JP6378940B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機としては、特開2006−75478号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このドラム式洗濯機は、水槽と、ドラムと、洗濯処理剤溶液(例えば洗剤を含む水)を水槽内に供給するための第1の給水弁と、水をドラム内に供給するための第2の給水弁とを備えている。そして、上記ドラム式洗濯機は、まず、第1の給水弁を開いて水槽内に洗濯処理剤溶液を供給し、洗濯物を収容したドラムを所定時間回転させた後、第2の給水弁を開いてドラム内に水を供給している。
特開2006−75478号公報
しかしながら、上記従来のドラム式洗濯機では、ドラム内の洗濯物に洗濯処理剤溶液が浸透する前にドラムを回転させるので、洗濯物が傷んだり、洗濯物を洗濯する洗濯性能が低いという問題がある。
そこで、本発明の課題は、洗濯処理剤溶液を洗濯物に早く浸透させることができて、ドラムを回転させるときに洗濯物が傷むのを防止できると共に、洗濯性能を向上できるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドラム式洗濯機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
上記洗濯物を洗濯処理するための洗濯処理剤を収容する収容ケースと、
上記収容ケースに水を供給する収容ケース給水経路を開閉する給水弁と、
上記収容ケースから洗濯処理剤溶液を上記水槽内に供給する水槽給水経路と、
上記収容ケースから上記洗濯処理剤溶液を上記ドラム内に供給するドラム給水経路と
を備え
上記収容ケースの底面には、下方に向かって突出しかつ上記洗濯処理剤溶液を一時的に貯水可能な凹部が形成され、
上記凹部の底面には、上記ドラム給水経路の一端が接続され、上記凹部に貯水された上記洗濯処理剤溶液が、上記ドラム給水経路を介して上記ドラム内に供給されることを特徴としている。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記凹部の底面が水平方向に延びており、上記凹部の底面の一部にドラム給水開口部が設けられ、上記ドラム給水開口部に上記ドラム給水経路の一端が接続されている。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記収容ケース給水経路の一端には、上記外箱外の水を給水するための給水口が設けられ、
上記収容ケースは、上記収容ケース給水経路の他端と連通する取水開口部を有し、
上記取水開口部の開口面積は、上記給水口の開口面積よりも小さい。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記収容ケースは、上記外箱内に設けられると共に、
上記外箱の天面側が開口する本体部と、
上記本体部の開口を開閉可能な蓋部と
を有している。
本発明のドラム式洗濯機は、洗濯開始直後から洗濯処理剤溶液を水槽給水経路を介して水槽内に供給すると共にドラム給水経路を介してドラム内に供給できる。したがって、洗濯処理剤溶液を洗濯物に早く浸透させることができて、ドラムを回転させるときに洗濯物が傷むのを防止できると共に、洗濯性能を向上できる。
図1は本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の概略斜視図である。 図2は図1のII−II線矢視の模式断面図である。 図3は上記ドラム式洗濯機の外箱を外した要部を斜め下方から見た斜視図である。 図4は上記ドラム式洗濯機の収容ケースの蓋部を開状態にしたときのドラム式洗濯機の概略斜視図である。 図5は上記収容ケースを斜め上方から見た斜視図である。 図6は上記収容ケースの平面図である。 図7は上記収容ケースから洗剤投入ケースを取り外したときの収容ケースを斜め上方から見た斜視図である。 図8は上記収容ケースから洗剤投入ケースを取り外したときの収容ケースの平面図である。 図9は上記収容ケースを斜め下方からみた斜視図である。 図10は上記収容ケースの側面図である。
以下、本発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を斜め上方から見た概略斜視図である。
図1に示すように、上記ドラム式洗濯機は、外箱開口部11を前面部に有する外箱1を備えている。
上記外箱開口部11は、外箱1にヒンジで回動自在に取り付けられたドア12で開閉されるようになっている。このドア12の一部は、ドラム3内を視認できるようにガラス等の透明部材から成っている。
また、外箱1の前面上部には、操作表示部13が設けられている。操作表示部13は、運転内容を決定するための複数の操作キーや、操作キーによって決定された運転内容を表示する表示部を有する。この操作表示部13への入力により、上記ドラム式洗濯機が洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などを行う。
図2は、図1のII−II線矢視の概略断面図である。
図2に示すように、上記ドラム式洗濯機は、外箱1内に配置された水槽2と、水槽2内に回転可能に配置され、衣類等の洗濯物5を収容するドラム3と、外箱1内に設けられ、洗濯処理剤を収容する収容ケース4と、収容ケース4に水を供給する収容ケース給水経路51を開閉する給水弁61と、収容ケース4から洗濯処理剤溶液または水を水槽2内に供給する水槽給水経路52と、収容ケース4から洗濯処理剤溶液または水をドラム3内に供給するドラム給水経路53とを備えている。ここで、洗濯処理剤は、洗濯物を洗濯処理するためのものであり、具体的には、洗剤、柔軟剤、漂白剤等である。
水槽2は、有底筒形状になっており、底部すなわち後部が、前部より下がるように傾斜している。水槽2は、水槽2の後部の下方に設けられたサスペンション16によって弾性支持されている。水槽2の前部には、外箱開口部11に対向して開口する水槽開口部21が設けられている。水槽2の後面(底部外面)にはメインモータ17が取り付けられている。このメインモータ17によって、ドラム3を回転させるようになっている。
ドラム3は、有底円筒形状になっており、底部すなわち後部が、前部より下がるように傾斜している。ドラム3の前部には、水槽開口部21に対向して開口するドラム開口部31が設けられている。また、ドラム3の周壁の全域には、複数の貫通孔32(図2では6個のみ図示する)が設けられている。
貫通孔32は、水槽2とドラム3との間の空間と、ドラム3内の空間との間で洗濯処理剤溶液や水、空気を流通させる。例えば、水槽2内に供給された洗濯処理剤溶液は、貫通孔32を通ってドラム3内に入る。
水槽開口部21には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体からなるパッキン25が固着されている。これにより、ドア12を閉じると、ドア12がパッキン25に密着するから、水槽2内の液体が水槽2外へ漏れ出るのを防ぐことができる。
パッキン25は外箱開口部11と水槽開口部21とを接続しており、このパッキン25の内側の空間を洗濯物5が通過する。つまり、パッキン25は、洗濯物5を出し入れするアクセス路を形成する。また、パッキン25には蛇腹等が設けられ、水槽2の揺動に応じてたわみを生じて追従するようになっている。
収容ケース4は、外箱1の天面部の前部に位置すると共に水槽2の前部の上方に位置している。収容ケース4は、外箱1の天面側に開口部を有する本体部41と、本体部41の開口部を覆う蓋部42とを有している。本体部41の底面には下方に向かって突出した凹部43が形成されている。
収容ケース給水経路51は、第1経路511と第2経路512とを有している。第1経路511および第2経路512は、給水弁61によって分岐されている。給水弁61は、第1経路511および第2経路512を開閉するようになっている。より詳しくは、給水弁61は、第1経路511または第2経路512のどちらか一方のみを開くことができる。また、給水弁61は、第1経路511および第2経路512を両方とも開いたり、または閉じたりできるようになっている。
収容ケース給水経路51の一端には、外箱1外の水を給水するための給水口51Aが設けられている。この給水口51Aは、外箱1の天面部の後部に設けられた給水部15と連通している。この給水部15には、具体的には、水道の蛇口(図示せず)からの水道水が供給される。収容ケース給水経路51の他端、すなわち第1経路511の一端と第2経路512の一端とは、収容ケース4の本体部41と連通している。
水槽給水経路52は、一端が収容ケース4の本体部41と連通し、他端が水槽2と連通している。
ドラム給水経路53は、一端が収容ケース4の本体部41の凹部43と連通し、他端にシャワーノズル531が設けられている。このシャワーノズル531は、先端部がドラム開口部31に対向するように水槽開口部21の上縁部に取り付けられ、斜め下方に向かって洗濯処理剤溶液または水をシャワー状に噴射するようになっている。例えば洗い工程やすすぎ工程では、このシャワー状に噴射された洗濯処理剤溶液または水は、ドラム開口部31からドラム3内に入って洗濯物5に降りかかる。
なお、上記ドラム式洗濯機は、脱水工程や乾燥工程なども行うが、本発明の要旨とは関係しないので、これらについての構成および動作の説明は省略する。
図3は、上記ドラム式洗濯機の外箱1を外した要部を斜め下方から見た斜視図である。図3は、図2と同一構成部に同一参照番号を付している。
図3に示すように、給水部15は、給水弁61を介して、収容ケース給水経路51の第1経路511を構成する主給水管71と、収容ケース給水経路51の第2経路512を構成する副給水管72とに接続されている。主給水管71の一端および副給水管72の一端は、収容ケース4の本体部41に接続されている。給水弁61は電磁弁である。給水弁61を切り替えることによって、水道の蛇口からの水道水は、主給水管71または副給水管72のどちらか一方、または、主給水管71および副給水管72の両方を通って、本体部41に導入される。
本体部41の後部には、水槽給水経路52を構成する水槽管73の一端が接続されている。水槽管73の他端は、水槽2の後部に接続されている。
本体部41の凹部43の底面には、ドラム給水経路53を構成するドラム管74の一端が接続されている。ドラム管74の他端は、水槽2の前部であって水槽開口部21の近傍に接続されている。
水槽管73の内径は、ドラム管74の内径よりも大きいので、水槽管73の圧力損失はドラム管74の圧力損失よりも小さい。このため、収容ケース4の本体部41から水槽管73を介して水槽2に供給される洗濯処理剤溶液または水の量は、本体部41からドラム管74を介してドラム3に供給される洗濯処理剤溶液または水の量よりも多くなる。
図4は、収容ケース4の蓋部42を開状態にしたときのドラム式洗濯機の概略斜視図である。図4は、図1と同一構成部に同一参照番号を付している。
図4に示すように、収容ケース4の本体部41の開口部は、収容ケース4の本体部41にヒンジで回動自在に取り付けられた蓋部42によって開閉されるようになっている。本体部41は、上面、すなわち外箱1の天面側が開口した矩形箱形状になっている。本体部41は、洗剤を収容するための洗剤収容室41aと柔軟剤を収容するための柔軟剤収容室41bとを有している。
図5は、収容ケース4の本体部41を斜め上方から見た斜視図である。また、図6は、本体部41の平面図である。
図5および図6に示すように、本体部41の凹部43は、本体部41の洗剤収容室41aの底部に位置している。この凹部43の底面には、ドラム給水開口部411が設けられている。洗剤収容室41aは、柔軟剤収容室41bよりも前方側に位置している。洗剤収容室41aと柔軟剤収容室41bとは、本体部41の内側に設けられた洗剤投入ケース81によって形成されている。
洗剤投入ケース81は、本体部41に対して着脱可能に取り付けられている。洗剤投入ケース81は、仕切部81aを有している。この仕切部81aは、洗剤収容室41aと柔軟剤収容室41bとの間に位置して、洗剤収容室41aと柔軟剤収容室41bとを分けている。
図7は、収容ケース4の本体部41から洗剤投入ケース81を取り外したときの本体部41を斜め上方から見た斜視図である。また、図8は、本体部41から洗剤投入ケース81を取り外したときの本体部41の平面図である。
図7に示すように、本体部41の右側面には、主取水開口部412と副取水開口部413とが設けられている。
主取水開口部412は、副取水開口部413よりも前方に位置している。主取水開口部412の直径は10mmであり、主取水開口部412の開口面積は、収容ケース給水経路51(図2参照)の給水口51Aの開口面積よりも小さい。この主取水開口部412を介して、主給水管71(図3参照)の一端は、洗剤収容室41aと連通している。
副取水開口部413の直径は5mmである。副取水開口部413を介して、副給水管72(図3参照)の一端は、柔軟剤収容室41bと連通している。
図7および図8に示すように、本体部41の後面には、前方に向かって突出する水槽給水開口部414が設けられている。この水槽給水開口部414は、管状になっている。
図9は、本体部41を斜め下方からみた斜視図である。また、図10は、本体部41の右側側面図である。
図9および図10に示すように、ドラム給水開口部411は、管状になっていて、本体部41の凹部43の底面から下方に向かって突出している。ドラム給水開口部411には、ドラム管74(図3参照)の一端が接続されている。主取水開口部412と副取水開口部413とは、管状になっていて、本体部41の右側面から右方に向かって突出している。主取水開口部412には、主給水管71(図3参照)の一端が接続されている。副取水開口部413には、副給水管72(図3参照)の一端が接続されている。水槽給水開口部414は、本体部41の後面から後方に向かって突出している。水槽給水開口部414には、水槽管73(図3参照)の一端が接続されている。
以下、上記ドラム式洗濯機の洗い工程およびすすぎ工程時の動作について説明する。
まず、ドア12を開け、ドラム3の中に洗濯物5を入れる。そして、収容ケース4の本体部41の洗剤収容室41aの中に洗剤を入れる。また、本体部41の柔軟剤収容室41bの中に柔軟剤を入れる。
次に、ドア12を閉じ、操作表示部13を操作して、上記ドラム式洗濯機の運転モードの選定を行なってから、上記ドラム式洗濯機の動作をスタートさせる。
次に、給水弁61が開かれて、収容ケース給水経路51の第1経路511を介して収容ケース4の本体部41の洗剤収容室41a内へ給水が行われる。水は、本体部41内で洗剤を溶かし込んで洗剤溶液となる。この洗剤溶液は、水槽給水経路52を介して水槽2に供給されると共に、ドラム給水経路53を介してシャワーノズル531からドラム3内の洗濯物5に注がれる。水槽2の水位センサ(図示しない)が設定水位を検知したら給水弁61は閉じる。そして洗い工程が開始される。
上記洗い工程では、ドラム3が回転して、ドラム3内の洗濯物5を洗濯する。その後、排水ポンプ(図示せず)がONされて、水槽2内の洗剤溶液が機外に排水される。そしてすすぎ工程が開始される。
上記すすぎ工程では、給水弁61が再び開かれて、収容ケース給水経路51の第2経路512を介して柔軟剤収容室41b内へ給水が行われる。また、収容ケース給水経路51の第1経路511を介して洗剤収容室41a内へも給水が行われる。水は、本体部41内で柔軟剤を溶かし込んで柔軟剤溶液となる。この柔軟剤溶液は、水槽給水経路52を介して水槽2に供給されると共に、ドラム給水経路53を介してシャワーノズル531からドラム3内の洗濯物5に注がれて、すすぎ工程が行われる。
なお、上記ドラム式洗濯機は、脱水工程や乾燥工程なども行うが、本発明の要旨とは関係しないので、これらについての構成および動作の説明は省略する。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、収容ケース4から洗剤溶液や柔軟剤溶液などの洗濯処理剤溶液が、水槽給水経路52を介して水槽2内に供給されると共に上記ドラム給水経路53を介してドラム3内に供給される。このため、洗濯開始直後から洗濯処理剤溶液をドラム3内の洗濯物5に供給できるので、洗濯処理剤溶液を水槽2内に供給し、その後、水をドラム3内に供給する場合に比べて、洗濯処理剤溶液を洗濯物5に早く浸透させることができる。したがって、ドラム3を回転させるときに洗濯物5が傷むのを防止できると共に、洗濯性能を向上できる。また、洗濯時間を短縮することができる。
また、洗濯物5をすすぐとき、水をドラム3内に供給することによって、ドラム3に貼り付いた洗濯物5をドラム3からはがし落とすことができて、すすぎ性能を向上できる。
また、仮に洗濯処理剤溶液を収容ケースから水槽給水経路を介して水槽内に供給し、水を給水口からドラム給水経路を介してドラム内に供給するとき、水槽給水経路とドラム給水経路とのそれぞれに給水弁が必要となる。これに対して、収容ケース給水経路51の給水弁61を開いて、収容ケース給水経路51を介して収容ケース4内に水を供給することによって、洗濯処理剤溶液を水槽2内とドラム3内との両方に供給できる。したがって、収容ケース給水経路51に1つの給水弁61を設けるだけでよいので、上記ドラム式洗濯機の構成を簡単にできる。
また、収容ケース4の凹部43とドラム給水経路53の一端とが連通しているので、凹部43に溜まった洗濯処理剤溶液がドラム給水経路53に流れ込む。したがって、仮にドラム給水経路53を細くしても、一定量の洗濯処理剤溶液をドラム3内の洗濯物5に確実に供給できる。
また、主取水開口部412の開口面積は、給水口51Aの開口面積よりも小さいので、主取水開口部412から収容ケース4に供給される水の水圧は、給水口51Aに供給される水の水圧よりも高くなる。このため、主取水開口部412から供給される水によって、収容ケース4内に収容されている例えば粉末状の洗濯処理剤を、より十分に、かつ、短時間で水に溶かして、洗濯処理剤溶液を生成できる。したがって、粉末状の洗濯処理剤が水に溶けずに収容ケース4内に溶け残るのをより確実に防止できる。
また、収容ケース4は、外箱1内に設けられ、収容ケース4の本体部41は、外箱1の天面側に開口部を有する一方、収容ケース4の蓋部42が、本体部41の開口部を開閉できる。このため、蓋部42によって本体部41の開口部を開け、上記開口部を介して外箱1の天面側から本体部41に洗濯処理剤を収容できる。これにより、例えば収容ケース4を外箱1から外箱1の前方に引き出して、洗濯処理剤を収容ケース4に収容する必要がなくなる。したがって、外箱1の前面部のうち収容ケース4のためスペースに例えば操作表示部13を設けることができるので、操作表示部13の面積を大きくすることができて、操作表示部13の操作ボタンや表示文字を大きくすることができる。
次に、第1実施形態の変形例(第2実施形態〜第10実施形態)について説明する。
上記第1実施形態では、収容ケース4の本体部41の底面に凹部43を設け、この凹部43とドラム給水経路53の一端とが連通していたが、第2実施形態では、本体部の底面に凹部を設けず、ドラム給水経路の一端が本体部の底面と連通している。なお、ドラム給水経路の一端が水槽給水経路と連通していてもよい。
また、上記第1実施形態では、収容ケース4の本体部41の右側面に、主取水開口部412と副取水開口部413とが設けていたが、第3実施形態では、本体部に取水開口部を3個設けている。なお、本体部に取水開口部を4個以上設けてもよく、1個だけ設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、収容ケース4は、外箱1内に設けられ、収容ケース4の本体部41は、外箱1の天面側に開口部を有する一方、収容ケース4の蓋部42が、本体部41の開口部を開閉できるようになっていた。しかしながら、第4実施形態では、収容ケースが外箱から外箱の前方に引き出し可能になっている。
また、上記第1実施形態では、収容ケース4の本体部41は、洗剤収容室41aと柔軟剤収容室41bとを有していた。しかしながら、第5実施形態では、本体部は、粉末洗剤を収容するための粉末洗剤収容室と、液体洗剤を収容するための液体洗剤収容室と、柔軟剤収容室とを有し、粉末洗剤収容室が、本体部内で最も水と洗剤とが混ざりやすい場所に位置している。
また、上記第1実施形態では、給水部15に水道の蛇口からの水道水が供給されていたが、第6実施形態では、風呂水給水部と、この風呂水給水部から給水弁までの風呂水給水路と、この風呂水給水路に設けられた風呂水ポンプとをさらに備えている。例えば、水道水の代わりに温かい風呂水を使うことで、洗濯物の汚れ落ちがさらに良好となる。
また、上記第1実施形態では、収容ケース給水経路51は、第1経路511と第2経路512とを有し、第1経路511および第2経路512は、給水弁61によって分岐されていたが、第7実施形態では、第2経路が、第1経路の給水弁よりも下流側の位置で第1経路から分岐している。なお、収容ケース給水経路は、分岐していなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、水槽開口部21の上縁部にシャワーノズル531を1個取り付けていたが、第8実施形態では、水槽開口部の任意の縁部にシャワーノズルを取り付けられるようになっている。なお、水槽開口部の任意の縁部にシャワーノズルを複数個取り付けてもよい。
また、上記第1実施形態では、洗濯機能のみを有していたが、第9実施形態では、洗濯機能と乾燥機能とを有している。
また、上記第1実施形態では、主取水開口部412の直径は10mmであり、主取水開口部412の開口面積は、給水口51Aの開口面積よりも小さかった。また、副取水開口部413の直径は5mmであった。しかしながら、第10実施形態では、主取水開口部および副取水開口部の直径は、5mm〜50mmであり、主取水開口部の開口面積は、給水口の開口面積以上である。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第10実施形態を適宜組み合わせて、本発明の一実施形態のドラム式洗濯機としてもよい。
本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明のドラム式洗濯機は、
外箱1と、
上記外箱1内に配置された水槽2と、
上記水槽2内に回転可能に配置され、洗濯物5を収容するドラム3と、
上記洗濯物5を洗濯処理するための洗濯処理剤を収容する収容ケース4と、
上記収容ケース4に水を供給する収容ケース給水経路51を開閉する給水弁61と、
上記収容ケース4から洗濯処理剤溶液を上記水槽2内に供給する水槽給水経路52と、
上記収容ケース4から上記洗濯処理剤溶液を上記ドラム3内に供給するドラム給水経路53と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、収容ケース4から上記洗濯処理剤溶液が、水槽給水経路52を介して水槽2内に供給されると共に上記ドラム給水経路53を介してドラム3内に供給される。このため、洗濯開始直後から洗濯処理剤溶液をドラム3内の洗濯物5に供給できるので、例えば洗濯処理剤溶液を水槽2内に供給し、その後、水をドラム3内に供給する場合に比べて、洗濯処理剤溶液を洗濯物5に早く浸透させることができる。したがって、ドラム3を回転させるときに洗濯物5が傷むのを防止できると共に、洗濯性能を向上できる。また、洗濯時間を短縮することができる。
また、洗濯物5をすすぐとき、水をドラム3内に供給することによって、ドラム3に貼り付いた洗濯物5をドラム3からはがし落とすことができて、すすぎ性能を向上できる。
また、仮に洗濯処理剤溶液を収容ケース4から水槽給水経路52を介して水槽2内に供給し、水をドラム給水経路53を介してドラム3内に供給するとき、水槽給水経路52とドラム給水経路53とのそれぞれに給水弁が必要となる。これに対して、収容ケース給水経路51の給水弁61を開いて、収容ケース給水経路51を介して収容ケース4内に水を供給することによって、洗濯処理剤溶液を水槽2内とドラム3内との両方に供給できる。したがって、収容ケース給水経路51に1つの給水弁61を設けるだけでよいので、上記ドラム式洗濯機の構成を簡単にできる。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記収容ケース4の底面には凹部43が形成され、
上記凹部43と上記ドラム給水経路53の一端とが連通している。
上記実施形態によれば、収容ケース4の凹部43とドラム給水経路53の一端とが連通しているので、凹部43に溜まった洗濯処理剤溶液がドラム給水経路53に流れ込む。したがって、仮にドラム給水経路53を細くしても、一定量の洗濯処理剤溶液をドラム3内の洗濯物5に確実に供給できる。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記収容ケース給水経路51の一端には、上記外箱1外の水を給水するための給水口51Aが設けられ、
上記収容ケース4は、上記収容ケース給水経路51の他端と連通する取水開口部412を有し、
上記取水開口部412の開口面積は、上記給水口51Aの開口面積よりも小さい。
上記実施形態によれば、上記取水開口部412の開口面積は、上記給水口51Aの開口面積よりも小さいので、取水開口部412から収容ケース4に供給される水の水圧は、給水口51Aに供給される水の水圧よりも高くなる。このため、取水開口部412から供給される水によって、収容ケース4内に収容されている例えば粉末状の洗濯処理剤を、より十分に、かつ、短時間で水溶かして、洗濯処理剤溶液を生成できる。したがって、粉末状の洗濯処理剤が水に溶けずに収容ケース4内に溶け残るのをより確実に防止できる。
また、一実施形態のドラム式洗濯機では、
上記収容ケース4は、上記外箱1内に設けられると共に、
上記外箱1の天面側に開口部を有する本体部41と、
上記本体部41の開口部を開閉可能な蓋部42と
を有している。
上記実施形態によれば、収容ケース4は、外箱1内に設けられ、収容ケース4の本体部41は、外箱1の天面側に開口部を有する一方、収容ケース4の蓋部42が、本体部41の開口部を開閉できる。このため、蓋部42によって本体部41の開口部を開け、上記開口部を介して外箱1の天面側から本体部41に洗濯処理剤を収容できる。これにより、例えば収容ケース4を外箱1から外箱1の前方に引き出して、洗濯処理剤を収容ケース4に収容する必要がなくなる。したがって、外箱1の前面部のうち収容ケース4のためスペースに例えば操作表示部13を設けることができるので、操作表示部13の面積を大きくすることができて、操作表示部13の操作ボタンや表示文字を大きくすることができる。
1 外箱
2 水槽
3 ドラム
4 収容ケース
43 凹部
51 収容ケース給水経路
51A 給水口
52 水槽給水経路
53 ドラム給水経路
61 給水弁
412 主取水開口部
413 副取水開口部

Claims (4)

  1. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
    上記洗濯物を洗濯処理するための洗濯処理剤を収容する収容ケースと、
    上記収容ケースに水を供給する収容ケース給水経路を開閉する給水弁と、
    上記収容ケースから洗濯処理剤溶液を上記水槽内に供給する水槽給水経路と、
    上記収容ケースから上記洗濯処理剤溶液を上記ドラム内に供給するドラム給水経路と
    を備え
    上記収容ケースの底面には、下方に向かって突出しかつ上記洗濯処理剤溶液を一時的に貯水可能な凹部が形成され、
    上記凹部の底面には、上記ドラム給水経路の一端が接続され、上記凹部に貯水された上記洗濯処理剤溶液が、上記ドラム給水経路を介して上記ドラム内に供給されることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    上記凹部の底面が水平方向に延びており、上記凹部の底面の一部にドラム給水開口部が設けられ、上記ドラム給水開口部に上記ドラム給水経路の一端が接続されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載のドラム式洗濯機において、
    上記収容ケース給水経路の一端には、上記外箱外の水を給水するための給水口が設けられ、
    上記収容ケースは、上記収容ケース給水経路の他端と連通する取水開口部を有し、
    上記取水開口部の開口面積は、上記給水口の開口面積よりも小さいことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載のドラム式洗濯機において、
    上記収容ケースは、上記外箱内に設けられると共に、
    上記外箱の天面側に開口部を有する本体部と、
    上記本体部の開口部を開閉可能な蓋部と
    を有していることを特徴とするドラム式洗濯機。
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