿入部17が形成され、隙間が連続しないように構成されれば、外観部品16の裏面の結露を防止する効果がより向上する。
また、内部空間14がベース部品15と外観部品16とで形成されるようにしたが、ベース部品15に独立した内部空間14が設けられ、第1の隙間20がこの内部空間14に連通するように構成されてもよい。内部空間14の体積は、第2の隙間21の体積との兼ね合いもあり、実験などを通じて適切な大きさに形成されればよい。
また、外観部品16は必ずしも扉体4の前面全体に装着されるとは限らず、部分的に装着される場合も含まれる。
また、扉体の内部空間の底部などに水分の排出口が設けられていてもよい。これによって、万一、想定以上の水分が第1の隙間から内部空間に浸入したとしても、速やかに排出することができる。
(実施の形態2)
本施の形態において、実施の形態1の構成の効果をさらに増強する構成について説明する。図7は、本実施の形態における食器洗い機の下扉体上部の断面斜視図である。
図7は、図5で示された構成において、第1の隙間20に上シール部品23が設けられ、第2の隙間の入口に下シール部品24が設けられている。上シール部品23は、挿入部17の上面、またはベース部品15の下面などのいずれに設けられていてもよい。下シール部品24は、挿入部17の下面、またはベース部品15の上面などのいずれに設けられていてもよい。
挿入部17がスリット18に挿入されると、外観部品16は上側端部16aがベース部品15の上側端部15aに当接する。そして第1の隙間20は、上シール部品23によりシールされ、外部から内部空間14へ連通することが妨げられる。これによって、外部から第1の隙間20を通じて浸入してきた水分は、内部空間14に浸入することが抑制される。したがって、第2の隙間21に水分が浸入することがさらに抑制される。したがって、外観部品16の裏面に結露が生じることをさらに防止することができる。
また、挿入部17がスリット18に挿入されると、第2の隙間21の連通部22は、下シール部品24によりシールされ、内部空間14から第2の隙間21へ連通することが妨げられる。したがって、第2の隙間21に水分が浸入することがさらに抑制される。したがって、外観部品16の裏面に結露が生じることをさらに防止することができる。
なお、扉体4は、外郭部12と内壁部13との当接部に第3の隙間25を有する。したがって、水分が第3の隙間25を介して内部空間14に浸入する場合がある。下シール部品24は、第3の隙間25から浸入してきた水分が第2の隙間21に浸入することも抑制することができる。
以上説明したように、少なくとも、第1の隙間20に設けられる上シール部品23、または、第2の隙間21の連通部22に設けられる下シール部品24のいずれかが設けられることにより、実施の形態1における結露防止の効果をさらに増強することができる。なお、上シール部品23または下シール部品24のシール性は完全であることが望ましいが、少しでも連通を妨げて水分が通過することを抑制すれば結露防止の効果は向上する。
なお、上シール部品23または下シール部品24により部品数が増加する。しかしながら、これらは扉体4の内部に設けられるため、透明な外観部品16を介して見えることはない。このため、外観部品16に印刷を施したり外観部品16の透明度を下げたりすることは不要である。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、扉体の前面に透明な外観部品を簡易な構成で設けることによって高い意匠性を実現できるとともに外観部品の裏面に結露することを防止することができるため、透明な外観部品を用いる水使用機器などに有用である。
1 筐体
2 食器類
3 洗浄槽
3a 開口部
4 扉体
4a 上扉体
4b 下扉体
4c シール部品
5 食器かご
6 洗浄ノズル
7 給水装置
8 洗浄ポンプ
9 送風装置
10 ヒータ
11 制御装置
12 外郭部
13 内壁部
14 内部空間
15 ベース部品
15a 上側端部
16 外観部品
16a 上側端部
17 挿入部
17a 先端
17b 係合部
18 スリット
19 リブ
20 第1の隙間
21 第2の隙間
22 連通部
23 上シール部品
24 下シール部品
25 第3の隙間

Claims (6)

  1. 筐体と、前部に開口部を有し前記筐体内に設けられる洗浄槽と、前記開口部を閉塞する扉体とを備え、前記扉体は、前側の外郭部と、後側で前記洗浄槽の前壁となる内壁部とを組み合わせて構成されるとともに内部に内部空間を有し、前記外郭部は、不透明な樹脂で成形されたベース部品と、前記ベース部品の所定範囲の前面に覆い重なるように装着される透明な樹脂で成形された外観部品とを有し、前記外観部品は、少なくとも上部の上側端部が前記ベース部品に当接するように固定され、第1の隙間が前記上側端部と前記ベース部品との当接により形成され、第2の隙間が前記外観部品と重なる前記ベース部品の前面に形成され、
    前記第1の隙間は、外部から前記扉体の前記内部空間に連通するように構成されたことを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記外観部品の前記上側端部の近傍に実質的に全幅にわたって突出した挿入部が形成され、
    前記ベース部品は、前記挿入部が挿入されるスリットを備え、前記スリットは前記内部空間に貫通し、
    前記挿入部が前記スリットに挿入されたとき、前記挿入部は前記スリットから前記内部空間に突出するように構成された請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記スリットを跨ぐリブが形成され、前記リブは、挿入された前記挿入部の先端を回り込むように形成された請求項2に記載の食器洗い機。
  4. 前記扉体は、前記内部空間に浸入した水分を排出する排出口を有する請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の食器洗い機。
  5. さらに、前記第1の隙間にシール部材が設けられ、前記第1の隙間が外部から前記扉体の前記内部空間に連通している状態を妨げるように構成された請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の食器洗い機。
  6. さらに、前記第2の隙間にシール部材が設けられた請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の食器洗い機。
JP2015038463A 2015-02-27 2015-02-27 食器洗い機 Active JP6531276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038463A JP6531276B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 食器洗い機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015038463A JP6531276B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 食器洗い機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016158746A true JP2016158746A (ja) 2016-09-05
JP6531276B2 JP6531276B2 (ja) 2019-06-19

Family

ID=56845856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015038463A Active JP6531276B2 (ja) 2015-02-27 2015-02-27 食器洗い機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6531276B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019030518A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019213112A1 (de) * 2019-08-09 2021-02-11 BSH Hausgeräte GmbH Haushaltsgeschirrspülmaschine mit einer ein oberes, separat aufschwenkbares Türteil aufweisenden Gesamttür

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0896610A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2000051133A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Toshiba Corp 食器洗浄機
US20030205954A1 (en) * 2001-08-15 2003-11-06 Oyler Max Douglas Dishwasher door assembly
JP2004325011A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Toshiba Corp 冷蔵庫扉
JP2007007282A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗い機
JP2012217533A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Panasonic Corp ドラム式洗濯機
JP2013255615A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Panasonic Corp 食器洗い機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0896610A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2000051133A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Toshiba Corp 食器洗浄機
US20030205954A1 (en) * 2001-08-15 2003-11-06 Oyler Max Douglas Dishwasher door assembly
JP2004325011A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Toshiba Corp 冷蔵庫扉
JP2007007282A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗い機
JP2012217533A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Panasonic Corp ドラム式洗濯機
JP2013255615A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Panasonic Corp 食器洗い機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019030518A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6531276B2 (ja) 2019-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3331414B1 (en) Dishwasher
US10251529B2 (en) Dishwasher
WO2017107940A1 (zh) 一种滚筒洗衣机
JP2010063522A (ja) ドラム式洗濯機
US10939797B2 (en) Dishwasher
KR20170096314A (ko) 세탁기 및 세탁기의 세제박스
JP2016158746A (ja) 食器洗い機
KR20170133780A (ko) 드럼 세탁기용 내부 도어 조립체, 도어, 및 이를 구비한 드럼 세탁기
JP2016158747A (ja) 食器洗い機
JP6378940B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6719049B2 (ja) 洗濯機
CN214033053U (zh) 洗衣机
JP7228993B2 (ja) 食器洗い機
US8596097B2 (en) Washing machine
KR20230046527A (ko) 전면 개폐 도어 어셈블리를 구비한 가전제품
JP7021923B2 (ja) 洗濯機
CN112281417A (zh) 洗衣机
KR200465498Y1 (ko) 세탁기의 세제공급장치
JP2669056B2 (ja) 食器洗い機
KR20030068301A (ko) 세탁기의 김서림방지형 투명도어조립체
JP5303619B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3441953B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP6389705B2 (ja) 洗濯機
JP6271786B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR20080098877A (ko) 세탁기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181116

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6531276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151